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UHFアニメ - Wikipedia

UHFアニメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

UHFアニメとは、主に日本関東圏、中京圏、関西圏などの独立UHF放送局(以下「独立U局」という)で放映することを念頭に製作されたアニメ番組の総称である。U局アニメ・U系アニメとも呼ばれる。

独立U局ではキー局準キー局衛星放送局などで放映されたアニメを再放送することもあるが、そのようなアニメについては本項ではひとまず除外する。

目次

[編集] 概要

1998年4月、UHF各局で深夜に放送されたアニメ『LEGEND OF BASARA』は当初から独立U局での放送を想定して制作・放映が成された。[1]これが最初に放送された“UHFアニメ”とされている。

これを先鞭として、その後も独立U局において主にゲーム漫画ライトノベル等を原作とした、高年齢のコアなアニメファン(いわゆる“アニメオタク”)や中高生を対象とした深夜アニメの放送が次第に数を増していき、中でも地上波キー系列局では様々な理由(後述)から放送困難と思われる際どい性的表現を充実させた作品(“萌えアニメ[2])が本数の多くを占め、“UHFアニメ”というジャンルを確立していった。

現在では萌えアニメだけでは無く、アクションを重視したハードタッチのアニメやパチスロ機のキャラクターを使ったアニメなど、そのジャンルも多岐に渡っているが、共通している事は、UHF各局の表現に対する規制の緩さを最大限活用した表現描写をしているという点にある。

これはUHFアニメの隆盛を支える根源ではあるが、総じて地上波での全国ネットで放送されるアニメよりも低額な予算で制作される事が多い事から、各作品の品質はまさに玉石混淆状態であり、時には作画崩壊や物語の破綻、物語の未消化を起こすといった悲惨な状況に陥ってしまう作品も散見され、しばしば批判の対象となってしまっている。

なお、近年では東名阪以外の地域での放送も増え、また関西・中京圏では独立U局以外の放送局で放送する事も多くなった(中京テレビ放送以外のすべての在阪・在名準キー局で放映実績あり。#準キー局で放送する例の項で後述)。

制作体制も毎日放送中部日本放送RKB毎日放送北海道放送など、JNN系列局との共同制作するケースが多い)などの様に自ら製作委員会に加わり、製作に積極的に関わる地上波準キー局もある(#製作委員会方式による製作がほとんどであるの項で後述)。

更には当初衛星放送やCS放送での放送を念頭に製作された作品が後に独立U局で放送し、時には同時放送展開を図るなど、冒頭で述べた“UHFアニメ”の定義も変化しつつあるが、当項目においては、関東地区の独立UHF局で放送されている作品をUHFアニメと定義して解説している。

なお、当項目におけるUHFアニメの「広義の」定義とは逆になるが、在京キー局制作・放映の深夜アニメが関西圏のみ独立U局でネットされるパターンもある。[3]

[編集] 歴史

[編集] 誕生前夜(1997年12月~)

1990年代中半頃まで、UHF(主に近畿地方の局)におけるアニメ放送は地上波キー局から配信されるアニメ番組を再放送するケースが殆どであったが、そのアニメの大多数は日本におけるアニメ番組放送の雄・テレビ東京(以下“テレ東”)で放送されていた作品が多かった。テレ東はアニメでは質・量ともに民放他局を圧倒し、豊富なコンテンツを有していたが、系列局が少ないというテレ東の根源的問題から 主に“販売”という形で本放送終了後(もしくはテレ東より半年~数年遅れて)独立U局で放送されていた。[4] このアニメ販売は当時テレ東を陰で支える資金源となったとも言われる。

しかし、1997年12月に発生した「“ポケモンショック”」[5]によって様相が一変する。

同局へは、それまでも『新世紀エヴァンゲリオン』等でテレビアニメとしては過激な部類に入る性的描写を堂々と放送[6]し、識者の批判が少なからずあったが、この事件以降、同局はそれまでよりも厳しい自主規制(いわゆるテレ東チェック参考リンク1参考リンク2)を行うようになる。

この自主規制は“ ポケモンショック ”を教訓とした映像演出規制に加え、それまでも散発的に実施されていた性的描写規制、同時期に発生した神戸連続児童殺傷事件に代表される、少年による凶悪犯罪の原因究明に端を発する暴力描写規制等も含む包括的なものであった。

以降、同局はこの規制に抵触すると判断した部分を徹底的に排除するようになったが、その“自主規制”は性的な表現無くしてはアニメ化する必然性の大半が失われてしまう作品群(萌えアニメ系作品)の放送に影響を及ぼす、製作メーカーサイドにとっては極めて憂慮すべき問題であった。[7]かくして、その種の作品をこれまで通りの基準で制作したいメーカーがテレ東以外で放送する局を模索する状況 - 後に言う“テレ東離れ” -が始まった。

[編集] 黎明期(1998年4月~1999年9月)

テレビ東京を離れた“萌えアニメ”が向かった先が、アニメ表現についての規制が緩かった独立U局であった。[8]

しかし、この時期の独立U局のアニメ枠は極めて限定されたものであり、しかも枠としても不安定なものであった。その上放映されるアニメは、最初の『LEGEND OF BASARA』を除き、アダルトゲームを原作としたもので占められていた。[9]つまり、アダルトゲーム業界側から安価なメディアミックスの場として利用されていたという色合いが非常に強い状態であったということである。この時期のラインナップ全体から生じるイメージは、その後のUHFアニメのジャンル確立に大きな影響を残す事となる。

主なネット局は関東・関西地区以外では中京地方ではテレビ愛知、そのほかテレビ東京系列各局などであった。

また、1998年毎日放送(MBS)制作の『銀河漂流バイファム13』が、現在の関東地区は独立U局、中京・関西地区は広域準キー局ネットで放送[10]と言う形式の先鞭を付けた。

[編集] 停滞期(1999年10月~2001年3月)

この時期は、WOWOWノンスクランブル枠アニメの全盛期にあたり、多くの枠数を活かした多種多様なジャンルのアニメが放映されていた。一方、この時期におけるUHFアニメの放送は皆無であり、それどころかWOWOWで放映されたアニメを再放送するという事例さえあった。それは、かつてのキー局のアニメにWOWOWのアニメを加えた形での“再放送の下請け”という位置付けに甘んじていた状態ともいえる時期であった。なお、1999年は『THE ビッグオー』『鋼鉄天使くるみ』等、評価の高い作品がWOWOWから送り出された年である。

[編集] 転換期(2001年4月~2002年3月)

この時期は、UHFアニメにとっての重要な転換期にあたる。

それは、それまでWOWOWで放送されていた『アニメコンプレックス』枠作品が、WOWOWでの放送枠獲得競争に押し出されたと思われる形で『アニメコンプレックスNIGHT』として独立U局に移動してきたということにある。WOWOWノンスクランブル枠作品の黎明期を支えた当枠作品が、新たな活動の場を独立U局に見出したという事実は、その後のWOWOWアニメの一時的衰退[11]の予兆であったとする意見が多い。

また、2001年4月には『こみっくパーティー』の放映も開始された。このアニメはアダルトゲームを源流(直接の原作は全年齢向けのDC版ゲーム)のアニメ化作品ではあったが、かつて放映されていた同種のUHFアニメとは異なり、筋の通ったストーリーを有する本格的なアニメ作品であった。そのためこのアニメは単なるアダルトゲーム業界側からのプロモーション的なアニメを超えたものとなっており、『アニメコンプレックスNIGHT』枠とともにUHFアニメの新しい可能性を提示することとなった。

さらに、2001年10月には、UHFアニメ初のオリジナルアニメである『ナジカ電撃作戦』の放映が開始された。このアニメは派手なアクションとパンチラを中心としたお色気を特徴とする作品であり、上記の『アニメコンプレックスNIGHT』で放映された『鋼鉄天使くるみ2式』と共に、お色気を重視したアニメとしてのUHFアニメという性格付けに大きな影響を及ぼすこととなった。

[編集] 発展期(2002年4月~12月)

2002年4月から、『アニメコンプレックスNIGHT』枠にて『りぜるまいん』の放映が開始された(実写ドラマ作品『鋼鉄天使くるみpure』と併映)。この『りぜるまいん』は主人公の少女が繰り広げる他の放送局では真似できない水準のお色気描写を売りにした作品であり、UHFアニメの在り方を決定的にした作品であった。なお、同時期には『シスター・プリンセス』と並び称される企画モノのハーレムアニメである『HAPPY★LESSON』の放映も開始されている。

また、2002年7月には、その後UHFアニメの主要スポンサーの一つとなる東芝デジタルフロンティアが参加して製作されたUHFアニメの第一作である『円盤皇女ワるきゅーレ』の放映も開始された。東芝はこの時期に、手堅い収益の見込めるマニア向けコンテンツ産業に参入するべく、子会社を通じ活動を活発化させていたところであったが、その東芝が活動の場としてUHFアニメを選んだということは、その後のUHFアニメの発展に大きく影響することとなった(なお東芝デジタルフロンティアは2003年10月アミューズから買収したアミューズピクチャーズと統合、東芝エンタテインメントに改組されたが、現在もUHFアニメに積極的に関わっている)。

さらに、2002年8月には、『プリンセスチュチュ 卵の章』の放映が開始された(この作品でメ~テレがUHFアニメを初ネット)。この作品は上記の『円盤皇女ワるきゅーレ』とともにキッズステーションが再配信することを前提として製作されたものであり、ここにおいてUHFアニメをCS放送と同時に展開するというモデルが定着した。

このように、UHFアニメはポニーキャニオンm.o.e.)、東芝(東芝エンタテインメント)、キッズステーションと、次々に有力な後ろ盾を得て、安定的に30分枠2つをアニメ枠として運用することができるようになったのである。

一方、この時期はWOWOWノンスクランブル枠アニメの衰退が著しく、前述の『フルメタル・パニック!』及びそれに続く『G-onらいだーす』以降、6ヶ月にわたりノンスクランブル枠のアニメが消滅するという事態となった。また、その後もノンスクランブル枠アニメの減少傾向に歯止めはかからず、これが再び増加に転じるには2005年7月まで待たねばならなかった。

[編集] 成熟期・1(2003年1月~2004年12月)

安定した放映枠を獲得することに成功したUHFアニメは、2003年1月に往時のWOWOWに匹敵する5つの放映枠の運用を開始し、アニメ番組として大幅な発展を遂げることとなった。

まず、前述の『THE ビッグオー』の続編である『THE ビッグオー 2nd Season』がUHFアニメとして放映された。また、黎明期にUHFアニメを利用して製品のプロモーションを行っていたエルフによるメディアミックス展開の一環として『らいむいろ戦奇譚』がアニメ化され放映された。さらに、『ナジカ電撃作戦』を制作したスタジオ・ファンタジアによるオリジナルアニメ『ストラトス・フォー』も放映されており、UHFアニメが多種多様なジャンルを持つアニメとして定着することに成功した時期でもあった。この時期以降、UHFアニメは加速度的に増加し、発展していくこととなる。

中京・関西地区において広域局で放送される作品が増えたのもこの時期からで、2003年4月期には毎日放送(MBS)が制作委員会に参加の『成恵の世界』が放送開始。中京地区はMBSと同じJNN系列の中部日本放送(CBC)、関東地区は独立U局にネット、しかも同クールで放送するというスタイルを確立した(ただし、関西地区では特番の関係で大きく遅れる場合も散見されるようにはなるが)[12]

2003年7月からは、IMAGICAエンタテインメントの参加によるアニメ番組枠『アニメ魂』の放映が開始された。同枠作品は独立U局だけではなく、衛星放送局や地方の放送局など、幅広いエリアで放送されている。

2003年10月期からは「フジテレビの深夜アニメ放映スケジュールの破綻」が原因で、関西テレビ(KTV)・東海テレビ(THK)がUHFアニメの放映局に加わっている。最初の作品は『藍より青し~縁~』(フジテレビで放映された作品の続編。翌年7月には再放送が行われた。UHFアニメの再放送は、一時期KBS京都での『アニメ魂』枠でも行われていたが、そのような例は極めて稀である)。

2004年1月には、史上初となる18禁OVAの続編の一般向けアニメ『MEZZO -メゾ-』が放送され、4月からは初めてのメジャーな少年漫画を原作とするUHFアニメである『美鳥の日々』が放映された。

これらはUHFアニメのアニメ媒体としての認知度が高まったことを示していると考えることもできる。一方で放送枠の際限ない拡大は番組の粗製濫造を招き、安易にお色気やバイオレンス(あるいは魔法といったファンタジー)を並べ稚拙な演出でつないだだけといった作品も増えていった。

[編集] 成熟期・2(2005年1月~)

2005年に入ってもUHFアニメの隆盛は続いているが(主な放送局も2006年朝日放送(ABC)、よみうりテレビ(YTV)などが加わっている)、作品の傾向や放送形態などにおいて新たなスタイルが見られるようになった。

2005年1月にはWOWOWノンスクランブル枠で放送された『グレネーダー~ほほえみの閃士~』が、オープニング、エンディング、一部のシーンを差し替えてテレビ神奈川毎日放送メ~テレで放送された。
2005年4月には山田風太郎の小説を漫画化した『バジリスク ~甲賀忍法帖~』がUHFアニメとして放送され、2005年7月にはちばあきおの野球漫画を原作とする『プレイボール』が首都圏では独立U局で放送(この作品の場合は、関西テレビ幹事局に、全国各地のFNS系列局などで放映)。
さらに2006年7月からは『まもって!ロリポップ』『僕等がいた』といった少女漫画雑誌に連載されている漫画を原作とする作品がUHFアニメとして放送されるなど、UHFアニメでもこれまでのオタク向け作品とは一線を画す、一般向けのアニメが放送されるという新たな展開が行われることとなった。

2005年4月~6月に放送された『英國戀物語エマ』や2006年1月~6月に放送された『Fate/stay night』、2006年10月から放送されている『夜明け前より瑠璃色な ~Crescent Love~』は、製作企業の一角にTBSが名を連ねながらも、TBSは自局で放送せずUHFアニメとして展開することを選択した(『英國戀物語エマ』は自社系列の衛星放送局TBSチャンネル及びBS-iでの、『夜明け前より瑠璃色な ~Crescent Love~』はBS-iでの放送あり)。

また、2005年7月から放送された『おくさまは女子高生』は、当初テレビ朝日での放送が行われる予定だったのが、各種事件の影響などから見送られ、独立U局がある地域はその局で放送される(独立U局が無い地方は基本的にANN系列局で放送)という、結果的にUHFアニメとしての展開をとることとなった。

さらにこれまでのCS放送のコンテンツとしての活用だけでなく、『灼眼のシャナ』『ノエイン もうひとりの君へ』(共に2005年10月から放送)のように、テレビ放送から数日後にインターネット上でのストリーミング配信を開始するという試みも始まった。これまでもUHFアニメの中には全話放送終了後にストリーミング配信をする例はあったが、各話放送後すぐに配信するようになったのはこの頃からである。このことからUHFアニメの第3の放送形態としてインターネットが使われることになったとともに、UHFアニメがインターネットでの新たなコンテンツとして活用されるようになったという事が言える。

また、『魔法少女リリカルなのはA's』や『涼宮ハルヒの憂鬱』などの作品の主題歌がオリコンシングルチャートにTOP10入りするという快挙を成し遂げ、これも最近のUHFアニメの人気の高さを証明してると言えよう。

さらに、『灼眼のシャナ』はUHFアニメとしては初めて劇場版が製作されることになった(同じく深夜アニメの『いぬかみっ!』・『キノの旅』と同時上映)。また、『地獄少女』のように、アニメを原作としたドラマが製作されるという珍しい事例も出てきている。

最近では、地上デジタルテレビ放送が独立U局でも開始されたことに伴い、ハイビジョンの画面サイズ(画面比16:9)で制作される作品も増えている。ただし、フルサイズで放送している局は、独立U局ではテレ玉・チバテレビ・三重テレビ(一部の番組のみ)・群馬テレビに留まり(独立U局に限定しなければ毎日放送・テレビ大阪も含む)、ほとんどの局で額縁放送になっている。

ただし、2006年10月期からは番組を各局に納入する際に制作側がアップコンバートする場合があり(特にtvkやTOKYO MXに納入される際にみられる)、この場合は額縁放送を行っている放送局でもフルサイズで放送される。

[編集] 放送エリア

独立U局は県単位放送局とはいえ首都圏近畿圏という大都市圏をカバーするように存在しているため、独立U局以外の地方局も含め、数を束ねればテレビ東京並、またはそれ以上の視聴可能区域が作り出せる上に、キー局に比べ放送枠の取得にかかるコストが極めて低い。

独立U局だけでは視聴範囲が限られるが、地方局での放映や、ここ数年キッズステーション等のCS放送ケーブルテレビによる再配信の利用、インターネットを使ったストリーミング配信により、視聴可能区域はさらに広がっている。

UHFアニメに関する事情は各地区で異なる。以下は3大都市圏の地区別に解説する。

[編集] 関東地区

関東地区における主な放送局は、tvkチバテレビテレ玉であり(いわゆる「首都圏トライアングル」)、この3局でほぼ必ず放送されている。但しここ数年TOKYO MXでの放送数が増加傾向にあり、中には関東地区の放送がTOKYO MXだけという番組も散見される。

群馬テレビは、『アニメ魂』枠の『To Heart ~Remember my Memories~』からネット局に加わり[13]、他にも稀に放映される作品がある。また、とちぎテレビでも稀に放映される作品もある。BLACK LAGOON』シリーズでは史上初の関東独立U局全局放映を果たした。

なお、茨城県三大広域都市圏どころか国内の全47都道府県中で唯一、県域放送民放テレビ局が未だに開局していない県であり(開局の目処も未だに立っていない)、先述のいずれかの局の区域外受信が可能な地域(主に県南部の取手市土浦市つくば市古河市など)以外はUHFアニメを地上波で視聴出来ない状態である。

[編集] 中京地区

中京地区では、三重県岐阜県の独立U局である三重テレビ岐阜放送(GBS)では名古屋市周辺をカバーするには不十分と判断される事が多い為か、両局もしくはいずれか片方でのネットによる放送作品は少なめである(特にGBSは濃尾平野に位置する愛知県方面へのスピルオーバーが厳しく制限されている為。この項を参照)。

上記の事情から準キー局で放映される作品が圧倒的に多く、中でもUHFアニメ草創期よりテレビ東京系列の県域局テレビ愛知(TVA)が中京地区における大きな受け皿的放送局となっているほか、中京圏広域局であるメ~テレ中部日本放送(CBC)・東海テレビ放送(THK)でも放送されている。近年ではメ~テレで放送される作品が増えており(CBC・THKよりも本数が多い)、今やTVAと合わせて固定ルート化している傾向がある(CBCがUHFアニメをネットしない時期も増えている為)。また、『魔界戦記ディスガイア』はCBCとGBSの2局で放送されていたが、同地区の広域局と独立U局での同時放送は極めて異例である。

ただし一部には中京地区では放送されない作品もある(いわゆる「名古屋飛ばし」)。

CBCは、『最終兵器彼女』を皮切りに自社制作の深夜アニメに参画している(在名局で単独で制作した作品があるのはCBCのみ)。
この場合、他地区のJNN系列局との共同制作作品が多い(RKB毎日放送・作品によって北海道放送(HBC)・東北放送(TBC)・中国放送(RCC)も参加。毎日放送(MBS)ではこれらの局より遅れてネットされるのが通例となっている)。
これまでの作品は関東地区では独立U局でネットされていたが、TBSでの逆ネットJNN系列局制作深夜アニメとしては初めて果たした『ウィッチブレイド』以降は事情が異なっていてる。

メ~テレは2000年に、CBCに先駆けてテレビ朝日と共同制作の『Sci-Fi HARRY』で深夜アニメ制作に参加した実績があるが(これはUHFアニメには該当しない)、2006年10月からは朝日放送(ABC)との共同制作で『銀色のオリンシス』で6年ぶりに参入する(これはUHFアニメに該当する)。

THKがUHFアニメに参入した理由についてはフジテレビの『深夜アニメの迷走劇とその影響』を参照。

[編集] 関西地区

古くからサンテレビ(SUN)・KBS京都での放映が多いが、順を追って毎日放送(MBS)・テレビ大阪(TVO)・関西テレビ(KTV)・朝日放送(ABC)・よみうりテレビ(YTV)でもネットを開始(自社制作分も含む。TVO以外は関西圏広域局)した事に伴い、すべての在阪民放局で放送実績を持つ事になる。KTVとTVOに関しては開始された経緯が特殊で、KTVに関してはフジテレビの『深夜アニメの迷走劇とその影響』を、TVOに関しては表現規制が緩いを参照。

特殊な例としては京阪神地区を避けるようにびわ湖放送(BBC・滋賀県)、奈良テレビ放送(TVN・奈良県)、テレビ和歌山(WTV・和歌山県)でのみ放送する作品もある(『あまえないでよっ!!』シリーズのみ。BBCとWTVでは、UHFアニメをネットするのは稀である)。

関西圏の場合、大阪府の人口の大半を占める大阪平野大阪市堺市松原市藤井寺市大阪狭山市田尻町熊取町高石市泉大津市守口市門真市寝屋川市摂津市吹田市豊中市の全域)をほぼ全域カバーしているサンテレビと、茨木市高槻市枚方市交野市などその一部(主に北部地域)をカバーしているKBS京都でネットすることが多い。両局を組み合わせればで関西の大都市およびTX系列のTVOの視聴区域(神戸市京都市などで視聴不可の地域あり)のほとんどをカバー出来て、放送対象地域が府県域放送局としては破格なほど広域にわたる。ただし、大阪府内ではサンテレビは視聴できてもKBS京都が視聴できない世帯が圧倒的に多いことから、サンテレビだけでネットする作品も目立つ。逆にKBS京都のみネット(一部TVNにも)の作品もある。[14]

しかし、両局の深夜アニメ枠が関東地区と比べて少ない事や、在京キー局と比べるとスポンサー料が安価で、かつ独立U局と比べると局自体の知名度などの面で視聴率が期待出来る為、在阪準キー局での放映に踏み切る例も多い。なお、このような場合は殆どの確率でその局が幹事局を担当する。

MBSの『アニメシャワー』枠は視聴率が深夜ながら土曜日と言う事もあって高視聴率を叩き出す作品も多い為、次期改編番組がMBSで決定してから他地域の放送局が決まるパターンもある。また同枠ではかつて同局自ら制作委員会に加わった作品が流れた事もあり(成恵の世界など)、現在でもこの枠で流れる作品の中には同局が幹事局となっているものも少なくない[15]

近年では、2006年4月より参入したABCの放映本数が増加傾向にある。

在阪準キー局が深夜アニメを制作する場合(主にMBS・ABC・YTV)、在京キー局に逆ネットするか、関東地区の独立U局にネットするかに別れるが、MBSの場合は初参入作品である『フォーチュン・クエストL』がテレビ東京にネットされて以後は、2006年10月より開始の『コードギアス 反逆のルルーシュ』で初めてTBSに逆ネットを果たすまでは、全て独立U局ネットであった。

2007年1月より放送される「恋する天使アンジェリーク ~かがやきの明日~」(ABCで放映された作品の続編)では、ついに関西圏の独立U局がすべて出揃う(関西圏の独立U局5局で在阪広域局のエリアはほぼカバーできる)。

[編集] 準キー局で放送する例

UHFアニメというからには独立U局だけ(中京地区では、実質独立U局の役割も担っているテレビ愛知(TVA)を含む)で放送されるのが基本だが、関東圏では独立U局で放送されても、他の地域では在京キー局と比べるとスポンサー料が安価で視聴率面でも独立U局よりも期待出来る準キー局(主に広域局だが、一部県(府)域局あり)に放映させるという手法を用いる場合もある。主なケースは以下のように大別される。

  1. 在阪局・在名局制作の深夜アニメが関東地区では独立U局にネットされた場合(具体例は「製作委員会方式による製作がほとんどである」を参照)
  2. 関西・中京地区ともに広域準キー局で放送する場合(それ以下の例は放送局は制作に関与せず)
    1. 毎日放送(MBS)・中部日本放送(CBC)がセットの放送となる場合(例:『地獄少女 二籠』)
    2. 関西テレビ(KTV)・東海テレビ(THK)がセットの放送となる場合(例:『少年陰陽師』)
    3. MBS・メ~テレがセットの放送となる場合(『ヤミと帽子と本の旅人』、『グレネーダー ~ほほえみの閃士~(地上波版)』のみ)
  3. 関西地区のみ広域準キー局で放送する場合
    1. 中京地区ではTVAで放送する場合(例:『灼眼のシャナ(MBS)』『うたわれるもの(ABC)』)
    2. 中京地区では放送しない場合(例:『BLACK BLOOD BROTHERS(MBS)』『夢使い(ABC)』『無敵看板娘(YTV)』)
  4. 中京地区のみ広域準キー局で放送する場合(例:『らぶドル ~Lovely Idol~(メ~テレ)』『円盤皇女ワるきゅーレ 十二月の夜想曲(CBC)』)
  5. テレビ大阪(TVO)・TVA(いずれもテレビ東京(TX)系の府・県域局)がセットの放送となる場合(例:『はぴねす!』『ストロベリーパニック』)
  6. TVOと三重テレビ(MTV)・岐阜放送(GBS)のセットの場合(『魔法少女リリカルなのは』のみ)

がある。

注記
  • 1.のパターンは準キー局制作の為、純然たるUHFアニメではないと解釈する事も出来る。また、このパターンは自動的に「2.~4.」のいずれかのパターンにも当てはまる。
  • 2.1.のパターンは近年ではメ~テレでの放映本数増に合わせて以前よりは減少傾向にある。この例外が2.3.のパターンである。
  • 2.2.のパターンは関西・中京地区においては一度も例外が生じた事はない(このパターンが誕生した背景は深夜アニメの「フジテレビの深夜アニメ迷走劇とその影響」の項を参照。)。ただし、THKに関しては番組編成の都合上、KTVと比べると1ヶ月程度の遅れが生じている。
  • 3.の各パターンは、全体的にはそれほど多くは無いが、1クールごとに幾作か見られるパターンである。
  • 4.のパターンは、中京地区では殆ど全てがメ~テレでの放映となるが、過去に一度だけCBCでこのパターンになったことがある。
  • 5.のパターンは#表現規制が緩いの項で後述するように、TVOでのUHFアニメのネット開始によって誕生したパターンである。
  • 6.のパターンは5.のパターンの変形であるが、現状では一度だけのごく例外的存在である(続編の『魔法少女リリカルなのはA's(エース)』は関西地区ではサンテレビでの放映に変更された)。

[編集] 特殊な放映例

一方で関東地方のみでしかネットされない作品もある(例:『マジカノ』「首都圏トライアングル」の3局のみで放映、AT-X製作)。

また、在京キー局が制作に参加しながらも、地上波では独立U局放映のパターンも出現している(例:TBSが制作委員会に参加の『英國戀物語エマ』:関東独立U局各局・テレビ愛知・サンテレビ・RKB毎日放送 この作品の場合はTBSが親会社のBSデジタル放送局BS-iでも放映と言う変則的な放映形式を取っている。また、同じくTBSが制作委員会に参加の『夜明け前より瑠璃色な ~Crescent Love~』もBS-iでの放映を前提にして制作されたが、同時期に関東独立U局各局・テレビ愛知・KBS京都・サンテレビでも放映されている。)[16]

[編集] 3大都市圏以外

稀に一部の作品では、3大都市圏以外の放送局にもネットする場合もある。ただしその場合でも北海道宮城県広島県福岡県などの大都市圏が中心であり(主にテレビ北海道北海道放送東北放送仙台放送広島ホームテレビTVQ九州放送RKB毎日放送)、それ以外の放送局で放送されることもあるが、事例は少ない。しかし各県どれか1局は最低でも過去に1作品は放送されている。

[編集] BSデジタル放送

BSデジタルでも、わずかながらUHFアニメが放送されており、ここで放送されている場合は、全国規模で無料視聴が可能である。先述のとおり、TBSが製作に関与しているUHFアニメがBS-iで放送されたりする他(BS-iが先行する場合もある)、アニメ魂枠は、BS朝日でも放送している。

[編集] UHFアニメの特徴

UHFアニメには、以下に掲げる特徴がある。

[編集] 製作委員会方式による製作がほとんどである

DVD(DVD普及以前はビデオ)、CD漫画ゲームなどの権利を持つ会社で組織される製作委員会によって、アニメの制作費が捻出され、製作委員会はテレビ局の番組枠を買い取って、アニメ番組として放送してもらう。アニメ番組は関連商品、特にDVDを売るための宣伝という側面がある。

従来のテレビアニメはテレビ局が放映権料の名目で製作会社に制作予算の大半を支出する方式を取って来たが、独立U局で放送するアニメでは、テレビ局側は逆に金を貰う立場になる。通販会社がテレビ局から番組枠を買ってテレビショッピング番組を放送するのと基本的に同じである。その関係で、通常製作委員会に放送局は参加しないことが多いが、放送する局自らが製作委員会に入っているケースもある。具体例は以下の通り。

このようなケースは、アニメに限らず、在京キー局がこれらの準キー局制作の深夜番組の逆ネットに対して消極的な姿勢を取る事も大きく影響しているものとされる。

制作キー局とは異なるが、複数の放送局の動向を取りまとめる幹事局が存在し、「○○テレビ他各局」と書かれている場合、○○テレビが幹事局となっている場合が多い(放送の早い順に書かれている場合もある)。主に関東のチバテレビが担当することが多い(これ以外にも、tvkやTOKYO MXが幹事を担当する作品もある)が、関西地方や中京地方のテレビ局(主にMBS・ABC・KTV・CBC・メ~テレ)が担当する場合もある。ちなみに、アニメ雑誌では幹事局での放送時間を基準として記事を書いている場合が多い。

逆に、在京キー局の深夜アニメでも、UHFアニメに近い製作体制をとる場合がある(テレビ東京によく見られる)。

[編集] オタク向けの原作を持つアニメが多い

主に10代後半以降のオタクを対象としたマイナーなゲーム(アダルトゲームを含む。後述)、漫画、ライトノベル等を原作として、メディアミックスの一環として制作されることが多い。これは、UHFアニメの対象視聴者の趣向を勘案した結果ではあるが、一方で、メジャーな少年漫画等がキー局によってアニメ化されるためニッチなこの種の作品を原作とせざるを得ないという事情にも由来している。

また、上記については、これらの原作を支持しているオタクが、アニメ版における購入層として相当程度期待できることから、関連商品を含めて一定の売上を見込めるというリスクの低い「手堅い商売」の一環として、製作側がUHFアニメ制作を安価なアニメ化と宣伝代わりの放映と位置付けているという状況も影響しているといえる(かつてはOVAがこのような位置付けの下で製作されていて、UHFアニメ急増に合わせて急減したのもその証拠と言える)。

このようなアニメは男性向けアニメ女性向けアニメとも言われている。

[編集] 1クール(3ヶ月)アニメが多い

UHFアニメにおいては、キー局で見られるような長期にわたり放映されるアニメは極めて稀である(特に3クール(9ヶ月)以上。かつては2クール(6ヶ月)ものにもこの傾向があった)。これは、上記の目的による販売促進活動として不必要な長編アニメとするインセンティブが働かないためであると推測される。反面、強引に原作を改変して枠に収まるように再編成したが為に、荒削りな構成になったり、尻切れトンボのような作品もしばしば生じている。

さらに、2クールで放映されるべき内容を持った作品も、とりあえず1クール分を制作し(その時点で終了してもいいように、一旦話を完結させる構成を取る事が多い)、人気が出れば続編を制作するという形で継続されるという形を取ることが多い。これも上記の制作側のリスクを避けるという意向から生じていると思われる。

ただ、2005年10月期以降は、2クール作品が急増しており(実際、同年4月期以降は、各クールにつき最低1本は輩出)、在京キー局やBS-iなどの深夜アニメ作品においても、1クール作品が増えているため、必ずしも独立U局独自の特徴ではなくなってきている。

[編集] 表現規制が緩い

冒頭に記した通り、テレビ東京における表現規制が強化されたことがUHFアニメの隆盛に繋がっている。独立U局のアニメに対する規制は比較的緩く、WOWOWノンスクランブル枠やBS-i深夜枠等のアニメ枠等を遥かに凌駕しており、この自由さを活用したオタク向けの主に萌えとお色気を重視したアニメの放映が盛んに行われている。パンチラ等のお色気描写は当たり前、他の放送局(BS-i深夜枠を除く)では許されないような女性の全裸の描写は問題とされない上、性交渉を連想させるかなりキワドイ描写を混ぜるアニメも散見される状態となっている。

2003年には、テレビ東京系CS放送局であるAT-Xで放映された『一騎当千』というアニメが、パンチラなどは当たり前、果ては女性の失禁シーンまで登場するという性描写が過激なものであることから、テレビ東京の地上波ネット自体では放映できなかったためか独立U局で再放映されたという事例が生じた。

同年放送のソフトガレージ制作の『らいむいろ戦奇譚』については、サンテレビが「(当時の)深夜の放送枠に空きがなく、営業からの要請もあって止むを得ず」と言う理由があったとは言え、夕方の人目に触れる時間帯に堂々と放映しており、このことから独立U局も性的描写に極めて寛容なスタンスを取っていることがうかがえる。ただし、流石にこの措置には各方面から抗議が来たのがきっかけで、ソフトガレージはサンテレビのブラックリストに載り、以後の同社および関連会社のケイエスエス制作作品の関西地区でのネット局をテレビ大阪(TVO)に変更する事を余儀なくされ、TVOにとっては思わぬ形でUHFアニメのネットを開始する事になった(この項を参照)。 参考リンク

2004年10月には、同じくAT-Xで放映された『エルフェンリート』という、一般的にはエログロバイオレンスで有名なアニメのダイジェスト版(残酷描写の一部をカット。壁などについた大量の血液はOK、裸失禁はそのまま)を、DVD販促のためと称して独立U局で放映したという事例も生じた(これらの事例と『フィギュア17』での事例の比較は大変興味深い。『エルフェンリート』は後に独立U局で再放送された)。 このように、現在においてUHFアニメはある意味アニメの解放区としての地位を確立しており、各方面からこの方向での役割を期待されているといえる。

ただし2005年頃から、前記のようにきわどい性的描写をもつ作品は減少傾向にある。これはU局の規制強化というよりは制作側のDVD販売促進と言った営業面の問題であり、テレビ放送版は比較的抑え目の描写にする代わりに、セルDVD版仕様向けに性的描写を強めるケースが増えている(セル版との差別化を図る為、レンタル版はテレビ放送版に準じた内容にしている例が多い)。また、各局の規制度合いに関わらず、最近のテレビ放映の規制基準は、キー局深夜枠並みにすることが多い。

また、局独自の判断で規制や、視聴者への配慮をする場合もある。

  • 2004年に放送された『北へ。~Diamond Dust Drops~』においてはテレビ埼玉のみ、人に罵声を浴びせるシーンにてその台詞が無音修正された。
  • 同年放送の『Φなる・あぷろーち』においてもサンテレビで一部台詞が無音修正された。
  • 2005年に東京MXテレビで夕方に放送された『地獄少女』では、ある回の内容が不適切と判断され、その回のみ深夜に放送することとなった。
  • BLACK LAGOON』(第1期)では、九州朝日放送(KBC)のみ一部のセリフが無音修正された回が存在する(どういうわけかメ~テレでは修正されなかった。第2期はすべての局で一部のセリフを無音修正)。

[編集] アダルトゲームを原作とするアニメが多い

上記とも関連するが、UHFアニメは特にアダルトゲーム原作アニメの宝庫でもある。2006年12月までにテレビで放映された成人向けゲーム原作アニメ39本のうち実に32本(いずれも、再アニメ化作品、および一般向けコンシューマー機移植版を直接の原作とするアクアプラス系作品を含む)がUHFアニメであり、アダルトゲーム業界側からのメディアミックス戦略の一環として最大限に活用されている実態が浮き彫りになっている。

中でも、UHFアニメ黎明期に放映された『同級生2』と『下級生 あなただけを見つめて…』については、ピンクパイナップル制作の18禁OVAの性的シーンをカットした上での放映になる。また2005年1月から3月にかけて、ボーイズラブ系(女性向け)アダルトゲームにおける初のアニメ化作品となる『好きなものは好きだからしょうがない!!』が放映されるなど、この傾向はますます強くなっている。 ただし、上記のように、性的描写についての最後の一線はどの作品も越えてはいない。

これらの作品の声優については、原作アダルトゲームのキャストをそのまま起用する例やコンシューマー版のキャストを起用する(先にアニメの声優を決め、そのキャストで原作ゲームをコンシューマー機に移植する事も多い)例が見られるが、まれにオリジナルキャストに声が酷似の声優を多数起用する例もある。

[編集] ハーレムアニメが多い

上記に掲げるアダルトゲーム原作アニメの多さは、そのままハーレムアニメの多さに直結している(その定義及び理由はハーレムアニメの項を参照のこと)。また、そうでないアニメの中にも複数の女性が男性の主人公を取り巻くタイプのラブコメというオタク受けを狙った原作を持つものが多く、ハーレムアニメの多さに貢献しているところである。

[編集] 深夜に放映されるものが多い

深夜のほうが番組枠が安いこと、作品内容がマニアックであること、性的描写が含まれることなどから、ほとんどのUHFアニメは深夜に放映され、深夜アニメの隆盛の一端を担っている。ただし一部の番組や放送局は夕方や深夜零時台以前、時には土日の朝などに放送していることもある。概ね深夜1時台前後を中心に放送されるが、準キー局ではかなり遅い傾向がある。

深夜以外の時間帯で放送される例としては以下の通り。

  • サンテレビでは、まれに朝7時台のアニメ再放送枠で新作のUHFアニメを放送することがある。
  • KBS京都では、一時期新作のUHFアニメを土曜昼前に放送していた。
  • アベノ橋魔法☆商店街』は、全てのネット局で朝に放送された。(サンテレビでは再放送までなされた)
  • チバテレビでは、特番編成(主に選挙)の都合でゴールデンタイムに放送することが日曜においてまれにあり、その場合それぞれ通常より4時間繰上がる(例外あり)。
  • TOKYO MXでは、2006年7月から他局では深夜に放送している作品を平日18:30枠で放送している。これは新たなる視聴者層の開拓のためである(テレビ東京が従来の平日18:00~19:00のアニメ2作品枠を30分繰り上げた(『アニメ530』枠化)事も少なからず影響している)。また、これまでも土曜17時枠で放送する作品があった。2006年に1度だけゴールデンで放送されたUHFアニメがあった(ただしこれは編成の都合上による振替放送である)。
  • メ~テレの金曜28:15枠は、公式サイトの番組表では土曜朝の番組として扱われている。
  • 僕等がいた』は、テレビ新潟(TeNY)のみ15:50から放送されている。
  • tvkでは『銀色のオリンシス』を22:25から放送している(他局は全て深夜帯)。

ちなみに、このような現象は在京キー局製作の深夜アニメでもまれに見られる。

[編集] 例外

なお、数こそ少ないものの、上記の特徴がほぼ当てはまらない『プリンセスチュチュ』のような例外的なUHFアニメも存在している。一方で、キー局系のアニメの例外として、BS-i深夜枠専用アニメのように、UHFアニメではないがそれと似たような特徴を持つというアニメもまた存在している。

[編集] UHFアニメの一覧(カテゴリ別)

放映時期順の一覧はUHFアニメ一覧を参照。

[編集] オリジナル作品

[編集] 漫画・小説・企画もの原作の作品

[編集] 全年齢向けゲーム原作の作品

アダルトゲーム初出作品の内、原作としたのが(コンシューマー機移植による)一般向け版であるもの(※印)も含む。

[編集] アダルトゲーム原作の作品

(参考)UHFアニメ以外のアダルトゲーム原作のTVアニメ

[編集] 脚注

  1. 同作品はサンテレビジョン幹事局として放送された。制作はケイエスエス。ただし、サンテレビは企画をケイエスエスに持ちかけただけで、制作には関与していない。
  2. UHFアニメ誕生当時は“萌えアニメ”という言葉は無く“美少女アニメ”、または揶揄的に“オタク系アニメ”などと呼ばれていたが、現在ではこの種のアニメを表現するのに最も的確なフレーズであると思われるので、本項では“萌えアニメ”という名称で統一している。
  3. 古くはフジテレビテレビ朝日制作の深夜アニメに多く見られたが、最近ではTBS制作の『009-1』(2006年10月開始)や、『Venus Versus Virus』(2007年1月開始予定 いずれもKBS京都ネット)、テレビ朝日制作の『RED GARDEN』(2006年10月開始 サンテレビネット)の3作品がある。
  4. 現在でもびわ湖放送のように、テレ東系のアニメの再放送を中心としている独立U局は一部に存在している。
  5. 同局系列で放映された『ポケットモンスター(第38話「でんのうせんしポリゴン」)』の過剰な映像演出により視聴者の一部が体調不良を訴え入院者が続出、同時に同局がその対応のまずさ等により官民一体の痛烈な批判に晒された、日本アニメ史上において(負の意味で)特筆すべき事件。詳細はポケモンショックの項などを参照の事。
  6. 一部のエピソードなどで直接的な映像表現は無いものの、明らかに男女の性的行為を示唆する音声が流れた事例など。ただし当件に関しては制作サイド(主に同作品プロデューサーであった大月俊倫氏説が有力)が強引に放送をネジこんだとする説もあり、一概にテレ東のみを責める事は難しいと言う意見もある。
  7. もちろん規制は“萌えアニメ”だけに留まらず、『カウボーイビバップ』の様な暴力・ドラッグなどを扱った作品が大幅な規制を受け、当初予定エピソードの半分しか放送できず打ち切り同然の放送を余儀なくされたりした(同作はその後WOWOWアニマックス毎日放送アニメシャワー』枠などで全エピソードを放送)。また、一般的なアニメにおいても、日常の生活表現には必要不可欠な入浴シーンが不自然な絵で表現されたり、絵のアングル的に必然的に見えざるを得ない女性キャラのスカートの中までもが表現出来なくなってしまった。これらの規制指示はアニメ制作側の立場を無視した、極めて強引なものであったという。
  8. ほぼ同時期に当時普及しつつあった民放BS放送局・WOWOWでも、無料放送(ノンスクランブル)枠で“萌えアニメ”放送枠・『アニメコンプレックス』の放送が開始。概ね好評を博し、WOWOWでもコアなアニメファンが視聴をする土壌が生まれていった。この件についてはWOWOWアニメの項なども参照されたい。
  9. 具体的には、『同級生2』、『下級生』系2作品、および『To Heart』(ただし直接の原作は全年齢向けのPS版)など。
  10. この作品の場合は、MBSで先行放映の後、関東圏ではtvk千葉テレビ、中京圏では中部日本放送(CBC)でのネット放送となった。
  11. この時期のWOWOWノンスクランブル枠アニメは、引き続き多くの放映枠を抱えていたものの、枠数が拡大しすぎた事により、以前の様に一つの作品に対するファンの熱心さと成果(ソフトの売り上げ)が落ちてしまうケースが多く見られた。、徐々にメーカーは撤退の気配を見せ始めていた。
  12. これまでのMBS制作作品は関西地区で大きく先行放映であり、また『ガンパレード・マーチ ~新たなる行軍歌~』では中京地区では他地区に比べて遅れてのネットであった。
  13. 本作と同時期に『月は東に日は西に ~Operation Sanctuary~』『Wind -a breath of heart-』も別枠で放映しており、他局での放映順上ではこの2作品からとなる。
  14. また、当初はサンテレビでネットされなかった作品が、後日同局で放映されるという例もある(『BLACK LAGOON(第一期)』。第二期である『Second Balegge』は他の放送局と同時期に放送)。
  15. ただし、特番等でアニメシャワー枠自体が休止となる事もあり、結果として他地区と比べて放映時期が大きく遅れてしまう作品も少なくない(一方でUHFアニメについては、どんなに放映が遅れようとも最後まで放送する方針を貫いている)。
  16. 同様にTBS制作でUHFアニメ形式の放映となった『Fate/stay night』に関してはBS-iの放送は無く、CSではAT-Xで放映された。

[編集] 関連項目

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