リトル・アインシュタイン
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『リトル・アインシュタイン』(Little Einsteins)は、ディズニーが手がけたテレビアニメ作品。アメリカ合衆国で2005年10月9日より放送されている。
英語を覚えながら世界の地理と美術(絵画)とクラシック音楽を同時に学ぶ教材として製作されている。ベビー・アインシュタインの進歩型と言える作品である。
日本では2006年10月5日から、テレビ東京系で木曜日 17:30~18:00(JST)に日本語版が放送されている。
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[編集] 内容
主人公の4人の子供達に関係した何らかのアクシデントが起き、それを解決する「任務」が話の中心である。子供達はロケットと名づけられた飛行する乗り物に乗り、各所を冒険をして「任務」を達成したあと、最後にカーテンコールを行う。その際題材になった絵、BGMとして使用されたクラシック音楽の1部分などが番組冒頭に引き続き改めて紹介される。
- 時折キャラクターが視聴者に向かって「ひざを叩く」「歌う」「息を吹く」など指示を出し、テレビの前の子供たちが作品に参加している気分になれるような演出を多用している(この作品独自のものではなく、他のディズニーのテレビ用作品にも使われる演出方法。『ディズニータイム』木曜日の『ミッキーマウスワークス』が本作に近い演出方法を採用している)。
- 背景には実写撮り込みが多用されている。
[編集] カーテンコール(エンディング)
まずは4人の子供達に拍手をし、ロケットと呼ばれる宇宙船に拍手をし、題材となった絵画に拍手をし、BGMとして使用されたクラシック音楽の一部分に拍手をし、そして視聴者に拍手をして終了となる。
[編集] 登場人物
レオ(鵜沢正太郎)
- メガネを掛けた白人の少年。6歳。リーダー役と思われる。
クインシー(本城優太郎)
- 黒人の少年。5歳。太鼓、バイオリンなど楽器が得意。
ジューン(永嶌花音)
- アジア系の少女。6歳。ダンスを得意とする。
アニー(曽山朱里乃)
- レオの妹の白人の少女。4歳。歌が上手いらしい。
キャラクターの声を本職の声優ではなく子役が当てることで、視聴対象の子供たちがより親しみやすい作りになっている。
[編集] ロケット
リトル・アインシュタインのメンバー4人が乗り込む、空を飛ぶ乗り物。
- 動力は不明(ひざを叩くことで発進、加速などをする)。
- 地球上で飛行機として使用出来るだけでなく、宇宙に行くことも可能。短時間で土星までいったことがあるので、相当な速度が出るものと思われる。船、潜水艦などにも変形可能。
- 色々な特殊機能があるが、操縦法は全て視聴者参加型のアクション(ひざを叩くなど)である。
- 喋る機能は無いが感情がある。しゃっくりをする。機械なのか生き物なのか曖昧である。ネズミが嫌いらしい。
- 誰が何のためにこのような乗り物を造ったのかは現時点(日本語吹き替え版)では全く明かされていない。
- このロケットのライバルのジェット機は、ロケットより一回り大きく、ロケット同様感情を持ち、変形機能がある。
- 突飛な変形や謎の動力、安定しない移動速度など理にかなった作りではないのは、想定視聴者層に合わせてあえてリアリティーを省略しているからだと考えられる。この傾向は番組全体に見うけられる。
[編集] 備考
- 当初は2年目の放送がアナウンスされたとされる『こてんこてんこ』が、結局1年で終了(打ち切り)したために後番組として投入されたものである。穴埋め(つなぎ番組)とも言える作品でもある。テレビ東京の「あにてれ」に公式サイトが出来たのが、番組開始より少し遅れた。急遽地上波での放映が決まったことと、ディズニーとの権利関係が複雑なものになっている事が理由として考えられる。元々はCSのディズニー・チャンネルで放映予定だったものと思われる。
[編集] 外部リンク
- リトル・アインシュタイン - 日本の公式サイト
- Little Einstein - Disney Online(英語)
テレビ東京系列 木曜17:30枠(2006年10月 - 以後アニメ530枠の第1枠) | ||
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