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アニメ - Wikipedia

アニメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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Portal:アニメも併せて参照のこと

アニメアニメーションの略称。また、アニメーション(animation)を用いて構成された映像著作物全般を指す。日本語でアニメといえば、単にアニメーションの略であり、特に製作国は関係ない。例えばアメリカ合衆国で製作されたディズニーのアニメーション映画のことは単にディズニーアニメと呼ばれる。しかし、後述するように、日本国外で言うアニメ、つまりanimeという言葉は日本で制作されたアニメーション作品、あるいはそれと同種の作風を持った作品のことを指すことが多い。本項では、日本で製作された商業用アニメについて特に記す。

目次

「アニメ」という語の成立

当初、日本では、アニメーション・アニメという語はあまり用いられず、漫画映画または単に動画と呼ばれていた。アニメーションという語は映像業界の専門用語で、その略であるアニメという語も一般には普及しなかった。テレビでアニメーション番組が放映されるようになると、テレビまんがテレビマンガという語が使われた。最初のテレビアニメ番組とされる「鉄腕アトム」は、本放送当時、後者の表記を使っていた。

「アニメ」という用語の最初期の使用例は、雑誌『小型映画』1965年7月号で現れる。ただしこの雑誌も映像制作者向けの専門雑誌であった。『小型映画』は、1965年6月号までは主に「アニメーション」という語を使用しており、この頃から映像業界内で「アニメ」という語が一般的になりはじめたとみられる。

一般向けに「アニメ」という語をタイトルに用いた最初期の例は、1968年偕成社の絵本のシリーズ名に「名作アニメート絵話」という語が現れる。ただしこれは、animationの動詞形のanimateを日本語読みにしたもので、「アニメーション」を略したものではない。

1969年公開のアニメーション映画『千夜一夜』は、「アニメラマ」という語を用いた。これは、アニメーションとドラマの合成語である。アニメラマはシリーズとなり、1973年公開の第3作まで続いた。

単に「アニメ」という語を用いた最初の書籍タイトルは、1975年ポプラ社の絵本シリーズ名「テレビ名作アニメ劇場」とみられる。

同年には日本アニメーションが創設されており、同社制作番組だけとはいえ、毎週、テレビのアニメ番組内で、社名の一部として「アニメーション」という語が表示されるようになった。

1978年に雑誌アニメージュの刊行が始まり、その後数年で誌名に「アニメ」を含むアニメ雑誌が相次いで発刊されると、アニメという語は急速に普及し、1980年頃を境に「テレビまんが」「動画」という語はほとんど使用されなくなった。

日本語外での輸出

animationという語をどう略しても、animeにはならない(eという文字がもともと存在しない)。このため、英語ではanimeは、animationの略ではなく、日本語由来の外来語だと考えられている。また、animeという綴りでは「エイニム」または「アニーム」という読みとするほうが英語としては自然で、animeとつづって「アニメ」と読むことからも、外来語とみなされることが多い。animationの動詞形のanimateを意味するフランス語を活用させると、animéという綴り方があり得ること、また、英語でもしばしばアニメはaniméと綴られることから、フランス語由来だと考えられたこともあるが、現代ではこの説はあまり信じられていない。英語以外の言語圏には、英語からさらに輸出される形で移入された。

1975年末、アメリカ合衆国で家庭用ビデオデッキが発売されると、1976年2月に、各地で放映されていたテレビ番組を録画して見せ合う活動が始まった。1977年にはこの種の活動を行う専門のサークルが活動を開始した。フレッド・パッテン(Fred Patten)によれば、この時点(1977年当時)で既に日本製ロボットアニメを指す語としてanimeという語が用いられていた。ただし、この語は愛好家たちの隠語か専門用語に近く、一般には広まらなかった。

1991年にアメリカ合衆国でThe Society for the Promotion of Japanese Animation (略称SPJA)が発足し、翌1992年から毎年「Anime Expo」という催しを開催するようになると、animeという語は急速に普及した。

日本のアニメ、anime

戦後日本においてアニメ作品の主流は他の地域と異なる方向に発達し、かつ大きな発展を遂げた結果、明らかに固有の様式をもつに至っている。これら日本製ないし日本風である“日本のアニメ”は、日本以外では特にanime(アニメ)と呼ばれ他のanimation(アニメーション)と区別されている。 米国では、ANIMEはMANGAと同じで日本語という感覚で用いており、animation→アニメ→animeと数少ない逆輸入語であり、かつ文化用語でもあるために、大学の講義題材として取り上げられている。

このanimeという用語の他に「ジャパニメーション(Japanimation)」という呼び方もある。この用語は1970,80年ごろ北米で発生して良く使われたものだが、今では余り使われていない。むしろ現在では、日本のマスコミが(広義の)アニメーションと区別するための日本語になっているのが現状である。

この「ジャパニメーション」という言葉は現在、「日本発の文化や人種」に対する「蔑称」「偏見」であるという意見が、海外のファンの間では支配的なようであり、今の若い世代はJapanimationをjapan-animationの略だとと受け取りにくく、Jap の Animation と読め、Japは日本人の蔑称であるためである(an 音節が繰り返しているため、ひとつが脱落したものと思われるが、このようにも読める)。真摯なファン(OTAKU)は日本のアニメを anime と称し、批判的な者が Japanimation と称するという見方もある。ただし、北米の昔からあるビデオ販売店の表記ではまだ使われている。

この他に「ジャパニメーション」とは、例えば性的・暴力的なシーンをカットしたり、タツノコプロの「超時空要塞マクロス」「超時空騎団サザンクロス」「機甲創世記モスピーダ」といったそれぞれ独立した作品を、米ハーモニーゴールド社が編集して「ロボテック」という長編シリーズに仕立てあげたような、日本アニメーションを輸出向けに改編したもののみを指すのだという解釈もある。

大友克洋士郎正宗を擁して、アニメ化に出資した講談社は、「AKIRA」「攻殻機動隊」が海外で人気を博していると称して、「ジャパニメーション」という用語を戦略的に使っていた。

日本アニメとアニメ全般の呼び名
日本アニメ アニメ全般
日本語 日本アニメ
ジャパニメーション
アニメ
アニメーション
英語 anime
japanimation(現在では稀)
animation

※「アニメ」がアニメ全般を指すのに対し、「anime」は日本アニメを指す。

日本のアニメの特徴

日本のアニメの特徴は、その成立過程に密接にかかわっているため、まず特徴を、そしてその歴史を続けて述べる。

  • ほとんどがリミテッドアニメで、1秒間に使われる絵(動画)の枚数は8枚が基本である。ただしこれは動かす場合のときであり、常に1秒間に8枚の動画を使うという意味ではない。ディズニーアニメに代表されるようなフルアニメ作品は少ない。
  • 左右に長い静止画をスクロール(パン)させる演出(カメラワーク)が多用される。これも作画枚数の節約である。主に競技場の観客席やパーティ会場など、人物が多くにぎやかな状態を演出するために使われる。また、静止画そのものが使われることもある。
  • 以前に使われたシーンと全く同じシーンを繰り返して使用する、バンクシステムという技法が多用される。これは、連続テレビアニメでの前回までのあらすじの説明、ロボットアニメの合体シーン、魔法少女アニメの変身シーンや、主人公がしゃべるシーンなどでも使われる。あるいは背景画のみを差し替えて、全く別のシチュエーションで利用することもある。
  • 制作費が非常に安い。
  • 内容が多種多様であり、作家性の高いものも多い。
  • 1回30分(実際の映像は24分程度)の番組を毎週放映する、連続テレビアニメという形態をとる作品が多く、劇場用作品の比率は低い。

歴史

詳細な歴史については、アニメの歴史を参照のこと。

それまでも劇場用アニメなどは作られていたが、最初の連続テレビアニメ番組、『鉄腕アトム』の放送が開始された1963年1月1日をもって日本商業アニメの創始とするのが通例である。これ以前の歴史についてはアニメの歴史の頁を参照のこと。

このとき制作を指揮した原作者の手塚治虫は、極端に低い制作費で番組制作を請け負い、回収できない部分を本業である漫画の原稿料・再放送・海外輸出・版権ビジネス(マーチャンダイジング、アニメ番組のキャラクターの絵のついた製品の製造権を玩具・文具・菓子メーカーに売るビジネス)によって制作費を回収するという現代の日本アニメに通じるビジネスモデルと共に後々に至るまで制作費が安く抑えられる状況を作り出したが、 もし制作費が高かったら日本製テレビアニメ番組の制作開始は10年近くは遅れただろうという指摘もある。

制作費が安いため、海外製アニメーション番組のような美しいなめらかな画像は作れず、絵の荒さを克服するため脚本が特に重要視され、数回、数十回に渡って長いストーリーを展開する日本独特のアニメ番組が作られるようになった。また、安い資本で参入可能だったため、1960年代から数多くのアニメ制作スタジオが設立され、アニメ番組の本数や題材はさらにバラエティに富むことになった。

テレビアニメの成功は、劇場用アニメ映画にも広く影響を与えた。1960年代から1970年代までは、テレビアニメを再編集しただけの映画が劇場公開され、それぞれが比較的良い興行収入を得た。1980年代以降は、放送中のテレビアニメ番組の新エピソードを映画として公開する手法が取り入れられている。2000年を過ぎると、日本映画はアニメなしでは成り立たないといわれるほどアニメ映画の比重は増加した。2002年度、2003年度の日本映画興行収入上位10位までの内、7つから5つはアニメ映画であった。

アニメ制作の大きな変革は、主に2回あった。

最初のテレビアニメは白黒だったが、1965年、最初のカラー連続アニメ番組ジャングル大帝が制作された。この後数年で他のテレビ番組と同じようにカラー化が行われ、1968年ごろにはほぼ全作品がカラー化された。

以前はセルと呼ばれる、透明なフィルム状のシートに描いた絵を取替えながら撮影する制作方式がとられたが、1995年、セルを使用しない最初の連続CGアニメ、『ビット・ザ・キューピッド』が制作され、1997年には東映動画がほぼ全作品の彩色をデジタル化。現在では他プロダクションも一部作品を除き彩色はすべてデジタル化され、セル制作はほぼ消滅している。現在毎週新作でセル制作をしている作品は実質的に『サザエさん』のみである。

更に、近年のコンピュータ技術の発達により、アニメ制作のすべての過程をデジタル化し、3DCG(3次元コンピューターグラフィックス)を使用したフルデジタルアニメーションの制作も多くのアニメ制作スタジオで行われている。このようなデジタルアニメーションの登場によってコストの削減が進み、短期間でのアニメ制作やアニメ制作本数の増加が生じた。

アニメ流通の大きな変革は、1983年に登場したOVAである。これは、テレビ放映も劇場公開もされないアニメで、ビデオソフトの形で市場に流通する。家庭用ビデオデッキの普及により、レンタルビデオ店と一般消費者が購入するビデオソフトの売り上げ代金だけで製作費の回収が可能になった。最初のOVA作品は、ぴえろ制作の『ダロス』である。OVAの登場により、スポンサーの玩具メーカーの意向を聞かずに作品制作ができるようになったため、さらに作家性の高い作品が多く生み出されることになった。

OVAはそれまでのテレビアニメのような児童・ファミリー向けのものは少なく、それより高年齢の10代から40歳代程度の独身男性をターゲットにしたものが多い。これはそれらのビデオソフトを購入できる金を持つ層に合致するためである。この後、アニメは、児童・ファミリー向けのテレビアニメと、高年齢の独身男性向けのOVAに二極分化する時代を迎え、それは現在も続いている。OVAはテレビアニメにも大きな影響を与えた。現代ではOVA的特徴を持つアニメがテレビ放送されることもある。ただし、深夜帯だったり、ケーブルテレビ、独立UHF放送局での放送であることが多く、それらのOVA的特徴を持つアニメの視聴者は依然、特定の趣味者だけに限られ、他の層には広がっていない。これらの趣味者を総称しておたくと呼ぶこともある。詳細はおたくの項目を参照のこと。

アニメの現在

日本では現在、週に70本以上のアニメ番組が放送されていると言われる(放送地域によって見れる場所と見れない場所がある)。

1980年代まで主流を占めた平日19時台に放映される作品は激減し、テレビ東京での平日18時台と深夜枠、土日の午前が主流となってきている。

多くは児童・ファミリー向けであり、アニメが子供のものだという認識はここ40年ほどは基本的には変わっていないが変化も起こりつつある。

子供以外の層でアニメに拒否感を示す者の割合が減少しつつある。これは、アニメを見て育った層がそのまま高年齢化したためである。児童・ファミリー向けでないアニメの成功例としては、『美味しんぼ』(1988年放送開始)『YAWARA!』(1989年放送開始)などがあるが、キャラクターグッズ展開などがしにくいため現在ではあまり制作されていない。

かつてはおもちゃ会社や食品会社などがスポンサーの主流を占め、必然的に内容も子供向けだったのが、ビデオ会社がスポンサーに登場したことで、一般人でない高年齢層(おたく)向けのアニメを放映することを可能にした。主に深夜帯などをに放送されて、視聴者層が極めて限られ広範囲の視聴者の支持を集めるには至っていないが、パッケージ販売のためのプロモーションの性格も強いため、たとえ低視聴率でもターゲットとする層に確実に届けばよしとしているようである。深夜枠のアニメ番組にはテレビ会社が製作せず、スポンサーが番組枠を買い取って放送するものも多い。

アニメは娯楽の世界だけでなく、教育などの分野にも広がっている。かつて、教育映画は実写のドキュメンタリーが主軸であったが、現在はアニメのものも増えている。1980年代は幼児向けに限られていたアニメの教育映画が、1990年代以降、中学生向け程度にまで広がった。また、歴史、人権、納税啓発、広報ビデオなどにも広くアニメが使われている。

1930年代から当時の文部省は教育映画の一環としてアニメ製作を奨励していた。また、1970年代のアニメ映画にも、文部省選定映画は多くある。このように特に日本政府はアニメを無視していたわけではないが、政府組織などによるアニメの評価は近年上昇したと言われる。これは、1997年から、教育白書でアニメへの言及が行われるようになったというのを根拠としている。

2004年5月、アニメや漫画など日本のソフト産業の保護・育成に官民一体で取り組むための「コンテンツ法」が参院本会議で全会一致で可決、成立した。

将来、少子化による国内向けアニメの需要減少が懸念されている。其の為か近年は大人の視聴者をターゲットにしたアニメ作品が増加している。

数値

アニメだけを対象にした数値的な統計ははっきりとは採られていない。山口康男『日本のアニメ全史』によれば、全世界の放送局で放送されるアニメーション番組の内60%が日本製であると言われ、山口は日本製アニメの市場規模は日本国内では2000億円、国外で2兆円から3兆円と推定している。これには、テレビアニメ製作費、映画の興行収入、ビデオソフトの売り上げや玩具メーカーなどからの版権使用料の内、アニメ制作会社が受け取る分をすべて含む。山口の著書によれば2003年4月現在でのテレビアニメのタイトル数は81本である。本数は増加傾向であり、この本数は史上最高である。

デジタルコンテンツ協会による2003年度調査(映画のみ2002年推計)によると、日本国内のアニメの市場規模は3739億円(うち映画興業収入377億円)で、制作会社の売上高は約966億円(うち映画興業収入約100億円)。

アニメと周辺文化

アニメは他の映像文化・児童文化・活字文化等に密接に関わっている。特に漫画との結び付きが強い。ごく初期にはアニメは漫画映画と呼称された時代もあり、漫画とアニメはしばしば混同されたり同一視されたりした。現在も若干その傾向は残っている。また、アニメ化される作品の大多数は漫画が原作である。また、原作にはほとんどが日本の漫画、それも人気作が選ばれる。一方、漫画の方もアニメの影響を受けつつ成長して来た。

この他、児童文化に与えた影響も計り知れない。現在、日本に生まれて育った子供がアニメを全く見ずに成年まで成長するのはまず不可能でさえある。

勿論、アニメは他文化に影響を与えただけではなく、多くの影響をそれらの文化から受けて来た事も事実である。例えば、ある種の玩具娯楽が流行し、それを題材に取った漫画が作られ、更にアニメ化された例も多い。スーパーカーブームを題材とした『グランプリの鷹』『激走!ルーベンカイザー』『とびだせ!マシーン飛竜』、ゲームブームの『ゲームセンターあらし』、ミニ四駆ブームの『ダッシュ!四駆郎』『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』などである。

アニメへの批評・研究

アニメに関する批評は、1917年の「活動之世界」誌9月号掲載の幸内純一の作品への批評が日本における初めてのアニメ作品に対する批評とされる。以後、アニメへの批評については「キネマ旬報」「映画評論」など映画雑誌が主要な発表の媒体となり、新作への批評という形で行なわれてきた。1950年代になると、大手資本による東映動画が設立。年に1作のペースで長編作品が定期的に制作されるようになると、朝日新聞など一般紙の映画欄でも扱われるようになった。それは映画作品というくくりでの扱いであった。

1977年には山口且訓と渡辺泰の共著による『日本アニメーション映画史』が刊行される。今日に至るも参考資料として挙げられることが多く、発行時点までの日本アニメ史をまとめた基本文献として地位を確立している。海外アニメーションやアートアニメーションの評論については、1966年に『アニメーション入門』を著した森卓也やおかだえみこらが独自に活動をしていた。

一方、1963年の『鉄腕アトム』に始まるテレビアニメーションについての批評と研究については、1970年代末に始まるアニメブームを待たなければならなかった。アニメブームが到来すると、これまで「テレビまんが」「紙芝居」として、評論の対象にならなかったテレビアニメの作品群とそのクリエイターにスポットライトが当たるようになった。その担い手はテレビアニメによって育った世代によるものである。この頃に創刊されたアニメ雑誌は、かねてより同人誌で活動していたファン出身のライターの力を借りて誌面を構成していた。氷川竜介、小黒祐一郎、原口正宏、霜月たかなか、中島紳介らは学生アルバイトから始まり、2000年代以降もプロのライターとして活発に活動している。「アニメージュ」誌はクリエイターの作品歴を系統的に紹介することに力を入れ、「アニメック」誌と「OUT」誌の初期においては評論記事と読者投稿による作品評論が一つの売り物にもなっていた。しかし「Newtype」誌が登場した1980年代半ば以降はアニメ誌はクリエイターや研究などのマニア的な記事から、キャラクターやグラビアを重視した作りに軸足を移していく。批評と研究を中心とした専門誌には、1998年創刊の「動画王」誌、1999年創刊の「アニメ批評」誌、2000年創刊の「アニメスタイル」誌などの試みがあったが、いずれも短命に終わり、「アニメスタイル」はインターネットのweb上で継続することとなった。定期刊行物の一方で、マニアックな研究本は人気作品や人気クリエイターのものを中心に継続的に発行される状況にある。

ファンによる批評活動の媒体としては、アニメブーム以前より存在する同人誌によるもの。1980年代半ばまでを全盛期とするアニメ雑誌の読者投稿欄。1980年代半ばから1990年代前半までのパソコン通信電子掲示板1990年代半ば以降のインターネットがある。

1998年10月には、日本で初めてのアニメの学術的研究を趣旨とする「日本アニメーション学会」が設立された。

高年齢層のアニメのファン層の文化

1970年代初頭まで、テレビアニメは子供番組の一部と認識され、青年であるにもかかわらず、アニメだけを好んで見る趣味者がいることは知られていなかった。1977年8月、映画版『宇宙戦艦ヤマト』公開日に徹夜組が出たことで、アニメを好んで見る趣味者がいることが一般にも知られ始めた。これらの趣味者がいつ頃から存在していたのかについては研究がないが、ヤマトのテレビ本放送(1974年)以前にはほとんど存在しなかったと考える研究者が多い。

ヤマトのヒットを契機に、翌年から数年で数誌のアニメ雑誌が創刊されると、それら趣味者同士が雑誌の文通コーナーなどを通じて連絡を取り合うようになった。これらの趣味者は当時アニメファンと呼ばれ、また、本人たちも主にそう自称していた。これらの趣味者の多くは、当時、中学生・高校生であった。これ以前にも、子供向けでない劇場版アニメーション映画がヒットしたことはあるが、その世代と1977年以降に存在が知られはじめたアニメファンとは世代的に断絶していると考えられている。これらの趣味者同士の主な連絡・情報収集手段は、1980年代以降、文通の時代から後述する同人誌即売会へと移った。1990年代以降は、インターネットなども連絡・情報収集手段として使われるようになっている。

これらアニメ視聴を趣味とするファンまたはファン層は1990年代以降、おたく、特にアニメ好きのおたくはアニメオタク(アニヲタ)と呼ばれている。そしてこれらのファンの中から、単にアニメを視聴したりOVAや関連グッズを買うという、趣味として一般的な楽しみ方以外のことに楽しみを見出す者が多く現れた。その代表的なものが「同人誌」文化である。同人誌と呼ばれる、自分の好きなアニメのファンブックを自作するという趣味を持つ者が多く現われ、それらのファンブックはコミックマーケット(いわゆるコミケ)などの同人誌即売会イベントや、同人誌の販売を委託する店などで頒布・売買されるようになった。特にコミックマーケットは、内容によって参加者を拒否しないことを理念としたため、1970年代後期以降、アニメ愛好者の参加者が爆発的に増加した。

この同人誌分野は、アニメとの繋がりの深い「マンガ」の同人誌と融合することで、また他の様々なオタク文化を巻き込むことで1990年代後半には爆発的に成長し、日本ではこれらの趣味者が百万人単位で存在するとも言われる。その結果、今日では同人誌流通は個人的趣味・自費出版の範囲を超え、同人誌文化それ自体が半ば一つの商業マーケットとしてみなされ、独立する状況となっている。こうして、本来は「消費」が主体であるべき趣味活動に「生産」の要素が加えられ、趣味本体(アニメ)に付帯する新たなマーケットがアニメファンの手によって創り出された。このように分野を派生させるだけでなく自らも生産者となり、しかも大きなマーケットにまで発展させるというのは、アニメ(及びマンガ)以外の物を趣味とするファンの間ではあまり例の無いことである。同人誌文化について詳細は、同人誌コミックマーケットの項目を参照のこと。

この他、アニメに声で出演する役者、つまり声優(多くの場合は女性声優)のファンも存在する。アニメオタク全体に比べて数は少ないが、熱心なファンが多く、それらのファンのみを対象にしたイベントや声優のCDなどが数多く企画されている。またアニメでのアテレコを担当するのみでなく、歌手としても活動する声優も多い。彼女(彼)らはアイドル声優などとも呼ばれ、大規模なコンサートも度々開かれている。これらの声優の出演するDVDソフトやCDは必ず買う、有料イベントに必ず参加する、という献身的なファンによって活動が支えられている。こうした応援行為は、いわゆる「アイドルのファン」と同じである。こうして現在では声優もアイドル産業の一端を担っている。これらの文化の発展において、人口が多い第二次ベビーブーム世代の存在は大きかったと考えられる。

【参考】代表的なアイドル声優(→國府田マリ子椎名へきる林原めぐみ

平均的な日本のアニメ番組

ごく一般的なテレビアニメ番組について、その制作過程とフォーマットを以下に述べる。

アニメ番組の制作

まず、アニメ制作会社もしくは広告代理店が企画をテレビ局に持ち込み、採用されるとテレビ局のスタッフも更に企画を練る。企画は大別して、原作を持たないオリジナル作品と、原作者より権利を得て何らかの作品をアニメ化するものとがある。近年はメディアミックス展開を想定した企画も多い。製作資金はテレビ局が放映権料の名目でその100%を負担する。

企画を企業に説明・宣伝し、テレビ局から割り当てられたCM枠にCMを出す提供スポンサーを獲得するのが広告代理店の役割である。広告代理店を経由して、スポンサーから得た広告費をテレビ局はアニメ制作会社に制作費として提供する。テレビ局への見返りは2年間で2回の放映権と商品化権収入の一部(通常10~20%で1年限り)と言われている。

そして、アニメ制作会社は元請けとして音声制作会社と下請けのアニメ制作会社に発注する。これが仕上がり納品されてテレビアニメは完成する。これがテレビアニメ制作の基本的構造である。

通常のテレビ番組の場合、著作権は放送局が買い取る。しかし、アニメの場合、著作権は制作プロダクションが保持したまま、放映権のみを放送局に売る。これは、日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』において、制作プロダクション主宰の手塚治虫が同時に原作者でもあるという立場でもあり、自身の作品でもあるアニメ版の著作権を放送局に売り渡すことに難色を示したところ放送局もこれを認めたため、その後も同じ方式が踏襲されていったものである。放送局が著作権を買い取ったアニメ番組も初期には存在したが、版権ビジネスが成立しないために制作プロダクションが経営的に苦しく、現在ではほとんど存在しない。

最も一般的なテレビアニメは1回30分の番組である。テレビ局の編成サイクルは3ヶ月(13週、1クール)を単位としているから、当然ながらテレビアニメの放映期間も3ヶ月単位である。かつては1年が最も一般的で、まれに短期で半年というケースが見られた。1990年代以降は状況が変化し、昼・夜の放映なら半年(2クール)、深夜などは3ヶ月(1クール)を放映期間とするのが普通である。ただし、放映期間は番組の視聴率や人気、関連ビジネスの状況などによって変化することも珍しくない。半年から1年に延長される、終了直後から続編を放映して事実上の放映期間延長が行われるなどといったこともあれば、2クールのはずが1クールで終了してしまうこともある。ただし、基本的に1クール未満での打ち切りは起こらない(「手塚治虫のドン・ドラキュラ」の広告代理店倒産による打ち切りはその稀有な例として有名)。一般に1クール単位の放映であるから、総放送回数も13で割り切れることが多いが、特別番組などが放映されるためそうなっていないことも良くある。なお、特別番組として単発放映されるテレビアニメも一時期は多数存在したが(『トンデモネズミ大活躍』『生徒諸君!』など)、余り制作されなくなった。これは制作費が高騰する割にキャラクターグッズ展開などがしにくいといった問題のためであるという。

アニメ番組の平均的フォーマット

日本で最も一般的である30分長のアニメ番組の内容はほぼ次の通り(ここでは『マシュマロ通信』テレビ本放送版を例として挙げる)。

  • 警告(テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見るよう、アニメキャラから視聴者への指示がある) 5秒 (これが表示されるようになった原因)
  • オープニング曲 1分30秒
  • CM
  • 本編Aパート 10分
  • アイキャッチ 5秒
  • CM
  • アイキャッチ 5秒
  • 本編Bパート 10分30秒
  • エンディング曲 1分30秒
  • CM
  • 次回予告 15秒

総計 24分00秒、残りはCMになる。テレビ局のCMは15秒単位で作成されるため、それぞれのパートの総計は15秒単位となる(例:警告とアイキャッチの総計は15秒、オープニング曲は1分30秒)。

オープニング曲、エンディング曲(と警告)は毎回同じ画像を繰り返して使い、スタッフ名のみが差し変わる。アイキャッチはその回の映像を使いまわすバンクの1種で、次回予告では次回に放送される予定の映像を使いまわすため、実質的にはAパートとBパートの計20分30秒が新規作成される映像となる。AパートとBパートの時間の振り分けは比較的あいまいで、両者を総計して毎回同じ20分30秒になればよい。ただし、番組の総計時間が24分00秒になったのは近年で、かつては25分や29分の番組が制作された時代もあった。また、すべての作品の本編が20分30秒とは限らない。例えばアイキャッチが無い場合、本編の時間はそれなりに増える。また、放映開始時に入れられる視聴上の「警告」は、放送局によっては本編冒頭に字幕のみで処理される場合や警告自体を入れていない場合もあるので、これによっても本編かCMが増える。

大半の番組はこの例とほとんど同様の構造だが、番組によっては細部でかなり異なっていることもある。例えば、オープニング曲の前に数分だけ本編が挿入されるいわゆる「アバンタイトル」を置いた番組はそれほど珍しいものではない。第一話だけオープニング曲が入る部分を全て「アバンタイトル」に当てたり、最終話ではエンディング曲の画像を新規に作る事(大抵はBパートの延長で実質的な後日談である)も少なくない。その回の内容がシリーズにとって特別な意味を持つ場合(最終回が比較的多い)、AパートやBパートなどの長さを変えてCMが本編の間にほとんど入ってこないようにしたり、オープニングかエンディング(または両方)の画像・曲を新しくすることもある。特に、エンディング曲や予告の放映位置やその間でのCMなどは千差万別である。変わったところでは『機動新世紀ガンダムX』でエンディングのアニメーション内に次回予告を挿入していたという例もある。

アイキャッチに付いても、番組によっては、その回の映像を使いまわさずに毎回同じものを用いたり、内容(対戦となる回かそうでないかなど)に応じて数種類のアイキャッチを使い分けていることもある。また、後述の通りCMがないNHKの番組でも1〜2回はいることがある。

また、再放送においては、オープニング曲や次回予告がカットされてそこにCMが挿入されることも多い。

テレビCMが入らないNHKではこのようなフォーマットに従う必要は本来無いはずであるが、民放への売却を意識して同様の構造を持たせている。作品本編も民放と同じように24分で制作され、そのために余ってしまう時間には視聴者からのイラストを紹介するコーナーを入れたり、他番組の広告を入れたり、5分の帯番組とつなげて30分にするなどして放映している。これは、放映権を民放や海外に売る際、長さが異なっているとそれが放映の障害となりやすいためである。

この映像に、声や音楽を入れて、番組は完成する。声は声優と呼ばれる声だけで出演する俳優がキャラクターごとにつく。番組内の音楽は、テーマ曲を含め、ほとんど新規に作曲され、後にサウンドトラックが作られる。

OVA、映画は時間の制限は無く、元々OVAは60分から90分程度の長さで1巻完結の作品として制作されたものが多かったが、シリーズ物が増えるにつれ次第にテレビアニメと同じように主題歌込みで24分程度を1エピソードとした数本単位で制作されたものが主流を占めるようになった。これはテレビアニメと同じく後にテレビ局に放映権を売るときのことを考えているためだとも言われる。映画は数分の短編から2時間の大作まで様々である。教育映画では10~20分程度の作品が多い。

スポンサーと放送局にとっての営業

民放地上波の場合、スポンサーが必要となる。 そのスポンサーは、本来の視聴者層が子供向けの場合、玩具・食品(菓子や子供向けの加工食品)・子供向けの生活用品などが草創期以来長年スポンサーであった。近年では、子供向け教材会社などがつくこともある。 しかし、広告主が子供向け商品の企業であることは、子供向けアニメは放送局にとって営業上不利となる。 20%台あるいは30%台の視聴率のアニメより、その裏番組で視聴率10%強の同時間帯で大人向けスポンサーのつく番組(クイズ・ドキュメンタリーなどでスポンサーが電子機器・製薬・事務用品など)が放送局にとってはおいしい番組であることも多いようである。(少子化の進む近年のみならず、アニメ全盛時代のはずの1970年代といえども例外ではなかったようである) 放送局にとって、長年「子供に夢と希望を与える番組」は時にその放送局の良心とさえいわれた。しかし近年ではそういう声は薄れている。

アニメソング

アニメ作品は、テレビアニメ、OVA、劇場用アニメを問わず、ほとんどに主題歌がある。また、主題歌のほかに挿入歌が作られたり、本編ではまったく使わないイメージソングなどがつくられることもある。これらの楽曲は大多数の場合サウンドトラック(サントラ)盤として販売される。詳細はアニメソングを参照のこと。アニソンと略される。

日本のアニメと海外アニメーション作品の違い

『鉄腕アトム』の時代から、アニメはキャラクターグッズ化によって制作資金回収を行うという独自のシステムが形成されていた。鉄腕アトムの制作者手塚治虫は、ディズニーアニメの販売戦略を真似たともいわれるが、日本のアニメはディズニーのそれとは別の道を歩むことになった。

現代、ディズニーアニメは製作費が高騰し、全世界で配給して多くの年齢層の観客をとりこみ、できるだけ多くの興行収入を確保するというシステムになっており、それに伴ってストーリーや題材も当たり障りがなく、どこからも苦情が来ないようにあえて工夫されて作られているものが多くなりつつある。

これに対して日本では、ディズニーのようなアニメの巨人が存在しなかった。多くのアニメスタジオが競って作品を作ったため、作家性の薄いもの、強いもの、個性的なもの、平凡なもの、当たり障りのないものなど、おびただしい数と種類のアニメ作品が生まれた。現在も少人数、低予算で制作されるという点は変わっておらず、これが欠点であり武器でもあるという点も変わっていない。少人数で作られるゆえの作家性の高い作品、低予算であることから生まれるおびただしい数の作品は、現在でも日本のアニメの特徴である。

アニメの輸出

アニメの輸出について、詳細はアニメの歴史を参照のこと。

アニメはごく初期、1963年から日本国外に輸出されていた。最初に輸出されたアニメは『鉄腕アトム』で、日本での放送開始から8ヶ月後に、アメリカ合衆国のNBC系列局で放送された。この後もアメリカや北米向けの輸出は続いており、輸出金額では過半数が北米向けが占めるとも言われる。

また、1970年代にはほとんど時差無くして北東アジア圏、東南アジア圏にてアニメが放送された。 だが同時にアニメの日本文化の影響が強い表現や、性的な物を示唆する表現は徹底的に排除される傾向にあった。 1980年代になると、東南アジア圏では性的な表現を除き、日本文化的な表現も受容されつつあり、再評価されている。 好まれるアニメは日本と大して変わらず、また『ドラえもん』は教育的であるとさえ言われた。

だがこの時代における北東アジア、東南アジアへのアニメの輸出は、さほど日本でアニメの国際化に寄与したと言う評価は得られなかった。 現在においては、香港、タイ、台湾などではほぼ1週間程度の時差で日本で放送されているアニメが放送されており、文化的な距離を縮めつつある。

ヨーロッパへの輸出は1970年代に開始された。アニメは制作費を短期間で回収するために、安価で多くの国へ輸出する販売戦略がとられたため、放送先は世界各地に広がった。現在では、北米、南米、ヨーロッパ、南アジア、東アジア、ロシア、オーストラリアなど放送地域は全世界に広がっている。各作品毎に集計したものはあるが、全体として具体的な統計などはとられていない。

輸出先では内容の大きな改変が行われることが多い。特に暴力的なシーンについての反応は、日本より海外で拒否反応が激しいことが多い。また、日本製だということで警戒されることもあり、スタッフ名が削除されたり、各国風に書き換えられたりして放送され、当の視聴者が日本製だと知らないでいることも多い。

動物アニメや世界名作ものは比較的広い地域で受け入れられているが、日本の生活風景が出るもの(『ドラえもん』など)や、特定の国を扱ったもの(『ベルサイユのばら』など)は、受け入れられるかどうかは国によって大きく異なる。文化の違いとしては、前出の『ドラえもん』はなまけものの主人公をロボットが手助けする話であり、アジアで好評価を得るが、いわゆるヒーロー的な男性を尊ぶ北米では受け入れられず、放送されていない。また逆に、『超電磁マシーンボルテスV』のように、日本で特に評判にならなかった作品が、特定の国だけで爆発的な人気を呼ぶこともある。その他、北米など一部地域では性的描写の規制が日本より緩い場合があり、対米向け作品を横流しし、国内で流通させる店舗が出て小さな問題になっている。

東アジアでは正規な契約の基にテレビ放送されている作品もあるが、無許可で各国語字幕付きのDVDなどが作成されて流通しており、問題になっている。また、ファンサブ活動によって作成されたデータも、違法に全世界で流通している(ファンサブについては後述)。

海外での主な評価

日本のアニメは前述した通り、ディズニー作品に慣れた外国では暴力的・性的なシーンを含むために多く批判される(だが、実際はアメリカ制作のアニメであってもHAPPY TREE FRIENDSのような作品もあるにはある)。また、アニメに登場するキャラクターの容姿が幼児に見え、幼児性愛好者を増長させているとの指摘もされ、ニュージーランドではOVAぷにぷに☆ぽえみぃが政府機関により発禁指定を受けたりもしている。しかしながら、日本において幼児性愛好者が起こした犯罪は他国と比較して圧倒的に少ないとの指摘もある。この問題は現在も議論中であり、結論は出ていない。

逆に、フランスの美術評論家エルベ・シャンデスは、アニメを中心とする日本おたく文化を「21世紀のジャポニズム」と評し、これらの文化が欧米の文化に大きな影響を与えていると主張し、おたく文化を擁護した。

北米のファン活動

この小項目では主に北米でのファン活動について述べる。日本で紹介される海外でのアニメの評価は、これらのアメリカ合衆国の熱心なファンの反応や活動であることが多い。もちろん、アメリカは金額で最大の輸出先でもあり、日本アニメのファンも多い国ではあるが、それらの評価は日本と同様、高年齢向けアニメの評価が相対的に高い方に偏っていること、実際のアニメの輸出先はアメリカだけではないこと、児童・ファミリー向け作品も数多く放送されているが、それらの作品への評価は日本と同じように少ないことにも注意する必要がある。

アメリカでの日本アニメのファン活動は1976年にテレビを録画したアニメの上映会が始まることによって開始された。1980年代まではおおむねこのような活動がささやかに行われていたが、映画『AKIRA』(1988年)が1989年に世界公開されたことを発端に、日本には高年齢層向けのアニメが存在することが知られ始めた。『AKIRA』は大規模な公開はされず、世界各地の芸術系映画館で小規模な上映会を巡回的に行うという配給方式がとられたが、これが元で逆にアニメは芸術作品であるという見方もされるようになった。そして、世界各地の観客たちに確実に強い印象を与え、日本と同じように熱狂的なアニメファンを産むことになった。ただし、そのファン層は日本と同じように一部に限定され、それ以外の層への浸透はまだまだ進んでいない。一部のアニメファンサイトはアメリカ共和党の政治家にアニメファンが居る事を知ると狂喜してネット中にその事実をばら撒いた。逆に言えば、それほどアニメファンは一般的でなかったということでもある。

これらの熱心なアニメファンは、現在でもアメリカ合衆国に多い。多くは、放送されている作品や、北米でソフト化されている作品だけに飽き足らず、日本で放送中のアニメをほぼリアルタイムで字幕つきで見る、ファンサブという活動を行っている。これは、日本でテレビ放送されたアニメ番組をパソコンのP2Pソフトなどで入手し、手製の字幕をつけてインターネット上で配布するという活動である。ただしこの活動は違法である。ファンサブについて詳細はファンサブの項目を参照のこと。

しかし2005年以降、北米での日本アニメの売り上げは低下しつつあり、オタク検定で知られる北米大手のビブロスが倒産するなど、様々な問題に直面しはじめている。しかしアニメコンベンションの人気は拡大するなど、アニメファン自体は増加傾向にある。

アニメのジャンル

対象層別

ジャンル・題材別

媒体別

作品リスト

アニメ作品一覧

これ以外のアニメはアニメ作品一覧を参照のこと。

代表的な作品

関連項目

テレビ-OVA
映画-劇場用アニメ映画

外部リンク

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