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日本航空インターナショナル - Wikipedia

日本航空インターナショナル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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日本航空インターナショナルのボーイング747-400型機
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日本航空インターナショナルのボーイング747-400型機
日本航空インターナショナル本社JALビルディング
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日本航空インターナショナル本社JALビルディング

日本航空インターナショナル(にほんこうくうインターナショナル、英語表記Japan Airlines International)は、日本航空会社である。グループ再編の一環として2004年に日本航空株式会社から社名変更し、商号を持株会社の株式会社日本航空へ譲ったが、その後もグループを代表する事業会社であり、一般には日本航空と通称される。

目次

[編集] 概要

社名 株式会社日本航空インターナショナル
Japan Airlines International, Co., Ltd.
設立 1953年10月
本社住所 東京都品川区東品川二丁目4番11号 JALビルディング
従業員数 14,989名
資本金 188,550,335,984円
日本航空100%)
航空会社コード JAL/JL
無線呼出名称
(コールサイン)
JAPAN AIR(ジャパンエア)
拠点空港 国内線:
東京国際空港(使用:第1旅客ターミナル)
大阪国際空港(使用:北ターミナル)

国際線:
成田国際空港(使用:第2旅客ターミナル)
関西国際空港

[編集] 設立

第二次世界大戦後の占領期における、日本の航空会社による飛行の禁止期間の解除を受け、戦後初の日本の航空会社として日本政府主導による半官半民の体制で1951年8月に設立された。当初は国内線の運行のみで、しかもアメリカノースウエスト航空による委託運航という体制だったものの、翌年には自社機と自社運行乗務員による自主運航を開始する。

次いで1953年には初の国際線となる東京(羽田空港)-サンフランシスコ線の運航を、ダグラスDC-6Bによって開始した。当初は新鋭機を揃え、しかも実績があり信頼性の高い諸外国の航空会社との競争に苦戦したものの、その後は、ダグラスDC-7Cなどの新鋭機を導入し体制を整える。

[編集] 1960年代

ダグラスDC-8型機(旧々々塗装)
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ダグラスDC-8型機(旧々々塗装)

1960年代に入ると、日本の高度経済成長や海外旅行の自由化に先駆けてダグラスDC-8コンベア880ボーイング727などの大型ジェット機を導入し、アジアヨーロッパアメリカ各地を中心とした国際線と国内幹線を中心に規模を拡大していく。なお、海外旅行の自由化に伴い日本初の海外パックツアーであるジャルパックを発売し、以降日本における海外旅行の増大を後押ししていくことになる。

さらに1966年にはアジアの航空会社として初の世界一周路線を実現し、同時に大西洋横断路線を開設した他、航続距離が増大したダグラスDC-8スーパー62シリーズの導入に伴い、太平洋無着陸横断路線やシベリア経由のヨーロッパ直行便(開設当初はアエロフロートとの共同運航)を開設するなど、名実ともに日本を代表する航空会社となる。

[編集] 1970年代

その後、パンアメリカン航空などのライバルとともに超音速旅客機のBAC-シュド・アビアシオンコンコルドボーイング2707を発注し1970年代前半の就航を図ったものの、両機の開発が遅れた上に超音速飛行に伴う衝撃波などの問題もあり、その後多くの航空会社と同様に発注をキャンセルした。

その後の1970年には当時の最新鋭機である大型ジェット機のボーイング747を就航させ、これに合わせて新塗装(いわゆる初代"鶴丸"塗装)を導入した。また、後に同機を国内幹線にも大量導入して国内線における大量輸送時代を牽引してゆくこととなる。しかし1960年代後半からこの頃にかけての急激な事業拡大路線が、1972年ニューデリーモスクワなどにおける一連の連続事故を招いたと言う批判もある。また、1970年代前半から中盤にかけて数回に渡り、日本赤軍などの左翼過激派によるハイジャックの標的になった。

[編集] 1980年代

ボーイング767型機
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ボーイング767型機

1980年代に入り、日本経済の発展が進み円高が進んだことや航空運賃が下がったことなどから日本人の海外渡航が飛躍的に増加した。これに対応してボーイング747の追加発注を相次いで行い、同機種の最大のカスタマーとなった他、マクドネル・ダグラスDC-10ボーイング767などの大型機を次々と導入する。

さらに1985年には、運輸省による航空会社別の国内線路線割り当て、いわゆる「45/47体制」が廃止されて国内ローカル線への就航も可能になったことにより、これまで幹線と一部の準幹線に限られていた国内線路線網も飛躍的に拡大された。しかし、これにより同時にこれまで国内線と国際線チャーター便の運行だけしかできなかった全日本空輸東亜国内航空にも国際線参入への道が開かれた。また、海外渡航者数が増加することに対応するとして、系列会社の日航開発(現JALホテルズ)により、ニューヨークメキシコシティバンコクビバリーヒルズなど世界各地にホテル網が築かれていった。なお、設立から長らく半官半民という経営体系であったが、1987年に完全民営化された。

[編集] 1990年代

JALウェイズのボーイング747-300型機
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JALウェイズのボーイング747-300型機

バブル景気がピークに達した1990年には、最新鋭機のボーイング747-400を導入するとともに新塗装を導入したものの、この頃より、1980年代以降の日航開発による海外のホテルなどへの無理な投資や、燃料の先物取引の失敗などの経営判断のミス、過激な労働組合活動に後押しされた人件費の高騰に、バブル景気の崩壊や湾岸戦争勃発などの悪条件が重なり経営危機に陥る。

しかし、ホテルをはじめとする不動産などの余剰資産の売却や契約制客室乗務員制度の導入などによる人件費の削減、不採算路線の廃止やJALウェイズJALエクスプレスなどの低コスト運行を行う子会社への移管などの果敢なリストラを行い、1990年代後半には経営状況が回復する。

[編集] 2000年代

JALエクスプレスのマクドネルダグラスMD-81型機
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JALエクスプレスのマクドネルダグラスMD-81型機

その後2002年に、当時深刻な経営不振に陥っていた国内線大手の日本エアシステムを事実上吸収合併したことを期に、大幅に経営体系が変わり、現在は持株会社である株式会社日本航空の傘下になり、日本航空グループの中核をなす航空会社となる。なお、経営統合初期の計画では、貨物事業(国際・国内とも)を「日本航空カーゴ」として分社化する予定だったが、航空協定上問題があることが判明したため、日本航空インターナショナルの事業とした。

近年では、日本エアシステムの吸収合併以降の社内の混乱による航空機の整備不良やサービス上の混乱などの、相次ぐ不祥事に伴う客離れや原油の高騰により業績の悪化を招き、吸収合併に伴う余剰人員の削減や機種の減少など大規模な経営再建が急務となっている。

[編集] 沿革

  • 1951年(昭和26)8月1日 - 日本航空株式会社(旧会社)設立。
  • 1951年(昭和26年)10月25日 - 初の路線となる東京-大阪-福岡線をマーチン202型「もく星」号により開設。
  • 1952年(昭和27年)10月25日 - ダグラスDC-4型により自主運航開始。
  • 1953年(昭和28)8月1日 - 日本航空株式会社法(昭和28年法律第154号)公布。同日施行。
  • 1953年(昭和28)10月1日 - 日本航空株式会社法に基づき、旧会社の権利及び義務を承継した日本航空株式会社(特殊会社)設立。(旧会社解散)
  • 1954年(昭和29年)2月2日 - 初の国際線となる東京-ウェーキ-ホノルル-サンフランシスコ線を開設。
  • 1960年(昭和35年)8月12日 - 初のジェット機となるダグラスDC-8-32型機1番機「FUJI」号が東京-ホノルル-サンフランシスコ線に就航。
  • 1961年(昭和36年)9月25日 - コンベア880型機が日本初の国内線ジェット旅客便として東京-札幌線に就航。
  • 1965年(昭和40年)1月20日 - 日本初の海外パックツアーであるジャルパック第一弾の発売開始。
  • 1967年(昭和42年)3月6日 - 世界一周線西回り線(東京-香港バンコクニューデリーテヘランカイロローマフランクフルトまたはパリロンドンニューヨーク-サンフランシスコ-ホノルル-東京)開設。翌日には東回り1番機が出発。
  • 1970年(昭和45年)2月2日 - 株式を東京、大阪、名古屋の各証券取引所第一部に上場。
  • 1970年(昭和45年)7月1日 - ボーイング747型機が東京-ホノルル線に就航。
  • 1974年(昭和49年)4月21日 - 日本政府による中華民国との断交処置に対する中華民国当局の日華路線停止措置により日華路線を休止するとともに、台北FIR内の飛行も中止。
  • 1975年(昭和50年)8月8日 - 中華民国路線運行のための子会社である日本アジア航空株式会社を設立。
  • 1978年(昭和53年)5月21日 - 前日の成田国際空港開港を受け、開港後の初便であるロサンゼルス発のダグラスDC-8貨物機が到着。国際線を羽田国際空港から成田国際空港に完全移管。
  • 1981年(昭和56年)4月28日 - 日本航空株式会社法の改正法が公布、施行。
  • 1986年(昭和61年)7月20日 - 45/47体制の廃止を受け、初の国内ローカル線である東京-鹿児島線を開設。
  • 1987年(昭和62)11月18日 - 日本航空株式会社法を廃止する等の法律(昭和62年法律第92号)が施行され、日本航空株式会社法廃止、完全民営化。
  • 1991年(平成3年)1月10日 - ヤマト運輸日本通運などとともに国内貨物航空会社の日本ユニバーサル航空を設立。
  • 1995年(平成7年)2月14日 - 契約制客室乗務員の自社採用実施を発表。
  • 1996年(平成8年)7月27日 - 本社を東京都品川区天王洲の自社ビルに移転。
  • 2002年(平成14)7月4日 - 貨物航空連合のWOWに加盟。
  • 2002年(平成14)10月2日 - 株式会社日本エアシステム(のちの株式会社日本航空ジャパン)と株式移転により株式会社日本航空システム(現・株式会社日本航空)を設立し、日本エアシステムと共にその完全子会社となる。
  • 2004年(平成16)4月1日 - 株式会社日本航空インターナショナルと商号変更。
  • 2005年(平成17)10月25日 - JALグループとして国際的な航空連合である『ワンワールド』への加盟方針を決定した。
  • 2006年(平成18)4月1日 - 日本航空インターナショナルを存続会社として、ジャルセールスと合併。
  • 2006年(平成18)6月4日 - 日本航空グループは『ワンワールド』からの招請状を受理・調印し、『ワンワールド』加盟が正式に決まった。
  • 2006年(平成18)10月1日 - 日本航空インターナショナルを存続会社として、日本航空ジャパンを吸収合併。
  • 2007年(平成19)初旬 - 日本航空インターナショナル、日本アジア航空、JALウェイズ、JALエクスプレス、ジェイ・エア、日本トランスオーシャン航空が『ワンワールド』に加盟予定。

[編集] ロゴマーク

JAL CARGOのボーイング747-400F型機
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JAL CARGOのボーイング747-400F型機

The Arc of the Sun(太陽のアーク)

  • 日本航空と日本エアシステムの経営統合時に制定された。JALの"A"の上に、"ノ"の字状の円弧が描かれたデザインである。日本トランスオーシャン航空、日本アジア航空、北海道エアシステムなどの系列会社も統合と同時期にロゴ変更されている。
  • ちなみに、旧日本航空グループのロゴはAとLの下にグレーと赤の長方形を形取ったデザインであった。
  • 日本航空と日本エアシステムの経営統合を機に、機体塗装においても上記ロゴマークを入れた新しいデザインが採用されたが、日本航空側のデザインに酷似したものであり、日本エアシステムらしさを感じるデザインは部分的にも継承されなかったため、(グループ名がJALとなったことも含めて)2006年10月1日に行われた日本航空インターナショナル(旧:日本航空)による日本航空ジャパン(旧:日本エアシステム)の吸収合併は既に経営統合時点から準備されていたと評されることもある。新しいデザインは、新規導入機体だけでなく、旧日本航空グループの鶴丸、旧日本エアシステムグループの虹など既存機の塗装も順次変更され、2006年4月現在も変更作業は進行中であるが、率先して旧日本エアシステムグループの機材が変更された。

2006年4月にA300型機が退役、夏にアメリカへ移送されたと同時に、旧日本エアシステムグループの塗装は完全に消滅した。

これをデザインしたのはアメリカ合衆国の大手デザイン会社ランドーアソシエイツであり、旧日本航空グループのロゴも同社の手によるものである。前塗装から、「A」の横棒がないデザインが継承されている。社内の一部では「ジャノル(JAノL)」と呼ばれている。

[編集] サービス

[編集] 国際線

日本の航空会社の中で最大の国際線網を持ち、アフリカを除く全大陸にその路線網を広げている。古くから国際線においては和服でのサービスや和食機内食の提供、和室風ラウンジやおしぼりサービスに代表される、日本的なサービスを売りにしてきたが、全日空の国際線進出などによる国際線の競争激化と運賃の低下による収益悪化を受け、現在では全日空やユナイテッド航空エールフランス航空などの競合他社同様よりコストを意識したサービスと運賃体系の導入に力を入れるようになっている。

機内サービスの特徴としては、長距離国際線において導入したエグゼクティブクラス(ビジネスクラスに相当)のシェルフラットシートがグッドデザイン賞を受賞するなどシート分野においては高評価を得ている他、かつ複数の賞を受賞する豊富なワインや入手困難な日本酒や焼酎を提供するなど、全日空同様いわゆる「出張族」といわれる日本人ビジネスマンの需要に合致したサービスを提供しており、同じく新しいデザインのシートを導入したファーストクラスともども日本人ビジネスマンには高い評価を得ている。

ボーイング747-400型
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ボーイング747-400型

しかし、エコノミークラスのサービス内容は、新機材においてはオンデマンド形式によるビデオ・オーディオプログラムを提供している他、新型シートの導入なども行われているものの、その多くはキャセイパシフィック航空やヴァージン・アトランティック航空エミレーツ航空などの他社の後追いであり、しかも未だに全機材に導入されていない。

また、上記のように全日空同様日本人ビジネス客を主なターゲットとしていることもあり、日本人乗客向けのサービスの充実に偏っていることや、日本人客室乗務員の語学力(英語力)が高くないこと、キャセイパシフィック航空やシンガポール航空、全日空などの他の大手航空会社では既に引退したボーイング747-200や-300(いわゆるボーイング747在来型)などの古い機材を未だに使用していることなどから(特に中華人民共和国への路線やハワイ線、オーストラリア線などのリゾート路線に投入されている機体の大半は、競合他社と比べ機齢が経っている飛行機を使っているのが現状である)、現在では海外でのサービスの評価は決して高くない。

これらの理由から同社の国際線は、エコノミークラス、ビジネスクラスともども全日空と並んで日本発以外では割引率が大きく、いわゆる格安航空券として取引されているケースが多いため、近年では収益率強化のために外国発のビジネス客の取り込みや、エコノミークラスのサービス強化ににも力を入れ始めており、外国発のビジネス客の取り込みの一環として、2007年中に世界的な航空会社アライアンスの1つであるワンワールドへ加盟する予定である。

[編集] 機内クラス

現在はファーストクラスエグゼクティブクラスエコノミークラスの3クラス制であるが、短・中距離路線やリゾッチャなどのリゾート路線、一部の長距離路線ではエグゼクティブクラスとエコノミークラスの2クラス制になっている。なお、エグゼクティブクラスとエコノミークラス向けの正規割引運賃が販売されている。

[編集] 空港ラウンジ

航空券の搭乗クラスによって搭乗時に出発空港のラウンジを利用できる。また、JALグローバルクラブ、JGCプレミア、JMBダイヤモンド、JMBサファイアの各会員は、航空券の搭乗クラスにかかわらず出発空港のラウンジを利用できる(利用可能なラウンジと入室基準は空港毎に異なる)。

  • サクララウンジ
  • JALファーストクラスラウンジ
  • JALグローバルクラブラウンジ
  • サクララウンジannex
  • ファミリーサービスラウンジ

[編集] 主な就航地


[編集] 国内線

設立当初より国内線の運行は幹線を中心に行われていたが、1972年に日本航空と全日本空輸、東亜国内航空の大手3社に対して運輸省より事業路線割り当て(いわゆる45/47体制)が行われ、日本航空は国内幹線と準幹線の一部の運航が割り当てられることになった。しかし1985年にこの事業路線割り当てが廃止され、ローカル線などにも広範囲にその路線網を拡大することになる。さらに日本エアシステムと統合してからは、国内線を日本航空ジャパン(旧:日本エアシステム)に譲渡するとともに日本エアシステムの国際線を引き継いだが、2006年10月1日に同社を吸収合併したため、結局、旧両社の国内線を一手に引き継いで運行することになった。

エアバスA300-600R型
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エアバスA300-600R型

国内線の機内サービスは、日本エアシステムを吸収合併した後に「スーパーシート」ならびに「レインボーシート」(旧・日本エアシステム)を全面的に廃止し日本で初めて国内線へのミドルクラスの導入として運賃プラス一律1000円で利用できる「クラスJ」を開発、設置した。同クラスのシートはグッドデザイン賞を受賞している。なお、クラスJ新設を受けて全日本空輸はスーパーシートを「スーパーシートプレミアム」に格上げし専用運賃を設定するなど、これまで露骨なサービス相違を控えていた国内線において差別化の動きに至った。クラスJは導入後利用客からの好評を博し常に高い搭乗率を維持、その後2006年2月現在も席数や設置便の拡充が続いている。シート切り替えが終わっていない機材についてはレインボーシートおよび旧日本航空のスーパーシートをそのまま流用している。

さらに国内線における全日本空輸との差別化は運賃にまで及び「片方が動けばもう一方が追随」というそれまでとは異なる状況になっている。特に顕著な例としては全日本空輸が事前予約期間限定型誕生日割引運賃(バースデー早割)を2006年度より廃止し28日前までの予約で実質同運賃並みの運賃設定となる「旅割」を展開するのに対し、日本航空はバースデー割引を継続させると同時に予約期限を21日前までに延長、さらに前述と同系の28日前までの予約で大幅割引の「先得割引」(ただし、競合会社がない路線は設定がない路線もある)も新設するなど運賃面でこれまで個人客向け運賃に弱かった日本航空が全日本空輸より優位に立つなど様々な戦略の変化が見られる。

しかし、大手2社が「片方が動けばもう一方が追随」の結果、日本の航空業界を支配する両社の運賃に大差はなく、事実上のカルテルだと揶揄されることも多い。

[編集] 機内クラス

MD-87とMD-81以外の全ての機材にクラスJと普通席の2クラスが設定されている。なお、クラスJは路線を問わず普通席の運賃に1,000円を追加すれば搭乗可能である。

[編集] 空港ラウンジ

JALグローバルクラブ、JGCプレミア、JMBダイヤモンド、JMBサファイア会員、および「ラウンジクーポン」利用のJMBクリスタル会員は出発空港のラウンジを利用できる(利用可能なラウンジと入室基準は空港毎に異なる)。 

  • サクララウンジ
  • JALラウンジ
  • ダイヤモンド・プレミアラウンジ

[編集] 主な就航地


[編集] 機内誌

機内誌として「SKYWARD(スカイワード)」があり、日本語だけの国内線版と、日本語、英語併記の国際線版が用意されている。また、ファーストクラスとJALグローバルクラブ会員向け配布用の「AGORA(アゴラ)」もある。

[編集] 客室乗務員

国内線には日本採用の客室乗務員しか乗務しないものの、多くの国際線の路線においては日本採用の客室乗務員の他に、香港採用、上海採用、シンガポール採用、ヨーロッパ採用(フランクフルトロンドン)、サンパウロ採用の客室乗務員がおり、各採用地を拠点に乗務している。なお、これらの客室乗務員は日本語英語の訓練も受けている為、広東語北京語ポルトガル語などの現地語以外に日本語や英語も堪能である。

なお、過去には一部の国際線において、女性客室乗務員による着物着用のサービスが行われており、多くの外国人乗客から好評であった。しかし、経費削減と、機内で着用の手間がかかることより1980年代後半に廃止された。

日本エアシステムとの経営統合後の2005年には、旧日本エアシステムの客室乗務員中心に乗務されていたジャカルタ-成田線において、機内食が全員にサービスされず、しかも機内食のカートが収納されないまま着陸するというトラブルが発生した。この原因は、本格的な機内食が提供されない近距離国際線や国内線乗務の経験しかない旧日本エアシステムの客室乗務員に対して、複数回に渡る機内食の提供や、免税品の販売などの各種の機内サービスを行う中長距離の国際線乗務の訓練が十分になされず、不慣れなまま従事していたことが原因であった。

[編集] マイレージ

日本の航空会社として最初に始められたマイレージサービス「JALマイレージバンク(JMB)」の会員数は国内最多を誇る。なお、会費は無料であり、ショッピングやホテルレストランの利用でもマイルが加算され無料航空券やクーポンなどと交換ができる。

[編集] JALカード

加入すると自動的に「JALマイレージバンク」会員となるクレジットカード・JALカードがあり、会員の上級会員組織としてJALグローバルクラブがあり、サクララウンジ使用などの特典がある。

2005年2月からは、東日本旅客鉄道(JR東日本)との提携によりIC内蔵型マイレージカードによる、インターネット携帯電話での事前チェックインや、保安検査ゲート・搭乗ゲートでのチケットレス搭乗・通過が可能なJAL ICサービスが開始され、また5月にはJR東日本・東京モノレールりんかい線(及び相互利用可能なJR西日本等)で、タッチ&ゴーでの鉄道バス路線の乗車やショップでの買い物に利用できる電子マネーSuica機能をJAL Suicaカードとして、クレジット機能付きのJALカードにSuica機能を付加したカードの発行を開始した。クレジット機能なしのJMBカードはSuica機能は付加されない。

[編集] IC

非接触ICサービスについては後発であるにもかかわらず予約から搭乗に至るすべてのシーンで「チケット」を一切必要としない完全IC搭乗サービスをタッチ&ゴーとして実現。なお、スカイメイトなどウェブチェックインやチケットレス決済が出来ない運賃種別などは利用できないが、ほとんどの運賃で可能となっている。しかしながらこのサービスを受けるにはWebチェックインをはじめある程度の知識が必要である。

ゆえに自動チェックイン機や発券機が普及しきった現在でもカウンター利用者が多いようにインターネット世代以外では基本的に普及しておらず、また、従来のように目に見える紙記録としてレシート式控えしか残らないため航空券を残したい旅行者などには不向きである。IC対応携帯電話によるICサービスについてはさらに設定が必要である。

[編集] JALグループ企業

これはグループ企業の内、航空事業者のリストである。 ◎JALグループは2007年初頭にも「ワンワールド」に加盟するが、※のある航空会社は経営施策上ワンワールドには加盟しない。

(「運送の共同引受」により全便をJAL便として運航。法人名として表記する以外は対外的には「ジェイ・エア」を使用)

[編集] 外部コードシェア便提携先企業

※JALグループが国際的な航空連合『ワンワールド』への加盟が決定したことに伴い、大幅に変更される可能性がある。

コードシェア便

[編集] 国際線

※ ◎は、ワンワールド加盟、△は、スカイチーム加盟、▲は、スターアライアンス加盟会社。

[編集] 貨物便

◎はWOW加盟。

  • ノースウエスト航空
  • ルフトハンザ・カーゴ◎
  • SASカーゴ◎
  • エールフランス
  • ブリティッシュ・エアラインズ
  • シンガポールエアラインズカーゴ◎
  • 中国東方航空

[編集] 運航機材

[編集] 日本航空インターナショナル

ボーイング777-200
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ボーイング777-200
マクドネル・ダグラス MD-90
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マクドネル・ダグラス MD-90


[編集] 元日本航空ジャパン

[編集] JALカーゴ(保有・運行は日本航空インターナショナル)

  • ボーイング 747-200F
  • ボーイング 747-400F

[編集] 過去の運行機材

ボーイング747-100B/SUD
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ボーイング747-100B/SUD
ノースウエスト航空への納入機材を-20と考えると、-40としては日本航空がローンチカスタマー。他にアメリカトランス航空がごく少量購入したが、-40を導入したのはほぼ日本航空のみ。ATAの機材はノースウエスト航空に売却された)。
  • マクドネル・ダグラスMD-11

[編集] 広告・宣伝活動

ボーイング747-400型機 (50周年記念東京ディズニーシー特別塗装)
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ボーイング747-400型機 (50周年記念東京ディズニーシー特別塗装)

設立後しばらくの間は日本人の海外渡航が業務渡航に制限されていたことから、外国における広告宣伝活動と、国内線の広告が主であったものの、高度成長期真っ只中の1964年に観光目的の海外旅行が解禁されて以降と、1970年代にボーイング747型機が導入されて以降は、増大する日本人の海外渡航者数にあわせて広告出稿量が急増した。また、毎年夏季及びお盆休暇には、他の日本航空グループ企業と合同で、これらの繁忙期を狙った沖縄キャンペーンや北海道キャンペーンなどの大々的なキャンペーンが行われる。

なお、テレビ番組やイベントへの協賛なども積極的に行っていたが、日本エアシステムを吸収合併した後に経営状況が悪化して以降は、その多くを取りやめた。

[編集] スポンサー

[編集] 番組

[編集] イベントなど

[編集] 各種広告出演

[編集] 1970年代

[編集] 1980年代

[編集] 1990年代

[編集] 2000年代

[編集] エピソード

[編集] HSST

HSST
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HSST

1970年代前半に、1970年代後半に開港する予定であった成田国際空港へのアクセスの切り札として、日本航空と名古屋鉄道が中心となりHSST磁気浮上式鉄道)の開発が進められ、つくば科学万博にも出展された。しかし、1980年代後半に経営状況が悪化したことなどから開発計画からの撤退を表明し、2000年に正式に撤退した。

[編集] その他

  • 旧日本航空の社訓は「お客様への感謝 仲間への共感 時代への挑戦」であったが、その社風から社内外では「仲間への感謝 時代への共感 お客様への挑戦」と酷評されていた。
  • かつて目標利益142億円を達成するために、全部署に漬物石(※142と”いしに”の語呂合わせ)を配布したことがある。

[編集] 日本航空出身の著名人

[編集] 関連項目

[編集] サービス関連

[編集] 制作協力テレビドラマ

[編集] 制作協力映画

[編集] 事故・事件関連

[編集] その他

[編集] 外部リンク


ワンワールド加盟航空会社

アメリカン航空 | エアリンガス | 英国航空 | キャセイパシフィック航空 | フィンランド航空 | イベリア航空 | ラン・チリ | カンタス航空
加盟予定日本航空 | マレーヴ・ハンガリー航空 | ロイヤル・ヨルダン航空


ワールドパークス・パートナー航空会社
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