ニューデリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニューデリー (New Delhi) はインドの首都。デリー首都圏(デリー)の中にある。人口は約32万人。
[編集] 概要
1911年にカルカッタからデリーにインドの行政府所在地が移された。その際に、デリー市街の南方に行政都市として建設することとなった。これがニューデリーの始まりである。都市計画はイギリス人・エドウィン・ルチエンス(Edwin Lutyens)によって行われため、道路などは整然と配置されており、緑地も多い。また、建物もイギリス植民地様式が多くなっている。街の中心にあるのがラージパット(「王の道」の意)と呼ばれる東西の大通りである。これはインド門(第一次世界大戦出征記念碑)から中央官庁街まで続いている。
ニューデリーの中心部とオールドデリーの中心部は5kmほどしか離れておらず、市街地は連結している。
ニューデリーはインド独立後はインドの首都となっており、国会議事堂や中央官庁、大使館街もニューデリー市内にある。
現在では旧デリー(デリー市)の市街地が拡大してニューデリーを取り込んでしまったことから、公式にデリーが首都となっている(首都機能が移転したわけではない)。
- 余談ではあるが西遊記の終着点はここである。