ミニストップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

ミニストップ株式会社
Ministop Co., Ltd.

種類	株式会社
市場情報	東証1部 9946
本社所在地	261-8540 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目5番地1
電話番号	043-212-6471
設立	1980年5月21日
業種	小売業
事業内容	コンビニエンスストア
代表者	横尾博
資本金	74億9,153万3,000円 （2006年2月）
売上高	連結：1127億円 単独：300億円 （2006年2月期）
主要株主	イオン株式会社 51.9%
外部リンク	http://www.ministop.co.jp/

ミニストップ(MINI STOP)は東京都千代田区に本店を、千葉県千葉市美浜区に本社を置く日本のコンビニエンスストア。イオングループに属している。日本のコンビニエンスストアとしては比較的後発で1980年（昭和55年）に設立された。店舗数は業界7位（2006年6月末現在）。

目次 1 概要 2 沿革 3 ファーストフード 4 環境問題への取り組み 5 店舗 5.1 店舗のある都道府県 5.2 四国地方への出店 5.3 特徴ある店舗 5.3.1 高速道路 6 店舗従業員の制服 7 外部リンク

[編集] 概要

キャッチコピーは「明るい。元気。ふれあい。ミニストップ」

• 過去のキャッチコピー
  • 「ちょっと違うね！ミニストップ」（一世代前）
  • 「ちょっとストップ！ミニストップ」
  • 「明るい。元気。ふれあい。ミニストップ」（現在）
  • 「しゃべれるたべれるコンビニエンス」（二世代前）

ファーストフードの加工販売を行い、またその飲食のためのイートインコーナー（飲食コーナー）が設けられているのが特徴である。また、イオングループの一員として、トップバリュ製品を取り扱っている。

クレジットカード（イオンクレジットサービス、VISA、MasterCard及びJCB）による支払いが可能である（特に、イオンカードとサティ・ビブレカードの場合は、毎週土曜日は5％引になる）。全店舗に郵便ポストが設置されている。

[編集] 沿革

• 1980年（昭和55年）5月 - ジャスコ株式会社（現:イオン株式会社）の出資により会社を設立。
• 1980年（昭和55年）7月 - 神奈川県横浜市港北区に第1号店を出店。
• 1990年（平成2年）11月 - 韓国に進出。
• 1993年（平成5年）7月 - 東京証券取引所第一部に上場。
• 1996年（平成8年）8月 - 東京証券取引所第二部に上場。
• 1998年（平成10年）3月 - 1,000店舗達成。
• 2000年（平成12年）12月 - フィリピンに進出。
• 2004年（平成16年） - エリアフランチャイズだった香川県を直轄化。詳しくは#四国地区への出店を参照のこと。
• 2006年（平成18年）6月6日 - 「ミックス　エコバリュー」商品の取扱いを開始。
• 2006年（平成18年）7月1日 - エムエス九州株式会社の店舗が九州北部で100店舗達成。

[編集] ファーストフード

店内にはファーストフード等の飲食ができるように数席程度の簡易な椅子とテーブルが備え付けられた飲食コーナーと客用トイレを常設し、ソフトクリームやパフェ及びホットドッグ・パニーニ・フライドポテトなどのファーストフードを店内で加工調理し販売しているのが特徴である。

他のコンビニエンスストアが専ら日用品雑貨・食料品を販売しているのに対し、飲食コーナーを持つことから都市計画法上における沿道サービス施設（ドライブイン、150m²以上）に近い性格を持つ。イートインコーナーのテーブルには、長期間の使用に耐えられるように人工大理石を使用している。

また、ミニストップではコンビニエンスストア＋ファーストフード店という形態の店舗をコンボストアと称し差別化を図っているが、一般には浸透していない。

飲食コーナーを持たないミニストップは「ミニショップ」という名称で展開している。よくミニストップの海賊版と思われるが、正真正銘ミニストップのレパートリーである。

[編集] 環境問題への取り組み

「ミニストップ環境社会報告書」を毎年発行し、環境社会問題への取り組みを広報している。

ミニストップでは、店舗のドアにはリニアモーター機構を組み込んでいて、一般の電動自動ドアに比して省エネにつながっている。1998年（平成10年）以降、配送車に二酸化炭素排出量が少ない圧縮天然ガス（CNG）車の導入を開始している。

また、割り箸は、間伐材を原料とするので適切な方法で生産される分には、国内の林野の保護に貢献するため、国産の間伐材を使用している。もっとも、国産材木の割り箸は、輸入割り箸の約4倍程度の費用がかかるため、箸袋に広告を掲載し、その収入により価格差を填補している。

[編集] 店舗

[編集] 店舗のある都道府県

2006年8月末現在、以下の26都府県に店舗がある。北海道、甲信越地域、福井県をのぞく北陸地域、中国地域には全く店舗がない。

• 東北：青森県、岩手県（県北部のみ）、宮城県、福島県
• 関東：茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
• 中部：福井県（嶺南地方のみ）、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
• 近畿：滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県
• 四国：徳島県、香川県
• 九州：福岡県、佐賀県、大分県（日田市のみ）

[編集] 四国地方への出店

四国地方は当初、JR四国との合弁会社「ジェイアール四国エムエスネットワーク株式会社」（1995年設立。出資比率はJR四国80%、ミニストップ20%）による出店だったが、他チェーンとの競争に敗れた（とりわけ2001年のファミリーマート進出で大打撃を受けた）こととJR四国の経営難により、2004年3月31日にJR四国保有の全株式を2億3700万円でミニストップ本社に売却（同時に社長も含めたJR四国からの役職員も引き揚げ）、社名を「四国エムエスネットワーク株式会社」に変更、さらに同年8月1日に同社はミニストップ本社に合併された。現在は合弁会社が経営していた香川県内の不採算店舗を閉鎖する一方で、四国他県への出店を進めており、2005年6月25日には徳島県へ出店した。

[編集] 特徴ある店舗

• イオンタワー店（千葉県） - イオングループの本社ビルに実験店も兼ねて店舗がある。
• 秀和綜合病院店（埼玉県） - 秀和綜合病院の敷地内。
• NTT関東病院店（東京都） - NTT東日本関東病院（旧関東逓信病院）内の2階。
• 名古屋第二赤十字病院店（愛知県） - 名古屋第二赤十字病院（通称：八事日赤病院）内の1階。
• 大阪府立精神医療センター店（大阪府） - 大阪府立精神医療センター（旧大阪府立中宮病院）内の1階。
• ミニショップ - ミニストップが飲食コーナーを持つのに対して、飲食コーナーを持たない軽量店舗はミニショップ(MINI SHOP)として営業していた。ミニストップと同じ店舗デザインで店名も似ていることからミニストップの偽物だと思われることもあった。
• 東京23区・千葉県エリア135店舗 - 東京・千葉エリアの店舗で、電子マネーSuicaおよびEdyによる支払いの取り扱いを導入、拡大中である。共にチャージも行う事ができる。（Suicaの導入に関しては、親会社イオンとJR東日本との間で締結された包括的業務提携の一環であり、イオングループで最初のSuica導入事例である。）

[編集] 高速道路

高速道路・一般有料道路上の店舗では、酒類は販売されていない（飲酒運転防止の為）。

• ハイウェイスタイル草津上り店（滋賀県） - 名神高速道路草津パーキングエリア上り線内。2006年11月18日開店。
• ハイウェイスタイル草津下り店（滋賀県） - 名神高速道路草津パーキングエリア下り線内。2006年11月18日開店。
• 鏡石パーキングエリア店（福島県）　- 東北自動車道　鏡石パーキングエリア下り線内。2002年11月30日開店。

[編集] 店舗従業員の制服

2000年（平成12年）に、店員の制服を一新した。特徴は次の通りである。

• 水色を基調とし、前立て、折襟及び袖を青色とした上衣。
• 帽子はクリーンキャップ。紙製でつば無しのもの。
• 環境保護のため、再生ポリエステル50パーセント含有の素材を使用している。

2006年（平成18年）10月に、店員の制服を一新する。特徴は次の通りである。

• ユニフォーム及びキャップの素材はポリエステル100パーセント。再生ポリエステル55パーセント含有。
• 襟をスタンドカラーとした。
• 帽子をベースボールキャップ（野球帽）型とした。

6代目となる新ユニフォームは8月開店の新店舗では既に採用済。 既存店でも直営の研修店舗では既に採用されている。

[編集] 外部リンク

• ミニストップ公式サイト

⇒イーミニストップドットコム

日本の大手コンビニエンスストア
セブン-イレブン(セブン&アイ系) | ローソン | ファミリーマート | サークルKサンクス | デイリーヤマザキ ミニストップ(イオン系) | am/pm | セイコーマート | ポプラ | スリーエフ
日本のコンビニ店舗数上位10社を掲載。左上が1位。右に行くに従い順位が下がる。