どんたく号

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どんたく号は、名古屋市と北九州市、福岡市を結ぶ夜行高速バスである。1日1往復運行である。

全便座席指定制のため、乗車には予約が必要。開通当初は名古屋～福岡間を直行していたが、名古屋～北九州間で運行されていた玄海号が廃止されたのに伴い、北九州を経由するようになった。

愛称の由来は、福岡市で毎年5月に開催される祭り「博多どんたく」から。

[編集] 運行会社

[編集] 停車停留所

愛知県

名鉄バスセンター（名古屋市中村区）
栄（名古屋市中区）

福岡県

小倉駅前（北九州市小倉北区）
砂津（北九州市小倉北区）
黒崎インター引野口（北九州市八幡西区）
博多駅交通センター（福岡市博多区）
西鉄天神バスセンター（福岡市中央区）

※同一県内の停留所相互間の利用はできない。

[編集] 片道所要時間・運賃

名鉄バスセンター～西鉄天神バスセンター

所要時間：11時間5分（下り）・11時間15分（上り）
運賃：10,500円

[編集] 車内設備

スーパーハイデッカー、3列独立シート、化粧室、飲料コーナー、フェイスカーテン

[編集] 付記

[編集] 車体への愛称表記

運行当初は、名鉄・西鉄ともに専用車で運用していた。両社とも車体側面に（西鉄は正面にも）オランダ語表記で「ZONDAG」と書かれていた。特に名古屋近辺では趣味者のみならず一般の人も、通りがかったバスを見て「何と書いてあるのか?」と思ったそうである。現在は、車両の効率運用から専用車ではなくなり、車体への愛称表記もなくなっている。

[編集] レインボー号

現在、名古屋～福岡間を運行する夜行バスは「どんたく号」だけだが、高速バス路線開設ブームだった1980年代後半、JR九州ではバス部門の強化のために高速バス運行にいくつか参入していた。1989年12月25日からジェイアール東海バスと九州旅客鉄道（当時）の共同運行で名古屋～博多間に運行された「レインボー号」もその1つで、「どんたく号」とはダブルトラッキングとなっていた。

しかし、「レインボー号」は福岡のバス交通の拠点である福岡市天神地区を通過しなかったことから、集客が伸び悩み、JR九州が夜行バスを一時撤退する方針を示したこともあって、定着することなく1993年3月31日出発便限りで廃止となった。