ひのくに号

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ひのくに号（ひのくにごう）は、福岡市と熊本市を結ぶ高速バスである。1973年の九州自動車道鳥栖インターチェンジ～南関インターチェンジ間開通に伴い、それまで国道3号経由だった特急バスを高速バスとしたもので、九州でもっとも長い歴史を持つ。2006年7月現在で1日124往復（うち福岡空港便20往復）を運行している。

愛称は、熊本県の別称「火の国」に由来する。

目次 1 運行会社 2 停車停留所 3 運行経路 4 座席 5 片道所要時間・運賃 6 車内設備・サービス 7 沿革 8 外部リンク

[編集] 運行会社

• 西日本鉄道（西鉄高速バスに管理委託）
• 九州産交バス

[編集] 停車停留所

福岡～熊本間はスーパーノンストップ（行先表示幕は赤）、ノンストップ（行先表示幕は緑）の2種類。福岡空港～熊本間は各停（行先表示幕は黄）。

○、●、◆：停車（ただし●マーク同士、◆マーク同士の停留所相互間利用は不可）、｜：通過、∥：経路外

停車停留所名	停留所所在地	スーパーノンストップ	ノンストップ	各停	備考
博多駅交通センター	福岡市博多区	●	●
西鉄天神バスセンター	福岡市中央区	●	●
福岡空港第1・第2・第3	福岡市博多区	∥	∥	●
福岡空港国際線ターミナル		∥	∥	●
筑紫野（二日市温泉入口）	筑紫野市	｜	○	○	二日市温泉
基山パーキングエリア	基山町	｜	｜	○
宮の陣	久留米市	｜	｜	○
久留米インターチェンジ		｜	｜	○
広川	八女郡広川町	｜	｜	○
八女インターチェンジ	八女市	｜	｜	○
瀬高	山門郡瀬高町	｜	｜	○
山川	山門郡山川町	｜	｜	○
小原	玉名郡南関町	｜	｜	○
菊水インターチェンジ	玉名郡和水町	｜	｜	○
鹿央	山鹿市	｜	｜	○
植木インターチェンジ	鹿本郡植木町	｜	○	○
西合志	合志市	○	○	○
武蔵が丘	熊本市	○	○	○
益城インター口		◆	∥	∥	益城熊本空港インターチェンジ
自衛隊前		◆	∥	∥
松の本		∥	◆	◆
西原		∥	◆	◆
帯山中学校前		∥	◆	◆
熊本県庁前		◆	◆	◆
水前寺公園前		｜	◆	◆	水前寺公園
味噌天神		｜	◆	◆
通町筋		◆	◆	◆
熊本交通センター		◆	◆	◆

[編集] 運行経路

スーパーノンストップ

博多駅交通センター～西鉄天神バスセンター～天神北ランプ～福岡都市高速1号線～千鳥橋ジャンクション～福岡都市高速2号線～太宰府インターチェンジ～九州自動車道～益城熊本空港インターチェンジ～熊本市内～熊本交通センター

ノンストップ

博多駅交通センター～西鉄天神バスセンター～天神北ランプ～福岡都市高速1号線～千鳥橋ジャンクション～福岡都市高速2号線～太宰府インターチェンジ～九州自動車道～熊本インターチェンジ～国道57号線(東バイパス)～熊本市内～熊本交通センター

福岡空港線

（熊本行き：福岡空港1・2・3→福岡空港国際線ターミナル→半道橋ランプ→）（福岡空港行き：福岡空港国際線ターミナル←福岡空港1・2・3←月隈ランプ←）～福岡都市高速2号線～太宰府インターチェンジ～九州自動車道～熊本インターチェンジ～国道57号線（東バイパス）～熊本市内～熊本交通センター

[編集] 座席

座席定員制。席は自由席で、予約なしで乗車できる。満席の場合は乗車できない。

[編集] 片道所要時間・運賃

• 西鉄天神バスセンター～熊本交通センター：1時間49分
• 福岡空港～熊本交通センター：1時間57分
  • 片道2,000円
  • 往復・ペア割引乗車券3,600円
  • 4枚回数券6,400円
  • 定期券 一ヶ月 45,000円 （写真入りの定期券）

※九州産交バス運行便に限り、TO熊カードでも利用可能。西鉄バス運行便に限り、西鉄バスカードおよびよかネットカードでも利用可能。

[編集] 車内設備・サービス

ハイデッカー・4列シート・トイレ

[編集] 沿革

• 1950年5月　福岡～日奈久間直行バス運行開始
• 1962年8月　熊本～福岡間ビジネス特急「ひのくに」号運行開始。国道3号線経由
• 1973年11月　国道3号線経由で運行していた熊本～福岡間の特急「ひのくに」号が九州自動車道熊本IC～鳥栖IC開通に伴い、高速道に載せ替えられ、九州初の高速バスとして登場

ブルーのストライプの入った両者共通の塗色は当時の西鉄(銀、白)と産交(青、白)のカラーを使ったものと思われる。

当初6往復(西鉄4　産交2)運賃片道800円(当時)　2時間30分

当初停留所　天神ＢＣ～○中州～○呉服町～博多駅ＢＣ～雑餉隈南本町～二日市温泉入口～ 鳥栖公園入口～久留米ＩＣ～八女ＩＣ～菊水ＩＣ～熊本県庁～○水前寺公園～○通町筋～熊本交通センター(○降客扱い)

• 1975年4月　10往復に増回（西鉄6　産交4）

太宰府ICまで高速区間延長、停留所増加ほぼ現在の各停便並みの停車に　

• 1977年12月　20往復に増回（西鉄12　産交8）30分おきに
• 1981年5月　27往復に増回(西鉄16　産交11)ノンストップ便（以下NS）新設

NS12　各停15

• 1982年2月　36往復に増回(西鉄21　産交15)

NS12　各停15　ハイデッカータイプの車両増備始まる

• 1983年6月 40往復に増回(西鉄23　産交17)

NS20　各停20

• 1987年11月　46往復に増回(西鉄26　産交20)　このころ久留米急行廃止
• 1988年8月 58往復に増回(西鉄32　産交26)　各停便は福岡空港経由に

NS27　各停31

• 1989年5月 福岡都市高速乗り入れ、天神始発終着が博多駅発着に　本数は変わらず
• 1991年8月　60往復に増回(西鉄33　産交27)

NS40　各停20

• 1993年　デラックスひのくに号車両増備(トイレ付き)
• 1999年3月 68往復に増回(西鉄３７　産交３１) 福岡都市高速、太宰府IC直結

NS46　各停22 増備車より共通カラー廃止

• 1999年11月　土日祝日のみ4往復増回　72往復　(西鉄39　産交33)

NS50　各停22

• 2000年7月　80往復に増回(西鉄43　産交37)福岡行、通町筋経由に

方向幕　カラー表示に

スーパーノンストップ(以下SN、益城IC経由)新設

各停便(益城IC経由)新設

福岡空港行きは空港止

SN20　NS31　各停12　各停空港17

• 2001年3月　80往復そのまま　運賃値下げ片道2400円から2000円に

各停便(益城IC経由)廃止

ノンストップ便に植木IC経由10往復設定　空港線国際線ターミナルまで延長

SN26　NS24 NS(植木IC経由)10　各停空港20

• 2001年8月　88往復に増回 (西鉄47　産交41)

空港線熊本行きは経路を国内線→国際線→筑紫野に変更

SN29　NS29　NS(植木IC経由)10　各停空港20

• 2002年4月　100往復に増回(西鉄53　産交47)

ノンストップ便全便植木IC経由に

SN45 NS35　各停空港20

[編集] 外部リンク

• 西日本鉄道公式サイト・ひのくに号時刻表
• 九州産交バス公式サイト・ひのくに号時刻表