会津若松駅
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会津若松駅(あいづわかまつえき)は、福島県会津若松市駅前町にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
福島県会津地方の中心都市・会津若松市の中心駅。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
- 地上駅。みどりの窓口設置の直営駅で、駅弁も販売されている。
- ホームは計3面5線。各ホームは跨線橋で連絡されており、さらに1・2番線は頭端式ホームで、ホーム先端改札口寄りの連絡通路により1・2・3番線ホーム間は平面移動可能になっている。この他、留置線がある。
- 磐越西線は上り郡山方面が1・2番線、下り喜多方方面が1・2・3番線を用いる。只見線は主に4番線から発車するが、一部3番線を用いる。会津鉄道の列車は5番線(一部3・4番線)から発車する。なお、只見線も会津鉄道もこの駅から発車するのはすべて下り列車である。
- 1番線と2・3番線はエレベーターと平面移動があるために車椅子でも容易に移動できるが、4・5番線はエレベーターではなく専用のリフトが設けてあり、それを駅員に依頼して利用することになる。
- 磐越西線はこの駅でスイッチバックとなっており、郡山方面・新津方面とも北側から入線する。
- 駅舎はコンクリート造り二階建てで巨大なものだが最近になって前面のみ改装し城風にした。
- 駅舎中央に改札があり、入り口向かって右にびゅうプラザ左にお土産などの売店等がある。また、改札と入り口左のお土産等の売店の間には待合所がある。
[編集] ライブカメラ
1・2番線の行き止まりには家庭用と思しきビデオカメラが設置されているが、これは「NTT東日本-福島」が設置したもので、同社の公式サイト「福島の空」のメインコンテンツ「ふくしまの窓から」でほぼリアルタイムで当駅1・2番線から郡山・喜多方方面の現在の状況を確認することができる(視聴したい方は下記外部リンク参照のこと)。
- カメラからNTTへの映像・音声信号送信、信号のWindows Mediaへのエンコード、実際のストリーム配信というプロセスを経るため、10秒程度の遅延がある。
- 再生にはWindows Media 9シリーズが再生できる環境が必要。
- ライブカメラは最近各地に多く設置されており、鉄道駅を収めるものも多くあるが、1Mbps(現在休止)または512Kbpsという広帯域ストリーミング音声入り動画で、それも駅構内設置という仕様は日本全国で当駅のみであり、その魅力からか利用者が多く、専用ページ化やストリーミングデータを実際にプレイヤーに供給するフロンドエンド環境の増強を繰り返しているが、それでもSL同時発車などの大きなイベントがあるとフレームレートが低下したり接続そのものが困難になる(ちなみに「ふくしまの窓から」における別の大きなイベント中継企画があるとそちらに帯域を取られて同様の症状が発生することがある)。なお、2006年9月現在、Flet's.Net接続ユーザ向けにIPv6試験配信をおこなっている。
[編集] 利用状況
- 1日平均の乗車人員 2,996人(2005年度)
[編集] 駅周辺
会津若松市の市街地からは若干離れている。当駅と只見線七日町駅が会津若松市街を囲みこむような形になっている。
[編集] 歴史
- 1899年7月15日 - 岩越鉄道若松駅として開業。
- 1904年1月20日 - 若松駅~喜多方駅間開通。
- 1917年5月21日 - 会津若松駅に改称。
- 1926年10月15日 - 会津線(現在の只見線)会津若松駅~会津坂下駅間開業。
- 2001年(平成13年) - 会津のシンボル鶴ヶ城の修復に合わせて、駅舎も、城下町の玄関にふさわしいお城風のイメージにリニューアル。
- 2002年(平成14年) - 東北の駅百選に選定される。
- 2002年10月11日 - 発車メロディに「AIZU その名の情熱」を使用開始。
[編集] その他
- 「歴史と文化、そして伝統が息づく街の玄関口の駅舎」として、東北の駅百選に選定された。