関西テレビ放送
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関西テレビ放送株式会社(かんさいテレビほうそう、英称:Kansai Telecasting Corporation)は、近畿2府4県を放送対象地域とする一般放送事業者で、フジテレビジョンをキー局とするFNN、FNSの準キー局である。略称は「KTV」、愛称は「カンテーレ」(因みにカンテレではない)。
阪急阪神東宝グループの一員で、阪急阪神ホールディングスの持分法適用会社となっている。
関西テレビ放送のデータ | ||
英名 | Kansai Telecasting Corporation |
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放送対象地域 | 近畿広域圏2府4県 | |
ニュース系列 | FNN | |
番組供給系列 | FNS | |
略称 | KTV | |
愛称 |
関西テレビ |
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呼出符号 | JODX-(D)TV | |
呼出名称 | デジタル:かんさいテレビ デジタルテレビジョンほうそう アナログ:かんさいテレビほうそう |
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開局日 | 1958年11月22日 | |
本社 | 〒530-8408 | 大阪府 |
大阪市北区扇町二丁目1番7号 | ||
演奏所 | 本社と同じ | |
アナログ親局 | 大阪 8ch | |
ガイドチャンネル | 8ch | |
リモコンキーID | 8 | |
デジタル親局 | 大阪 17ch | |
主なアナログ中継局 | 中継局参照 | |
主なデジタル中継局 |
姫路 17ch |
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公式ホームページ | 公式サイト | |
特記事項 : 設立当初の商号は「大関西テレビ放送」と称していたが、 |
目次 |
[編集] 概説
アナログ放送のコールサインはJODX-TVで、チャンネルはフジテレビと同じ8ch(ちなみに、現在アナログ放送の親局のチャンネルが東京と大阪で同じになっているのは関西テレビのみである。一時期「88艦隊」とも呼ばれ、営業上の大きな強みとなっていた。)。地上波デジタル放送のコールサインはJODX-DTV。フジテレビ系列でありながら準教育局として位置付けられている(フジテレビ系列で準教育局は関西テレビのみである)。朝日新聞・テレビ朝日・旺文社・日本経済新聞・テレビ東京・博報堂・電通との資本関係がある(テレビ東京との資本関係は毎日放送より強い)。
近畿広域圏に於ける地上放送を行っているが、送信所のある生駒山から大阪湾を超えて徳島県へも電波が届いており、フジテレビ系列局の無い徳島県も視聴者が多い。また、東海テレビ放送エリアの、三重県の伊賀(伊賀市・名張市。近鉄大阪線利用で大阪市内への通勤客も多い事から、在名局より在阪局を選んで視聴する世帯も少なくない。ちなみに伊賀地区在住の同局社員もいる)・中勢・熊野地方、福井テレビジョン放送エリアの、福井県でも嶺南(若狭・敦賀)地方に、直接受信波の視聴エリアがある。さらに、東海テレビ放送エリアの、三重県の伊賀地方や東紀州地方(熊野市など)ではケーブルテレビを通じて視聴されている(一部を除く)。
- 産業経済新聞社(産経新聞)が免許申請した「関西テレビジョン」と京都新聞社、神戸新聞社、京都放送(KBS京都)、神戸放送(現・ラジオ関西)などが免許申請した「近畿テレビ放送」の2社が統合し、京阪神急行電鉄(現・阪急阪神ホールディングス)が資本に加わって「大関西テレビ放送株式会社」(だいかんさいテレビほうそう)として設立された。開局直前に「大」の字を取って「関西テレビ放送」と商号を変更した。
- 毎年1月に開催される「大阪国際女子マラソン」は同局がキー局となり全国へと放送(1995年だけは大会前に阪神大震災があったため中止)。1996年からはインターネットによるライブ中継も実施している(国際的なマラソン大会でインターネットによるライブ中継を初めて取り入れたのがこの大会だった)。
- イメージキャラクターについては、1995年から、「ハチエモン」というキャラを採用している(在阪各局はマスコットキャラクターの売り込みに熱心な傾向が見られ、大阪市内の土産店でそれぞれのグッズが売られているほど)。また近年導入したフルハイビジョン対応大型中継車(三菱ふそう・スーパーグレート)及び中型中継車(いすゞ・フォワード)、マラソン移動中継対応多目的車(三菱ふそう・ファイター)、音声中継車(三菱ふそう・スーパーグレート)などにはハチエモンのイラストが描かれている。(参考:京成自動車工業・製造車紹介ページ)
- 尚、KTVでCMを放映している学校法人西沢学園経営の「関西テレビ電気専門学校」や、 独立UHF局で放送されている「演歌百撰」を制作する番組制作会社の関西放送制作との関係はない。
- 神戸市に本社を置くラジオ関西(CRK)は新聞のテレビラジオ欄に共に「関西」と略して書かれるが、現在は関係が薄い。ただし、ラジオ関西は関西テレビの母体の一社であり、全くの無関係とは言えない。
種類 | 株式会社 |
本社所在地 | 530-8408 大阪府大阪市北区扇町二丁目1番7号 |
電話番号 | 06-6314-8888 |
設立 | 1958年2月1日 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 放送法に基づくテレビジョン放送 |
代表者 | 代表取締役社長 千草宗一郎 |
主要子会社 | 株式会社メディアプルポ 株式会社関西テレビハッズ 株式会社関西テレビライフ 株式会社レモンスタジオ他 |
外部リンク | http://www.ktv.co.jp/ |
[編集] 会社の概要
[編集] 本社等の所在地
- 本社
- 東京支社
- 名古屋支局
[編集] 主な役員
- 代表取締役社長
- 千草宗一郎(2005年7月 - )
[編集] 2005年9月末日現在の主な株主
括弧内は、持株比率を示す。
- 株式会社フジテレビジョン (19.85%)
- 阪急ホールディングス株式会社 (19.10%)※
- 大和証券SMBC株式会社 (6.80%)
- 株式会社三井住友銀行 (4.51%)
- 株式会社文化放送 (4.00%)
- 株式会社UFJ銀行 (3.32%) ※
- 株式会社産業経済新聞社 (3.10%)
- 株式会社りそな銀行 (2.40%)
- 株式会社大和証券グループ本社 (2.40%)
- 関西テレビ社員持株会 (2.10%)
※ 株式会社UFJ銀行は2006年1月1日に株式会社東京三菱銀行と合併し、株式会社三菱東京UFJ銀行となっている。
※ 阪急ホールディングス株式会社は2006年10月1日に阪神電気鉄道株式会社と経営統合して、社名を阪急阪神ホールディングス株式会社となっている。
[編集] 沿革
- 1958年(昭和33年)2月 阪急電鉄や産経新聞社、京都新聞社、京都放送、神戸新聞社、神戸放送(現:ラジオ関西)などが出資し、大関西テレビ放送を設立
- 1958年(昭和33年)7月 関西テレビ放送に社名変更
- 1958年(昭和33年)8月 免許獲得(8ch、コールサイン:JODX-TV)
- 1958年(昭和33年)11月22日 本放送が開始。(シンボルマークはフジテレビジョンと同じくチャンネルナンバーを図案化したものだがフジテレビが丸みを帯びているのに対し角張っている。1964年から使用開始)
- 1959年(昭和34年)3月1日 東京のフジテレビが開局し、同局をキー局とする。
また、フジテレビと名古屋の東海テレビ、福岡の九州朝日放送との間で番組交換協定を結ぶ。 - 1964年(昭和39年)9月1日 福岡地区が九州朝日放送からテレビ西日本にネット変更、ネット協定を結ぶ。同時にカラーテレビ放送開始。(大阪地区では3番目)
- 1966年(昭和41年)10月 ニュースネットワーク組織FNNが成立。
- 1969年(昭和44年)4月 ネットワーク組織FNS発足。21社。
- 1970年(昭和45年)4月 フジネットワーク(FNS)確立。27社。
- 1986年(昭和61年)11月 文字多重放送(JODX-TCM)が放送開始。
- 1992年(平成4年)3月 東京・砧にレモンスタジオ開設。
- 1997年(平成9年)10月1日 本社を大阪市北区西天満から扇町キッズパークへ移転(旧本社は関連会社が入居)。
- 2003年(平成15年)12月1日 午前11時 地上波デジタル放送(JODX-DTV)が開始
- 2006年(平成18年)4月1日 地上波デジタル放送のワンセグが開始
[編集] キャッチコピー
- ピーチクパークステーション(1995年10月 - 1997年3月)
- カンテーレ(1997年4月 - )
[編集] 特色
- FNSの準キー局として、全国ネット向けには月曜22時枠に「SMAP×SMAP」(フジテレビと共同制作)、土曜8時枠に「ベリーベリーサタデー!」、日曜21時枠に「発掘!あるある大事典II」、日曜22時枠に「週刊人物ライブ スタ☆メン」(フジテレビと共同制作)、水曜23時枠に「グータンヌーボ」、そして「火曜22時ドラマ」を制作。西日本ブロックネット番組として「GO!GO!ガリバーくん」を制作している。
- かつて全国ネット向けに金曜19時枠にフジテレビと共同制作によるバラエティ番組があったが、「ザ!キャッシュマン」終了を機に関西ローカル枠となる(2006年現在「さんまのまんま」「ムハハnoたかじん」が放送されている)。土曜日の23:00~23:30にも長年、全国ネットのバラエティ番組枠(スポンサーはMIZUNO→TEIJIN)を持ち、「ねるとん紅鯨団」や「ハンマープライス」「もしも体感バラエティif」などの大ヒット番組などを放送してきたが、2005年春のフジテレビの土曜23時台の番組改革に伴い、「グータン」を最後に撤退。関西テレビ制作枠は水曜日の23:00~23:30に移動し、同年4月13日から「空飛ぶグータン」を放送(2006年4月からは「グータンヌーボ」としてリニューアル)。
- 火曜22時ドラマは視聴率不振に陥っていた時期もあったが、1998年の「GTO」、最近では「僕の生きる道」「僕と彼女と彼女の生きる道」「アットホーム・ダッド」「結婚できない男」などのヒット作も生まれている。連続ドラマは東京支社制作部が企画し、外部の制作プロダクションに委託して製作されているが、2005年夏季の「がんばっていきまっしょい」は監督・スタッフなど関西テレビの社員のみで集め、26年ぶりに完全自社制作によって製作された。在阪準キー局ではテレビ大阪を除く各局で過去にプライムタイム枠で全国ネットの連続ドラマ枠があったが、現在は関西テレビと朝日放送(2006年4月から、テレビ朝日との共同制作)だけである。
このほか、1990年代初頭には関西ローカルで深夜ドラマ枠を「DRAMADOS」で、映画『スワロウテイル』で知られる映像作家岩井俊二がドラマデビューしている。
- 月曜と金曜の19時台にはそれぞれ「快傑えみちゃんねる」や「さんまのまんま」や「ムハハnoたかじん」などのローカルバラエティを編成しているが、これらはいずれも10%台後半の高視聴率を取っているため、「HEY!HEY!HEY!」のスペシャル版などの2時間番組(主に改編期の特番)は20時台から1時間編集版の放送(生放送の場合は途中飛び乗り)となっている。(ただし、ローカル番組を休止する場合がある。)
- 「快傑えみちゃんねる」「たかじん胸いっぱい」「ほんじゃに!」「トミーズのはらぺこ亭」など関西ローカルで放送されているバラエティ番組の一部は、BSデジタル放送のBSフジでの放送のほかに、関東や東海地方の独立UHF放送局(一部は系列局の東海テレビで放送)に番組販売扱いでネットされている。
- 関西ローカルワイドショーの老舗である「痛快!エブリデイ」が長年の強みであったが、2004年5月に裏番組でスタートした「なるトモ!」(読売テレビ)が好調なために、「エブリデイ」も一部リニューアルを余儀なくされている。
- 「フジテレビクラブ」と同様の有料会員制サービス、「クラブカンテーレ」を展開している。
- 他のFNN系列局で「FNNスピーク」として放送している昼枠のFNNニュース(平日午前11:30 - 12:00)は長年「KTVワイドニュース」と独自にタイトルを差し替えて放送していたが、2005年4月4日からは、他のFNN系列局と同じく「FNNスピーク」として放送している。
- 「FNNスーパーニュース」も2005年4月4日からはフジテレビと同じく16:55からのスタートとなった。近畿広域圏向けに放送している在阪局の中で、17時台からキー局制作のニュースを放送するのは初めてのケースだったが、裏番組のローカル情報番組の「ちちんぷいぷい」(MBS)、「ムーブ!」(ABC)に大きく水をあけられ、わずか1年で撤退。2006年4月3日から、「スーパーニュース」の5時台が放送されていた時間枠をこれまでの『FNNスーパーニュースほっとKANSAI』の枠と統合して2時間のローカルニュース番組にリニューアル、「アタック ザ・ヒューマン」以来8年半ぶりに夕方のニュース番組に復帰する山本浩之アナウンサーがメインを務める報道番組『FNNスーパーニュースANCHOR』がスタート。関西テレビのローカルワイド参戦で、「もっともっと関西」、「かんさいニュース1番」(NHK大阪)、「ぷいぷい」、「ムーブ!」、「情報ライブ ミヤネ屋」(YTV)と互角な戦いを展開している。
- 一方で、近年早朝時間帯の競争にはあまり熱心ではない傾向が見られる。
- 80年代~90年代にかけて「ザ・モーニング630」、「朝特急630」、「FNN World Uplink おおさか」、「OSAKA発!730」など平日朝に自社製作の情報ワイド番組を制作してきたが、1994年の「めざましテレビ」スタート以降撤退。現在は「めざまし-」開始前に「music&weatherおはよ!」を制作しているのみである。フジテレビで朝4:00~(土は朝5:00~)から放送している「めざにゅ~」はネットしていない。
- また、土曜日も「めざましどようび」をわざわざ1時間削って(午前7:00スタート。2006年10月以前は午前6:30スタート)「未来少年コナン」→「ちびまる子ちゃん」(再放送)を放送するなど、早朝時間帯の戦略の不熱心さに対する疑問の声もある。関テレ側がこれに関する明確な回答を出してこないので、今後も疑問の声が収まることはないと考えられる。なお土曜の早朝の空いた時間に『デジモンセイバーズ』が金曜日の夕方からこの時間に移動し、将来的な『FNNスーパーニュースANCHOR』の放映時間の延長への伏線という見方もある。
- 日曜日の正午(12:00)枠に長年、「花の新婚!カンピューター作戦」「紳助の人間マンダラ」などローカルのバラエティ番組を放送していたが、最近は視聴率低迷が続き、2005年9月末でローカルバラエティ枠から撤退。同年10月9日から、フジテレビから約2か月の遅れネットで「ネプリーグ」を放送。
- 2000年7月から、平日午後に西日本ブロックネットの情報番組「2時ドキッ!→2時ワクッ!」を放送していたが、裏番組の「っちゅ~ねん!」(MBS)に視聴者層を奪われ、2005年12月末で終了、2006年1月9日から情報番組「F-CUBE」(月~木16:25~16:55、金14:05~15:00)がスタートするものの3ヶ月で終了したため、午後の情報番組から撤退することとなった。またこれに伴い、月曜から金曜のドラマ再放映枠が拡大し、14:05-16:54で1日最大3本(うち1本は東海テレビ放送で製作された帯ドラマの再放映)となった。
- 昭和50年代には番組の制作クレジットに「関西テレビ」ではなく略称の「制作:KTV'」の方を使用していた事がある。現在この「KTV」のロゴは主に関西地区でしかお目にかかれないが、フジテレビ系列のマラソン・駅伝中継では関西テレビの移動中継車が使われることがあり、中継車正面上部に「KTV」のロゴが赤で書かれているのでそこで見ることが出来るほか、関西テレビホームページ上の「KTVニュース」のページでも見ることが可能である。
- FNSの系列局で一番最後に消費者金融会社のテレビCMを解禁したのも関西テレビである。1999年3月1日にフジテレビが消費者金融のCMを解禁して以降、関西テレビは局の方針で解禁を見合わせていたが、同年7月1日に「キー局の名のもとに」との理由から解禁に踏み切った(関西テレビと共に消費者金融CMの解禁を見合わせていたTBSは2001年4月1日に解禁した。TBSラジオではテレビが解禁に踏み切る以前から消費者金融CMを放送していた)。
- 8チャンネルにちなんで、平成8年8月8日には特番が放送された。
- 一時期(1998年頃)、土曜深夜から日曜未明にかけて24時間放送を行っていた時期があったが、現在は24時間放送は行っていない。
- 「FNNスピーク」終了後にフジテレビ他で放送されている「笑っていいとも!」の1分間の番組告知(ジャンクション)が2006年1月6日から関西テレビでもネットされるようになったが、わずか6週で打ち切られた。
- ここ最近の阪神のセリーグ優勝3回(1985年、2003年、2005年)のうち、2回(1985年、2003年)の阪神セリーグ制覇の中継を放送できたという実績を持ち、縁起のいい放送局である。阪神タイガースは資本関係から朝日放送が優先中継権を持っており、関西テレビは中継する機会が少ない中での高確率である。
[編集] アニメ番組の制作・放送状況
- アニメの製作には他の在阪局と比べると消極的で、開局以来3本しか製作していない(近年の自社制作アニメは2003年に放映された「ギルガメッシュ」。それまでは、1973年の「ゼロテスター」以来30年もアニメを手がけていなかった)。
- 最近では東海テレビとともに、いわゆる「UHFアニメ」を放送する。
- このきっかけに関しては『深夜アニメのフジテレビの深夜アニメ迷走劇とその影響』を参照。その為、他系列局とはUHFアニメを放送している事情が異なる。
- 「藍より青し~縁~」(2003年10月~12月、第1作はフジテレビで放送)を皮切りにこれまでに5本放送、そして2006年10月からは「少年陰陽師」を放送している。
- 結果として、フジテレビの『ノイタミナ』枠ネット分を合わせて、UHFアニメを含めると関西テレビの方が深夜アニメ放映本数が多いと言う逆転現象が発生する時期もある(これは東海テレビでも同様である)。
- ちなみに、関西テレビでUHFアニメを放映するにあたっては、東海テレビが必ずセットとなるのが通例となっており(他にはMBS・CBC、ABC・メ~テレ、(県)域局同士であればテレビ大阪・テレビ愛知の組み合わせもあり)、この原則は破られたことがない。
- また、この局で放送するUHFアニメに関しては、在阪局ではMBSや近年のテレビ大阪とは異なりハイビジョンサイズ(16:9)のものは額縁放送になっているのが現状である(フジテレビ制作作品に関してはフルサイズで放送。これについてはABCでも同様である(自社もしくはテレビ朝日制作の作品はフルサイズ))。
- 関西テレビで放映されるUHFアニメは、必ず関西テレビが幹事局を担当するため、アニメ雑誌でも「関西テレビ」の5文字をよく見かける。
- 2006年11月現在、関西テレビの深夜アニメ・UHFアニメ枠は火曜日の25:45~26:45頃の30分枠2本であるが、番組編成の都合で頻繁に放送時間の変更が行われるので、録画予約の際はなるべく事前に週ごとの放映時間を把握した方がいいであろう。
[編集] 阪急電鉄(阪急阪神東宝)グループとの結びつき
阪急阪神ホールディングスの持分法適用関連会社であり、阪急阪神東宝グループの一員であるので、傘下の阪急電鉄及びその関係会社との提供や提携番組を多く放送してきた。
- 阪急ドラマシリーズ 主として阪急沿線各地を舞台にしたホームドラマや青少年向けドラマシリーズ群。当該項参照
- 宝塚歌劇団舞台中継 主として土曜日を中心に毎週30分→のちに毎月1回90分「タカラヅカ花の指定席」と題して放映された。30分番組時代には毎年開かれた大運動会(西宮球場)の模様も取り上げた
- 阪急ブレーブス戦 主として土曜日・日曜日に西宮、日生・藤井寺、大阪の各球場でのデーゲームを中心に夕方16時から90分間の生中継(試合によって録画中継あり)を行った他、日曜日の深夜に「ブレーブスレポート」という番組も放映された。
阪急ブレーブスに対しては独占中継権を獲得、阪急が日本シリーズに出場した年におけるパシフィック・リーグ側の制作局となっていた。 - 2006年10月に阪急ホールディングスが阪神電鉄と経営統合する関係で2007年以降は阪神タイガース戦中継が増加する可能性がある。しかしキー局のフジテレビでは今後プロ野球中継(巨人戦)の放送回数を減らすことを示唆しているため動向については微妙である(独自中継を増やす可能性がある)。
[編集] フジテレビとの関係
フジテレビとの関係は在阪(準キー局)-在京(キー局)間では最も悪いと言われていた(フジはむしろ毎日放送との方が仲が良いとまで言われた。フジとMBSの関係についてはネットチェンジを参照)が、近年は幾分改善はされている。
- しかし現在もフジテレビ製作の深夜番組ネットは系列でも少ない方で、ネットされるのは「FNSドキュメンタリー大賞」のような共同制作番組や、吉本興業(最近では松本人志の「働くおっさん劇場」、次長課長の「雨ニモマケズ」など)や松竹芸能(最近では笑福亭鶴瓶の「平成日本のよふけ」、オセロ松嶋尚美の「井の中のカワズ君」など)のタレントが出る番組がほとんどである。
- 1980年代、当時番組プロデューサーだった上沼真平氏(現職は製作局長・タレント上沼恵美子の夫)がフジの日枝久編成局長(当時)と揉めてまで『オールナイトフジ』のネットを蹴り、関西テレビから閉め出して英雄視されている逸話さえもある。この結果生まれた番組が、同氏がプロデューサーを勤めていた「エンドレスナイト」であり、この事が近年迄のフジの深夜番組閉め出しの原因でもあるとされている。また現社長の千草氏も関西テレビ生え抜き社長で上沼氏と同期入社であり、加えて「エンドレスナイト」でのプロデューサー時代の上沼氏と苦楽を共にしている仲でもあったと言う事も、多少影響があるのではないかとの見方もある。
- また、ローカルセールス枠の番組もほとんどをローカル番組に差し替えている。大阪に本社を構える塩野義製薬一社提供の「ミュージックフェア21」こそ放送しているものの、その他の番組は基本的に全て自社製作番組に差し替えている。
- 例としては、月曜夜7時「ネプリーグ」金曜夜7時「Dのゲキジョー~運命のジャッジ~」など。「ネプリーグ」は日曜正午に遅れ放送を行っているが、「Dのゲキジョー」はフジフルネット局では唯一全くレギュラー放送をしていない。但しスペシャルは(短縮版ではあるが)もちろん放送している。また、レギュラー放送は穴埋めも兼ねて数回単発放送として放送した事はある。
- この影響で、月・金曜日の夜7時スタートの特番は短縮されることが多い。他のFNS系列局が特番の時はローカルを休止するようになることが多くなってきたのに対し、(例・福島テレビの「弦哲也のFTVカラオケグランプリ」は特番を短縮してまで放送することが非常に多かったが、2006年あたりから特番期は休止して、特番をフルネットすることが増えてきている。)関テレは未だに自社制作番組を優先し、フジからの特番を8時スタートの短縮版としている。(例:2006年9月25日「HEY!HEY!HEY!13周年3時間SP」)関西テレビ以外で1時間短縮となった地域は、日本テレビの「おしゃれイズム」を放送する沖縄テレビのみであった。また、この特番を短縮してまで放送した「快傑えみちゃんねる」は「総集編」であった。
- なお、2006年12月放送分は、福島テレビも「ONE PIECE」の遅れネットと「弦哲也のFTVカラオケグランプリ」を放送するため短縮版となった。この時は何らかの事情で休止できなかった模様)この番組編成に、今でも大きな苦情が寄せられているが、番組に上沼夫妻が関与していることもありこの状態は今でも続いている。
- さらには、全国ネット枠であるはずの「スポーツの力」(FNNスーパーニュース内の1コーナー)も、関西テレビは唯一放送していない。土・日曜日の昼や夕方に放送されるフジからの特番も、関西テレビはネットに消極的で、基本的には自社製作番組の再放送に差し替えていることが多い。
- 以前は報道番組でも番組名だけ差し替えるということもあったが(「KTVワイドニュース」や「アタック600」など)、最近は基本的に統一している。また関西地区においてもフジテレビのグッズ販売や番組宣伝をやるようになってきている。
- 2005年4月から1年間、在阪局制作の情報番組を設置している夕方17時台の枠においてスーパーニュースをフジテレビからそのままネットを実施したが、関東ローカル故に視聴率が余計に振るわず撤退、現在は同じ自社制作の報道情報番組「スーパーニュースアンカー」を設置し他局との熾烈な戦いにしのぎを削っている。
- なお、関東地区でフジは2005年度の視聴率三冠王を獲得しており、他のフジ系列各局も軒並み視聴率三冠王を獲得したが、唯一関西テレビのみ2位に終わった(1位は朝日放送)。フジテレビ制作の全国番組が比較的好調にも関わらず(ただし「笑っていいとも!」「メントレG」のように関西地区のみ低迷している番組もあるが)、自社制作のローカル番組(特に昼間)が低迷気味であることが原因だと考えられる。
- ただ、ライブドアによるニッポン放送株の買占め問題については、フジテレビを全面的に支持する立場を取っていた。
[編集] 局の「視聴者の意見無視」
「フジテレビとの関係」でも記載したように、上沼恵美子の夫である上沼真平氏が関テレの編成局長を勤めている。 これが原因なのか、視聴者の批判的な意見はほとんどが無視されてしまう。(例・「何故特番を短縮し続けるのか?」と質問しても、「編成上の都合」で済まされることがほとんどである。しかしながら上沼恵美子が中高年層(特に大阪のおばちゃん)に高く支持されているため(逆に上沼の番組がなくなると中高年層から苦情が多発する。)になかなか撤退してくれないのが現状である。
[編集] 放送技術概要、送信所・中継局等一覧
[編集] 送信所
- 生駒山送信所(アナログ・デジタル共通)
- 大阪府東大阪市山手町2028
[編集] アナログ放送
[編集] 中継局
- 大阪府
- 滋賀県
- 京都府
- 兵庫県
- 神戸 43ch ※指向性が西に向いているため、沿岸部での受信が難しく、大阪8chか神戸灘を受信している
- 神戸灘 58ch
- 神戸妙法寺 58ch(垂直偏波)
- 神戸兵庫 60ch
- 神戸長田 42ch
- 北淡垂水 59ch(垂直偏波)
- 西宮山口 59ch
- 日高 59ch
- 猪名川 39ch
- 三木 40ch (垂直偏波)
- 龍野 40ch
- 相生若狭野 57ch
- 姫路 60ch
- 赤穂 60ch(垂直偏波)
- 西脇 60ch
- 和田山 60ch(垂直偏波)
- 城崎 60ch
- 香住 37ch
- 篠山 37ch
- 氷上 37ch
- 姫路西 37ch(垂直偏波)
- 相生 37ch
- 山崎 37ch
- 福崎 37ch
- 八鹿 38ch(垂直偏波)
- 佐用 39ch
- 奈良県
- 和歌山県
- 和歌山 46ch
- 紀ノ川 59ch(垂直偏波)
- 御坊 59ch
- 下津 59ch
- 由良 60ch
- 吉備 60ch
- 海南 60ch
- 田辺 60ch
- 橋本 29ch(垂直偏波)
- 有田 39ch
- 串本 59ch
- 新宮 40ch
[編集] デジタルテレビ
[編集] 中継局
- 滋賀県
- 兵庫県
- 和歌山県
[編集] 時刻出し
- 時刻出しについて
- 深夜放送終了時のフィラー(お天気カメラ)開始時~9:54(日曜日のみ9:58)
- 「めざましテレビ」(5:25~8:00)、「めざましどようび」(6:30~8:30)内はフジテレビ送出のカスタム(大きな赤字)で表示。(CM中、提供テロップ表示中は除く)
- 天気テロップは平日5:08~8:00(近畿2府4県、香川、徳島北、徳島南、三重北中、福井)に天気と降水確率を表示。(ただし、一時天気テロップが消えるときがある。)近畿広域4局で唯一予想最高気温の表示がない。
- アナログ放送とデジタル放送では通常表示のフォントが異なる。(アナログ放送は興和フォント、デジタル放送は後期丸フォントを使用。)
- 最近になり、NHK総合及びKTV以外の近畿広域3局は平日夕方に時刻出しをしていることから「スーパーニュースアンカー」内でも時刻出しをするようにして欲しいという声が高まりつつある。
[編集] ケーブルテレビ再送信局
以下のケーブルテレビではテレビ(アナログ放送)が再送信されている(デジタル放送は近畿2府4県以外へは再送信されておらず、徳島県内ではデジタル放送未開始のため再送信されていない)。
- 三重県
- アドバンスコープ
- 伊賀上野ケーブルテレビ(ICT)
- ZTV(東紀州(紀南)地域のみ)
- 徳島県
- 石井町有線放送農業協同組合(IHK 石井CATV)
- エーアイテレビ
- ケーブルテレビ徳島(テレビトクシマ)
- 国府町CATV
- テレビ鳴門
- 徳島中央テレビ(JCTV)
- 那賀町ケーブルテレビ
- 東阿波ケーブルテレビ(e-あわネット)
- ひのき(北島CATV)
- 香川県
- さぬき市ケーブルネットワーク(SCN)
- 岡山県
- 日生有線テレビ(ひなビジョン)
[編集] 関西テレビ番組一覧
- ニュース番組…「FNNスピーク」「KTVニュース」「FNNスーパーニュースアンカー」などを報道局・報道部が制作。
- 情報番組…「痛快!エブリデイ」や「2時ワクッ!」などを制作局・制作部が制作している。
- スポーツ番組…「プロ野球中継」「ドリーム競馬」「サタうま!」、中継番組全般をスポーツ局が制作している。
- バラエティ番組(全国ネット版)…東京支社・制作部が制作している。主に「SMAP×SMAP」「発掘!あるある大事典II」など。
- バラエティ番組(ローカル版)…制作局・制作部が制作している。主に「快傑えみちゃんねる」「たかじん胸いっぱい」など。
- ドラマ…東京支社・制作部が制作している。主に「火10ドラマ」など。
[編集] オープニング・クロージング
- 開局当時は、オープニングは関西テレビ旧社屋(西天満)と大阪城がオーバーラップするもの(曲は朝の清清しい雰囲気に合わせて、オーケストラによるフルートとバイオリンを用いた演奏。)。クロージングは夜の波止場(曲は夜らしく、ピアノとバイオリンによる演奏。)。
- 1980年代前半ごろまではダイアモンドのアップのような映像を背景に、チャンネル番号の8をかたどったマークをベースにした映像が主でバックに「チャンネルエイトー」という女性コーラスによるBGMが入っていた。また、中継局は前期は、主要なものだけのチャンネルがランダムで大きく表示され、後期はチャンネルごとにロールテロップで表示された。(書きかけです)(←このパターンは、フジテレビのパターンとやや似ている)
- 80年代後半から90年代にかけては短い期間でオープニング・クロージングが変更されている。主なバージョンに「万華鏡」「花博」「動物いろいろ」「灯台」「ハチエモン(ここから同局のサービス案内テロップが流されるようになった)」など。
- 現在はオープニング・クロージング共通で視聴者が街の各地で手のひらを見せるというシーンが放送されている。最後に「JODX-TV 関西テレビ放送です」と言って終了。その中で「クラブ・カンテーレ」(ファンクラブ)や「関西テレビ☆京都チャンネル」(関西テレビ直営のCSテレビ放送)の案内テロップが流されている。BGMはサラ・ブライトマンの「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」。ナレーションは杉本なつみアナウンサー。
- なお地上デジタル放送は、オープニング・クロージング共通で、関西の名所や四季の風景を映し出し(若干毎日放送とイメージが似ている)、「デジタルで伝えたい関西がある。」というキャッチコピーが示される。最後は局舎を映し「JODX-DTV 関西テレビ、デジタルテレビジョン放送です」と言って終わる。
[編集] 情報カメラ設置ポイント
- 大阪府…扇町本社、大阪・梅田(阪急グランドビル)、関西国際空港、大阪国際空港
- 兵庫県…神戸(三宮センタービル・神戸報道分室)、神戸空港、明石海峡大橋
- 京都府…京都(産経新聞京都支局・京都報道分室)
- 奈良県…奈良(近鉄高天ビル・奈良報道分室)
- 和歌山県…和歌山(経済センタービル・和歌山報道分室)、白浜
[編集] スタジオ
[編集] 扇町本社内
- なんでもアリーナスタジオ(SD、200坪)…「トミーズのはらぺこ亭」「おじょママ!P」「ナンボDEなんぼ」
- 第1スタジオ(HD/SD切替方式、155坪)…「痛快!エブリデイ」「ぶったま!」「月刊カンテレ批評」
- 第2スタジオ(HD、155坪)…「ベリーベリーサタデー!」
- 報道スタジオ(HD、60坪)…「KTVニュース」「FNNスーパーニュースアンカー」
[編集] 西天満旧社屋
- 大阪府大阪市北区西天満6丁目5-17
- 現在はデジタルエイトビル。屋上に名残りとして「8」のマークが付いた鉄塔が建っている。
[編集] レモンスタジオ
- 東京都世田谷区砧、東京メディアシティ(TMC)内
- L1スタジオ(250坪)…「SMAP×SMAP」などバラエティ、ドラマなど。フジテレビの番組収録も行う。
- L2スタジオ(150坪)…「さんまのまんま」など。フジテレビの番組収録も行う。
[編集] アナウンサー
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[編集] 現職アナウンサー
[編集] ■男性
- 1974年入社:岡本栄、馬場鉄志
- 1978年入社:毛利八郎(アナウンス部長)
- 1985年入社:山本浩之
- 1986年入社:石巻ゆうすけ
- 1987年入社:大橋雄介
- 1991年入社:山田恭弘
- 1992年入社:豊田康雄
- 1995年入社:若田部克彦
- 1997年入社:岡安譲
- 2001年入社:林弘典
- 2005年入社:吉原功兼
- 2006年入社:堀田篤
[編集] ■女性
[編集] 元アナウンサー
[編集] ■男性
- 熱田敏弘
- 鈴木敏郎
- 鈴木正勝
- 松本暢章(故人)
- 杉本清(フリーアナウンサー(主に競馬関連が多い))
- 杉山一雄(フリーアナウンサー(専属パーソナリティーの形で定年退職後も在籍))
- 桑原征平(フリーアナウンサー)
- 塩田利幸(フリーアナウンサー)
- 梅田淳(フリーアナウンサー)
- 出野徹之(現・大阪センチュリー交響楽団事務局長。一時期、FNNの海外特派員を務めていた)
- 岡林豊明(→スポーツ部副部長へ)
[編集] ■女性
- 尾崎美樹(フリーアナウンサーを経て、現在、高知放送アナウンサー)
- 藤岡由佳(フリーアナウンサー)
- 吉岡美賀子(母校神戸松蔭女子学院大学非常勤講師)
- 片山三喜子(→広報部副部長へ)
- 中島優子(→人事部へ)
[編集] 関西テレビで流れる主なコマーシャル
- 西沢学園(関西テレビ電気専門学校・大阪建設専門学校・大阪コンピュータ専門学校・メディカルエステ専門学校)
- とんかつKYK
- 布亀の救急箱
- 扶桑社
- ディノス
- スーパー玉出
- タケモトピアノ
- 日本臓器製薬
- 京都銀行
- 岩井証券
- お仏壇の浜屋
- 佐川急便
- 産経新聞
- フォージィグループ
- 宇治森徳
- がんこ
- 敷島住宅
- ミズノ
- ハナテン
- 近鉄百貨店
- 帝人
- 川崎クリニック
- ロート製薬
- ダイハツ工業
- 大和ハウス工業
- サントリー
- ノエビア
- チョーヤ梅酒
- 日本トリム
- 日東電工
- ツムラ
- リーブ21
- P&G
- ダイドードリンコ
- わかさ生活
- KINCHO
- シオノギ製薬
- 江崎グリコ
- ラジオ関西
この他、自社が主催・後援・協力しているイベントのCMがたまに放送されている。
(特に『音エモン』やクロージング前には、メディアプルポが主催・後援・協力しているイベント・ビデオソフトのCMが2本放送される)
[編集] かつて流れた主なコマーシャル
[編集] 関西テレビが主催するイベント
- キンダーフェスティバル
- 3000人の吹奏楽
- アマチュアトップコンサート
- MAGMA30(開局30周年記念イベント/1989年)
- アスメディア88祭り(開局35周年記念イベント/1993年)
[編集] 関西テレビの冠が付くイベント
[編集] 関西テレビの不祥事
[編集] 放送倫理・番組向上機構における人権侵害紛争
関西テレビの番組である『たかじん胸いっぱい』の2005年6月25日の放送で杉田かおるがゲスト出演し、結婚生活や離婚騒動について赤裸々に語った。このことに関し、元夫の鮎川純太が、人権侵害を受けたとして訂正放送や謝罪を要求。関西テレビは「取消し・謝罪放送を行う必要はない」として鮎川の要求を拒否。鮎川はこれに対し、放送倫理・番組向上機構の人権委員会に人権救済の申立てを行った。
委員会は検討の結果、2006年3月に、関西テレビが鮎川の名誉とプライバシーを侵害した事を認定し、再発防止に向けて放送事業者としての制作体制の整備を行うよう、勧告する処分を下した。 「勧告処分」は人権委員会決定の中で最も重いもので、重大な人権侵害事件が発生するときにのみ下される。 関西テレビは、この勧告処分を受け、「重大な人権侵害を行った放送事業者」として放送倫理・番組向上機構から認定されてしまったこととなり、今後の番組制作体制の立て直しを放送事業者としていかに行うかが注目されていたが、しかし、現在も放送倫理・番組向上機構よりもたかじんの意向を尊重しており、過激な番組のスタイルは一切変わることはない。
なお、バラエティ番組において人権侵害の認定を受けたのは、関西テレビが日本の放送史上で初のケースとなった。
[編集] その他
- 2004年11月12日-新潟県中越地震で、関西テレビの記者が、被災した小千谷市塩谷地区の住民の一時帰宅に際し、ボランティアを装って取材していた。小千谷市災害対策本部は事前に取材自粛を申し入れていた。市の抗議を受けた関西テレビは謝罪し、撮影したテープを放送しないと約束した。
- 2006年7月28日-2005年6月27日に放送にされた「快傑えみちゃんねる」のイニシャルトークで名誉を傷つけられたとしてタレントの叶姉妹が発言者の岡田美里さんに損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁が計66万円を支払うよう命じた。判決によると、番組内で「夫が女性から『ちょっと遊びません』と誘われた」「興信所とか使ってやったのかしら」などと発言。イニシャルが表示され、「あの大物姉妹」というナレーションも流れた。
- 2006年11月15日夜11時放送予定の「グータンヌーボ」が番組開始から夜11時2分34秒まで放送されず画面がカラーバー状態50秒間その後「しばらくそのままでお待ち下さい。」というお詫びテロップが出続ける状態になり、番組のメインスポンサーである帝人30秒分と提供クレジットに表示されていない花王の30秒に加えて本田技研工業の20秒分を含む2分34秒間放送されてなかった。(過去にも全国ネットの番組でCMの送り出しが失敗し、当時の番組スポンサーを怒らせてしまった放送事故は度々起きていた。)原因は20時15分頃に北海道の千島海峡付近の震源で発生した津波警報・津波注意報発令によるテレビ放送中継業務回線の混乱だと思われる。(同注意報・警報は深夜1時30分に解除されたが、その後場所により最大80cmの潮位の変化があった。)なお、同番組中は他局で字幕インポーズで表示していた津波警報・津波注意報の表示もされてなかった。また、同様の放送事故は同じフジテレビ系列局でも各地で起きていた。
[編集] 放送事故
1988年に生駒山にある送信所でトラブルが発生し放送が完全にストップしたため、生駒山にヘリコプターを飛ばして技術社員を送り込み復旧を急いだ。
[編集] 関連項目
- 関西テレビ☆京都チャンネル(メディア事業局 運営)
[編集] 関連子会社等
- 関西テレビライフ
- メディアプルポ
- 関西テレビハッズ
- 関西テレビスキップ
- 関西テレビソフトウエア
- レモンスタジオ
- ウエストワン
- メディアワークス(角川書店グループの企業「メディアワークス」と同じ社名だが関連はない)
- 関西テレビ青少年育成事業団
[編集] その他のグループ企業・関係放送事業者
その他のグループ企業については、「阪急阪神東宝グループ」の項目を参照。また、関係放送事業者については、「FNN」又は「フジネットワーク」の項目を参照。
[編集] 関連企業
[編集] 他の在阪テレビ局
[編集] 外部リンク
近畿地方のテレビ局 (NHKの放送局) |
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