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コンビニエンスストア - Wikipedia

コンビニエンスストア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

コンビニエンスストア(convenience store)とは、年中無休で長時間の営業を行い、小さなスペースでありながら多数の品種を扱う形態の小売店である。略称はコンビニ、CVSなど。

多くの場合、大手資本によるチェーン店舗として展開されている。

経済産業省の商業統計での業態分類としての「コンビニエンスストア」の定義は、飲食料品を扱い、売り場面積30平方メートル以上250平方メートル未満、営業時間が1日で14時間以上のセルフサービス販売店を指す。

なお、コンビニエンスストアの名称は、日用に供する食品・商品=コンビニエンス商品を扱う店と言う意味であったが、日本では利便性=コンビニエンスの店とされている。

目次

[編集] 日本での状況

[編集] 立地場所・構造

立地場所としては、元々市街地にあったが(理由後述)、現在では都市周辺の住宅地や、郊外・地方の幹線道路沿いが多い。コンビニが市街地から発祥した理由としては、当時の大店法や不動産バブルによって、既存市街地に新規の商業床を確保することができなかった大手百貨店が、新業態として小さい店舗を始めたということがいわれている。

都市周辺では徒歩10~20分程度の近い距離に同一チェーンの別店舗があることも多いが、これはドミナント(地域集中出店)と呼ばれるものである。特に一店舗あたりの商品在庫数が少ない事から、商品を配送する場合に、各店舗が離れすぎていると、配送コストが掛かり過ぎるため、地域ごとにベンダーと呼ばれる配送センターを設置して、その周辺に円を描くように多くの店舗を出店することにより配送コストを削減している。

また配送センターは共同配送化が進み、本来なら問屋ごとに店舗に配送される所を、共同配送センターで各問屋からの商品をある程度ひとまとめにして店舗に配送することで、1店舗あたりの配送回数の削減を実現している。各店舗は概ね日に2~5回程度(チェーンによって異なる)の商品配達を受けている。

商品は随時配送される事により、店舗側にはあまり在庫が置かれない事も大きな特徴で、店頭陳列がそのまま商品在庫の置き場所になっているため、一般の商店と違って商品在庫をストックしておくバックヤードを狭く設計でき、限られた店舗スペースを有効に活用できる。特に商品種類が多いため、それらを余す事無く店頭展示するためにも、バックヤード側から商品補充が可能な冷蔵庫や、緻密な商品レイアウト等の、様々な工夫がなされている。

また郊外店の場合、広大な駐車スペースを持っており、店によっては大型トラックにも対応できる駐車スペースを持っている。

構造としては、道路(正面)に面した壁がガラス張りになっており、そこに雑誌の棚が配置されているのが一般的。これは防犯上とマーケティング上の理由による物で、店舗内に常時(立ち読みの)客が店外から見える状態で居る事で、強盗などを抑止しようという意図を持ち、かつ客が入っていて安全であり店内に入りやすいといった心理的作用をもたらしている。旧来より防犯ビデオ設置店は多かったが、防犯カメラ以外にも凸面鏡を配して、店内の隅々までカウンターに居る店員からの目が届くように配慮されている。

セブンイレブンなどには暴動発生時などに備えて、店舗正面のガラス窓にはシャッターが設置されており、問題発生時には閉める事が可能である。また、出入り口は外側に引く観音開きが多く、自動ドアを導入している店舗は比較的少ない。

近年、公共施設の病院大学・庁舎内などへの出店が増えている。病院内初出店は2000年8月10日- 恵寿総合病院内にローソン、庁舎内の初出店は2002年9月18日 - 大阪府警本部庁舎内にファミリーマート、2004年11月22日 - 福岡市役所内にローソン、2005年1月25日 - 東京都庁舎内にセブンイレブンが開店している。また、高校・中学校内初出店は2006年4月11日 - 宇都宮市宇都宮短期大学附属高等学校・中学校キャンパス内にファミリーマート(営業時間は7:45~8:25と12:20~13:10と食事時間のみ、近隣店のサテライト店舗扱い)が購買部として進出している。九州旅客鉄道の関連企業であるJR九州リテールがエリアフランチャイズとしているam/pmが自社の駅構内に店舗を設けている。

[編集] 防犯体制

コンビニエンスストアは古くより、商品レイアウトの問題から、万引きを誘発しやすいとの指摘がある。豊富な商品と背の高い陳列棚、少ない店員などがその理由である。実際には、店内が明るく他の客も多い事や、前出の凸面鏡や防犯カメラの設置により、書店などの非常に万引きが多い業種と比較すれば万引き被害は少ないと言えるが、立地などによっては万引き被害が原因で閉店に追い込まれるケースもあり、これといった打開策がなく慢性的な問題になっている。

さらにその一方で、深夜時間帯等の営業時間には客が少なくなるため、強盗などの被害を被るケースは多い。近年では取扱商品の高額化や銀行ATMコンビニATM)の設置店が増えた事もあり、被害を受ける危険性が高まっている。このためカメラ台数の増強、オンラインによる遠隔監視が可能な防犯カメラの導入、金融機関などに見られるカラーボールの用意・防犯会社への通報設備設置など、防犯設備は充実傾向にある。

この他一般的な防犯対策として、入店者の人相が判り難いフルフェイスヘルメット着用者の入店拒否、未成年者へのタバコの全面販売拒否、強盗に狙われやすい店頭レジの保管金額を抑えるなどの工夫が成されている。特に個人オーナーが直接店長を務める店では、店長の個人的な判断により、木刀バットなどで武装するケースまで見られ、過去にはこれらによる撃退事例も報告されている。また深夜などの治安が低下する危険な時間帯も営業しているため、地元警察と連携を取る動きも見られる。

地域社会に受け入れられるにつれ、地元警察との連携は、コンビニ側の防犯体制のみならず、警察側の犯罪捜査への協力体制も含めた双方向的なものとなってきている。警察官がコンビニエンスストアを利用する場合に於いて、従来は交代で食事などに出た警官がコンビニなどで買い物をする際に「勤務時間内にコンビニでサボっている」や「公私混同している」との風評被害を避けるため、制帽を脱いで私服の上着をつけるなどといった服装規定が定められていたが、2000年頃から急激にコンビニ強盗が増えた事もあり、2003年12月より愛知県警においては、制服のままコンビニに出入りさせる事で、地域防犯の向上に役立てようという運動を始めている。その他の地域でも同様な活動が行われており、警邏中の警官が気軽に巡回中に立ち寄ることで、強盗事件などの発生の減少が期待されている。

なおその一方で、極端に治安の悪い地域では営業を辞めてしまうケースも見られる。2003年8月にはファミリーマート横浜戸部店が、強盗被害が相次いだため、「客と店員の安全を保障できない」として閉店している。

[編集] 営業時間

「セブン-イレブン」の由来が「7時から11時(=23時)まで」であるとおり、コンビニエンスストアの草創期に於いては、「早朝から深夜まで開いている」ことが特長の一つであった。しかし生活様式の変化から、今日では都心・郊外問わず、ビル内設置などの一部店舗を除き、24時間営業が原則となっている。

しかし最近では、ローソンが原則24時間営業を見直す動きを見せるなど、将来的には地域や店舗によって営業時間に違いが生ずる可能性がある。24時間営業を見直す理由としては、一部の店舗では深夜開店のコストメリットが(防犯面も含め)低いこと、店舗経営者が高齢化し、24時間営業を維持することが体力的に厳しくなっていること、環境意識の高まりから、深夜に煌々と灯りを点していることへの是非が問われていることなどが挙げられている。

ただ、都市工学的な側面から見てコンビニエンスストアは無視出来ない要素となっており、単なる消費者の利便性だけでなく、この24時間営業を続ける種類の、また誰でも出入りできて防犯体制が充実しているという側面から、コンビニの明かるさによる周辺地域の治安維持の効果や、つねに人がいるため緊急時に助けを求めることのできる避難場所としての役割が存在する。日本フランチャイズチェーン協会の2006年に発表したアンケート(PDF形式)によれば、2005年10月からの半年未満で、全国36,622店のコンビニエンスストアで約5,300件の駆け込み事例があったという。なお日本フランチャイズチェーン協会では加盟店舗にセーフティステーション活動(通称「SS活動」)を2005年から行っている。

[編集] 販売面

コンビニの場合、店舗スペースに比較して食品日用品雑誌を主体に、品種数が多いのが特徴である。鮮魚・精肉といった生鮮食品は取り扱わないか、かなり限定的である。野菜果物サラダ漬物デザートなど惣菜としての場合を除いて単品として扱われることは少ない。

商品の価格は基本的にメーカー希望小売価格か、わずかに値引いた価格(オープン価格の場合適宜設定される)で販売される。食品については、賞味期限が迫っても値引き販売されることはなく、売れ残りは廃棄される。(店員が売れ残りの一部を食べる場合もある)

発注は電子的に行われ、おおむね翌日ないし当日の夜に納品される。毎日納品されるもの、週3回程度納品されるもの等がある。弁当・パンなどは1日に複数回納品される。以前は納入業者がそれぞれ納品をしていたが、環境問題から共同配送や温度管理の異なる商品の混載が進み、納品するトラックの便数は減る方向である。

また、情報システム面では、POSシステムを利用し、売れ行き情報などを管理・分析する事で、売れ行き商品を的確に把握し、季節・天候・地域性・客層・流行を調査、限られた店舗内で最大売上を挙げられるよう、効率化を追求している。特に500ml入りペットボトル飲料に関しては、様々なメーカーより多種多様な製品が発売されるが、それらを限られた店舗内に取り揃える事は不可能であるため、POSデータによる分析で、長くても一ヶ月以内に売れ筋か廃れる商品かを判定され、商品入れ替えが激しく行われている。これにより市場で生き残る清涼飲料水は0.1%程度といわれている。

[編集] 一部商品における定価販売見直し

2005年9月3日、国内最大手のセブン-イレブンが、コカ・コーラなど清涼飲料水7品目について、メーカー希望小売価格から15%の値下げに踏み切った。セブン-イレブンは同月よりイトーヨーカドーなどとセブン&アイ・ホールディングスを設立し、共同仕入れによる価格交渉力の強化により、納入価格引下げをメーカーに求めた。

同日より、イオングループミニストップもコカ・コーラなど5品目につき15%の対抗値下げを実施した。

これまで、24時間営業の利便性を武器に原則定価販売を堅持してきたコンビニ業界が、値下げ販売に踏み切ることになった背景としては、SHOP99に代表される低価格の24時間スーパーや、既存スーパーの深夜営業の拡大による競争激化が挙げられている。

[編集] 店舗の経営形態

セブン-イレブンに代表されるように、現在のコンビニエンスストアの多くはフランチャイズ・チェーン方式であり、ボランタリー・チェーン方式やチェーン等に属さない独立経営のコンビニエンスストアは少なくなってきている。店舗経営者(フランチャイジー)の多くは個人である。複数店舗を経営する場合には法人化することが多い。チェーンの場合でも従業員は店舗経営者によって募集され、雇用され、賃金が支払われる。フランチャイズ・チェーンであるから当然であるが、ほとんどのコンビニエンスストアがチェーン本部(フランチャイザー)とは資本的にも人的にも関係がない点は留意するべきであろう。

本部が経営する直営店は、大手チェーンの場合、戦略上出店したものを除くと、地区事務所を併設している店舗、経営者が引退や撤退した店舗が多く、後者は他の経営者に経営が委譲されるか閉店するまでの一時的措置であることが多い。

以下はフランチャイズ・チェーンを前提として述べる。

[編集] ロイヤリティー

店舗経営者から本部に支払われるものはロイヤリティーのみが原則で、本部は店舗什器(じゅうき)の提供、各種システムの構築、企画、宣伝、店舗運営指導などを受け持つ。ロイヤリティーはいくつかの名目で減額されるが、基本は粗利(あらり)に対して一定の率を掛けたものである。粗利とは売上額からその仕入原価を引いたものであり、利益とは異なる。ロイヤリティーの率はチェーンによって違いがあり、店舗物件の所有形態などによって率はさらに大きく異なる。店舗経営者が店舗や内装を所有する場合は低いが、それでも大手チェーンの場合で粗利の35%ないし45%であり、特別に低い条件でも30%程度である。近年は新規開業者の多くは自己資金が少なく、店舗を所有していないが、この場合さらにロイヤリティーの率が高くなる。このようにコンビニエンスストアの場合、粗利の大きな部分がロイヤリティーとして支払われるので、売上のみで店舗の経営状態は判断できない。フランチャイズ・ビジネスが日本にあまり定着していない時代において、共同経営にも似たこのロイヤリティー率を「共存共栄」という言葉で説明していたことがあり興味深い。

[編集] 資産・負債

本部にて各種決済が代行されるため、売上金等は基本的に全額本部に入金される。これは本部の管理であり、もし、本部が倒産すれば返還される保証は基本的にない。開店時に本部に預託する保証金は以前ほど必要なくなっている。店舗や設備が店舗経営者の所有でないケースでは、店舗側で管理している資産は商品が主になる。なお、開業時には本部から商品代金を借り受けることができるので、少ない資金で開業できる。

[編集] 営業費

人件費以外では固定的な費用が多く、店舗側のみの努力で削減できるものはあまりない。チェーンの店舗数増加により恩恵を受けるものもあるが、比率としてはあまり大きくない。人件費は各種サービスの取扱が拡大し、従業員教育にかなり時間が必要になってきており、上昇傾向にある。情報機器の利用が増えるに従い関連費用が増加している。なお、一部の費用については本部が負担する場合があるが、チェーンにより異なる。

[編集] 商品ロス

消費期限のある商品は品切れを防ぐため需要より多めに仕入れるが、売れ残りによるロス率は意外と大きく、特に弁当・惣菜等はロイヤリティーの率によっては実質赤字の店舗もある。販売管理システムの実力次第で無意味な売れ残りや品切れを減らすことができるはずであるが、この問題を含め本部の情報技術への投資が店舗経営の効率化に結びついているかという点については、いろいろ問題もあるようである。

[編集] 仕入

基本的に本部の指定業者から指定商品のみを仕入れる。チェーンによって対応は異なるが一般的には店舗独自の仕入には本部の承認が必要となっており、限定的なものになっている。仕入代金の決済は本部が代行する。

[編集] チェーン本部

コンビニエンスストア・チェーンにおいては、店舗の内装や品揃えに加え、接客態度や店内の清掃状況などといった雰囲気に含まれる事柄までを含めて、「コンビニ」という商品の範疇として扱うため、チェーン本部では、各フランチャイズ店にPOSシステムで集計された売れ筋情報を配慮した品揃えを求めたり、接客態度のマニュアル化や、店舗設備の効率化を推し量った上での内装の決定を行ったりしている。
但し接客態度については、店舗ごとに今なお顕著な差異が見られる。レジカウンターにいながら、買い物とは関係なく来店した友人との雑談、あるいは店員同士で大声による雑談に熱中。さらには、決済時に商品を粗末に扱うケースも見られ、必ずしも徹底した指導が行われていない。

またプライベートブランドの開発と商品の供給も行っており、このための市場調査も行う。このためメーカーでは自社製品を売り込み、コンビニ店頭に置いて貰う事で、その売れ行きを占う方向性も生まれ、先に挙げた500mlペットボトル飲料市場では、コンビニ各社が提供する売れ筋情報の結果で、商品開発部門が一喜一憂する事も多い模様だ。

またフランチャイズ店の経理情報もここに集約され、経営の下手なオーナーをサポートする事もある。この中には融資業務を含める所もあり、各店舗には地域担当者が巡回して経営状況をチェックしている。

[編集] 現況

コンビニエンスストアが普及し始めた頃は、周辺に長時間営業を行う小売店が少ないためにかなり利益を上げていたが、1990年代以降はコンビニエンスストア店舗が乱立激戦となり、加えてスーパーマーケットの営業時間の延長もあって競争が激化し、利益が上がらず閉店しているところも多い。特にフランチャイズのロイヤリティー料はチェーン毎に大きな差があるが、これが重圧となってアルバイト人員が雇えないため、店舗内の雰囲気が荒び、更に客足が遠退いて、余計に店舗収益が挙がらないという縮小傾向が加速するケースも散見される。このためチェーン企業を乗り換えるケースも見られ、同地域内の系列チェーン店側が集中出店方式の恩恵から外れてしまう事もある。

その一方で、取扱商品の高額化(ゲームソフトDVD等)や、各種公共料金、分割払い、通信販売代金などの収納サービスの開始・拡充もあって、店舗レジに比較的高額の現金が置かれる事が増え、近年ではコンビニ強盗事件の一件あたりの被害額が、従来の2~3万円から10万円近くにまで跳ね上がるなどの問題が発生している。このためコンビニエンスストア側では、前出の各種防犯対策による防衛力向上を行っている。

しかし、地域住民の生活スタイルが変化するにつれ、従来は敬遠していた高齢者までもが同種店舗を好んで利用するようになり、特にプライベートブランドを保有するチェーンでは、高齢者をターゲットとした商品の開発・販売に力を入れている。特にインスタント食品や弁当等の食品関係や、生活上欠かせない洗剤電球蛍光灯乾電池などといった消耗品が常備されている事により、遠くの専門店に行くのが辛い高齢者が、すぐ近くのコンビニエンスストアを利用する事も増えている。

なお1980年代のコンビニ氾濫過渡期には、若者が店舗前にたむろして社会風俗上好ましからざる騒音を立てるといった事が社会問題化され、同業種への近隣住人の不満も挙がっていたが、近年では利用者層が拡大した事と、コンビニエンスストア側が深夜騒音防止を呼びかけた事、更には市街地において深夜に若者が遊べる場所が増えるなどの生活習慣や社会状況の変化により、今日では住民間の対立を生むケースは格段に減っている。

[編集] キャッシュレス化

チェーンや店舗、地域により異なるが、支払いには現金のほか、クレジットカードプリペイドカードデビットカード電子マネーEdySuicaなど)が使用できる。

特に昨今、電子マネー導入への動きは急であり、また電子マネーの運営会社側から見ても、その普及の鍵を握るのはコンビニへの導入とその広まりであるとされている。

防犯面からも、電子マネーの導入は上述の通り取り扱い金額の高額化が進む中、店舗内の現金を減らし、犯罪に遭った際の被害額を低減する役割が期待される。

[編集] 日本以外での状況

日本以外では、古くからコンビニエンスストアに近い業態の個人店舗も存在したが、今日見られるチェーン展開する形態の原型はアメリカで発生した。しかしこれらが日本に持ち込まれた段階で、きめ細やかな商品管理や、狭い店舗で効率良く多種品目を提供するノウハウが研究され、逆にアメリカ側に日本国内で培われた管理技術が提供されるなどしている。

[編集] アメリカ

アメリカ合衆国では、ガソリンスタンドに併設されている形態の店舗が多く、日本のコンビニでは販売されていないエンジンオイルや洗車用品などのカー用品も販売されている。これは、特に長距離を移動する車が郊外で立ち往生する事は、場合によっては生死に関わる事もあるため。元々これらはドラッグストアと呼ばれる雑貨屋から発展した物で、最低限の生活必需品や少々の休息がとれる軽食・ドリンク類、医薬品といった多種多様な商品が用意されている。日本と同様の独立型の店舗も数多くある。

[編集] アジア

シンガポールのセブンイレブン
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シンガポールのセブンイレブン

アジア地区には、2000年頃から、日本のコンビニが進出を始めている。なお、観光で外貨を稼いでいる国の中には、ゴミの投げ捨てに非常に重い罰則を設けている国(例・シンガポール)もあり、日本国内でよく見られる「食品の包装を投げ捨てながら食べ歩く」というスタイルが警戒されている模様である。

中国では上海だけで10年間で1,000店舗以上が出店し、一儲けしようという経営者同士の熾烈なシェア争いが盛ん。また、台湾の市街地では1㎞地内に10店以上のコンビニがある。

[編集] ヨーロッパ

コペンハーゲンのセブンイレブン
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コペンハーゲンのセブンイレブン

ヨーロッパでは、宗教上や文化上の理由から長時間営業の小売店自体が少なく、コンビニという業態自体が成立しにくい(特にドイツでは、法規制の関係で小売店の長時間営業が不可能。但し、2006年FIFAワールドカップドイツ大会開催期間中はその開催地に限り、一部緩和された)。しかしながら都市部では駅や繁華街において、キオスクの延長的なものも散見される。また、セブンイレブンがノルウェースウェーデンデンマークに少数ながらある。また、スパーは本部をオランダアムステルダムに置き、ヨーロッパ各国に展開している。

[編集] 歴史(日本)

日本初のコンビニエンスストアがどれであるかは、資料が少ないこと並びに、コンビニエンスストアの定義も曖昧であることなどから諸説ある。
  • 1969年 - マミー(マイストア)豊中店が大阪に開店した。研究者の間では、経済産業省による「コンビニエンスストア」の定義を元に、これを日本初のコンビニエンスストアとする説が有力である。
  • 1971年 - ココストアの1号店が愛知県春日井市に開店した。ココストアはこれを日本におけるコンビニエンスストアの歴史の開始としている。同年、セイコーマート1号店が北海道札幌市北区に開店した。セイコーマートはこれを日本で最初の本格的コンビニエンスストアとしている。
  • 1974年5月15日 - 日本におけるセブン-イレブンの1号店が東京都江東区に開店した。これをもって日本型コンビニエンスストアの1号店とする解釈も広まっている。

※日本初のコンビニエンスストアが複数表記されているが、これは説が分かれているため。

[編集] 主な取り扱い商品(日本)

[編集] 主なコンビニエンスストアチェーン(日本)

大阪市のセブン-イレブン
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大阪市のセブン-イレブン
ローソン・中野南台五丁目店
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ローソン・中野南台五丁目店
ファミリーマート・大阪市・関目駅前店
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ファミリーマート・大阪市・関目駅前店
SHOP99・大阪市松屋町住吉店
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SHOP99・大阪市松屋町住吉店
ハートイン・京橋駅店(JR東西線・片町線ホーム)
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ハートイン・京橋駅店(JR東西線片町線ホーム)

[編集] 全国的に展開

47都道府県全てに展開しているのはローソン(1997年に全国店舗網を完成)とファミリーマート(2006年に全国店舗網を完成)の2社である。

[編集] 北海道中心

[編集] 東北地方中心

[編集] 関東地方中心

[編集] 中部地方中心

[編集] 四国地方中心

[編集] 九州地方中心

[編集] その他特定地域

[編集] 過去にあったコンビニエンスストア

[編集] コンビニエンスストアを扱ったメディア

[編集] TV番組

[編集] ラジオ

[編集] 書籍

[編集] 漫画

[編集]

[編集] 映画

[編集] ゲーム

[編集] 関連項目

日本の大手コンビニエンスストア
セブン-イレブン(セブン&アイ系) | ローソン | ファミリーマート | サークルKサンクス | デイリーヤマザキ
ミニストップ(イオン系) | am/pm | セイコーマート | ポプラ | スリーエフ
日本のコンビニ店舗数上位10社を掲載。左上が1位。右に行くに従い順位が下がる。
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