赤川次郎
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赤川 次郎(あかがわ じろう、1948年2月29日 - )は、日本の小説家。福岡県福岡市生まれ。桐朋高等学校卒業。1996年度より金沢学院大学文学部客員教授。父親は満洲映画協会元職員の赤川幸一。
高校卒業後は日本機械学会事務局に入る。1975年ころから小説を投稿するようになり、1976年、「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。1978年には『三毛猫ホームズの推理』がベストセラーとなり、以後この連作を中心に人気作家になる。「三姉妹探偵団」シリーズや「杉原爽香」シリーズなど、さまざまな人気シリーズを抱える、ライトミステリーの旗手的存在。推理小説のほか、ホラー、恋愛物も多く書く。作品に『セーラー服と機関銃』『ふたり』など。
誕生日が2月29日であるために、1988年に刊行された『三毛猫ホームズ』シリーズのカッパ・ノベルスによる著者紹介では「今年で10歳になった、ということになってしまう」と記載されている。2006年8月現在で作家生活30年を迎え執筆作品は480作に達した。累計発行部数は3億部を超える。 ほとんどの小説家が、ワープロやパソコンを用いて作品を執筆しているにも関わらず、赤川は頑ななまでに原稿用紙への「手書き」を続けている。(本人曰く「手書きの方が早い。」とのこと) 多忙ゆえに複数の連載を抱え、小説の登場人物一覧表を書斎に貼り付けていた時期があった。自身でも混乱をきたすことがあったからと思われる。
目次 |
[編集] 受賞歴
- 1976年 - 「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞
- 1980年 - 『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞
- 2005年 - 第9回日本ミステリー文学大賞
[編集] 作品
- 死者の学園祭(1977年、ソノラマ文庫)
- 赤いこうもり傘(1978年、ソノラマ文庫)
- セーラー服と機関銃(1978年、21世紀ノベルス)
- 卒業 セーラー服と機関銃・その後「卒業」(1987年、カドカワノベルズ)
- ひまつぶしの殺人(1979年、光文社文庫)
- 死者は空中を歩く(1979年、トクマノベルス)
- 幽霊から愛をこめて(1980年、集英社文庫)
- マリオネットの罠(1981年、文藝春秋)
- 毒(1981年、集英社)
- 裏口は開いていますか?(1981年、サンケイ出版)
- 女社長に乾杯!(1982年、新潮社)
- 晴れ、ときどき殺人(1982年、カドカワノベルズ)
- 探偵物語(1982年、カドカワノベルズ)
- 一番長いデート(1982年、集英社文庫コバルトシリーズ)
- おやすみ、テディ・ベア(1982年、カッパ・ノベルス)
- プロメテウスの乙女(1982年、角川書店)
- 殺人よ、こんにちは(1983年、カドカワノベルズ)
- ヴァージン・ロード(1983年、新潮社)
- 霧の夜にご用心(1983年、カドカワノベルズ)
- 夜(1983年、カドカワノベルズ)
- 死者におくる入院案内(1983年、ジョイ・ノベルス)
- 名探偵はひとりぼっち(1983年、角川書店)
- 愛情物語(1984年、角川書店)
- 殺人はそよ風のように(1984年、光文社文庫)
- ビッグボートα(1984年、光文社文庫)
- 白い雨(1985年、光文社文庫)
- 壁際族に花束を(1985年、小学館)
- 窓からの眺め(1986年、文藝春秋)
- 禁じられたソナタ(1988年、小学館)
- ふたり(1989年、新潮社)
- 微熱(1990年、講談社)
- 黒鍵は恋してる(1991年、集英社)
- クリスマス・イヴ(1991年、双葉社)
- ネガティヴ(1994年、集英社)
- ミス(1994年、読売新聞社)
- 十字路(1994年、双葉社)
- サラリーマンよ悪意を抱け(1995年、新潮社)
- 赤頭巾ちゃんの回り道(1997年、双葉社)
- めざめ(1997年、新潮社文庫)
- くちずけ(1997年、角川書店)
- 作者消失(1998年、カドカワ・エンタテインメント)
- 試写室25時(1998年、集英社)
- あなたも殺人犯になれる!(1999年、角川書店)
- 明日なき十代(1999年、廣済堂出版)
- 恋占い(1999年、新潮社)
- おやすみ、夢なき子(1999年、講談社)
- 秘密のひととき(2000年、集英社)
- 乳母車の狙撃者(2000年、主婦と生活社)
- 晩夏(2000年、新潮社)
- 迷子の眠り姫(2000年、中央公論新社)
- 幽霊の怪(2000年、角川書店)
- そして、楽隊は行く(2000年、マガジンハウス)
- 友に捧げる哀歌(2001年、主婦と生活社)
- 二重奏(2001年、講談社)
- 校庭に、虹は落ちる(2002年、新潮社)
- メリー・ウィドウ・ワルツ(2002年、講談社)
- 白鳥の逃亡者(2003年、日本放送出版協会)
- さすらい(2004年、新潮社)
- 鼠、江戸を走る(2004年、角川書店)
- 森がわたしを呼んでいる(2004年、新潮社)
- 落葉同盟(2005年、カドカワ・エンタテインメント)
- 悲劇のヒロイン(2006年、ハルキノベルス)
- シリーズ
- 三毛猫ホームズシリーズ(カッパ・ノベルス)
- 三姉妹探偵団シリーズ(講談社ノベルス)
- 幽霊シリーズ(文藝春秋)
- 大貫警部(四文字熟語)シリーズ(講談社ノベルス)
- 華麗なる探偵たちシリーズ(トクマノベルス)
- 花嫁シリーズ(ジョイ・ノベルス)
- マザコン刑事シリーズ(トクマノベルス)
- 悪魔シリーズ(学習研究社)
- 杉原爽香シリーズ(光文社文庫)
- 子子家庭シリーズ(新潮社)
- 一億円シリーズ(新潮社)……(「一億円もらったら」「不幸、買います」)
- 泥棒シリーズ(トクマノベルス)
- 早川一家シリーズ
- 天使と悪魔シリーズ(カドカワノベルス、カドカワエンタテイメント)
- 吸血鬼シリーズ(集英社コバルト文庫)
- 南条姉妹シリーズ(集英社)
- 懐かしの名画ミステリーシリーズ
- 真夜中のオーディションシリーズ
- MとN探偵局シリーズ(ジョイノベルス)
- 怪異名所巡りシリーズ
[編集] その他
- 本は楽しい 僕の自伝的読書ノート(1998年、岩波書店)
- 人形は口ほどにものを言い(2004年、小学館)
- イマジネーション 今、もっとも必要なもの(2004年、光文社)
- 大人なんか怖くない(2004年、岩波ブックレット)
[編集] 映像化作品
[編集] テレビ
- 三姉妹探偵団(1986年 フジテレビ系・1998年、日本テレビ)
- すてきな三角関係窓際族に花束を(1987年、TBS)
- ふたり(1990年、NHK・1997年、テレビ朝日)
- 三毛猫ホームズの推理(1996年、テレビ朝日)
- 霊感バスガイド事件簿(2004年、テレビ朝日)
- セーラー服と機関銃(2006年、TBS)
[編集] 映画
- セーラー服と機関銃(1981年)
- 探偵物語(1983年)
- 晴れ、ときどき殺人(1984年)
- トロピカルミステリー青春共和国(1984年)
- 愛情物語(1984年)
- いつか誰かが殺される(1984年)
- 結婚案内ミステリー(1985年)
- 早春物語(1985年)
- どっちにするの。(1989年)
- ふたり(1991年)
- あした(1995年)
- 死者の学園祭(2000年)
[編集] 関連リンク
赤川次郎のプロフィールと13年間連続で長者番付作家部門第1位のデータ等 http://moneymakershint.blog57.fc2.com/blog-entry-12.html