BLACK CAT
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『BLACK CAT』(ブラックキャット)は、矢吹健太朗による漫画。およびそれを原作としたアニメ等の関連作品の総称。通称「黒猫」「ブラキャ」。
2000年から2004年まで週刊少年ジャンプで連載された。単行本全20巻。連載終了後の2005年にドラマCD化と小説化がされ、2005年10月から2006年3月TBS系でテレビアニメが放送。
原作が2005年12月発売の、週刊少年ジャンプと月刊少年ジャンプの合同特別編集増刊号であるGo!Go!ジャンプ(ゴー!ゴー!ジャンプ)2006年1月25日増刊号にて書き下ろしの読みきり(超短編)が収録されている。こちらは今のところ、単行本化などはしていない模様。最終刊巻末の作者コメントにて、まだ第一部完の扱いでありいつか続きを描きたいとしている。
さらに2006年3月30日より音泉にて、「RADIO BLACK CAT」が放送された。2005年12月から発売したアニメDVDシリーズは全12巻で、毎月発売。2006年11月発売の第12巻で最後の発売となる。
目次 |
[編集] あらすじ
主人公である「トレイン=ハートネット」は、かつて「秘密結社クロノス」に、暗殺者としてのずば抜けた才能を認められ、クロノスの特務集団ナンバーズ特例の13人目として採用されていた男だった。ナンバーズの一員として、特製のオリハルコン製の装飾銃「ハーディス」を与えられた彼は、裏の世界では「最強のイレイザー」と言われた。
ある日、彼は「ミナツキ=サヤ」の影響から、組織の暗殺者を辞めて、掃除屋として生活しようとする。それを快しとしないクロノスでの相棒「クリード=ディスケンス」により、サヤを殺されたトレインは掃除屋として、クリード率いる狂気の革命集団「星の使徒」との、壮絶な戦いに身を投じていく。
[編集] 疑惑
作品全般を通して、他作品と似通った設定や場面構成などが多数見受けられ、連載中、読者の間で「盗作なのでは」との物議を呼んだ。ストーリー設定と序盤の話がカウボーイビバップに非常によく似ている、トライガン、HUNTER×HUNTER、るろうに剣心、魔女の宅急便に同じシーンがある、終盤は幽☆遊☆白書と似ている等。さらにコマ割りまでまったく同じのものもあり、ネット上に多くの指摘サイト(その多くは著作権違反の疑いがあるためウィキペディアでは紹介できない。)を生んだ。
[編集] 登場人物
[編集] 主要人物
- トレイン=ハートネット(元No.XIII) - 声優:近藤隆(ちびっこトレイン(原作では、スモールトレイン):高山みなみ)
- 本作の主人公。元・時の番人(クロノナンバーズ)のXIII(サーティーン)。4月13日生まれ。23歳。O型。身長175cm。体重65kg。視力は左右共に6.0。足の大きさは26cm。好きなものはミルク・海鮮料理。嫌い(苦手)なものは女の涙、害虫(ゴキブリ、ムカデなど)。趣味は昼寝。好みのタイプは自分の意見をしっかり持っている女性。
- 抹殺人(イレイザー)としての実力を認められ、特例として13番目のナンバーズとなった男。左首元にナンバーズの証であるXIIIの入れ墨がある。裏世界での通称は「黒猫(ブラックキャット)」。親友サヤ=ミナツキの死後組織を脱走、掃除屋へ転職する。原作では、とある町で起こった事件をキッカケにしてスヴェンとコンビを組み、更にその後トルネオ=ルドマンの一件でイヴもパーティに加わり、以後三人一組で行動をすることになる。決め台詞は「不吉を届けに来たぜ」。
- 武器は未知の金属オリハルコン製の装飾銃「ハーディス」。リボルバー式で装弾数は六発。銃身の下部分が縦方向に三角形状に大きく伸びており、トレインはその広い面積部分を使って敵の銃撃などを弾く。本人曰く「攻防一体のもう一つの相棒」。またグリップ部分に付いている飾りが本体と繋がった出し入れ自在のワイヤーとなっており、銃を投げつけての攻撃・フェイントや敵の拘束などに使用できる。原作漫画版ではスヴェンの開発した特殊弾やナノマシンにより発生させた電気をハーディスに蓄積させ発射する「電磁銃(レールガン)」が使用できる。またアニメ版ではオリハルコンの銃弾を装填・発射することで、狙撃した敵を分子単位まで粉砕できる力を持つという設定がある。
- 超人的な銃技の使い手で、特に早撃ちに関しては、飛ぶ銃弾を4発同時に正確に撃ち落す程の早さと精密さを誇る。また、原作では180発程度しか撃っていない。接近戦に関しても硬度を活かした銃身での直接打撃「黒爪(ブラッククロウ)」を得意とし、遠近共にスキの無い実力を見せる。また体術のみでもその実力は高く、今までの戦闘経験によるデタラメな型の動きだけで暗殺格闘術の使い手と互角に渡り合う程の実力を見せた実績がある。
- スヴェン=ボルフィード - 声優:藤原啓治
- 元国際捜査局 (IBI) 所属の掃除屋でトレインのパートナー。6月23日生まれ。30歳。A型。身長180cm。体重72kg。視力は右0.4、左1.8。足の大きさは27cm。好きなものは音楽・タバコ。嫌い(苦手)なものは子供・借金生活。趣味は身だしなみチェック・車磨き、料理・サポートアイテム。好みのタイプは芯の強い女性。
- 特徴は右目の眼帯と白のスーツ・帽子をかぶった緑の髪。自称「紳士」を名乗り、紳士道という独自のポリシーを持つ(例:いつも煙草を吸っており、本人はこれを「紳士としてのたしなみの一つ」と言っている)。特殊武器を自作できる程の技術力を有しており、武器はギャンザに壊された愛銃に代わり(アニメ版では第1話から)掃除屋稼業に必要な装備をアタッシュケースに余す所無く詰め込んだ自作武器「アタッシュウェポンケース」。名前の由来は、映画「タイタニック」の最初に主人公とタイタニックのチケットをかけていたスヴェンという男だと思われる(コミックのカバー折り返しに、好きな映画の超脇役から名前をとったと書いていた)。
- 右眼には捜査官時代スヴェンを庇って死んだ友人・ロイドの角膜が移植(スヴェンもその事件で右眼を傷つけられた)されており、その為彼が持っていた特殊能力「予見眼(ヴィジョンアイ)」(対象とした人物の数秒先の未来を見れる力)を使うことが出来る。しかしその発動には多大な体力を消費する為、普段は眼帯を付けて封印している。原作漫画版後半では、特訓により視覚で捉えたものをスロウにし、かつ自分はいつもと同じ感覚で動くことができる「支配眼(グラスパーアイ)」に変化している。
- イヴ - 声優:福圓美里
- 本作のヒロイン。闇の武器商人トルネオ=ルドマン指揮下の科学者チームによって生み出されたナノマシン生体兵器(アニメ版では「生体兵器」の肩書きは建前で、本当は機械構造物体「エデン」の中枢として作られ、それをトルネオが研究所を爆破して強奪したことになっている。)。誕生日不明。AB型。身長144cm。体重36kg。視力は左右共に1.5。足の大きさは20.5cm。好きなものはアイス、やさしい人。嫌い(苦手)なものは窓のない部屋、下品な人。趣味は読書・変身のトレーニング。好みのタイプは優しくて硬派な人。実年齢は不明だが、見た目は13歳くらいの長い金髪の少女。
- スヴェンによって心身共に救われ、以後彼を慕って共に行動するようになる。トルネオの下にいた頃は精神面が原因で肉体の成長が止まっていたが、救出された後は僅か半年で急激な成長を遂げた。スヴェンのパートナーになりたいと思っているのでトレインにライバル心を抱いている。イヴ製作者チームのリーダーであったティアーユ博士に容姿が酷似しているが、それはイヴが彼女の遺伝子を基に作られたクローン体である為。トレインによる愛称は「姫っち」。理由は、トルネオの下にいた頃のイヴが塔に閉じ込められたお姫様のようだったから。原作、アニメのラストシーンで、髪の毛が短くなった。
- 体内で自らが望む性質を持つナノマシンを製作・操作することが出来、戦闘ではその力を使った身体変化による攻撃を行なう。バリエーションとしては、天使の翼による飛翔、腕を盾に変化させての防御、長髪を無数の拳や切れ味鋭い剣に変化させてのリーチのある攻撃、翼の羽による遠距離攻撃などがある。全身を鋼鉄等に変えることも可能で、彼女の想像力次第で様々なものに自身の肉体を変身させる事が出来る。その際に衣服もナノマシンによって分子レベルで分解され肉体と同化するので破れることは無い。また髪を介してナノマシンを別の何かに送ることも可能で、テレビゲームと繋がっての制御や悪質なナノマシンのプログラムを書き換えて他人を救う事も可能である。
- スヴェン達に助け出されて以降読書が趣味で、どんな本でも興味を持って片っ端から読破する。当初は片言だった言葉も、読書による独学で習得した。またナノマシンによる身体変化の参考にもし、一度見た本は全て記憶している。2005年の読み切りで掃除屋のライセンスを取得した。
- 余談だが、ジャンプスーパースターズでは主役のトレインを差し置いて、バトルキャラとして出演した。タイプで言うとハイスピードタイプ。また、アニメでは原作と違い、ファッションや髪型が毎回変わっており製作者側のこだわりが伺える。
- リンスレット=ウォーカー - 声優:ゆかな
- 敏腕の泥棒請負人の女性。巨乳の美女。うす紫色のセミロング。(変装の時、金髪などのウィッグをつける。)8月1日生まれ。21歳。B型。身長167cm。体重48kg。視力は左右共に1.2。足の大きさは23cm。好きなものお金・宝石・イイ男・可愛い女の子・シャワー。嫌い(苦手)なものはおばけ・ナルシスト・セフィリア。
- トレインの実力を見込んでトルネオ=ルドマンの確保を持ちかけ、その隙に自分の目的を果たそうとした件以降、トレイン達と度々関わりを持つようになる。結果としてその一件がトレイン達がイヴと出逢うキッカケとなった。変装が得意で演技も上手い。偽名の一つは「エレナ=ピアス」。目的の為なら手段を選ばないクールな仕事人かと思われたが、意外と義理人情に厚く、ルガートに「なんの関係もなくてもヤバイと思ったら助けてやるのが普通」と反論した事がある。おだてに弱い単純な一面も。マダム・フレシアのパーティへの潜入のときに1日ダーリンにトレインを選んだり、サヤ=ミナツキのことが気になったり等やキョウコがトレインにアプローチをかけた際に怒りの炎(嫉妬?)を見せる一面等もあることから、トレインに好意を持ってるのかもしれない。
- コミック8巻で盗賊歴8年という経歴を持つが、それ以外の過去や詳細は謎に包まれている。コミック10巻ではシャワーシーンを披露した。愛称は「リンス」(名前の由来はサラサラヘアーの美人というキャライメージ)。
- キリサキ キョウコ(キョウコ=キリサキ) - 声優:千葉千恵巳
- ジパングの女子高生。3月3日生まれ。17歳。B型。身長156cm。体重45kg。視力は左右共2.5。足の大きさは23.5cm。好きなものは甘いもの全般・スベスベ肌の人。嫌い(苦手)なものは自分に敵意を持つ人間・不潔そうなオヤジ。趣味はゲーム・好きなものにキスする事。好みのタイプはクロ様みたいなイケメン。
- 入学当初は成績優秀だったが、星の使徒に加入してからは無断欠席等が多くなり先生を困らせている。途中でシャルデンと共に使徒を抜け、彼によってトレインに預けられる。その後リンスとジェノスの仲介によりセフィリアと面談、クロノスに以後逆らわないことを条件に故郷ジパングに帰される。トレインに惚れていて彼の事を「クロ様」と呼び付きまとっていた。アニメでは、ゼロナンバーズとの戦いに参加。その理由は、「クロ様がいるから」とのこと。
- 能力は「HEAT(熱)」。体内温度を最高1000度まで上昇でき、触れるものを超高温で溶かし、吐き出す高温の息で辺りを焼き払う。そのため、リンスからの呼称は「怪獣娘」。キョウコの漢字は「恭子」
- 現在週刊少年ジャンプで連載中の『To LOVEる -とらぶる-』にてテレビ番組のキャラクターとして登場。ちなみにタイトルは『爆熱少女マジカルキョーコ』である。
[編集] 時の番人(クロノ・ナンバーズ)
長老会直属の戦闘集団。トレインのように、スカウトされる番人がいれば、セフィリア・クランツ・バルドルのように、生後すぐに戦闘能力を施される番人もいる。エミリオ、アヌビス、デイビッドの3人は、原作には登場していない。
- セフィリア=アークス (No.I) - 声優:井上喜久子
- ナンバーズのI<ワン>にしてリーダーの若き女性。若いながらもトップに相応しいカリスマと実力を持つ。1月1日生まれ。27歳。A型。身長170cm。体重不明。視力は左右共に3.5。足の大きさは22.5cm。好きなものはジパング料理。嫌い(苦手)なものはうるさい音楽。趣味は生け花。好みのタイプは不明。
- 生後すぐからクロノスに育てられたので、その為クロノスに絶対の忠誠を誓っており、目的の為なら鬼にもなれる非情さを持つ。しかしただ冷酷なだけの人物ではなく、目的の為とはいえ他人の心の傷を抉る様な言葉を喋る事や仲間の死などに心を痛める良心も持っている。体には自己治癒の強化手術が施されており、大怪我を負っても短時間で回復する。
- 和風を好み、考え事をする時は座布団に正座し、食事も和食を好む。
- 武器はオリハルコン製のサーベル型の長剣「クライスト」。「アークス流剣術」という名の、鍛え抜かれたスピード主体の剣術で敵を翻弄する戦い方を得意とする。三十六手の必殺技を持つ。
- ベルゼー=ロシュフォール (No.II) - 声優:堀秀行
- ナンバーズのII<ツー>にして、副リーダーとしてセフィリアと共にナンバーズのトップを司る熟年の男性。9月2日生まれ。37歳。A型。身長192cm。体重93kg。視力は左右共に2.5。足の大きさは29.5cm。好きなものはイチゴ。嫌い(苦手)なものはなし。趣味は盆栽いじり。好みのタイプは礼儀正しい女性。
- セフィリアの下で良く彼女をサポートする。無愛想な男性に見えるが、実はカールの頼みを快く引き受けたり、子供には優しかったりする。しかし任務の為であれば女子供でも容赦しない非情さも併せ持つ。
- 武器はオリハルコン製の槍「グングニル」。彼の放つ渾身の突きの一撃は衝撃波を発生させるほど鋭い。アニメではベルゼーの槍術は「アークス流剣術」と対をなす「エルヴァルト槍術」を扱う。
- エミリオ=ロウ (No.III) - 声優:千葉進歩
- ナンバーズのIII<スリー>。普段は優しげな風貌を持つが、戦いになると豹変するという野心を併せ持つ。原作では、姿は登場していないものの(それと同時に本名も公表していない)、リヒツェンにある星の使徒の残党から他の星の使徒のアジトを聞き出す事に成功している。アヌビスとデイビッドと共に任務遂行中。好みのタイプは、優しそうな女性であると思われる。
- アニメ終盤では、ゼロナンバーズにされ、メイソンと共に行動し、エデンと一体化するが、トレインによって呪縛から解放される。全員生存となっているため、エミリオは、罪を償うために、クランツ、バルドル、シキと共に姿をくらましている。コミックス10巻に出ていたシルエットでは、シャオリーと同じ容姿をしている。
- 武器はオリハルコン製の弓「アルテミス」。遠くから矢を射る事が出来る。装填する矢の数は限られていないため、無限に射る事が可能。
- クランツ=マドゥーク (No.IV)- 声優:梯篤司
- ナンバーズのIV<フォー>。1月4日生まれ。26歳。AB型。身長190cm。体重102kg。好きなものは静かな部屋。嫌い(苦手)なものはうるさい街中。趣味はクラシック鑑賞。好みのタイプは静かな人。
- 常にバルドルとコンビを組んで行動している。ジェノス曰く「戦闘狂」で、敵と認識した者は必ず抹殺する。昔の戦闘で失明しており顔上半分をマスクで常に覆っている。目は見えないものの、鍛錬を重ねて驚異的な聴力と空気の流れを読むことで敵や銃弾の位置等を把握する術を身に付けた。
- アニメ終盤では、ゼロナンバーズにされ、メイソンと共に行動し、エデンと一体化するが、トレインによって呪縛から解放される。全員生存となっているため、クランツは、罪を償うために、エミリオ、バルドル、シキと共に姿をくらましている。静かな部屋が大好きだが、それとは逆に、うるさい部屋が大嫌い。
- 武器はオリハルコン製のナイフ「マルス」。柄のスイッチを押すことで刀身が超振動し切れ味が増す仕掛けになっている。その切れ味は銃弾すら簡単に切り裂く。武器の性質上、敵の間合いに一気に踏み込んでの接近戦を得意とする。
- ナイザー=ブラッカイマー (No.V) - 声優:江川央生
- ナンバーズのV<ファイブ>。10月5日生まれ。28歳。O型。身長184.5cm。体重91kg。好きなものは愛車。嫌い(苦手)なものはチーズ。趣味はドライブ・葉巻集め。好みのタイプはよくしゃべる女性。
- スキンヘッドの男性。クリードに同じナンバーズの友人を殺された為、彼を恨んでいる。ジェノス、ベルーガと共にナンバーズの奇襲暗殺チーム「ケルベロス」のリーダーとして行動している。
- 武器はオリハルコン製の一対のトンファー「ディオスクロイ」。その威力は相撲取りの体格の人間すら軽く吹っ飛ばす。
- 原作では一命を取り留めたが、アニメでは殉職している。
- アヌビス (No.VI)- 声優:匿名希望
- 人間の言葉が理解出来る黒いオス狼。星の使徒のエーテスとは違い、話せないが、意思疎通が可能である。バイク並のスピードで走れる。原作では、姿を現していないため、恐らく、エミリオとデイビッドと共に任務を遂行していると思われる(原作版BLACK CATの最終回終了後現在)。コミックス10巻に出ていたシルエットでは、犬の姿ではなく、人間の姿をしている。
- 武器はオリハルコン製の鞭(正確には、尾)「オシリス」。
- ジェノス=ハザード (No.VII) - 声優:櫻井孝宏
- ナンバーズのVII<セブン>。性格の軽い長身の男性。7月7日生まれ。25歳。B型。身長179cm。体重80kg。視力は両目共に4.0。足の大きさは26cm。好きなものはにぎやかな場所。嫌い(苦手)なものはタバコの煙。趣味はナンパ(成功するかどうかより、ナンパそのものが楽しいらしい)。好みのタイプはキレイな女性。
- ナンパ癖があり、綺麗な女性を見るといつも口説いているものの、その成功率は低い。現在は任務で関わったリンスレットがメインターゲット。ナイザー、ベルーガ同様「ケルベロス」の一員。
- 武器はオリハルコンの鋼線付きグローブ「エクセリオン」。糸の切れ味は石柱を簡単に輪切りにするほど鋭く、さらに鋼線が細いので認識も困難。指先の微妙な動きで切れ味の調節が可能で、巻きつけて救助ロープや拘束ロープとして使うことも可能だが、ジェノス以外の人間がやろうとしても対象を輪切りにしてしまう。
- バルドリアス=S=ファンギーニ(通称:バルドル) (No.VIII) - 声優:勝杏里
- ナンバーズのVIII<エイト>。クランツと常に二人一組で行動している。9月8日生まれ。27歳。B型。身長182cm。体重90kg。好きなものはコーヒーガム。嫌い(苦手)なものはミント系ガム・シュガーレスガム。趣味は筋トレ。好みのタイプはブロンズヘアの女性。
- 彼の名を本名で呼ぶものはおらず、彼を知る者は彼を「バルドル」と呼んでいる。ジェノス曰く「戦闘狂」。クランツ共々幼少よりクロノスに育てられ、組織に絶対の忠誠を誓っている。敵は「完全抹殺(彼曰く「完全滅殺」)」がモットー。前からジェノスのことが気に喰わないらしい。
- アニメ終盤では、ゼロナンバーズにされ、メイソンと共に行動し、エデンと一体化するが、トレインによって呪縛から解放される。全員生存となっているため、バルドルは、罪を償うために、エミリオ、クランツ、シキと共に姿をくらましている。
- 武器はオリハルコン製の鎖付き鉄球「ヘイムダル」。鉄球にはブースターが4つ付いており、手元のグリップで敵に投げつけた後の軌道修正が可能。
- デイビッド=ペッパー (No.IX) - 声優:黒田崇矢
- ナンバーズのIX<ナイン>。番人一陽気な性格の持ち主。アニメではマロとの戦闘の際に相打ちで死亡。原作では登場していないため、恐らく生存していると思われる。しかも、エミリオとアヌビスと共に任務を遂行している(原作版BLACK CATの最終回終了後現在)。コミックス10巻に出ていたシルエットでは、ドレッドヘアではなく、バルドルと同じ髪型をしている。好みのタイプは、楽しそうな女性であると思われる。
- 武器はオリハルコン製のトランプ「ジークフリード」。枚数は54枚あり、敵に向かって多く飛ばす事が出来る。
- リン=シャオリー (No.X) - 声優:斎賀みつき
- ナンバーズのX<テン>。誕生日・年齢共に不明。O型。身長168cm。体重57kg。視力は左右共に2.0。好きなものは夜景。嫌い(苦手)なものはマヨネーズ。趣味は森林浴。好みのタイプは不明。
- 人を食ったような性格(アニメ版では、トレインにあこがれを抱いて強くなった仲間想い)の青年。トレインが組織を抜けた少し後に欠番となっていたXに収まった。ちなみに先代のXはクリードに殺されたナイザーの友人。変装の達人で通称「魔術師<マジシャン>」と呼ばれており、その技術を活かしての情報収集が得意。原作の終盤で、戦いにおいては一欠片の容赦もしない冷酷さを垣間見せた。
- 武器はオリハルコンの鋼線が編みこまれた羽衣「セイレーン」。纏えば銃弾を弾き、触れれば銃すら簡単に切り裂く攻防一体の武器。攻防以外では、変装にも用いられる。
- アッシュ (元No.X) - 声優:武虎
- 元ナンバーズのX<テン>。No.Vナイザーの親友であるが、クリードが反逆したため、抹殺司令を出されるが、逆にクリードに殺された。
- 武器はオリハルコン製の杖。
- ベルーガ=J=ハード (No.XI) - 声優:石井康嗣
- ナンバーズのXI<イレブン>。寡黙でガタイのいい長身の男性。12月11日生まれ。29歳。B型。身長216cm。体重109kg。好きなものは寝る事。嫌い(苦手)なものは海。趣味はロッククライミング。好みのタイプは気の強い女性。
- ナイザー、ジェノス同様「ケルベロス」の一人で、3人でクリード達を追っていたが逃げられ、アジトの崩落から他の2人を救う為に巨大瓦礫の犠牲となった。
- 武器はオリハルコン製の巨大バズーカ「ウルスラグナ(アニメでは、ウルスラグナ2)」。装弾数は3発(アニメでは、装弾数が、無限の設定になっている。)。その破壊力は城の城門も簡単に吹き飛ばす。砲身をそのままハンマーとしても使え、弾切れ後の攻撃も可能となっている(弾が残っていても操作することで射出できないようにすることも可能)。
- メイソン=オルドロッソ (No.XII) - 声優:納谷六朗
- ナンバーズのXII(トゥエルブ)。髭を蓄えた老齢の男性。だが一発の拳撃だけでトレインを倒すほどの武術の達人。原作では終盤で僅かに登場しただけだが、アニメでは序盤より登場している。昔に起こったナンバーズvs道<タオ>の一族の戦争で生き残った3人のうちの1人。
- アニメ版「BLACK CAT」の大ボス(エミリオ、クランツ、バルドルを無理矢理仲間にした)。トレインによって野望を阻止された。全員生存となっているため、メイソンは自首し、刑務所に服役している可能性がある。コミックス10巻に出ていたシルエットでは、老人のようなシルエットではなく、角刈りの男になっている。
- 武器はオリハルコン製の鎧「ア・バオア・クー」。至る所からナイフやジェットブースターが出るようになっており、破壊力はナンバーズ一番である。
[編集] 星の使徒
クリードが設立した組織。メンバー全員が、道使いで、原作版の敵組織だが、アニメでは、メイソンの計画の一つに過ぎない。
- クリード=ディスケンス - 声優:三木眞一郎
- 元クロノスの抹殺人<イレイザー>で星の使徒のリーダー。12月25日生まれ。23歳。AB型。身長176cm。体重65kg。視力は左右共に4.5。足の大きさは26.5cm。好きなものは有能な人間(特にトレイン)・自分。嫌い(苦手)なものは無能な人間・キレイごとを並べる人間。趣味は鏡を見る事。
- 抹殺人時代のトレインを狂気的に敬愛している。ミナツキサヤ殺害後、自らが望む楽園<エデン>を作るためにシキ達道士<タオシー>と接触、さらに同志を集めて革命組織「星の使徒」を結成した。その根底には、幼少時代に母親から「産みたくて産んだじゃない」「自分の前から消えろ」と言われ、警官からはストレス発散と称した暴行を受けるなど、世の中から爪弾きされていた過去が影響している。原作版「BLACK CAT」の大ボスだが、アニメでは、メイソンの計画に利用させられる事に。
- 能力は「SWORD(刀)」。クロノス時代にサヤ(アニメではトレイン)に折られた愛刀「虎徹」の刀身を外し、自身の能力を用いて、気による伸縮自在の見えない刀「幻想虎徹<イマジンブレード>」を生み出した。その後、LV.2(クリードの意思と共鳴する人喰いサーベル)、LV.3(刀との一体化による超常的な力の付与)、LV.MAX(幻想虎徹の究極の姿。刀と一体化したまま、刀身が、光輝く巨大人喰いサーベルに)とどんどん進化する。
- エキドナ=パラス - 声優:田中敦子
- 突然失踪した後に星の使徒のメンバーとして姿を現わした元世界的な有名女優。7月30日生まれ。年齢不詳。A型。身長171cm。体重46.2kg。視力は右3.0、左2.5。足の大きさは23.5cm。好きなものはワイン・チョコレート。嫌い(苦手)なものは世の中全体。趣味は特になし。好みのタイプは野心家。クリードとほとんどいつも行動を共にしている。アニメではクリードへの献身的な姿が原作以上に描かれている。アニメ、原作共にラストではクリードと共に隠居生活をしているのだが、アニメでは相思相愛な関係にまで発展している。
- 能力は「GATE(門)」。空間を越えて離れた場所への移動(ワープ)や、刃物を持った腕や爆弾・銃弾等を敵の死角に出現させて攻撃したりすることができる。 ワープについては、あまりに長距離の移動は不可能だが、力を込めた護符を用いることで飛距離を伸ばすことができる。
- シキ - 声優:山口眞弓
- 異大陸から渡って来た道士<タオシー>。6月23日生まれ。29歳。B型。身長144cm。体重不明。視力不明。足の大きさ不明。好きなもの、嫌い(苦手)なもの不明。趣味は物思いにふける事・怪しい薬湯作り。
- 彼が幼少の頃に一族がクロノスに挑み敗れたが、その後彼は一族の仇討ちではなく「道<タオ>の力こそが最強であることを証明する」為にクリードと手を組んだ。飲んだ者に道<タオ>の力を発現させる薬湯「神氣湯」を精製できる数少ない人物。原作では、VSトレイン・リバー戦で、素顔を曝している。トレインのブラッククロウによって、道という名の怪物の呪縛から解放し、マロと共に旅をしているが、アニメ終盤では、ゼロナンバーズにされ、メイソンと共に行動し、エデンと一体化するが、トレインによって呪縛から解放される。全員生存となっているため、シキは、罪を償うために、エミリオ、クランツ、バルドルと共に姿をくらましている。
- 能力は「INSECT(蟲)」。気の力で様々な特性を持った大小様々な大きさの虫を生み出す。普段から特殊な呪水を染み込ませた布で頭部を覆い力を抑えており、それを外した時に真の力を発揮することができる。また札を用いた攻撃法「符術」も扱うことができる。
- マロ - 声優:川津泰彦
- シキと同じく異大陸から渡って来た道士<タオシー>。10月27日生まれ。33歳。O型。身長215cm。体重301kg。足の大きさは40cm。好きなものはおにぎり・焼肉。嫌い(苦手)なものは野菜全般。趣味は昼寝。
- 相撲取り並の体格を持つ。「デブ」と言われるのを嫌い、自分の事を「ちょっと体の大きい人」と言う。体格に似合わず動きは軽快。原作では最後にシキと旅に出ている姿が出ているが、アニメではナンバーズのデイビッドと共に重力弾を浴びて相打ちになっている。
- 能力は「GRAVITY(重力)」。一定範囲内に高重力場を発生させたり、重力を圧縮した弾を発射、重力を乗せた無数の張り手などの攻撃を行う。
- シャルデン=フランベルク - 声優:速水奨
- 11月15日生まれ。24歳。AB型。身長177cm→211cm(+帽子)。体重66kg。視力は左右共1.5。足の大きさは26.5cm。好きなものは野菜全般。嫌い(苦手)なものは脂っこい料理。趣味はビデオ鑑賞・小説(特にホラー)。好みのタイプは秘密。
- シルクハットをかぶったサングラスの男性。サングラスを外すと結構カッコイイ素顔が姿を現す。なぜか語尾が片言。途中で星の使徒をキョウコと共に脱退しキョウコをトレインに託した。それからは消息がなかったが最終話で血を吐いているシーンがでる。アニメでは、ゼロナンバーズとの戦いに参加。
- 能力は「BLOOD(血)」。気の力で血液を様々な形に変えて攻撃できる。他人から血液を吸収することも可能。
- リオン=エリオット - 声優:皆川純子
- 4月15日生まれ。13歳。O型。身長145cm。体重42kg。好きなものはカレー・エアボードで空中散歩。嫌い(苦手)なものはセロリ。趣味は漫画(特にジパング製)、フィギュア集め。好みのタイプは優しい女の子。生まれた国の内戦で肉親を失った少年。アニメ版では廃墟に隠れ暮らす孤児達のリーダーである。「チビ」「子供」呼ばわりされるのを大いに嫌う。
- 原作での星の使徒壊滅後の詳しい消息は不明だが、読み切り漫画で、掃除屋ライセンスを取る為のイヴの秘密特訓の呼び出しに応じている事から、何らかの通信手段はあるようである。
- アニメ版ではゼロナンバーズとの戦いに参加せず、トレイン達とティアーユの伝達係として務めた。戦いが終わった後、仲間達と共にパン屋を始める。
- 能力は「AIR(空気)」。気の力で空気を操ることができる。攻撃方法は一定範囲の大気の真空化による対象の窒息、手刀によるカマイタチの発生、全身に大気を纏って竜巻と化しての突撃がある。またボードを用いて空を飛ぶことも可能。
- エーテス
- 神氣湯の力で道<タオ>の力に目覚めた猿。誕生日不明。3歳。血液型不明。身長100cm。体重30kg。視力は左右共に10.0。足の大きさは15cm。好きなものはバナナ。嫌い(苦手)なものは木登り。元々は檻の中にいた猿だったが、道<タオ>の素質を見出されたことによってクリード達に連れ出された。後に使徒を裏切りトレイン達に付き、原作でのエキドナ戦ではイヴの危機を救った。クロノスに例えると、アヌビスに値する。
- 能力は「COPY(複写)」。魂を放出して、それに触れた者の容姿・頭脳・力を自分のものにすることができる。この力で人語を理解できるようになり、またティアーユ博士をコピーしたことによってしゃべる事もできるようになった。一度コピーした人物にはいつでも変身することが可能。
- ドクター - 声優:水島裕
- 本名はカンザキコウスケ。11月1日生まれ。26歳。身長173cm。体重63kg。視力は右0.7、左0.3。足の大きさは26cm。好きなものは新しい知識を得た時の感動・怪獣映画。嫌い(苦手)なものは低俗なTV番組。趣味は囲碁・生体実験。
- 医学に精通しており、また研究者としても優秀な人物。しかし性格にいささか問題があり、好奇心・探究心を満たす為には人の命を何とも思わない。クリードによって切断されたトレインの腕を治療してくっつけた事がある。トレイン曰く「変態ドクター」。アニメ版ではティアーユ博士の元助手で、彼女のプロジェクトを盗んだ野心的な人物という設定。それもその筈、彼もまた、メイソンと同じゼロナンバーズのメンバーだったのだ。
- 能力は「WARP WORLD(歪世界)」。気の力で作り出した手術室の扉に入った者を、ドクターが想像した空想の世界へと落とすことができる。そこはドクターの思うとおりになる世界であり、普通ではマスターである彼の元に辿り着くことはできない。そこでの怪我は現実なので殺傷も可能。また外部から機材等を持ち込むことも可能である。
- デュラム=グラスター - 声優:ふくまつ進紗
- 星の使徒の銃使い<ガンマン>。2月29日生まれ。26歳。A型。身長178cm。体重83kg。好きなものは他人が苦しむ様を見る事。嫌い(苦手)なものは暗くて狭い部屋。趣味は殺人。トレインを使徒に誘うことに反対し、「星の使徒の銃使いは俺一人でいい」と彼に勝負を挑むものの返り討ちに合い、その後クリードに逆らった罪でクリード本人に処刑される。
- 能力は「SHOT(銃撃)」。気の力を銃に込めて気弾を撃つことができる。本人の力が尽きない限り弾切れを起こさないのが最大の特徴。銃口さえあれば口からでも気弾を撃つことが可能なので、口のマスクに銃を仕込んでいざという時の切り札にしている。
- プレタ=グール - 声優:千葉進歩
- 聖職者でありながら、16人の人間を殺した殺人鬼。6月6日生まれ。30歳。O型。身長181cm。体重58kg。趣味はいろいろなものを腐らせる事。懲役250年の刑に処され、刑を受けたが、非道な性格を見込まれ、星の使徒より救出され、後に仲間入りした。アニメでは、序盤に登場しているが、その当時、リンスが追っている犯罪者になっている。
- 能力は「ERODE(腐食)」。触れたものから生気を奪い、一瞬で腐らせる。「腐食の気(イロード・オーラ)」に覆われた肉体には決して触れられない。気の量が増えると、バスタブ1杯分に相当する硫酸の量になる。
- アニメ版と原作では倒され方が違い、原作ではリバーの直接触れないソニックフィストの衝撃波で倒されたが、アニメでは腐食しないプレタの服と予見眼を利用したスヴェンとの肉弾戦に敗れていた。
- ディーク=スラスキー
- 星の使徒の氷使いの男。原作でのみ登場。1月19日生まれ。21歳。O型。身長171cm。体重65kg。寒冷地での服装に身を包んでいる。掃除屋同盟のシルフィーを追い詰めるも、新たな能力に目覚めたスヴェンに負け、さらにオマケでシルフィーにかかと落しを喰らって敗北する。
- 能力は「FREEZE(凍結)」。氷の礫を飛ばしたり、触れた相手を凍結させたりできる。また氷の気<オーラ>に全身が覆われており、銃弾はオーラに触れた瞬間凍結する為通用しない。ただしグレネード弾などの爆発物や電磁ムチは通用する。
[編集] 主要人物関係者
- サヤ=ミナツキ - 声優:豊口めぐみ(アニメではミナツキ・サヤ)
- 敏腕の掃除屋で、トレインがクロノスを抜けるキッカケとなった女性。12月31日生まれ。19歳(2年前)。O型。身長162cm。体重46kg。視力は左右共に2.0。足の大きさは22cm。好きなものは和服・玉子料理。嫌い(苦手)なものはネズミ・辛い料理。趣味は怪しい雑貨屋めぐり・他人の世話を焼く事。好みのタイプは子供っぽい人。
- 浴衣を私服とし、まるで猫のような性格の人物で、彼女の生き方にトレインは憧れた。トレインを堕落させた存在としてクリードに殺害される。「~っス」が口癖。
- 武器は拳銃で、跳弾「リフレクショット」を自在に使いこなし、弾の軌道を読ませない戦い方を得意とした。総合的に実力も高く、一つの裏組織を一人で潰した実績がある。
- アネット=ピアス
- カフェ「ケット.シー」の女店主。数年前まで掃除人だったが引退。現在は情報屋として営む。トレインの行き着けの店であり、スヴェンとは古い知り合い
- ティアーユ=ルナティーク - 声優:福圓美里
- 元トルネオ=ルドマンのお抱え科学者だった若き女性博士でイヴの生みの親。5月26日生まれ。27歳。AB型。身長155cm。体重42kg。好きなものは料理を作る事。嫌い(苦手)なものは騒がしい人。
- 14歳で名門アスフォード大学を卒業、その後研究室へ入った驚異的な頭脳の持ち主で、ナノマシンの権威として世界的に有名な人物。容姿はトレイン曰く「大人版姫っち」だが、その理由はイヴが彼女の遺伝子を基に作られたクローン体である為。イヴを生み出した後は人の命を弄ぶ研究には二度と手を染めない事を決め、隠れ住むように山奥で生活していた。アニメでは、ゼロナンバーズ結成後に初登場。エデン破壊の司令塔を務めた。
- 見た目は眼鏡をかけた知的美人だが、実はかなりの天然キャラ。料理(原作内では玉子焼とホットケーキ)をすれば恐ろしい匂いを放つヘドロの如き真っ黒な物体が出来上がり、本人はそれを何でもない顔をして「結構美味しい」と味見する。また何もない所でよく自分で自分の足に引っ掛かって転ぶ特技(?)を持つ。
[編集] 掃除屋同盟
時の番人のXシャオリーが、情報屋グリンに変装し、打倒星の使徒のために結成した組織。その目的は、時の番人達のおとりになっているが、その中に元No.XIIIトレインもメンバーに加わっているため、予想外の活躍を見せた。
- リバー=ザストリー - 声優:神奈延年
- トレインとイヴが「スイーパーズ・カフェ」で出会った掃除屋。かなりの熱血漢。トレインとはウマが合う。5月19日生まれ。19歳。A型。身長179cm。体重66kg。視力は左右共に5.0。足の大きさは27cm。好きなものはホットケーキ。嫌い(苦手)なものはカエル。趣味はトレーニング。好みのタイプは年上の大人びた女性。トレインによる愛称は「カミナリ頭」。
- ガーベルコマンドー(鍛えぬいた拳打で銃弾を弾き敵を圧倒する軍隊格闘術)の使い手。その拳の速さは音速を誇る。伝授したのは祖父で、リバーは彼を誰よりも尊敬している。
- 原作での星の使徒との戦いでは洗脳されたムンドックに撃たれ重傷を負うが、無事一命を取り留めた。
- ケビン=マクドガル - 声優:武内健
- 6月19日生まれ。23歳。B型。身長174cm。体重66kg。好きな物は漫画。嫌い(苦手)なものはお酒。趣味は散歩。好みのタイプは明るくてオシャレな子。
- 義理人情をわきまえた好青年。掃除屋歴は浅いが、麻薬組織「エスト」を壊滅した二丁拳銃の使い手。複数相手の戦闘が得意で、動いている敵の鎧の隙間を的確に撃ち抜く程の実力を持つ。
- 原作での星の使徒との戦いでは洗脳されたフドウにイヴを庇って刺されるが、無事一命を取り留めた。
- シルフィー=デアクロフト - 声優:皆川純子
- 7月11日生まれ。24歳。A型。身長168cm。体重51kg。視力は左右共に1.2。足の大きさは25cm。趣味はアクセサリーやケーキ作り。好みのタイプは清潔で爽やかな人。
- 掃除屋の父が、犯罪者グループによって殺害された事をきっかけに掃除屋を志す女性。戦法は、銃と足技主体の格闘技。
- トウマ=フドウ - 声優:ヰズミ
- 11月18日生まれ。38歳。AB型。身長180cm。体重76kg。好きな物は焼酎。嫌い(苦手)なものはピザ・チョコレート。好みのタイプは家庭的な人。
- 掃除屋同盟の中で唯一のベテラン。過去3年間の間に、危険度Sクラスの犯罪者7人を確保した棒術の達人。
- ムンドック - 声優:園部好徳
- 掃除屋同盟の中で唯一、名字が公表されていない人物。3月4日生まれ。27歳。O型。身長188cm。体重80kg。好きな物はHIPHOP。嫌い(苦手)なものはパソコン。趣味はダンス。好みのタイプは小柄な女性。
- パワーを生かした攻撃が得意で、拳銃を仕込んだトゲ付の金棒を使う。見かけによらず素早い動きで攻撃を仕掛ける。グリンの作ったソフトをクリアしたのは、単なる偶然らしい。
[編集] クロノス関係者
- クレヴァー
- トレインに憧れてクロノスに入ったイレイザー。クロノスに入る前は明るい男だったが、クロノスでの激務で顔はやつれ、暗い雰囲気を背負うようになった。トレインにクロノスに戻るよう説得するが失敗。その後、トレインを殺そうと銃を構えるが、逆にトレインに殺される。
- エリック
- クロノス幹部。
- ウィルザーク
- クロノスの最高指導者で最長老。
- キン
- クロノスの長老。ゴーグルを着けている。
- シン
- クロノスの長老。
[編集] 賞金首
- ルガード・ウォン
- 500年の歴史を誇る無双流の使い手。
[編集] その他の人物
- ノラネコ
- 正体不明の白い猫。よく何処からか現れ最終回最後のコマにまで登場してるが、トレイン達もノラネコの存在に気づいている。色々な説があるが、スピードはかなり速いことが判った。ちなみに2006年21・22合併号から掲載の『To LOVEる -とらぶる-』にも出ている。作者の遊び心をキャラクター化したものか。
- チビクロ
- キョウコから命名の黒い猫。ノラネコと比べるとひと回り小さい。元々は野良猫だったがキョウコと友達(一緒)になった。『To LOVEる -とらぶる-』にも、彩南高校の学園祭の黒猫印まんじゅう屋の看板にて登場。
[編集] 小説版「星の残照」登場人物
- トレイン=ハートネット
- スヴェン=ボルフィード
- イヴ
- キリサキ キョウコ
- ミナツキ サヤ
- クリード=ディスケンス
- エキドナ=パラス
- ナガノ
- デイル=パーカー
[編集] BLACK CATに登場する技・術 (作中登場順)
- 操蜂傀儡の術(そうほうくぐつのじゅつ) - シキ
- デス・キッス - キリサキキョウコ
- 超熱熱息(ちょうあつあつブレス) - キリサキキョウコ
- 残像(ざんぞう) - ルガードーウォン
- 飛影(とびかげ) - ルガードーウォン
- 変身・大槌(トランス・ハンマー) - イヴ
- 変身・盾(トランス・シールド) - イヴ
- 変身・天使の翼(トランス・エンゼルウイング) - イヴ
- 旋・風牙(つむじ・ふうが) - ルガードーウォン
- オーラ=ショット - デュラム=クラスター
- 変身・髪の毛パンチ - イヴ
- 超熱熱火球(ちょうあつあつファイヤーボール) - キリサキキョウコ
- 重力弾(グラビティーボム) - マロ
- ブラッディレイン - シャルデン=フランベルク
- 重力張り手(グラビティーはりて) - マロ
- 変身・手(トランス・ハンド) - イヴ
- 黄金の速弾(ゴールドラッシュ) - イヴ
- リフレクト・ショット - サヤ=ミナツキ
- サイクロン・グレネイド・リバー - リバー=ザストリー
- 変身・人魚(トランス・マーメイド) - イヴ
- 重力壁(グラビティーウォール) - マロ
- ソニックフィスト - リバー=ザストリー
- エアロスラッシュ - リオン=エリオット
- デス・ツイスター - リオン=エリオット
- 変身・鋼鉄化 - イヴ
- 氷の氷像(フリージングスタチュー) - ディーク=スラスキー
- 守護氷柱(ガードピラー) - ディーク=スラスキー
- 流星氷弾(シューティングスター) - ディーク=スラスキー
- 戦闘魔蟲・刹鬼(せんとうまちゅう・せつき) - シキ
- 哭鳴閃(こくめいせん) - 刹鬼
- 秘術・魔蟲鋼体変化(ひじゅつ・まちゅうこうたいへんげ) - シキ
- 氣爆符(きばくふ) - シキ
- 氣導砲(きどうほう) - シキ
- 護法障壁(ごほうしょうへき) - シキ
- 呪刑刀(じゅけいとう) - シキ
- 焔獄弾(えんごくだん) - シキ
- 極技・炎大蛇(きょくぎ・ほむらおろち) - シキ
- 黒爪(ブラッククロウ) - トレイン=ハートネット
[編集] アニメ
2005年10月6日から放送開始。原作の基本設定を踏まえたうえで、ストーリーは完全オリジナルで展開。
序盤については、抹殺者時代を丁寧に描きつつ、その後の「イヴの事件」をきっかけに、トレイン達の出会いを集約させているなど、原作序盤での「シナリオの甘さ」が大幅に改善されている。
しかし、残念ながら原作を知らない者には物語が分かりづらいと感じる者もおり、クロノス時代のトレインの暗く残忍な性格が、掃除屋になったら僅か1話にして原作と同じ軽い能天気な性格へと豹変した点は原作を読んでいても違和感が残るものであった。絵柄もかなり変えられており、原作よりも子供じみて見えるキャラが殆どのため、批判の声も少なくない。
また原作とは性格が違って描かれているキャラクターが何人かいるのも特徴である。
例としてナンバーズのリン=シャオリーが、人を食ったような性格の青年ではなく、「トレインに憧れを抱いて強くなった」「仲間想い」等の熱い心を内に秘めた青年として、他にもクリードのトレインに対する狂気的敬愛が原作以上に激しく描かれている。
作品自体は、16:9のハイビジョンサイズで制作されているが、BS-i以外で放送する時は、画面の左右を切って4:3サイズにして放送している。
[編集] スタッフ
- 原作:矢吹健太朗(集英社「ジャンプコミックス」刊)
- エグゼクティブプロデューサー:源生哲雄 (TBS) 、村濱章司 (GONZO)
- 企画プロデューサー:鳥嶋和彦(集英社)、石川真一郎 (GONZO) 、余田光隆 (TBS)
- シリーズ構成:神山修一
- キャラクターデザイン/総作画監督:秋山由樹子
- 総作画監督:蘇武裕子
- プロダクトデザイン:森山洋
- 美術監督:池田繁美(アトリエ・ムサ)
- 色彩設計:村田恵里子、鈴木寿枝
- 撮影監督:北岡正
- 編集:三嶋章紀、堀内隆
- 音楽:岩崎琢
- 音響監督:三間雅文
- 音楽プロデューサー:藤田純二
- 音楽ディレクター:佐藤世衣
- 音楽制作:フューチャービジョンミュージック
- アニメーションプロデューサー:小島勉
- プロデューサー:高野貴志 (TBS) 、渡辺直樹、沖浦泰斗、篠崎真哉、大徳哲雄
- 制作統括:梶田浩司
- 監督:板垣伸
- アニメーション制作プロダクション:GONZO
- 製作協力:集英社
- 製作:TBS、BLACK CAT製作委員会
- 著作:©矢吹健太朗/集英社、TBS、BLACK CAT製作委員会
[編集] 主題歌
- オープニング:『ダイアの花』 - 唄、作詞、作曲:より子/編曲:DAITA
- エンディング(1 - 12話):『ナミダボシ』 - 唄、作詞、作曲、編曲:パピーペット/編曲:佐久間正英
- エンディング(13話 - 24話 ):『くつずれ』 - 唄、作詞、作曲:松田亮治/編曲:Dive-E Productions
[編集] サブタイトル
- 孤独な猫
- 戸惑う猫
- 闇の中の猫
- 微笑む猫
- 決意する猫
- 狙われる猫
- 傷だらけの猫
- 旅する猫
- 魅惑する猫
- 暴走する猫
- 偽りの猫
- 闘う猫
- LOVE猫
- ちび猫
- 遠ざかる猫(TBSでは未放映)
- 竜を狩る猫
- まどろむ猫
- 船出する猫
- 疾走の猫
- 対決する猫
- 溺れる猫
- 爪を研ぐ猫
- 楽園の猫
- 気ままな猫(最終回)
TBS 木曜25:25~55枠 | ||
---|---|---|
前番組 | BLACK CAT | 次番組 |
鋼の錬金術師(再放送) | XXXHOLiC |
毎日放送 アニメシャワー第2部 | ||
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前番組 | BLACK CAT | 次番組 |
機動警察パトレイバー (OVA第2シリーズ) |
ああっ女神さまっ それぞれの翼 |
[編集] その他の関連商品
[編集] 単行本
- BLACK CAT 1巻 - 2001年1月11日発行 ISBN 4088730658
- BLACK CAT 2巻 - 2001年3月7日発行 ISBN 4088730917
- BLACK CAT 3巻 - 2001年5月6日発行 ISBN 408873114X
- BLACK CAT 4巻 - 2001年8月8日発行 ISBN 4088731484
- BLACK CAT 5巻 - 2001年10月9日発行 ISBN 4088731727
- BLACK CAT 6巻 - 2001年12月29日発行 ISBN 4088732170
- BLACK CAT 7巻 - 2002年3月9日発行 ISBN 4088732332
- BLACK CAT 8巻 - 2002年6月9日発行 ISBN 4088732715
- BLACK CAT 9巻 - 2002年8月7日発行 ISBN 4088732995
- BLACK CAT 10巻 - 2002年10月9日発行 ISBN 4088733290
- BLACK CAT 11巻 - 2002年12月9日発行 ISBN 4088733495
- BLACK CAT 12巻 - 2003年3月9日発行 ISBN 4088733959
- BLACK CAT 13巻 - 2003年5月6日発行 ISBN 4088734211
- BLACK CAT 14巻 - 2003年8月9日発行 ISBN 4088734947
- BLACK CAT 15巻 - 2003年10月8日発行 ISBN 408873517X
- BLACK CAT 16巻 - 2003年12月9日発行 ISBN 4088735358
- BLACK CAT 17巻 - 2004年4月9日発行 ISBN 4088735749
- BLACK CAT 18巻 - 2004年6月9日発行 ISBN 408873596X
- BLACK CAT 19巻 - 2004年8月9日発行 ISBN 4088736400
- BLACK CAT 20巻 - 2004年10月9日発行 ISBN 4088736621
[編集] CDドラマ
キャストは登場人物を参照。
- ドラマCDシリーズ「BLACK CAT 1」(2005年2月28日発売)
- ドラマCDシリーズ「BLACK CAT 2」(2005年7月1日発売)
- ドラマCDシリーズ「BLACK CAT 3」(2005年10月4日発売)
[編集] 小説
- BLACK CAT 星の残照 - 2005年10月発行 ISBN 4087031608
- 原作の続編として書かれた小説で、著者は大崎知仁。
[編集] ゲーム
- BLACK CAT ~機械仕掛けの天使~ (PS2)