山形市
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山形市(やまがたし)は、山形県の中部東にある市で、同県の県庁所在地である。市域は旧村山郡(現在は村山地方)に属しており、当域を管轄する村山総合支庁の所在地でもある。県内人口1位で、郊外と一体的に人口約48万人の山形都市圏を形成している。
目次 |
[編集] 地理
山形盆地の南部3分の1ほどを占め、盆地の東南部に位置する扇状地の上に市街地が立地している。盆地中央部である市の北、北西方向は広く平地が続き、広大な田園となっている。市の東部は奥羽山脈による山岳地帯、南西部は丘陵が占めている。
- 東には奥羽山脈があり、宮城県との県境となっている。南西は白鷹丘陵と呼ばれる丘陵地となっており、村山地方と置賜地方を分けている。南東の上山市との市境付近に蔵王連峰があり、裾野には蔵王高原が広がる。北へは広く平地が続き、北西方向には遠く月山・葉山を眺めることができる。また、市街地東部の県庁庁舎付近に近接する千歳山には阿古耶(あこや)姫伝説が語り継がれる。
- 市内には、馬見ヶ崎川や須川など最上川水系の河川が流れる。
- 市街地は、馬見ヶ崎川による扇状地上に広がり、伏流水による古井戸などが多くある。馬見ヶ崎川から取水した水は、市街地にはり巡らされた堰(山形五堰)を利用して、山形城址(現霞城公園)の濠を満たし町を潤す。
- 市南部、西部には、東から犬川、竜山川、鳴沢川、西から本沢川、花川、南沢川、上の沢川など、複数の河川が須川に向かって流れ込む。市北部は、立谷川の扇状地となっており、工業団地や流通団地が整備されている。馬見ヶ崎川、立谷川も市北部で須川に合流し、市境付近で最上川と合流する。
[編集] 隣接する自治体
山形市は、南方で上山市と隣接し、北に天童市、北西に山辺町、中山町などの山形盆地の各市町と隣接し、それぞれ道路、鉄道によって接続している。東根市とは、奥羽山脈の山岳部で市域の境界を接するが、通常の往来には場合は天童市を経由した国道13号が用いられる。また、南陽市との場合も、直接市域の境界を接するのは白鷹山の山頂付近で通常の往来には上山市を経由して国道13号を用いるか、山形県道5号山形南陽線を用いる。 宮城県側の仙台市太白区の西部や川崎町と隣接するが、奥羽山脈を越える必要があり、往来には山形自動車道や仙山線などが使われる。
[編集] 歴史
[編集] 市制以前
- 古墳時代の集落跡(嶋遺跡、国指定史跡)が山形市北西部で発見されている。
- 702年(大宝2年) 国司藤原豊光の娘・阿古耶姫によって千歳山命名。
- 1356年(延文元年) 斯波兼頼が羽州探題として山形に入部、子孫は、地域の名称をとって最上氏を名乗る。
- 最上氏11代の最上義光が現在の基礎となる山形城と城下町の町割を整える。
- 最上氏が転封された後、鳥居忠政が領主となる。馬見ヶ崎川の改修などが行われる。
- 以後、幕末まで、複数の領主が入れ変わる。
- 天保の改革に失敗した水野忠邦の子忠精が山形に転封され、版籍奉還まで水野氏5万石がつづく。
- 廃藩置県後、村山郡山形が、山形県の県庁所在地となり、その後、複数の県の統合を経て、現在の範囲の山形県でも県庁所在地となる。
[編集] 市制以後
- 1889年(明治22年)4月1日 - 市制施行。
- 1901年(明治34年)4月11日 - 山形駅開設。
- 1920年(大正9年) - 第1回国勢調査、山形市の人口48,399人。
- 1933年(昭和8年)7月25日 - 7月25日15時頃、日本の公式記録における気温の最高記録である40.8度を記録。
- 1952年(昭和27年) - 第7回国民体育大会開催。
- 1954年(昭和29年)10月1日 - 山形市章制定。
- 1974年(昭和49年)7月1日 - 市の木、市の花を定める。
- 1989年(平成元年) - 市制100周年。様々な記念行事、記念事業が行われる。
- 1992年(平成4年) - べにばな国体(第47回国民体育大会、完全国体)開催。
- 2001年(平成13年)4月1日 - 特例市に移行。
[編集] 合併の経緯
- 1889年(明治22年)
- 4月1日 - 山形城下31町が合併、市制施行し、山形市となる。
- 1931年(昭和6年)
- 4月1日 - 南村山郡東沢村字小白川を編入
- 1943年(昭和18年)
- 4月1日 - 東村山郡鈴川村、千歳村を編入
- 1954年(昭和29年)
- 3月31日 - 南村山郡飯塚村を編入
- 6月1日 - 南村山郡椹沢村を編入
- 10月1日 - 東村山郡金井村、大郷村、出羽村、楯山村、高瀬村、明治村、南村山郡滝山村、南沼原村、東沢村を編入
- 11月1日 - 南村山郡金井村(註1)を編入
- 1955年(昭和30年)
- 4月1日 - 東村山郡大曽根村字志鎌を、境界変更により山形市に編入
- 1956年(昭和31年)
- 4月1日 - 東村山郡大曽根村を編入
- 6月1日 - 東村山郡山寺村大字山寺を編入
- (山寺村は、分村合併のため、大字山寺は山形市に、字荒谷は東村山郡豊栄村に)
- 12月23日 - 南村山郡蔵王村、本沢村(字久保手を除く)、柏倉門伝村(註2)、村木沢村を編入
- 1957年(昭和32年)
- 3月21日 - 山形市内蔵王金瓶の区域を上山市に編入
- 10月20日 - 山形市内大字松原字原の一部を上山市に編入
註1:現在の南山形地区、註2:現在の西山形地区
[編集] 行政
山形市の行政の課題
- 合併問題
- 山形市では、周辺市町との合併を計画している。1990年代、山形市と天童市、上山市、東村山郡山辺町、東村山郡中山町の3市2町を範囲とした合併構想が持ち上がった。当初の枠組みでは合併後40万人程度の人口が期待された。発端のひとつとして、近隣の仙台市が目指した、大規模な合併と政令指定都市昇格への動きが挙げられる。
- 合併協議の難航
- 山形市長の交代などから、合併協議は停滞し、長年の課題として残された。2001年、天童市が、市名の問題や他市町の財政状況などを理由に合併協議会から離脱し、残った2市2町による合併協議へと移行する。やがて「平成の大合併」と呼ばれる合併ブームに突入し、山形県の支援を受けて2市2町の枠組みで法定合併協議会を設立するが、議員定数などで折り合わず、協議は難航した。
- 合併協議会の解散
- 2005年2月28日、合併協議会を解散し、合併計画は頓挫した。
[編集] 歴代市長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 |
初代 | 濱村勘太郎 | 1889年6月 | 1894年 |
2 | 雄倉茂次郎 | 1894年12月8日 | 1901年 |
3 | 佐治吉左衛門 | 1901年11月 | 1904年 |
4 | 菱田義民 | 1904年6月 | 1906年 |
5 | 新関善八 | 1906年12月 | 1912年12月12日 |
6 | 林兎喜太郎 | 1913年1月 | 1917年1月 |
7 | 小鷹鋭健 | 1917年2月 | 1923年5月22日 |
8 | 川合為吉 | 1923年6月 | 1927年7月13日 |
9 | 高橋勝兵衛+ | 1927年7月28日 | 1932年10月31日 |
10 | 大沼保吉 | 1932年11月18日 | 1944年 |
11 | 大内有恒 | 1944年12月 | 1946年1月19日 |
12 | 鈴木重屹 | 1947年4月5日 | 1954年10月25日 |
13 | 大久保傳蔵 | 1954年11月22日 | 1966年10月25日 |
14 | 金澤忠雄 | 1966年11月16日 | 1994年 |
15 | 佐藤幸次郎 | 1994年 | 2000年 |
16 | 吉村和夫+ | 2000年2月7日 | 2003年8月20日 |
17 | 市川昭男 | 2003年9月28日 | 現職 |
(+印は在職中死去)
[編集] 都市宣言
- 平和都市宣言
- 暴力のない明るい都市宣言
- ゆとり宣言
- 米等の自給確立都市宣言
- スポーツ都市宣言
- 男女共同参画都市宣言
[編集] 経済
[編集] 伝統工芸品
- 国指定
- その他の伝統的工芸品
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[編集] 山形市に本社を置く主な企業
- 第一貨物
- 東北ビバレッジ
[編集] 就業人口
(2000年国勢調査より)
- 第一次産業就業者数 6,881人
- 第二次産業就業者数 30,779人
- 第三次産業就業者数 91,282人
[編集] メディア
県内を範囲として活動しているメディアの本社機能が集中する。ただし、テレビユー山形については、県内で影響力のある山形新聞などの既存マスコミから距離を置く意味合いから、本社を酒田としている。また、コミュニティ放送局は、東北地方ではもっとも早く開局し、現在では市内に2つの放送局が放送をしている。尚、山形市役所屋上には山形コミュニティ放送の送信アンテナが設置されている。
- 山形放送 (YBC、日本テレビ系)
- 山形テレビ (YTS、テレビ朝日系)
- テレビユー山形 (TUY、TBS系。本社は酒田市に、放送センターは山形市にある)
- さくらんぼテレビジョン (SAY、フジテレビ系)
- NHK山形放送局
- NHK山形放送局(NHK)
- 山形放送(YBC、JRN/NRN)
- エフエム山形(BOY-FM、JFN)
- 山形コミュニティ放送(ラジオモンスター、76.2MHz)
- やまがたシティエフエム(VigoFM、78.8MHz)
- ケーブルテレビ山形(CATV-Y)
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 国内
[編集] 海外
キッツビューエル市(オーストリア共和国チロル州)
スワンヒル市(オーストラリアヴィクトリア州)
吉林市(中華人民共和国吉林省)
ウラン・ウデ市(ロシア連邦ブリヤート共和国)
ボルダー市(アメリカ合衆国コロラド州)
[編集] 地域
山形市では行政上、市内を30の地区に分けている。これらの区割りは、多くの場合、山形市と合併した旧自治体の範囲と名称を残しているが、合併時の経過や実用上の必要性から、改称や周辺の地域と統廃合された地区(例:南山形地区、西山形地区)がある。合併以前の山形市を中心とした範囲は、細分化され、第一地区から第十地区の各地区に分割されている。
- 第一地区 - 第十地区、
- 鈴川地区、千歳地区、飯塚地区、椹沢地区、出羽地区、
- 金井地区、楯山地区、滝山地区、東沢地区、高瀬地区、
- 大郷地区、南沼原地区、明治地区、南山形地区、大曽根地区、
- 山寺地区、蔵王地区、西山形地区、村木沢地区、本沢地区
山形市と上山市の市境付近にあたる、山形市南西部の丘陵に、ニュータウン(蔵王みはらしの丘)を建設している。これに合わせて西廻りバイパス(山形県道51号山形上山線)が延長され、国道458号長谷堂バイパスが開通するなど、交通環境も整いつつある。すでに分譲が始まっており、2006年3月に新しい小学校(山形市立みはらしの丘小学校)が開校した。
また、山形市内には、比較的公民館が多く存在し、地域コミュニティの拠点として利用されている。山形市と合併した町村の多くは旧自治体名をそのまま地域名としており、公民館の名前の冠となっている場合がある。また、市内の高校や中学の跡地を利用したものは、比較的広い敷地に、図書館や体育館、公園、市の管理する施設などが併設されている。
中央公民館は、複合施設AZ七日町の施設内にあり、図書館分館やホールがある。ホールは、山形国際ドキュメンタリー映画祭のメイン会場の一つになっている。
[編集] 市町村間関係
山形県内の庄内地方や置賜地方などの他地域の市町村との関係に比べて、蔵王連峰を越えた太平洋沿岸の仙台市との関係が親密であり、この傾向は、山形・仙台間の交通網の整備とともに大きくなっている。
(→以下詳細については「仙台市#仙台と山形のライバル関係」を参照する事。)
[編集] 学校・育児施設
[編集] 大学・短期大学
- 山形大学
- 小白川キャンパス:人文学部、教育学部、理学部
- 飯田キャンパス :医学部
- 松波キャンパス :附属小中学校
- 山形県立保健医療大学
- 保健医療学部
- 東北芸術工科大学
- 芸術学部
- デザイン工学部
- 放送大学
- 山形学習センター
- 山形短期大学
[編集] 大学校・短期大学校
[編集] 盲学校・聾学校・養護学校
- 山形県立山形養護学校
- 山形大学附属養護学校
- 山形県立山形聾学校
盲学校は山形市内になく、上山市にある山形県立山形盲学校が最寄りの盲学校となる。また、養護学校は、病弱者を教育する養護学校として山形県立山形養護学校が山形市内にあるが、肢体不自由者を教育する養護学校や知的障害者を教育する養護学校は山形市内にはなく、最寄りの学校はいずれも上山市で、それぞれ山形県立ゆきわり養護学校、山形県立上山高等養護学校がある。
[編集] 高等学校
- 山形県立山形東高等学校
- 山形県立山形西高等学校
- 山形県立山形南高等学校
- 山形県立山形北高等学校
- 山形県立山形工業高等学校
- 山形県立山形中央高等学校
- 山形県立霞城学園高等学校(単位制の定時制・通信制高校)
- 山形市立商業高等学校
- 山形学院高等学校
- 山形城北高等学校
- 日本大学山形高等学校
- 山本学園高等学校
- 蔵王高等学校
- 東海大学山形高等学校
[編集] 小中学校
山形県では、小学校の少人数学級編成を押し進める「さんさんプラン」(学級の人数を33人程度に編成する)を導入しているため、山形市立の小学校でも少人数学級が行われている所が多い。これによって多くの場合、欠席日数や、学習面でよい成果をもたらしている。他方、財政的な負担が大きいこと、学級数の増加によって教室不足が深刻化するなどの問題が表面化している。とくに山形市で最近都市化が急速に進んだ地域や、児童数の多い大規模校などの教室不足が深刻な学校では、グラウンドに仮設の校舎を急増したり、多目的教室などのスペースを教室として利用するなどの苦慮がみられる。なお、この施策は、中学校にも導入された。
- 中学校
市立中学校(15校)※「山形市立」を省略
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- 山形大学附属中学校
- 日本大学山形中学校
- 小学校
市立小学校(37校)※「山形市立」を省略
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- 山形大学附属小学校
[編集] 幼稚園
幼稚園は私立幼稚園が26箇所ある。市立の幼稚園は存在しない(他に山形大学附属幼稚園がある)。2004年に「山形市のびのび入園特区(第5回構造改革特区)」が認められ、市内18の幼稚園で、満3歳未満の園児が入園できるようになった。また、参考として保育園は、私立17箇所、市立12箇所市内に存在する。
[編集] 施設
- 図書館
- 山形市立図書館
- 本館、霞城分館、中央分館、北部分館、東部分館
- 山形県立図書館
- 博物館
- 山形大学附属博物館
- 山形県立博物館本館
- 山形県立博物館教育資料館(旧山形師範学校本館)
- 山形県郷土館(文翔館、旧山形県庁舎)
- 山形市郷土館(旧済生館本館)
- 最上義光歴史館
- 山寺芭蕉記念館
- 美術館
- 山形美術館
- 山寺後藤美術館
- 植物園
- 山形市野草園
- ホール
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
山形駅は、いくつかの鉄道路線が集中しているターミナル駅であるが、山形以南を除いて全て単線であるため発車間隔は、各路線で1時間に1~2本程度の頻度しかない。従って、市内の移動は道路網を利用したほうが利便性が高い場合が多い。山形新幹線つばさがミニ新幹線(新幹線直行特急)方式で開通し、東京方面への移動時間が大幅に短縮された。
- 中心駅:山形駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
[編集] 未成線
- 蔵王高速電鉄:山形から上山と蔵王温泉まで計画した鉄道
[編集] 索道路線
ロープウェイは、蔵王の山麓(蔵王温泉)から、山頂までを結ぶものである。蔵王温泉までの交通は、バス、自動車などを利用することになる。以下にゴンドラタイプのものを列挙するが、これらの他に、スキーゲレンデには多数のリフトが設置されている。
- 蔵王スカイケーブル
- 上の台駅、中央高原駅
- 蔵王中央ロープウェイ
- 温泉駅、鳥兜駅
- 蔵王ロープウェイ
- 山麓線:蔵王山麓駅、樹氷高原駅
- 山頂線:樹氷高原駅、地蔵山頂駅
[編集] バス路線
路線網では、山交バスが多くの路線を運行している。山形市を経由する都市間の高速バスでは、山交バスを初め、JRバス東北、東北急行バス、宮城交通、庄内交通、新潟交通などが運行している。また、山形商工会議所が「中心街100円循環バス」を運行している。
- 中心街100円循環バス
- 山形駅と七日町(中心商店街)を巡回するバスで、区間に関わらずワンコイン(100円)で利用できる。
- 山形駅─山形センタービル前─十日町(カバンのフジタ前)─中央郵便局─本町(八文字屋前)─七日町(大沼前)─旅篭町二丁目(市役所南口)─旅篭町四辻(旅篭町新道)─霞城公園前(教育会館前)─NHK前─すずらん街(山形イン向)─十字屋前─山形駅
- 定期路線バス
- ほとんどの路線を山交バスが運行しているが、山交が撤退した路線の一部を、山形市がコミュニティーバスとして運営している(山交が委託運行)。
- 都市間高速バス
- 特急バス
- 仙台市へ直結する特急バスとして、仙台山形線が運行されている。
[編集] 道路
市街地の道路は、城下町を土台とする町の特性から、市街地中心部など一部に、狭く丁字路の多い構造を残している。周辺市町村への移動には、国道、主要地方道が市街地から放射状に伸びる。また、2つの高速道路と、一般国道13号山形バイパスが市街地を迂回するように取り囲んでいる。
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[編集] 空港
市内に空港はない。最寄りの空港は東根市にある山形空港である。山形空港は、山形新幹線つばさと競合のため、特に東京便の運行本数が減っている。しかし、アクセス面では、国道13号に加え、近接する東北中央自動車道東根ICができたことで、より利便性が向上している。また、アクセス面で山形空港とそれほど差がない隣県の仙台空港も、便数が多いことや定期国際便があることから利用されることが多い。
[編集] 観光
[編集] 名所・旧跡
- 山寺
- 松尾芭蕉の奥の細道で句を詠んでいる。
- 山寺の蝉が日本の音風景100選に選ばれている。
- 面白山高原スキー場
- 千歳山(阿古耶姫伝説、「阿古耶の松」が歌枕となっている。千歳山萬松寺)
- 山形城址(霞城公園、三の丸跡、最上義光記念館、桜の名所)
- 専称寺(最上義光が、娘の駒姫を弔うために天童市高擶から移築建立した。東北一の規模の木造建造物。)
- 文翔館(旧県庁舎、旧県議事堂、大正時代の洋風建築)
[編集] 文化財
山形市にある国指定の文化財、省略あり。
- 山寺(名勝史跡、1950年8月29日指定)
- 立石寺中堂(根本中堂)(重要文化財-建造物、1950年8月29日指定)
- 立石寺三重小塔(重要文化財-建造物、1952年7月19日指定)
- 木造薬師如来坐像(重要文化財-彫刻、1966年6月11日指定)
- 天養元年如法経所碑(重要文化財-考古資料、1950年8月29日)
- 山形城跡(史跡、1986年5月28日指定)
- 旧済生館本館(重要文化財-建造物、1966年12月5日指定)
- 山形県立博物館
- 土偶(考古資料、1965年5月29日指定)
- 鳥居(重要文化財-建造物、1952年11月22日指定)
- 八幡神社鳥居(重要文化財-建造物、1952年11月22日指定)
- 旧山形師範学校本館(重要文化財-建造物、1973年6月2日指定)
- 山形県旧県庁舎及び県会議事堂(重要文化財-建造物、1984年12月28日指定)
- 旧松應寺観音堂(重要文化財-建造物、1986年12月20日指定)
- 嶋遺跡(史跡、1966年12月19日指定)
- 山形美術館
- 与謝蕪村の紙本淡彩奥の細道図(重要文化財-絵画、1954年3月20日指定)
- 光明寺
- 紙本著色遊行上人絵 伝狩野宗秀筆(重要文化財-絵画、1990年6月29日指定)
- 吉祥院
- 木造観世音菩薩立像(重要文化財-彫刻、1950年8月29日指定)
- 宝積院
- 木造十一面観音立像(重要文化財-彫刻、1970年5月25日指定)
- 慈光明院
- 金銅装笈(重要文化財-工芸品、1967年6月15日指定)
- 紙本墨書東大寺庄園文書目録残巻(重要文化財-書跡、1950年8月29日指定)
- 紙本墨書華厳孔目章発悟記(重要文化財-書跡、1950年8月29日指定)
- 山形大学
- 中条家文書(重要文化財-古文書、1992年6月22日指定)
- 茶の湯釜(重要無形文化財-工芸技術、1996年5月10日認定)
[編集] 祭り・行事
- 山形花笠まつり
- 植木市
- 5月8日~10日に市内薬師寺周辺で行われる。全国三大植木市に数えられるらしい。
- 初市
- 1月10日に、市内七日町大通り(十日町から七日町)で行われる。縁起物の市が立ち賑わう。
- 蔵王樹氷まつり
- 山形国際ドキュメンタリー映画祭
- 世界中のドキュメンタリー映画作家やフィルムが集うドキュメンタリー映画の祭典、隔年で例年秋頃に開かれる。
- 日本一の芋煮会フェスティバル
- 山形では秋になると、各地の河原でグループによる芋煮会が行われるが、そのシーズンの先駆けとして、毎年9月の第1日曜に馬見ヶ崎河川敷で開催される。6mの大鍋に約3万食の芋煮が作られる。
- 豊烈神社例大祭
- 毎年10月6日の行われる例大祭では、豊烈神社に伝わる、日本に残る三つの打毬のひとつが奉納される。
- 山形大花火大会
- 例年8月14日に行われる夏の花火大会。打ち上げ数は約2万発。須川河畔の反田橋周辺を会場に行われる。
[編集] 山形市を拠点として活動している団体
- 山形交響楽団
- 山形市を本拠地として活動するプロ・オーケストラ。山形市を中心に東北六県と新潟などで活動している。
- スポーツ山形21
- Paragosto/T.F.N.
- パラゴストは、山形大学サッカー部有志によって結成されたFC小白川を前身とするフットサルチーム。全日本フットサル選手権に、東北代表として何度か出場する。
- 東北楽天ゴールデンイーグルス2軍
[編集] 山形市を舞台とする作品
[編集] 郷土料理
山形でよく食べられる特徴的な料理方法、食材。
- 料理方法
- 芋煮
- 玉コンニャク:醤油味で煮られた丸いコンニャク。山寺、千歳山、蔵王温泉などの名物。
- 納豆汁
- だし
- 青菜漬け
- おみ漬け
- どんどん焼き:割り箸に巻き付けた薄いお好み焼き。
- 冷やしラーメン:夏場に食べられる冷たいラーメンの一種。
- 食材
- もってのほか:主な生産地。常食。
- オカヒジキ:主な生産地。常食。
- カド(ニシン)縁起物として。
- ヒョウ(スベリヒユ):保存食、縁起物として。
- サトイモ:主に芋煮用として。
- イナゴ:食材として。
- アケビ:食材として。
- 他、山菜類
[編集] 出身有名人
- 新海竹太郎、彫刻家(1868年2月5日-1927年3月11日)
- 三浦新七、経済史学者(1877年8月12日-1947年8月14日)
- 阿部六郎、文芸評論家、独文学者(1904年4月12日-1957年1月7日)
- 高山岩男、哲学者(1905年4月18日-1993年7月5日)
- 阿部吉雄、中国哲学者(1905年5月12日-1978年5月30日)
- 神保光太郎、詩人(1905年11月29日-1990年10月24日)
- 真壁仁、詩人(1907年3月15日-1984年1月11日)
- 笹原正三、レスリング選手(1929年7月28日-)
- 鹿野道彦、政治家(1942年1月24日-)
- 加藤典洋、文芸評論家(1948年4月1日-)
- 渡辺えり子、劇作家・演出家・女優(1955年1月5日-)
- 奥山清行、工業デザイナー(1959年-)
- 須藤満、ベーシスト(1964年12月14日-)
- 阿部義晴、ミュージシャン・音楽プロデューサー(1966年7月31日-)
- 石澤智幸、タレント テツandトモのトモ(1970年5月10日-)
- 武田祐子、フジテレビアナウンサー(1970年5月29日-)
- 高橋みゆき、バレーボール選手(1978年12月25日-)
- 熊坂香織、駅伝選手(1980年6月23日-)
- 大神雄子、バスケットボール選手(1982年10月17日-)
- 加藤条冶、スピードスケート選手(1985年2月6日-)
- 城戸口静、漫画家
- AKEMI、シンガーソングライター
[編集] 外部リンク
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- 日本の都道府県庁所在地
-
北海道: 札幌市 東北: 青森市 | 盛岡市 | 仙台市 | 秋田市 | 山形市 | 福島市 関東: 水戸市 | 宇都宮市 | 前橋市 | さいたま市 | 千葉市 | 東京特別区(新宿区) | 横浜市 甲信越: 甲府市 | 長野市 | 新潟市 北陸: 富山市 | 金沢市 | 福井市 東海: 岐阜市 | 静岡市 | 名古屋市 | 津市 関西: 大津市 | 京都市 | 大阪市 | 神戸市 | 奈良市 | 和歌山市 中国: 鳥取市 | 松江市 | 岡山市 | 広島市 | 山口市 四国: 徳島市 | 高松市 | 松山市 | 高知市 九州/沖縄: 福岡市 | 佐賀市 | 長崎市 | 熊本市 | 大分市 | 宮崎市 | 鹿児島市 | 那覇市