上田清司
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上田 清司(うえだ きよし、昭和23年(1948年)5月15日 ‐ )は、平成期における日本の政治家。埼玉県知事(1期)。
衆議院議員(3期)。
生年月日 | 昭和23年(1948年)5月15日 |
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出身地 | 福岡県福岡市 |
出身校 | 早稲田大学大学院政治学研究科 法政大学法学部 |
学位 | 政治学修士 法学士 |
前職 | 衆議院議員 |
世襲の有無 | 無 |
在任期間 | 平成15年(2003年) ‐ 現職 |
当選回数 | 1回(衆3回) |
所属(推薦)党派 | 無所属 |
ウェブサイト | 埼玉県知事 上田きよし |
目次 |
[編集] 概要
- 埼玉県初の新住民知事。
- 報道系番組に出演する論客として知られる。
- 地方自治関連の著書を出版。
- 初立候補から4度の連続落選を経験した。度重なる落選にめげることなく地道な政治活動・選挙活動を続け現在の立場を築いた。徹底したドブ板戦術から、いつしか「選挙の鉄人」の異名をとる様になった。そのことは地元選挙区以外でも知られ、小泉純一郎が「あの人とだけは選挙を戦いたくない」と上田を評したとも言われている。
- 初立候補のときから、新自由クラブ、新生党、新進党、フロムファイブ、民主党と政界再編に伴い所属政党を変わったが、政策信条的には一貫して保守系である。
- 政治活動開始当初は自由民主党に所属。同党公認候補として選挙に出馬することを考えていたが、公認を得られず離党。当時同様に公認を得られなかった人物が現在複数名埼玉県議会議員(現在は自民党に所属)となっており、彼らが県議会自民党の知事与党化を推進した。
- 街頭で政治活動をするとき映画「ロッキー」のテーマを流す。
- いじめ問題に関して、いじめられる側に理解を示しつつも強気な持論を押しつけ、結果いじめられる側を追い込むような発言をするなど、その言動には疑問が持たれる。
- 埼玉県議会2006年12月定例会において、自由民主党の一議員に質問の中で「やめろ」「国会に戻れ」「知事の政治はメッキだ」と言われ、激怒した。なお、該当議員は発言後、同じ党の人間にも批判された事から、該当議員単独の見切り発車のようである。
[編集] 政策
- 代議士時代は北朝鮮系金融機関への公的資金注入に反対
- 首都圏連合推進。
- 子育て支援徹底。
- 埼玉高速鉄道早期延伸推進。
- 天下り廃止。一部で疑問も。
- 新しい歴史教科書をつくる会の活動を全面支持し、2004年(平成16年)12月、同会の副会長であった高橋史朗明星大学教授を埼玉県教育委員に指名する。
- 岡田尊司『脳内汚染』に感銘を受け、首都圏サミットにおいて4都県・4政令指定都市共同で文部科学省と別にゲーム脳の実在証明を研究することを提唱。少年犯罪はゲームが原因であると主張。
- ジェンダーフリー反対。県立伝統高校の男女共学化反対。
- 2006年5月20日にさいたま市で開催された世界基督教統一神霊協会(統一協会)の関連組織・天宙平和連合の会合に祝電を送っていたことが判明し、全国霊感商法対策弁護士連絡会が質問状を送付している。
- 2006年6月議会で、埼玉県平和資料館の展示について、「古今東西、慰安婦はいても従軍慰安婦というのはいなかった」と答弁。
[編集] 略歴
[編集] 経歴
- 1948年5月15日、福岡市生まれ。
- 1967年3月福岡県立三池高等学校卒業後、上京。
- 1971年3月法政大学法学部を卒業。
- 所沢市で学習塾を開業する。
- 1975年3月、早稲田大学大学院政治学研究科を修了。
- 1976年、新自由クラブ立党に参画。
- 1979年~1986年、建設大学校(現・国土交通大学校)非常勤講師。
- 1980年6月22日、衆議院議員に立候補、落選。以後3回落選。
- 1993年7月4日、衆議院議員選挙に5回目の立候補、初当選。以後連続当選。
- 2003年8月2日、埼玉県知事選に無所属での出馬を表明。
- 2003年8月31日、島津昭、坂東眞理子、浜田卓二郎ら対立候補7人を破り、埼玉県知事に初当選。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 埼玉県知事 上田きよし(公式サイト)
- 知事の部屋(県庁内サイト)
- 上田清司氏動画メッセージ(*超人大陸)
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岐阜県 古田肇 | 静岡県 石川嘉延 | 愛知県 神田真秋 | 三重県 野呂昭彦 | 滋賀県 嘉田由紀子 |
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