福岡教育大学
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福岡教育大学(ふくおかきょういくだいがく)は、福岡県宗像市赤間文教町にある国立の教育系大学。福岡六大学野球連盟加盟校。
日本の多くの教育系大学と同様、1年制の障害児教育教員養成課程があるが、ここだけが6つの専攻が用意されている。内訳は、視覚障害児教育専攻、聴覚障害児教育専攻、精神遅滞児教育専攻、言語障害児教育専攻、肢体不自由児教育専攻、重複障害児教育専攻。
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[編集] 歴史
福岡第一師範学校を前身として、1949年(昭和24年)、国立学校設置法により、これまでの師範学校(福岡第一師範学校,福岡第二師範学校,福岡青年師範学校)が大学に昇格して、新制大学として福岡学芸大学として発足した。1966年(昭和41年)に「福岡学芸大学」から「福岡教育大学」に改称した。大学名の改称と同時に、それまで設置していた学芸学部を教育学部に改組し、教員養成を中心とする大学から教育を総合的に研究する大学へと移行した。
なお、この大学は当初福岡県内の5箇所に分散していたが、出光興産創業者の出光佐三により土地が寄付されたことで集約が可能となり、現在の宗像市内に移転した。このためか、大学の正門付近には出光のガソリンスタンドが存在する。
[編集] 教育研究組織
[編集] 学部
- 教育学部
[編集] 大学院
[編集] 専攻科
[編集] 別科
- 言語障害教育教員養成課程(出願にあたっては教員の普通免許状が必要)
[編集] 学生の生活ぶり
- 大学の周りにはいわゆる遊べるスポットがほとんどないことから、部活動に従事したりサークル活動が盛んである。
- 剣道部・合唱部・吹奏楽部などは全国クラスの強豪である。
- 教育大前駅前を通るメインストリートに飲み屋が集中している。有名な店は「みなみ」「さくらさくら」など。
- 上記の通り、近くに遊べるスポットがない(博多、小倉へのアクセスにはいずれもJRで片道630円かかる。)ため、西日本の大学で同棲率ナンバー1という噂もある。
- 大学周辺には安価なバイトしかないため、最近の傾向として博多や天神でバイトをする学生も少なくない。その際、月6000円でバスが乗り放題の西鉄バス発行のエコルカードは必需品。
- 教職に就く予定のない学生は、3年次に行われる附属学校での教育実習を恐れている者も少なくない。
- 山の斜面に校舎が建っている為、狸や猪、ごく稀にマムシが出ることもある。
- 学内には池があり、休日には子ども達が釣りにくる。また、城山の登山口にも近い事から、登山服姿の年配者が平日の昼間に学内に現れる、という異様な光景もしばしば見られる。
- 大学院に進学することで、言語聴覚士の国家試験受験資格が得られる。(障害児教育専攻)
[編集] 附属学校
- 福岡教育大学教育学部附属幼稚園
- 福岡教育大学教育学部附属福岡小学校
- 福岡教育大学教育学部附属福岡中学校
- 福岡教育大学教育学部附属久留米小学校
- 福岡教育大学教育学部附属久留米中学校
- 福岡教育大学教育学部附属小倉小学校
- 福岡教育大学教育学部附属小倉中学校