銀魂
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銀魂-ぎんたま- | |
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ジャンル | SF人情なんちゃって時代劇コメディー |
漫画 | |
作者 | 空知英秋 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
連載期間 | 2004年 - 連載中 |
テレビアニメ | |
監督 | 高松信司 |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | テレビ東京・電通・サンライズ |
放送局 | テレビ東京 |
放送期間 | 2006年4月4日 - 放送中 |
コピーライト 表記 |
©空知英秋/集英社・ テレビ東京・電通・サンライズ ©2006 SUNRISE INC., テレビ東京 |
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日本の漫画作品 |
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『銀魂(ぎんたま)』は空知英秋作の少年漫画作品。『週刊少年ジャンプ』で2004年2号から連載開始。単行本は2006年11月現在、15巻まで刊行。単行本売り上げは15巻で1300万部を記録している。
SF時代劇の体裁をとった人情コメディ漫画である。作者の初連載作品。
『ジャンプフェスタ・アニメツアー'05』で本作のアニメ『~何事も最初が肝心なので多少背伸びするくらいが丁度よい~』が上映され、2006年4月4日からはテレビアニメシリーズがスタートした。
個性的なサブタイトルもこの漫画の特徴である。一見脈絡のないように見えるが、その話を注意深く読むとそれらしき内容が出てくる。
韓国では「ブラボーサムライ」という題。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] あらすじ
この世界の江戸時代末期、「天人(あまんと)」と呼ばれる異星人達が襲来した。まもなく地球人と天人との間に十数年間に及ぶ戦争が勃発し、数多くの侍、攘夷派志士が天人との戦いに参加した。が、天人の絶大な力を見て弱腰になっていた幕府は天人の侵略をあっさりと受け入れ条約を締結。侍達は廃刀令により刀を失い、世の中に天人がのさばり、幕府は天人による傀儡政権となった。
そんな時代、一人の銀髪の侍「坂田銀時」が、愉快な仲間達と共に奇想天外な生活を過ごしていく物語である。
本作品は実際に起きた黒船来航の出来事を、『宇宙からの天人の来航』と位置づけており、現代と江戸の技術が織り交ぜられた世界観となっている。新選組などの歴史上の人物がモデルとなっている人物や組織も多く登場している。なお、この世界の世知辛さは尋常ではなく、現代に辛くも生きる社会人と共通する面がある。
[編集] 長編
基本的には1~3話程度で話が完結する(稀に4話以上の時もあるが、1ケタの話数で終了)が、たまにシリアス且つバトルが中心の内容の長編が描かれることもある。下記の長編以外にも重めの話が続いた後は、話は続いているが気楽な短編になることが多い。こうすることで、ジャンプ連載の弊害「バトル漫画へのシフト」を回避している節がある。
- 第五十七訓~第六十三訓(7,8巻)「神楽帰郷の危機&星海坊主と銀時の巨大えいりあん対決」(えいりあん編)
- 第八十九訓~第九十七訓(11,12巻)「桂暗殺&高杉率いる鬼兵隊の暗躍」(紅桜編)
- 第百十訓~第百二十三訓(13巻~15巻)「お妙奪還&柳生名門対決」(柳生編)
- 第百四十訓~第百四十六訓(17巻予定)「機械軍団強襲&ターミナル中枢部での戦い」(芙蓉編)
[編集] 登場人物
銀魂の登場人物一覧を参照。
[編集] アイテム
銀魂ではキャラクター達が様々なアイテムを愛用していたり、気になるアイテムなどが多く登場している。また、ジャンプショップで商品化されたものもあったりと、それなりに多くの人々から親しまれているものが多いようだ。
名称は基本的に実在するものをもじったようなものや、特定の文字や語を侍関連のものに置き換えた言葉となっている。
[編集] 万事屋付近の物
- 木刀(ぼくとう)
- 何時も銀時の腰にある“洞爺湖”と彫られている木刀。新八・神楽・長谷川などには「若いときに修学旅行で行った洞爺湖にいた仙人に貰った」「修学旅行のノリで買った」などと言ってはいるが、本当は辺境の星にある『金剛樹』という樹齢1万年の大木からできている妖刀・星砕である。要するに、北欧神話のオーディンの槍・グングニルである。真剣を折ったり、真剣で斬れなかったもの(カラクリ等)を平気で叩き壊すなど、木刀にもかかわらず切れ味や硬度は凄まじく、それを捜し求めて人斬りを行うものまでいた。が、実は通信販売で入手可能という奇妙な代物であり、銀時も通販で購入している。リサイクルショップ『地球防衛基地』の店主曰く「紛い物」。似蔵(紅桜)の攻撃を防いだ際に折れてしまったことから、木刀そのものに特別な力はないと思われる。「洞爺湖」と彫られた柄の部分は通販会社のサービスで、自由に名前を彫れる。「洞爺湖」は作者がいうには、思い出の場所か何からしく、詳しくは説明されていない。本編中、何度か折れたりして、その度に買い直して(または何本も買い置きして)いるものと思われる。値段は11760円と中々高額で、普段は金の無い銀時が買える理由は不明。あるいはこれを買い直しているせいで金が無いとも考えられる。購入する場面は一度だけ確認されたが、その時は銀時がパチンコで大勝ちした時だったため、結局詳細は不明である。メイド型からくりとの対決の時、平賀の手で改造が施されて柄の部分を押すことで先端から醤油が出るようになった。「卵かけごはんや納豆ごはんに醤油をかき混ぜながら醤油を加味していける代物」という点で平賀や神楽に絶賛されるが、銀時曰く「わんぱく坊主のいたずら」。だが改造後も破壊力は衰えていない模様。
- 銀時の原付(ぎんときのげんつき)
- 銀時がいつも移動手段に使う乗り物。遠くに買い物に行くときなどに乗るようだ。電車より速いスピードがだせる。よく壊れるが、毎回平賀源外に修理してもらっているようだ(修理代をちゃんと払っているかは怪しいが)。後輪カバーに「銀」という彫り物あり。ちなみに車種はベスパ。
- 額に飾られた「糖分」(がくにかざられた「とうぶん」)
- 万事屋内の銀時のリビングに飾ってある「糖分」と書かれた額。定期的に甘いものをとらないとイライラしてしまう銀時の格言のようなものなのか、何かを決意表明しているのか、誰が書いたのかもよく分かっていない。
- 神楽の傘(かぐらのかさ)
- 未だに謎だらけの、興味深い神楽の傘。夜兎族である神楽は日光に弱い体質であるため、普段外に出る時はこの傘を差している(だが何故か、時々差していない時もある)。しかし、戦闘が始まると傘をマシンガンのように弾丸を発射したり、丈夫な為かそのまま殴りつけることも可能。防弾加工も施されており、大きな爆発にも何とか耐えられるもの凄い傘。メイド型のからくりとの戦いの際、平賀による改造が施され、マシンガンから柄を引くことによって発射される電磁砲の様な強力な武器に改造された。ただし、この武器は一度撃つとエネルギーの充電が必要になるので、その間は醤油さしに早代わりする。充電に要する時間は不明だが、再び撃てたところから短いものと思われる。神楽とそよ姫が撮ったプリクラが柄の部分に貼られていた。
- 酢昆布(すこんぶ)
- 神楽が大好きな食べ物。そよ姫曰く「じいやの脇よりすっぱい!」。酢昆布好きの神楽の影響を受けたそよ姫が歌会で酢昆布をかじる姿を目撃され、酢昆布ブームが起きたことがある。
- ちなみに、中野物産から販売されている「都こんぶ」とのコラボ商品「神楽の酢昆布」がジャンプフェスタ等で販売されたことがある。
- いちご牛乳(いちごぎゅうにゅう)
- 銀時が好んで飲む。二日酔いの時も飲むらしい。定春の好物でもあるが、飲むと本来の姿になり、自身の力を制御できずに暴走し凄まじい事件を起こした。それ以降は飲ませてもらっていないと思われる。
[編集] 真選組付近の物
- 沖田のアイマスク(おきたのあいますく)
- 沖田が愛用するアイマスク。寝ているにも関わらず、人をおちょくったような、ぱっちりした目が描かれている。
- 名刀虎鉄ちゃん(めいとうこてっちゃん)
- 近藤勲が使う刀。名前は近藤勇の愛刀・虎徹から、及び焼肉用食品のこてっちゃんにちなんだものと思われる。史実では虎徹はただならぬ切れ味を持っているまさに「名刀」であったが、こちらの虎鉄ちゃんはローンで購入されたという代物である。原作第三十一訓でカラクリとの戦闘中に折れてしまった(この時、まだローンは払い終えていなかった)。
- マヨネーズ
- 土方の好物。真選組屯所には必ずある様だが、土方がそのほとんどを使用している。使用方法は焼きそばなどが「黄色い奴」になるほどかけたり(これでも足りないらしい)、カツ丼にマヨネーズを大量にかける「カツ丼土方スペシャル(沖田いわく犬の餌)」やお茶づけに使った「お茶づけ土方スペシャル」と、とにかく常軌を逸した分量で使用している。
- 真選組夏服(しんせんぐみなつふく)
- 真選組の暑苦しい制服を涼しいものにしようと沖田が製作した、ある意味で特別製の真選組夏服。土方、沖田以外の隊員が着用していた。切り口がギザギザとしていて、作成者である沖田によると「ロッカーになれる」とのこと。沖田の刀は切れ味が抜群なので、敢えてロッカー風を狙って切り落としたものと考えられる。内なる野生を演出することが可能。なお、土方はこの夏服を作ると称され、背後から突然沖田に斬りかかられたことがある。
- 真選組ソーセージ(しんせんぐみそーせーじ)
- 真選組屯所の冷蔵庫に入っているごく普通のソーセージ。牛肉60%と何かの肉40%で出来ている。原作第十七訓の「叩いてかぶってジャンケンポン大会」の時に山崎が万事屋メンバー勝利時のプラス賞品として懐から出す。山崎が隠密行動時に携帯しているものも、これと同じものと思われる。
- マヨネーズ型ライター(まよねーずがたらいたー)
- 土方愛用のライター。原作でたまに登場し、単行本8巻表紙の没イラスト(9巻扉絵)でも使用している。蓋のあたりから炎が出る。
- バズーカ
- 真選組標準装備の兵器の一つ。沖田の使用が目立つ(10巻背表紙でも持っている)。事件があるごとに沖田が無闇に使用するため、真選組のクリーン(?)なイメージをダウンさせている。
- アニメ35話「外見だけで人を判断しちゃダメ」で土方がマヨネーズ形のバスーカを使用している。
- 手榴弾(しゅりゅうだん)
- 楕円形の手榴弾。いたって普通の形をしており、威力も普通。安全ピンを抜いて投擲する。ただ通常と異なるのは、何故かジャスタウェイの顔が描かれている事だけである。本来はテロリストであるマムシの蛮蔵が使用していたジャスタウェイを何故、真選組がデザインに使ったのかは謎である。
[編集] その他の物
- MS-ZURA(もびるすーつ・づら)
- 『ジャンプフェスタ・アニメツアー'05』で上映された、『~何事も最初が肝心なので多少背伸びするくらいが丁度よい~』のストーリー内で、万屋メンバーと真選組の場所取り争いの際、桂が対真選組用に日昇族に開発させたザクと同系のモビルスーツ(特に外見は「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のザクウォーリアに近い)。日本刀のような武器と、ZURAマシンガンを装備。万事屋と真選組が花見の席で争っている時に襲撃し、真選組を追い詰めるも、花見を滅茶苦茶にされて怒った銀時によって真っ二つにされる。
- メカニックデザインは大河原邦男。アニメ版の制作がサンライズ、すなわち「日昇」族だからこそ実現できた豪腕の存在。また、桂の声優である石田彰は「ちょっとこれはヤバいんじゃないの」と発言しており、本編でも桂が冒頭でデザインを危惧しているが、勿論問題は無い。
- メガネ・グラサン
- 志村新八・猿飛あやめ(メガネ)、長谷川泰三・坂本辰馬・松平片栗虎(グラサン)などこの漫画の多くの登場人物が愛用しているもの。松平いわく「グラサンかけてる奴はほとんどが殺し屋」。作者・空知はこれについて「キャラに特徴をもたせるのが苦手だから」と語っている。
- まわる~まわ~る~脂肪は燃えるちゃん
- 神楽が勝手に通販で買った商品(後に銀時と新八に返品された)。一日12時間やるだけでお腹の肉が取れるらしいが、どう見てもただのフラフープにしか見えない。というより、そもそも只でさえ腹筋を使うフラフープを一日12時間もやっていれば嫌でもお腹の肉は取れる。ゲーム「銀魂でぃ~えす万事屋大騒動!」でも購入可能。名前の元ネタは中島みゆきの「時代」のサビ部分の歌詞だと思われる。
- 三郎(さぶろう)
- 平賀源外が製作したからくり(ロボット)。名前は鬼兵隊に入隊し、打首にあった息子から名づけている。
- 鎧を身に着けており、外見は簡素だが、腕を取り替えることができる。他にも似たようなからくりが大量にあり、モビルスーツに似た装備をしている。ある程度の言葉を理解し、自分に対して反抗的な態度を見せる相手には容赦しない。誰がなにを言っても「御意」と返事をして従ってしまう。
- 最後は復讐を行おうとする源外の命令に反し銀時に致命傷を負わされ、源外に昔の姿に戻って欲しいと言い残して機能を停止した。
- ジャスタウェイ
- マムシの蛮蔵の工場で生産されていた謎の物体。正体は強力な爆弾だった。
- 円柱に2本の棒の手がついていて、上部の半円型の突起物(恐らく顔)に目・口が描かれただけ、と、シンプルなことこの上ない外見。にも関わらず、一度見てしまうと忘れられなくなるほどのインパクトを誇る。橙色だが、アニメでは万事屋に色違いのものが置いてある場面が何度かある。銀時は記憶を失っている間、このジャスタウェイを生産する工場で「次期工場長」と期待されるほどの働き振りを見せていた。
- 登場回数が少ないわりに読者の人気は高く、キャラクター人気投票で19位を獲得。この人気を見てか、貯金箱やストラップなどのグッズが作られている。今や銀魂のマスコット的存在。
- 蛮蔵はジャスタウェイについて、「ジャスタウェイはジャスタウェイ以外の何物でもない。それ以上でもそれ以下でもない」との名言を残している。このネーミングについての詳しい事は一切わかっていないが、おそらく名前の由来は英語の「今すぐ離れろ:just away」を文字ったものと思われる。
- えいりあんVSやくざ
- 光栄劇場(映画館)で公開されていた映画。登場人物の発言によると「もの凄い数のえいりあんともの凄い数の竹内刀が戦う」らしい。本物のえいりあんが襲撃した際に土方が「竹内兄貴の敵じゃアァァ!」と叫んでいることから、竹内の方が負けたらしい(この時、「ミナミの帝王じゃあァ!」とも叫んでいる)。元ネタは当時ヒットしていた映画『エイリアンVSプレデター』と、『ミナミの帝王』。
- 鬼嫁(おによめ)
- お妙が持ってきた酒。他のシーンでは沖田や西郷特盛が飲んでいたりする。長谷川曰く、高い酒らしい。
- 真剣侍しゃべり場(しんけんさむらいしゃべりば)
- 電脳世界(インターネット)に存在する「侍が真剣に語り合う場所」。『電車男』の風刺パロディである原作第八十五訓に出てきた。設定の元ネタは2ちゃんねる、名前のモデルは『真剣10代しゃべり場』(NHK)である。
- THE EDO(ざ・えど)
- ワイドショー番組。オープニングにはターミナルが映される。キャスターは草野仁似で、名前は草野仁義(くさの ひとよし)。コメンテーターはテリー伊藤似で、てりーという人物。元ネタは日本テレビ『ザ・ワイド』。
- わんじゃこりゃああ
- 犬語翻訳機。銀時が飲み屋で別の客に枝豆と交換してもらったらしいが、そういった胡散臭さとは裏腹に、その性能は驚異的な精度を誇るもののようである。しかし万事屋メンバーには、あまりにも正確に定春の言葉を訳してしまったために怒りを買い、捨てられてしまった。元ネタはタカラの『バウリンガル』だと思われる。
- 紅桜(べにさくら)
- 村田兄妹の父、村田仁鉄の打った名刀。村田鉄矢が機械技術を研究し、その技術を刀(紅桜)と融合させ対戦艦用機械機動兵器(たいせんかんようからくりきどうへいき)に造り変えた。「電魄(でんぱく)」と呼ばれる人口知能を有し、使用者に寄生することでその体をも操る。戦闘の経緯をデータ化し、学習を積むことでその能力を向上させていく。生きた刀である。
- ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲
- 万事屋が「第一回チキチキかぶき町雪祭り」で雪像として製作していた卑猥な形の大砲。見た目が男性器のような形をしている。長谷川曰く「江戸城の天守閣を吹き飛ばし江戸を開国させた戌威族の決戦兵器」らしいが、他にもいろいろな説があり、どれを信用していいか分からない。モデルは戊辰戦争で官軍に使用されたアームストロング砲
- RYO-II(リョウツー)
- 原作第百三十三訓で登場したウイルス。名前の元ネタは『こち亀』の両津勘吉で、感染すると眉毛がつながって彼の様になる。毛が濃い人が感染するが、感染した人に触れれば毛が濃くない人も感染してしまう。感染するとダメなオッサンになってしまい賭場や競馬場に行ったり、散髪屋で角刈りをしてしまう。しかも暴徒化する。この暴徒化する様子がゾンビの様に見える事から、桂は彼らを「マユゾン(マユゲゾンビ)」と呼んでいる。マユゾン語らしき言動で(『SIREN』の屍人のように)話すことが出来る様子。テロリストにより「こち亀30周年を祝って」かぶき町に撒かれた。銀時は元からダメなオッサンだった(らしい)ので感染はしなかった。
- 莫迦門(バカモン)
- 松平が持ち出した機械大砲。B-超5963を、かぶき町にばらまくために作られた。RYO-IIに感染してしまった松平の代わりに、感染を逃れた銀時がB-超5963を発射した。元ネタは大原部長の両津勘吉を怒る時の口癖。
- 機械家政婦 悦子ちゃん
- 林博士が開発した画期的からくり人形(メイドロボ)。通称「悦子ちゃん」。伍丸弐號(流山)が起こしたクーデター事件により回収処分されるが、闇市で売られたりするらしい。元ネタは『家政婦は見た!』の市原悦子と、「悦」の意味。
[編集] 用語
[編集] 地球編
- 万事屋銀ちゃん(よろずやぎんちゃん)
- 銀時が経営している、いわゆる「なんでも屋」。現在は銀時・新八・神楽の3人で経営している。銀時・神楽・定春の住宅でもある(新八は泊まっていく事もあるが、大抵は朝出勤してくる)。いつも他愛も無い会話をしたり喧嘩ばかりしている3人だが、いざという時の団結力は高い。商売としては評判が悪そうに見えて、ちょくちょく(コンスタントに)お客がくるが、それが事件の種になることが多い。もっとも、常識外れの大食いである神楽と図体の大きい(故によく食べる)定春を抱えつつも、それほど食べるのには困っていないようなので、案外(作品に出てくる以外にも)コンスタントに依頼はありそうである。場所はスナックお登勢の上の階にあり家賃は6万円(しかし、上記の神楽と定春の食費のため常に2か月分ぐらい滞納ぎみ)。
- 真選組(しんせんぐみ)
- 江戸の治安を守る武装警察。局長の近藤勲、副長土方十四郎、一番隊隊長沖田総悟を中心に数十人(第三十三訓で沖田が「18人=隊士の半分以上」と言っていたので、一隊36人前後と考えられる)で形成している。十隊存在。幕府に属しているので実力も実績も権力もあるが、犯人逮捕のついでに暴行や破壊活動(特に土方や沖田によるもの)も多い。そのためによく「チンピラ警察24時」と例えられる。お通が一日局長になったこともある。万事屋とは時には対立し、時には協力する。史実として実際に存在した『新撰組』がモデル。
- スナックお登勢(すなっくおとせ)
- 万事屋銀ちゃんの大家“お登勢”が経営しているスナック。お酒と健全なエロが売り。従業員はお登勢の相棒にあたるキャサリンしかいないと思われがちだが、少なくとも原作では他にもいる。
- すまいる
- お妙や、同僚のおりょう、花子が働くキャバレーのスナック。当初は小さな看板のお店だったが、お妙や阿音の活躍により歌舞伎町で1,2位を争う有名店になった。客のテンションによる盛り上がりはホスト並み。
- 攘夷志士(じょういしし)
- 国を救うため、天人を排除しようとする攘夷活動に参加する者。桂小太郎、高杉晋助など。「攘夷浪士(じょういろうし)」と同義。坂田銀時、坂本辰馬は過去に攘夷戦争に参加していたが、現在は攘夷活動に参加していない。天人に支配されている幕府を倒すために、テロなどの過激な行動を取るものも少なくないため、真選組の取締の対象になっている。
- ターミナル
- 地球の政権を握った天人が開国の際に作った宇宙船発着のための基地。地球のエネルギーが湧き出る場所でもある。龍穴のエネルギーで動いており、江戸中のエネルギーが集束しているポイントでもある。天人による傀儡政権の象徴としての認識があるのか、攘夷志士にテロの対象として狙われることが多い。桂も時限爆弾で破壊を目論んでいた。伍丸弐號(流山)率いるメイドロボ集団に占拠されてしまったこともある。地下深くにはエネルギーを制御する場所があり、伍丸弐號との戦いで破壊された。
- 寺門通親衛隊(てらかどつうしんえいたい)
- 新八が隊長を務めるお通のファンクラブ。お通が芸能界で干されようとも、様々な路線に走ろうとも一途にお通命を貫き続ける精神を持つ。親衛隊長(ファンクラブ会長)時の新八は人格が豹変し、いつも以上に存在感を発揮し、隊員を纏め上げ取り締まっている。また、親衛隊には軍曹などといった称号を持つ幹部が何人か存在する。隊員法度なるものも存在し、破った者には、隊長である新八から「鼻フックデストロイヤー」などの厳罰な刑に処される。現在は新八の旧友である高屋八兵衛(通称「タカチン」)も入っている。
- キャッツパンチ
- かつてキャサリンが所属していた窃盗団。現在はクリカン、柏谷、服部の三人組。
- 始末屋(しまつや)
- 猿飛あやめ(さっちゃん)の所属団体。他にも仲間が二人ほどいる。
- お庭番衆(おにわばんしゅう)
- かつては江戸幕府を守ってきた忍者集団。しかし天人襲来により一斉にリストラされてしまい、廃れてしまった模様。メンバーは服部全蔵や猿飛あやめ等。モデルは実際に存在した隠密組織『御庭番衆』。
- カトケンサンバ
- 歌手であるカトケンの有名な歌。この曲で紅白に2年連続で出場している。
アニメでは新八が銀時と出会った一年後(1~2話)にカトケンがデビューしてこの曲がヒットしているのだが、1~2話よりも数ヶ月以上過去になる8話で何故か攘夷浪士がこの曲を歌っていた。
元ネタはマツケンサンバ。
- 柳生家(やぎゅうけ)
- かつては将軍家指南役をも仰せつかっていた「柳生陳陰流」という流派の剣術家一族。現当主の輿矩、息子(実の娘)で次期当主の九兵衛、九兵衛の祖父の前当主である敏木斎、配下の柳生四天王などがいる。
- 九尾(きゅうび)
- かつて怪盗 狐火の長五郎が所属していた強盗団。その名の通り9人で構成されている。
[編集] 宇宙生物関連
- 天人(あまんと)
- 宇宙から突然、江戸に飛来した宇宙人。最初のころは武士が抵抗していたが、現在は天人が江戸を仕切っている。容姿は地球人と変わらない者から動物のような者、明らかに異形の者まで様々な人種がいる。神楽やキャサリン、ハタ皇子などが天人である。
- 戌威族(いぬいぞく)
- 地球に初めて来た天人で、江戸を(無理矢理)開国させた種族。見た目は犬のような風貌である。
- 食恋族(しょくれんぞく)
- 自分の好む相手を食すという習性を持つ変態部族。お通親衛隊に紛れ込んでいた事があり、お通を捕食しようとした。
- 春雨(はるさめ)
- 銀河系最大の宇宙海賊。高杉ら鬼兵隊ともつながりを持つ。
- 玄武族(げんぶぞく)
- 弾丸すら弾く肉体を持つ天人で、恐らく戦闘部族。岩慶丸がこの種族。
- 天導衆(てんどうしゅう)
- 将軍を裏で操り国の実権を握る笠とマントを覆った12人からなる謎の集団。上位にあたる天人と思われる。
- えいりあん
- 宇宙生物のうち、知的生命体ではない者の総称。時折地球に持ち込まれ、大暴れすることもある。
- えいりあんばすたー
- えいりあんの退治屋。神楽の父・星海坊主がえいりあんばすたーの一人である。ちなみに、神楽の将来の夢もえいりあんばすたー。
- 猩猩族(しょうじょうぞく)
- どう見ても巨大なゴリラにしか見えない天人。地球の言葉は話せず「ウホッ」で会話が成立する。かなり凶暴らしい。その為か幕府との関係はあまりよくない模様。
[編集] 傭兵三大部族
- 夜兎族(やとぞく)
- 最強最悪の傭兵民族。現在は絶滅寸前に陥っている。数多の星を潰してきた戦いを好む民族で、外見は地球人と何ら変わらない。透き通るような肌と日傘が特徴。武器を仕込んだ傘を使用して戦闘するが超怪力を誇っているので素手でも充分強く、傷の治りも異常に早い。しかし日の光を苦手としているので日傘が手放せない。神楽や、その父である星海坊主がこの種族。
- 荼吉尼族(だきにぞく)
- 宇宙最強の傭兵三大部族の1つ。鬼獅子がこの種族である。
- 辰羅族(しんらぞく)
- 宇宙最強の傭兵三大部族の1つ。名前こそ出てくるものの、その姿は現時点で原作には登場していない。
[編集] 番外編
- 3年Z組銀八先生(さんねんずぃーぐみ ぎんぱちせんせい)
- 『赤マルジャンプ』で2回掲載された『3年B組金八先生』のパロディ。銀時が眼鏡に白衣で教卓にあがるも、どうでもいい話しかしない。生徒は銀魂の登場人物(万事屋、真選組など)。後に銀八先生単体でノベライズ化された(小説の項を参照)。アニメDVD1巻限定版に付いてきたドラマCDにもオリジナルの話が収録されている。
[編集] アニメ
テレビ東京系列局各局にて毎週火曜19時~19時30分に1話完結型オムニバステレビアニメが放送されている。(例外として、銀時が記憶喪失になる回が分割されている) 2006年4月4日より放送開始。アニメーション制作はサンライズ。ゴールデンタイムの放送枠ながら、シリーズ構成の大和屋暁と高松信司監督の手腕により原作のテンションと毒を巧みに再現し、さらにはアニメオリジナル要素として、パロディも積極的に取り入れられた。
しかしゴールデンタイムのアニメとしては過激な表現が多々あったためPTAに問題視されてしまい、さらに低年齢層が作風に付いてこられず、序盤から視聴率は苦戦した。そのため10月より木曜18時~18時30分に移動となってしまった。その反面、2006年7月から発売されているDVDの売上は、1巻は3万6000本(2006.11/23付)、2巻以降も2万本以上と高水準にある。
18話の提供カットのテロップに「つか皆さん決断早くないすか?」「じゃまラストスパートと行きますか」と番組の打ち切りを連想させるコメントが流れ、ファンの間で物議をかもした。特に印象的なのは「火曜いージャン終了まであと5回」と明らかに打ち切りになるようなコメントがあった。しかし25話冒頭で何とか打ち切りを避けられたと言う旨のコメントがあり(打ち切りの危機自体が事実かどうかは別として)、 とりあえず2006年現在は終了の具体的な話は出ていない。
[編集] スタッフ
- 企画/ サンライズ
- 原作/空知英秋
- シリーズ構成/大和屋暁
- キャラクターデザイン・総作画監督/竹内進二
- デザインワークス/今石進(シンクポート)
- 美術監督/野村裕樹
- 色彩設計/歌川律子
- 撮影監督/老平英
- 編集/瀬山武司(瀬山編集室)
- CG監督/古川貴之
- 音楽/Audio Highs
- 音響監督/小林克良
- 音響効果/武藤晶子(サウンドボックス)
- 録音スタジオ/ブーメランスタジオ
- 録音制作/トリニティサウンド
- 録音調整/野口あきら
- 録音助手/八巻大樹
- 音楽プロデューサー/鎌形英一
- 音楽制作・協力/アニプレックス、ミラクル・ロボ、テレビ東京ミュージック
- 制作デスク/樋口弘光(サンライズ)
- プロデューサー/小林教子(1~13話)→東不可止(14話~)(テレビ東京)、武藤大司(電通)、若鍋竜太(SUNRISE)
- プランニングマネジャー/岩田圭介→廣部琢之(テレビ東京)
- 監督/高松信司
- 製作/テレビ東京、電通、SUNRISE
- 著作権:(C)空知英秋/集英社・TV TOKYO・dentsu・SUNRISE|(C)2006 SUNRISE INC.・テレビ東京
[編集] 主題歌
[編集] ジャンプフェスタ・アニメツアー'05
- オープニング - 『Planet X』歌:Audio Highs
- エンディング - 『お前の母ちゃん××だ!』歌:kazmy with ネクロマンサーズ
- 作中に登場する寺門通の歌をアレンジした物。
[編集] テレビ東京系アニメ
オープニング
- 『Pray』(1話~24話)歌:Tommy heavenly6
- 『遠い匂い』(25話~)歌:YO-KING 作詞・作曲:YO-KING 編曲:島田昌典
エンディング
- 『風船ガム』(1話~13話)歌:キャプテンストライダム
- 『MR.RAINDROP』(14話~24話)歌:amplified
- 『雪のツバサ』(25話~)歌:redballoon 作詞:井上秋緒 作曲:村屋光二 編曲:redballoon,本間昭光
[編集] 放送内容
※=オリジナル要素入り
話数 | タイトル | TV放送日 | 使用原作 | |
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JF-AT'05 | 何事も最初が肝心なので多少背伸びするくらいが丁度よい | - | 第一訓の一部 ※第十七訓 第二十四訓の一部 |
|
1 2 |
てめーらァァァ!!それでも銀魂ついてんのかァァァ!(前編) てめーらァァァ!!それでも銀魂ついてんのかァァァ!(後編) |
2006年 4月4日 |
(1時間SP) ※(幻の連載1話) |
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3 | 天然パーマに悪い奴はいない | 4月11日 | 第一訓 | |
4 | ジャンプは時々土曜にでるから気をつけろ | 4月25日 | 第三訓 第二・四訓(冒頭部のみ) |
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5 | ジジイになってもあだ名で呼び合える友達を作れ | 5月2日 | 第五・六訓 | |
6 | 一度した約束は死んでも守れ | 5月9日 | ※第七訓 | |
7 | ペットは飼い主が責任をもって最後まで面倒を見ましょう | 5月16日 | ※第二訓 | |
8 | 粘り強さとしつこさは紙一重 | 5月23日 | ※第八訓 | |
9 | 喧嘩はグーでやるべし | 5月30日 | ※第九訓 | |
10 | 疲れた時は酸っぱい物を | 6月6日 | ※第十訓 | |
11 12 |
べちゃべちゃした団子なんてなぁ団子じゃねぇバカヤロー 第一印象がいい奴にロクな奴はいない |
6月13日 (1時間SP) |
※第十一訓 ※第四訓 |
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13 | コスプレするなら心まで飾れ | 6月20日 | 第十二~十四訓 | |
14 | 男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある 脇だけ洗っときゃいいんだよ 脇だけ |
7月4日 | 第十五訓 第二十三訓 |
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15 | 飼い主とペットは似る | 7月11日 | ※第二十訓 第二十四訓の一部 |
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16 | 考えたら人生ってオッさんになってからの方が長いじゃねーか! 恐っ!! | 7月18日 | ※第十六訓 | |
17 | 親子ってのは嫌なとこばかり似るもんだ | 7月25日 | 第二十九~三十一訓 | |
18 | ああ やっぱり我が家が一番だわ | 8月1日 | ※第二十八訓 | |
19 | 海の水がなぜしょっぱいかだと?オメーら都会人が泳ぎながら用足してくからだろーがァァ!! | 8月8日 | ※第三十二訓 | |
20 | ベルトコンベアには気を付けろ | 8月15日 | 第三十三・三十四訓 | |
21 | 男ならとりあえずカジキ! 扇風機つけっぱなしで寝るとおなか壊しちゃうから気を付けて |
8月22日 | 第十八訓 第八十一訓 |
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22 | 結婚とは勘違いを一生涯し続けることだ | 9月5日 | ※第四十訓 | |
23 | 困ったときは笑っとけ笑っとけ | 9月12日 | 第二十六・二十七訓 | |
24 | カワイイ顔には必ず何かが隠れてる | 9月19日 | 第三十八・三十九訓 | |
25 | 鍋は人生の縮図である | 10月5日 | ※第百訓 | |
26 | 恥ずかしがらずに手を挙げて言え | 10月12日 | 第三十六・三十七訓 | |
27 | 刀じゃ斬れないものがある | 10月19日 | 第四十二~四十四訓 | |
28 | いい事は連続して起こらないくせに悪いことは連続して起こるもんだ | 10月26日 | ※第四十五訓 | |
29 | 慌てるな!クーリングオフというものがある テレビとか新聞とかちゃんと見ないとダメだって |
11月2日 | 第三十五訓 第四十七訓 |
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30 | アイドルだってほぼお前らと同じことやってんだよ | 11月9日 | ※第十九訓 | |
31 | どうでもいいことに限ってなかなか忘れない | 11月16日 | ※第五十訓 | |
32 | 人生はベルトコンベアのように流れる | 11月23日 | 第五十一・五十二訓 | |
33 | 人の名前とか間違えるの失礼だ | 11月30日 | ※第五十四訓 | |
34 | 恋にマニュアルなんていらない | 12月7日 | 第八十五・八十六訓 | |
35 | 恋にマニュアルなんていらない(延長戦) 外見だけで人を判断しちゃダメ |
12月14日 | 第八十六訓 第六十五訓 |
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36 | すねに傷がある奴ほどよくしゃべる | 12月21日 | 第四十八・四十九訓 |
[編集] 備考
- アニメ第7話は神楽登場後のエピソードになっているが、原作第二訓に神楽は登場していなかった。
- 真選組の服装は、原作では私服の場面がアニメでは制服になることが多い。
- 1話~24話は火曜19時~19時30分に『火曜いージャン』枠内で放送された。当時は「ミリオン家族」のMCを担当しているココリコが次の「銀魂」にバトンタッチするジャンクション(「このあとは「火曜いージャン!」。銀さん、よろしく!」)を行なっていた。
- 25話からは木曜18時~18時30分に放送時間が変更。放映終了後に銀時(格好は銀八)が「はーい、次はキングコングのお二人、よろしく」と言った後に次番組『キンコンヒルズ』の司会、キングコングの西野亮廣が「オッケー!今日のキンコンヒルズは・・・」と返答するジャンクションが追加された(また、キンコンヒルズの後にキングコングがポケモンのサトシに同じようなことを言う(ポケモンへの一言はテレビ愛知では放送されない)。
- TX系列以外の遅れ地域(BSジャパン含む、ただし第34話から)では無論、次の番組が「キンコン-」のはずがないのでラスト部分にEDフリップもしくはEDジングル(下半分に「銀魂」のロゴを出して「次回 おたのしみに」のテロップ)が追加されている。TX系列では最後の5秒部分が次番組予告(上記)などにあてられているため放送していないが、編集によりまれに一瞬だけ表示されることもある。BSジャパンでは、第33話まで、「knowにシゲキ BS JAPAN」に差し替えていた。
- アニメ第30話のアバンタイトルや本編で流れた「3rdシングル お前の兄ちゃん引きこもり!」だが、恐らく自主規制のため僅か6日後でBSジャパンでは「2ndシングル お前の父ちゃん××」に差し替えられた(地上波での遅れ放送も含む、又は歌自体をカットされた地域があり)。
- これに類するものとして、となりのペドロ+ゲロ戦記のショートアニメもジブリに対しての配慮かBSジャパンでは差し替えになっている。
- アニメ第30話の、新八の回想シーンの中で「1stシングル お前の母ちゃん何人(なにじん)だ!」が流れていたが、本来は放送禁止曲なので、"何"の部分に、放送禁止音(ピー音)がかぶせられた(⇒「♪…お前の母ちゃん
何じんだ…」) - DVD版第五巻に収録されている第17話には、テレビ放送時にはカットされていた神楽と三郎のままごとのシーンが追加されている。
- 第35話のAパートは、前回第34話の「延長戦」でOPテーマが冒頭数秒とタイトル部分のみで、終了後EDテーマが流れた(Aパート、Bパートに登場したキャスト、作画スタッフ等はすべて表記)。後のBパートが正式な第35話扱いとなり、OPテーマ付きという特殊な編成で放映された。Bパートは、前記の事由から普段のパートより微妙に長くなっていた。(Bパート終了後のEDは、最初と最後をつなげた10秒版で、スタッフテロップは脚本、演出、絵コンテのみ表示された)。
[編集] ショートアニメ
本編開始前や終了後にショートアニメが放送される事がある。おまけページや作中の一部を抜き出した物が多い。
- 空知のひとりごと(コミックス第1巻収録、声は空知英秋本人)(※アイキャッチの前後に放送)
- 3年Z組銀八先生(第2・3・7巻に収録)
- 金魂(第5巻収録)
- となりのペドロ(第9巻収録)+ゲロ戦記(アニメオリジナル)
- 今日も料理「男の料理は大雑把に決めろ!」(アニメオリジナル。タイトルの元ネタはきょうの料理)
- ふんどし仮面の「プレゼントのお知らせ」(アニメオリジナル)
- おしえて!銀八先生(内容のみ「銀ちゃんねる」などに収録・本編放送前後)
- さっちゃんのうた(第7巻収録)
- 脳が腐るゲーム(第14巻収録)
など
[編集] ナレーション
この番組では基本的に新八役の阪口大助が担当しているが、時々別のナレーターが出演することがある。第1話、第2話、第8話では立木文彦(後に長谷川泰三役でも登場)が、第12話では来宮良子が担当していた。
[編集] パロディシーン
原作にも「北斗心軒」や「となりのペドロ」のようなパロディがあるが、アニメではそれ以上の数のパロディが随所に見られる。以下にその例を挙げる。
- 『あしたのジョー』のマネをしてボクシングのフックを教える神楽。(1話)
- 『マジンガーZ』のパイルダーに搭乗するカリヤ一味。(2話)
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の、「行け~、~と共に!」。(2話)
- 『機動戦士ガンダム』の、第一話で登場する撃破シーン。(3話)
- 『テニスの王子様』の越前リョーマのコスプレをする山崎。(5話)
- 『宇宙戦艦ヤマト』の波動砲を放つお登勢。(11話)
- 『NARUTO -ナルト-』のうずまきナルトの口真似をする桂。(13話)
- 『サザエさん』のパロディ。(14話予告と14話本編)
- 『アイシールド21』の小早川セナの格好で蛭魔の口真似をする銀時。(15話)
- 『巨人の星』の大リーグボールの投球フォームで骨を投げるタモサン。(15話)
- 『ボボボーボ・ボーボボ』の鼻毛を出す銀八。(15話おまけ)
- 『ルパン三世』のOPのパロディ。(18話)
- 『北斗の拳』のラオウのセリフのパロディ。(18話)
- 『サザエさん』の登場人物の物真似をする銀時とさっちゃん。(22話)
- 『奥さまは魔女』のナレーションのパロディ。(23話)
- 『涼宮ハルヒの憂鬱』の鶴屋さんの「めがっさ」。(25話)
- 『ガラスの仮面』の「恐ろしい子」。(25話)
- 『北斗の拳』の「あべし」「ひでぶ」。(25話)
- 『機動戦士ガンダム』の「~は化け物か!?」。(25話)
- 『機動戦士ガンダム』の「認めたくないものだな~」。(25話)
- 万事屋の屋根に『DEATH NOTE』の死神リューク(リュークの声優は阪口大助)。(25話)
- 『はじめの一歩』で一歩が放ったデンプシー・ロールを放つお妙。(28話)
- 『ヤッターマン』のドロンボー本人が登場(ただし、著作権違法にあたるためモザイク処理)。(28話)
- 『ヤッターマン』の「おしおきだべえ~」。(28話)
- 神楽の「究極の舌」に驚愕する『美味しんぼ』の富井副部長、海原雄山(?)と山岡士郎。(28話)※画面に映る順
- 『カードキャプターさくら』の「はにゃ~ん」。(28話)
- 『富豪刑事』の神戸美和子の物真似をする神楽。(30話予告)
- 以下の作品の登場人物の物真似、または単にコスプレをする銀時と神楽。(30話)
- 『古畑任三郎』の物真似をする銀時。(30話)
- 『名探偵コナン』の「眠りの小五郎」のパロディ、犯人の影のパロディ。(30話)
- 『ごくせん』のヤンクミの格好をして、『ごくせん』と『TRICK』の名台詞がごちゃ混ぜになった発言をする神楽(どちらもドラマに仲間由紀恵が主演していることによる)。(30話)
- デフォルメされた銀時たちが「今日も頑張った銀さんたちに拍手~」とみんなで拍手する『リトル・アインシュタイン』のパロディ。(32話ED)
- 『シティーハンター』の香の100tハンマー。(33話)
- 『ヤッターマン』の「ポチっとな!」。なお、発言者は銀時と神楽。(33話)
- 『渡辺篤史の建もの探訪』のパロディ(パロディ時のリポーターの名前は渡辺篤之助)。(33話)
- 「ポチっとな!」と押されるスイッチが天空の城ラピュタの飛行石のペンダントにそっくり(33話)
- 電車の吊り広告の『ヨン様』が『ギン様』になっている。(34話)
- スーパー頭突き(ストリートファイターシリーズ、エドモンド本田の必殺技)をした新八(34話)
- 宙を舞うマニュアルが『解体新書』や『ガンダム』のマニュアルなどになっている。(34話)
- ゴルゴ13のモノマネ(35話)
[編集] 放送局
放送局名 | 曜日 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|
テレビ東京 テレビ北海道 テレビ愛知 テレビ大阪 テレビせとうち TVQ九州放送 |
木 | 18:00~18:30 | |
BSジャパン | 水 | 18:30~19:00 | 本放送から6日遅れ |
AT-X | 土 | 9:00~9:30、20:00~20:30 | |
AT-X | 水 | 13:00~13:30、23:00~23:30 | |
AT-X | 金 | 8:00~8:30、15:00~15:30 | 12月29日放送開始 |
岐阜放送 | 月 | 18:30~19:00 | 8月7日放送開始 |
青森テレビ | 土 | 9:30~10:00 | |
岩手めんこいテレビ | 火 | 16:54~17:24 | |
テレビユー山形 | 日 | 5:45~6:15 | 7月16日放送開始 |
仙台放送 | 日 | 9:30~10:00 | |
福島テレビ | 日 | 6:15~6:45 | TX系列より17日遅れ |
新潟テレビ21 | 日 | 6:00~6:30 | |
信越放送 | 日 | 6:15~6:45 | |
びわ湖放送 | 土 | 9:30~10:00 | |
日本海テレビ | 火 | 16:24~16:53 | |
広島ホームテレビ | 日 | 6:00~6:30 | TX系列より17日遅れ(2006年10月現在) |
愛媛朝日テレビ | 土 | 6:30~7:00 | |
熊本県民テレビ | 日 | 7:30~8:00 |
[編集] 商品情報
[編集] 単行本
5巻以降は(4巻の表紙に出たお妙と定春が別々に背表紙に登場した結果)背表紙に登場する人物はその前の巻で表紙に登場した人物という法則がある。
- 第一巻 天然パーマに悪い奴はいない
- 2004年4月2日発行/表紙・背表紙:坂田銀時/ISBN 4088736230
- 第二巻 粘り強さとしつこさは紙一重
- 2004年7月2日発行/表紙・背表紙:志村新八/ISBN 408873632X
- 第三巻 考えたら人生ってオッサンになってからのほうが長いじゃねーか! 恐っ!
- 2004年9月3日発行/表紙・背表紙:神楽/ISBN 4088736532
- 第四巻 親子ってのは嫌なとこばかり似るもんだ
- 2004年11月4日発行/表紙:定春&志村妙・背表紙:定春/ISBN 4088736729
- 第五巻 ベルトコンベアには気を付けろ
- 2004年12月27日発行/表紙:お登勢&キャサリン・背表紙:志村妙/ISBN 4088736974
- 第六巻 刀じゃ斬れないものがある
- 2005年3月4日発行/表紙:桂小太郎&エリザベス・背表紙:お登勢/ISBN 4088737814
- 第七巻 どうでもいいことに限ってなかなか忘れない
- 2005年5月2日発行/表紙:近藤勲・背表紙:桂小太郎/ISBN 4088738063
- 第八巻 娘の彼氏はとりあえず殴っとけ
- 2005年8月4日発行/表紙:土方十四郎・背表紙:近藤勲/ISBN 4088738446
- 第九巻 キャバクラ遊びは20歳になってから
- 2005年10月4日発行/表紙:沖田総悟・背表紙:土方十四郎/ISBN 4088738640
- 第十巻 一寸の虫にも五分の魂
- 2005年12月2日発行/表紙:長谷川泰三・背表紙:沖田総悟/ISBN 4088738861
- 第十一巻 陽はまた昇る
- 2006年2月3日発行/表紙:猿飛あやめ・背表紙:長谷川泰三/ISBN 4088740173
- 第十二巻 急がば回れ
- 2006年4月4日発行/表紙:高杉晋助・背表紙:猿飛あやめ/ISBN 4088740408
- 第十三巻 昨日の敵は今日もなんやかんやで敵
- 2006年7月4日発行/表紙:ハタ皇子&じい・背表紙:高杉晋助/ISBN 4088741307
- 第十四巻 四人揃えばいろんな知恵
- 2006年9月4日発行/表紙:柳生九兵衛・背表紙:ハタ皇子/ISBN 4088742524
- 第十五巻 女の一番の化粧は笑顔
- 2006年11月2日発行/表紙:服部全蔵・背表紙:柳生九兵衛/ISBN 4088742745
- 第十六巻 未定
- 2006年12月27日発行/表紙:松平片栗虎・背表紙:服部全蔵/ISBN 未定
[編集] DVD
- 「何事も最初が肝心なので多少背伸びするくらいが丁度良い」
- ジャンプフェスタ・アニメツアー2005で放映されたオリジナルアニメをDVD化させたもの。
- ISBN 4089094607(週刊少年ジャンプについている注文用紙でしか注文できない。現在は発売されていないためこのISBNも無効)
- ジャンプショップ内では現在でも購入可能である。
[編集] シーズン其ノ壱(全12巻)
完全生産限定版、もしくは初回限定版にはジャケットサイズコレクションカード、特製千社札シール、シーズン其ノ壱全巻購入者特典応募券(1巻は申込書付き)が付いてくる。他の特典については以下を参照。
巻数横のキャラクター名はその巻のジャケットを飾るキャラクターを表す。
- 『第1巻(坂田銀時)』(1話~2話)2006年7月26日発売
- 完全生産限定版のみオリジナルドラマCD「銀さんのオールナイト大江戸!」が付属
- 『第2巻(志村新八)』(3話~6話)2006年8月23日発売
- 完全生産限定版のみ寺門通セカンドシングルCD「お前の父ちゃん××」と寺門通親衛隊ハチマキ(新八仕様)が付属
- 『第3巻(神楽)』(7話~10話)2006年9月27日発売
- 初回限定版のみシリーズ前半6巻分が収納可能な定春ボアポーチが付属
- 『第4巻(土方十四郎)』(11話~14話)2006年10月25日発売
- 『第5巻(高杉晋助)』(15話~18話)2006年11月22日発売
- 第17話は新たにシーンを加えたニューバージョンで収録
- 『第6巻(猿飛あやめ)』(19話~22話)2006年12月20日発売
- 『第7巻(桂小太郎)』(23話~26話)2007年1月24日発売
- 完全生産限定版のみオリジナルドラマCDが付属
- 『第8巻(未定)』(27話~30話)2007年2月28日発売
- 特製設定資料ブックレット(巻末にジャンプの担当編集者・大西氏の独占インタビューが掲載)
[編集] ゲーム
- ニンテンドーDS用ソフト
- 『ジャンプスーパースターズ』2005年8月8日発売(任天堂)
- 『銀魂でぃ~えす・万事屋大騒動!』2006年9月21日発売(バンダイナムコゲームス)
- このゲームは、『銀魂的生活シミュレーション』を目的としたゲームである。
- 『ジャンプアルティメットスターズ』2006年11月23日発売(任天堂)
- 『銀魂 銀時vs土方!? かぶき町銀玉大争奪戦!!』2006年12月14日発売(バンプレスト)
- プレイステーション2用ソフト
- 『銀魂PS2(仮)』(未定)
[編集] 小説
『3年Z組銀八先生』 銀魂のキャラクターが主役の学園コメディ。全体的にコメディ主体ではあるが、シリアスなシーンもあり、最後には銀魂らしくビシッと決めてくれる。
- 「100点取らなくていい70点でいいって塾の先生言うよね」
- 「人をこわがらせるのも一つの技術である」
- 「野球するならこういう具合にしてはいけません」
- 「文化祭なんてつまんねえっていってるくせに、ほんとはお前楽しんでるだろ?」
の4話が収載されている。
トーハンの2006年度ベストセラー〈新書-ノベルス〉部門では見事1位を獲得した。
著者
[編集] その他
銀魂の公式サイト『銀魂どっとこむ』のアドレスは、『gintama.com』になる予定だったが、既存するため、『少年ジャンプ』の『J』をつけて、『j-gintama.com』とした。
銀魂以外にも、アニメの公式サイトのアドレス(ドメイン名)がアニメの名前と連動していないものがいくつかある。
[編集] 関連項目
[編集] 内部リンク
- 火曜いージャン!!(アニメ『銀魂』、『BLEACH』が放送されていたテレビ東京系列のアニメ番組枠。この枠は放送時間が移動し、なくなっている)
[編集] 外部リンク
- 公式サイト(週刊少年ジャンプ)
- 公式サイト(テレビ東京)
- 公式サイト(サンライズ)
- 銀魂どっとこむ
- 銀魂でぃ~えす 万事屋大騒動!公式サイト
- 銀魂 銀時vs土方!? かぶき町銀玉大争奪戦!!公式サイト
週刊少年ジャンプ連載中の漫画作品 |
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こちら葛飾区亀有公園前派出所 | ONE PIECE | テニスの王子様 | NARUTO -ナルト- | ピューと吹く!ジャガー | BLEACH | アイシールド21 | 銀魂 | 家庭教師ヒットマンREBORN! | D.Gray-man | ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 | 魔人探偵脳噛ネウロ | 太臓もて王サーガ | 真説ボボボーボ・ボーボボ | メゾン・ド・ペンギン | To LOVEる -とらぶる- | エム×ゼロ | P2! - let's Play Pingpong! - | BLUE DRAGON ラルΩグラド | 神力契約者M&Y | 重機人間ユンボル | 休載中: HUNTER×HUNTER | |
テレビ東京系 火曜19:00枠 (2006年4~9月・本作までアニメ枠) |
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前番組 | 銀魂 | 次番組 |
焼きたて!!ジャぱん | 奥さまは外国人 (バラエティー番組) (火曜20:00から移動) |
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テレビ東京系 木曜18:00枠(アニメ530木曜後半枠) (2006年10月~) |
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ゼーガペイン | 銀魂 | - |