太臓もて王サーガ
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『太臓もて王サーガ』(たいぞうもてキングサーガ)は、週刊少年ジャンプ2005年34号より連載中の大亜門作のギャグ漫画作品。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 概要
女の子にもてるために実界にやってきた間界の王子・太臓を中心としたギャグ漫画。
ジャンプ漫画はもちろんのこと、他社の漫画・アニメをも元ネタとして利用するパロディネタが多いのが特徴(ジャンプ漫画に関しては掲載前に作者に了承を取っている)。また卑猥な単語、下ネタのギャグ、ボーイズラブをちゃかしてネタにすることも多く、その作風ゆえ読者からの賛否は大きく分かれる事となっている。
作者の前作『無敵鉄姫スピンちゃん』と世界観を共有しており、同作品の数ヶ月~数年後が今作の舞台となっている。
なお、初期レギュラーキャラクター数名は、2004年の週刊少年ジャンプ44号に2本立て読み切りの形で掲載された、『伝説のヒロイヤルシティー』のキャラクターを原型としており、その作品がパイロット版であった事になる。作者は特撮戦隊物にする予定だったが、連載には向かないと判断し、学園コメディーとなった。
[編集] ストーリー
現実と幻想の狭間にある世界、『間界』(魔界、ではない)から王子である百手太臓が私立ドキドキ学園にやって来た。彼の目的は国民全員が太臓の嫁の『ハーレムランド』を作る為に嫁を探すのだが、外見にも性格にも問題のある彼に彼女が出来るはずもない。だが、めげない太臓は側近の悠や不良の宏海を巻き込んで今日も嫁探しを続ける。
[編集] 登場人物
[編集] ドキドキ学園高校 生徒
[編集] メインキャラ
- 百手太臓(ももて たいぞう)
- 主人公。正体は間界の王子「バアル・ゼブル」。私立ドキドキ学園高等学校1年H組→2年B組。三角頭で二頭身と特徴的な外見で、頭の大きさゆえ、前開きの服しか着(られ)ない。よくおねしょ(悠の策もあるが)をし、また辛いものを食べると腹の調子が悪くなる。エロをアイデンティティとし、懲りない性格でデリカシーが欠如している。学業も振るわず、成績は学年ブービー。ハーレムランドの住人(女性)探しのため実界を訪れたが、その外見と性格、変態的行動のため全く成果はない。一時、矢射子後継の生徒会長になるも早々にクーデターを起こされ、解任されている。名字の「百手」はかつて矢射子宅にホームステイした際の名残。間界最高のプラチナクラスの実力者で、興奮度(テンション)に応じて、能力がアップする。またテンションが一定以上に達すると人間の姿を保てなくなり、正体を現す。魔法を使うほか、テンションに応じたクラスの契約者を自分の肛門(アスタリスク・ゲート)から召喚する能力を持つ。また、これとは別に第20章から筋肉質・長身化することができるようになっており、この状態では特殊能力は使えないが、身体能力が向上するという設定。間界の王子だけあって、関わった多くの人間を(地味ながらも確実に)不幸な境遇に落としている。
- 名前の由来は「モテたいぞう(もて たいぞう)」から。
- 安骸寺悠(あんがいじ ゆう)
- 間界人、ナーガ。太臓の側近だが、その理由は「そばにいると面白いものが見られるから」であり忠誠心は0で、太臓を殴る事すらある(ただしクビにならない程度には雑務はこなしている)。よって太臓の嫁が見つかるかどうかは、どうでもいい様子。その為、第55章で太臓の分身が本人に成り代わってまともな行動をしていた時には「面白くない」と真っ白な生ける屍と化したことも。事態をより面白くする為に、太臓や宏海を利用することもしばしば。体中に「千の目(サウザン・アイズ)」を持ち、目にはそれぞれ異なる特殊能力がある。腕の長さを自在に調節してムチのように操ることも可能。「究極の面白」を求めていつもビデオカメラを所持。冷静沈着で普段は全く笑わない(興奮することはあっても表情は変わらない)。時おりクールに下ネタをかます。蛇なだけに冷気が苦手で、あいすの冷気攻撃からの回避率が高い(単に要領がいいだけでもある)。寒さに弱いので冬はかなり着込む。翠に好かれているが、今のところ軽くあしらっている。苗字の安骸寺は、適当なものが無かったので間界人の敵である日本討魔師協会の総本山である「安骸寺」から取った。
- 名前は、案外自由(あんがい じゆう)から。
- 阿久津宏海(あくつ こうみ)
- 実界人、ツッコミ役。彼が真の主人公であるという見方もある(ドラえもん形式)。「赤い悪魔」と呼ばれ恐れられる不良少年だったが、ひょんなことから間界人と間違えられたことがきっかけで、太臓と召喚契約させられてしまった。2年B組になってからはあいすに太臓係を強制的に任命される。太臓達と出会ってからろくな目にあっていないが、なんだかんだ言って結構面倒見が良い性格。妹・伊舞が居るが、両親が離婚したため離れて暮らしている。赤毛に黒いツノのようなクセ毛は、兄妹そろって地毛らしい。体格が良く、実界人としてはかなり強い。空条承太郎のコスプレは麻仁温子も認めるほど。
- 後にドキドキ学園高校に入学した伊舞には普通の高校生活を送らせたいと考えており、太臓たちに間界のことを話さないよう警告している。以来、妹に対して溺愛に近い過保護な面も見え出し、妹が絡むとときおりボケキャラと化すようになった。一方で父親の過干渉振りにはうんざりしていて、早く家を出たいと思っている。5月3日生まれ。
- 矢射子に恋心を抱かれているのだが、今のところ全く気づいていない様子(それどころか矢射子と夕利は両想いだと思い込んでしまっている)。
- 彼自身は太臓よりも悠に対して不快な感情を抱いており、その為に討魔師の側に着いたこともある。
- 名前の由来は「悪ツッコミ(あくつっこみ)」から。
- 佐渡あいす(さど あいす)
- 間界人、雪人(雪女)。1年G組→2年B組。学級委員長。「氷の微笑女」の異名を持つ。拷問好き。クールな性格で普段ほとんど笑わない。貧乳(しかし正確なサイズはいまだ不明)。同じように太臓たちのせいで迷惑を蒙っている矢射子とは、何故か仲が悪い(本人は理由がわからないと言っているが、恐らく胸のサイズの問題が絡んでいると思われる)。間界領事をやっており間界人絡みのトラブルを解決したりする。雪人としては成体の一歩手前にあたる。その為、冬場は力が制御できなくなる。いっぽう夏場は力が弱るため、泳ぎを覚えていない。ようするにカナヅチ。
- 氷で武器、拷問道具などを即座に作る(本人曰く、溶ければ証拠がなくなるので便利)。よく太臓や真白木、または巻き添えの宏海を氷漬けにする。
- 佐渡ケサの元にホームステイしている。かつては会話らしい会話もなかったようだが、太臓たちが登場してからは(愚痴を言い出したことを通じて)良好な関係を築いている。彼女のことを唯一の家族のように思っている節があり、そのため彼女には強く出られない。
- 名前の由来は、姓はサド(サディスト)、名前はアイス(氷)から。
[編集] 生徒会
- 百手矢射子(ももて やいこ)
- 実界人、討魔師。元生徒会長。身長168cm。バスト92cmGカップの巨乳。普段から木刀を持ち歩いている。持つと近くにある生物や物質などを引き付け、「矢射子装甲」なる鎧を形成する討魔師の武具「武装セイバー」も使う(日辺野の祖父からもらった。元ネタは仮面ライダー響鬼のアームドセイバー)。昔京都に住んでいた時太臓を家に下宿させていたが、そのときの太臓の行動が原因で当時の彼女の人間関係は崩壊。それ故に太臓を心底嫌っており、彼を倒す(処刑する)ため日々策をめぐらせていた。
- やがて宏海に恋心を抱くようになるが、素直になることができず、恋心や彼に近寄る女性への嫉妬からしばしばハチャメチャな行動を起こす。母親の趣味がSM。彼女自身も乾に対してはサディストである。現在は父母と家族三人で暮らしている。兄弟なし。実はぬいぐるみと妄想おしゃべりをする趣味がある。興奮するとすぐ鼻血を出す他、物理的外傷による出血も多い。エビが苦手(アレルギーと思われる)。あいすと宏海の仲を勘繰っており、あいすには警戒心と敵対心を抱いている。
- 名前の由来は、百手祭と、その祭りの中で行われる、的に向かって矢を射る行事から。
- 乾 一(いぬい はじめ)
- 実界人。生徒会役員。1年A組→2年B組。矢射子が好きであるが、矢射子本人からは自分の恋の邪魔者と思われている様子。矢射子により犬顔のサイボーグ(仮面ファイターわんわん。ちなみに変身の際のかけ声は"へんじん!"。)に改造されてしまう(と言っても服を脱いで仮面をかぶるだけなので実は改造されていないのでは?という意見もある)。母性本能をくすぐる可愛い系美少年でモテ四天王の一人だが、実は極めて重度のマゾヒスト。運動能力は高いが頭は悪く、成績は学年最下位。
- ちなみに連載前の読みきり作品で彼と同名の登場人物が登場した。
- 名前の由来は「犬」とその鳴き声(ワン=one=一)から。
- 木嶋剣(きじま けん)
- 実界人。生徒会副会長。もて四天王の一人。知的でクールなメガネ男子な為かなりもてるが、密かに幼なじみの吉下に惚れている様子。そのため、意外と彼女と行動を共にすることが多い太臓をライバル視している。もてることを鼻にかけたナルシストキャラだが、まったく人間ができていないわけではなく、矢射子の恋を応援したり、乾を某有名バスケ漫画の監督の名台詞で励ますような優しさも持つ。太臓たちと絡んで不幸になることも多く、そのため読者からはそんなに嫌われていないようだ。
- 当人いわく自分と他のもて四天王とは「ナッパとべジータ程の差がある」と言うのも伊達ではなく、そのもてっぷりのすさまじさは、しばしばジャンプ漫画(特にテニスの王子様の手塚国光)のパロディで表現される。太臓とのフュージョンを体験したことにより、すっかり宏海と同じ側の人になった。
- 初登場時に行われた“もて野郎コンテスト”では優勝したのにいまひとつ目立てなかったため、単行本の人物紹介で「四天王だがイマイチ影が薄い」などと書かれたこともあるが、太臓のライバルキャラとしての地位を確固たるものにしてきたためブッチギリで目立っているような気がしないでもない。太臓からはいつも「メガネ」と呼ばれている。
- 名前の由来は「雉」とその鳴き声から。
- 吉下千里(よしもと ちさと)
- 実界人。生徒会役員。優等生の三つ編み眼鏡。木嶋とは幼なじみであるが、彼を異性としては全く意識しておらず、弟のように思っている。実際に弟が二人いる。冷静沈着で物事を冷静に判断でき、観察力がある。しなやかかつ鋭いツッコミを入れることも。太臓の言動を(ある意味)紳士的だと解釈し、生徒会長に推薦してしまった(当選した後に後悔していたと木嶋は言う)。しかし太臓解任後もさほど彼を嫌うそぶりも見せず、木嶋をやきもきさせている。矢射子の恋を応援しているが、内心「早く告白しちゃいなさいよ!」とも思っている。大学には推薦で合格している模様。
- 名前の由来は「きっちりした」のアナグラム(吉千里下)。
- 日辺野 美子 (ひべの みこ)
- 実界人。生徒会役員。2年B組。木嶋剣に思いを寄せている。実家は神社のようで正月(第23章)では巫女姿で登場、文化祭のコスプレ喫茶でも巫女姿をしていた。彼女の祖父が矢射子に「武装セイバー」を渡した。よく他の生徒会役員の女子生徒と一緒に居る。
- 名前の由来は日ペンの美子ちゃんから。
[編集] 3人組の不良
- 真白木 宇月(ましらぎ うつき)
- 実界人。二人の舎弟を持つ不良で、当初宏海をライバル視していたがあいすに一目惚れし、再登場以降からあいすのストーカー的存在として変態街道まっしぐら。そのストーカーぶりでしばしばあいすに氷漬けにされるも、めげずに想い続けており、あいすに泳ぎを教えたときのそれは丁寧かつ真剣であった(もっとも、下手な事を言って氷漬けにされたが)。あいすに一目惚れの直後「バスケがしたいです…」と何故かバスケ部に入部したが、その後のことは不明(練習している様子がないので、すぐ辞めたものと思われる)。時折あいすについて激しい妄想を繰り広げる(この時のあいすは本人より可愛らしい言動を取る美少女と化しており、妄想あいすと呼ばれる)。乳輪は大きめで、そのことを本人も非常に気にしており、素でブラジャーやニプレスを要求したほど。ハロウィンの時のコスプレは何故か人魚。あいすの事以外でも素で変態となっている。現在高校3年生だが、追試で平均点30点以上取ることができず試験に落ち、1年留年した。ちなみにいつも着ているTシャツには様々なバリエーションが存在する(「花びら」、「激写」、「祭」、「カリスマ」、「美少女」、「完全生物」、「哀戦士」、「ナイト」、「南瓜」など)。
- 名前の由来は猿の別名「ましら」とその鳴き声から。
- 柴 倫太郎(しば りんたろう)
- 実界人。宇月の子分的存在。リーゼントのほうが柴。普段は真白木を慕っているが、小城と組んで真白木一人を危険に追いやる調子の良さも持ち合わせている。ひょんな誤解から、小城が真白木同様にあいすのことを好きだと思い込んでいた。しかし現在では小城と同じく真白木と宏海が愛し合っていると思い込むようになっている。小城とともに現在高校3年生。菱縄縛りは父親の趣味らしい。女兄弟がいる?
- 名前の由来は、「子分=犬」ということで、犬種の「柴犬」と「縛り」から。
- 小城 洋介(こぎ ようすけ)
- 実界人。宇月の子分的存在。そばかすのほうが小城。こちらもひょんな誤解から真白木と宏海が愛し合っていると思い込んでおり、2人の仲をより良くしようとしている。女兄弟はいないらしい。
- 名前の由来は、柴とおなじく犬種の「コーギー」から。容姿は読切『一九ポンチ噺』の登場人物、野田から取られている(もっとも、野田は不良少年ではないのだが)。
[編集] その他生徒
- 坂田金時(さかた きんじ)
- 実界人。第一話で太臓の隣の席に座る「クラスのドドンガ的存在」として登場。身長180cmと体は大きいが気は小さい。何だかんだで太臓とは仲が良い。女の子と話すと緊張する体質なので好きな子に声もかけられない。夕利が好きだが、若干ストーカーの気がある。
- 名前の由来は「坂田金時」(さかたのきんとき)から。
- 大木玲夜(おおき れいや)
- 実界人と間界人のハーフ。実家が大金持ちで、その上女顔で美形だが、感情が昂ぶると「他の漫画の人物のような顔」(JOJO風、NARUTO風、ムヒョロジ風、等)になる。極度のシスコン。杉音を侮辱するものに対してはJOJOのストレイツォや銀魂のジャスタウェイに変身して罰を与え、生徒会役員選挙の演説の際には、(姉と常に一緒にいたいが為に)ドキ高の隣にドキドキ学園大学を建設すると宣言するほど。杉音の風貌が彼にどう見えているのかは不明。姉の卒業後はすっかり目立たなくなってしまったが、杉音が出られるエピソードではちょくちょくシスコンぶりをアピールしている。もて四天王の一人。彼の場合は一部の男にもモテている模様。
- 名前の由来は「おお綺麗や(おおきれいや)」から。
- 大木杉音(おおき すぎね)
- 実界人と間界人のハーフ。力が制御できなく、太臓たちが被害に会うのがしばしば。玲夜の姉。ホホジロザメをペットにしプライペートビーチを持つほどの大金持ちのお嬢様で、気が優しい・頭がいい・料理がうまいなど内面は完璧だが、ゴリラのような風貌であるのが致命的な短所である(「似合う機体はビグ・ザム」といわれたことも)。特殊能力がうまく操れず、彼女の何気ない行動は全て攻撃になってしまう。第30章で無事卒業した。
- 名前の由来は「大き過ぎね(おおきすぎね)」から。
- 麻仁温子(まに あつこ)
- 実界人。極度のJOJOマニアで、髪型も『ストーンオーシャン』の主人公・徐倫そっくり。彼女の行動・言動はほぼ全てがJOJOのパロディである。好きな人すら空条承太郎というほど。よく似たコスプレの人ではなく、本物に会いたいと思っている。当人いわく趣味の幅が狭くて友達と話が合わないらしく、JOJOファン仲間を捜し求めている。しかしJOJO好きの漫画化志望の友達にクモを食べさせて(岸辺露伴のエピソード)漫研をクビになったことがある恐ろしい経歴の持ち主。容姿はけっこうカワイイ美少女で、JOJO絡みの奇行さえなければ男子にももてていた様子(しかし本人は恋愛はおろか、JOJOマニア以外の人間にあまり興味はない)。赤マルジャンプの特別企画で荒木先生が描いた太臓に目がハートになった。弟がいる。星型の乳首を持つ(本人は気にしてないらしい)ドラゴンガールの一人。
- 名前の由来は「マニアっ子(まにあっこ)」から。
- 一口夕利(いぐち ゆり)
- 実界人。あいすのクラスメートで坂田の好きな娘として登場。身長145cmと小柄で童顔。宏海曰く「オッサン臭い趣味」。実はレズビアンで矢射子の事をお姉さまと呼ぶように。
- 同じく矢射子の信奉者である乾と一緒に行動することが多いが、矢射子が賭けで遊戯の髪形になるかもしれないというときに、乾が「実はそっちのがカッコ良くないか…?」と発言したため、頼りにならないと思っている。
- 名前の由来は百合と、「ロリータ」のアナグラム(口利一夕)。
- まわる/スピン
- 自律思考型ロボット。34章にてドキドキ学園高校2年B組に編入。初登場時は7頭身の女子高生ボディで作者の前作『無敵鉄姫スピンちゃん』のセルフパロディーのように思われたが、後にスピンと同一人物(「まわる」はロボットだとバレないように矢射子が付けた偽名)だと判明。前作同様の幼児ボディでも登場(そのほうが楽らしい)。ちなみに性格はほぼ前作のままで、博士を慕う素直なロボット。
- 星出伊舞(ほしでいぶ)
- 実界人。1年E組。宏海の妹。両親が離婚し、母親の所で暮らしている。旧姓、阿久津。兄と同じく、赤い髪やツノのような黒いくせ毛を持つ。何を血迷ったのかドキドキ学園高校に入学(兄と一緒に居たい為だと思われる)。兄とあいすが付き合っていると思い込んでいる。間界の存在や、太臓たちが間界人であることは知らない。
- 名前の由来は、「アクティブ」及び「ポジティブ」から。
- 笛路紋(ふえじ あや)
- 実界人。もて四天王の一人。女性でありながらあまりの女子人気ぶりにもてもて審査委員会によってもて四天王に選ばれた。人とは違う美的感覚(宏海いわく「ゲテモノ趣味」)を持っていて、太臓のことをかわいいと思っている。しかし標本にしたいなどと言っており、異性に対する恋愛感情ではないらしい(恐らく太臓の姿を今のままにしておきたいと思っているらしい)。特殊なフェロモンを出す体質であり、興奮すると周りの女性が理性を失った狂戦士と化す。また、本人も男性に触れられると人格が変わり、無意識に攻撃してしまう。星型の乳首を持つドラゴンガールの一人でもある。第35章でアメリカ留学から帰国して初登場した。『DEATH NOTE』のニアがいじっていたものと思しき人形を自宅にコレクションしている(らしい)。多くの設定があることを作者も悔やんでいる…?
- 名前の由来は、フェロモンから。
- チャーマーグリーン翠/地山翠(ちやま みどり)
- 間界人、魔女。悠を追って実界にやってきた。しかし悠のほうは太蔵や宏海をいじるほうが楽しいのかまったく応える気がない様子。そのため悠と一緒に行動する太蔵(バカ王子)や宏海(赤毛君)を恋の邪魔者と考えている。彼女がとる行動は突飛な物ばかりなうえ、下ネタまじりの発言から、お供の精子(しょうこ)というオタマジャクシには突っ込まれてばかり。インチキ占いで男に十万単位で貢がせたりと、あくどい性格。しかし伊舞が彼女にとって初めての女友達になると、純粋に仲良くなる。
- 名前の由来は、ライオンの「チャーミーグリーン」から。
- 明石サマンサ(あかし さまんさ)
- 実界人。木嶋、矢射子らと同学年。放送部部長として登場。三度のメシよりお喋り好きで、電話の平均通話時間は6時間。彼女のロングトークは部員泣かせ。ドキ高イベントの司会進行役などに時々登場。現在は引退しているが、しばしば登場している。
- 名前の由来は明石家さんまから。
- 外代雪乃(ほかしろ ゆきの)、三茶薙須美(みさなぎ すみ)
- 実界人。いつも一緒にいる女子生徒二人組。二年に進級してからは、太臓と同じB組に。口癖は「~ですけど」。雪乃は玲夜のことが好き。
- 名前の由来は、ふたりはプリキュアの主人公、「雪城ほのか」(ゆきしろ-)と、「美墨なぎさ」(みすみ-)のアナグラム。
- 木村ガイア(きむら がいあ)、摩周利子(ましゅう としこ)、大賀照美(おおが てるみ)
- 実界人。ドキ高OGで通称・腹黒い三連星。太臓と吉下の接近を快く思わない木嶋に雇われ、色仕掛けによって太臓たちを誘惑するが、その企みはことごとく失敗している。
- 名前の由来は、それぞれ黒い三連星構成員と、それぞれ木村カエラ、賀集利樹、大場つぐみから。
- 横尾ちよい (よこお ちよい)
- 実界人。太臓らと同学年だと思われる。明石サマンサに代わる放送部長として登場。
[編集] ドキドキ学園高校 教員
- 谷円(たに まどか)
- 間界人、アルティメイド(おそらくアルティメットガールとメイドの合成語)。巨乳の美術教師で、メガネを取ると巨大なスーパーヒロインに変身する。ときどき寝る前などにうっかりメガネを外して巨大化してしまうらしい。
- さばけた性格で、ヒワイなギャグもこなす。しかしセクハラには厳しい。
- 名前の由来は円谷を逆にしたもの。巨乳である事から「谷間がドカーンとしているから」という説もある。
- もともと彼女の設定は読切『一九ポンチ噺』の主人公、藤田一九のルックスと『伝説のヒロイヤルシティー』の小学生に化けていた巨大ヒーロー・アルティマンをあわせたものになる予定だったらしいが、現在のものになったという。
- ルリーダ
- 間界人。戦場の死神・戦乙女(ヴァルキリー)の"痕(スカー)"ルリーダの異名をとる。22章で格闘大会の優勝候補として初登場し、準決勝であいすに敗れたが、その直後の太臓との対戦において全力時にはDEATH NOTEの死神レムのような姿に変身することが判明している。
- 太臓たちの2年進級時に体育教師としてドキ高に赴任。ほとんど無表情且つ冷静で特別変態的な要素は持たないが、性格的に手厳しいところがある(益子にトラックを2000kmは押して鍛えろと言うなど)。
- 名前の由来は超時空要塞マクロスに登場するコードネーム、スカルリーダーから。
- 色裂色番 (いろさき しきつぐ)
- ハバネロ錬金術師エロガード・エロリップを参照。化学担当。
- 丘八十一(おか やそいち)
- 1-H時代の担任。翌年は2年の学年主任となる。モデルは当時の担当瓶子吉久。「丘八十一」を縦に書くと「兵士」となる。究極のチョーク投げ「ホーミング・チョーク」が武器で、腰のベルトに大量のチョークを装備している。
- 有藤宰(ありとう おさむ)
- 2-Bの担任。今年教師になったばかりの実界人。イケメン嫌いだが、全体的にはまともで良識的。学生時代はラグビー部だった。名前の由来は二代目担当斉藤優(さいとう ゆう)のアナグラム。(優藤斉=ゆうとうさい=有藤宰)
- 茨木学園長
- 間界人らしいが特殊能力は見せたことがない。生え際がドキドキなことになっている。「キャバクラで領収書を切るのが有りか無しか」はぼやかしといて欲しいらしい。モデルは茨木政彦編集長。
[編集] その他
- 佐渡ケサ(さど けさ)
- 実界人。佐渡あいすが実界でホームスティしている家の家主の老婆。太臓が探しているドラゴンガールの一人である。
- 太臓に気があるようで、その影響からか、あいすのコスプレ(第28章であいすの影武者として学校に行こうとした)などの奇行が目立ち、あいすの頭を悩ませることもあるが、基本は心優しく彼女との仲は良好である。
- 名前の由来は新潟民謡「佐渡おけさ」から。
- 精子(しょうこ)
- 翠の使い魔のオタマジャクシ。語尾に「~タマ」とつける口調。玉の中に入っている。作中で宏海に次ぐツッコミキャラ。宏海に勝るとも劣らないハイレベルなツッコミを繰り出す。なんだかんだで翠の良き相棒。
- 名前の由来は精子から。ランコと合体して人間になったりはしないらしい。彼女(?)がカエルになる日は来るのだろうか?
- 日比木静(ひびき しずか)
- 太臓と悠が住んでいるアパートの管理人で、未亡人。間界人でもあるが種族は不明。夫の趣味は少々変わっていたらしい。太臓にスパイラルアローキックをかますなど、意外と格闘技センスがある。
- 微妙に「ふたりエッチ」の一条果穂に容姿と設定が似ているが、関連は不明。
- 名前の由来は、めぞん一刻の登場人物「音無響子」から。(日比木=響、静=音無)
- 花子(はなこ)
- 太臓と悠が住んでいるアパートの住人で、まだ幼い少女。座敷童だが、怒らせると貧乏神になる。静の実の娘ではないが、まるで本物の親子のように行動を共にしている。セリフがないキャラ。宏海が好きで太臓が嫌い。彼女の描く絵はなぜか北斗の拳のような画風。初登場時は学園7不思議の回の最後のコマにトイレの花子さんらしきキャラとして描かれていたが、後に静と一緒に暮らしているキャラとして再登場。ドキドキ学園での清掃のバイトをしている。
- 宏海の父
- 本名不明。宏海と二人暮らし。公務員である。息子の宏海を溺愛している上に思い込みと独占欲が激しく、宏海をホモではないかと疑ったり、彼女ができたらできたで嫉妬心を剥き出しにしたりしている(そのため宏海には鬱陶しがられているが、しかしその思い込みの強さは妹に対する彼の態度に確かに受け継がれているようだ)。メガネで黒髪。離婚した妻はいまだ未登場。宏海のことを相談したり、女子高生のような文面のメールをやり取りしたり、文化祭で宏海のコスプレを一緒に見に来たりと、伊舞との仲は良い様子。
- 部井一緒(ぶい かずお)
- スピンを作った自称天才博士。作者の前作『無敵鉄姫スピンちゃん』に引き続き登場。そのエロさから太臓とよく気が合う。
- 名前の由来は『超電磁マシーンボルテスV』のボルトイン(合体)時の掛け声「Vトゥゲザー」から(together→一緒)。
- 部井透瑠(ぶい とおる)
- 博士の孫娘。作者の前作『無敵鉄姫スピンちゃん』に引き続き登場。ビューナス女学院在学中。
- 普段は常識人だが、博士や太臓のスケベな行動に対しては容赦ない制裁を行うサディスト(あいすに匹敵する唯一の実界人)である。父方の祖父(博士)に似ているのは頑固な直毛のみだと自分では思っているようだが、スピンにエロ探知機を搭載するなどロボット工学の素養もある。最近スピンに対して過保護になってきた?
- 名前の由来はVTOLから。
- 真白木みのる(ましらぎ みのる)
- 第21章に登場した真白木 宇月の弟で、年齢は10歳。天然パーマなのか、アフロ風の髪形をしている。あいすのサンタ姿がトラウマになり、以後サンタクロースの話をしなくなり、さらにはハロウィンの時の兄の奇行(事故ではあるが)の所為でハロウィンの話をしなくなった。
- 名前の由来は「白木みのる」から。
- シャーくん(しゃーくん)
- ホホジロザメ。大木家のペットである。
- 大亜門(だいあもん)
- 作者本人。第59章の第1回人気投票にランクインしたのがきっかけで登場。
[編集] 太臓が召喚した人や動物など
- ボールスライム
- 間界でマスコットとして流行っていた。「にゅー」という。太臓は、これを飼っていればもてると思って沢山捕まえていたが既にブームは過ぎているらしい。テンションに関係なく召喚できる。5体おり、それぞれ「にゅ~ぼ~(地獄先生ぬ~べ~の主人公、ぬ~べ~のパロ)」、「ちぶさん(あぶさんのパロ)」、「好白白(ドラゴンボールのキャラクター、桃白白のパロ)」、「チチ(ドラゴンボールのキャラクター、チチのパロ)」、「にゅうりん(ドラゴンクエストのスラりんのパロ?)」という名前。すべて女性の乳に関連づけた名前。
- ドライマン
- 正式には「渇望の吸血鬼・ドライマン」。見た目は『ドラえもん』とは似ても似つかない程リアル。太臓が召喚する者の中でも上位のレベルに位置し、太臓が命令した者の生き血を吸う。しかしここでは血は吸わず、代わりに首をもぎ取る「首だけコプター」なる技を用いた。ちなみに、血を吸わずともポカリスエットを与えられることにより渇きを満たすことが出来る。序盤に出てきただけであったが、連載1周年記念(?)で再び召還されてエロガード・エロリップを迎え撃ち、今度は「モモシリボックス」という技を使っていた。
- いばり屋さん
- 当初「リヴァイアサン」を召喚しようとしたが、太臓のテンションが低かったため間違って出てきてしまった怪しげな中年男性。口調、容姿共にJOJOのウィルソン・フィリップス上院議員に酷似しており、語尾に「~ちょる」をつけて話す。勢いであいすに迫り、鼻と口を凍らされてしまう。
- "海王"リヴァイアサン
- 「とぐろを巻いたもの」という意味を持つ、大便の形状を模した謎の動物。太臓は、浜辺に大量発生した毒くらげを処理させる為だけにこの生物を召喚した。とぐろの内部に頭があり、口から炎を吐くこともできるようである。そのため海を煮立たせる力を持っているが、普段は気のいいおばちゃん。
- "ウサ耳忍者"アスナロD
- 女湯を覗く為、召喚された忍者。侵入、潜入のプロらしい。ショッキングピンクのウサ耳頭巾に全身タイツを着用している。顔と身体のバランスが取れていないとよく言われるらしいが、実際に取れていないのは顔全体に対する鼻の穴の比率。その格好とは裏腹に、語り口がとても丁寧で紳士的。元ネタはアニメにもなったサンリオキャラクター『マイメロディ』。
- 猫ドラ(イマン)君
- ドライマンの弟で、太臓自身も召喚契約をしたかどうか覚えていない。実際は悠が太臓をこらしめる為に見せた幻覚だった。JOJOマニアのみが知る「猫ドラくん(これも元々は『ドラえもん』のパロディ)」が元ネタとなっている。
- "5時から怪獣"ゴジヲ
- 裸の学園長が迫って来る夢を見た太臓が誤って召喚してしまった生物。名前の由来は怪獣『ゴジラ』から。5時までは「ただのオッサン」だが、5時になって会社が終わると夜の街で暴れまわる怪獣と化す。結局彼を取り押さえたのは新任の美術教師・谷円だった。ちなみに、5時前に召喚すると、ただの巨大なオッサンが現れる。
- "ハバネロ錬金術師"エロガード・エロリップ/色裂 色番 (いろさき しきつぐ)
- 間違い召喚で出てきてしまった錬金術師。下ネタを極端に嫌い、それを喋る者を制裁する。しかし一方で彼自身が思いつく下ネタはやたらとマニアックであったりする。
- まわる(スピン)に取り付いていたが、迷惑だと言われ成仏。その後、エロ撲滅の為に長期滞在用のヘキサグラムゲートを通じて、太臓達の学校に新任教師「色裂色番」として赴任してきた。教師として太臓の行為を取り締まるが、やはり変態的なものの言い方をするため彼自身も超ド変態扱いを受けている。そのあまりの変態さから宏海に「変態妄想もそこまで来ると尊敬に値する」とまで言われた。普段は面長男の姿をしているが、興奮すると元の唐辛子顔に戻る。戦闘方法としては週刊少年サンデーのうえきの法則の登場人物のように「○○を××に変える能力」を使う(「いらない物を木に変える能力」や「ケーキを脂肪に変える能力」など)。これは下記にあるエドワード・エルリックの担当声優がうえきの法則の主人公、植木耕助と同じだからと思われる。
- 名前の由来は東ハト販売の菓子「暴君ハバネロ」と『鋼の錬金術師』の登場人物、エドワード・エルリックから。また、よく見ると胴体がアルフォンス・エルリックの胴部である。
- "ひょっとこ"公太郎
- 力を抑えられずあらゆるものを氷漬けにしてしまったあいすの冷気を中和する為、太臓が召喚した小さな炎使い。『とっとこハム太郎』のパロディであり、「~なのだ」という語尾や、ひまわりの種を連想させる「火回りの盾」と言う技を使う。あいすの冷気を中和しようとするが逆に冷気にやられて鬱状態になってしまう。悠がひまわりの種を与えた事により復活。仲間を呼び出す。しかし火を吹けるのは彼だけだったので自滅した。
- ズボンちゃん
- 公太郎が携帯電話で呼び出した仲間。公太郎の言うことならなんでも聞く。ハム太郎のお友達「リボンちゃん」が元ネタ。
- 孔子くん
- 公太郎曰く「トロくて使えないけど、従順なんで一緒に居てやってる」仲間の一人。ハム太郎の仲間「こうしくん」が元ネタ。「こうし」と「孔子」をかけてる。
- 矢射子×宏海
- 階段から落ちた宏海と矢射子がいっしょにアスタリスクゲートを通りフュージョン(合体)してしまった姿。感覚は共有しているが、意識は別々で交互にしゃべる。融合比率が変化すると顔が完全に矢射子で体が宏海になったり、逆になったりする。太臓いわく、よけいなオプションがついている。時間経過で元に戻る。
- 太臓×木嶋
- 太臓と木嶋がいっしょに太臓の分身のアスタリスクゲートを通ってフュージョンした姿。基本的な性質は矢射子×宏海の場合と同じ。もて力は、木嶋のもつ「正の」もて力と太臓のもつ「負の」もて力が相殺しあってプラスマイナスゼロになっている。紋いわく「モデルみたい」。
- 両津勘吉(りょうつかんきち)
- こちら葛飾区亀有公園前派出所の連載30周年記念ということで登場。姿形はほとんどゴリラ。こち亀同様に大原大次郎部長には弱い。
[編集] 太臓及びその他の人物の用いる技・武器
- ドロロン煙幕
- 太臓が用いた、尻の穴から可燃性の煙幕を出して姿をくらます技。忍者が姿を消す際使うのもこの技…と書いてあるが、信憑性は0。名前の元ネタは永井豪作『ドロロンえん魔くん』。
- パロ・スペシャル
- 太臓が用いた禁断の秘儀。様々なジャンプ漫画のパロディ技を連続で相手に叩き込む荒業。名前の元ネタはゆでたまごの『キン肉マン』のウォーズマンの技から。以下は個々の技の詳細。
- 屁で螺旋丸(へでらせんがん)
- 『NARUTO』の主人公・うずまきナルトの技「螺旋丸」のパロディ。この場合はもの凄いにぎりっ屁。
- ゴムゴムの油揚げ(- のおいなり)
- 『ONE PIECE』の主人公ルフィが用いる技+『シャーマンキング』の狸の霊ポンチのパロディ。俗に言うおいなりさんを広げて敵の攻撃をガードするのが目的だが、結果的に急所にダメージを受けてしまう。
- 目(め)
- 相手の身長・体重・パンツの色などの個人情報を読み取ることが出来る能力。『DEATH NOTE』の「死神の目」のパロディ。
- 臭い棒(においぼう)
- 『DRAGON BALL』の孫悟空が用いる武器「如意棒」のパロディ。少年誌に載せるにはギリギリなネタ。
- 間界の風(まかいのかぜ)
- 校内のどこかに潜む変態美術教師・出羽をいぶり出す為、太臓が後先を考えずに密室で召喚した異臭風。
- 静かなる夜のショー(サイレントナイトショー)
- 太臓が尻の穴から発生させる異臭ガスにより周囲の人々を気絶させる技。身も蓋も無く言うと凄まじい臭いのすかしっ屁。名前の元ネタは車田正美作『SILENT KNIGHT 翔』と思われる。
- ブースカブースター
- 尻の間から高圧ガスを噴出させ、加速する技。元ネタは特撮テレビドラマの『ブースカ! ブースカ!!』から。
- ハーロウィーン
- 太臓がハロウィンにちなんで放った超大技。技を放つ際に矢射子の胸を見て太臓のテンションが上がっていた為に校庭を灰塵と化した。元ネタは萩原一至作の『BASTARD!!』のダーク・シュナイダーの呪文。
- 股間摩擦砲
- 太臓の股間から「アレ」を伸ばして攻撃する技。ジャイロ回転しているらしい。元ネタは『DRAGON BALL』のピッコロの必殺技「魔貫光殺砲」のパロディ。臭い棒と同じくギリギリなネタ。
- 千の目(サウザンアイズ)
- 悠が用いる、目を使った技の総称。ネーミングは高田裕三の漫画のタイトル『3×3 EYES』か、もしくは高橋和希の漫画『遊戯王』の王国編でペガサスが召喚したモンスター「サウザンドアイズ・サクリファイス」かと思われる。千対の目それぞれで異なる能力を使えるとのことだが、悠が実際に全ての能力を使えるかは不明。また、太臓のテンションがどの程度かを見ることができる第三の目(正式名称不明)がこれに含まれるかは明らかにされていない。以下は個々の能力の詳細。
- 貰い眼(もらいがん)
- 胸元にある目(恐らく『未確認少年ゲドー』の首なし人間が元ネタと思われる)で、他人の動きをコピーできる。効果は『NARUTO』の写輪眼、ネーミングは内藤泰弘の『トライガン』が元ネタと見られる。
- 眼夢(がんむ)
- 額にある目を合わせた相手に一分間だけ幻覚を見せる。能力は週刊少年マガジン連載『ゲットバッカーズ』の主人公・美堂蛮の邪眼、ネーミングはウルトラジャンプ連載『銃夢』が元ネタと見られる。
- 眼×操奴(がんそうど)
- 掌の目から発する催眠効果で相手を操ることができる。非常に便利。ネーミングはアニメ『ガン×ソード』が元ネタと見られる。
- 眼通(がんつ)
- 後頭部の目で透視することができる。ネーミングは奥浩哉の『GANTZ』が元ネタと見られる。
- 目盾21(アイシールド21)
- 手の甲にある目で出現させたバリヤーによって、相手の攻撃を弾き返すことができる。ネーミングの元ネタは同誌で連載中の『アイシールド21』から。
- アイス・メイデン
- 氷でできた、拷問具の「アイアンメイデン」に相手を閉じ込める技。あいすが使用。
- 武装セイバー
- 矢射子の扱う武器。真剣。仮面ライダー響鬼のパロディだが、見た目が仮面ライダーカブトに登場する仮面ライダーサソードの変身道具サソードゼクターに似ている上、キャストオフを行うなど仮面ライダーカブトのパロディもある。
- ゴンブトゼクター
- 悠が宏海に使わせた加速装置。本体は蝶の羽が生えたホモっぽいオッサンの姿で、装着者の後ろ(腰部分)から両腕を腰に巻きつかせ、右腕が反り上がり終わると共に『OH!YES!!』と言って装着完了する。クロックアップが可能で、使用すると超加速により空気摩擦で服が燃えてしまう(効果が切れると『クロックオーバー』)。英語で喋る。元ネタは仮面ライダーカブトの変身道具カブトゼクター。
- 焱術(パイロキネシス)
- 杉音が政略結婚をさせられることを言い出せずにいた時、無意識に用いた技。もじもじした動きを繰り返す事で摩擦熱が生じ、服に火が点く。
- 真空の渦(しんくうのうず)
- 杉音が無意識に用いた技。太臓が自分の妻にならないかと持ちかけたのを謙遜し、両手を左右に振った際にその動きがあまりに高速だったため真空の渦が出来、太臓はおろか宏海をも切り裂いた。
- アクア・ラグナ
- 卒業式で号泣した際に杉音が流したとてつもない量の涙。元ネタは『ONE PIECE』に出てきた超弩級の高潮のアクア・ラグナ。
- 神砂嵐(かみずなあらし)
- 例によって杉音が両手を左右に振った際に発生した超必殺技。杉音の能力が上がっていた為に校舎の壁とリボンをズタズタにしてしまった。元ネタは『ジョジョの奇妙な冒険』の第2部に登場したワムウの必殺技。
- 視界0竜巻(しかいラブハリケーン)
- 第38話初登場。アイシールド21の「デビルバットゴースト」の如く相手をすれ違い様に抜いて、それと同時にスピンを召喚して、相手の周囲をクルクル回りながら攻撃(?)させる。命名は悠。おそらくキャプテン翼の技、スカイラブハリケーンが元ネタだと思われる。
- カタークゼクター
- 宏海が討魔師から借りた加速装置。本体は蜻蛉の羽が生えた黒パンツ一丁男の姿で、装着者の胸元に逆さに張り付き、開いた足を閉じて『LooK at me!』と言って装着完了する。ゴンブトゼクターと同じくクロックアップが可能。元ネタは仮面ライダーカブトに登場する仮面ライダーガタックの変身道具ガタックゼクター。
[編集] サブタイトルのパロディ
- ハロー来訪者 (荒木飛呂彦『バオー来訪者』)
- 屋上物語 (ゲームタイトル『牧場物語』)
- That'sハイパーテンション (「はいぱーぽりす」OPタイトル『That's はいぱーてんしょん!!』)
- 燃える!お姉さん (佐藤正『燃える!お兄さん』)
- 渚の『…………』 (「ハイスクール!奇面組」OPタイトル『渚の「・・・・」(かぎかっこ)』)
- 天使なんかじゃない! (矢沢あい『天使なんかじゃない』)
- 学園7不思議 (つのだじろう『学園七不思議』)
- よろしくメカドッグ (次原隆二『よろしくメカドック』)
- ULTRA MANIAC (吉住渉『ウルトラマニアック』)
- 夢ノ狩人 (「魔境伝説アクロバンチ」OPタイトル『夢の狩人』)
- GOLDEN BOYS前編 (江川達也『GOLDEN BOY』)
- GOLDEN BOYS後編 (江川達也『GOLDEN BOY』)
- 恋はおまかせ! (一条ゆかり『恋はおまかせ』 or 実業之日本社『恋はおまかせ特集号』『恋はおまかせスペシャル』)
- バトルアスリーツ大運動会 (アニメタイトル『バトルアスリーテス大運動会』)
- 先生のお時間 (ももせたまみ『せんせいのお時間』)
- 夢色chaser (「機甲戦記ドラグナー」OPタイトル『夢色チェイサー』)
- 最終兵器カノジョ (高橋しん『最終兵器彼女』)
- デートなUSO (ゲームタイトル『デイトナUSA』)
- 教えて!せんせいさん (「瓶詰妖精」OPタイトル『教えてせんせいさん』)
- ミラクルボディにご用心! (「VS騎士ラムネ&40FRESH」OPタイトル『ミラクルボディにご用心』)
- *SANTA!* (蔵人健吾『★SANTA!★』)
- パワータフガールズ (アニメタイトル『パワーパフガールズ』)
- 故郷からマ王! (喬林知『今日からマ王!』)
- BOY MEETS GIRL<DA!REMIX> (「だぁ!だぁ!だぁ!」EDタイトルtrf『BOY MEETS GIRL DA!DA!DA!Remix』)
- 御近所物語 (矢沢あい『ご近所物語』)
- 悠と (ほったゆみ・河野慶『ユート』とあずまきよひこ『よつばと!』)
- トラブるチョコレート (アニメタイトル『トラブルチョコレート』)
- スキダミマイタイ (「MEZZO -メゾ-」OPタイトル BARNABYS『スキマミマイタイ』)
- まんがちゃんぽん昔ばなし(アニメタイトル『まんが日本昔ばなし』)
- 秘めちゃうのリボン (水沢めぐみ『姫ちゃんのリボン』)
- トラップ一過物語 (アニメタイトル『トラップ一家物語』)
- カルマの樹 (アニメタイトル『パルムの樹』)
- レディ領事ィ (アニメタイトル『レディジョージィ』)
- 過度ガード (アニメタイトル『GAD GUARD』)
- 天才は最後にやってくる!! (「エルフを狩るモノたち」EDタイトル『天才は最後にやってくる』)
- send ビューナス女学院 (アニメタイトル『聖ルミナス女学院』)
- みんなで誕生日 (「まんが日本昔ばなし」EDタイトル『みんなでたんじょうび』)
- 奥様は魔法少女? (アニメタイトル『奥さまは魔法少女』)
- Booby MAGIC (「金田一少年の事件簿」EDタイトル『Boo Bee MAGIC』)
- ダブル・ハート (今野直樹・市原剛『ダブル・ハード』)
- スクール乱舞る (小林尽『スクールランブル』)
- うわさのキッサ (「キテレツ大百科」EDタイトル『うわさのキッス』)
- ヨシモト ガネッ子物語 (アニメタイトル『ヨシモトムチッ子物語』)
- 奇行選挙動乱 (アニメタイトル『奇鋼仙女ロウラン』)
- 欲情生徒会 (アニメタイトル『極上生徒会』)
- 願いが叶うように (「イッパツ危機娘」OPタイトル『願いがかなうように』)
- 負けないで!片想い (「SAMURAI GIRL リアルバウトハイスクール」EDタイトル『負けないで…片想い』)
- トランスフォーマー・ザ・ヘッドミスターズ (アニメタイトル『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ 』)
- 祭バカ日誌 (やまさき十三・北見けんいち『釣りバカ日誌』)
- 怒りと水とタフネス(アニメタイトル『光と水のダフネ』)
- 怪奇大作戦! (ドラマタイトル『怪奇大作戦』))
- 時にはむかしの話を (「紅の豚」EDタイトル『時には昔の話を』)
- Blue Water (「ふしぎの海のナディア」OPタイトル『ブルーウォーター』)
- 赤毛のアニ (ルーシー・M・モンゴメリー『赤毛のアン』)
- ガラリーフェイク (細野不二彦『ギャラリーフェイク』)
- Oh!Family (アニメタイトル『Oh!ファミリー!』)
- ストーミー・ラブ (「FIRESTORM 」OPタイトル『STORMY LOVE』)
- 脂肪よそれは (「円卓の騎士物語 燃えろアーサー」OPタイトル『希望よそれは』)
- ラブ・ラブ・ニンキーモノ (「魔法のプリンセス ミンキーモモ」OPタイトル『ラブ・ラブ・ミンキーモモ』)
- アタック剣 (ドラマタイトル『アタック拳』)
- HUSTLE MUSHROOM (「キン肉マンII世」OPタイトル『HUSTLE MUSCLE』)
- オバケがいくぞー (「ゲゲゲの鬼太郎(第3シリーズ)」EDタイトル『おばけがイクゾ~』)
- バスだーぞ!! -反則の間界人- (萩原一至『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』)
- 異端者討魔師 (絵本「機関車トーマス」)
- ガンバレ男の子! (「コボちゃん」OPタイトル『ガンバレ男の子』)
- REVENGER (アニメタイトル『AVENGER』)
- シスタープリンセス (ゲームタイトル『シスター・プリンセス』)
- Sexy Sexy!? (「学校の怪談」EDタイトル『Sexy Sexy,』)
- 全員と聖夜 (車田正美『聖闘士星矢』)
[編集] 太臓もて王サーガ外伝~変人偏屈列伝~
過去のエピソードを別の角度から描いた話が中心のショート漫画。赤マルジャンプ2006SUMMERに掲載された。
特別に荒木飛呂彦が描いた太臓(の偽物)が登場した。そのためか、副題の変人偏屈列伝は荒木の同名の短編集からとっている。
[編集] 外部リンク
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