超重神グラヴィオン
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『超重神グラヴィオン』(ちょうじゅうしんグラヴィオン)は、日本のテレビアニメである。
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[編集] 概要
『超重神グラヴィオン』は、2002年10月7日から2002年12月16日まで、フジテレビの毎週月曜の深夜2時10分から放送された。全13話。現在感覚で製作された合体ロボットアニメである。2004年1月からは続編の『超重神グラヴィオンZwei』(ちょうじゅうしんグラヴィオンツヴァイ)が、UHFアニメとして放映された。全12話。
作品の内容や主役ロボ・グラヴィオンのデザインなどから、「21世紀の勇者シリーズ作品」といった評価を受けることが多い。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
西暦2041年。突如現れた、正体不明の敵「ゼラバイア」が地球に迫っていた。ゼラバイアの地球侵攻を予見し、密かに対準備を進めていた謎の大富豪、クライン・サンドマンは武装戦隊「アース・ガルツ」を率いて、ゼラバイアに立ち向かう。アースガルツが所有する人型メカ「グランカイザー」に4台の戦闘機「グランディーヴァ」が合体することで巨大ロボット「ゴッドグラヴィオン」が誕生する。ゴッドグラヴィオンは、その強大な力でゼラバイアを撃退する。だが…。
[編集] 登場人物
[編集] グランナイツ関連
- 17才。グランカイザーのパイロット。
- 幼い頃、サンドマンに孤児院から引き取られ「その時はまだ泣き虫で一緒にいたフェイに助けてもらっていた」、グランカイザーのパイロットとなるべく、訓練に明け暮れていた。以来、城から出たことがなく、そのため、かなりの世間知らず。エイジとはよく行動を共にし、城から一緒に抜け出したこともあった。
- 普段はとても穏やかだが、戦闘の際には冷徹なまでの戦闘マシンに徹し、そのせいでエイジから怒りを買うこともあったが、ツヴァイの終わりまでにはかなり人間的に成長したが、中盤戦にリィルに親切心からある事実を話してしまい、その結果リィルは一時昏睡状態にしてしまい、その後の戦闘でエイナが自分を助ける為に自爆し意気消沈して一時逃亡、そんな中でフェイが斗牙をグラントルーパー隊にスカウト、斗牙は逃避の為その誘いにのろうとするがエイジの説得で立ち直り戦線復帰する。グランカイザーの操縦技術はもとより、生身での戦闘能力もかなり高い。
- 紅 エイジ(しぐれ えいじ) CV:鈴村健一
- 17才。Gアタッカー及びGeoミラージュのパイロット。
- 行方不明となった姉のアヤカを捜すためにサンジェルマン城に侵入した時にゼラバイアが襲来、成り行きでグランナイツの一員となる。シスコン気味ながら、直情タイプの熱血漢で行動力とバイタリティに溢れており、グランカイザーに乗り込み、ゼラバイアを撃退したこともある。
- ことあるごとにトラブルに見舞われたり、たびたび女装しているために女装が趣味ではないかという疑惑を持たれたり、作品中における扱いはいまひとつ良くないが、斗牙の成長のきっかけになるなど、グランナイツでの彼の位置付けは重要なものであることは間違いない。全体的なストーリーもエイジが中心となる事が多い。斗牙との関係もあってかソルΣグラヴィオンでグラヴィオンとタッグを組んだことも。
- 城 琉菜(ぐすく るな) CV:池澤春菜
- 16才。Gドリラー及びGeoジャベリンのパイロット。
- 沖縄出身、G因子の保持者であったため、サンドマンにサンジェルマン城に呼ばれ、グランナイツの一員となる。明朗快活ではあるが、ちょっと乱暴なところが玉にキズ。斗牙に想いを寄せるものの、積極的になれずにいる。リィルの良き親友で、彼女の心に大きく影響を与えた。また、エイジとはケンカ友達で、一緒にいる事が多い。そのため、クッキーからはエイジに気があると誤解されているようだ。
- なお、母親は病死しており、父親はサンドマンの下で働いていたが、ゼラバイア探索に向かい、命を落とした。
- ミヅキ・立花(みづき・たちばな) CV:浅川悠
- 22才。Gストライカー及びGeoスティンガーのパイロット。
- グランナイツのメンバーの中では最年長者であり、Gストライカーの操縦のみならず、生身での白兵戦もこなす戦闘のプロ。エイジの姉、アヤカとは親友同士。一見、男を誘惑するのが好きなお色気姉ちゃんに見えるが、実際はかなりの切れ者。自分になびく男は嫌いらしい。
- 実は地球統合政府軍EFA(イーファ)と繋がりがあり階級は中尉、その目的はイーファの為、グランナイツの内部偵察とグラヴィオンの設計データーの漏洩「その結果グラントルーパーが完成した」である。
- 酒癖はかなり悪い。
- 紅アヤカ(しぐれ・あやか) CV:根谷美智子
- 地球統合政府軍EFAの将校として、ミズキと一緒にサンドマンの内偵を進めていたが後にサンドマンと恋人同士になる。最終的にはサンドマンと結婚するに至った。
- ミズキとは親友。エイジの姉である。
- エィナ CV:中原麻衣
- 16才。Gドリラーのパイロット。眼鏡っ子のメイド。
- ドジで失敗も多いが何事にも一生懸命に取り組むタイプ。斗牙が幼い頃から見守り、彼から並々ならぬ信頼を寄せられている。実は人造人間プロトディーヴァで斗牙を助けるために特攻して消滅するが…。
- ピンクエィナ CV:中原麻衣
- 16歳。Geoジャベリンのパイロット。以前のエイナの本来の身体としてソルグラヴィオンとともに眠っていた少女。エイナと比べて性格が活発で明るくなっている。戦闘時には、大胆で派手なハイレグレオタードタイプのコスチュームを装着する。以前のエィナの記憶データは、消滅する瞬間に全て彼女に転送されていたらしい。
- リィル・ゼラバイア CV:桑島法子
- 14才。Gシャドゥ及びGeoキャリバーのパイロット。
- 第一期当初はアニメ雑誌などで「謎の少女」と紹介され、戦闘には参加するものの、正体は全くの不明であった。サンドマンによって、サンジェルマン城の南の塔に密かに保護されていたが、斗牙やエイジに見つかったのを機に、グランナイツのメンバーやメイド達にその存在が明らかとなる。
- 初めはサンドマン以外には心を閉ざしていたが、琉菜の優しさに触れ、少しづつ周囲に心を開いていき、ツヴァイの頃には随分、表情も豊かになった。穏和で物静かではあるが、芯は強い。ロロットいう名前のフェレットを連れている。
- 実はサンドマンとヒューギ・ゼラバイアの妹ルフィーラの娘である。
- クライン・サンドマン CV:速水奨
- メイドの居るお城に住んでいるお金持ち。
- 本名 ジーク・エリクマイヤー。武装戦隊アースガルツの司令官、紳士的で才能豊か、その名台詞の数々と圧倒的な存在感から、グラヴィオンの登場人物の中でも絶大な人気を誇り、実質的な主役といっても過言ではない。明らかにオーバーテクノロジーの塊であるグラヴィオンを建造したり、ゼラバイアの襲来をあらかじめ予期していたりと、当初から謎が多かった。ツヴァイでは、それらの謎の真相とともに秘められた壮絶な過去が明らかになる。なお、劇中においてサンドマンは、18世紀のヨーロッパに実在した謎の男サンジェルマン伯爵と同一人物であることがほのめかされている。
- G因子を永久新陳代謝機能にしていたため、本来の金髪から紫色の髪になり、仮面によって記憶を継承するレイヴンのサポートを必要としていた、逆にいえばG因子を使う場合不死身では無くなるという事になる。
- グランナイツを差し置いて最も目立っているためか、実は真の主人公なのではないかと言われている。
- 特典映像でアヤカとめでたく結婚する。
- レイヴン CV:緑川光
- 仮面の男。サンドマンの右腕として彼の補佐やグランナイツの訓練を監督し、サンドマンからの信頼は非常に厚い。常に沈着冷静だが、皆が遊びに行っている時に自分だけ留守番を食らうと壊れ気味になる。サンドマン同様、謎が多い人物。その意外な正体はエイジの姉アヤカであり、エイジを真の戦士として成長させる事も含め、レイヴンとして厳しく指導する。また、レイヴンは様々な人間が扮した姿であり、ランビアスにもレイヴンという名のを持ったサンドマンの補佐役がいた。その身に付けている仮面には歴代のレイヴンの記憶が入っている。なお、アヤカの以前は、琉菜の父親がレイヴンを勤めていた。
- テセラ CV:内川藍維
- オペレーターメイド。
- オペレーターメイド3人娘の1人。しっかり者で苦労性。真面目すぎる性格の為、些細な事で必要以上に思い悩んでしまう事も多い。
- チュイル CV:高橋美佳子
- オペレーターメイド。
- オペレーターメイド3人娘の1人。明るく華やかではあり武術も嗜んでいるが、場違いな発言をしてテセラに怒られることもしばしば。なお、口癖の「ぱよ」はチュイル役の高橋美佳子さんと大張正己監督のアイデアによるもの。
- マリニア CV:水樹奈々
- オペレーターメイド。
- オペレーターメイド3人娘の1人。良識的で細やかな気配りができるが、濃い目のキャラの多いグラヴィオンにおいては地味で今ひとつ影が薄い。が人一倍色恋沙汰には関心がありそういった関係ではチュイルやブリギッタといっしょにデバガメをする事もあり、自身もアレックスのことをかっこいいとも言っていた。
- ブリギッタ CV:釘宮理恵
- ちびメイド。元気でやんちゃな性格。エイジに懐いている。
- アーニャ CV:間宮くるみ
- ちびメイド。礼儀正しく明るい性格。エイジに懐いている。
- セシル CV:大前茜
- ちびメイド。非常に無口で照れ屋な性格。エイジに懐いている。
- クッキー CV:くまいもとこ
- 護衛メイドの隊長。女性であるにも拘らず戦闘力は高く、大人二人、子供三人を背負って爆走できるほどの力持ち。サンドマンからの信頼も厚い。リィル外出時は運転手も勤める。また、グラヴィオンの戦闘時には、Gフォートレスのメインパイロットを務め、グランナイツの援護をすることも多い。
- トリア CV:桃井はるこ
- メカニックメイド。メカをこよなく愛する根っからの整備員。よく機体を大破させるグランナイツのメンバーに頭を痛めている。また、グラヴィオンの戦闘時には、Gフォートレスのサブパイロットを務め、グランナイツを援護する事も多い。夢中になると周りが見えなくなる性格。
- ディカ CV:中島沙樹
- サンジェルマン城の看護メイド。その言動はかなり危ない。
- ローザ CV:根谷美智子
- 秘書メイド。出番数は全メイド中最少。
[編集] EFA関連
- フェイ・シンルー CV:千葉紗子
- 地球統合政府EFA所属。ゼラバイアに対して組織されたG(グラン)トルーパー、量産型グラヴィオン搭乗チーム(Gソルジャー隊)のリーダーでエースパイロットその戦闘技術は斗牙に引けを取らない、優れた運動性と頭の回転の速さを持ち合わせているが意外と熱くなり易い。実は斗牙とは幼少の頃から孤児院で一緒に生活をしていた過去があり彼の姉貴分だったが、重因子で斗牙がサンドマンに選ばれた事にジェラシーを持っていた。 階級は大尉。失意に沈んでいた斗牙を自分達のチーム、グラントルーパー隊にスカウトしようとするが(この時斗牙を追い込む為、瑠菜がEFAに保護されている事をわざと話さなかった)エイジが出てきて失敗、その後の戦闘で斗牙やサンドマンを超える為に闘うが結局ソルグラヴィオンに助けられる格好となる、そしてフェイはわだかまりを捨て、斗牙達を助ける為敵を引き付ける役回りを買う。善戦しサンドマンの増援で久方ぶりの再開を果たす。
- アレックス・スミス CV:諏訪部順一
- 地球統合政府軍EFAの空軍将校、グラヴィオンの大ファンでノリは熱血系、ロボットアニメも大好き。黙っていれば二枚目の男だが根は三枚目で、かなりの女好きであり女装したエイジを男と気づかずに口説こうとして張り倒されたこともある。一部隊の指揮官を務めた事もあり腕は確か、無論EFA軍人としての矜持を持って闘っているが、それだけではなく自らの信念の為に戦う。好物は牛丼と納豆と、かなりの日本通でもある。
- ツヴァイではGソルジャー隊に転属、量産型グラヴィオン「グラントルーパー」のパイロットとなり、単なるヤラレ役だった前作に比べて活躍の場が飛躍的に広がった感がある。階級は中尉。
- ジョゼ CV:川田紳司
- 陽気でサッカーが得意なEFA将校。若干オカマっぽい。階級は不明
- イワン CV:石川英郎
- 眼鏡をかけた冷静沈着なEFA将校計算で物事をあらわすのが癖である。階級は不明。
- ハンス CV:くまいもとこ
- ちょっと子供っぽい所があるがEFA将校で射撃の名手。ドリルにたいして拘りがある。階級は不明。
- 地球大統領 CV:立木文彦
- 大統領。美人の妻と娘がいる。気さくな人だがサイドマンの行動を後半まで警戒していて、EFAのアヤカとミズキを偵察に向かわせ、グラヴィオンのデータを盗んでグラントルーパーを作らせたこともあったが、サンドマンと和解し協力する事となる。
- 井上 CV:浅野真澄
- 大統領の秘書。
- バーネット博士 CV:松本梨香
- グラントルーパーを開発する。美人だが気の強く取っ付き難い所がある女性だが、うっかり瑠菜を試験体にした事をポロリといってしまい彼女を怒らせた事もある。
[編集] 民間人関連
- ユミ CV:折笠奈緒美
- エイジの幼馴染でありクラスメイト。エイジに気がある素振りを見せる。
- カオリ CV:浅野真澄
- エイジの女友達でクラスメイト。斗牙を気に入っている。
- 高須 CV:山岸功
- エイジの友達でクラスメイト。病的なまでのメカオタク。トリアと気があっており、本人も図らずも、女友達をゲットしてしまっている。
- 大鳥 CV:田坂秀樹
- エイジの友達でクラスメイト。可愛い女の子が大好き。可愛い女の子に囲まれているエイジの事を羨ましく思っている。
[編集] ゼラバイア関連
- ヒューギ・ゼラバイア CV:堀内賢雄
- サンドマンの義理の兄、元々故郷ランビアスを救うためにゼラバイアを開発したがサンドマンとの事故でセリアスとランビアスを滅ぼしてしまった。そしてゼラバイア細胞のせいで精神に異常を来たしてしまい、地球を滅ぼそうとする。
- ルフィーラ・ゼラバイア CV:桑島法子
- サンドマンの妻でリィルの母親、そしてヒューギの妹。オリジナルの彼女は元々体が弱く、リィルを生んですぐに他界。今存在するルフィーラはゼラバイア細胞から作った人形に過ぎない。
[編集] 登場メカ
- グランカイザー
- 全グラヴィオンの中核となる人型ロボット。かつてサンドマンが生み出したグランシグマを元に造られているが、戦闘用であるため、「創星機」としての機能はない。サンドマンの承認により「エルゴフォーム」と呼ばれる重力フィールド展開形態へと移行可能で、これにはグランカイザーの持つ武装の攻撃性能をアップさせる働きもある。そのため、グラヴィオンのパワーは、このグランカイザーのみによってもたらされていると言っても過言ではない。格納庫の地下にはグランカイザー用と共に試作らしきグランディーヴァがあったがエルゴフォーム時の負荷に耐えられないために保管されていた模様。尚、製造には250年の時間を要した。
- ゴッドグラヴィオン
- 地球防衛のためサンドマンが開発したスーパーロボット。グランカイザーが、Gアタッカー、Gストライカー、Gドリラー、Gシャドウの4機と「超重合神」することによって誕生する。グランカイザー以外のマシンには、エルゴフォームに耐えられる限界があるので、「重力子臨界数」という数値がゼロになると強制的に分離させられる。登場した全メカの中でも最も多彩な武器を操る。なお、エルゴブレイクの掛け声で分離する。また、グランディーヴァは「グランファントムシステム」により、本編10話時点で一人当たりマイナス10%ダウンで無人操縦可能。
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- グランカイザー搭載武器
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- 「グラヴィトンアーク」
- 重力光線でグランカイザー額のスフィアより発射する。
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- Gドリラー搭載武器
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- 「グラヴィトンプレッシャーパンチ」、「グラヴィトントルネードパンチ」
- 足をアンカーで固定し、ブースターを吹かしながら照準、発射する。両腕を同時に撃つときは頭に“ダブル”がつき、時にはグラヴィトンが略される。発射後はパンチに乗っているパイロットに操作が任される。プレッシャーはそのままロケットパンチでトルネードは手にドリルを展開して打つ。なお、ドリラーパイロットの操作と重力子によるものらしき牽引ビームで引き戻される。
- 「パイルトルネードパンチ」
- トルネードパンチとして打ち出したレフトドリラーの後ろに手を開いた形で打ち出したライトドリラーをぶつけ、二機分のブースターで威力を増したもの。接続部に噴射口がないため可能な荒業でライト、レフト両パイロットの連携が不可欠。単体時にグランカイザーに下駄のようにけりだしてもらい使用したこともある。
- 「グラヴィトンバスター」
- Gドリラー両脇に搭載された砲を両手を組んで発射する。
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- Gアタッカー搭載武器
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- 「グラヴィトンミサイル」
- Gアタッカーのメインウェポン。全力発射時の掛け声は「グラヴィトンミサイル・フルバースト」
- 「グラヴィティバルカン」
- Gストライカーと共通装備。近接時の牽制など。使用回数は少ない。
- 「グラヴィトンクラッシュ」
- 要するに飛び膝蹴り。ソード、クレッセントを破壊されたグラヴィオンの仲直りしたエイジと斗牙の友情の必殺技。
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- Gストライカー搭載武器
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- 「グラヴィトンレーザー」
- Gストライカーのメインウェポン。使用回数は少なく、「グラヴィトンミサイル・フルバースト」とともに撃つ場合がほとんど。
- 「グラヴィティバルカン」
- Gアタッカーと共通装備。合神時に使用したことはない。
- 「グラヴィトンヴァイパー」
- 射出された柄から重力子の帯が伸びる。相手を拘束する等。
- 「グラヴィティライフル」
- ストライカーから射出されるライフル。形状はライフルというより銃身の長い拳銃。ヴァイパーよりは使用回数は多いが、やはり少ない。Gアタッカーに比べ搭載武器が多いのはミサイルという実弾兵器ではなく、光学兵器を搭載しているためペイロードに余裕があったためと思われる。
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- Gシャドウ搭載武器
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- 「グラヴィトンソード」
- 胸のエンブレムが展開して片刃の剣となる。「ブレイズアップ」の掛け声で刀身に重力子を纏わせたグラヴィオン単体では最高クラスの威力を誇る「ブレイク・ザン」を繰り出す。実は「超重剣」のレプリカ。
- 「グラヴィティクレッセント」
- Gシャドウの翼からなる大型ブーメラン。威力は「ブレイク・ザン」と同等。照準はリィルが行う。なお、この機能はGシャドウ単体でも翼を刃とする体当たりで活用されている。ちなみに破壊されても予備の翼が装備されているので飛行に問題はない。
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- 「グラヴィトンブレイカー」
- ゼラバイアが対グラヴィオンに進化してきたことを受けてトリアが武装班の協力で完成させた武器。レスポンスには難があるものの、攻撃力は折り紙付とのことだったが、一撃目で刃こぼれし、二撃目で防がれ、砕かれた。
- グランフォートレス
- グランカイザー及びグランディーヴァの大型トランスポーター。グラヴィオンを上に載せて飛行することも可能。そのままゼラバイアに突撃することもある。武装はバルカン程度しか装備しておらず、まともに戦闘を行ったことは1度もないが、突撃時に翼に引っ掛けたりしたことはある。被撃墜経験有り。
- ソルグラヴィオン
- ゴッドグラヴィオンが倒れた時のために開発された、強攻型グラヴィオン。「グラヴィオン」最終話にて初登場し「ツヴァイ」全編を通して使用された必殺武器「超重剣」は、このソルグラヴィオンに搭載されていた装備である。グランカイザーがGEO(ジオ)ジャベリン、GEOスティンガー、GEOキャリバー、GEOミラージュの4機と「炎皇合神」することによって誕生する。この姿となることで、グランカイザーは「創星機」と同等の能力を発揮できるようになり、その力は星を壊すことも生み出すことも可能とする。本機の「エルゴフォーム」は人の想いを力に変える機能を持っており、GEOミラージュを中心に展開される。また、ソルグランディーヴァへの乗り換えの際、エイジは脚部に当たるGアタッカーから、胸部に当たるGEOミラージュへと乗り換えた(つまり、エイジとリィルの搭乗位置が入れ替わったことになる)。製造に要した時間は200年。
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- Geoジャベリン搭載武器
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- 「ソルグラヴィトンクラッシャーパンチ」命中後ミサイルを撃ち込むロケットパンチ。打ち出すのは右腕。
- 「ソルグラヴィトンブリンガー」
- 左腕に装備したドリルに炎状のエネルギーを纏って攻撃する。
- 「ソルグラヴィトンスパイラルパンチ」
- 両手を組んで腕を合体させ、打ち出し、回転しながら突撃する。
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- Geoミラージュ搭載武器
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- 「ソルグラヴィトンキャノン」
- ソルグラヴィオンの両肩に搭載された砲。
- 「ソルグラヴィトンノヴァ」
- ソルグラヴィトンキャノンと胸の超重剣となるスフィアから放ったエネルギーを正面に形成したレンズ上の重力場で収束発射する。
- 「超重剣」
- しろがねの牙と呼ばれる剣。一作目最終話で月から転送され、グラヴィオンはフェイスマスクを装着、対象を周囲の空間ごと切り裂き、消滅させるが、一度で重力子循環も臨界に達してしまう装備だった。ソルグラヴィオンではすでに合神時にフェイスマスクを装着しており、刀身も胸のエンブレムから柄と刃が伸びて完成する。使用には6人のパイロットが必要であるが、同一機体に乗っている必要はない。ゴッドグラヴィオンと同時使用時の決め声は「真超重斬」だが、単独使用時もそうなのかは不明。なお、ソルグラヴィオンには小説版ではゴッドグラヴィオンに準じたミサイル、クレッセント等の装備が登場しているが、デザイン状本当にできるのかは謎なものも存在する。
- Gグラディウス
- ソルグランディーヴァと従来のグランディーヴァの最大の相違点は、この大型戦闘機形態に合体できるということにある。各ソルグランディーヴァの配置から察するに、それぞれの武装は全て使用可能な様子。
- グランシグマ
- セリアスとランビアスの環境を改善させる「創星機」として、サンドマンが開発した機体。グランカイザーの原型となっているため、非常に外見は似通っているが、こちらは単体で「グラヴィトンアーク」を放つことができる。地球に渡ってから改造されたようで、グランカイザーや他のグランディーヴァとの合神が可能となっていた。かつての戦闘で左目が破壊されており、未だ修復されておらず、それは血の涙を喚起させる。また、この機体を核としたグラヴィオンは、やたらと腕を組むポーズを取るという特徴がある。
- ゴッドΣグラヴィオン
- グランシグマとグランディーヴァ4機が「超重合神」した姿。性能、カラーリング以外の外観共にゴッドグラヴィオンと大差はないが、本機はパイロットが1人でも100%の力を発揮することが可能。ソルグラヴィオンが実戦投入されたこと、及びこの機体にパイロットが6人乗らなくなったことが原因で「超重剣」が使用不可能となり、代用として新たな武器「グラヴィトンランサー」が装備された。更にこの武器は、相手をΣの文字に斬る必殺技「グラヴィトンブレイク」へとつなげることも可能となっている。
- アルティメットグラヴィオン
- グランカイザー、グランシグマ、グランディーヴァ4機、ソルグランディーヴァ4機の、合計10機の機体が「最凶合神」することにより誕生する、「超重剣」を用いた最強最後のグラヴィオン。グラヴィゴラスから重力子エネルギーをチャージして放つ究極必殺技「超重炎皇斬」は、ゼラバイアの本星「ゴーマ」を一撃で破壊することが可能。だが、本編中ではそれ以外の動作をしたことは1度もない。
- グラヴィゴラス
- サンジェルマン城の真の姿である、超巨大宇宙戦艦。元々城であるが故に居住性は高い。主砲や艦首のドリルなど、数多くの武装を持つ。しかし、本編中ではゼラバイア本星からの衝撃波を防ぐため、その他の行動をほとんどとっていない。発進の瞬間まで、サンドマンとレイヴン以外、誰一人としてこのグラヴィゴラスの存在を知らなかった。元は地球まで生き残った人々を運んできた宇宙船らしい。グランシグマ(グランカイザーでも可能と思われる)を中枢に接続することで大気圏を離脱可能。
- グラントルーパー
- 「ツヴァイ」にてEFAが製造に成功した、量産型グラヴィオンと言うべき機体。性能的にはゴッドグラヴィオンの50%ほど。戦闘機から変形する。フェイ機のみメインカラーが白で残りはグレー。さらにそれぞれパーソナルカラーがある。武器はそれぞれのパイロットが得意とする1種類のみが装備されている。フェイ機は「グラヴィティアロー」(フェイ機のみグラヴィティラングも搭載)、アレックス機は「グラヴィトンビーム」、イワン機は「グラヴィティストロングミサイル」及び特殊弾頭の「グラヴィティラプション」、ジョゼ機は「グラヴィトンメテオシュート」、ハンス機はドリルから繰り出される「ドリル・ブリンガー」及び「ドリル・クラッシャー」といった具合である。また、5機全てのジェネレーター出力を結集することにより、重力光線「ライントニング・デトネイター」が使用可能。発進基地は某超電磁のそれを髣髴とさせる。
[編集] スタッフ
[編集] 超重神グラヴィオン
- 企画:
- 永田勝治(メディアファクトリー)
- 古川陽子(ポニーキャニオン)
- 福井政文(IMAGICAエンタテインメント)
- 原作: 大張正己、赤松和光、GONZO
- 監督: 大張正己
- シリーズ構成: 志茂文彦
- キャラクターデザイン: うのまこと、高岡淳一
- グラヴィオンデザイン: 大河原邦男
- プロダクションデザイン: 小林誠
- メカニックデザイン: 福地仁、森木靖秦、椛島洋介、大張正己
- 美術監督: 吉原俊一郎 (美峰)
- 色彩設定: 中山久美子
- 撮影監督: 山田和弘 (旭プロダクション)
- 編集: 重村建吾、肥田文
- 音響監督: 鶴岡陽太
- 音楽: 七瀬光
- プロデューサー:
- 吉沼忍(メディアファクトリー)
- 菊池貞和(ポニーキャニオン)
- 畑中利雄(IMAGICAエンタテインメント)
- 村濱章司(GONZO)
- 松崎容子(フジテレビジョン)
- アニメーション制作:GONZO
- 製作:グラヴィオン製作委員会、フジテレビジョン
[編集] 超重神グラヴィオンZwei
- 企画:
- 永田勝治(メディアファクトリー)
- 古川陽子(ポニーキャニオン)
- 福井政文(IMAGICAエンタテインメント)
- 村濱章司(GONZO)
- 原作:大張正己、赤松和光、GONZO
- 監督:大張正己
- シリーズ構成・脚本:志茂文彦
- キャラデザイン:愛姫みかん、うのまこと
- グラヴィオンデザイン:大河原邦男
- メカデザイン:福地仁、森木靖泰
- プロダクションデザイン:小林誠
- 美術監督:長尾仁
- 色彩設計:伊藤由紀子、花尻和子
- 撮影監督:北村直樹
- 編集:後藤争司
- 音響監督:鶴岡陽太
- 音楽:七瀬光
- プロデューサー:
- 吉沼忍(メディアファクトリー)
- 菊池貞和(ポニーキャニオン)
- 畑中利雄(IMAGICAエンタテインメント)
- 川原陽子(GONZO)
- 松本整
- 主題歌:JAM Project「紅ノ牙」
- 音楽制作:ランティス
- OPアニメーションプレゼンテイター:スタジオG-1Neo
- アニメーションプロデューサー:橋本太知
- 制作協力:フロントライン
- アニメーション制作:GONZO
- 製作:グラヴィオンツヴァイ製作委員会
[編集] 主題歌
- グラヴィオン オープニングテーマ「嘆きのロザリオ」
- 作詞: 影山ヒロノブ
- 作曲: 影山ヒロノブ、須藤賢一
- 編曲: 須藤賢一
- 歌:JAM Project
- グラヴィオン エンディングテーマ「WISH」
- 作詞: 江幡育子
- 作曲: 堀江頭
- 編曲: 堀江頭
- 歌: YURIA
- グラヴィオン 合神挿入歌:「合神!ゴッドグラヴィオン」
- 作詞:影山ヒロノブ
- 作曲:影山ヒロノブ、須藤賢一
- 編曲:須藤賢一
- 歌:JAM Project featuring 遠藤正明
- グラヴィオンツヴァイ オープニングテーマ「紅ノ牙」
- 作詞: 影山ヒロノブ
- 作曲: 河野陽吾
- 編曲: 須藤賢一
- 歌:JAM Project
- グラヴィオンツヴァイ エンディングテーマ「LA♪LA♪BYE」
- グラヴィオンツヴァイ 合神挿入歌:「炎皇合神!ソルグラヴィオン!!」
- 作詞:影山ヒロノブ
- 作曲:河野陽吾
- 編曲:河野陽吾
- 歌:JAM Project featuring 福山芳樹
[編集] 放映リスト
- 「超重神グラヴィオン」
- 巨神の棲む城 - 2002年10月07日放映
- 重力の使命 - 2002年10月21日放映
- 迷宮 - 2002年1028日放映
- 塔の中の姫君 - 2002年11月4日放映
- 笑わない少女 - 2002年11月11日放映
- 斗牙の休日 - 2002年11月18日放映
- 渚のドリル少女 - 2002年11月18日放映
- 超重戦場 - 2002年11月25日放映
- 遠い抱擁 - 2002年12月2日放映
- 亀裂 - 2002年12月2日放映
- うしなわれたもの - 2002年12月9日放映
- 君がいるから - 2002年12月9日放映
- しろがねの牙 - 2002年12月16日放映
- 「超重神グラヴィオンZwei」
- 超重神再臨
- 麗しき再会
- 熱闘!愚裸美温泉!!
- 波の底より
- 夢みる孤島
- 嘆きのロザリオ
- 砕かれた女神(ディーバ)
- 重力が衰えるとき
- 紅ノ牙
- 太陽の炎
- 創星機
- 魂の凱歌