王子駅
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王子駅(おうじえき)は、東京都北区王子にある東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。東京地下鉄の駅番号はN-16。
併設されている都電荒川線の王子駅前停留場(電停)ついても記す。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
[編集] 東日本旅客鉄道
島式ホーム2面2線を有する高架駅であり、赤羽寄りのホームは国道122号(明治通り)をまたいでいる。京浜東北線に並行して宇都宮線・高崎線・湘南新宿ラインが通る。構内南側で尾久駅へ向かう列車線(宇都宮線・高崎線)と、京浜東北線が立体交差する。また、北側から北王子線(貨物支線)が分岐している。
改札口は北口・中央口・南口と3つある。南北線への乗り換えは北口・中央口が、都電荒川線への乗り換えは中央口が、飛鳥山公園へ直接行くには南口が、それぞれ便利である。
- のりば
- ■京浜東北線 赤羽・浦和・大宮方面
- ■京浜東北線 上野・東京・横浜方面
- バリアフリー設備
- エスカレーター 北口~ホーム
- 車いす対応エスカレーター(3枚板仕様) 北口~ホーム
[編集] 東京地下鉄
JR王子駅北口には北本通りに面してバスターミナルがある。南北線の駅施設はその北本通り直下に位置している。島式ホーム1面2線の地下駅であり、ホームドアが設置されている。改札口は2ヶ所あるが、うち1ヶ所はエレベーター利用者専用で、自動改札1通路(両通行)のみの簡易なものである。
- のりば
- ○南北線 赤羽岩淵・浦和美園方面
- ○南北線 駒込・永田町・目黒・武蔵小杉方面
[編集] 東京都交通局(都電荒川線)
相対式ホーム2面2線を有する。他の交通機関との結節点となるため利用者も多く、複数の電車の乗降扱いを可能にするため、有効長が長い。また、折返し運転用のポイント設備を持つ。
[編集] 利用状況
- JR東日本
- 1日平均乗車人員 60,909人(2005年度)
- 東京メトロ
- 1日平均乗降人員 51,042人(2005年度)
[編集] 駅周辺
王子駅周辺は北区役所をはじめとする北区の主に行政の中心となっている。
- 北区役所
- 北とぴあ
- 名主の滝公園
- 飛鳥山公園
- 飛鳥山3つの博物館(紙の博物館・北区飛鳥山博物館・渋沢史料館)
- 国立印刷局王子工場
- 本郷通り
- 明治通り
- 北本通り
- 東京書籍
- 石神井川
- 首都高速道路中央環状線(王子北出入口)
- 東京都下水道局みやぎ水再生センター
[編集] 路線バス
- 王40甲 池袋駅東口~西巣鴨~王子駅~豊島五丁目団地~荒川土手~西新井大師~西新井駅
- 王40乙 豊島循環(王子駅~トンボ鉛筆~王子駅)
- 王40丙 豊島五丁目団地経由宮城循環
- 王41 新田三丁目経由新田一丁目
- 王45 新田三丁目・小台町経由北千住駅
- 王46 豊島五丁目団地・荒川土手・上沼田中学校・押部経由加賀団地(循環)
- 王49 鹿浜橋・上沼田団地・西新井大師・梅島駅経由千住車庫
- 王49折返 鹿浜橋・上沼田団地・西新井大師経由足立区役所
- 王55 新田三丁目経由ハートアイランド
- 王57 赤羽駅東口~岩渕町~北車庫~王子駅~豊島五丁目団地
- 草64 池袋駅東口/とげぬき地蔵前~西巣鴨~王子駅~尾久駅~新三河島駅~浅草雷門
- 王78 東十条四丁目・姥ヶ橋・大和町・南常盤台・野方駅・高円寺駅入口経由新宿駅西口/杉並車庫
- 高速バス(ジェイアールバス関東ほか共同運行各社)
- 「マロニエ新宿号」新宿駅新南口~王子駅~佐野プレミアム・アウトレット~鹿沼バスターミナル~東武宇都宮駅~JR宇都宮駅
- 「夢街道会津号」新宿駅新南口~王子駅~猪苗代営業所~会津若松駅前~喜多方営業所
- 「あぶくま号」新宿駅新南口~王子駅~須賀川営業所~郡山駅前~二本松市役所~福島駅東口
- ※上記3路線は下り便乗車・上り便降車が可能。なお、「政宗号」「与一号」「那須リゾートエクスプレス」「もみじ号」は上り便のみ降車ができる。乗車所は北本通り上約200m赤羽寄り、降車所はバスターミナル向かい側に位置する。
[編集] 歴史
- 1883年(明治16年)7月28日 - 日本鉄道(現・JR東日本)の駅として開業
- 1915年(大正4年)4月17日 - 王子電気軌道(現・都電荒川線)の停留場 (電停)を設置
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化、王子駅はJR東日本に継承
- 1991年(平成3年)11月29日 - 営団地下鉄南北線開業。乗換駅となる。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 営団民営化、南北線は東京地下鉄(東京メトロ)が継承。