暴動
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暴動(ぼうどう)とは、何らかの切っ掛けにより普通の市民・民衆が、自然発生的に、一挙に暴徒の集団となり、破壊的な暴力の行使に走っていく現象をいう。
指導者が存在し、暴力が組織化されている場合には、民衆蜂起、もしくは革命と呼ぶ。
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[編集] 概要
多くは、議会や首長の投票や候補者の身の安全にかかわる問題、暗殺未遂などが派生して、なんらかの政治的要求、ないしは経済的要求を標榜するが、指導者が不在であることが多いため、官憲による銃の使用によって、急速に沈静化していくことが多い。
日本は諸外国に比べ、比較的暴動は起きにくいとされている。しかし、それは外見的な話であり地下鉄サリン事件をオウム真理教が引き起こした事に代表されるように、暴動や革命を起こせるだけの組織は潜在的に存在し、日本の場合は「消極的なテロ」という形で表面化するのが、実情である。
また、イベントなどでのトラブルなどにより、小規模ながら「暴動」が発生する場合もあるが、それが翌日にまで引き継がれる事は少ない。
[編集] スポーツにおける暴動
スポーツ競技の試合においては、審判の判定や試合内容に対する不満などが原因となって観客が暴徒と化し、暴動に至るケースがみうけられる。
このようなケースは、海外においてはサッカーの試合において多く見られ、暴徒達はフーリガンと呼ばれる。日本においては、かつてはプロ野球の試合や競馬のレースにおいて暴動が発生するケースがあったが、近年はあまり見られない。
[編集] 著名な暴動
[編集] 世界の暴動
- ロス暴動
- コザ暴動
- ラミング・フラットの暴動
- 2005年パリ郊外暴動事件
- シドニー人種暴動
- 天安門事件