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オートバイ - Wikipedia

オートバイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

オートバイ は、自動車の一種である。2つの車輪を前後に配置し、人力以外の動力で走る乗り物の日本語における慣用的な呼称である。日本では、法的には大型自動二輪車普通自動二輪車および原動機付自転車に区分される。

エンジンつき二輪車をベースとした三輪車(トライク)もオートバイに含める場合がある(トライクは、日本の道路交通法ではオート三輪(普通免許で運転可)、道路運送車両法の分類ではサイドカー(側車付き二輪車)の扱いとなる)。

自動二輪車」と言う表記について詳細は#各種の区分を参照のこと。


CB400SF(HONDA)
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CB400SF(HONDA)
BMW K1200S(1170ccの大型自動二輪車)
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BMW K1200S(1170ccの大型自動二輪車)

目次

[編集] 歴史

フランスのエンジニア・発明家のルイ-ギヨーム・ペローが考案、1868年に特許取得(当時の特許期間は15年)。1873年のウィーン万博に出品された。蒸気機関エンジン搭載のオートバイであった。内燃機関エンジン搭載のオートバイの原型はダイムラー(現ダイムラー・クライスラー)社により、1885年に作られた。1903年、現代のモペッドの原型となるオートバイをウイリアム・ハーレーとアーサー・ダビッドソンが製造した(後にハーレーダビッドソン社を創業)。第一次世界大戦中の進展を経て、1920年代になると、現在のオートバイに似た基本構造が確立するようになった。馬車よりも高機動・高性能であったオートバイは社会に浸透し、その後第二次世界大戦において、側車を付けて指揮官の移動手段としてや偵察部隊などの機動部隊の装備として採用される事になる。

日本でははじめ、オートバイの利用は少なく、1910年頃に輸入車が見られるようになった程度であった。従って国産化も遅れ、1906年の島津楢蔵によるNS号が初の国産車であった。その後、スミス・モーター、インデアンハーレー等の輸入が増え、1930年代には宮田製作所が「アサヒ号」を発売するなど、国産化も進んだ。輸入車の中でも、ハーレーは三共によって陸王として国産化された。

第二次世界大戦終戦後工業に著しい打撃をうけ、軍事産業が壊滅した日本においては、それまで軍用機軍用車を製造していた会社がこぞってオートバイを製造販売するようになった。特に有名なのは、陸軍機で知られる中島飛行機を源流に持つ富士産業(後の富士重工)のラビット、海軍機で知られる三菱を源流に持つ中日本重工(財閥解体に伴う三菱重工の分社)のシルバーピジョンというスクーターの両雄である。終戦直前には、陸王一社のみがオートバイ製造を続けていた状態から、雨後の筍のようにメーカが乱立したが、ほとんどのメーカが技術開発と市場競争で遅れをとり次々脱落していった。中でも目黒製作所のメグロ、東京発動機のトーハツは人気があり、メグロはメーカが倒れた後もカワサキに技術が移転した。

現在でも続くメーカとしては、本田技研工業(ホンダ)が戦時中汎用エンジンとして製造していたエンジンを自転車に取り付けたのが同社における最初のオートバイ事業であった事は有名な話である(モペッド#日本における歴史参照)。このオートバイの系譜は長く、現在はカブの愛称で親しまれる。

日常の足として利用されてきたオートバイはやがて舞台をサーキットに移し、レースに世界各国のオートバイメーカーが参加した。精密加工を得意とする日本の企業は高回転高出力エンジンである並列多気筒エンジンを搭載したオートバイで参戦した。ホンダに続いて、ヤマハ、スズキ、カワサキもオートバイ製造に参加し、各社切磋琢磨して年々高性能化、タイトルを日本勢で塗りつぶし、市場における優位性を確保した。こうして日本はオートバイ大国となる。

しかし、道路が舗装整備され、オート三輪を経て四輪自動車が一般的な乗り物として普及すると、国内におけるオートバイ市場は頭打ちとなった。前述のように、それまでの間にたくさんのオートバイメーカーが倒産、あるいは合併した。その後、東南アジアを中心とする発展途上国の市場が拡大し、オートバイメーカーの活路は世界を対象としたマーケットにシフトしていく。一方、日本ではオートバイは趣味の乗り物とされるようになっていく。しかし、高い機動性はビジネスバイクという形で社会に親しまれ、バイク便など高速輸送にも使われる。救急車よりもより早く緊急現場に駆けつけることが出来ることから救急バイクなども存在する。警察交通機動隊が使用する白バイも、オートバイの高い機動性を利用するものである。

[編集] 呼称

オートバイは、日本では他にバイク単車などとも呼ばれる。「単車」は、側車とも呼ばれるサイドカーと区別するために用いられた言葉だが、サイドカーが希少なものとなった後も単車という言葉は生き残っている。

オートバイという呼称は1920年代には既に用いられていた(2006年現在も出版されている月刊誌「オートバイ」は1923年創刊である)。この言葉は米語 autobike から作られた和製英語であり、英語圏では通用しない。英語圏では、motorcycle, motorbike, autobicycle と呼ばれるほか、moto や cycle という略称も使われる。英語では、一般に「バイク(bike)」というと自転車(bicycle)を意味するので、注意が必要である。

排気量が小さいオートバイのことを、警察関係や報道関係では「ミニバイク」と呼ぶことがある。

[編集] 構造

駆動輪は、自動車では前輪駆動・後輪駆動・四輪駆動と分かれるが、オートバイにおける実用車のほとんどすべては、後輪駆動である。歴史的事例では、キャブレターで有名なフランスのソレックス社のベロ・ソレックス(日本でもダイハツがライセンス生産していた)が前輪駆動だった(後述のモペット同様の自転車にエンジンを取り付けた構造で、前輪フォーク上部に50ccエンジンを搭載していた)。実験的には、前後2輪駆動の競技用オートバイが製造されたことがあるが、きわめて特異であった上に競技の公平性を失する可能性を秘めていたため、その後のレギュレーション改定で禁止されている。また、通常のオートバイとは異なるが、自然公園のレンジャーなどが足として使う特殊車輌として、二輪駆動のオートバイが存在する。

自転車はサスペンションが無いものが多いが、オートバイは車重も大きく、高速で走るため、操縦安定性確保のため、通常、サスペンションがある(低速なものでは受ける衝撃が少ないため、ない場合もある)。サスペンションは、前輪がテレスコピック、後輪がスイングアームになっている物が多い。

また、サスペンションがあることによって快適なだけではなく、高い速度を維持したままで走ることができるようになった。それはサスペンションの無いオートバイで100km/hを出すよりも、サスペンションのあるオートバイで180km/hを出す方が楽なほどである。そのため、サスペンション装備以前と以降のオートバイは別物といっても過言ではない。

一般的なオートバイの操作系は、ブレーキスロットルの加減速系統は右側に、クラッチレバーやシフトペダルの変速系統は左側に付いている。かつての英国車や、英国車を真似たものなどにブレーキ系が左側、クラッチ系が右側の車種があった。

パワートレインは多種多様であり、一概にこれがオートバイのパワートレインであると言える物はないが、代表するものとして、一つは無段変速機構そのもののVベルトによって最終段減速と駆動輪への動力伝達を行うもので、簡易CVTともいえるもの(一般にオートマチックトランスミッション(オートマチック、オートマ)・ATと称する)、もう一つは常時噛合シーケンシャルトランスミッションからチェーンプロペラシャフトベルトによる最終段減速と駆動輪への動力伝達を行うもの(一般にマニュアル・MTと称する)の二つがあげられる。スクーターの多くは前者である。

フレーム形状はダイアモンド、(シングル)クレードル、ダブルクレードル、モノコック、モノバックボーン、ツインスパー等多彩であり、その車体の性格付けをするものであるが、多くの場合において基本的な構造は、前輪を支えるフロントフォークを高い位置から結び、車体中央下の低い位置で後輪を接続しているスイングアームへと結ばれている。例外としてリアサスペンションを持たない(ホイールをリジッドマウントしている)車種ではフレームと後輪が直結している(モペッドや、スズキ・チョイノリ等、高速走行を狙わない車種やクラシックバイクなど)。

[編集] 各種の区分および条件

日本では道路交通法および道路運送車両法にて排気量に応じた区分が定められており、その区分により運転免許などの取扱が異なる。どの免許で何が運転できるかは運転免許参照のこと。オートバイに関する法制度はたびたび変わっており、以下は2006年現在のものである。

排気量 50cc以下 50cc超
125cc以下
125cc超
250cc以下
250cc超
400cc以下
400cc超
一般的な排気量区分
原動機付自転車
小型自動二輪車
普通自動二輪車
大型自動二輪車
道路交通法
(運転免許区分)
大型二輪免許
普通二輪免許
普通二輪免許(小型限定)
原動機付自転車免許
または普通免許等
道路運送車両法
[プレート色]
原動機付自転車
軽自動車
(軽二輪自動車)
[白]
小型自動車(小型二輪自動車)
[白+緑枠]
第一種[白] 第二種[黄又は桃]
高速道路の通行
不可
車検
不要(制度がない)
必要
一般道最高速度
30km/h
法定速度(60km/h)
二人乗り
不可
可(構造上座席がないものは不可)
二段階右折
必要
不可

トライク普通自動車の扱いとなっているため、普通免許等が必要となる。

ナンバープレートの色は、自家用の場合である。公用である警察・郵便、事業用であるバイク便(緑色ナンバー)などは違う色の場合がある。原付125cc以下は市区町村の裁量で、形状や色が違うところがある。

なお、大型自動二輪免許に関する法改正後は、法令上は単なる「自動二輪車」と言う表記は使われなくなった。一般的にはこの表記は、大型自動二輪車および普通自動二輪車の総称として使われる。ただし、道路標識等における「自二輪」と言う表記は、法令上も大型自動二輪車および普通自動二輪車を意味している。

[編集] 二人乗り規制

高速道路では側車付き二輪車を除き、二人乗りが禁止であったが、2005年4月1日より二人乗りが解禁された。ただし、20歳以上で免許の期間が通算3年以上などの条件がある。

また、東京都公安委員会が二人乗りが危険だと判断した首都高速の一部などの道路では、側車付きを除き二人乗り禁止となっている。(これに関しては二人乗り解禁の運動をしてきた一部のライダーは根拠の無い差別だと主張。仮に他の高速を走るよりは危険でも一般道よりは安全であるとして全面解禁を要望している。)

その他の高速道路および一般道路では、「大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止」(310の2)の道路標識により特に規制されていない場合には、二人乗りが可能である。

もっとも、いずれの道路および自動二輪車についても、免許の期間が通算1年以上などの条件を満たさないと、二人乗りはできない。なお、トライクは普通自動車であるため(要普通免許等)、また側車付き二輪車は二人乗り規制適用除外となるため、これらの二人乗り規制についてはすべて適用除外となる。

[編集] 排気量

運転免許を基準にした日本固有の分類。カッコ内は二輪の場合の原動機排気量基準

[編集] AT限定免許

AT車(クラッチ操作を必要としないオートバイであり、事実上スクーターが対象)に限定した普通自動二輪・大型自動二輪(650cc以下)のAT限定免許が2005年6月1日から新設された。(なお650ccを超えるスクーターが事実上存在しないので「AT限定大型二輪」は650cc限定とされ、ボスホス車などそれ以上の排気量を持つAT車に乗る場合は限定なしの大型二輪免許が必要となる)この結果、大型スクーターの運転免許が取得しやすくなり、普及への一助となると考えられている。(ただし、識者の間では実際に免許を取得する際の技量としては、特に車体操作に関してAT車両のほうが難易度が高いとの指摘がある。車体操作の要であるニーグリップが構造的に不可能で、足首と手のみで車体を支持し操作するためと言われている。)

AT車限定の二輪免許を所得させようとする自動車教習所及び運転免許試験場は、クラッチの付いた大型・中型・小型、大型スクーター、中型スクーター、小型スクーターを用意する必要があり、スクーター購入の追加設備投資が必要となる。

なお、AT限定大型自動二輪免許の条件欄には「0.650リットル以下のAT車に限る」と表記される。

[編集] AT限定免許の区分

排気量 ~50cc以下 50超125cc以下 125超400cc以下 400超650cc以下 650cc超~
AT限定なし免許
原付
普通自動二輪(小型限定)
普通自動二輪
大型自動二輪
AT限定免許
-
普通自動二輪
(小型AT限定)
普通自動二輪
(AT限定)
大型自動二輪
(AT限定)
-
AT技能試験 技能試験無し 100~125ccのスクーターで教習・試験が行われる 300~400ccのスクーターで教習・試験が行われる 600~650ccのスクーターで教習・試験が行われる
-
MTに乗るには 技能試験無しでMTに乗れる
AT限定解除審査に合格が必要(または教習所で下表< >の時限「技能教習の教習時間の基準」受講)
-

二輪免許の取得への指定教習所における技能教習の教習時間の基準

現在の→
所持免許
免許なし
原付
普通(大型)
四輪
AT小型
限定
小型
限定
AT普通
二輪
普通
二輪
AT大型
二輪
大型
二輪
受ける免許↓ 学科26 学科1 学科0 学科0 学科0 学科0 学科0  
AT小型限定 9 8 --- --- --- --- --- ---
小型限定 12 10 <4> --- 不明 --- 不明 ---
AT普通二輪 15 13 <5> <3> --- --- --- ---
普通二輪 19 17 <8> <5> <5>b --- 不明 ---
AT大型二輪 29 24 18 17 10 9 --- ---
大型二輪 36 31 24 20 16 12 <8>a ---
  • < >部分は限定解除審査となり、免許センター(試験場)で免許証は新規に発行されず、限定解除の裏書となる。
  • ---部分は、上位免許であり、所持免許で運転できるので、試験を受けることは出来ない。
  • 所持免許がないか、原付免許、小型特殊のみの場合は、学科が26時間必要
  • 普通(大型)四輪免許所持であれば、学科が1時間必要
  • AT小型限定、小型限定以上の二輪免許があれば学科は0時間
  • 上表の「不明」の部分は、審査であるが、時限数が不明。(段階的免許取得の順番として想定されていないためと思われる)
  • [a]大型二輪の限定解除で、AT限定大型二輪所持の場合、8時間が基準であるが、ATでない普通二輪(又はATでない小型限定普通二輪)所持の場合は5時間となる。
  • [b]普通二輪の限定解除で、AT限定普通二輪所持の場合、5時間が基準であるが、ATでない小型限定二輪免許所持の場合3時間となる。

[編集] 用途と種類

  • ビジネスバイク
新聞配達、飲食店の出前、郵便配達、営業用車両として利用されているタイプのバイクで、多くは原付もしくは小型自動二輪車である。高い耐久性と、驚異的な低燃費が特徴で、ホイールサイズが大きいため悪路での走行性にも優れている。このタイプの元祖はホンダスーパーカブで、他社の同タイプのバイクの外観もスーパーカブに酷似している。
  • 宅配バイク
ピザなどの宅配に最適化されたもので、天井が付いた三輪のスクーター形式が多い。ホンダ・ジャイロキャノピーが代表格。株式会社ヒガ・インダストリーズが1985年に日本で初めての宅配ピザであるドミノ・ピザを創業する際に、日本の交通事情に合わせてオリジナルで設計したのが元祖。後部には宅配商品を乗せるトランクが付いている。他業種では、コピー機などOA機器エスカレーターエレベーターのメンテナンス、警備業で都心を走るのが見られる。宅配バイクがこのような形式になったのは、当時の法律で天井付きの三輪バイクが容易にミニカーとして登録できたことによる。ミニカーは自動車扱いなのでヘルメットの着用は不要、原付の30km/hという速度制限にも縛られなくてすんだ為である。現在は、法改正されたので上記のようなメリットは無い。(原付の定義からはみ出すように軸距を拡大またはタイヤを替えるなど、わざわざ改造してミニカー登録する愛好家も存在する)
屋根の付いた二輪は少ないが、キャビーナに代表されるピザ宅配バイクでないものや、後付で屋根を装着したビッグスクーターがある。僧侶、集金人などに時折、利用者がみられる。
小径のタイヤで、乗車時に車体をまたぐ必要が無く、両足をそろえて乗ることができるバイク。(ただし、近年の排気量拡大により車体剛性を強化する目的でフラットステップではない車体も出て来ている)多くはクラッチ操作、変速操作共不要のオートマチック・トランスミッションを採用しており、乗車のための服装を考慮することなく女性がスカートでも乗れることと、その操作の簡単さもあり、バイクの中では今のところ最も人気が高い種類である。50cc以下のものから、650ccクラスのものまであり、このために、自動二輪の免許制度にオートマ(AT)限定が新設された。この背景には高速走行可能ではあるが車検制度の無い、比較的維持費の抑えられる250ccクラスのビッグスクーターと呼ばれるカテゴリーの人気の拡大がある。最近は環境貢献や近距離利用に着目した電動スクーターも市販されてきている。
ステップ(足を乗せる棒)の代わりに自転車のようなペダルが配置されているバイク。免許制度上無免許で運転可能なフランスやイタリアの製品が多い。前述のように日本では第二次大戦後広く用いられたが、法律によりエンジンの動作状態に関わらず原動機付自転車の扱いとなり、ヘルメットの着装・車道走行・ナンバー取得が義務づけられ、免許が必要なため、現在ではほとんど普及していない。エンジンを回さずペダルを踏んで走る事も不可能ではない、文字通りの原動機付自転車であるが、自転車ベースの一部の車種をのぞいてペダル走行では極端に低速且つ重い。日本式発音で転訛してしまったのだが、本来は「モペッド」(motor + pedal で moped)。
  • コミューター
特に定義はないが、一般的には都市において通勤や通学に使われる小回りのきくオートバイをさす。主にスクーターやビジネスバイクなどが当てはまる。
  • オンロードバイク
舗装路を快適に走行できるように工夫されたタイプのバイク。欧州で発達したヨーロピアンタイプ、アメリカで発達したアメリカンタイプ、競技用車両を模したレーサーレプリカなどがある。また、長距離移動を重視するツアラータイプ、運動性能を重視するスポーツタイプ、街中での乗りやすさを重視するストリートタイプにも分類できる。
  • ヨーロピアンタイプは前傾姿勢での乗車となり、操縦性を重視したきびきびとした走りが魅力となっている。特に、カウルがないものはネイキッド(“裸”の意)と呼ばれる。
  • アメリカンタイプはソファーに座る様な姿勢で乗車し、真っ直ぐな道を高速で長距離移動するのに向いている。低く長い車体、寝たキャスター、ステップフォワードな乗車姿勢が特徴である。
  • デュアルパーパスバイク
舗装路のみならず、未舗装路でも快適に走行できるように工夫されたバイク。悪路での走行性を高めるため、オンロードバイクに比べホイールの径が大きくサスペンションのストロークが長いのに加え、ホイールには衝撃を吸収しやすいスポークホイールが多用される。乗車姿勢は基本的に着座だが、路面状況によっては中座、あるいは直立することもある。
一部未舗装路を含む道路を、より速く走ることを目的としたジャンルである、モタードタイプの母体となった。
  • オフロードタイプ
未舗装路を走ることを前提にしたバイク。一般公道を走行しない競技用のものは保安基準に適合していなくてもよいので、ナンバーなし、方向指示器もヘッドライトもないなど必要最低限の装備となっている。バッテリーやセルモーターすらないものもある。
  • モトクロスバイク
林間や岩場などに設けられたコースを、より速く走破することを目的としている。高いジャンプから柔軟に着地できるようサスペンションのストロークが長く、最低地上高が高い。公道走行できない競技用のものが多い。
  • トライアルバイク
スピードではなく、他種のバイクではまず走破できないような荒地(岩場、沢、崖、泥濘「でいねい」地、等)および障害物等の走破性を重視している。乾燥重量は非常に軽く(成人2人分程度)瞬発力があり、小回りがきく。シート位置は低くあるいは全く無く、逆に最低地上高は高い。かつては公道走行できる国産車が販売されていたが、現在は2サイクル車への規制、市場規模の小ささ等から販売されていない。なお国産中古車、競技専用車、および公道走行も可能な外車や逆輸入車は現在も入手できる。
  • エンデューロレーサー
耐久レースに用いる。モトクロスバイクに近いが、長時間走行しても疲れないようになっている。公道走行もできるようになっているものが多い。
  • モタードタイプ
前後輪をオンロード仕様に換装し、あらゆる状況においてスピード走行できるようにしたもの。主にレース用として改造された車両が多いが、最近は公道仕様もある。モタードタイプとトライアルバイクの折衷的なデザインを持ちこれらのバイクで可能なパフォーマンス走行に主眼をおいたエクストリームと呼ばれるタイプが近年市販されている。
普通のバイクの側方に座席のある車を取り付けたもので、サイドカーと呼ばれる。通常は、生産もしくは改造された国での四輪車における助手席側に取り付けられる。運転免許の区分は本車の排気量に応じた普通自動二輪免許または大型自動二輪免許である。サイドカーに対する特別な免許は存在しない。側車を外した状態で運転できない構造の車両は普通免許となる。(例として『ウラル トリフ』や『ゼウス』およびトライク
  • レースベース車
競技走行用の車両。保安部品を備えず、証明書類は発行されないのが一般的である。レギュレーションに基づいて製造販売される物もある(ホモロゲーション)。基本的には公道走行する事は出来ない車両を指すが、海外から輸入した車両については通関証明書類を提示し保安部品を備えれば、正規に車両登録することが可能で公道走行も行える。このことから国内でも海外でも販売している競技用車両を、わざわざ海外から買い入れ、輸入(いわゆる逆輸入)して公道走行仕様にする業者も多い。
消防二輪車
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消防二輪車

[編集] 特殊な用途

  • 緊急自動車
機動性に着目して、オートバイを緊急自動車として使う場合もある。よく見かけるのは交通取締りなどの用途に使われる白バイだが、他にも初期消火などを担当する消防バイク、とりあえずの救護処置を行い救命率を高めるための救急バイクなどがある。

[編集] オートバイの危険性

オートバイはその構造及び力学的特性により、他の乗り物にはない危険性を内包している。そこから生まれる緊張感もオートバイの魅力の一つではあるが、その危険性ゆえに「オートバイは反社会的である」というイメージを持つ人すら存在する。

この項目では、その「オートバイの危険性」について簡単に説明する。

まず、オートバイは自転車と同様、タイヤが2つしかない乗り物特有の不安定さを持つ。停車時には乗員が足で支える必要があり、低速走行時にはバランスが取りにくい。ある程度以上のスピードでの走行中は安定するが、そのバランスはスリップなどによって時により容易に崩れ、オートバイは転倒する。

特にスリップは四輪車と比べると極めてシビアな条件で起こり易く(同じ二輪車でも原付と普通二輪車など、車体の大きさや重さの違いなどで変わってくる)、雨天時の濡れた路面や冬場の路面凍結時などは特に注意が必要である。このような状況で走行する場合は車間距離を晴天時より広めに取り、センターラインなどの白線の上やマンホールの蓋の上、路面に砂が飛び散っている所など、摩擦抵抗の少ない所を出来るだけ避けて走るなどの危険予測を心がけることが望ましい。また、タイヤの磨耗が進行すると更にスリップの危険性が高まるので注意が必要である。

またオートバイは、自動車をはじめとする多くの乗り物とは異なり乗員を保護する箱構造を持たず、むき出しのまま乗車する。そのため事故の際は乗員は身ひとつで放り出され、衝撃を受けることとなる。

オートバイの持つ高い機動性も、危険を拡大する方向に向いうる。前述の通り乗員はむき身のため、走行中は自車の周囲に一定の空間を保つ心理が働き易い。道路状況によってその空間が失われると、機動性を生かし進路変更や追い越しを行なうことになるが、早い機動を予測しない四輪車からは発見が遅れる場合がある。

さらにオートバイは四輪車と比べて小さいため、公道では目立ちにくい。渋滞中の道路脇を走るオートバイの進路を四輪車がふさいだり、交差点で右折四輪車が対向直進してくるオートバイの進路をふさいだりすることによる衝突事故(いわゆる右直事故)の多くは、四輪運転者がオートバイを見落したことによって発生するものである。このため1980年代から日本においてもヘッドライトの昼間点灯が推奨されるようになった。これに応えてヘッドライトスイッチ廃止のメーカー自主規制が1993年より始まり、ヘッドライトの常時点灯(昼間点灯)が普及した(1998年より法制化)。このヘッドライトの常時点灯措置が衝突事故減少に役立っている。

[編集] オートバイ事故に対する社会的責任

日本脊髄基金の統計(1990-1992)によると、日本の脊髄損傷事故の原因のうち、約14%がオートバイによる事故である(四輪事故は約20%)。メーカー側も、安全性をPRし、安全教室への参加や、頭部の損傷に対してはヘルメットの着用を奨励しているが、脊髄損傷に対しては注意さえ喚起しておらず、「脊髄パッド」ないし「脊椎パッド」(レーサーがレース中に使用している。市販もされている。#ライディングギア参照)の着用の必要性には深く言及されていないのが現実である。これはオートバイの危険なイメージを消費者に植え付けることを避けるためと考えられるが、毎年多くの若者を障害へと追い込む危険性を下げる社会的義務がメーカー側にあるとする議論が起こりつつある。こういったオートバイの危険性について、行政、オートバイのメーカーや業界団体、オートバイ雑誌やライダーの団体などが、各種の対策や啓蒙活動を行っている。

[編集] 行政による対策

オートバイによる重傷事故・死亡事故の際、頭部への負傷が占める割合が高かったことから、オートバイの乗車に際してヘルメットの着用が義務付けられるようになった。ヘルメット着用義務は1974年に道交法上の自動二輪車乗車時にもうけられ、1986年には原動機付自転車乗車時にも拡大された。

[編集] メーカーによる安全対策

晩年本田宗一郎は自社が製造したオートバイにより多くの若者が障害者になる事実に心を痛めたとされる。オートバイのメーカーも、より安全なオートバイを目指しての開発を進めている。

たとえば本田技研工業は、オートバイにエアバッグを装着し、衝突時にライダーが空中にはね飛ばされるのを減らす機構を開発し発表した(2006年から、北米生産のアメリカンツアラー「ゴールドウィング」を皮切りに装備される予定)。ドイツのオートバイメーカーであるBMWは、オートバイにシートベルトを備えることで衝突時に空中にはね飛ばされることを抑止する機構を開発し、C1というモデルに装備して発売している(このシートベルト方式は、ヘルメットを装着しない方が負傷が少ないという研究結果があるため、ヘルメットの装着を義務付ける日本国内の法制度との兼ね合いで議論を呼んだ)。

ライディングギアの改良も行われている。ヘルメットでは集中力低下をベンチレーションで防ぐ、事故の際頚椎にできるだけ力をかけずに脱がせるようにする等の改良がなされ(またエアジャッキの要領でヘルメットを頭から抜くツールも開発されている)、定番であった革ツナギの他にも新素材による強靱なパッド付きウェアが販売され、ヒットエアーのようにエアバッグを仕込んだものまで現れた。

また、メーカーは、イベント・雑誌やテレビなどを用いて、ライダーにオートバイの危険性を認識させることや、安全な乗車方法を知ってもらうといった啓蒙活動を行っている。

なお、メーカーや業界団体は、ロビイング活動を通しても実質的な二輪車の安全を図っている。たとえば一部区間を除き2005年4月より実現した「高速道路における二人乗りの解禁」がそれである。一般道路における歩行者との混在や交叉点の存在などに基づく危険性が高速走行の危険性より高いため、長距離を移動する場合には高速道路の方が安全という研究結果があり、これに基づく物である。

[編集] 雑誌やライダーによる安全対策

オートバイの直接のユーザであるライダーのグループの中にも、自主的なイベントなどを通じて、啓蒙活動を行っているところがある。こういった活動には、単に「事故を起こさない」「事故にあわない」といった受身のものだけではなく、たとえば救護技術の習得など能動的なものも含まれる。

また、ライダーをマーケットとするオートバイ雑誌なども、しばしば安全性に関する特集記事を掲載している。

[編集] ライディングギア

オートバイに乗車する際身につける装備をいう。衣類に属するものは「ライディングウェア」と呼ぶ。専用のライディングウェアが市販されている。それらはオートバイの乗車姿勢に合わせて裁断され、防護性も考えられており、ライディングに適した機能をもつ。デザインもスポーツ走行、ツーリング、オフロード走破等TPOに合ったものとなっている。

[編集] 推奨される安全装備

現在のところ、事故の際ライダーを防護するのはライディングギアのみである。安全のためにも、ライダーとしての自覚のためにも、オートバイに乗車する際は適切な装備をすることが望ましい。ヘルメットによって頭部は比較的守られるようになったが、その分、胸部・脊椎・頚部の防護が新たな課題となり、オートバイ雑誌でも脊椎パッド等のプロテクタやエアバッグ等の装備が勧められるようになってきた。これらを内蔵したウェアも市販されている。尚乗車用ヘルメットの規格、形についてはヘルメット#乗車用ヘルメット参照。

  • 法的に義務付けられている装備
    • 乗車用ヘルメット
  • 教習所等で推奨する最低限の装備
    • フルフェイス型またはジェット型の乗車用ヘルメット
    • 長袖長ズボン
    • グローブ
    • 足首までの長さのブーツまたはライディングシューズ
  • 死亡や後遺障害を防止する観点から追加が望ましい装備
    • 強度の高い新素材ないし皮革製のスーツあるいはジャケット、パンツ
      目立つ色であるか、または反射材を備えるものが望ましい
      厚手の生地と太い糸で縫い合わされているジーンズは見た目こそ丈夫に見えるが普段着として供される物は容易に破れて怪我をする。ライディングギア用として供されている物はケブラー繊維を織り込む等して強化されている。
    • 肩、ひじ、ひざ、脊椎などを保護するプロテクター等
      衝撃緩衝材を備えていると、脊髄損傷、内臓破裂、骨折脱臼等の危険性を低減する。ウェア自体に装備される場合もある。
  • その他
    • 虫やゴミの飛び込みを防ぐため、ジェット型ヘルメットにはゴーグル、バイザー、シールド等を併用するとよい。
      ツーリング等で夜間の走行が予想される場合は、スモークの薄い(あるいはスモークのない)シールドを用意する。ゴーグルや、バイザーは細かい傷が付きやすく、これによって雨天時や夜間光を乱反射し視界を妨げる危険性がある。従って傷が付かない材質のものを選ぶか傷防止のコーティングがされているものを選ぶ必要がある。また細かい傷はどうしても付きやすいので、ある程度使用したら新品に取り替えるほうが良い。

[編集] 雨具

屋根のないオートバイを走らせる場合、雨具は必需品である。走行時には、雨滴が体に痛く感じるほど衝突するため、高い防水性が要求される。通勤通学程度ではホームセンター等の雨合羽でも代用可能であるが、長距離ツーリングでは丈夫な雨合羽が望ましい。オートバイ用の高機能な雨合羽も販売されており、ウェア自体に透湿防水機能を備えた全天候型ライディングウェアもある。グローブ、ブーツにも雨天用のカバーの他、全天候型の製品がある。但し、いずれにせよ完全に体が濡れなくなるという事はなく、少なからず首筋、袖口などから水が浸入する。ずぶぬれになって注意力を失い事故を起こすことのないよう、雨具を備えたい。

[編集] 主な製造メーカー

[編集] 日本

製造されている車種は各メーカーの項目に詳しい。 日本で「国内四(大)メーカー」と言った場合、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの四社を指す。いずれも高い技術力を持ち、全世界に高性能オートバイを輸出している。(西暦2000年頃からスーパースポーツバイクは市販状態で時速300km/hに簡単に到達できることが一定の基準となったが、先陣を切ったのは日本製メーカーである。)

[編集] アメリカ

[編集] ドイツ

[編集] イギリス

[編集] フランス

[編集] イタリア

[編集] 上記以外の国

  • ハスクバーナ(スウェーデン)
  • KTM(オーストリア)
  • フサベル(スウェーデン)
  • GasGas(スペイン)
  • TOMOS(オランダ)
  • キムコ(台湾)
  • ユナリ(台湾)
  • ヒョースン(韓国)
  • デーリム(韓国)
  • ロイヤルエンフィールドモータース(インド)
  • イズマッシュ(ロシア)
  • ウラル(ロシア)
  • ミンスク(ベラルーシ)

[編集] かつて生産していたメーカー

[編集] 日本

[編集] イギリス

[編集] オートバイで行われるスポーツ

[編集] 趣味としてのオートバイ

[編集] ライダーの高年齢化

以前の日本では、オートバイは若者の乗り物(場合によっては経済力のない若者が四輪車までの繋ぎに乗る乗り物)という見方があった。ところが、このところライダーの年齢層が上昇し、中高年ライダーが増加している(2005年での平均年齢は42.7歳、自工会調)。ちょうど、1980年代のオートバイブームの時代に20歳前後だった層が現在ライダーの主力となっていることになる。中年を迎え、ある程度経済的な余裕がでてきたこの年代層が、一旦降りていたオートバイに乗り直したり(リターンライダー)、昔の夢を実現しようと新たに乗り始めたり(遅咲きライダー)したためと思われる。大型二輪免許が取得しやすくなったことも中高年ライダーの増加に拍車をかけた。また任意保険の保険料で運転者年齢が30歳以上の場合大幅に安くなる事も要因の一つとして上げられる。オートバイ評論家の小林ゆきは、ライダーの高年齢化に伴いメーカのラインナップにも変化がみられていくだろうとしている。城繁幸のように、シニアをターゲットとした贅沢品の代表として大型オートバイを挙げる論者もいる。

[編集] 二輪車の利点と欠点

[編集] 利点

四輪車等に対する、二輪車の利点としては、以下が挙げられる。

  • 車体が小さいため、広い駐車スペースを必要としない。(勿論駐車禁止区間に駐車すれば違反となる。)
  • ハイブリッドカーと大型自動二輪などの極端な比較をしなければ概ね燃費が良い。
  • 保険料や税金、検査料金、駐車場代など、維持費が比較的安い。
  • 狭い道路でも通行が可能。
  • 渋滞中でもすり抜けができる。(ただし、好ましい運転方法ではない。)
  • Uターンが容易。
  • トラックワゴン車などに積載可能であり、長距離フェリーなどを安価に利用することが可能なため、飛躍的に行動範囲を広げることが比較的容易。

以上の理由から、都市部、地方を問わず、幅広く機動性を発揮することができる。

[編集] 欠点

  • 四輪車と違い、体が車体で覆われておらず露出しているため、事故の時に衝撃を直接受ける。
  • 乗り手の技量、体格、体力が車体のパフォーマンスや運用に大きく影響する。腕力は思ったほど必要ではなく、技量によってカバーできる。
  • 二輪という特性上、運転操作を誤ると、スリップして転倒する恐れがある。
  • 猛暑、厳寒、雨天等の悪天候時は、快適性が著しく損なわれる。
  • 公道においては、二輪通行禁止などの道路が多く存在する。
  • トラックワゴン車などに容易に積載可能である点は利点でもあるが、反面盗難に遭いやすいという欠点もある。近年ではオートバイ専門の国際窃盗団が計画的に国内のバイクを窃盗、海外に輸出するという問題が発生している。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

業界団体

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