桜木町駅
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桜木町駅(さくらぎちょうえき)は、神奈川県横浜市中区にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・横浜市交通局(横浜市営地下鉄)の駅である。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 横浜市交通局
[編集] 駅構造
[編集] JR東日本
島式2面3線の高架駅で、折り返し用の中央の線が、2本のホームを共用している。なお、中央の線は関内・磯子方面とはつながっておらず、横浜・川崎方面への折り返ししかできない。
- のりば(北東側(横浜港)の方から)
1 | ■根岸線 | 関内・磯子・大船方面 |
2 | ■ | 降車専用 |
3 | ■京浜東北線 | 横浜・東京・大宮方面 |
■横浜線 | 新横浜・町田・八王子方面 | |
4 | ■京浜東北線 | 横浜・東京・大宮方面 |
■横浜線 | 新横浜・町田・八王子方面 |
- 上り方面(3・4番線)も根岸線ではあるが、のりばの案内では直通先が記載されている。
- 駅構内設備
- 売店等
- レッツキヨスク桜木町1号店 - 改札外。改札を出て右手すぐ
- レッツキヨスク桜木町4号店 - 改札内正面
- NEWDAYS mini桜木町5号店 - 改札外。改札を出て斜め左手(みなとみらい地区側)に約20mの高架の橋
- BECK'S COFFEE SHOP - 改札外。改札を出て斜め左手(みなとみらい地区側)の後ろ側
- 階段が2箇所・エスカレータが1箇所ある。
- 1・2番線は15時までが下りエスカレータ、15時以降が上りエスカレータとなっている。
- 3・4番線は上りエスカレータとなっている。
- 2006年8月31日まで、1・2番線のエスカレータは終日下り運転であった。
- エスカレータは5号車付近となる。
- エレベータはホーム3号車付近と改札外を結ぶ。
- 上記の号車番号は10両編成及び1番線の8両編成のもの
- 1番線の8両編成は大船よりに詰めて停車するため、10両編成の9・10号車付近には停車しない。
- 2~4番線の8両編成は横浜よりに詰めて停車するため、10両編成の1・2号車付近には停車しない。
- 根岸線は、当駅横浜方で東海道貨物支線(通称:高島線)と接続しており、当駅は高島線の終点となっている。普段は貨物列車が走っているが、かつては高島線経由の臨時急行『横浜ベイエリア』号が当駅にも停車していた。
- 1・4番線を高島線からの貨物列車が通過するため、これらのホームに設置されている電車の接近を示すランプには『電車がまいります。』の表示の上に『通過列車』のランプがある。開通進路によって通過列車のランプが点滅するか否かが決まるようで、貨物列車接近の場合でも接近直前まで『貨出』(高島線出発信号)が開通しないため、それまでは『通過列車』のランプが点滅しない。表示機はかつて横浜線で汎用されていたタイプの旧式のもので、横浜線・根岸線内で現在汎用している『電車が』『きます』を交互表示するタイプのものとは異なる。このタイプは現在当駅と横浜線の片倉駅のみしか残っておらず、貴重である。頭の部分に横浜線のラインカラーを纏っているのが名残。
- 4番線の横浜方に設置されている根岸線出発信号機と高島線出発信号機にそれぞれ『電出』(電車線出発の意)と『貨出』(貨物線出発の意)と記されているのは、かつての京浜線が東海道本線の『電車線』、高島線が東海道本線の『貨物線』と、それぞれ同じ東海道本線の支流にあたっていたための名残であり、『京浜東北・根岸線』や『高島線』などの通称が汎用される今日でもこの表記が残っている。
- お手洗いは、改札階改札内左手奥にある。
[編集] 横浜市営地下鉄
ブルーライン:島式1面2線の地下駅。駅番号は18。副名称は「県民共済プラザ前」。
- のりば
1 | ■ブルーライン | 関内・戸塚・湘南台方面 |
2 | ■ブルーライン | 横浜・新横浜・あざみ野方面 |
[編集] 東急東横線(廃止)
- 東急東横線は2004年1月31日付で横浜~桜木町間が廃止になった。
- 廃止時の駅構造は島式1面2線の高架駅であり、JRから続いて5・6番線となっていた。
- 東急東横線の終点であり、ホーム先に車両止めが設置されていた。
- 駅の桜木町よりの端(8号車が最寄り)に階段・上りエスカレータ・エレベータが存在した。
- 現在、ホーム・線路の撤去作業が行われている。
[編集] 利用状況
- JR東日本
- 1日あたり乗車人員 65,627人(2005年度)
- 横浜市営地下鉄
- 1日あたり乗車人員 14,654人(2004年度)
2004年度の利用者数の減少は、みなとみらい地区への利用者がみなとみらい線の開業により同線利用にシフトしたものと考えられる。
[編集] 駅周辺
旧東急東横線ガード下の壁面は、スプレーで描かれたグラフィティ(ストリートアート)が並んでいることで知られている。それは、旧高島町駅までありかつての名物だった。
- 横浜みなとみらい21
- 横浜ランドマークタワー
- 横浜ロイヤルパークホテル
- ランドマークプラザ
- クイーンズスクエア横浜
- パンパシフィックホテル横浜
- 日石横浜ビル
- パシフィコ横浜
- 三菱重工横浜ビル
- 横浜銀行本店ビル
- みなとみらいビジネススクエア
- 横浜美術館
- 横浜マリタイムミュージアム
- 汽車道(横浜港駅への貨物支線廃線跡地を活用したもの)
- 横浜ランドマークタワー
- 富士ソフト本社ビル
- クロスゲート
- 横浜桜木町ワシントンホテル
- 桜木町
- ぴおシティー
- 健康福祉総合センター
- 野毛
- 県文化センター
- 県立図書館
- 県立青少年センター
- 県立音楽堂
- 横浜能楽堂
[編集] 路線バス
- 桜木町駅前、桜木町駅(駅前すぐ)
- 横浜市営バス、神奈川中央交通、横浜京急バス、相模鉄道
- 1番乗り場
- <11> 蒔田駅前・保土ヶ谷駅東口(中華街入口・港の見える丘公園経由) (市営)
- <26> 海づり桟橋・横浜港シンボルタワー・本牧車庫前(大桟橋経由) (市営)
- 2番乗り場
- <8> 本牧車庫前(中華街入口経由) (市営)
- <58> 磯子車庫前(中華街入口経由) (市営)
- <89> 山下ふ頭 (市営) ※平日朝夕のみ、
- <148> 本牧車庫前(急行) (市営)
- 3番乗り場
- <21> 市電保存館前(麦田町経由) (市営)
- <54> 根岸駅前(麦田町・本牧ポートハイツ前経由) (市営) ※日中のみ
- <158> 滝頭(日本大通り駅県庁前・浦舟町経由) (市営)
- 4番乗り場
- 6番乗り場
- <109> スカイウォーク前(中華街入口経由) (市営)
- <113> 滝頭・磯子車庫前(羽衣町経由) (市営)
- 7番乗り場
- <110> 磯子駅・杉田・杉田平和町 (横浜京急)
- 8番乗り場
- 9番乗り場
- 10番乗り場
- <47> 保土ヶ谷車庫前(藤棚経由) (市営) ※桜木町駅始発便
- <57> 浅間町車庫前 (市営) ※日中のみ
- <134> 本牧車庫前(日ノ出町1丁目・みなと赤十字病院経由) (市営)
- <156> 滝頭(日ノ出町駅前・浦舟町経由) (市営)
- <100円バス> 日ノ出町駅前 (市営) ※土日・学校休み期間のみ
- 11番乗り場(国道16号線沿い)
- <101> 根岸駅前(市庁前経由・間門経由) (市営)
- <105,106> 本牧車庫前(市庁前経由) (市営)
- 12番乗り場(国道16号線沿い)
- <8,26,58,105,109,110,127> 横浜駅前 (市営)
- <148> 横浜駅前(急行) (市営)
- <横43,横44,港61> 横浜駅東口 (神奈中)
- <101> 保土ヶ谷車庫前(高島町経由) (市営)
- <106> 保土ヶ谷駅東口・境木中学校前 (市営)
- 13番乗り場
- <47> 山下ふ頭入口・山下ふ頭 (市営) ※平日朝夕・土曜朝のみ
- 14番乗り場
- <47> 保土ヶ谷車庫前(藤棚経由) ※山下ふ頭始発便、平日朝夕・土曜朝のみ
- 野毛大通り(地下鉄駅徒歩2分)
- 横浜市営バス
- 東方向乗り場
- <47> 桜木町駅前・山下ふ頭入口・山下ふ頭
- <89> 桜木町駅前・山下ふ頭
- <57> パシフィコ横浜(桜木町駅前経由)
- <156> 桜木町駅前・パシフィコ横浜
- <100円バス> 赤レンガ倉庫(桜木町駅前経由) ※土日祝日・学校休み期間のみ
- <134,ハマちゃんバス> 桜木町駅前
- 西方向乗り場
- <47> 保土ヶ谷車庫前(藤棚経由)
- <57> 浅間町車庫前 (市営) ※日中のみ
- <89> 一本松小学校前 (市営)
- <134> 本牧車庫前(日ノ出町1丁目・みなと赤十字病院経由) (市営)
- <156> 滝頭(日ノ出町駅前経由) (市営)
- <100円バス> 日ノ出町駅前 (市営) ※土日祝日・学校休み期間のみ
- 桜木町(野毛大通りバス停と同位置)
- 江ノ島電鉄
- 東方向乗り場
- 横浜駅
- 西方向乗り場
- 大船駅(上大岡駅経由)
- 栗木(上大岡駅経由)
[編集] 歴史
[編集] 国鉄・JR東日本
かつての横浜駅であり、品川駅と並ぶ日本初の鉄道の駅である。
- 1872年6月12日(明治5年5月7日) 品川 - 横浜間で仮開業した日本初の鉄道の横浜駅として開業(日本の鉄道開業を参照)。
- 1887年(明治20年)7月11日 鉄道の延伸にともない、スイッチバック式の配線とされた。
- 1909年(明治42年)10月12日 国有鉄道線路名称設定により、東海道本線の駅となる。
- 1915年(大正4年)8月15日 新しい横浜駅が神奈川 - 高島町間に開業したため、桜木町駅に改称。電化により京浜線電車の運転開始にともない、桜木町駅と改称され、東海道線の電車線および貨物支線(高島線)の終点駅となった。桜木町 - 程ヶ谷(現在の保土ヶ谷)間廃止によりスイッチバック解消。
- 1951年(昭和26年)4月24日 構内で京浜線電車が全焼し、死者106名・負傷者92人を出す大惨事となる(桜木町事故、国鉄戦後五大事故のひとつ)。
- 1964年(昭和39年)5月19日 根岸線桜木町 - 磯子間開業。同時に根岸線の駅となる。
- 1964年(昭和39年)6月1日 東海道本線貨物支線(通称:高島線)が開業し接続。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。
[編集] 横浜市営地下鉄
[編集] 東京急行電鉄(廃止)
2004年1月30日までは東急東横線の終着駅でもあったが、横浜高速鉄道みなとみらい線の開業で東横線が横浜駅より同線への直通運転を開始する影響で廃止された。
- 1932年(昭和7年)3月31日 東京横浜電鉄(現在の東京急行電鉄)の東横線が高島町 - 桜木町間で延長開業し、同線の桜木町駅が併設された。
- 1939年10月1日 東京横浜電鉄が目黒蒲田電鉄に合併(10月16日、東京横浜電鉄に改称)。
- 1942年(昭和17年)5月26日 東京横浜電鉄が東京急行電鉄に改称。
- 2004年(平成16年)1月31日 横浜高速鉄道みなとみらい21線の開業に伴い、東横線横浜 - 桜木町間とともに東急線駅舎が廃止された。
[編集] 隣の駅
- 横浜市営地下鉄
- ブルーライン(3号線)
- 高島町駅 - 桜木町駅 - 関内駅
[編集] 備考
- 1998年(平成10年)に関東の駅百選に選定された。
- 2004年に放送された俳優の関口知宏が旅していたNHKの列島縦断 鉄道12000キロの旅 ~最長片道切符でゆく42日~において5月26日に紹介された。
- 山崎まさよしのヒット曲「One more time, One more chance」の舞台。
- 「鉄道発祥の地」であるため、構内に機関車の模型や日本の鉄道の恩人エドモンド・モレルの像が飾られている。
- 2004年6月2日にリリースされた横浜出身の平成フォークデュオ・ゆずの通算20枚目のシングル「桜木町」は東急東横線桜木町駅を唄った歌である。ゆず本人曰く、桜木町駅(特に東急東横線)は相当思い入れのある駅だったため、東急東横線の桜木町駅がなくなると聞いたときに思い出の場所を歌に残そうと思い作った曲とのこと。また、彼らの楽曲「雨と泪」(1998年)のプロモーションビデオに根岸線、東急東横線の桜木町駅ホームが登場している。
- 平成初期まで駅前公衆トイレは汲み取りだった(現在は移設され水洗)。
- 京浜東北・根岸線のATC設備を備えない東海道貨物支線(通称:高島線)経由の列車が当駅より根岸・大船方面へ乗り入れているため、当駅場内~大船は保安設備がATSによる自動閉そく式となっており、ATC搭載車はATCバックアップによる自動閉そく式の運行を行っている。
- みなとみらい地区への動く歩道との間は屋根が繋がっていない。