畑健二郎
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畑 健二郎(はた けんじろう、男性 10月19日 - )は、日本の漫画家。福岡県福岡市出身。血液型はA型。
大阪芸術大学芸術学部文芸学科中退。茶道家の畑律子は母にあたる。 また、セガ(ソニックチーム)のゲーム「ファンタシースターオンライン」、「ファンタシースターユニバース」でプランナーを務めた畑信太郎は兄にあたる。
現在、「週刊少年サンデー」誌上において『ハヤテのごとく!』を連載中(2006年12月現在)。
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[編集] 略歴
小学4年生までを福岡で過ごす。兵庫県立芦屋南高等学校(現・兵庫県立国際高等学校)卒業、在学中にアニメーターを目差しスタジオジブリの入社試験を受けるも面接で落とされる。受験勉強はまったくしていなかったが、当時ライトノベルに影響を受けており、小説の試験科目のあった大阪芸術大学に入学。その後、富士見書房の新人賞に長編小説を投稿するも落選してしまい、半年間大学に行かず漫画を仕上げる。小学館から『かってに改蔵』のアシスタントの話が入り、すぐに大学を中退して上京。第1話から久米田康治のアシスタントとして働く。その久米田康治の名物アシスタントとしても有名であり、弟弟子の前田君とともに『かってに改蔵』の中に度々登場していた。まんが賞の受賞歴は無し。
「少年サンデー特別増刊R」において『神様にRocket Punch!!』にてデビュー。「少年サンデー超増刊」で読みきり『雷神ソフィア』の後、『海の勇者ライフセイバーズ』を短期集中連載。「週刊少年サンデー」2004年10号で読みきり『ハヤテの如く!』が掲載された。しかしこの読切におけるキャラクターのセリフとして使われた文章の記述に不適切な点(事実と異なる点)があると、記述内容のターゲットとなったゲームファンド ときめきメモリアル(ときメモファンド)発行元のコナミから抗議され、小学館が謝罪するという事態を引き起こす。しかしその騒動をものともせず(寧ろそれが彼の名を口コミで広げたという説もある)同誌にて2004年45号より設定を引き継いだ『ハヤテのごとく!』を連載している。
週刊少年サンデーのホームページの『まんが家バックステージ』を毎週休まず更新し続けており、2位以下に圧倒的な差を付けた更新回数記録を持つ。『ハヤテのごとく!』が連載開始の際に2話同時掲載されたため、長らく『まんが家バックステージ』の号数が漫画の話数より1つ少ない状態が続いたが、2006年のゴールデンウィーク合併号で本誌の連載がない週にも番外編(少年サンデー超に掲載)の内容について更新し、『バックステージ』の号数と漫画の話数を合わせた。しかし同年の夏の合併号の際に再び『バックステージ』を更新したため、現在では『バックステージ』の方が一話多い逆転現象が発生している。ちなみに、かつて師匠の久米田康治もほぼ毎週更新をし、更新回数の記録を保持していた。「かってに改蔵」終了後に更新は途絶えたものの、畑が師匠の記録を塗り替える直前になっていきなり更新(このとき既に久米田は講談社のマガジンに移籍)。更新はその一回のみであったが、そのミラクルプレイに師弟愛を感じられよう。
[編集] 作風
執筆する漫画作品はそのほとんどが同一世界(もしくは類似する平行世界)上の出来事としてストーリーが組まれているらしく、『ODORU LEGENDシリーズ』のような自筆他作品間の「ハイパーリンク」が各所に仕込まれている事や、一見サブキャラに見えるキャラクターにも重厚な裏設定として「そのキャラクターを主人公とした別漫画」が用意されている(事がほのめかされる)事がある。
師・久米田康治と同じく、「ギャグは身近な人がボケた方がおもしろい」を心情とし、作中には一般の読者には理解出来ないマニアックな単語を多くして、理解者を絞っている。
また、読者に対するサービス精神も旺盛で、コミックスではオマケページをかなり充実させている。ハヤテのごとく!のコミックス一巻のキャラ紹介で「100話までいったらナギの作品を掲載する」と宣言し、2006年46号で100話に達したことでこの号で掲載された。作品名は「世紀末伝説マジカル☆デストロイ」。しかし16ページまるまるではなく「あれって100話になったらやるんじゃなくて100話過ぎたら描いても良いって事だよね?」との指摘を受けて計6ページでとどまった。
マニアックなネタを仕込む作風は師匠譲り。また作画にも、アシスタントをしていた頃の昔の師匠の作風に似ているところがあり、多大な影響を与えられたと思われる。しかし、師匠は漫画家として初期から大きな変貌を遂げており、畑も将来どのような漫画を描くようになるのか楽しみである。
師匠と同じようなページ四段ブチ抜き画法をたまに駆使するが、やはり難しいらしい。
「まんが家は読者がひくくらいの事をしなくてはダメだ」という尊敬する漫画家(師匠?)の言葉に従い、「綾崎ハーマイオニー」を誕生させた。しかし、引くどころか大人気(主に20代男性に)になってしまった。
[編集] 作品リスト
- 神様にRocket Punch!!(少年サンデー特別増刊R)
- 雷神ソフィア(少年サンデー超増刊)
- 海の勇者ライフセイバーズ(少年サンデー超増刊)
- ハヤテの如く!(2004年、週刊少年サンデー)
- ハヤテのごとく!(2004年 - 、週刊少年サンデー)
[編集] エピソード
- 林原めぐみのファンで、氏に関連する小ネタを作品中で用いることが多い。
- カラオケで前田君は遠慮して畑健二郎の前で林原めぐみの歌を歌わない。
- スタジオジブリの採用試験に応募し、鈴木敏夫による面接試験を受けた経験を持つ。
- かってに改蔵のアキハバラマップの作成に多大な貢献をしたらしい。
- 2006年1月15日に大阪ドームで行われた第23回次世代ワールドホビーフェアでサイン会が行われ、その様子がワールドホビーフェアの公式HPに写真で掲載された。氏の風貌についてのネット上の反応は、大多数が「普通」と答えていた。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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