甲府市
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甲府市（こうふし）は、山梨県中部に位置する都市で、同県の県庁所在地、特例市である。
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[編集] 概要
甲府という名称は、永正16年(1519年)に武田信虎が居館を石和(現在の笛吹市石和町)、次いで川田(現在の甲府市川田町)から躑躅ヶ崎館(現在の武田神社・甲府市古府中町)へ移した際に、甲斐国の府中という意味から甲府と命名したことに始まる。戦国時代には武田氏の本拠地となり、武田氏滅亡後は徳川氏、浅野氏の甲斐国経営の中心となった。江戸時代には江戸の西方の守りの要として重要視され､また甲州街道の宿場町としても盛えた。 東京の西方約135kmに位置し、中央道・中央本線などの交通の利便性もあるため東の関東地方への志向が比較的強い。山梨県は首都圏整備法上の首都圏に属する県であり、関東各都県の県庁所在地と同様に扱われる事もある。2000年11月1日に特例市に指定されている。近年では、宝石産業の街としても有名である。
[編集] 地理
甲府盆地の中央部を南北に縦断する形で位置する。
[編集] 商業
甲府市街地は、甲府駅周辺に形成される。JR甲府駅は甲府盆地北部に位置し、駅南口には各種交通機関のターミナル、駅前商店街、山交百貨店、山梨県庁や甲府市役所など、商業、行政機関が集結している。
また少し南側には、甲府の老舗百貨店である岡島百貨店や古くからの中心商店街などがある。
戦後から1980年代にかけて賑わいを見せていた駅周辺商店街も、モータリゼーションにより衰退が著しく、ダイエー、西武百貨店などが相次いで撤退した後は空き店舗が目立っている。
現在では甲府市郊外の国道20号沿線を中心に郊外型大型店の出店が目立ち、特に市内の国母地区、隣接する昭和町などは大型商業施設、グランパークやイトーヨーカドー甲府昭和店を中心として活気がある（ただし、グランパークに関しては、食料品店の撤退や売却話も出ている）。
そのため、バブル崩壊後大規模な空き地として残っていた甲府駅北口周辺に県立図書館を核とした新たな学習拠点を誘致する計画や、歴史公園の整備など、『県都の玄関口』として中心市街地活性化の取り組みが行われている。 このほか、NHK甲府放送局やシビックコアによる総合庁舎の建設を駅北口に誘致する計画もなされている。
[編集] 歴史
室町時代には武田氏の城下町。武田氏滅亡後は織田氏の部将・河尻秀隆が領主として入り、本能寺の変の後に徳川氏の部将・平岩親吉が治める。甲府城は平岩親吉により築城に着手される。その後徳川氏の関東転封に伴い、豊臣氏の大名である加藤氏、浅野氏等が甲府城主となる。江戸時代には徳川家康の9男徳川義直、徳川家光の弟の徳川忠長、家光の三男の徳川綱重、六代将軍となる徳川家宣等徳川氏の一族が領主となった。例外として五代将軍徳川綱吉の側用人である柳沢吉保・吉里父子が領主となった。甲府は各支配者により整備され、城下町として発展する。
- 1519年：武田氏の居館が移され甲府と呼称される。
- 江戸時代：徳川親藩の支配から天領へとなる。
- 1889年7月1日：市制施行により甲府市となる。
- 1954年10月：周辺町村を編入。
- 2006年3月1日：中道町と上九一色村の古関・梯地区を編入。
[編集] 行政
国から特例市の指定を受けている。
人口減少により20万人を下回っていたが、2006年3月の中道町・上九一色村北部の編入により20万人台を回復した。
ただ、「平成の大合併」にあたり、甲府経済圏と見られた周辺町村で独立市制を志向した地域が多かったために、山口市、松江市に次いで人口が少なく鳥取市とほぼ同人口の県庁所在地である。
現在の市長は宮島雅展。
[編集] 産業
宝石研磨、印鑑彫刻、印伝が主な産業。特に宝石産業は、甲府の半独占産業でもある。
又、水晶細工と印伝は、経済産業省の伝統的工芸品に指定されている。
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 日本国内
[編集] 日本国外
[編集] 学校
[編集] 大学・短期大学
[編集] 高等学校
公立
- 甲府市立甲府商業高等学校
- 山梨県立甲府第一高等学校
- 山梨県立甲府東高等学校
- 山梨県立甲府西高等学校（旧山梨県立甲府第二高等学校）
- 山梨県立甲府南高等学校
- 山梨県立甲府城西高等学校（旧山梨県立機山工業高等学校、山梨県立第一商業高等学校）
- 山梨県立甲府工業高等学校
- 山梨県立中央高等学校
私立
- 山梨学院大学附属高等学校
- 駿台甲府高等学校
- 東海大学甲府高等学校
- 山梨英和高等学校
- 伊藤学園甲府湯田高等学校
[編集] 中学校
国公立
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私立
- 駿台甲府中学校
- 山梨学院大学附属中学校
- 山梨英和中学校
[編集] 小学校
国公立
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私立
- 駿台甲府小学校
- 山梨学院大学附属小学校
[編集] 施設
[編集] 公園
[編集] 博物館
- 山梨宝石博物館
- 山梨県立科学館
- 昇仙峡影絵美術館
[編集] 図書館
- 甲府市立図書館
- 山梨県立図書館
[編集] 娯楽
[編集] スポーツ
[編集] スポーツ施設
[編集] プロスポーツチーム
[編集] 交通
[編集] 交通史
※ 旧静岡市との交流関係については「静岡市#静岡と甲府の関係」を参照する事。
江戸時代には甲州街道の宿場町として、江戸と京都を結ぶ内陸ルートの幹線の一角であった。又、富士山南麓に当たる駿河国への交通路としては駿州往還(身延街道)が、信濃国への街道は佐久往還・諏訪往還が分岐していた。
[編集] 鉄道
[編集] 道路
[編集] バス
- 路線バス
- 山梨交通（山梨貸切自動車、山梨交通観光バス）
- 山交タウンコーチ(山梨交通グループ）
- 富士急山梨バス（富士急行グループ）
[編集] 観光
[編集] 観光地
[編集] 祭事・催事
- 信玄公祭
- 甲府大好き祭
[編集] 出身有名人
- 田原俊彦（歌手）
- 銀河万丈（声優）
- 名古屋章（声優/俳優）
- 寺本愛美（モデル）
- 斎藤恵 （モデル）
- 保坂正紀（アナウンサー）
- 堀内恒夫（元読売ジャイアンツ監督）
- 梶本隆夫（故人、元プロ野球選手、元阪急ブレーブス監督、元解説者）
- 中田英寿（元サッカー選手）
- 金丸義信（プロレスラー）
- 辻知恵（バレーボール選手/茂原アスカル）
- 富士櫻栄守（元関脇、現・中村親方）
- 宮沢和史（ミュージシャン）
- 柏原崇（俳優）
- 柏原収史（俳優）
- サンプラザ中野（歌手）
- 久慈照嘉（元プロ野球選手）
- 小栗克裕（作曲家）
[編集] 外部リンク
- 日本の都道府県庁所在地
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