ヴァージン・アトランティック航空
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| ヴァージン・アトランティック航空 | ||
|---|---|---|
| IATA VS |
ICAO VIR |
コールサイン Virgin |
| 設立日 | 1984年 | |
| ハブ空港 | ロンドン・ヒースロー空港 ガトウィック空港 |
|
| 焦点都市 / 準ハブ空港 |
マンチェスター国際空港 | |
| マイレージサービス | Flying Club | |
| 会員ラウンジ | Clubhouse | |
| 保有機材数 | 33機 | |
| 目的地 | 30都市 | |
| 親会社 | ヴァージン・グループ | |
| 本拠地 | イギリス連邦イングランドCrawley | |
| 代表者 | リチャード・ブランソン (会長), Steve Ridgway (Chief Executive Officer) | |
| ウエブ： http://www.virgin-atlantic.com | ||
ヴァージン・アトランティック航空（ -こうくう、Virgin Atlantic Airways）は、イギリスの航空会社で、国際線をメインに運航している。ヴァージン・グループを率いるリチャード・ブランソンによって、1984年に設立された。
目次 |
[編集] コード
- IATA航空会社コード：VS
- ICAO航空会社コード：VIR
- コールサイン：VIRGIN（ヴァージン）
[編集] 沿革
 |
|
- 1982年：前身のブリティッシュ・アトランティック航空 (British Atlantic Airways) によりフォークランド諸島への就航を開始。
- 1984年：ヴァージングループ傘下となり現社名に変更。ロンドン・ガトウィック - ニューアーク線をボーイング747で運航開始。
- 1988年：日本支社開設。
- 1991年：ヒースロー空港の使用許可を受ける。
- 1997年：ブリティッシュエアウェイズが機体からユニオンジャックの塗装を消したことに伴い、自社の機体の機首部分に描かれている「スカーレット・レディ」およびウィングレット（主翼先端部）にユニオンジャックを入れる。
- 1998年：全便禁煙化。
- 1999年：全株式の49%をシンガポール航空に譲渡。
- 2003年：全日本空輸とマイレージプログラムで提携開始。
[編集] 運航路線
[編集] ヒースロー発
[編集] ガトウィック発
- 北米
- ラスベガス
- オーランド
- カリブ
- バルバドス
- セント・ルシア
- アンティグア
- ハバナ
- ナッソー
- グレナダ
- トバゴ
- モンテゴ・ベイ
[編集] マンチェスター発
- 北米
- オーランド
- カリブ
- バルバドス（11月13日より就航）
- セント・ルシア(11月16日より就航）
[編集] 保有機材
ヴァージン・アトランティック航空の機材は以下の航空機で構成される（2006年6月現在）：
- エアバスA340－300型機 6機
- エアバスA340－600型機 14機（14機 発注中）
- エアバスA380型機 0機（6機 発注中、2008年より就航予定）
- ボーイング747-400型機 13機
同社の航空機は最新鋭のワイドボディ機しか保有してない。また、保有する33機すべてに名前をつけている。（例：A340－300の9号機はダイアナ）
[編集] 関連会社
- ヴァージン・ブルー
- ヴァージン・エキスプレス
- ヴァージン・ナイジェリア
- ヴァージン・アメリカ
[編集] 提携会社
- 全日本空輸－国内線・国際線フライトマイル加算
- シンガポール航空－国際線フライトマイル加算・筆頭株主
- ニュージーランド航空－ロサンゼルスからの出発でアッパークラス利用者はニュージーランド航空のラウンジを使用
- 南アフリカ航空
- マレーシア航空
- コンチネンタル航空
[編集] 後部のメッセージ
ヴァージンのすべての飛行機には常にメッセージが書いてある（現在のメッセージはロンドン五輪のマークとともに"Backing the bid"）。
[編集] ヴァージンの強気な態度
2003年夏にエールフランスとブリティッシュ・エアウェイズがコンコルドの運行を停止したが、その際、ヴァージンは1機1ポンドで購入する意向を示し、強気な姿勢で臨んだ。しかし結局購入できず、飛行機の後部に"BAはコンコルドを保有する余裕は無いはずだ"と書いてあった過去がある。また、それ以前にもブリティッシュ・エアウェイズとアメリカン航空の提携（現在のワンワールドに発展する）が発表された際にも"NO WAY BA/AA"と提携を非難するメッセージを機体に書いた。それ以降は航空連合の加入には否定的である。
[編集] マイレージプログラム
ヴァージン・アトランティック航空は「フライングクラブ」を運営している。
ヴァージン自体はスターアライアンスに加盟していないが、ヴァージンに搭乗してシンガポール航空の「クリスフライヤー」にマイルを加算すればスターアライアンスゴールド会員になることができる。
[編集] 関連文献・雑記
リチャード・ブランソン 『ヴァージン-僕は世界を変えていく』 阪急コミュニケーションズ、2003年。ISBN 4484031027
（ヴァージン・アトランティック航空発足当時に起きたブリティッシュ・エアウェイズとの攻防の記録が記されている。）
