バスカード (西鉄バス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バスカードは、西日本鉄道及び西鉄バスグループ各社の路線バスで使用できるプリペイドカード。金額式回数券に代わるものとして導入された。
目次 |
[編集] 利用できるバス
[編集] 一般路線バス
以下の各社の全路線で使用できる。西鉄バスグループ各社が自治体より委託を受けて運行するコミュニティバスには使用できない(太宰府市が運行する「まほろば号」及び筑紫野市が運行する「筑紫野バス」では使用可)。
[編集] 高速バス・特急バス・急行バス
- 西鉄バスグループ(上記一般路線バスの項に記した各社と西鉄高速バス)のみにより運行する高速バス・特急バス・急行バス
- 福岡~熊本間高速バス「ひのくに号」(西鉄便のみ)
- 福岡~日田間高速バス「ひた号」(日田バスでも利用できるが、車両運用の関係で一部に利用できない便がある)
- 日田バスが運行する朝倉街道~日田・高塚間および久留米~日田・高塚間の急行バス
[編集] 券種
- 1,000円カード(1,100円分)
- 3,000円カード(3,400円分)
- 5,000円カード(5,750円分)
- 10,000円カード(11,500円分)
[編集] 使用方法
2ドア(中乗り前降り)車両の場合は、乗車時にドア横のカードリーダーに挿入し、降車時に運賃箱のカードリーダーに挿入する。1ドア(前乗り前降り)車両の場合は、乗車時にカードリーダーの下部の挿入口から挿入し、降車時にはカードリーダーの上部の挿入口から挿入する。
カード残額不足時は現金または別のカードを挿入する(よかネットカードとも併用できる)
[編集] 乗り継ぎ割引
西鉄バス同士を90分以内に乗り継ぐ場合、バスカード・よかネットカード利用だと後で利用するバスが80円引きになる。但し100円区間利用の場合は割引にならない。150円区間・160円区間・170円区間利用の場合はそれぞれ50円・60円・70円引きになる。
[編集] 沿革
- 1992年9月1日 発売開始。福岡地区で導入(車両へのカードリーダー設置)開始。
- 1993年 デザイン変更。
- 1993年11月1日 福岡地区の全車に導入完了。
- 1994年 10,000円カードを追加。現行デザインに変更(現在は10,000円カードを除き、現行デザインのカード上に写真を印刷しており、その写真がときどき変更される)。
- 1994年8月1日 北九州地区で導入開始(同年10月までに北九州地区の全車に導入完了)。
- 1995年3月1日 西鉄の全路線および分離子会社全社で導入開始(3月20日までに完了)。
- 1997年2月1日 オリジナルデザインによるバスカード「つくりバスカ」を開始(500円カードおよび1,000円カード。2000年に廃止)
- 2000年8月1日 乗り継ぎ割引制度を施行。