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水戸黄門 (テレビドラマ) - Wikipedia

水戸黄門 (テレビドラマ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Disambiguationこの項目では1969年からナショナル劇場で放送中のテレビドラマについて説明しています。1964年から約1年間ブラザー劇場で放送された月形龍之介の主演によるテレビドラマについては水戸黄門 (ブラザー劇場)をご覧ください。

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里見浩太朗が演じる水戸黄門。
拡大
里見浩太朗が演じる水戸黄門。
印籠
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印籠

水戸黄門みとこうもん)は、TBS系で月曜20時~20時54分の『ナショナル劇場』で放送される時代劇のタイトル。1969年8月4日に放送開始し、2003年12月15日で、放送1000回を迎えた。世界でも類を見ない長編TV番組である。再放送も、TBS系列各局(一部地域を除く)やCS放送・TBSチャンネルで行なわれている。

また、1978年にテレビと同じキャスト、スタッフによる映画『水戸黄門』が製作された。


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


目次

[編集] 内容

水戸黄門,助さん,格さん
拡大
水戸黄門,助さん,格さん
基本的なストーリー

水戸光圀水戸黄門)が家臣の佐々木助三郎(助さん)、渥美格之進(格さん)とともに諸国漫遊の旅先で世直しをする。光圀の道中での名は「越後の縮緬問屋の隠居・光右衛門」である。

各シリーズ・特番の概要は次の通りである。



[編集] 初代・東野英治郎

[編集] 水戸黄門 第1部

1969年8月4日~1970年3月9日放映(全32話)

ストーリー

光圀の実子・松平頼常が藩主である讃岐高松藩のお家騒動を解決する為、旅に出る。

行程

水戸→江戸→小田原→三島宿→江尻宿→藤枝宿→大井川→浜松宿→御油宿→松坂宿→伊賀→堺宿→堺港→讃岐→今治→松江→岡山→津山→湊川→鯖江→高遠→金津→高山→亀田→庄内→高田→白河→磐城→桐生→前橋→忍→水戸

  • 風車の弥七(中谷一郎)と佐々木助三郎(杉良太郎)、渥美格之進(横内正)が初対面。
  • 最終回にて、格さんが深雪(岩井友見)と結婚する。
  • 記念すべき第1話は「俺は助さん、お前は格さん。」
  • 印籠の初披露は、第14話「叛逆者の群れ」で光圀の実子頼常の一子を世継ぎに立てようと知る若侍達の前で、格さんが光圀の名代の証として出しており、また悪者達の前での初披露は第23話「初春・役者騒動記」で光圀自らが腰に付けている印籠を見せている。
  • 第29話「ならず者」では印籠は出ず、弥七が天井から「そこにおわすは恐れ多くも水戸の御老公なるぞと」と言って飛び降りている(第30話「上州からっ風」でも決め台詞を言っている)。
  • 第26話「越後騒動」で伊吹吾朗が浪人役で初のゲスト出演している。
  • 第28話「隠密無情」で岩崎加根子が城代家老の密輸を調べていた隠密役でゲスト出演している。
  • オープニングで登場する配役紹介のタイトルバックはこのシリーズでのみお蔵入りになったものがある。(※ 一般に知られているものは4種類〔黒地に前面徳川三つ葉葵・赤地に下3分の1・青地に右下・紫地に右下4分の1〕だがこのシリーズでのみ存在していたのは青磁地に左下のタイトルバックで当初は5種類用意されていたのである)


[編集] 水戸黄門 第2部

1970年9月28日~1971年5月10日放映(全33話)

ストーリー

水戸光圀一行が津軽南部両藩の争いを解決するため旅に出る。

行程

水戸→郡山→福島→会津若松→米沢→松島→花巻→八戸→弘前→熊代→久保田→新庄→天童→山形→佐渡→新潟→追分→諏訪→木曽福島→大井→垂井→福井→宮津→鳥取→浜田→萩→小倉→福岡→佐賀→柳河→久留米→江戸

  • 第2話でうっかり八兵衛(高橋元太郎)が登場。
  • 帰路の途中、天童の将棋駒彫り師役で里見浩太朗がゲスト出演(第26話「帰って来た旅烏」でも、いなせな旅烏役でゲスト出演している)。
  • 第25話「黄門様の子守唄」で宮園純子が光圀を逆恨みする役でゲスト出演している。
  • 助さん演ずる杉良太郎の最終シリーズ。


[編集] 水戸黄門 第3部

1971年11月29日~1972年6月5日放映(全28話)

ストーリー

柳沢吉保が「御老公様が薩摩藩を潰そうとしている」という話をデッチあげたので、その誤解を解く為に薩摩へ旅に出る。

行程

江戸→小田原→箱根→三島→駿河→藤枝→島田→掛川→浜松→吉田→岡崎→宮→桑名→伊勢亀山→伊賀上野→河内→堺→岡山→徳島→土佐→岩国→下関→博多→平戸→天草→熊本→宮崎→薩摩・江戸

  • 助さん役が里見浩太朗になる。くノ一として霞のお新(宮園純子)が加わる。
  • 1話目で格さんの妻・深雪が妊娠し、最終回で格之助が生まれる。
  • 第1部から「三つ葉葵の印籠」の登場シーンについては試行錯誤の繰返しだったが、この3部で『格さんが「この紋所が目に入らぬか!!」と喝破しながら出す』に定着し、以降恒例となる。
  • 第4話「人狩り」で西村晃が医者役でゲスト出演している。現在、この話は、西村晃が後に水戸黄門役に就任した為、現在欠番となっている(VHSソフト・DVDソフトには収録)。また、この話では代官が放送禁止用語を叫んでいるがVHSソフト・DVDソフトには収録されている。
  • 第8話「雪姫変化」で里見浩太朗が二役を演じている(役は姫君意中の虚無僧)。
  • 第24話「女海賊とにせ黄門」で東野英治郎が二役を演じている(役は海賊の一味)。


[編集] 水戸黄門 第4部

1973年1月22日~1973年9月17日放映(全34話)

ストーリー

第1部で解決したはずの越後高田藩お家騒動を解決するため旅に出る。問題解決後は、「奥の細道」をたどって東北を旅し、北海道に渡る。

行程

水戸・江戸→忍→高崎→三国峠→長岡→高田→新発田→米沢→山形→天童→庄内→秋田→大館→弘前→青森→松前→八戸→三戸→十和田→盛岡→北上川→一ノ関→石巻→仙台→白石→福島→会津若松→郡山→白河→日光→宇都宮→古河→真岡→水戸

  • 里見浩太朗がこの部から主題歌を担当した(横内正は第1部から)。
  • 水戸光圀が旅に出る際は「私は越後の縮緬問屋の隠居、光右衛門じゃ」と名乗るがこのシリーズではなんと本物の越後の縮緬問屋の隠居光右衛門(東野の二役)が登場する。本物は強欲でとかく評判が悪く、光圀は最初民衆から石を投げつけられたりとひどい目に合わされる。
  • 現在では第16・17話「北海の反乱」(前・後編)が再放送されていない。これは前編の本放送終了時に、サケと米の交換の比率が違う事、儀式や風習が全く違う事について札幌在住のアイヌ有志から北海道放送にクレームがつき、翌週の後編の放送中止を申し入れたためである。これに対して北海道放送側は後編の放送中におわびのテロップを入れることで解決した。CS放送・TBSチャンネルでの再放送ではこの配慮から「北海の反乱」(前・後編)は欠番である。なお、TBSチャンネルでは一度「水戸黄門 第4部」を欠番を除く全話一挙放送を行ったことがある。(現在第4部以降のビデオ・DVD化は行われていない。)
  • 最終回で中山備前守(永田靖)が死去する。
  • 第7話で放送回数100回を記録している。
  • また、東野黄門独特の「かっかっか」という笑いはこのシリーズで完成した。
  • お新役の宮園純子がシリーズの最初と最後にしか登場しないのは、私生活で結婚した為。


[編集] 水戸黄門 第5部

1974年4月1日~1974年9月30日放映(全26話)

ストーリー

水戸老公の行列に直訴に出た安里姫から、城代家老のため危機に曝されている五島列島の福江藩の実情を知らされ、藩を救うため旅に出る。

行程

江戸→青梅→塩山→諏訪→松本→高山→富山→金沢→福井→宮津→福知山→京都→大阪→姫路→岡山→広島→松山→宇和島→今治→徳山→下関→福岡→唐津→佐賀→長崎→五島

  • この部は水戸黄門史上初めての片道道中。
  • 第11話「弥七の幽霊」で精神障害者に関するセリフが出てきたため、抗議を受けた。再放送ではそのセリフが出てくるシーンだけ取り除いて放送されるか、局によってはこの話は欠番である。
  • 1974年9月30日に放送された最終話は朝日放送においての同番組最終回である(翌年に腸捻転解消によって、朝日放送TBS系列からNET(1977年4月1日からテレビ朝日)系列にネットチェンジしたため)。
  • 最強の刺客と言われている、天津敏演ずる鉄羅漢玄竜が登場。
  • 第24話「二人の御老公」に光圀の旧友役で森繁久彌が初の特別出演。ちなみに森繁は第1部で初代黄門を演じる予定だったが、東宝のスターであった森繁が東映の撮影所である京都太秦で黄門役を演じる事に東宝が難色を示し、結果的に東野英治郎が初代黄門に就任した。


[編集] 水戸黄門 第6部

1975年3月31日~1975年11月3日放映(全32話)

ストーリー

第5部の続きで、福江藩から水戸への帰り旅。

行程

鹿児島→宮崎→人吉→八代→熊本→山鹿→大分→小倉→福岡→隠岐→出雲→松江→鳥取→津山→倉敷→高松→松山→高知→徳島→和歌山→八尾→伊勢→尾張→浜松→金谷→甲府→箱根→鎌倉→木更津→成田→潮来→水戸

  • 西村晃佐野浅夫がゲスト出演している。西村晃の回は再放送では欠番であるが、佐野浅夫の回はそのまま放送されている。
  • 第1回放送日である1975年3月31日は毎日放送腸捻転解消によりNET系列からTBS系列にネットチェンジしたため、同局としては初回放送日である。
  • 由美かおるが初めてゲスト出演している。ちなみに、ご老公との入浴(混浴)シーンがある。


[編集] 水戸黄門 第7部

1976年5月24日~1977年1月10日放映(全34話)。

ストーリー

腰を痛めて湯治にいった光圀は、行方不明の父を捜しに北海道へ行く途中で人買いにだまされたという姉妹と出会い、北海道への旅に出る。

行程

水戸・白河→福島→仙台→石巻→花巻→盛岡→八戸→青森→松前→函館→弘前→大館→秋田→横手→酒田→鶴岡→天童→山形→米沢→会津→新発田→新潟→佐渡→高田→長野→松本→諏訪→飯田→上田→渋川→高崎→伊勢崎→宇都宮

  • お春(村地弘美)が準レギュラーとして途中まで一行と旅をする。
  • 第14話で放送回数200回を記録している。


[編集] 水戸黄門 第8部

1977年7月18日~1978年1月30日放映(全29話)

ストーリー

薩摩藩の島津公夫人竹姫が男の子を出生した。竹姫は薩摩に嫁いだ将軍綱吉の娘。薩摩まで綱吉に代わってお祝いのため旅立つ。

行程

江戸→川崎→平塚→沼津→清水→駿府→掛川→吉田→岡崎→名古屋→桑名→松坂→伊勢→新宮→和歌山→橋本→奈良→堺→兵庫→洲本→高松→高知→大洲→宇和島→博多→中州→別府→宮崎→鹿児島

  • この部の目的地は第3部以来の薩摩藩だった。途中紀州では、御三家のひとつ紀伊徳川家紀州家の当主徳川光貞暗殺事件に巻き込まれた。
  • この頃は高度経済成長期だったためか、そのあおりでロケ場所の苦労が目立ち始めた。ロケ地に大きなセットを持ち込まなければならないケースが増え、那智の滝壺を再現する場合などは、東映太秦映画村の消防車を集めて毎秒何トンもの水を流したという。
  • 格さん演ずる横内正の最終シリーズである。


[編集] 水戸黄門 第9部

1978年8月7日~1979年2月5日放映(全27話)

ストーリー

久保田藩のお家騒動解決のため秋田に旅立つ。

行程

水戸→いわき→相馬→福島→仙台→一ノ関→盛岡→三戸→弘前→秋田→酒田→新潟→長岡→高田→輪島→金沢→福井→五箇山→中津川→木曽福島→奈良井→諏訪→甲府→川越→館林→佐野→水戸

  • 格さん役は大和田伸也に。独身の設定。
  • 第10部で助さんの妻となる秋田久保田藩家老の娘志乃役で山口いづみが登場。代わりにお新役の宮園純子が出産と育児の為各シリーズ第1話と最終回のみ登場している(26部まで)。
  • 1978年に山口いづみを除くその他のキャストはテレビと同じキャスト、スタッフによる映画が作成された。
  • 27話(最終回)で伊吹吾郎がゲスト出演している。同時にこの回で歴代最高視聴率43.7%を記録している。
  • また同話にゲスト出演した五大路子大和田伸也が一目惚れして1980年に結婚した。


[編集] 水戸黄門 第10部

1979年8月13日~1980年2月11日放映(全26話)

ストーリー

ある公家江戸で公儀高家と悪徳商人が悪事を働いたので、朝廷幕府に溝ができないように将軍綱吉の命で京にその後始末のため光圀を京に旅立たせた。

行程

水戸・江戸→神奈川→小田原→箱根→沼津→駿府→袋井→新居→新城→岡崎→四日市→津→水口→草津→京→大津→彦根→大垣犬山多治見岩村→馬籠→高遠→韮崎→八王子→水戸

  • 最終回で助さんと志乃がめでたく結婚する。
  • 第24話で放送回数300回を記録している。


[編集] 水戸黄門 第11部

1980年8月18日~1981年2月9日放映(全26話)

ストーリー

出羽庄内藩の農民たちの窮状をお美代から聞いた光圀はお美代とともに鶴岡へ向かう。

行程

水戸→二本松→米沢→山形→新庄→鶴岡→本荘→男鹿→弘前→八戸→盛岡→宮古→陸前高田→仙台→会津→新発田→三条→与板→三国峠→行田→秩父→伊勢原→鎌倉→館山→佐倉→岩槻・水戸

  • 第1話 「蜜命おびた逃亡者」・第6話「奇祭・化け物まつりの対決」であおい輝彦が初のゲスト出演をしている。(役は、浜中弥太郎)
  • 第8話「泥棒を助けた黄門様」で西村晃がゲスト出演。再放送ではやはり欠番である。
  • 「ミス水戸黄門」が公募され、青森代表の清水久美子が全26話にわたって出演した。
  • また決戦に残った30人中24人が何らかの形で番組にゲスト出演している。(第1話ほか)
  • 第3話「悲願を賭けた砲術くらべ」で後に徳川綱吉を演じる長谷川哲夫がゲスト出演している。(役は、米沢藩上杉吉憲
  • 第7話「うっかり八兵衛お殿様」で高橋元太郎が二役を演じている。(役は、本荘藩六郷政晴
  • 第13話「陰謀暴いた俵牛」で大和田伸也が二役を演じている。(役は、西本源四郎)
  • 第16話「大当たり黄門様の大芝居」で山口いづみが別の役で出演している。(役は、一座のお蝶太夫)。また一座の舞台では高橋元太郎光圀役を演じている。
  • 第22話「黄門様の子守唄」でも長谷川哲夫がゲスト出演している。(役は、旗本織部新一郎)
  • 第24話「弥七に似てた三度笠」で中谷一郎が二役を演じている。(役は、追分の半次)
  • 第25話「胸に悲願の裏切り者」で伊吹吾郎が格さんの親友役でゲスト出演している(役は、秋元多三郎)。また25話のワンシーンで当時の2代目格さん・大和田伸也、後の3代目格さん・伊吹吾郎の2ショットが実現している。


[編集] 水戸黄門 第12部

1981年8月31日~1982年3月1日放映(全27話)

ストーリー

光圀の息子・頼常と次期将軍候補の徳川綱豊との不仲説が囁かれ、その真相を解き明かすため高松藩へ旅立つ。

行程

水戸・江戸→八王子→府中→諏訪→木曽福島→郡上八幡→岐阜→米原→膳所→伏見→大阪→徳島→高松→丸亀→柳井→広島→岡山→龍野→姫路→峰山→山中→富山→善光寺→追分→富岡→宇都宮→江戸・水戸

  • 第1話~第13話までは助さんの妻、志乃(山口いづみ)が同行するが、第14回目~最終話は千鶴(伊藤和恵、現:伊藤かずえ)。伊藤はこれがデビュー作であった。
  • 放送期間中、マラソンが流行していたためか第1話の冒頭で西山荘~水戸城往復マラソンのシーンがあり、光圀も先頭をきって(演じる東野英治郎は当時72歳、少々無理がありそうだが)走っていた。
  • 第8話「にせ黄門様の鬼退治」で西村晃が偽光圀役で出演。これが2年後の光圀役起用につながった。この話も再放送では欠番。ちなみに2003年7月25日(金)に放送されたスーパーフライデー(当時の番組名)での水戸黄門スペシャルの特番で2代目・3代目の御老公役が決定するまでを紹介するコーナーがあり、第8話の一部分が放送された。


[編集] 水戸黄門 第13部

1982年10月18日~1983年4月11日放映(全26話)

ストーリー

尾張藩に憎しみをもつ一族の反乱を阻止し、尾張藩を元の穏やかな藩にするため奮戦する。

行程

水戸・江戸→小田原→箱根→三島→清水→島田→浜松→吉田→岡崎→尾張→伊賀上野→伊勢→高野→堺→津山→鳥取→大社→浜田→萩→博多→唐津→佐賀→久留米→熊本→延岡→鹿児島・水戸

  • 東野英治郎「水戸黄門」の最終シリーズ。
  • 梟の左源太役で三浦浩一、由美役で白坂紀子が出演した。第10回のゲスト志垣太郎は番組撮影中に白坂に一目惚れし、結婚に至った。
  • 東野は足掛け14年、全381回にわたり光圀を演じていた。「この作品をライフワークにしよう」と言い続けていただけに心なしか淋しそうだった。降板の理由は高笑いが出来ず、「立ち回りがしんどい」と「体力が続かない」というもの。長年親しまれてきたせいか、視聴者からは「もうあんな黄門は見られなくなるのではないか」と危惧する声も聞かれた。また、大和田伸也扮する格さんもこのシリーズで最後となる。
  • ちなみに、最終回では第1部でよく見られた「面が割れる」(=光圀を取り押さえたあと取り調べたら印籠が出てきて正体がわかり様相が一変というもの)が披露された。そのときの光圀のセリフは「ばれましたか、カッカッカッ・・・」。



[編集] 2代目・西村晃

[編集] 水戸黄門 第14部

1983年10月31日~1984年7月9日(全37話)

ストーリー

南部藩のお世継ぎ騒動を解決するために旅に出る。

行程

水戸・江戸→郡山→福島→白石→仙台→鳴子→花巻→盛岡→八戸→青森→弘前→大館→久保田→本庄→鶴岡→新庄→天童→米沢→会津→新発田→佐渡→長岡→高田→高岡→金沢→山中→勝山→長浜→信楽→名張→大阪→灘→姫路→赤穂→淡路島→徳島→高松

  • このシリーズから光圀役は西村晃、格さん役は伊吹吾朗に交代。同時に格さんは独身という設定になった。また、原点回帰の意味もあってか、11年ぶりに山形勲演じる柳沢吉保が登場した。格さんの母・渥美多加役で高峰三枝子が特別出演。
  • 第19話で放送回数400回を記録している。
  • 第22話で光圀は「江戸の菓子屋の隠居光右衛門」と名乗った。


[編集] 水戸黄門 第15部

1985年1月28日~1985年10月21日放映(全39話)

ストーリー

14部の復路、柳沢の陰謀で危機に瀕した福岡藩の綾姫を助け、福岡を目指して旅立つ。

行程

高松・多度津→松山→伊予→大洲→宇和島→別府→阿蘇→熊本→長崎→唐津→福岡→小倉→山口→浜田→大竹→広島→熊野→福山→備中松山→米子→鳥取→三日月→篠山→宮津→小浜→敦賀→大垣→岐阜→中津川→木曽福島→諏訪→松本→小諸→松井田→高崎→岡部→熊谷→大宮→江戸・水戸


[編集] 水戸黄門 第16部

1986年4月28日~1987年1月19日放映(全39話)

ストーリー

若山(和歌山)の紀州家の騒動を解決する為、香織(鳥越マリ)と共に旅に出る。

行程

水戸→府中→箱根→沼津→藤枝→嶋田→岡崎→桑名→吉野→若山→大阪→京→膳所→彦根→宮津→鳥取→松江→大森→福井→大聖寺→金沢→糸魚川→長岡→新発田→鶴岡→亀田→久保田→弘前→盛岡→新庄→山形→仙台→白石→二本松→会津→白河→日光→小山→水戸

  • かげろうお銀(由美かおる)とその祖父・藤林無門(佐野浅夫)、煙の又平(せんだみつお)が登場。藤林無門は、第9話「闇を裂く忍びの死闘」と第10話「悪を断った鍾馗の舞い」に登場。「水戸黄門外伝かげろう忍法帖」にも同じ役で登場している。
  • 第9話のワンシーンで当時の2代目光圀・西村晃、後の3代目光圀・佐野浅夫、後の5代目光圀・里見浩太朗の3ショットが実現している。
  • かげろうお銀の登場により「入浴シーン」が登場。以降印籠と並ぶ定番シーンとなっていく。
  • 第24話「母恋し涙の角兵衛獅子」で光圀自らが悪者達に印籠を見せている。
  • 第32話「剣が知ってた暗殺の罠」で後に2代目山野辺兵庫を演じる高松英郎がゲスト出演している。(役は、柴田玄斉)
  • 邦楽監修を担当していた中本敏生はこのシリーズで降板。
  • 第36話「めざす敵は瓜二つ」で西村晃が二役を演じている。(役は茜屋・与平)
  • 香織(鳥越マリ)は最終回の水戸まで光圀一行と旅をする。


[編集] 水戸黄門 第17部

1987年8月24日~1988年2月22日放映(全26話)

ストーリー

志摩鳥羽藩取り潰しを画策する柳沢の陰謀を粉砕するために、黄門一行は鳥羽へ向けて旅立つ。

行程

水戸→八王子→甲府→諏訪→妻籠→岐阜→津→鳥羽→尾張→膳所→堺→徳島→琴平→高知→宇和島→松山→下関→浜田→広島→福山→竜野→姫路→明石→大阪→江戸

  • 第1話で又平が殉職。後任として柘植の飛猿(野村将希)がレギュラー。このシリーズを最後に2話完結のストーリーは作られなくなった。
  • 助さん演ずる里見浩太朗の最終シリーズである(第3部から17年間457回の出演だった。)。また、志乃演ずる山口いづみもこのシリーズが最後(第9部から8年間106回の出演だった。)。
  • 柘植の飛猿の登場により一般に知られている「入浴シーン」が確立された。(※ そのパターンとはお銀が入浴→それを見た悪人が混浴したさにお銀のいる湯屋に近づき→混浴しようかという所で…→お銀が悪人にお湯をかけて(もちろん忍術)パニックに落としいれ→悪人が逃げ回っている所に飛猿登場!→空手技で悪人を失神させて終わりというもの、ちなみにオチは飛猿を見たお銀が「飛猿、遅すぎるよ~」とたしなめる(?)である。)
  • 第4話で放送回数500回を記録している。


[編集] 水戸黄門 第18部

1988年9月12日~1989年5月1日放映(全33話)

ストーリー

清国が関わった平戸藩の内紛を解決する為、世直しをすべく旅に出る。

行程

水戸→佐倉→粕壁→小山→宇都宮→佐野→高崎→追分→諏訪→木曽福島→犬山→彦根→敦賀→小浜→博多→唐津→平戸→長崎→島原→熊本→久留米→小倉→京→水口→鳴海→豊川→掛川→清水→三島→箱根→鎌倉→川崎→江戸

  • このシリーズより助さん役にあおい輝彦。独身の設定。
  • 助さん役があおいに変更された事により印籠シーンでのきめ台詞が一部変更された。(※「一同!ご老公の御前である!頭が高い!!控え居ろうっ!!!!」、里見助さん時代は「ご老公の御前である!頭が高い!!控え居ろうっ!!!!」一同が抜けていた)。
  • 水戸黄門らの道中に同道する清国使節団の侍女、麗花役を台湾高雄市出身の歌手娃娃(現、愛鈴)が演じた。(1-17話)
  • 第9部以来久々に大量の新BGMが追加され、黄門一行を襲う天竺屋一味の暗躍シーンや戦闘シーンに多用されている。
  • 第10話「仇討ち木曽節仁義」で伊吹吾朗が二役を演じている。(役は馬橋の佐太郎)
  • 第19話「幸せ運んだ子守唄」で格さんが印籠をかざすシーンでアップ用ではなく薬入れ用の印籠を出している。 


[編集] 水戸黄門 第19部

1989年9月25日~1990年4月16日放映(全29話)

ストーリー

庄内藩お世継ぎ騒動を解決するため旅立つ。

行程

水戸→岩城→棚倉→三春→中村→仙台→尾花沢→新庄→鶴岡→本荘→盛岡→一関→天童→米沢→新発田→佐渡→輪島→大聖寺→郡上八幡→高山→富山→高田→飯山→善光寺→松本→小諸→深谷→川越→江戸


[編集] 水戸黄門 第20部

1990年10月22日~1991年10月7日放映(全48話)

ストーリー

光圀の実子である高松藩松平頼常が、参勤交代に出府して来ないという大事が起きる。表向きの理由は病気。頼常の病気騒動には何か裏があると確信した光圀は、将軍綱吉の許しを得て高松へ向けて旅立つ。

行程

水戸→甲府→駿府→島田→浜松→吉田→桑名→京→大阪→姫路→高松→徳島→高知→松山→小倉→福岡→唐津→嬉野→長崎→八代→人吉→鹿児島→宮崎→別府→中津→萩→広島→松江→鳥取→岡山→宮津→福井→金沢→富山→松本→高田→長岡→酒田→久保田→弘前→八戸→盛岡→一関→山形→福島→会津→日光→江戸

  • 柳沢吉保に代わる光圀のライバル・堀田備前守(永井秀明)が登場。
  • 19部終了から20部開始までの間に、格さんの母・多加役の高峰三枝子が逝去(1990年5月27日没)したため、格さんが旅に出ている間に多加も死亡した設定となり、第1話でその事が描かれた。
  • 20部を記念して、北海道と沖縄を除く全都府県を回り、各都府県出身者(福岡武田鉄矢高知西川きよし間寛平大阪オール阪神・巨人八代八代亜紀長岡小林幸子酒田ケーシー高峰等)をご当地タレントとしてゲスト出演させた。
  • 細川直美を孫・綾姫として登場させたり、西村知美(山口県)や田村英里子(茨城県)を道中の小町娘として登場させるなど、アイドルを出演させる事で若者層の取り込みを狙ったと見られる。
  • ミス水戸黄門が公募され、各局代表のミスがご当地出演をした。
  • 第3話「情けが仇のとろろ汁」であおい輝彦が二役を演じている(役は福知山藩京極高永)。
  • 第39話「八兵衛そっくりお殿様」で高橋元太郎が二役を演じている(役は久保田藩佐竹義格)。
  • 第47話「嘘を承知の偽黄門」では、西村晃のスケジュールの都合で黄門様と助さん・格さんの絡みが一切無い。そのためクライマックスでは、助さんと格さんが偽黄門(小松政夫)を仕立て、彼を利用して「控えおろう」と悪人を平伏させる異色の展開となった。
  • 第1部から同番組の編集を担当していた河合勝巳氏が第46話の作業終了後に逝去(担当回数630回)。
  • 第16話で放送回数600回を記録している。


[編集] 水戸黄門 第21部

1992年4月6日~11月9日放映(全32話)

ストーリー

岡崎藩のお世継ぎ騒動の解決のため旅に出る。

行程

水戸・岡崎→高山→小浜→米子→三次→浜田→津和野→長府→杵築→日田→阿蘇→人吉→延岡→宇和島→大洲→今治→丸亀→備中松山→龍野→福知山→伊丹→彦根→敦賀→金沢→糸魚川→善光寺→奈良井→諏訪→高崎→行田→岩槻→江戸

  • 初回は初の2時間スペシャル。水戸から今シリーズの目的地・岡崎まで、一気に突っ走った。内容も盛りだくさんだった。
  • 今シリーズのテーマは「名湯と名産を津々浦々に尋ねる漫遊記」なので毎回、かげろうお銀の入浴シーンが登場する。
  • 佐野浅夫が偽黄門役でゲスト出演。次シリーズから光圀役を務める。
  • このシリーズ限りで光圀役の西村晃が降板した。降板の理由は「体力が続かない」ことと最愛の妻を亡くしたこと。西村は第14部から9年、283回の世直し旅を演じた(最後の立ち回りのシーンは目が涙目になっていた)。
  • また、第1部から番組制作に携わってきた西村俊一プロデューサーもこのシリーズを最後に降りた。
  • 第2話「陰謀暴いた風車」で中谷一郎が二役を演じている(役は漆器職人)。
  • 第7話「目ざす敵は瓜二つ」で伊吹吾朗が二役を演じている(役は津和野藩亀井茲親)。
  • 第30話 「帰らぬ夫は凶器持ち」であおい輝彦が二役を演じている(役は物産問屋の主)。



[編集] 3代目・佐野浅夫

[編集] 水戸黄門 第22部

1993年5月17日~1994年1月24日放映(全36話)

ストーリー

将軍家跡目争いを巡る陰謀を粉砕するために、和歌山に旅立つ。

行程

水戸→佐倉→箱根→藤枝→島田→浜松→岡崎→桑名→新宮→和歌山→大阪→徳島→高知→松山→広島→別府→鹿児島→島原→長崎→小倉→萩→出雲→岡山→姫路→鳥取→豊岡→大聖寺→輪島→高田→佐渡→新発田→会津→白河→日光→宇都宮→江戸

  • このシリーズから光圀役は佐野浅夫に交代したが、他のレギュラー陣の顔ぶれは不動。
  • 第36話で放送回数700回を記録している。


[編集] 水戸黄門 第23部

1994年8月1日~1995年5月15日放映(全40話)

ストーリー

加賀百万石のお家騒動を解決するために金沢に向かう。

行程

水戸→大宮→熊谷→安中→追分→小諸→上田→善光寺→糸魚川→田鶴浜→金沢→山中→福井→敦賀→小浜→宮津→津山→米子→松江→浜田→津和野→萩→下関→福岡→佐賀→山鹿→人吉→延岡→宇和島→今治→丸亀→兵庫→京→信楽→彦根→岐阜→妻籠→甲府→府中→江戸

  • 前作終盤で弥七役の中谷一郎が病に倒れたため、シリーズで初めて弥七不在のまま物語がスタート。中谷は本作終盤の34話にてようやく復帰した。
  • 第31話「格さんは夫の敵」で伊吹吾朗が二役を演じている(役は、とある妻の夫の仇)。


[編集] 水戸黄門 第24部

1995年9月11日~1996年6月10日放映(全37話)

ストーリー

薩摩藩のお家騒動を解決するために旅立つ。

行程

水戸・江戸→箱根→駿府→岡崎→桑名→大阪→姫路→岡山→徳島→高知→松山→別府→高鍋→鹿児島→熊本→島原→小倉→柳井→広島→出雲→鳥取→敦賀→大聖寺→高岡→松本→韮崎→米沢→長岡→鶴岡→秋田→弘前→盛岡→仙台→福島→三春→佐野→江戸


[編集] 水戸黄門 第25部

1996年12月9日~1997年10月27日放映(全43話)

ストーリー

醤油作りの見学のために高松藩を目的地として旅立つ。

行程

江戸・銚子→君津→鎌倉→三島→掛川→吉田→四日市→鳥羽→吉野→岸和田→洲本→鳴門→高松→岡山→尾道→中津→久留米→唐津→山口→大田→鹿野→出石→小松→富山→高山→飯田→高田→新潟→酒田→本荘→十和田→八戸→角館→花巻→石巻→新庄→上山→二本松→会津→白河→塩原→結城→江戸・水戸

  • 全43話で第20部に次いで長い旅となった。
  • このシリーズの特徴は、助さん(あおい輝彦)以外のレギュラーの主役話がある。
  • 第23話で放送回数800回を記録している。


[編集] 水戸黄門 第26部

1998年2月9日~1998年8月17日放映(全26話)

ストーリー

伊賀での争い事を解決する為、旅に出る。

行程

伊賀上野→高野→堺→三次→広島→徳山→豊後高田→佐伯→高千穂→延岡→霧島→鹿児島→人吉→宇土→伊万里→大宰府→長府→津和野→玉造→倉吉→福知山→姫路→京都→関→諏訪→足利・水戸

  • 第26部は長年のフィルム撮影からビデオ撮影に移行。霞のお新はこのシリーズが最後である。


[編集] 水戸黄門 第27部

1999年3月22日~1999年10月18日放映(全30話)

ストーリー

光圀の弟の娘、沙耶の婿を見定めるために盛岡へ旅立つ。

行程

水戸・岩城→相馬→白石→仙台→山形→天童→尾花沢→横手→盛岡→浄法寺→八戸→青森→黒石→大館→男鹿→久保田→象潟→鶴岡→村上→新津→与板→柏崎→飯山→松代→松本→追分→松井田→伊勢崎→行田→江戸

  • 第1部から出演してきた風車の弥七役の中谷一郎が体調不良のため、このシリーズ限りで降板。第19話『二人の御隠居』が事実上最後の出演作品となった。


[編集] 水戸黄門 第28部

2000年3月6日~2000年11月20日放映(全34話)

ストーリー

東海道五十三次の制定からおよそ100年。日本の大動脈を大掃除するため東海道を旅する。

行程

品川→小田原→箱根→江尻・駿府→島田→掛川→袋井→浜松→新居→吉田→岡崎→鳴海→桑名→名張→信楽→草津→京→枚方→守口→大阪→淡路→兵庫→姫路→赤穂→岡山→矢掛→福山→三原→広島→宮島→岩国→防府→赤間関→博多

  • 佐野黄門最終シリーズ(佐野は光圀役を8年近く演じた)。レギュラーのキャラクター(出演者)がほとんど(由美かおる以外)交代した。オープニングは助さん役のあおい輝彦が歌う1番にのせてキャスト紹介のみとなり、スタッフ紹介はエンディングの出立シーンにクレジットされるようになる。
  • あおい輝彦が収録中に体調を崩して休演したため、第2部以来30年ぶりに助さんの登場しないエピソードが製作される。
  • このシリーズの第13話で889回目を達成し、連続時代劇放送回数としては日本一となっている。
  • 第24話で放送回数900回を記録している。
  • 本シリーズより中尾幸男プロデューサーが参加した事によるものか「リストラをぶっ飛ばせ!」など、異色のサブタイトルが散見された。



[編集] 4代目・石坂浩二

  • 視聴率低迷と騒がれた佐野黄門時代を一新する意図で登板となる。文化人的側面を持つ石坂らしい「史実に基づいた」という主張を呑んでのスタートであったが、180°に近い転換は視聴者だけでなく、現場にも大きな混乱を招いた。結局、石坂の体調不良により2部48話で降板となるが、のちに『太秦には二度と行かない』と石坂が発言するなど、非常に後味の悪いものとなった。
  • ただ、このシリーズによって旧来の弊風が払われたのも事実であるし、皮肉ではあるが、5代目里見浩太朗の登板と彼を中心とした演出の強化に大きな影響をもたらした。

[編集] 水戸黄門 第29部

2001年4月2日~2001年9月17日放映(全25話)

ストーリー

水戸で隠居生活をしていた光圀は、「大日本史」編集のため、諸国漫遊の旅に出る。

行程

江戸→水戸→潮来→太田→甲府→高崎→伊勢→奈良→龍野→湊川→松江→小浜→大聖寺→井波→高山→松本→高遠→善光寺→高田→柏崎→新潟→新発田→会津→白河→江戸・水戸

  • レギュラー出演者のほとんどが交代し、光圀役の石坂浩二の「史実に基づいた光圀を演じたい」との意向により、トレードマークの白髭がなくなった(ただし、違和感があるとして論争が起こり、結果として最終話よりひげをつけるようになった)。唯一残留した由美かおるの役名が疾風のお娟に変わり(この時点ではキャラ的にも、それまでとは別物)、忍び装束も男物に。
  • 第1話では光圀が隠居するまでが描かれ、第4話までは水戸での隠居生活が描かれていた。
  • 29部~31部で格さんを演じた山田純大は、初代助さん役・杉良太郎の子息であり親子2代の助演である。
  • 28部までは助さん・格さん役の俳優が歌っていた主題歌「ああ人生に涙あり」は、御三家西郷輝彦橋幸夫舟木一夫G3Kとして歌った。


[編集] 水戸黄門 第30部

2002年1月7日~2002年7月1日放映(全25話)

ストーリー

光圀は尾張大納言光友から、朝廷から日光東照宮への使いをする例幣使に悪い噂があることを聞き、真相を確かめるため、日光へ旅立つ。

行程

水戸・日光→足利→喜連川→松島→遠野→盛岡→津軽→陸奥十三湊→久保田→酒田→敦賀→京→天橋立→和歌山→堺→大阪→倉敷→下津井→津和野→唐津→長崎→高千穂→湯布院→松山→高松

  • 光圀の石坂浩二が体調不良で途中降板したため、第24話、第25話には光圀は登場しない。その他、格さんの登場しない第21話、石坂浩二が脚本を書いた第19話など、シリーズ中、異色エピソードの多い作品。
  • 第19話ではおるい、第21話、第22話では助さん、第24話では何と松尾芭蕉佐川満男)が印籠を出している。
  • おるい、素破の次郎坊はこのシリーズ限りである。
  • お娟の忍び装束がお銀時代のものに戻り、それに伴ってキャラもお銀のそれに戻っている。
  • 石坂黄門最終シリーズ(石坂は合計48回のみの出演だった)



[編集] 5代目・里見浩太朗

[編集] 水戸黄門 第31部

2002年10月14日~2003年3月24日(全22話)

ストーリー

幕府の財政改革の手がかりを探すため、天下の金が集まる大坂(大阪)を目指し旅立つ。

行程

水戸・江戸→箱根→江尻→掛川→浜松→吉田→宮→桑名→伊賀上野→大和→大阪→兵庫→明石→姫路→龍野→岡山→備中松山→福山→三原→三次→広島→下関・博多


[編集] 水戸黄門 第32部

2003年7月28日~2003年12月8日(全17話)

ストーリー

加賀藩の世継ぎ問題を解決するため旅に出る。

行程

江戸→安中→小諸→諏訪→妻籠→高山→高岡→金沢→輪島→鶴岡→山形→仙台→白石→二本松→三春→白河→岩城・水戸

[編集] 水戸黄門1000回記念3時間スペシャル

2003年12月15日放映

ストーリー

江戸で旗本と町衆の喧嘩を調停した光圀は、薩摩藩の不正を究明するため旅立つ。


[編集] 水戸黄門 第33部

2004年4月12日~2004年9月20日放映(全22話)

ストーリー

幕府転覆を企む西海屋の野望を阻止するため鳥取へ旅立つ。

行程

水戸・駿府→御油→有松→津→亀山→伊賀→大和郡山→淡路→高知→宇和島→岩国→萩→出雲→米子→鳥取→出石→山中→八尾→長岡→佐渡→村上→江戸

  • この第33部から三波豊和演じるよろず屋の千太がレギュラーに入った(うっかり八兵衛以来の男性コメディーリリーフである)。
  • また、主題歌を原田龍二合田雅吏が歌った。助さん・格さん役の俳優が主題歌を担当するのは第28部以来。第34部からも引き続き使用される。
  • 21部より編集・河合勝巳氏の後を継いだ夫人の河合和子氏が本部最終回で降板(担当回数390回)。


[編集] 水戸黄門 第34部

2005年1月10日~2005年6月6日放映(全20話)

ストーリー

助さんが仙台藩江戸屋敷組頭の坂口主水の妹・美加(瀬戸早妃)と見合いをすることになったが、美加は見合いの席に現れなかった。仙台藩では側用人・大沼軍太夫の陰謀で世継ぎ騒動となったことを知った光圀は解決するために旅立つ。

行程

水戸・江戸→岩城→相馬→仙台→石巻→陸前高田→遠野→花巻→盛岡→花輪→弘前→松前→久保田→大曲→新庄→酒田→天童→会津→三春→宇都宮・江戸

  • 八重が水戸に残り、光圀、助さん、格さん、お娟、千太、鬼若、アキの7人で旅をする。第7部以来29年ぶりに北海道にも足をのばす。助さんの母・静枝(池内淳子)が登場。第1話では珍しく光圀自ら印籠を出している。


[編集] 水戸黄門 第35部

2005年10月10日~2006年3月13日放映(全20話)

ストーリー

高松藩を治める光圀の子、頼常に謀叛の疑いがあるとの噂を耳にした光圀は、その真偽を確かめるため高松藩へ旅立つ。その道中、徳川家を恨む闇の布袋の一味の魔の手が一行を襲う。

行程

水戸・江戸・高松→徳島→高知→道後→大分→日田→八女→佐賀→長崎→柳川→熊本→八代→人吉→鹿児島→飫肥→延岡→阿蘇→佐伯→中津→福岡

  • 初回は2時間スペシャル、最終回ナショナル劇場の50周年を記念しての2時間スペシャル(放送枠は2時間5分)。
  • 徳川幕府に深い恨みを抱く、百歳を越える謎の怪人・闇の布袋(遠藤太津朗)と、その手下の美人くノ一・北斗の桔梗(原史奈)が登場。光圀の命を奪おうと、旅先で付け狙う。
  • 2006年1月23日放送で印籠シーンが登場したのは午後8時56分と歴代最遅。これは放送開始直前に堀江貴文ライブドア社長(当時)が逮捕されたニュースを速報で伝えていたため放送開始が10分遅れたことによる。
  • 第14話「仇が教えた命の重さ」で伊吹吾朗が医師・網野役でゲスト出演している。
  • 第18話「脱藩者は老公に瓜二つ」で里見浩太朗が二役を演じている(役は、浪人・相良)。
  • よろず屋の千太演じる三波豊和の最終シリーズである。


[編集] 水戸黄門 第36部

2006年7月24日~2006年12月18日放送終了予定

ストーリー

光圀の姉で金沢にいる明芳院(淡島千景)から孫・利久と、京都所司代の娘・菊姫の婚礼が行われるという知らせが届き、それに出席する為、旅に出る。

行程(予定)

水戸・日光→高崎→善光寺→糸魚川→富山→輪島→金沢→福井→小浜→天橋立→鳥取→出雲→萩→津和野→徳山→宮島→岡山→三木→高野山→京

  • このシリーズから、おけらの新助(松井天斗)がレギュラーに加わる(第10話の天橋立から登場)。

[編集] 出演者

[編集] 主要キャスト

[編集] 主要キャストの関係者

  • 野ぶすまの仁平:市川小太夫(3部)
  • 小野塚兵衛:水島道太郎(9部)  
  • 小野塚新九郎:和田浩治(14部) 
  • 小野塚絹:本阿弥周子(14部)
  • 小野塚八郎:森次晃嗣(16部)
  • 喜八:栗田芳廣(16部)
  • あけみ:友直子(16部)
  • 喜平次:小林昭二(16部)
  • 藤林無門:佐野浅夫(16部)
  • 渥美多加:高峰三枝子(14部、18部)
  • 三方屋清左衛門:米倉斉加年(29部) 
  • 若杉権之丞:入川保則(30部)
  • お梅:馬渕英里何(1000回記念スペシャル)
  • 鳴神の夜叉王丸:山口馬木也(31部~)
  • 柘植の幻斎:天本英世(3部)、本郷功次郎(31部)、寺田農(33部)
  • およう: 古柴香織(31部)、有沢妃呂子(33部)
  • 佐々木静枝:池内淳子(34部~)
  • 明芳院(綱紀の母で光圀の姉):淡島千景(32部、36部)

[編集] 水戸藩関係

[編集] 幕府関係

[編集] その他

御三家親藩付家老

[編集] 譜代大名

[編集] 外様大名

[編集]

[編集] その他歴史上の人物

[編集] ご旅の華

  • 梟の左源太:三浦浩一(13部)
  • 由美:白坂紀子(13部)
  • 柴田由起:片山由香(14部)
  • 柴田弥太郎:坂口祐三郎(14部) 
  • 柴田弥左衛門:水島道太郎(14部)
  • 黒田綾姫:片平なぎさ(15部)
  • 宗方将監:小栗一也(16部)
  • 富田香織:鳥越マリ(16部)
  • 富田新八郎:加納竜(16部)
  • 本多弥生:山崎美貴(17部)
  • 本多左京:中丸忠雄(17部)
  • お好の方:山口朱美(17部)
  • 平野与太夫:高野真二(17部)
  • 千春:長谷川真弓(第17部)
  • おつぎ:真木洋子(第17部)
  • 柿内佐内:鈴木瑞穂(第17部)
  • 鶴姫:長谷川真弓(第17部)
  • お梅(麗花):娃娃(18部)
  • 雪姫:吉野真弓(19部)
  • 千鶴:安永亜衣(19部)
  • お鈴:山下志麻(20部)
  • 長左衛門:塚本信夫(20部)
  • おとよ:鮎川十糸子(20部)
  • お菊:藁谷友紀(20部)
  • 伊兵衛:早川保(20部)
  • お京:横田優花(20部)
  • おはま:泉晶子(20部)
  • お蝶:村田知栄子(20部)
  • 今中妙:永光基乃(20部)
  • 今中作右衛門:中丸忠雄(20部)
  • 古内織部:青山良彦(20部)
  • 百合:中野みゆき(22部)
  • 音羽の小弥太:石野太呂字(22部)
  • 寛坊:西尾塁(22部)
  • 香織:古柴香織(23部)
  • 靜香:伊織靜香(24部)
  • 沙耶:笹峰愛(27部)
  • お千代:森永明日夏(27部)
  • お妙:そめやゆきこ(27部)
  • 源吾:横田凌祐(30部)
  • 良助:西田篤史(30部)
  • お菊:岡本舞(30部)
  • 松本昇山:ベンガル(30部)
  • お雪:加賀まりこ(30部)
  • 源左衛門:峰岸徹(30部)

[編集] ご老公を取り巻く悪者たち

[編集] スタッフ

  • 製作: C.A.L
  • 制作協力:東映
  • 企画:逸見稔
  • チーフプロデューサー:中尾幸男
  • プロデューサー:藤田知久、樋口祐三、進道盛延、西村俊一
  • 原案:葉村彰子
  • 音楽:木下忠司
  • 脚本:葉村彰子、宮川一郎、大西信行、岡本さとる、吉本昌弘、大西信行、芦沢俊郎、櫻井康裕、大久保昌一良
  • 監督:山内鉄也(第1部~第28部)、矢田清巳(第16部~)、高倉祐二(第17部~第30部)、金鐘守(第24部~)、井上泰治(第22部~)、内出好吉(第1部~13部)、居川靖彦(第6部~第16部)、倉田準二(第7部~第16部)
  • ナレーション:芥川隆行(1~19部)、杉山真太郎(20~24部)、柴田秀勝(25~27部)、鈴木史朗(28部~)

[編集] 主題歌

「ああ人生に涙あり」 作詞・山上路夫 作詞・木下忠司

[編集]

  • 第1部~第3部のオープニング主題歌については初放送時には収録されていたが、再放送時には当時の放送時間の都合で、オープニングが短く編集されており主題歌は収録されていない。なお杉良太郎・横内正バージョンのオープニング主題歌 はDVDソフト・VHSソフト(第2部・25話)及び水戸黄門サウンドトラックのディスク1・歴代主題歌集に収録されている。(サウンドトラックについてはCDの項目を参照)

[編集] 最高視聴率

  • 放送ごとの最高視聴率
第9部最終回(1979年2月5日放映)の43.7%。
  • シリーズごとの最高視聴率
第10部(1979年8月13日~1980年2月11日放映)の37.7%。

数字はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区。

[編集] 豆知識

  • 昭和天皇が好きだったテレビ番組のひとつとして知られる。
  • 映画界の天皇と呼ばれた黒澤明は「通俗的だ」として本作が嫌いだったらしい(土屋嘉男の著書『クロサワさ〜ん』より)。
  • 初代光圀役は当初、森繁久彌が予定されていたが、彼は東宝と専属契約していた為断念した。その後映画会社のしがらみが撤廃され、脇役で出演している。
  • 東野英治郎、西村晃と、それまで悪役を定番とする俳優が光圀役に起用され成功した。特に第一部の成功は、それまで狡い悪役が多かった東野の起用が大きかった、と今では語られている。これは映画の黄門役で一世を風靡した月形龍之介にも共通する。佐野浅夫が黄門役になって以降そのパターンは崩れた。
  • 初代光圀の東野英治郎は、西村晃が偽黄門で出演した際に「西村、おまえ、俺の役を取りに来たんじゃないだろうな」と語りかけたことがある。その言葉通り、間もなく東野は黄門役を降り、西村が二代目に選ばれた。
  • 第29部から石坂浩二が黄門役になり配役の若返りが断行され、うっかり八兵衛は存在(設定)自体が消滅した(1000回スペシャルで復活)。八兵衛役の高橋元太郎が石坂より年上なため、容赦なく切り捨てられたという説がある。
  • 第18部11話「姫様・馬子が瓜二つ」ではかげろうお銀の着物が18部のポスターのものではなくちがう着物を着ている。(見る限り17部のものと思われる。)
  • 第25部まではフィルム撮影だったが、26部からVTR撮影となった。これに伴い登場人物の内面描写の要素が薄れ、演出も極端にシンプルな紙芝居的なものに変化した時期がある。第33部からは最新のVTR機材である、VARICAMシステムが投入され、フィルムの質感が再現されている。
  • 当初の水戸黄門はストーリーの途中で水戸黄門の正体を明かしていた。
  • 当初のストーリーは訪れた地の藩主の愚行を正すというものも多かったが、次第に藩主は善、配下の代官や家臣が悪というパターンが定着。藩主が悪者(愚者)の場合、黄門の顔を見て「御老公様!」と気づく例も多かった。
  • 今では格さんが印籠を出すことが定着しているが、光圀、助さん、うっかり八兵衛、霞のお新も印籠を出したことがある。
  • 使用される印籠は第34部までは和紙を厚く貼って漆を塗ったものだったが、第35部からは文部大臣賞など数々の賞を受賞した五代目・若島宗斉氏が製作した、本物の輪島塗の印籠を使用している。全部で3個作られておりその価値は「値段が付けられない」とのこと。
  • フジテレビの番組「ズバリ!当てましょう」に、東野英治郎はじめ当時のご一行様が登場し、持道具の印籠(上記の和紙を厚く貼ったもの)の価格が出題されたことがあった。他局の番組ではあるが、ともにスポンサーである松下電器産業が番組企画段階から深く関わっていたからこそできたことである。
  • 最初は2話完結のストーリーが多かったが、視聴者が高齢の方が多く2話完結ではストーリー前半を覚えられない、2話目を見る前に死んだら心残りであるとのクレームがあり、第17部を最後に1話完結となった。
  • うっかり八兵衛がついうっかり劇中でコーヒーを味わったり、「ご隠居、ここの宿は『サービス』がいいですね」と発言したり、明治以降に作られた歌を歌ったり、「黄門様、ファイト!」と叫んだり・・・などというダウト場面があると都市伝説的にいわれているが、八兵衛役の高橋元太郎はこれらを否定。トリビアの泉では水戸黄門全作を見て検証したが、その台詞は見つからなかった。 じつはこれには元ネタがあり、第1部15話「旅烏の子守唄」に出演した渡哲也が、冒頭の茶店の場面において婆さんが盆に載せた湯飲みを受け取るや、思わず「サンキュー」と言って、ぐいっと飲み干してしまった。無論これはNGとなったが、愉快なエピソードとして長らくスタッフ間で受け継がれた事から、話しに尾ひれがついて流布したのが真相と思われる。
  • お銀の当初の目的は御老公の暗殺である。
  • 霞のお新は、当初は御老公(弥七)に敵対する役柄で登場した。
  • 立ち回りの時、今では峰打ちが多いが、初期は真剣で斬ることが多かった。
  • 初代水戸黄門と四代目水戸黄門は、それぞれ『白い巨塔』の映画ドラマで、同じ東貞蔵教授役を演じた。
  • 印籠シーンが午後8時45分前後に固定されるようになった背景には、西村晃の特攻隊時代からの友人である千玄室が印籠シーンの時間を一定にするよう西村に依頼したことがあるという説があるが、千玄室によると、依頼したことは事実だが、西村はそのことをスタッフに伝えなかったそうだ。
  • 主題歌「ああ人生に涙あり」は当初は演歌調のメロディにする予定だったが、作曲者の木下忠司が「軍歌みたいで嫌だ」といったため、ボレロ調のメロディとなった。またこの主題歌には、作詞家 山上路夫でもその存在を忘れていたと言う「4番目」歌詞が存在する。通称幻の4番
  • 現在の再放送では第1部〜第3部までの主題歌「ああ人生に涙あり」は短めのインスツルメンタル(歌なし)バージョンである。(タイトル→サブタイトル→脚本担当者→監督名→主な配役→製作元のC.A.Lと、製作協力の東映までカットされて約30秒しかない。)これは第1部〜第3部の本編時間が現在より長く、再放送の際に現在の本編時間と合わせるため尺調整をした結果、物語に関係しないオープニングをカットしたため。カット部分はネガも存在しないため、二度と陽の目を見ることは出来なくなったが、再放送が欠番とされていた第2部25話「黄門様の子守唄」のみこの処置を免れていたため、第2部DVD-BOX発売の際に収録された。
  • 三波豊和の実父である三波春夫は、ブラザー劇場版の主題歌を歌った。
  • 11部で上杉吉憲が出演しているが、実際の光圀隠居時の米沢藩主は吉憲の父上杉綱憲である。吉憲が米沢藩主に就任するのは、1704年である。
  • 13部で成瀬隼人正が出演しているが、台詞の中に2代目成瀬隼人正という台詞があるが、実際の光圀隠居時の隼人正は3代目成瀬隼人正である。
  • 16部で岩城宣隆が出演しているが、実際の光圀隠居時の亀田藩主は宣隆の子岩城重隆である。宣隆は1672年に没している。
  • 20部で佐竹義格が出演しているが、実際の光圀隠居時の久保田藩主は義格の父佐竹義処である。義格が久保田藩主に就任するのは、1703年である。
  • 20部と23部で阿部正邦が出演しているが、20部は宇都宮藩主・23部は宮津藩主として、出演している。
  • 23部で毛利綱広が出演しているが、綱広は実際の光圀が隠居する前年の1689年に没している。
  • 34部で松平宗弘が出演しているが、実際の光圀隠居時には天童藩は存在していない。天童藩は1830年織田信美高畠藩から天童に移って藩を立藩している。
  • 第3部の悪役薩摩藩城代家老島津左京の目的は藩政を牛耳るというレベルではなく倒幕であった。
  • 公家が京で悪事を働いているのを暴くが、公家は身分の違い等を理由に光圀に頭を下げないという場面が登場したことがある。一例は、蜷川幸雄演じる悪徳公家六条三位(中納言)が東野黄門に追い詰められたものの「麻呂は徳川の家来ではない、帝の臣じゃ」と突っぱね、黄門が窮してしまう。そこに光圀の理解者である菊亭(梅小路)左大臣・梅小路大納言(有島一郎)が登場し、蜷川演じる悪徳三位を厳しく断罪するというもの。公家の処罰は菊亭(梅小路)左大臣・梅小路大納言に任せている。菊亭(梅小路)左大臣は10部・16部・18部、梅小路大納言は23部で登場している。なお菊亭(梅小路)左大臣と梅小路大納言は同一人物である。16部は梅小路左大臣となっている。10部・16部は有島一郎、18部は加賀邦男、23部は武内亨がそれぞれ演じている。但し10部における悪徳公家六条三位は確かに菊亭左大臣に断罪されたが、黒幕の広幡右大臣は全く処罰されていないが右大臣の職を辞任した。
  • 同じことが長崎でのオランダ人が絡んだ悪事の際も頭を下げないという場面があったがオランダ商館長が登場し悪徳オランダ人を断罪した。これについてもオランダ人については商館長に処罰を任せている。
  • 2006年4月から7月まで同枠で放送された刑事ドラマ特命!刑事どん亀」は、この番組の要素を取り入れている。里見浩太朗も第一話に警視総監役でゲスト出演。
  • Yahoo! Japanで「水戸肛門」で検索するとトップにドラマ・水戸黄門のホームページ(TBS)が表示されるが、Googleで「水戸肛門」で検索すると茨城県水戸肛門科が表示される。
  • 弥七が通常持つ風車の数は4本である。(第2部2話では唯一風車紋の杯が登場している)
  • うっかり八兵衛は当初弥七に弟子入り希望をしていた盗賊の見習いだった。
  • 女優の中村玉緒は歴代の5代黄門様と全て共演している。
  • 本作の脚本家としてクレジットされている葉村彰子を騙り、詐欺を働いていた中年女が逮捕されたことがある。なお葉村彰子とは個人名ではなく複数の脚本家集団の名前であり、葉村彰子という人物(脚本家)は存在しない。
  • 小学館の雑誌「小学五年生」2006年9月号から漫画版が連載されることになった。ただし、読者層を考えてか、主人公はアキに変更となり、風の鬼若と鳴神の夜叉王丸がアキと同世代に変えられる。題名は「水戸黄門外伝 DokiDoki アキの忍法帳」といい、すぎ恵美子が執筆を担当する。
  • 同じく定番である長寿の時代劇、松平健演じる暴れん坊将軍では、「上様がかような所に在らせられるワケがない... 上様を騙る不届き者じゃ!構わん、切り捨てェい!」、または「上様であろうが構わん、切り捨てェい!」となり、全面対決となるのが通例だが、黄門では「ええい!静まれ静まれ!ご老公の御前である!頭が高い!控えおろォ!」の一声で静まり、以降は乱闘騒ぎがないのが特徴。稀に「もはやこれまで」と言って斬りかかる場合もあるが、この場合は斬り捨てられてしまうケースが多い。

[編集] ソフト化について

現在、第3部までがソフト化(VHS、DVD)されているが、レギュラー版の第4部以降と1000回スペシャルのソフト化は未だになされていない。その他には、水戸黄門名作選其之壱(歴代の五代黄門の作品それぞれの中での最高視聴率獲得回を収録)。水戸黄門名作選其之弐(歴代の五代黄門とゲスト女優(松坂慶子斉藤慶子水野美紀三船美佳佐藤江梨子)の共演を収録)。水戸黄門名作選、由美かおるスペシャル(レギュラー以前のメイン&ゲスト3話を収録)のソフトも発売している。

[編集] CD

水戸黄門サウンドトラックが二枚組みで発売されており、ディスク1には大変貴重な幻4番も収録されている歴代主題歌集・ディスク2には番組スタート時の頃のBGM集が収録されている内容となっている。その他、ディスク1には「1番、杉良太郎横内正」、「3番、杉良太郎・横内正」、「1番、あおい輝彦・3番、伊吹吾朗」、「1番、あおい輝彦・2番、伊吹吾朗、3番、あおい輝彦・伊吹吾朗」もあり、また「里見浩太朗横内正」、「原田龍二合田雅吏」バージョンのカラオケも収録されている。

[編集] 水戸黄門外伝 かげろう忍法帖

該当記事を参照。


[編集] 補足

  • 関西でのネット局は、第1~第5部が朝日放送(ABC)で放送され、いわゆる”腸捻転”解消に伴うネットチェンジで第6部から毎日放送(MBS)に移り、現在に至る。
    • 2003年12月15日に放送された、水戸黄門1000回記念3時間スペシャルでは、毎日放送(MBS)のローカルワイドショー「ちちんぷいぷい」のレギュラー出演者がチョイ役で出演。総合司会の角淳一(元MBSアナウンサー)、ニュース解説担当の石田英司(MBS社員、元MBS報道局社会部デスク)も出演した他、MBSの若手アナウンサーエキストラとして参加した。ナショナル劇場の50周年企画として2006年3月13日放送された2時間スペシャルにも、角淳一が酔っ払いの男の役で出演した他、「ちちんぷいぷい」のレギュラーからは佐川満男(1000回スペシャルの時にも出演)と千鳥(大悟・ノブ)が出演した。
  • 第30部での倉敷ロケでは、密着取材していた地元・山陽放送のローカル番組「VOICE21」で当時キャスターだった奥富亮子アナウンサーと早田和泰アナウンサーが夫婦役で出演している。

[編集] ネット局

ナショナル劇場#ネット局も合わせて参照

[編集] 以前のネット局

  • 青森県 青森放送(第5部まで 第6部から青森テレビに移行)
  • 山形県 山形放送(第19部の初期まで 第19部の途中からテレビユー山形に移行)
  • 福島県 福島テレビ(第14部の中期まで 第14部の途中からテレビユー福島に移行)
  • 山梨県 山梨放送(第1部のみ 第2部からテレビ山梨に移行)
  • 富山県 北日本放送(第19部まで 第20部からチューリップテレビに移行)
  • 近畿広域圏 朝日放送(第5部まで 第6部から毎日放送に移行)
  • 鳥取県 日本海テレビ(第3部まで 第4部から山陰放送の鳥取県の乗り入れ開始でそれに一本化)
  • 香川県 西日本放送(第9部まで 第10部から山陽放送の香川県の乗り入れ開始でそれに一本化)
  • 山口県 山口放送(第1部のみ 第2部からテレビ山口に移行)
  • 愛媛県 南海放送(第21部の後期まで 第21部の末期からあいテレビに移行)
  • 高知県 高知放送(第1部のみ 第2部からテレビ高知に移行)

[編集] 外部リンク

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