D.Gray-man
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『D.Gray-man』(ディーグレイマン)は『週刊少年ジャンプ』(集英社)において2004年27号から連載されている星野桂作の少年漫画、およびそれを原作としたテレビアニメ作品。略称はD.グレ、D灰、灰男など。
目次 |
[編集] ストーリー
舞台は仮想19世紀末。「機械」と「魂」と「悲劇」を材料に造りだされる悲しき悪性兵器AKUMA。そのAKUMAを造り世界の終焉を目論む「千年伯爵」。その野望を阻止すべく唯一、AKUMAを破壊できる神の結晶「イノセンス」に選ばれた存在、エクソシスト。主人公、アレン・ウォーカーもその一人であった。
生まれつき左手に宿っていたイノセンスを武器にアレンは、同じエクソシストの神田ユウ、リナリー・リー、ラビなどの仲間たちと共に世界を救うべくAKUMAを破壊し、千年伯爵を倒すための戦いにその身を投じていく…。
[編集] 作風
同掲載誌の連載漫画中では異色と言える繊細な線と白と黒を多用したシャープで軽快。登場キャラクターは非常に多く、それ故にキャラクターが死ぬ展開も多い。それに比例して多い追悼の描写もあいまって、少女漫画に多用されるモノローグが使用されていることも大きな特徴といえる。寓話的なファンタジー作品としての部分を強調しながらも、オカルティックな19世紀などの歴史趣味や残酷でシリアスな部分もあり、それでいてコミカルなシーンも多い。物語の設定上、大抵はエクソシストの戦闘をオムニバス風に描いているが、連続した内容になっている。なお、登場人物たちが色々な国籍なので世界共通語の英語で話している。(もちろん吹き出しの中の言葉は日本語である)
[編集] 登場人物
D.Gray-manの登場人物を参照。
[編集] D.Gray-man用語
[編集] 「黒の教団」関連
- 黒の教団
- 世界の終焉を阻止するためヴァチカンの命により設立された軍事機関。関係者はここを住居・拠点として活動しているため、「ホーム」と呼ぶ者も居る。黒の教団に所属するエクソシストはヴァチカンの名においてあらゆる場所への出入りが許可される。また、エクソシストの任務で生じる費用は全て教団が立て替えて支払う。今は禁止されているが、過去にエクソシストを作る実験を行い、何度も失敗して「咎落ち」を生み出した。モデルはかつて19世紀のイギリスにあった秘密結社・黄金の夜明け団や、黒の教団の紋章が“十字架にバラ”(ローズクロス)を象ったものであることから、薔薇十字団(ローゼンクロイツ)、フリーメーソンなど諸説ある。本部は断崖絶壁に位置している。そのため、関係者以外はゴーレムによって登る途中に落とされてしまう。リーバー班長の発言(アニメ)によると、「教団は残業手当はつけないが減給はする」らしいが、漫画ではコムイが「一銭にもならないけどね」と言っているので実際のところよくわからない。
- 黒の教団アジア支部
- 黒の教団の支部。床面積は教団本部より広く現在も建設途中の箇所が複数あり、今なおその建物は進化し続けている。そのため、現・支部長とその補佐役は2週間ほど迷った経験があるような素振りを見せている。(フォーの発言により)
- 黒の教団オセアニア支部
- 黒の教団中東支部
- 黒の教団アフリカ支部
- 黒の教団北米支部
- 黒の教団南米支部
- 探索部隊(ファインダー)
- 黒の教団探索班に所属する部隊。イノセンスによる奇怪と思われる場所に赴き調査活動を行う。任務中の負傷・死亡数が最も多い。適合者になれなかった者の多くはこちらに配属されると思われる。タリズマン(結果装置)を操り、一時的にアクマを捕らえることができるが、それもレベル2以上にはただの時間稼ぎである。
- 科学班
- エクソシストや探索部隊が活動するのに必要な武器や道具、団服の作成などを行う。世界のため(?)、身を粉にして働いている。それぞれの専門に秀でた者が多い。地質学や植物学も含まれるらしい。たとえばリーバー班長であれば、物理学・数学・言語学が専門分野ということになる。
- 元帥
- 聖職者としてのエクソシストであり、黒の教団内においてはエクソシストより上位の階級者。普段は教団を離れ、単独で任務に当たり、任務がてらにイノセンスの適合者探しを行う。殉職したケビンを除けば、ティエドール・クロス・ソカロ・クラウドの四人が現在の元帥。通常は定期的に教団と連絡を取り合うがクロスのみそれを行わず四年間音信不通状態。
- 大元帥
- 黒の教団における元帥よりさらに最上級階級者。元帥と室長に命令を出す権限を持つ。団服は黒を基調としているためエクソシストの可能性があるが、詳細は不明。元帥達同様5人存在している。ヴァチカンの上層部とは何らかの関係があると思われる。
- 医療班
- エクソシスト・ファインダー等治療を担当する。
- 通信班
- エクソシスト・ファインダーからの通信を受ける。
- 警備班
- 黒の教団の警備全般担当。
- 総合管理班
- サポート派の中でも更に縁の下の力持ち的な役割を果たしている。黒の教団に所属する者が生活するために必要な諸々の事柄を扱う。経理・総務(いわゆる事務員)や料理長・ジェリーなど厨房・清掃要員の所属もここ。
- 対外調整班
- その名の通り、国交を結んでいない地域などとの外交活動が中心。世界各地で起こる奇怪を調べるためにファインダーやエクソシストを派遣する際も、彼等によるその国に対しての地ならしが無ければ調査する事すら困難だろうと推測できる。本編にその班員は未だ出てきていない。
- 協力者(サポーター)
- 世界各地の教団支部に所属し、普段は民間人として活動しながら裏で黒の教団の活動を支える者達。アニタやマホジャがそれに当たる。
- 監査役
- ヴァチカンから黒の教団内に出向してきている人間。現在未登場。
[編集] 「エクソシスト」関連
- エクソシスト
- 黒の教団に所属しアクマ退治を専門とする黒の聖職者(クラーヂマン)。アレン入団時で19人所属、現在は13名。これは元帥も含めてである。全員黒の団服(コート)を着用している。
- ゴーレム
- 主に科学班によって作られる生物(?)。エクソシスト1人につき1体が付く。映像情報の記録やトランシーバーのような無線通信を行うが、通常、エクソシストの所持するゴーレムには映像記録機能は無いらしい。電話回線を通じて遠距離通話を行うことも可能。10km圏内ならゴーレム同士で居場所が辿れるらしい。
- 教団本部への無線通信回線の使用は、ゴーレムの各自所有者エクソシストのみ可能。また教団本部の周りにも監視カメラの役割としてのゴーレムが多数飛んでいる。エクソシストによって形が違う。
- 団服(コート)
- 左胸に十字架の紋章が入ったコート。エクソシスト全員と教団支部長クラス以上の幹部職員のみが着用を許される。
- 基本的な模様は同一だがデザインなどは各自の好みに応じて異なる。エクソシストのコートは黒地に銀の装飾。戦闘仕様で非常に丈夫な構造になっている。しかし、元帥のコートは金の装飾になっている。教団幹部職員のコートは白地。事務作業などに適した構造になっているのではないかと思われる。
- 現在、エクソシストの団服はリニューアルされ軽量化された[1]。またゴシックとミリタリーを合わせたような凝ったデザイン性からコスプレイヤーに人気がある。
[編集] 「イノセンス」関連
- イノセンス
- 「神の結晶」と呼ばれる不思議な力を帯びた物質。総数は109個。しかしノアの一族に破壊されているため、現存数はもっと少ないと考えられる。まだ謎の多い物質ではあるがアレンの「神ノ道化」が独自の意志をもって動いているように見える描写があるため、ダークマターがレベルアップすると自我が生まれるように、イノセンスも進化して意志を持つと思われる。
- 適合者が現れていないイノセンスが黒の教団に見つかった場合、元帥達が帰還する時までヘブラスカが自分の体内で保護することになっている。現在、回収されているイノセンスは全部で41個。伯爵は、イノセンスを「自分達を殺す為なら何でもやる悪魔」だと言った。
- ハート
- イノセンス109個の内、一つだけイノセンスの核と呼ばれる「ハート」というものがある。
- ハートが破壊されてしまうと他のイノセンスすべても力を失う。
- 形状を見たことがある者がいなく、所在が一切分からない。また、名前だけで能力も分からないため現在いるエクソシストの中に既に適合者がいる可能性もある。そのため千年伯爵やノアの一族は虱潰しにイノセンスを破壊している。
- 今現在、適合者の命を救ったアレン・ウォーカー、リナリー・リーのイノセンスがハートの可能性が高い。
- 適合者
- イノセンスを扱うことの出来る者。適合者であると判明したものは黒の教団にスカウトされ(強引に拉致する場合もある)エクソシストとなるか、千年伯爵により始末される場合が殆どである。しかし、適合者はイノセンス1個に対し1人で、更にイノセンス自体が109個しかない為、そうそう適合者が見付かる事はない。適合者を失ったイノセンスに新たな適合者が現れるか否かは不明である。
- 対アクマ武器
- 対アクマ用に武器化したイノセンス。世界で唯一、アクマのボディに傷を付け破壊する事が可能。イノセンスが起こす奇怪現象の違いはイコールイノセンスに宿る力の違いであり、その為対アクマ武器の形状や能力は元となるイノセンスごとに異なる。主に装備型、寄生型の二種類に大別され、違いは以下の通り。
- 装備型(-タイプ)
- イノセンスを人為的に加工して製造した対アクマ武器。大半のエクソシストは装備型の対アクマ武器の適合者である。
- 装備型の適合者は後述の寄生型と違い、イノセンスとの身体的な繋がりを持たない為、イノセンスの原石が持つ強大な力を制御する事が難しい。その為、イノセンスを加工・武器化することでイノセンスの力を抑えてシンクロし、武器として扱うことを可能としている。ちなみに対アクマ武器を製作する際には、イノセンス毎の能力や性質を分析し、それに見合った形状に仕立て上げられる。あくまでもイノセンスの性質に左右される為、ミランダの「刻盤」の様に武器の形を為していないものもある。
- 神田、リナリー、ラビなどが該当。
- 寄生型(-タイプ)
- イノセンスの原石が適合者の肉体とシンクロし、適合者の肉体の一部が武器化した対アクマ武器。寄生型の適合者は装備型の適合者に比べ非常に少ない。
- 寄生型の適合者は自分の肉体の一部を武器化する為、イノセンスとのシンクロ率が高く、装備型に比べてイノセンスの力をより引き出す事ができる。又、体内のイノセンスが侵入してきたダークマターを浄化する為、アクマの血のウイルスで死ぬこともない。反面、体力の消耗が激しく、寄生型の適合者は総じて(もの凄い)大食いになる。
- 人体との連動力が装備型よりも強い為、必要とあらば適合者の意思に関係なく発動する場合もある。アレンの左腕が初めて発動したのはこのケースにあたり、この時アレンの意思とは無関係にAKUMA化したマナを破壊した。寄生型の適合者はその感情によって武器を操ることもできる。
- バク曰く寄生型の適合者は存在自体が「対アクマ武器」(のようなもの)らしい(自らの体でイノセンスを拘束し、発動しているからだという)。また、寄生型の場合武器が損傷すると神経にダメージを受けてしまう。
- アレン、スーマン、クロウリーが該当。
- 咎落ち(とがおち)
- イノセンスの暴走現象。かつて、不適合者(イノセンスとのシンクロ率が0以下の人間)を無理やりエクソシストにしようと考えていた黒の教団内で起ったとされる。現在は秘密事項として扱われ、このことは一部の人間しか知らない。最終的にはアクマの大きさをはるかに上回る化け物になる。
- また、適合者がイノセンスを裏切り、戦いを放棄したなどの理由により『咎落ち』が発生した場合、人体はイノセンスに取り込まれ、Lv2のアクマも一撃で破壊してしまうほどの強大なエネルギーを持って破壊行為を繰り返し24時間以内に命を消費しつくされて破壊される。
[編集] 「千年伯爵」関連
- AKUMA
- 千年伯爵が作った悪性兵器。生前最も親しかった人間の呼び声で魔導式ボディ(生産工場はどうやら日本のよう)に魂を取り込み作られる。魂を呼んだ人間はアクマに殺されその死体はアクマが人間に成りすますための皮として使われる。アクマに取り込まれた魂に自由はなく、永遠に拘束され千年伯爵の兵器となる。アレンの左目など特殊な場合を除いて見ることは出来ない。
- イノセンスを使用して破壊しない限りその魂は開放されず、自爆などイノセンスを使わずに破壊した場合、魂はダークマターごと消滅する。魂とアクマは別人格であり、アクマは戦いに快感を覚え、魂は苦しみながらアクマの進化と共に原形を失っていく。
- AKUMAにはLvがあり、人を殺せば殺すほどLvが上がる。上に行くに従って形状や戦闘能力が変化していく。地区内でAKUMAの密度が異常に濃いと殺人衝動を抑えるため他のAKUMAを捕食して能力を奪う。
- Lv1
- 最も数が多く、頻繁に登場する。本体はボール型で、ボディ中央部にある顔は皮となった人間のものになっている。通常は人の皮を被った状態で、体を部分的に武器へと変形させて戦闘する。
- 未発達なためかあまり強くなく、喋り方も片言のものが多い。エクソシストとして訓練を積んだ者であれば、単独で複数を撃破する事もそれ程難しく無い。
- 組み込まれた魂は生前(死亡時?)のままの服装をしており、鎖で繋ぎ止められている。
- Lv2
- 形状不定であり、発達した人格感情をもつ自律型。それぞれに固有の能力を持つ。接近戦ではそれなりの強さを発揮するが、装甲があまり丈夫ではないため遠距離攻撃にはほとんど無防備。皮となった人間の頭部がそのままアクマの頭部になるものもあるが、頭部以外の部位について頭部の役割をなさぬものや、頭部らしきものが表面的に見当たらないものなども存在する。
- 組み込まれた魂はミイラのような状態になっており、Lv1時に見られた涙も流していない。
- Lv3
- 甲冑のような雰囲気で全体的に似たような姿をしているが、細部の装飾の違いなどはLv1よりも顕著である。頭部の中に皮となった人間の顔が隠れている。また、同じLv3の中にもいくつかのタイプがあるらしい(接近戦タイプなど)。固有の能力を持っているところはLv2と同様である。Lv2に比べて格段に強くなっている。
- 魂の状態はLv2時よりもさらに悪化し、不定形のおぼろげな姿。
- ダークマター
- アクマの呪い
- 目に呪いを受けるとアクマに内蔵された魂が見えるなど、アクマに傷つけられながらも生き延びた人間にとっての苦しみになるものだと思われる。呪いを受けた部位は傷つけても自然に再生する。呪いをエクソシストとしての戦闘に役立てるアレンは例外的で、アレンの左目にあるペンタクルはアクマの呪いを示すマークで、AKUMAの額にあり、逆五芒星の形状をしている。(★の逆さま)
- コムイ曰く「呪いをうける種族は人間くらい」のためある意味人間である証明でもある。
- ノアの一族
- 人類最古の使徒、「ノア」の遺伝子を受け継ぐ超人達(ロード曰く、『自分達こそ神に選ばれた本当の使徒である。』らしいが詳しい詳細は不明)。千年伯爵同様、イノセンスを破壊できる力を持っているが、その能力の全貌は未だ明らかになっていない。表の歴史には記録されない存在。歴史の分岐点に度々出現しているがどの文献や書物にも記されておらず歴史の「裏」でしか語られていない。
- 千年伯爵と共に“家族”を形成している。彼らの身体的な特徴などは肌が灰色に近い褐色であること。もう一つは全員の額に十字架の聖痕が7つあることである。イノセンスの力を体内に直接流し込まれて石化した事から、ノアの一族はダークマターの系列の力を持った存在、もしくはエクソシストの対極として、ダークマターに選ばれた黒き神の使徒だと推測できる。
- 現在登場しているのは千年伯爵とロード、ティキ、スキン、デビット、ジャスデロの6人。他にも細身の女性がいる。伯爵の発言から、全部で13人存在することが確認された(その中に伯爵が含まれるかどうかは不明)。ちなみに彼等の額にある聖痕は、彼等が瀕死の状況に陥ると額中央部に集約して巨大な聖痕となり、遺伝子に刻み込まれた怨念をたぎらせ最後の力を振り絞らせる。そして、途中で聖痕の横線部は口となり、彼等を後ろから支える謎の人型の光となる。
- ノアの一族は其々なんらかの感情(?)を司っており、ロードが「夢」、ティキが「快楽」、スキンが「怒」、デビットとジャスデロが「絆」となっている。一部では『鋼の錬金術師』のパクリではないかという疑惑がある。
- ノアの方舟
- ノアの一族が作り出す(?)移動手段。空間を越えて移動できるがまだ詳しい詳細は不明。外見は全く舟の形をしていない。中は白レンガの街のような空間。
- 奏者(そうしゃ)
- ノアの方舟に影響を及ぼす存在。昔一人の奏者がいたが、その人物はノアでありながら伯爵を裏切り方舟を狂わせた。しかもその奏者の資格を別の人間に渡してしまったため、今の今まで方舟は江戸を離れる事ができなかった。その裏切り者のノアは伯爵によってすでに殺害されている。現存している奏者としては、千年伯爵とロード(ノアの一族の長子であることが条件)が確認されている。
[編集] その他用語
- ストライク
- (本人にとって)衝撃的な一目惚れをした時に起こる現象。ラビの場合は背景に2体のウサギ(ヨッシー)が出てきて一方が他方に拳銃で撃たれる。蝋花の場合はその後背景に無数の花が出てきて一斉に咲く。
- ヨッシー
- 担当をキャラクター化したもの。うさぎ。笑いのポイントでよく出てくる。作者はこのキャラクターの姿をしたAKUMAを出そうと考えている。ちなみにこの担当はアシスタント曰く「リアクションがないクールな方」で、手が女っぽいらしい。7巻より巻末で開始された、仕事場の様子を描いた漫画では、ヨッシーの愛らしい外見とは似ても似つかない冷めっぷりが描かれている。そのほか2006年の週刊少年ジャンプ43号のアニメ版情報コーナー「D.Gray-Room」の背景の絵では磔にされていた。
- ギニー
- D.Gray-manの世界で使われている通貨。実際に17世紀後半~19世紀初頭に流通したイギリスの金貨で1971年の十進法移行まで原稿料、謝礼金等の表示に用いた。1ギニー=21シリング=1.05ポンド。(1ポンド=20シリング)しかし、現在は1ポンド=100ペンスだが、十進法以前は1ポンド=240ペンスだった。 作品中では1ギニ-=約2万円程度のようだ。
- ブックマン
[編集] テレビアニメ
2006年10月3日よりテレビ東京系列で放送開始。本作品は16:9のサイズで制作されている(地上波アナログ放送では4:3サイズのサイドカット版)。また、30分ものとしては火曜の全日帯で唯一の本放送アニメ(遅れ放送は除く。2006年10月現在)でもある[2]。
[編集] スタッフ
- 原作:星野桂(集英社刊「週刊少年ジャンプ」連載)
- エグゼクティブプロデューサー:朝賀定夫(テレビ東京)、遠谷信幸(電通)、坂口紀和(集英社)、加藤俊三(トムス・エンタテインメント)
- プランニングマネージャー:堤寛(テレビ東京)・杉山豊(電通)
- 原案協力:八坂健司、茨木政彦、大内重昭(集英社「週刊少年ジャンプ」編集部)
- シリーズ構成:吉田玲子
- キャラクターデザイン:守岡英行
- デザインワークス:森木靖泰
- 美術監督:古賀徹(スタジオユニ)
- 色彩設計:手嶋明美(Wish)
- 撮影監督:土田栄治
- 編集:長坂智樹(JAY FILM)
- 音楽:和田薫
- 音響監督:中野徹
- サウンドデザイン:浦畑将(サウンドガーデン)
- 録音調整:土屋雅紀
- 録音助手:常川総一
- 選曲:合田麻衣子
- 録音スタジオ:プロセンスタジオ
- 音響制作担当:島崎加奈子
- 録音制作:HALF H・P STUDIO
- キャスティング:高野あさ子
- 音楽プロデューサー:鎌形英一、佐野弘明
- 音楽制作/協力:ソニーミュージックエンタテインメント、アニプレックス、テレビ東京ミュージック
- プロデューサー:東不可止(テレビ東京)、小熊晃代(電通)、鶴木洋介(トムス・エンタテインメント)
- 監督:鍋島修
- 製作:テレビ東京、電通、トムス・エンタテインメント
[編集] 主題歌
[編集] オープニング
- 「INNOCENT SORROW」
- 歌/演奏:abingdon boys school、レーベル:Epic Records Japan、作詞:西川貴教、作曲:柴崎浩
[編集] エンディング
- 「SNOW KISS」
- 歌/演奏:NIRGILIS、レーベル:DeFSTAR Records
[編集] 原作とアニメの相違点
- ローズクロスの形が微妙に変化している。
- ジャンとレオの話が丸々他の章に移動している。
- ジャンの父親がヴァチカンではなく黒の教団の科学班に在籍していることになっている。
- 原作には登場しなかったジャンの父親(ジェイク・ラッセル)がアニメで登場した事に伴い、原作における『黒の教団入団以降は二度と故郷に戻れない』という設定が事実上無くなっている。
- ラビのマフラーが赤になっている。(原作でも作者が気まぐれでカラーでは白と赤がある)
- 「教会」「十字架」等の単語を極力使用しないようにしたり、黒の教団とヴァチカンとの関係をあいまいにしたりするなど、欧米圏など海外への番組販売を想定してかキリスト教関係での配慮が目立つ。
- ミランダの話は原作では10月9日の話だったが、アニメでは10月28日になっている。
- ミランダを時計に拘束している物が手の甲に打ち込まれた杭から、棘のある蔦(恐らく茨)に変わっている。
- ミランダに子供たちが○○○を投げるシーンがへびを投げる事になっている。
- ミランダの部屋にあるロードが書いた血文字が原作と違う。
[編集] 各話での相違点
[編集] 第1夜
- クレアの服装・死因
[編集] 第2夜
- 神田に六幻を突きつけられた時のアレンの台詞
- 原作:クロス師匠から~
- アニメ:クロス元帥から~
- タップ・ドップの目
- 原作:目がすべて包帯で隠れている
- アニメ:片目だけ包帯で隠れている
[編集] 第3夜
- アクマの進化するタイミング
- 原作:捜索部隊が1人殺された時に
- アニメ:アレンが駆けつけ、追い詰めてから
- イノセンスの奇怪の説明
- 原作:舌打ちして神田が説明
- アニメ:外にいるトマが説明
- 列車内でのトマ
- 原作:廊下でずっと立っている
- アニメ:廊下で座り込んでトランプ占いをしている。
[編集] 第4夜
- アクマがアレンの皮を捨てるタイミング
- 原作:トマと遭遇後、トマに被せる
- アニメ:アレンを襲った後すぐ。
- アクマの能力
- 原作:欲しいと思った能力をコピーする
- アニメ:触れた物の能力をコピーする
- 神田のアレンの呼び方
- 原作:モヤシ・新人
- アニメ:新入り・新人・モヤシ
- グゾルの顔
- 原作:できものなどができている
- アニメ:仮面を被っている
[編集] 第5夜
- アクマ破壊後の、神田とコムイの会話など丸々カット。
[編集] 第11夜
- アクマが人を指すときの言い方(リナリー・ミランダ)
- 原作:人間のメス
- アニメ:人間の女
[編集] 第12夜
ミランダがイノセンスの発動を止めた後に助けを求める人々 原作:管理人、医者 アニメ:管理人、医者、トマ
[編集] 放送局
放送対象地域 | 放送局 | 放送開始 | 放送曜日/放送時間 | 放送の遅れ | 放送区分 |
---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ東京 | 2006年10月3日~ | 火曜18:00~18:30 | - | テレビ東京系 |
大阪府 | テレビ大阪 | ||||
愛知県 | テレビ愛知 | ||||
岡山県・香川県 | テレビせとうち | ||||
福岡県 | TVQ九州放送 | ||||
北海道 | テレビ北海道 | ||||
全国放送 | BSジャパン | 2006年10月10日~ | 火曜19:30~20:00 | 7日遅れ | BSデジタル放送 |
AT-X | 2006年11月19日~ | 日曜12:00~12:30他 | 46日遅れ | CS | |
熊本県 | 熊本朝日放送 | 2006年10月14日~ | 土曜 6:45~ 7:15 | 11日遅れ | テレビ朝日系 |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | 土曜 7:00~ 7:30 | |||
宮城県 | 東日本放送 | 2006年10月29日~ | 日曜 6:00~ 6:30 | 26日遅れ | |
広島県 | 広島ホームテレビ | 2006年10月21日~ | 土曜 6:00~ 6:30 | 18日遅れ | |
福島県 | 福島中央テレビ | 土曜10:00~10:30 | 日本テレビ系 | ||
新潟県 | テレビ新潟放送網 | 2006年10月25日~ | 水曜15:55~16:25 | 22日遅れ |
[編集] トピックス
テレビ東京系列のみ週ごとの放送終了後(日本標準時火曜日18:27ごろ)にコムイ・リーが「次回もお楽しみに。この後はココリコのお2人でーす。」と言った後にココリコミリオン家族の司会・ココリコの遠藤章造が「はいはーい」と返答するジャンクションが使用されている。現在はテレビ東京アナウンサーの亀井京子が担当
[編集] 単行本
コミックスは、わずか2巻目で100万部を突破し、2004~5年代の新人作家(小学館などを通じて)の中では、最高の売り上げとされる。また、掲載してわずか1年でジャンプライトノベル作家の城崎 火也によるノベルスが発売することもジャンプの中では異例である。
現在1~9巻含め750万部のヒット。一巻平均は80万部。小説版は現在1~2巻含め50万部のヒット。
休載後(療養後)の7-8巻からは画風が変わり、ファンからは賛否両論の声が上がっている。漫画家の画風が多少変化することそのものは一般事象であるが、D.Gray-manの場合徐々に変化したわけではなくブランクを経たのち急に変化したためである。
[編集] 漫画
- D.Gray-man 1巻 2004年10月9日 表紙(アレン・ウォーカー&千年伯爵) 発行 ISBN 4088736915
- D.Gray-man 2巻 2004年12月31日 表紙(神田ユウ) 発行 ISBN 4088737601
- D.Gray-man 3巻 2005年3月9日 表紙(リナリー・リー) 発行 ISBN 4088737849
- D.Gray-man 4巻 2005年5月7日 表紙(ラビ) 発行 ISBN 4088738101
- D.Gray-man 5巻 2005年7月9日 表紙(ロード・キャメロット) 発行 ISBN 4088738322
- D.Gray-man 6巻 2005年10月4日 表紙(ティキ・ミック&ティーズ) 発行 ISBN 4088738659
- D.Gray-man 7巻 2005年12月26日 表紙(コムイ・リー) 発行 ISBN 4088738888
- D.Gray-man 8巻 2006年7月4日 表紙(バク・チャン&フォー) 発行 ISBN 4088740297
- D.Gray-man 9巻 2006年11月2日 表紙(メイン黒の教団員オール) 発行 ISBN 4088742931
- D.Gray-man10巻2007年2月2日 発売予定
[編集] 漫画カバー裏
- D.Gray-man 1巻 カバー裏(コムイ・リー)
- D.Gray-man 2巻 カバー裏(クロス・マリアン&巨大ティムキャンピー)
- D.Gray-man 3巻 カバー裏(ジェリー)
- D.Gray-man 4巻 カバー裏(ブックマン&ラビ)
- D.Gray-man 5巻 カバー裏(千年伯爵&ティキ・ミック&ロード・キャメロット)
- D.Gray-man 6巻 カバー裏(クロス・マリアン&アレン・ウォーカー)
- D.Gray-man 7巻 カバー裏(コムイ・リー&バク・チャン&アレン・ウォーカー)
- D.Gray-man 8巻 カバー裏(アレン・ウォーカー&サモ・ハン・ウォン&シィフ&李佳【リケイ】&蝋花【ロウファ】)
- D.Gray-man 9巻 カバー裏(アレン・ウォーカー&星野桂)
[編集] 小説
- D.Gray-man reverse1 旅立ちの聖職者(クラーヂマン) 城崎火也 著 2005年5月30日発行 ISBN 408703156
- D.Gray-man reverse2 四十九番目の名前 城崎火也 著 2006年7月4日発行 ISBN 4087031659
[編集] 小説カバー裏
- D.Gray-manノベル版 第一巻 バク・チャン
- D.Gray-manノベル版 第二巻 コムイ・リー(アフロ) アレン・ウォーカー ラビ
[編集] 本
- 『ディー・グレイマン』の秘密 D.Gray-man研究会/著 ISBN 4887188552
[編集] DVD
※[]は登場人物のジャケット写真。
- 第1巻[アレン・ウォーカー] 2007年2月7日発売予定
- 第2巻[神田ユウ] 2007年3月7日発売予定
- 第3巻[リナリー・リー] 2007年4月4日発売予定
[編集] D.Gray-Room
WJ本誌における読者コーナーで、連載と同時に開始した。漫画本編の情報に加え、各キャラクターに一番似合いそうな衣装を読者募集する「キャラコスチュームコンテスト」などの企画がある。
[編集] 外部リンク
[編集] 脚注
- ↑ バクの団服もリニューアルの形跡があるため、幹部職員のものもリニューアルされている?
- ↑ 今改編で、17時30分の枠が『NARUTO -ナルト-』の再放送に変更、更に19時台の火曜いージャン!!枠が消滅したため。
テレビ東京系列 火曜18時枠 (アニメ530枠の第2枠) |
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アニマル横町 |
週刊少年ジャンプ連載中の漫画作品 |
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