福岡市
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福岡市(ふくおかし)は、九州の北部、福岡県の西部に位置する都市。福岡県の県庁所在地であり、政令指定都市となっている。
目次 |
[編集] 概要
人口約140万人を抱えており、名実共に九州第一の都市である。商業都市として有名であるが、多くの官公庁の機関や全国企業の支社なども置かれている。東京特別区を含む市人口では全国で8位で、福岡市周辺に福岡都市圏を形成する。
これは、中世よりこの地域は「博多」という街として認識されていたことや、山陽新幹線の終着駅が「博多」であり、ビジネスでも福岡へ出張することを「博多へ行く」と呼んでいた程、博多という名前が浸透していたからである。歴史的にも、明治22~23年に福岡市にするか博多市にするか、議会で議論されていたくらいである。又、福岡と博多をあわせて「福博」と呼ばれることもある。
[編集] 地理
[編集] 位置
九州の北部、日本海(博多湾・今津湾・玄界灘)に面した半月型の福岡平野の大半の部分を市域とする。北は博多湾の北辺に位置する砂州である海の中道・陸繋島である志賀島、西は糸島半島の東部まで市域となっている。南・南西は脊振山地に含まれる山間部まで市域が伸びており、佐賀県に接している。ほかに有人島嶼として、博多湾上の能古島や市の西部の玄界灘上に浮かぶ玄界島、そのさらに西北部にある小呂島を市域に含んでいる。
福岡市から壱岐・対馬を挟んで向かい側に朝鮮半島がある。日本の主要都市としては朝鮮半島や中国などの東アジア諸国・地域に最も近い都市で、直線距離では東京特別区から約1100km、大阪市から約550km、韓国の釜山広域市から約200km、同国の首都・ソウル特別市から約550km、中国の上海市から約900km、台湾の台北市から約1300kmの位置である。
[編集] 地形
市域の多くは福岡平野に含まれており、一部に小高い山なども存在するものの概ね平坦である。市街地の海岸部は大半が埋立地となり、港湾・住宅などが建設されている。市域西部・西南部は脊振山地の一角を成しており、標高が高く起伏の大きい地形となっている。
市内を流れる河川としては、市域中心部を流れる那珂川・御笠川や市域東部を流れる多々良川、市域西部を流れる室見川などがあるが、一級河川はない。
[編集] 気候
地形や海流が複雑に影響しあい、温暖で夏期において多雨な太平洋側気候の一面を見せつつ、冬場においては日本海側気候の一面も見せる二面的な気候が特徴である。年平均気温は概ね17℃前後、年間降水量は概ね1500~2000mm程度で推移している。
夏期は最高でも36℃に達することは少なく、九州の他地域と比べると極端な猛暑とはなりにくい。冬期は北側の玄界灘を流れる暖流である対馬海流の影響を受けるので、平野部においては最高気温が零下となることは少ないが、北西季節風の影響を受けるため曇天の日が多い日本海側気候の特徴を見せる。
年間日照時間は概ね1800~1900時間程度にとどまっており、九州の他地域に比べてやや短い。
[編集] 行政区
福岡市の行政区 | |||||||||||||||
赤:東区、緑:博多区、青:中央区 |
以下の7区で構成される。
[編集] 市街地構成
市の中央部にある天神地区(中央区)が市の中心部で、ここには数多くのデパートやビルが建ち並んでいる。天神から那珂川を挟んだ東隣には那珂川の本流と支流に挟まれた中州地形部分があるが、そこが九州最大の歓楽街、中洲である。そのさらに東隣は「博多」の市街地である。その博多市街地の南東のはずれに博多駅が位置している。中洲から博多駅の間の一帯はオフィスビルやビジネスホテルなどが建ち並ぶビジネス街である。天神地区の西隣は大名と呼ばれる地域で、1990年代後半ごろから主に若者をターゲットとした店舗が増え、急速に発展している。
天神から西へ行くと福岡城跡がある。天神から約4kmの位置には、福岡市の副都心を成す繁華街の西新(早良区)がある。西新の北側は1980年代に埋立により開発された土地で、シーサイドももちと呼ばれ、新しい市街地が形成されている。
市域東部の博多湾沖にはアイランドシティ(東区)と呼ばれる埋立地が建設されている。現在は港湾地区の一部が供用されている他、住宅地も一部分譲が開始されている。将来は宅地開発による発展が期待されている。
このほか、香椎駅・西鉄香椎駅周辺の香椎地区(東区)や、福岡市営地下鉄姪浜駅周辺の姪浜地区(西区)、西鉄大橋駅周辺の大橋地区(南区)にも商業地が発達している。
[編集] 「福岡」と「博多」
都市名は「福岡」であるが、中央駅名は「博多駅」を称する。「福岡駅」を称する駅は、西鉄天神大牟田線の西鉄福岡(天神)駅と、富山県高岡市(旧西礪波郡福岡町)にあるJR西日本北陸本線の福岡駅がある。
福岡は福岡藩黒田氏の武家町、博多は商人町として栄えた歴史があり、元々は別々の都市であった。市制施行の際に一悶着があったが、都市名を福岡、中央駅名を博多にすることで合意(詳しくは歴史で後述)。新幹線開通時は博多が玄関口となり、博多の知名度が大きく上回ったが、今日では天神地区(福岡城下町)の台頭もあり、「博多」より「福岡」という名称で呼ばれることが多くなり、博多は都市内の一地区名でしか用いられないことが多くなった。
[編集] 隣接する自治体
以下の各市町村に隣接している。括弧内は、その市町村が隣接している福岡市の行政区。
- 福岡県
- 佐賀県
隣接市町村のうち、福岡県にある市町村は、いずれも福岡市のベッドタウンとして発達している。しかし、佐賀県にある市町村は、福岡市とは脊振山地によって隔てられており、ベッドタウンとして発展するには至っていない。
2005年10月1日に佐賀県内の佐賀市と佐賀郡諸富町・大和町・富士町・神埼郡三瀬村が合併し、新市制による佐賀市が誕生したことで、県境を挟んで県庁所在地同士が接することになった。
[編集] 歴史
[編集] 古代
紀元前4世紀には日本初の稲作が始まり、市内の板付遺跡(博多区)にはその跡が残る。また志賀島(東区)で発見された金印は、1世紀頃の大陸文化との交流を示す貴重な資料である。後漢書東夷伝にある「建武中元二年(西暦57年) 倭奴國奉貢朝賀 使人自稱大夫 倭國之極南界也 光武賜以印綬」の記事がそれであり、これは日本と日本人について文字で書かれた最初の記録である。
ちなみにこの「中国に朝貢していた」という記録が金印の発見時にひとつの騒動を起こす。天明4年(1784)に百姓甚兵衛により金印が発見されたとき、主として国学系の学者たちが「中国に朝貢していたとはけしからん。このようなものは鋳つぶしてしまうべきである」と強硬に主張し、いちじ藩論もそちらに傾くのである。それを、儒学者である亀井南冥が身体を張って阻止したという。
663年、百済再興をもくろんで派遣した倭国軍が、白村江の戦いにて唐、新羅軍に大敗北を喫する。唐、新羅連合軍の報復に備えた大和朝廷は、その守りとして博多湾岸に防人をおき、水城、大野城などの城砦を築く。これより後、全国から徴発された若者が防人として北部九州に配備され、故郷を遠く離れて軍務に就く辛さと哀しみを万葉集に詠っている。
史実であるかどうかは定かではないが、神功皇后の三韓征伐伝説がこの地には多く残る。東区香椎の香椎宮は、神功皇后が夫である仲哀天皇の神霊を祀ったところである。
7世紀から11世紀にかけては、国際交流が盛んになり、665年には筑紫館(つくしのむろつみ、つくしのたち)が建設され、これが後に大宰府の迎賓館となる鴻臚館(こうろかん)となった。外国からの使節の接待、遣唐使などの送別といった迎賓館としての機能に加えて、貿易事務所的な役割も果たしていたらしい。鴻臚館遺跡は昭和63年に当時の平和台球場の外野席の土盛りの下から発見され、市民を驚かせたのだが、奈良時代は目の前が海岸であり、使節の船は沖がかりして小舟で上陸した。
なお、遣唐使廃止の建白を行った菅原道真が901年に大宰府に左遷されたとき、博多を通過し、川の清流を水鏡として自らの姿を見、そのやつれようを嘆いたという。その地に建立されたのが水鏡天満宮(水鏡天神)であり、福岡市の都心・天神の地名は、ここから来ている。
[編集] 中世
1161年には平清盛により日本初の人工港「袖の湊」が建設された。これは埋め立てにより埠頭を築いたもので、それだけの投資に見合う実需があったと考えられる。天神・博多部はまだ海の底であり、整備された港湾の沿岸部には筥崎宮、住吉神社、櫛田神社などの大きな寺社が立地していた。中世の寺社は、貿易の重要な出資者であり、博多の冒険商人たちのスポンサーであった。
11世紀の終わりごろから、博多にはのちに「大唐街」とよばれる中国人街が形成された。異国風の建物が建ち並び、多数の外国人商人が行き交う国際都市であった。この時代に博多で活躍した中国人商人に謝国明がいる。宋の時代(日本では平安後期~鎌倉時代)、中国大陸と博多を船団を組んで盛んに往来し、日中貿易で巨万の富を築いた中国人商人は、博多に居住して活発な商業活動を行い、博多の寺院とも結び、その力は中央にも及んで特に「博多綱首」と称されるに至った(「綱首」とは「船長」の意の尊称)。
国際都市・博多は先進文化の受け入れ窓口でもあった。1195年 栄西が博多に日本初の禅寺である聖福寺を開いたが、このときも博多綱首らが物心両面の援助をしている。栄西禅師は、中国からお茶を持ち帰り喫茶の習慣を日本中に広めたことでも知られるが、「饅頭(まんじゅう)」「饂飩(うどん)」などの日本人になじみ深い食物が日本に入ってきたのもこの時期の博多を通じてであった。
[編集] 元寇
しかしその反面、他国から侵略の被害にも遭っており、869年には新羅海賊が博多湾に侵入、1019年には刀伊の入寇があり、博多は常に対外的な脅威に曝されていた。その最大の脅威は、宋を滅ぼしてユーラシア大陸のほとんどを支配したモンゴルから来た。
高麗を屈服させた大元帝国のクビライが日本の服属を求め、鎌倉幕府がこれを拒否したことから、1274年、モンゴル人・漢人・女真人・高麗人などからなる3万人の元軍が襲来した(文永の役)。10月5日に対馬、10月14日に壱岐を襲撃し、平戸鷹島の松浦党の本拠を全滅させた元軍は、元軍は10月19日には博多湾に現れ、湾西端の今津に停泊し一部兵力を上陸させた。
10月20日(太陽暦では11月25日)、船団は東に進み百道原つづいて博多、箱崎に上陸し、激しい地上戦が展開された。これは、日本が開国以来初めて経験した「日本本土における外国軍との交戦」である。武士たちの頑強な抵抗に手を焼いた元軍は、撤退を決定するが帰還途上玄界灘で遭難してしまう。
このときの経験を踏まえて幕府は博多湾岸に約20Kmにも及ぶ防塁を築いた。今に残る「元寇防塁」である。そして、1281年に元軍が14万もの大軍で押し寄せてきたが、防塁で防衛力を固めた日本軍は再度撃退する(弘安の役)。
そして博多湾上に浮かんだ元軍の船団に大暴風雨が襲いかかった。船団は海の藻屑となり、この大暴風雨は神仏の加護であるとして、神風伝説が発生することとなった。この日本を震撼させ鎌倉幕府衰亡のきっかけとなった二度の戦役を元寇と呼ぶが、元寇の恐怖の記憶は長く北部九州の民衆の中に語り継がれた。
ごく最近まで、玄界灘沿岸地方では、むずがる子どもに対して「ムクリコクリが来るぞ!」と脅していたという。ムクリ=蒙古、コクリ=高麗である。千年の時を閲してなお、恐怖の記憶は引き継がれていた。
また室町時代を通じて博多は堺と並び貿易都市として繁栄するが、それゆえに戦国時代には戦国大名の争奪の対象となり、堺と異なって防備することができず、まちは戦火で焼け、ほとんど廃墟となった。
[編集] 近世
1587年からは九州をすべて服属させた豊臣秀吉により博多の復興がなされた。これを太閤町割と呼ぶ。交易の自由や、町人による街の自治が行われ、新たな自治都市が確立された。なお当時の博多とは、博多湾南岸の東西に渡る地域を指したものだった。このときの秀吉の意図には、文禄・慶長の役で出兵を行うにあたり、貿易都市・博多を物流の補給基地として活用しようというものがあったと思われる。
関ヶ原の合戦の後の1600年に黒田如水、黒田長政親子が筑前国に入国し、その後市内中心部の那珂川から東を博多、西を福岡と呼び、そのまま定着した。黒田親子は、小早川秀秋の居城であった名島城(東区)に入城したが、名島城は博多湾に面した小高い丘の上にあるために城下町が作れなかった。そこで1661年に当時の警固村(現・中央区)福崎に新たな城と城下町をつくった。
その際、出身地の備前国福岡(現在の岡山県瀬戸内市長船町福岡)に由来して、城下町を福岡と命名した。黒田藩は博多のまちの自治を広く認めたため、町人の商業都市・博多と武士の行政都市・福岡が機能分担しつつ隣接するという、全国的にあまり類例のない「双子都市」が誕生した。なお、歓楽街として有名な「中洲」は、博多と福岡の境界である那珂川の中州に江戸期に発達した。
どちらにも属しているようで、どちらにも属さないという曖昧性が「悪所」としての歓楽街の発展に有利であったと考えられる。
江戸期を通じて福岡はあまりぱっとしない。これは徳川幕府の鎖国政策により貿易都市としての機能を長崎にすべて奪われたことが大きい。
なお、前述のとおり、天明4年(1784)に志賀島で金印が発見されている。まったくの偶然であるがこの同じ年、現福岡県立修猷館高等学校の前身である藩校修猷館(東学問稽古所)が開設されている。
[編集] 近代
その後、江戸時代から明治時代初期まで博多と福岡は共存していたが、1876年に地域区分の再編によって「福博」(ふくはく)という一つの地域区分とした。さらに1878年、郡区町村編制法の施行により福博が福岡区に改称され、「博多」を名乗る自治体は消滅した。
1889年に市町村制度の施行に伴い福岡区が市制を施行する際、市名を「博多市」にする、或いは福岡と博多を再分離する声も上がったが、いずれも実現せず、都市名は福岡市となった。市制施行のときの「名前争い」は深刻で、福岡派と博多派が互いに闇討ちをしあうという過熱ぶりであったという。第1回市議会は「名称問題」で紛糾し、採決したところ完全に賛否同数であり、最終的に福岡部出身の議長の裁決で「福岡」と決したものである。
明治のこの時点では、「福岡」と「博多」は別の地域という概念が強く残っていた。そのためちょうど同じ頃、当時の九州鉄道会社(後に国有化)が福岡市に鉄道を敷設する際、市の中心駅は「博多」地区にあるということで駅名は福岡駅ではなく、博多駅となった。
なお「福岡駅」の名は、福岡市中央区天神に位置する西鉄の駅が名乗り、2001年には西鉄福岡(天神)駅と駅名が変更された。なお、1972年の政令指定都市昇格に伴い、行政区として「博多区」が設置され、ここにほぼ百年ぶりに「博多」の地名が復活することとなった。
[編集] 年表
[編集] 古代~近代
- BC40000- 諸岡遺跡
- BC10000- 大原遺跡
- BC450 板付遺跡(日本初の稲作農業)
- 57年 奴の国王が後漢光武帝から「漢委奴国王」の金印を受ける
- 527年 磐井の乱。筑紫国造磐井がヤマト政権に対し反乱を起こす
- 536年 那の津(博多区比恵、南区三宅付近)に官家(みやけ)をつくる。(那津宮家)太宰府の前身
- 664年 前年倭国軍が、白村江(はくすきのえ)にて唐、新羅軍に負け百済が滅亡。その守りとして博多湾岸に防人をおき、水城(現在の大野城市、太宰府市境付近)を築く
- 665年 筑紫館(つくしのむろつみ、つくしのたち)を設置。のち鴻臚館となる
- 757年 櫛田神社(博多区)創建
- 806年 空海が唐より帰り、真言宗東長寺を開く
- 869年 新羅海賊が博多湾に襲来
- 919年 箱崎放生会(ほうじょうや)が始まる
- 923年 筥崎八幡宮創建。穂波郡大分宮を移築
- 941年 小野好古(おののよしふる)が博多湾にて、太宰府を放火した藤原純友を退散させる
- 1019年 刀伊の入寇(といのにゅうこう)。女真族の一部(刀伊)が壱岐・対馬を襲い、更に筑前を襲った。大宰権帥の藤原隆家が奮戦し撃退する。
- 1161年 平清盛が日本初の人工港「袖の湊」を建築
- 1179年 博多どんたくの起源である博多松囃子が始まる
- 1195年 栄西が博多に日本初の禅寺である聖福寺を開く
- 1241年 博多祇園山笠が始まる
- 1242年 弁円(聖一国師)が謝国明の助力で承天寺を開く
- 1274年 蒙古襲来(文永の役)元軍は4万
- 1276年 元寇防塁を築く
- 1281年 蒙古襲来(弘安の役)元軍、高麗軍、江南軍あわせて14万
- 1282年 北条時定が姪浜(西区)に鎮西探題を定める
- 1336年 多々良川河口(東区)にて、足利尊氏が菊池武敏を破る(多々良浜の戦い)
- 1550年 フランシスコ・ザビエル博多へ来舶
- 1569年 毛利、大友両軍が博多で戦い、市街地焼失
- 1587年 豊臣秀吉が町割りを定め博多を復興(太閤町割り)
- 1660年 黒田如水、黒田長政親子が筑前へ入国
- 1661年 福岡城の建設に着手。以来、黒田氏の城下町となる
- 1687年 博多祇園山笠の追い山が始まる
- 1784年 志賀島(現在の東区)で甚兵衛が「漢委奴国王」の金印を掘り出す
[編集] 近現代
市制施行以後の行政区域の変遷については、「行政区域の変遷」を参照のこと。
- 1872年
- 1876年 筑前を9区に再々編成し、福岡と博多を1区に統合し発足した福博を第一大区とする。
- 1878年 郡区町村編制法施行により、福博を福岡区とする。
- 1889年
- 1899年 8月4日、博多港開港
- 1903年 京都帝国大学福岡医科大学(後の九州帝国大学、現在の東区内)を開設
- 1909年 医科大学教授榊保三郎により、日本最古級のアマチュアオーケストラであるフィルハーモニー会設立(現在の九大フィルハーモニー会の前身)。
- 1910年 3月9日、市内電車の福博電気軌道が開通(のちの西鉄福岡市内線)
- 1911年
- 10月2日、市内電車の博多電気軌道が開通(のちの西鉄福岡市内線)。
- 九州帝国大学(現・九州大学)設立。
- 1923年 3月、曲淵ダムと平尾浄水場が完成し、上水道による給水を開始(平尾浄水場は現存せず)
- 1924年 4月12日、九州鉄道(二代目。現在の西鉄天神大牟田線)が開業
- 1927年 3月25日~5月23日、東亜勧業博覧会開催
- 1929年 福岡~大阪~東京の定期旅客航空便が開設。旧入船町(現在の中央区内)の日本航空の水上機発着場を使用
- 1930年 名島水上飛行場(福岡飛行場、現在の東区内)が開場。福岡~大阪間は35円
- 1931年 9月、チャールズ・リンドバーグが名島水上飛行場に来場
- 1933年 人口が熊本市を抜き、九州最大となる(1963年、新しく発足した北九州市に一旦九州一の座を明け渡した)
- 1936年 雁ノ巣飛行場(福岡第一飛行場、現在の雁ノ巣レクレーションセンター、現在の東区内、当時は糟屋郡和白村)が日本初の国際空港として開場。名島水上飛行場(福岡飛行場)は福岡第二飛行場と改名
- 1937年 5月28日、ヘレン・ケラー来訪。西南学院、福岡女学院および福岡聾学校を訪問
- 1945年
- 5月、陸軍席田(むしろだ)飛行場(現在の福岡空港)開場。
- 6月19日、米軍機による市内大規模夜間爆撃、死者800~900名を出した(福岡空襲)。
- 1946年 10月15日、天神地区で新天町商店街が営業開始。
- 1948年
- 1950年
- 平和台野球場完成。
- プロ野球チーム西鉄クリッパース(パシフィック・リーグ)、西日本パイレーツ(セントラル・リーグ)誕生。
- 1951年
- 西鉄クリッパースと西日本パイレーツが合併し、西鉄ライオンズ誕生。
- 10月、福岡空港(別称:板付空港)で民間航空が再開
- 1953年 8月22日、福岡市動物園が開園
- 1957年 福岡水族館が開館(196x年に閉館)
- 1958年 西鉄ライオンズが3年連続日本一を達成
- 1963年 12月1日、博多駅が現在地に移設
- 1972年
- 1975年
- 1976年 中央区天神地区に天神地下街が開業
- 1977年 太平洋クラブライオンズがクラウンライターライオンズに改称(クラウンガスライターとの提携のため)。
- 1978年
- 1979年
- 2月11日、市内電車(西鉄福岡市内線)全線廃止。
- 人口が北九州市を抜き、再び九州最大となる。
- 1980年
- 6月1日、福岡市植物園が開園。
- xx月xx日、福岡都市高速道路開通
- 1981年 7月26日、福岡市地下鉄開業
- 1982年 5月10日、西区が西区・早良区・城南区に3分割される
- 1988年 大阪市を本拠地にしていたプロ野球チーム南海ホークスが球団売却に伴い福岡市に移転し、福岡ダイエーホークスと名称を変更(現・福岡ソフトバンクホークス)。
- 1989年
- 1990年
- 1993年 3月31日、福岡ドーム竣工
- 1995年
- 8月23日~9月3日、ユニバーシアード福岡大会開催。
- 博多の森球技場が完成。
- 静岡県藤枝市のJFLサッカーチームである藤枝ブルックスが福岡市に移転。福岡ブルックスと名称を変更。
- 1996年 福岡ブルックスがアビスパ福岡に名称変更し、Jリーグに加盟。
- 1997年 8月9日~8月13日、パンパシフィック水泳選手権大会開催。
- 1999年 福岡ダイエーホークスがチーム発足後初優勝。日本一にもなる。
- 2000年 7月8日、福岡市博物館にて、九州・沖縄サミット(蔵相会合)開催。
- 2001年 7月16日~29日、第9回世界水泳選手権大会開催(アジアで初の世界水泳選手権大会開催)。
- 2004年 福岡ダイエーホークスがソフトバンクの球団買収により、福岡ソフトバンクホークスとなる。
- 2005年
[編集] 発祥
福岡市が発祥の地とされる事象には、極東アジア地域との文化交流や貿易によってもたらされたものが多い。
- 日本における稲作農業の発祥の地
- 板付遺跡(博多区)から稲作の跡が発見されている。縄文時代後期のものとされている。
- 1191年(建久2年)、栄西が中国から帰国後に禅宗を布教。その帰国時に茶の種を持ち込み日本で栽培を始めたとされる。
- どちらも鎌倉時代初期、中国に留学していた禅僧、聖一国師が帰国後に持ち込んだといわれる。
- 日本における饅頭発祥の地
- 1241年(仁治2年)、聖一国師が立ち寄った博多の茶店の主人、栗波吉右衛門に教えたのが最初とされる。
- 制服としてのセーラー服発祥の地
- 1921年(大正10年)、福岡女学院が採用。
[編集] 行政
[編集] 行政区域の変遷
市町村制施行以後。
- 1889年4月1日 市町村制度施行により、福岡市が発足。
- 1912年10月1日 筑紫郡警固村を編入。
- 1912年10月1日 筑紫郡千代村が町制施行。千代町となる。
- 1913年10月1日 筑紫郡堅粕村が町制施行。堅粕町となる。
- 1915年4月1日 筑紫郡豊平村の一部を編入。
- 1919年11月1日 早良郡鳥飼村を編入。
- 1922年4月1日 早良郡西新町を編入。
- 1922年6月1日 筑紫郡住吉町を編入。
- 1926年4月1日 筑紫郡八幡村を編入。
- 1928年4月1日 筑紫郡堅粕町を編入。
- 1928年5月1日 筑紫郡千代町を編入。
- 1929年4月1日 早良郡原村・樋井川村を編入。
- 1933年4月1日 筑紫郡席田村および早良郡姪浜町を編入。
- 1933年4月5日 筑紫郡三宅村を編入。
- 1940年12月26日 糟屋郡箱崎町を編入。
- 1941年10月15日 早良郡壱岐村・残島村および糸島郡今宿村を編入。
- 1942年4月1日 糸島郡今津村を編入。
- 1954年10月1日 早良郡田隈村および筑紫郡曰佐村を編入。
- 1955年2月1日 糟屋郡多々良町・香椎町を編入。
- 1955年4月5日 筑紫郡那珂町を編入。
- 1960年8月27日 糟屋郡和白町および早良郡金武村を編入。
- 1961年4月1日 糸島郡元岡村・周船寺村・北崎村を編入。
- 1971年4月5日 糟屋郡志賀町を編入。
- 1975年3月1日 早良郡早良町を編入。
[編集] 歴代市長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 |
---|---|---|---|
初 | 山中立木 | 1889年5月27日 | 1892年11月26日 |
2 | 磯野七平 | 1893年1月11日 | 1894年12月7日 |
3 | 奥山亨 | 1895年5月21日 | 1899年7月3日 |
4 | 松下直美 | 1899年8月21日 | 1905年8月20日 |
5-6 | 佐藤平太郎 | 1905年9月23日 | 1914年7月6日 |
7 | 井手佐三郎 | 1914年11月28日 | 1918年11月27日 |
8-9 | 久世庸夫 | 1919年3月24日 | 1924年5月29日 |
10 | 立花小一郎 | 1924年8月23日 | 1925年8月17日 |
11 | 時実秋穂 | 1926年3月10日 | 1930年3月9日 |
12-13 | 久世庸夫 | 1930年6月17日 | 1938年1月21日 |
14 | 河内卯兵衛 | 1938年4月6日 | 1938年8月9日 |
15-16 | 畑山四男美 | 1939年1月7日 | 1946年5月18日 |
17 | 三好弥六 | 1946年8月14日 | 1947年3月28日 |
18(以後、公選) | 三好弥六 | 1947年4月5日 | 1951年4月4日 |
19-20 | 小西春雄 | 1951年4月23日 | 1956年7月31日 |
21 | 奥村茂敏 | 1956年9月17日 | 1960年9月16日 |
22-24 | 阿部源蔵 | 1960年9月17日 | 1972年9月16日 |
25-28 | 進藤一馬 | 1972年9月16日 | 1986年11月8日 |
29-31 | 桑原敬一 | 1986年12月7日 | 1998年12月6日 |
32-33 | 山崎広太郎 | 1998年12月7日 | 2006年12月6日 |
34 | 吉田宏 | 2006年12月7日 | 現職 |
[編集] 市議会
[編集] 地方公営企業
- 福岡市交通局(地下鉄を運営)※バスは民間各社による運営である(下記「交通」を参照)
- 福岡市水道局
[編集] 国政
- 衆議院小選挙区
- 東区・博多区:福岡県第1区
- 中央区・南区・城南区:福岡県第2区
- 早良区・西区:福岡県第3区
[編集] 司法
[編集] 経済・産業
福岡市の博多湾地域は、古来から、大宰府の外港として日本の外交・貿易の窓口となり、時代が変わっても商人や有力者の本拠地となってきた。自然の良港であるため、悪天候時の船溜まりとしての機能もあったが、壱岐・対馬伝いでの朝鮮半島南部との国際貿易ルートを結ぶ重要中継貿易港の一つであった。
第二次世界大戦後は全国総合開発計画によって九州全体を管轄する政府の出先機関が集中して、地方行政拠点都市としての道を歩んだ。行政機能が集中するに従って民間の事業所なども集まり、九州を代表する商業・業務都市となっている。
近年は中国や韓国の企業が日本進出の足がかりとして、福岡市へ進出する例も散見される。このような動きを評価して、米国の雑誌ニューズウイーク誌2006年7月号は「世界で最もホットな10都市」に福岡市を選出した。
- 卸売業販売額:九州内シェア45%(1999年商業統計調査)
- 預金残高:九州内シェア36%(2000年度末福岡市統計書・金融経済統計)
- 人口千人あたりの学生数:政令指定都市中第2位(2000年国勢調査及び学校基本調査)
- 福岡空港利用客数:全国第3位(2001年福岡市総務企画局調べ)
- 博多港の外航旅客者数(釜山航路):全国第1位(1993年以降連続)
- 博多港コンテナ取扱個数:全国第6位、九州第1位(2001年福岡市港湾局調べ)
外食産業のロイヤル、総合スーパーのユニード(ダイエーに吸収合併)、家電小売のベスト電器など、物販やサービスの分野で新しい産業を生み出す土地柄である。しかし一方で、大手企業の九州支社・九州営業所・九州支店に依存する「支店経済都市」としての即面も強い。福岡市内の民営事業所のうち市外に本社を持つ事業所は全体の35%(2001年)を占めて、高い水準にある。
2002年度市内総生産額は6兆5642億5200万円。
[編集] 第一次産業
2002年度の第一次産業による総生産額は91億6600万円。
[編集] 農業
市内の農家戸数は3,000戸程度(2002年で3,261戸)と、他の大都市同様、農家戸数は極めて少ないが、農地面積は3,000haと、市域面積の1割弱を占める。全農地面積中、田の占める割合は約7割に及ぶ。農業形態は野菜と花卉を中心とする典型的な近郊農業の特徴を示しており、農業生産額に占める割合の半分程度を野菜が、4分の1程度を花卉が占めている。
[編集] 林業
市域南西部などにある山林で、わずかながらスギ、ヒノキ伐採を中心とした林業が行われている。
[編集] 漁業
[編集] 第二次産業
福岡市の産業のうち、第二次産業は市内総生産および事業所数において約10%、従業者数において約12%を占める。いずれも大都市としては低い水準にあり、市内総生産に占める第二次産業の割合は製造品出荷額は小さい(政令指定都市の中では下から2番目)。工業の中心は、都市型工業である食品加工業(食料品・飲料)や出版・印刷業などの情報関連産業が占めている[1]。
福岡市では重工業があまり発達していないため、福岡市の小学校では5年生を対象に、北九州工業地帯にある工場などを見学する「北九州見学」という行事が行われている。
[編集] 第三次産業
福岡市における第三次産業は市内総生産額の約95%、事業者数の約90%、従業者数の約87%を占めている。いずれの割合も政令指定都市としては最も高い水準にあり、大都市の中でも第三次産業のシェアが極めて高い都市であることを示している。特に卸売・小売業とサービス業は、それぞれ市内総生産の約4分の1を占めている。このため商業・サービス業中心の大都市としての色合いが強く出ている。
[編集] その他
[編集] 伝統工芸品
[編集] 福岡市内の主な百貨店
[編集] 開店予定の百貨店
[編集] 本社を置く主な企業
[編集] 公益
[編集] 金融機関
[編集] その他
- アサヒ緑健
- キューサイ(青汁)
- コカ・コーラウエストジャパン
- サニー(スーパーマーケット)
- サニックス
- 三洋信販
- ダイショー
- タマホーム(2005年6月に登記上の本社を東京に変更)
- テクニカル電子
- 南陽
- 日本タングステン
- パナソニック コミュニケーションズ
- 福岡ソフトバンクホークスマーケティング(ソフトバンク関連会社)
- はせがわ
- プレナス(ほっかほっか亭)
- ベスト電器
- MrMax
- 楽天KC
- ロイヤル
[編集] マスメディア
[編集] テレビ・AMラジオ局
- RKB毎日放送(RKB):TBS系列(テレビ)(4ch)、JRN系列(ラジオ)
- 九州朝日放送(KBC):テレビ朝日系列(テレビ)(1ch)、NRN系列(ラジオ)
- テレビ西日本(TNC):フジテレビ系列(9ch)
- 福岡放送(FBS):日本テレビ系列(37ch)
- TVQ九州放送(TVQ、一般的な読みは「テレキュー」):テレビ東京系列(19ch)・・・テレビ大阪も同様
- NHK福岡放送局:総合(3ch)・教育(6ch)・ラジオ第一・ラジオ第二
[編集] FMラジオ局
[編集] コミュニティ放送局
- 天神エフエム(FREE WAVE)
- 福岡コミュニティ放送(Style FM)
[編集] 新聞社
- 読売新聞西部本社(北九州市=現・北九州本部から移転)
- 西日本新聞
- 朝日新聞福岡本部(本社は北九州市にあるが、新聞印刷などは福岡本部が担当)
- 日本経済新聞西部支社
- 毎日新聞西部本社・福岡本部(本社は北九州市)
[編集] 外交
[編集] 国別外国人登録数
2004年9月30日時点における福岡市の外国人登録総数は18,509人。
- 内訳
国籍別(上位) | 人数 |
---|---|
中国 | 8,031 (43.4%) |
韓国・北朝鮮 | 6,387 (34.5%) |
フィリピン | 863 (4.7%) |
アメリカ合衆国 | 581 (3.1%) |
イギリス | 218 (1.2%) |
インドネシア | 202 (1.1%) |
カナダ | 151 (0.8%) |
その他 | 2,076 (11.2%) |
日本の他都市と同様、中国人と韓国・朝鮮人で外国人登録者総数の約8割を占める。しかし、近畿圏や広島市・北九州市など、西日本の大都市では韓国・朝鮮人登録者数が外国人登録者総数の半分あるいはそれ以上を占めているのに対して、福岡市では中国人登録者数が韓国・朝鮮人登録者数を上回る。
[編集] 国際交流都市
- イポー市(マレーシア)
-
- 1989年10月24日行政交流都市提携
[編集] 外国公館・施設など
[編集] 国際機関
- 国際連合人間居住計画アジア太平洋地域事務所
[編集] 領事館
[編集] 名誉領事館
- 在福岡インドネシア共和国名誉領事館
- 在福岡ネパール王国名誉領事館
- 在福岡マレーシア名誉総領事館
- 在福岡モンゴル名誉領事館
- 在福岡コロンビア共和国名誉領事館
- 在福岡メキシコ合衆国名誉領事館
- 在福岡イタリア名誉領事館
- 在福岡英国名誉領事館
- 在福岡オーストリア共和国名誉領事館
- 在福岡デンマーク王国名誉領事館
- 在福岡ドイツ名誉領事館
- 在福岡ノルウェー王国名誉領事館
- 在福岡フランス名誉領事館
- 在福岡ベルギー王国名誉領事館
- 在福岡ニュージーランド名誉領事館
[編集] 貿易施設
- 韓国貿易センター福岡
- タイ国政府貿易センター福岡
- フランス大使館経済商務部福岡支部
- 台湾貿易センター福岡事務所
[編集] 観光促進施設
- 韓国観光公社福岡支社
- タイ国政府観光庁福岡事務所
[編集] 地域施設
教育施設は下記「教育」を、文化施設については下記「文化」を参照。
[編集] 警察
- 警察署
福岡県警察本部の管轄下、以下に示す警察署がある。カッコ内は管轄区域。交番・駐在所については各区の記事を参照。
- 中央警察署(港湾地区を除く中央区全域)
- 博多警察署(港湾地区および福岡空港内を除く博多区全域)
- 東警察署(港湾地区を除く東区全域)
- 早良警察署(城南区・早良区全域)
- 西警察署(西区全域)
- 南警察署(南区全域)
- 博多臨港警察署(港湾地区)
- 福岡空港警察署(福岡空港内)
[編集] 消防
福岡市消防本部の管轄下、各区に1か所ずつ消防署がある。出張所については各区の記事参照。
[編集] 郵便
- 集配局
番号は各集配局に対応する郵便番号。カッコ内は大まかな管轄区域。なお、日本郵政公社の民営化による事業拠点集約に伴い、福岡都市圏の郵便物の集約・発送の中核拠点として、2007年5月に「新福岡郵便局」(民営化後は郵便事業会社管轄)が開設されることになっている。その際、★印の郵便局は取集事務が廃止され配達のみを行う「配達センター」に、それ以外の郵便局は「統括センター」に、それぞれ移行することになる。
- 福岡中央郵便局:810(中央区)
- 博多郵便局:812(博多区北部・東区西南部)
- 博多南郵便局:816(博多区中部~南部)
- 福岡東郵便局:813(東区中央部)
- 和白郵便局:811-02,811-03(東区北部)
- 福岡南郵便局:815(南区北部)
- 筑紫郵便局:811-13(南区南部)
- 福岡西郵便局:819-00(西区東部)
- ★今宿郵便局:819-01(西区中央部)
- ★北崎郵便局:819-02(西区北西部)
- ★周船寺郵便局:819-03(西区西部)
- 城南郵便局:814-01(城南区全域・早良区中央部)
- 早良郵便局:814-00(早良区北部)
- ★早良南郵便局:811-11(早良区南部)
[編集] 主な学校
[編集] 大学
- 国立
- 県立
- 私立
[編集] 短期大学
- 私立
[編集] 高等学校・中学校・小学校
- 市立小中学校については、各区の記事を参照。
- 公立高等学校は福岡女子高校を除きすべて男女共学。
[編集] 県立高等学校
[編集] 市立高等学校
[編集] 私立の初等・中等教育機関
- 男女共学校
- 沖学園高等学校・中学校
- 博多高等学校
- 立花高等学校
- 福岡工業大学附属城東高等学校
- 九州産業大学附属九州高等学校
- 福岡第一高等学校
- 第一経済大学付属高等学校
- 東和大学附属東和高等学校・中学校
- 福岡海星女子学院附属小学校
- 西南学院高等学校・中学校
- 福岡舞鶴高等学校・附属中学校
- 男子校
- 福岡大学附属大濠高等学校・中学校
- 泰星高等学校・中学校
- 東福岡高等学校・東福岡自彊館中学校
- 中村学園三陽高等学校・中学校
- 女子校
- 筑紫女学園高等学校・中学校
- 福岡雙葉高等学校・中学校・小学校
- 九州女子高等学校
- 精華女子高等学校
- 博多女子高等学校・中学校
- 福岡女学院高等学校・中学校
- 福岡海星女子学院高等学校・中学校(中学校は休校中)
- 中村学園女子高等学校・中学校
[編集] 国立小中学校
[編集] 盲・聾・養護学校
- 福岡県立福岡聾学校
- 福岡県立福岡高等聾学校
- 福岡市立福岡中央養護学校
- 福岡市立東福岡養護学校
- 福岡市立若久養護学校
- 福岡市立生の松原養護学校
- 福岡市立南福岡養護学校
- 福岡市立今津養護学校
- 福岡市立屋形原養護学校
- 福岡市立養護学校 博多高等学園
[編集] 交通
[編集] 概要
- 市内の公共交通
- 地下鉄や西日本鉄道(西鉄電車)をはじめとする鉄道路線もかなり整備されているが、市内交通の主体は西鉄バスをはじめとするバス路線網である。福岡市は地下鉄とバスが事業主体の違いから競合関係となっており、地下鉄と並行するバス路線も多く、相互乗り換えの煩わしさを嫌う利用者からは好評であるが、その反面、都心と郊外を結ぶバス路線に比べて地下鉄接続を主目的としたバス路線の運行本数は概して少ない、乗り継ぎ用ターミナルの未整備、乗り継ぎ運賃制度の不備など、地下鉄とバスの連携性の悪さにもつながっている。福岡市地下鉄七隈線開業の際、西鉄バスが地下鉄乗り継ぎ路線の整備に消極的で、逆に七隈線に対抗する新規路線を運行開始したことで七隈線利用者数の低迷を引き起こしているとの意見もある。また都心でのバス運行本数過剰による道路渋滞も問題視されている。
- 共通乗車カードとしては、西鉄電車・西鉄バス・地下鉄で共通使用できるよかネットカードやJR九州線・地下鉄で共通使用できるワイワイカードがある。このほか、地下鉄線のみで使えるえふカードや西鉄バス専用のバスカードもある。
- 都市圏の交通
- 都市高速道路は、環状線の一部を残すのみとなり整備も進んでいるが、相変わらず人口が多い市南部への道路状況は良いとはいえない。
- 平尾、鴻巣山を抜けた山崎道路といわれる構想があるが、実現には相当な時間を要するものと思われるが、いずれの方法でも早期に解決することが望まれている。
- 福岡都市圏への主な広域道路網は、九州自動車道、西九州自動車道、国道3号線、筑紫バイパスなどである。
- 鉄道はJRと、福岡市営地下鉄、西鉄(西日本鉄道株式会社)があるが、西鉄は県を越えての路線は敷かれていない。西鉄大牟田線は筑紫地域や福岡県南部からは利便性が高いが、佐賀県境部分では、県の行政権益が影響し、佐賀県境を這って敷かれている。このようなことから、佐賀県南部からの鉄道のアクセスはJRが中心となっており、利便性を欠いている。
- 福岡市営地下鉄は、JR九州筑肥線との直通運転で佐賀県北部の唐津市まで延びており、唐津市から一直線で天神、福岡空港へ行くことが出来る。
- JR山陽新幹線は、北九州との通勤用として利用されている。
- そのほか、北九州市や佐賀市など隣接・近接の自治体へはバス路線が多く存在し、頻繁に運行されていることから、北九州市や佐賀県は通勤圏になっている。
- 遠隔地への連絡
- 航空路線・鉄道(新幹線を含む)・高速バス路線・航路が整備されている。航空路線・航路は日本国外へも運航している。長距離航路は立地条件の関係で外海航路のみ。内海航路となる四国・関西・関東方面へのフェリーは北九州港に発着する。博多港からの釜山行きの航路は日本一の国際旅客数を誇る。
[編集] 空港
- 福岡空港(板付空港)
福岡空港と博多港を合わせた外国人入国者数は、中部国際空港を凌いでおり、福岡市は、成田国際空港や関西国際空港に次いで、外国人に対する日本の第三の玄関口となっている(2004年[2])。
- 外国人入国者数:福岡空港 311,331人(4位)
- 日本人出国者数:福岡空港 767,603人(4位)
[編集] 鉄道
JR線の中心駅は博多駅、西鉄の中心駅は西鉄福岡(天神)駅である。
下記の一覧において、貨物専用路線は除く。
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- 西日本鉄道(西鉄電車)
- 福岡市交通局(福岡市地下鉄)※主要駅のみ掲載
[編集] すでに廃止された路線
[編集] バス路線
福岡市交通局は発足当初より地下鉄専業であり、元来福岡市に於いて市営バスは存在していない。市内の大部分は西鉄バスによる運行である。乗降方式は後乗り前降りで、原則として整理券方式の区間料金制である(ただし市中心部に100円均一区間が存在する)。
- 西日本鉄道(西鉄バス)
- 市内および周辺市町村(前原市・糸島郡を除く)各地
- 高速バス(東京、名古屋、京都といった夜間長距離バスも運行)
- 昭和自動車(昭和バス)・福岡昭和タクシー(乗合タクシー)
- ジェイアール九州バス
- 姪浜タクシー(乗合タクシー)
- 市内西部地域
[編集] バスターミナル
[編集] 高速バス・特急バス
- ※★は夜行。☆は夜行・昼行ともにあるもの。★☆どちらもないものは昼行のみ。
- ※●は西鉄天神バスセンターのみで乗車可。◎は博多駅交通センターのみで乗車可。●◎どちらもないものは博多駅・天神の双方で乗車可。
- ※福岡空港発着は除く。福岡空港発着路線については、福岡空港を参照されたし。
- ★はかた号:東京都新宿区~福岡市
- ★どんたく号:名古屋市~福岡市
- ★きょうと号:京都市・枚方市~福岡市
- ★ムーンライト号:大阪市(梅田・新大阪)~福岡市
- ◎山陽道昼特急博多号:大阪市(なんば・OCAT)・神戸市~福岡市
- ★大山号:鳥取市・倉吉市・米子市~福岡市
- ★出雲路号:松江市・出雲市・雲南市(三刀屋)~福岡市
- ★ペガサス号:岡山市・倉敷市~福岡市
- ☆◎広福ライナー:福山市・広島市~福岡市
- ★はりまや号:高知市~福岡市
- ◎福岡・周南ライナー:光市・下松市・周南市・防府市~福岡市
- ◎福岡・山口ライナー:山口市・宇部市~福岡市
- ●ふくふく天神号:下関市~福岡市
- ☆桜島号:鹿児島市~福岡市
- ☆フェニックス号:宮崎市~福岡市
- ごかせ号:延岡市・日之影町・高千穂町・山都町(矢部町)~福岡市
- とよのくに号:大分市・別府市~福岡市
- ゆふいん号:別府市・由布市~福岡市
- ひた号:杖立温泉・日田市・杷木町~福岡市
- 黒川温泉~福岡市
- ひのくに号:熊本市~福岡市
- 九州号:長崎市・嬉野市~福岡市
- 島原号:島原市・雲仙市・諫早市~福岡市
- させぼ号:佐世保市~福岡市
- ●わかくす号:佐賀市~福岡市
- いまり号:伊万里市・唐津市(北波多・山本・鏡)~福岡市
- よぶこ号・からつ号:唐津市~福岡市
- ●なかたに号・ひきの号・いとうづ号:北九州市~福岡市
- ●行橋市・苅田町~福岡市
- ●中間高速:北九州市(香月)・中間市~福岡市
- ●直方市~福岡市
- ●筑豊特急:田川市~飯塚市~福岡市
- いと・しま号:志摩町~前原市~福岡市(天神バスセンターには入らない)
[編集] タクシー
福岡市タクシー協会の下、第一交通産業グループ、西鉄タクシーグループ、西日本自動車、はかたタクシー、福岡昭和タクシー、ラッキータクシーなど、市内で約80社が営業している。営業は流しによる営業が主である。また福岡都市圏各市町村(宗像市・福津市を除く)のタクシー事業者は福岡市内での営業が認められており、これらを合わせると実質約100社、6,000台のタクシーが福岡市内で営業している。なお逆に、福岡市内のタクシーが上記の福岡都市圏各市町村で営業することもできる。個人タクシーは福岡都市圏の登録タクシー台数の約3割を占めており、登録台数に占める割合としては全国的に見ても高水準にある。
福岡市では、市内を流す一般のタクシーは基本的には小型車(乗客4人まで乗車可)のみで、中型車(乗客5人乗車可)は博多駅や福岡空港にある専用乗り場もしくは電話予約に限られる。
一部に運賃を低運賃としている事業者もある。
[編集] 主要道路
[編集] 高速自動車国道
[編集] 有料道路
[編集] 一般国道
- 国道3号(北九州市~福岡市~久留米市~熊本市~鹿児島市)
- 国道201号(福岡市~飯塚市~田川市~行橋市~苅田町)
- 国道202号(福岡市~前原市~唐津市~伊万里市~有田町~佐世保市~西海市~長崎市)
- 国道263号(福岡市~佐賀市)※早良・三瀬峠経由
- 国道385号(福岡市~那珂川町~神埼市~久留米市~大川市~柳川市)
- 国道495号(北九州市~宗像市~福岡市)
- 国道497号
[編集] 県道
県道については各区の項を参照。
[編集] 航路
- 港湾:博多港
- 特定重要港湾。「博多港」とは福岡市内の各港湾の総称で、実際には中央埠頭や博多埠頭など、市内各所に分散している。
下記航路は旅客航路のみ掲載。
[編集] 国際航路
- 中央埠頭(国際ターミナル)
[編集] 国内(福岡市外)航路
- 博多埠頭(ベイサイドプレイス)
- 中央ふ頭
- 香椎パークポート
[編集] 市内航路
[編集] 文化
[編集] 図書館
- 福岡県立図書館(東区)
- 福岡市総合図書館・福岡市点字図書館(福岡市総合図書館内)(早良区)
※この他、各区にも市民センター併設の小規模図書館・図書室がある。
[編集] 博物館・美術館など
- 福岡市博物館(早良区)
- 福岡県立美術館(中央区)
- 福岡市美術館(中央区)
- 福岡東洋陶磁美術館(城南区)
- 福岡市動植物園(中央区)
- マリンワールド海の中道(東区)※水族館
- 福岡市立少年科学文化会館(中央区)
- 九州エネルギー館(中央区)
- 博多町家ふるさと館(博多区)
- 野方遺跡住居跡展示館(西区)
- 福岡歴史の町(西区)
[編集] スポーツ
[編集] プロスポーツチーム
- 本拠地は一軍が福岡YAHOO!JAPANドーム、二軍が雁ノ巣球場
- 本拠地は東平尾公園博多の森球技場、練習場は雁ノ巣レクリエーションセンター競技場
- 本拠地・練習場はさわやかスポーツ広場(福岡市東区香椎浜)
- 福岡サニックスブルース - ラグビー・トップリーグ
- 本拠地は赤間グローバルアリーナ(宗像市)、準本拠地は東平尾公園博多の森球技場、練習場はサニックス玄海グラウンド(宗像市)
[編集] 福岡市で毎年開催されるスポーツ大会
- 福岡国際クロスカントリー大会
- 玉龍旗高等学校剣道大会(7月)
- 金鷲旗高等学校柔道大会(7月)
- 大相撲十一月場所(九州場所)
- 九州一周駅伝(11月)
- 福岡国際マラソン(12月)
- 福岡国際女子柔道選手権大会
[編集] 過去に開催された国際スポーツ大会
[編集] 観光
[編集] 観光地
- 筥崎宮(東区)
- 香椎宮(東区)
- 志賀島(東区)
- 大濠公園(中央区)
- 福岡城(中央区)
- 福岡競艇場(中央区)
- キャナルシティ博多(博多区)
- 櫛田神社(博多区)
- 福岡市動植物園(中央区)
- 油山市民の森・モーモーランド・花畑園芸公園(南区)
- 福岡タワー(早良区)
- マリノアシティ福岡観覧車「スカイホイール」(西区)
- エバーグリーンマリノア観覧車「Sky Dream Fukuoka」(西区)
- 能古島(西区)
- 中央区・博多区の市街地各所に設置される屋台
[編集] 祭事・催事
※スポーツ大会は別記。
[編集] 名産品
[編集] 福岡市出身の有名人
ボールド体(この字体)は故人。福岡市に合併された町村の出身者も含む。
[編集] 近現代以前の人物
[編集] 政官界
[編集] 経済界
[編集] 学界
[編集] 芸能人
[編集] 文学
[編集] 画家・写真家
[編集] 映画
[編集] 漫画家
[編集] スポーツ選手
[編集] その他
- 小島武夫(プロ雀士)
- 副島隆彦(評論家)
- 濱野賢一朗 (教育、リナックスアカデミー 学校長)
[編集] 福岡市を舞台とした作品
実際に福岡市で撮影が行われていないものを含み、福岡市で撮影を行っていても設定上、福岡市が舞台になっていないものは含めない。
- 男はつらいよ(第1作)
- 博多っ子純情
- 点と線
- 空の大怪獣ラドン
- ゴジラvsキングギドラ
- ゴジラvsスペースゴジラ
- ガメラ 大怪獣空中決戦
- ロッカーズ
- ちんちろまい
- ゲームソフト
- リフレインラブ(実際は福岡市を舞台にしているのではなく、地名や人名に福岡市に実在する地名を用いている。また背景の映像などは福岡市内の風景をモチーフにしている)
[編集] 百選
- 日本の音風景100選:博多祗園山笠の舁き山笠
- 日本の道100選:東西軸トランジットモール
- 日本さくら名所100選:西公園
- 日本の渚百選:海の中道
- 名水百選:不老水(香椎宮近郊)
[編集] 外部リンク
日本の政令指定都市 |
札幌 | 仙台 | さいたま | 千葉 | 横浜 | 川崎 | 静岡 | |
- 福岡県の自治体等
-
北九州市: 門司区 | 若松区 | 戸畑区 | 小倉北区 | 小倉南区 | 八幡東区 | 八幡西区 福岡市: 東区 | 博多区 | 中央区 | 南区 | 西区 | 城南区 | 早良区 その他市部: 大牟田市 | 久留米市 | 直方市 | 飯塚市 | 田川市 | 柳川市 | 八女市 | 筑後市 | 大川市 | 行橋市 | 豊前市 | 中間市 | 小郡市 | 筑紫野市 | 春日市 | 大野城市 | 宗像市 | 太宰府市 | 前原市 | 古賀市 | 福津市 | うきは市 | 宮若市 | 朝倉市 | 嘉麻市 筑紫郡: 那珂川町 糟屋郡: 宇美町 | 篠栗町 | 志免町 | 須恵町 | 新宮町 | 久山町 | 粕屋町 遠賀郡: 芦屋町 | 水巻町 | 岡垣町 | 遠賀町 鞍手郡: 小竹町 | 鞍手町 嘉穂郡: 桂川町 朝倉郡: 筑前町 | 東峰村 糸島郡: 二丈町 | 志摩町 三井郡: 大刀洗町 三潴郡: 大木町 八女郡: 黒木町 | 立花町 | 広川町 | 矢部村 | 星野村 山門郡: 瀬高町 | 山川町 三池郡: 高田町 田川郡: 香春町 | 添田町 | 糸田町 | 川崎町 | 大任町 | 赤村 | 福智町 京都郡: 苅田町 | みやこ町 築上郡: 吉富町 | 上毛町 | 築上町
- 日本の都道府県庁所在地
-
北海道: 札幌市 東北: 青森市 | 盛岡市 | 仙台市 | 秋田市 | 山形市 | 福島市 関東: 水戸市 | 宇都宮市 | 前橋市 | さいたま市 | 千葉市 | 東京特別区(新宿区) | 横浜市 甲信越: 甲府市 | 長野市 | 新潟市 北陸: 富山市 | 金沢市 | 福井市 東海: 岐阜市 | 静岡市 | 名古屋市 | 津市 関西: 大津市 | 京都市 | 大阪市 | 神戸市 | 奈良市 | 和歌山市 中国: 鳥取市 | 松江市 | 岡山市 | 広島市 | 山口市 四国: 徳島市 | 高松市 | 松山市 | 高知市 九州/沖縄: 福岡市 | 佐賀市 | 長崎市 | 熊本市 | 大分市 | 宮崎市 | 鹿児島市 | 那覇市