瀬高町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

瀬高町のデータ 国 日本 地方 九州地方 都道府県 福岡県  郡 山門郡  団体コード 40561-2  面積 37.73km² 総人口 24,222人 （2005年3月末日） 隣接自治体 柳川市・高田町・山川町・ 筑後市・八女市・立花町 町の木 クス・モクセイ  町の花 アヤメ・サザンカ  瀬高町役場 所在地 〒835-8601  福岡県  山門郡瀬高町大字小川5番地 電話番号 0944-63-6111  外部リンク 瀬高町  位置 （町役場）東経130度29分 北緯33度09分 拡大表示（SVGファイル対応ブラウザのみ） 特記事項 :

■Template （■ノート ■解説） ■日本の市町村pj

瀬高町（せたかまち）は、福岡県の南部、山門郡にある町。2007年1月29日に同郡の山川町および三池郡高田町との合併により市制を施行し、みやま市となる予定。

3町は当初、2005年3月22日を合併期日とし、新市名を「みやま市」（合併後の人口は約4万5000人）として、2004年6月27日に合併協定書に調印したが、高田町議会が合併関連議案を2度にわたって否決し、合併協議会は同年9月30日に一旦解散した。しかしその後、住民のリコールを受けて行われた高田町議会議員選挙で合併推進派が反対派を上回ったことから、2005年10月1日に再び合併協議会が設置された。そして2006年3月11日に合併協定書に調印し、各町議会と福岡県議会の議決を経て、同年7月13日に総務大臣が官報に告示した。

目次 1 地理 1.1 隣接する自治体 2 歴史 2.1 近代以前 2.2 中世 2.3 近現代 3 行政 3.1 警察 3.2 公共・公営施設 3.3 公共施設 3.4 公営企業 3.5 一部事業組合 4 産業 4.1 名産特産 4.2 主要農産物 4.3 伝統工芸 4.4 瀬高町に本社を置く企業 5 姉妹都市 5.1 国内 6 地域 6.1 教育 6.1.1 小学校 6.1.2 中学校 6.1.3 高等学校 6.1.4 大学 7 交通 7.1 鉄道 7.2 バス 7.3 道路 7.3.1 高速道路 7.3.2 一般国道 7.3.3 主要地方道 8 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事 8.1 観光 8.2 重要文化財 8.3 主な行事 9 瀬高町出身の有名人 10 その他 11 外部リンク

[編集] 地理

福岡市の南約55km、福岡県の南部に位置する。筑後市、柳川市との境を矢部川が流れ、町域の多くは筑紫平野に含まれる平地であるが、町の東部を南北に貫く九州自動車道の東側の地域は山地となっている。

[編集] 隣接する自治体

• 柳川市
• 筑後市
• 山門郡山川町
• 三池郡高田町
• 八女市
• 八女郡立花町

[編集] 歴史

[編集] 近代以前

町東部の女山（昔は女王山と呼んだ）周辺に数多くの遺跡や古墳群がある。

• 石器時代
  • 東山連山で狩猟の生活（清水小谷遺跡）
• 縄文時代
  • 東山連山麓で竪穴式住居の生活（坂田中園遺跡ほか）
• 弥生時代
  • 渡来人が鉄の精錬技術や稲作を持ち込み矢部川流域に環濠住居を建てる（朝日遺跡）
  • 女山に神籠石の土木作業を行い山城を建てる。
  • 邪馬台国が九州にあったとする説においては、邪馬台国の領域であったとされている。

[編集] 中世

中世は蒲池氏の領地で、山下城に拠る蒲池氏分家の蒲池親広(上蒲池)の所領。
現在も瀬高に伝わる幸若舞は、柳川城主の蒲池鎮漣や、従兄弟の山下城主の蒲池鎮運が、幸若舞の舞手を京都から呼び、家臣に習わせたため残ったとされる。

[編集] 近現代

• 1889年（明治22年）4月1日 町村制施行により、現在の町域にあたる以下の町村が発足。
  • 山門郡上瀬高町・下瀬高町・本郷村・小川村・川沿村・緑村・清水村・水上村
• 1901年（明治34年）1月1日 上瀬高町と下瀬高町が対等合併し、瀬高町が発足。
• 1907年（明治40年）1月1日
  • 瀬高町・本郷村・小川村・川沿村・緑村（一部）が対等合併し、新町制による瀬高町が発足。
  • 清水村・水上村が対等合併し、東山村が発足。
• 1956年（昭和31年）9月30日 東山村を瀬高町に編入。

[編集] 行政

[編集] 警察

福岡県警瀬高警察署の管轄である。

• 瀬高警察署(福岡県警内)

[編集] 公共・公営施設

[編集] 公共施設

• 瀬高町役場
• 瀬高町中央公民館
• 瀬高町立図書館・歴史資料館
• 下庄校区公民館(下庄小学校内)
• 上庄公民館
• まつばら館
• 舞ハウス
• 農村環境改善センター
• 清水公民館
• くすのき館
• B&G財団瀬高海洋センター
• 清水山荘
• 瀬高ドットコム
• 長田鉱泉場

[編集] 公営企業

• 上水道
• 公共下水道

[編集] 一部事業組合

• 瀬高町外二ヶ町衛生組合
• 瀬高町外二ヶ町消防組合
• 瀬高広域葬祭施設組合
• 東山老人ホーム組合
• 柳川市瀬高町土木組合

[編集] 産業

[編集] 名産特産

ナス、セルリ、漬物、清酒、きじ車、いちご、マーガリン、植木鉢、蒲池焼

[編集] 主要農産物

ナス、米、セルリ、小麦、みかん（昇順）

• JAみなみ筑後
• JAみなみ筑後瀬高なす部会

[編集] 伝統工芸

きじ車（玩具）、八女手漉和紙、八女矢（いずれも県知事指定）

[編集] 瀬高町に本社を置く企業

• タカ食品工業
• オニマル
• 旭食品工業

[編集] 姉妹都市

[編集] 国内

幸若舞発祥の地である福井県朝日町（現越前町）と継承の地である瀬高町は姉妹都市提携を結んでおり、小学生同士の交流などが行われている。

[編集] 地域

[編集] 教育

[編集] 小学校

町立

• 上庄小学校
• 下庄小学校
• 本郷小学校
• 南小学校
• 大江小学校
• 清水小学校
• 水上小学校

[編集] 中学校

町立

• 瀬高中学校
• 東山中学校

[編集] 高等学校

県立

• 山門高等学校

[編集] 大学

• 雪ノ聖母会系列の福祉系大学の誘致中

[編集] 交通

• 最寄り空港は福岡空港。県外も含めると佐賀空港が近いが、ほとんど利用されていない。

[編集] 鉄道

• 九州旅客鉄道（JR九州）
  • 鹿児島本線
    • 瀬高駅 - 南瀬高駅
  • 九州新幹線（建設中）
    • 隣接する筑後市に船小屋駅が設置される（参考：独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構）

[編集] バス

• 堀川バス（瀬高駅前～西鉄柳川駅～両開）
• 九州産交バス（瀬高駅前～三加和温泉～山鹿バスの駅）
• 九州自動車道瀬高バスストップ
  • 福岡空港～瀬高～熊本市
  • 福岡空港～瀬高～大牟田市・荒尾市

[編集] 道路

[編集] 高速道路

• 九州自動車道
  • 瀬高バスストップ
    • 現在、町内にインターチェンジはなし（最寄りインターチェンジは八女IC）。瀬高IC（仮称）を建設中。
    • 県道　本吉小川線に接続予定。
    • （平成２１年３月完成予定）

[編集] 一般国道

• 国道209号
• 国道443号
  • 国道443号線に三橋瀬高バイパスが建設中（一部部分開通）。このバイパスを延長して、東側では九州自動車道瀬高インターチェンジと、西側では有明海沿岸道路と接続する予定。

[編集] 主要地方道

• 福岡県道89号瀬高久留米線
• 福岡県道96号八女瀬高線

[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

[編集] 観光

• 清水寺、本坊庭園
• 長田鉱泉場
• 新船小屋温泉
• 中の島公園
• 女山史跡森林公園
• 筑後広域公園（一部建設中）

[編集] 重要文化財

• 国指定重要文化財
  • カササギ生息地（町域）
  • クスノキ林（中の島公園）
• 県指定重要文化財
• 参考：瀬高町立図書館・歴史資料館

[編集] 主な行事

• 幸若舞（重要無形民俗文化財）
• 瀬高町納涼花火大会
• どんきゃんきゃん（本郷地区）
• 大人形
• 大提灯
• 卑弥呼祭り
• 産業・文化・福祉フェスタ

[編集] 瀬高町出身の有名人

• 與田準一（童話作家）
• 原田観峰（書家）
• 鬼丸勝之（政治家）
• 古賀誠（政治家）

[編集] その他

• 市外局番：0944（単位料金区域名：瀬高）

一部0942（単位料金区域名：久留米）

[編集] 外部リンク

• 瀬高町公式サイト
• 瀬高町立図書館
• 瀬高町・山川町・高田町合併協議会公式サイト