九州一周駅伝
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九州一周駅伝(きゅうしゅういっしゅうえきでん)は、西日本新聞社主催で、10~11月に九州9県(山口県と沖縄県を含む)の選抜選手が出場して、長崎市をスタートして、佐世保市、佐賀市、熊本市、水俣市、鹿児島市、宮崎市、延岡市、大分市、北九州市を通って福岡市がゴールの合計72区約1100kmの世界一長い駅伝。
この大会は1952年に長崎市の長崎県庁前をスタートして福岡市の西日本新聞本社前をゴールとする70区間、 1090.29kmを走破する西日本各県対抗九州一周駅伝競走大会として開催されて以来、区間と距離、参加チームに若干の変更や入れ替わりがあるものの毎年開催されてきた。
第5回からは高松宮杯・西日本各県対抗九州一周駅伝競走大会、第9回からは高松宮杯争奪・西日本各県対抗九州一周駅伝競走大会、第16回からは高松宮賜杯・西日本各県対抗九州一周駅伝大会と名称が変更されている。
創成期から福岡県と宮崎県とで常に優勝を争っていたが、近年は宮崎県が第30回(1981年)~第53回(2004年)まで24連覇を果たし、圧倒的強さを誇っている。しかし、これまでほとんどの選手を旭化成勢が占めていた宮崎県が一般市民の選手育成を図るためにチーム構成を見直した第54回(2005年)で福岡県が25年ぶりに優勝、その後の第55回(2006年)も優勝した。
[編集] 関連項目
- 東日本縦断駅伝(2002年まで同時期に開催されていた東北、関東、甲信越の都道府県対抗戦)