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言語哲学 - Wikipedia

言語哲学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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言語哲学(げんごてつがく、philosophy of language)とは、語義的に二つの意味に大別される。

  1. 言語の構造・意味・使用法・レトリック等について哲学的に考察する学問。
  2. 言語の使用法を
    1. 人工的に緻密化する(人工言語学派)
    2. 日常言語の使用法を緻密に観察することによって哲学の問題は解決されると考える(日常言語学派)
    3. 言語こそが存在に先立つものであり、言語の理解なくして哲学の問題は解決されえないと考える(分析哲学 (analytical philosophy) 主流)

諸学派の事を指す。

1.は言語の哲学(philosophy of linguistics) 2.の諸派は言語的哲学(linguistic philosophy)とも表現される。まず、1.の場合について記述する。


目次

[編集] 古代ギリシャ言語哲学

1.については一方では古代ギリシャの文法学や古代ローマの弁証法(dialectike)や修辞法(retolike)を淵源とする。 他方で、純粋な哲学としては、その祖イオニア学派も自然学に傾倒したがその過程で既にパルメニデースゼーノーンパラドクスを駆使している。 また、ソピステース(ソフィスト・知者)たちは相手に議論によって勝利しようとしたことから、また、フィロソポス(知を愛する人、後の哲学者)を自称したソークラーテスの産婆術も相手を誘導しつつ哲学的解決へと導く、という手法から、少なからぬ言語と論理とへの反省的意識が存在していたと推定される。 ただし、ここまでは伝承と断片とラエルティオス(ディオゲネース・ラエルティオス『ギリシヤ哲学者列伝』岩波文庫)の報告とプラトーンによる創作を通じての推測である。確実に言語についての哲学的反省について一次資料に基づいてかなりな程度述べられるのはプラトーン自身からである。

彼は、イデア論やアナムネーシス(想起)説を提唱するについて、言語的反省と論理的推論に基づいて(対話という表現形式を用いながらも)哲学的諸原理に到達した。 更に、その弟子アリストテレースに到ると、単にその形而上学をはじめとする哲理への到達手段として論理を用いたのみならず、論理構造と虚偽論それ自体を体系化して学問範疇となす。特にその論理学は基本的に19世紀のフレーゲまで基礎となるものであった。

[編集] ローマ~中世前期のラテン圏の言語哲学と哲学概況

これらの流れはローマ帝国において、一方では法廷弁論術として、他方ではストア派や中期プラトン学派の哲学思考法として継承されたものの、東西の分裂を期に、ギリシャ語圏東ローマ帝国では観想と聖書の霊的解釈学とを重んじたビザンティン・キリスト教思想において次第に弱体化されていく。 他方、早くに西ローマ帝国の滅亡と所謂<蛮族>の横行をみたラテン語圏西ヨーロッパでは、哲学の流れは、ヒッポのアウグスティーヌスという古代末期最大の哲学者を生み、命題論としては名辞と名辞の連接、意味論としては名辞とその対象物('Fido'-Fido theoryという揶揄的名称がある)というフレーゲ以前を決定付ける言語哲学が確立された。しかし、その後はボエティウスアイルランド修道士らをのぞけば細々とした註解作業が11世紀ごろまで続くのみである。

哲学自体、フランク王国の盛期にヨアンネース・スコートゥス・エリウゲナ(主著 『自然位階論』)が偽ディオニシォース・ホ・アレオパギテース(主著:『神名論』『神秘神学』)の諸文書をラテン語訳・紹介することを通じて(アンモニオス・サッカスもしくはプロティノスを創始者とする、純粋形相であり最高のイデア一者( το ‘εν)からの質料の加増による存在論的降下の位階構造と、知性的神秘体験による人間霊魂の形相への復帰・合一を理想とする哲学=宗教的運動。これは、オリゲーネース、ヒッポのアウグスティーヌス等を通じてキリスト教神学に多大な影響を与えた)ネオプラトニズムの再導入という形で中世中初期に漸く復興する。

したがって、この時期は言語哲学そのものはもちろん論理学についてすら、アリステレースの一部の著作、ポリュピュリオス、ボエティウス等の限られたソースが細々と伝承されるだけで目だった動きはない。

[編集] 11世紀の論理学復興、そして12世紀ルネサンスと普遍論争

ラテン圏における言語・論理の学は、11世紀に、アンセルムスに代表されるような形で再び活発化する。

まず、ヨーロッパ各地での学問的な活性化の中で、細々とした伝承だけであったアリストテレースの論理学著作も再びボエティウスの註解とともに、きちんととした形で読まれるようになる。 ロスケリヌスら音声論者(Vocales)は「普遍は単なる音声にすぎない」とし、後の唯名論 (Nominalismus) へとつながる議論を開始する。 12世紀に入り、そうした運動の中でアベラルドゥス(アベラール)は、それまで漠然と使用されてきた「普遍」といった概念自体を問にかけ、大きな議論を引き起こす(普遍論争)。

第二段階は、イスラーム圏に保持されたギリシア哲学諸文書の流入・翻訳を期にした(実際には、ビザンツ所有の文献の流入の影響もかなり大きかったらしいが)いわゆる12世紀ルネサンスである。 その動きは、イスラーム圏の進んだ科学探求の成果の導入のみならず、それまで論理学者としてのみ知られてきていたアリストテレースの広範な業績の再導入でもあり、これらの新材料の消化・吸収と反発が13世紀を形成することになる。だがそれは同時に、12世紀の活発な論理学探求の忘却でもあった。

第三段階は、そうした13世紀の活動を前提とした、より独自な14世紀の活動であり、これは例えばオッカムの論理学等に見ることができる(清水哲郎『オッカムの言語哲学』は、一哲学者にスポットをあてたものとはいえ、この時代の言語哲学の水準の高さを知るにたる好著。)

これらスコラ哲学における論理学や文法学の発展の中には、当時の流れから言えば傍流なのだが、例えばライムンドゥス・ルルス (Raimundus Lulls 1235-1316) がおり、語と語を組み合わせる機械によって全世界の全真理を知ろうとする「ルルスの術(普遍的な偉大な術 ars magna generalis)」の発明を得るに到った(これは、後世のコンピュータ構想の淵源である、といえよう)。 

[編集] ルネッサンスとイギリス経験論

この後、近世哲学の創始者ルネ・デカルト等 (Rene Descartes, Renatus Cartesius 1596-1650) らは言語を軽視した(彼のすべてを疑う方法的懐疑において 'je suis, je existe'(「わたしはある、わたしは存在する」)、 'ju panse, donc je suis( わたしは考えているので、わたしはある」: 後者のラテン語<訳>が著名な「コギト・エルゴ・スム」であるが、デカルト自身の発言ではない。)'といった表現が、彼の直観を正しく表現しているか否かについてさえ全く疑いを持たないところに、その時代の状況が明白に現れている: ただし彼の論理思想はポール・ロワイヤル学派において展開され、当時のフランス・カトリック思想界で基本的教科書として使用された。 なお現代のチョムスキー/ホムスキがこのポール・ロワイヤル派の言語思想の影響を多大に受けていることを注記しておく)

同様の言語軽視はイギリス経験論者にも見られる。 彼等は、アウグスティーヌスの名辞と名辞の連接としての命題観を受け継ぐ。ただその意味対象(指示)として、対象物それ自体にかえて、彼等の認識論に従って観念に置き換えたのみである。 このパタンはジョン・スチュアート・ミルを通じて中後期のラッセルまで続く英国言語哲学の欠陥であり続けることになる。

[編集] ライプニッツ――普遍言語の構築者

ゴットフリート・ヴィルへルム・ライプニッツ(Gottfried Wilhelm Leipniz,1646-1716,関連主著『論理学』ライプニッツ著作集所収 工作社)の普遍数学 (mathesis universalis) の構想はきわめて先駆的なものであった。少数の無定義概念と定義により諸科学の諸概念を、それらからなる少数の無証明公理と論理とのみから全知識命題を導出することを試みた。そして、普遍記号学と推論計算との二分野からなる基本普遍学の構築を企てた(とはいえ、無神論者・異端者としての誹謗をおそれた彼は、通俗書『弁神論』の他、哲学関係の著作を一切発表しなかったため、長らく言語哲学への影響はきわめて限定されたものであった。 遺稿からの評価では、可能世界論存在論意味論との並行において論じている。その構想は、ウィトゲンシュタインの『論理的=哲学的・論考』、クリプキの可能世界意味論様相論理の先駆であるとともに、コンピュータ言語への大きな貢献を成し遂げているとされている)。 

[編集] フンボルト――精神構造としての言語

ここまでは、言語を論理の表現として把握する思考が主であった。それに対し、カント悟性範疇を言語で置き換え、言語が人間において質料世界からの無定形な原=情報を分節化した認識対象として構成する決定的機能を持つことを指摘したのが、カール・ヴィルヘルム・フォン・フンボルト(karl Wilhelm von Humboldt,1767-1835 主著 "Ueber die Kawaisprache auf der Insel Java" その序説翻訳『言語と精神--カヴィ語研究序説』法政大学出版局)の言語研究だった--これは、ある意味では、20世紀初頭の言語論的展開を先取したとすら評されうる--。

彼に拠れば、人間は、現実の諸言語を創造する能力とこれらの諸言語を規定する言語形式保持の能力とをもつ。後者からの外部表出としての前者が多様に具現化することを以って、人間の諸言語の--フンボルトの思想によれば--ひいては人間の諸文化・思想の多様性を説明しようとした。 ただし、当時の言語学者は主に個別言語に興味を有しており、また、哲学者たちは人間精神自身の能力に関心を持っていたため、フンボルトの影響は限定的なものにとどまった。

この反フンボルトの代表格に、言語学者としては比較言語学歴史言語学の大家ヤーコプ・グリム (Jakob Grimm 1785-1863) ヴィルヘルム・グリム (Wilhelm Grimm 1786-1859) のグリム兄弟が、哲学者としてはヘーゲル、シェリング、ショーペンハウアー等のドイツ観念論者の系譜があげられるだろう。しかし、19世紀後半になるとヘルマン・パウル(Hermann Paul 1846-1921 : 主著 ”Prinzipen der Sprachaphilosophie”『言語史原理』) が、言語の歴史の錯綜と変容に満ちた過程の背後に、不変かつ不変な人間精神の共通性の存在を想定し、ドイツ青年文法学派の指導的役割を果たした。 

[編集] ソシュールと言語論の展開

言語学領域における言語哲学的関心は、スイス言語学者フェルディナン・ド・ソシュール(Ferdinand de Saussure 1859-1913。主著" Cours de Linguistique générale")において頂点に達する。彼は、言語学を、言語の歴史的変遷をたどる通時(diachronique 歴史)言語学と言語構造の同一性に訴える共時(idio-syncholonique)言語学とに峻別したうえで、言語の研究対象を個別の発話(parole)、文法構造を共有する一つの言語(langue)、それらを産出する能力としての言語能力(language)に分類する。さらに、言語は世界を恣意的に分節化しそれを記号対象(シニフィエ、記号内容、所記:小林訳による)に対して恣意的な対応関係にある語表現(シニフィアン、記号表現、能記:同)によって指示するという二重の恣意性を指摘、加えて語表現自体は時間的に線状性をもつことを指摘した。

彼の思想は、特にその共時言語学と記号の考察と構造主義(言語の共時的・静的モデルを思考の基本におく)およびポスト構造主義(言語の静的モデルのみならず変動システムをも考察の範囲に取り入れる)の理論家たち(ローマン・ヤーコブソンクロード・レヴィ=ストロースジャック・ラカンロラン・バルトルイ・アルチュセールミシェル・フーコージャック・デリダジュリア・クリステヴァなど)として発展した。ただし、これらは言語哲学(philosophie langagière)よりは記号論(sémiologie, sémiotique)と呼ばれることが多い。

なお、これらの基礎となった『一般言語学講義』においては、編集者(セシェ&バイイ)の誤解が著しく、ソシュール自身の言語観が大きくゆがめられて伝達されていること(エングラーによる学生ノート対観版しかソシュールの主張を理解し得ないとされるが、エングラー版の邦訳はなし)が、特に日本の丸山圭三郎の一連の仕事によって明らかにされている。

[編集] フッサール――現象学における言語

これら、言語学から記号論へとの流れと並んで、19世紀半ばより哲学領域でも言語への志向があらためておこった。 その一人に現象学の創始者エドムント・フッサール (Edmund Fusserl 1859-1938) があげられる。 彼は言語を、精神の表出運動それ自体とその意味付与作用としての志向及び意味充足との合力として、把握した。 この流れは、現象学一般へと展開していく。 しかし、現象学は第一義的には超越論的な自己の心理能力そのものに関心を抱くものであるため、言語はその中の一つの因子として考察されるにとどまることがおおい。

[編集] 分析哲学の源流I ゴットロープ・フレーゲ

言語を存在のあるいは心理能力の一機序と定位してきた西洋哲学史に反して、言語こそを哲学の中心課題に定位したのが分析哲学である。 分析哲学とは、フレーゲラッセルを鼻祖とし、『論考』のウィトゲンシュタインもしくはカルナップを端緒とした、本来、存在論への言語論の優越を基礎とした英米を中心とした哲学の潮流を中心とする。だが、その主張は多岐にわたり、かつ、中心テーゼもかならずしも皆が信奉しているわけではない曖昧な概念でしかない。 また、その発展とともに、分析哲学の仕事の範囲は、言語の哲学の配意を超えて存在論倫理学美学心の哲学、行為論、科学の哲学、数学の哲学等多岐にわたってきている。

広義での分析哲学の源流は、19世紀中葉ドイツの数学者ゴットロープ・フレーゲ(Gottlobe Frege:主著『概念記法 ("Begriffschlift, eine der arithmatischen nachabildete Formalsprache des reinen Denkens") 』『算術の基礎 (Die Grundlagen der Arithmetik) 』『算術の基本法則 ("Grundgesetz der Arithmetik" I) 』: 現在『フレーゲ著作集』1~6,勁草書房に所収)に求められる。 彼は、命題間に成立する三段論法(既にアリストテレースによりほぼ完成されてしまっていた)を前提に、名辞とその対象とをのみ考察するのみを主たる課題とのみしていたのにたいして、一命題(Satz)内の構造と量化(すべての、ある、存在する)とを問題にする量化理論を発明した。さらに、それに基づく意味論を考察した。

彼によれば、言語の基本単位は命題(文 Satz )でありそれより小さい諸単位(日常言語では語句、フレーゲの量化論理では、項 (Argument) と函数 (Funktion) とは自由に切り分けえるかわりに、その意味は一つの命題という文脈の中で考えられねばならないという文脈原理を提唱、また「意味と意義について (Ueber Sinn und Bedeutung) 」において、同一の明けの明星宵の明星(いずれも金星)が言語に於ける機能を異ならせることから、その同一である対象をBedeutung,その違い(対象の与えられ方)をSinnと区別する、という画期的業績を残した。 とはいえ、フレーゲにおいては、意味は言語を超越した超実在(一種のイデア)であるGedanke(思想)に求められている。この点で、分析哲学化・言語論的展開を経験したものとはいえない。 

[編集] 分析哲学の源流II ラッセル&ムーア

20世紀初頭、フレーゲの論理学に基づく数学基礎論に批判を加え、新たな数理哲学を展開したバートランド・ラッセル(Bertrand Russell 英)は、さらに「確定記述 (difinite description) 」(the present king of France 等、記述の形をとりながら、事実上固有名詞のような、ただ一つ/一人を名指す機能をもつ語法)について、それを分析する。そして、「現在のフランス王は禿げである」という(現時点でフランス王が存在しないので真とも偽ともいえないように思われる)命題を「Xがフランス王であり、かつXが禿げである、そのようなXが存在し、しかもただ一人存在する」という諸命題の連言として解釈することによって、「指示について 'On Denoting' 」(『現代分析哲学基本論文集(1)』勁草書房所収)において一応の解決をもたらした。

この瞬間、哲学上の問題を言語分析により解消するという分析哲学の基礎が打ち立てられた、といえる。 また、同時期、ラッセルのケンブリッジにおける同僚ジョージ・エドワード・ムーア(George Moore 英)は「良い (good) 」という語の使用法の詳細な分析をつうじて、当時英国で英国経験論者を中心に信奉されるのと違い、「良い」という倫理的価値語は「益がある・好ましい (preferable) 」などの自然的記述語には還元できないと「倫理学原理 "Principia Etica"」(『倫理学原理』三和書房)において論じた(自然主義的誤謬の項参照)。それにより、日常言語の使用法の記述による哲学的問題の解決を行った。 

(なお、ラッセルが展開した数理哲学については、『プリンキピア・マテマティカ』 (『数学の原理』 / "Principia Mathemateca") を参照。この本は、アルフレッド・ノース・ホワイトヘッド(Alfred North Whitehead 英)との共著。)

[編集] 分析哲学の誕生『論理的=哲学的・論考』のウィトゲンシュタイン

これらの業績の上になりたったのが、ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン(Ludwig Wittgenstein 墺→英)の処女作『論理的=哲学的・論考 ("Tractatus-Logico-Philosophicus / Logische-Philosophische-Abhandlung") 』(ウィトゲンシュタイン全集第一巻 大修館書店、奥雅博訳、『論理哲学論考』岩波文庫 野矢茂樹訳、『『論考』『青色本』読解』黒崎宏訳注他)である(ラッセルによる序文は、誤りが多いとされる)。

(『論考』には多様な解釈が可能であるとはいえ、その一つによれば)日常言語は完全であるが複雑であるので、哲学的問題の解決のため簡便なモデルを創出する。 それは、日常言語も共有する(ことを分析による単純化が明らかにするはずの)システムである、とされる。 そのシステムは、言語はすべてそれ以上命題として分析できない基礎である--ここにフレーゲの文脈原理が忠実に採用されている--原子命題 (atomistiche Satz) とその真理函数 (Wahrheitsfunktion) とからなる(原子論 atomism)。原子命題は、名 (Name) と名との結合である。 これらの言語的基礎単位に対応して、世界 (Welt) において原子的命題に事態(事 Sachverhalt)、名に物 (Ding) が対応する、(そして、論理と数学は記述的命題ではなく--これらにはそれぞれ特殊な地位が与えられる--、まして事実命題、論理命題、数学命題以外はすべて無意味な擬似命題であって、価値や倫理や神や世界の意義については語ることができないという主張が引き出された)という。

この言語の構造こそが存在論を規定する、という発想こそ、分析哲学の誕生そして言語論的展開の決定的なメルクマールである。『論考』の原子論的哲学をうけて彼の師のラッセルは、事 (fact) ではなく物 (thing) を基本とする原子論を『論理的原子論の哲学 ("Philosophy of Logical Atomism") 』において展開したが、こちらは、むしろ存在論の反映としての言語構造という発想が中心であり、その点からすれば分析哲学的でない。この『論理的=哲学的・論考』をうけて、ラッセル以外に三つの流れが分析哲学の範囲内に生じてきた。

[編集] 分析哲学の発展I 論理実証主義と科学哲学

その第一は論理実証主義 (logischer Positivismus) もしくは論理経験主義である。 オーストリアウィーンの哲学者たちによるウィーン学団 (Wiener Kreis) やドイツベルリンの哲学者や数学者によるベルリン学派グループ(ルードルフ・カルナップ( Rudlf Carnap 墺→米)、モーリッツ・シュリック(Moritz Shclick 墺)、ハンス・ライヘンバッハ( Hans Reichenbach 独→米)ら)では、数学を記述命題ではないとする点に着目し(従来の経験論は、数学命題がたかだか経験命題の一般化に過ぎないなら、なぜ規範的性質を持つのかとの批判に苦悩していた)、さらに自然的命題以外は有意味でないという主張をもとにして、およその命題は自然科学に属することを主張する。

そして、彼等が誤読した限りでの『論考』の主張に従い、従来の哲学における形而上学を追放し、日常言語の曖昧さを廃して完全な人工言語の創案に邁進(Carnap,『世界の論理的構築 (”Logische Aufbau der Welt”)』『言語の論理的構文論 ("Logische Syntax der Sprache") 』等)--これらの流れは、後にコンピュータ言語の基礎として工学上重要な価値を持つようになる--するという人工言語学派を開いた。それにより、自然科学的諸命題の性質に基づく世界観を構築しようとした。

ここで、『論考』が命題の意味に関連して事実との一致不一致に基づき真偽あるもの(真理条件Wahrheitsbedingung)を有意味命題 (sinnliche Satz) と考えたのに対し、彼等は(『論考』より後のウィトゲンシュタインの一時的アイディアに影響されたとも言われる)(検証可能性条件(Verlificationalibity condition)を意味と考え)検証可能/不可能という概念にもとづいて、検証可能な命題=自然科学的な命題=意味のある命題、検証不可能な命題=非科学的・形而上学的・神学的・倫理的命題=擬似命題=意味のないニセモノという二分法を導入した。それにより、科学とは検証可能な諸命題の総体である、と主張する言語哲学に基づく科学哲学( (Natur) Wissenschaftslehre, (nature) Wissenschaftsphilosophie, philosophy of natural science) をきずいた。

(これらの主張はA.J.エイァー(A.J.Ayer ” Language, Truth,and Logic”によって(通俗的概説書ではあるが)英国にもたらされ英国哲学界を震撼させた。邦訳『言語、真理、論理』岩波書店))この主張に対しては、カール・ポパー( Karl Popper 墺→米)が一般法則は決して完全に検証できないことから検証可能性条件では科学の法則命題の正当性を保証できないと批判した。ポパーは、反証については一つの反証事例でも決定的証拠になるという検証と反証の非対称性に着目し、反証可能性 (falsificationability) )に科学の基準を置き換えた。

その後、ポール・ファイアアーベント(Paul K. Feyerabend 墺→米)の「現実にはさまざまな反証を観測の誤り等に帰して科学は容易に反証を認めない」として、ある観測ダーツムに対していずれの命題を改訂することも改訂しないことも自由だという「アナーキズム」の主張と、それに対するポパーの弟子であるイェムレ・ラカトシュ(Imre Lakatos 班→英、主著『方法の擁護--科学的研究プログラムの方法論 ("The Methodology of Scientific Research Programmes" in Philosophical Papers Vol.1") 』勁草書房)による、理論には改訂しにくい中心部と改訂されやすい周辺部が漸移的に存在するのだ、という新ポパー主義との対立にいたる。以後、科学の特権性に疑問を付す方向が流行する(科学社会学(Sociology of Science / Strong Programme)・科学のエスノメソドロジー (Ethnomethodology of Schience)・科学の政治力学批判等)。しかし、科学哲学の主流はカール・ヘンペル, ウェスレー・サモン,ヒラリー・パトナム,フィリップ・キッチャー,ラリー・ラウダン,バス・ファン=フラーセンといった、実証主義の流れを汲む哲学者へと戻って行った。

[編集] 分析哲学の発展II クワインとその系譜

一方で、カルナップからの言語哲学は、W.v.O.クワイン(Willard van Orman Quine 米--カルナップの弟子として論理実証主義の影響を受けるとともに米国人としてプラグマティズム・英国経験論の背景性も顕著だが。)にも引き継がれる。彼は、いかなる言語理論も論理を含めてそのどこでも改訂可能であるとして理論の全体論 (wholim of theories) を提示(『ことばと対象(" Words and Object")』勁草書房)する。また存在が何であるかとは言語の枠組みに何を取り入れるかの問題に過ぎない(「存在するとは何か ("On What There IS") 」『論理的観点から』勁草書房所収)とする。さらに語が何を指示しているかは一義的に定まりえない(「存在論的相対性について "Ontological Relativity"」)とする指示の不可測性 (inscrutability of reference) ,データからは正しい理論は一義的に定まらないとする理論の決定不全性 (underdetermination of theory) や、正しくかつ相互に諸命題の真理値が一致しない複数の翻訳が存在するという翻訳の不確定性 (indeterminacy of translation) 等の、言語の存在論的優位に基づく諸議論を展開した。

この流れは、基本的には論理学に基づいた単純な、しかし、言語の全体論 (semantic wholism) を採択した言語を考察の中心として、それに基づいて哲学の諸問題を解決しようとするドナルド・ディヴィドスン(Donald Davidson 米 主著『行為と出来事 ("Essays On Actions and Events") 』勁草書房、『真理と解釈 ("Inquiries into Truth and Interpretation") 』勁草書房、特に、言語が通常の意味では存在しえない事を論じて、衝撃を与えたのが、'A Nice Derrangement of Epitaphs')に引き継がれる。

そして、排中律の否定と意味の分子論 (molecularism) を主張するマイクル・ダメット(Michael Dummett 英 主著『真理という謎 ("Truth and Other Enigmas") 』勁草書房、'What Is a Theory of Meaning I,II' )などに受け継がれていく。 (なお、ダメットは、自身の哲学研究以上に、フレーゲの再評価を定着した人物として、分析哲学に不滅の地位を残した、といえるだろう。”Frege: Philosophy of Language”"Frege: Philosophy of Mathematics" "The Interpretation of Frege's Philosophy")

[編集] 分析哲学の発展III 日常言語学派

さて、その第二は、『論考』からもその後のウィトゲンシュタインの哲学的発展からもかなり独立した、英オクスフォードの哲学者J.L.オースティン (J.L.Austin) に始まる日常言語学派の流れである。 オースティンは、日常言語が記述のほかに命令・嘆願・命名・疑問等さまざまな使用タイプがあることに注目(『言語と行為 "How to Do Things with Words"』大修館書店)し、これらの詳細な分析に基づいて哲学的問題の解決を目指した。 特に、言語を使用しながらなにかの行為を行う(たとえば、裁判官が判決文を読み上げることによって<判決を下す>という行為がなされる)言語行為 (speech act) に注目した。 これらの諸機能は後にサール(John R. Searle 米)によって、より形式的・組織的に分類が行われる(『言語行為 ("Speech Acts") 』勁草書房他)。

また、ウィトゲンシュタインともオースティンとも独自に、日常言語に即して哲学的行動主義を展開し、また(ケンブリッジの各校舎を案内されながら「で、大学はどこですか?」と問う人が犯しているような、抽象的対象の範疇と観察可能な対象の範疇との取り違えるなどの、範疇の誤りを指す)範疇間違い (category mistake)という事象の問題点を指摘したギルバート・ライル(Gilbert Ryle,主著『心の概念(”The Concept of Mind”)』みすず書房)も、日常言語に依拠したタイプの初期の重要な分析哲学者だった。

[編集] 分析哲学の発展IV 後期ルートウィヒ・ウィトゲンシュタインとその系譜

第三が、『論考』以後のウィトゲンシュタイン自身の哲学の変遷である。この展開は漸移的かつ多彩であるので詳細ははぶく(現象主義・公理的全体論的規約主義を経た後言語の全体論、言語の意味の規約主義、言語の本質を言語ゲィム(Sprachspiel--生活に於ける語のやりとり)に見るアイディア)。彼は、「規則は行為を決定できない」という規則のパラドックス (rule following paradox) の帰結としての根元的規約主義 (radical conventionalism)、(オースティンにも見られる)言語の使用タイプの多様性、及び言語がその意味を生活上の機能からくみ上げていること、等へ注目する。この観点から哲学の諸問題については、哲学の問題が陥っている言語の日常的使用からの乖離を批判し、それ等の語の日常的使用を注目することにより、解答を与えるのではなく擬似問題であるとして解消することこそ、正しい対処法である、と考えた。その一方で、単なる規約主義ではなく、人間の自然誌(Naturgechichte)的・文化的(生活形式、Lebensform)要素と言語の機能との関係に、『哲学的探求 ("Philosophische Untersuchungen") 』(全集藤本隆志訳は誤訳が目立ち、黒崎宏訳注『『哲学的探求』読解』は訳者の個性的解釈が目立ち、初心者に薦められる邦訳はない)では注目していった。

この方向性は、言語哲学を越えて、心の哲学(主著 『心理の哲学に就いての考察』"Bemerkungen ueber die Philosophie der Pshchologie")と数学の哲学(主著『数学の基礎に就いての考察』"Bemerkungen ueber die Grundlagen der Mathematik")とにウィトゲンシュタイン独自の理解を提示することになる。 更に死の直前に残したノート(『確実性について』Ueber Gewissheit)からは言語の基礎(クワインやラカトシュのいう理論の核・中心部に概ね相当する)についての考察が見出される( いまだ学界でも十分に消化されたとはいえないテクストである)。

ただし、後期のウィトゲンシュタインは、そのテクストが難解なこと、体系的議論に形式化され得ないので多量の問題形成→解決→更なる問題の発生という学問グループ内の巨大化が困難なこと、彼自身と彼の弟子たち(ノーマン・マルカム(Norman Marcolm 米→英→米 主著 "Dream" )、ピータァ・ウィンチ(Peter Winch 英→米 主著『倫理と行為("Ethics and Action" )』勁草書房)、ラッシュ・リース(Rush Rhees 英 主著"Without Answers")、エリザベス・アンスコム(Gertlud Elizabeth Anscombe 英 主著 『インテンション("Intention")』勁草書房)等が多分に秘教的なサークルを作りその中でのジャーゴンの応酬と彼の著書の訓固に急がせたことなどから、分析哲学の中では孤立的立場にある。

また、後期のウィトゲンシュタインは、そもそも言語を分析するのではないことから、文法 (Grammatik)(使用 Gebrauch)の「展望の哲学 (Philosophie der Uebersehen) 」と呼ばれるべきだ、という主張もある。 (日常言語に重きをおいたことから、後期ウィトゲンシュタインとオースティンはともに日常言語学派に分類された事もあるが、オースティンが体系的哲学化を志向したのに対し、後期ウィトゲンシュタインは哲学問題の解消を図ったのであって、その哲学についての態度は全く違い、ウィトゲンシュタインを日常言語学派に分類することは不当である。)

これら、三つの流れが広義での分析哲学の主流として、現在も英米において哲学上の他の諸学派に対して決定的に優勢な地位にある。 特に、言語哲学(言語の哲学)としては、英米では他の追従を許していない。 (対して、(ポーランドを除く*)ヨーロッパ大陸に於いてはカール・オットー・アーペル (Karl-Otto Apel) 等多少の研究者は見出されるものの概して分析哲学はきわめてかぎられた影響をしか有していない。 フランスにおいては、構造主義ポスト=構造主義等の言語論・記号論等の思想家たちが言語についての思想的=哲学的アプローチについて圧倒的な勢力をしめている。 ドイツでの言語の哲学的思惟においては、ユルゲン・ハーバーマス (Jurgen Harbermas) らフランクフルト学派マルクス主義を押さえて主流の立場にあってきているようである--但し、こと言語の面においては、ハーバーマスはアーペルとともに、後期ウィトゲンシュタインの影響が著しく、その発展的応用者と見ることも不可能ではない。) 論理学者のレシネェィスキ、その弟子でディヴィドスンの意味論に決定的道具立て(T文)を与えたタルスキ、等のポーランド学派は、一種の人工言語学派として強い影響力を保っている。

[編集] 70年代以降の分析哲学の展開

その後の特記すべき展開は、指示論について長らく定説とされてきたラッセルの記述説 (description theory of reference) ,通俗的後期ウィトゲンシュタイン理解における記述束説 (cluster theory of regerence) を覆そうとしたソール・A・クリプキ( Soul A. Kripke:彼は様相論理の完成者としても著名である)による固定指示詞説 (rigid degignater theory) と指示の因果説 (causal theory of reference)(『名指しと必然性 ("Naming and Necessity") 』産業図書)がある。

後者に近い言語の社会共働説を唱えまた内部実在論を提唱したヒラリー・パトナム (Hilary Putnam) や、同じくクリプキによる分析性 (analysity) と必然性(necessity)の区別の導入(というのも、論理実証主義の台頭以来、長らく必然性とは分析性に他ならないと考えられてきていた)、トーマス・クーン(Thomas Kuhn,『科学革命の構造 "The structure of Scientific Revolution"』みすず書房)、ファイアアーベント以後の自然科学の反=実在論的潮流に反対する自然科学的対象の実在を主張する科学的実在論 (scientific realism) の台頭などであろう。なお、モンタギュー意味論で知られるモンタギューが分析哲学と言語学の狭間に、それよりやや言語学よりにノーム・チョムスキーが位置することを言及しておく。

[編集] 日本における分析哲学系言語哲学の受容と現状

日本では、大森荘蔵氏が留学よりの帰国後、ウィトゲンシュタインの過渡期の講義録的書籍といえる通称『青色本 (Blue Book) 』を東大教養学部でのセミナールに使用したことで分析哲学が実質的に移入された、といってよい。 大森自身は分析哲学ともやや異なる独自の哲学を展開していったが、その膝下からは、弟弟子にあたる成城大学名誉教授黒崎宏、弟子からはロンドン大学名誉教授・元コロンビア大学教授・元慶応義塾大学教授の石黒ひで、大阪大学教授奥雅博、首都大学東京教授丹治信治、慶應義塾大学教授飯田隆東北大学教授野家啓一東京大学助教授野矢茂樹、などを生んだ。

  • 黒崎宏…主著『ウィトゲンシュタインの生涯と哲学』勁草書房、『ウィトゲンシュタイン小事典』大修館書店、『科学の誘惑に抗して』勁草書房、『ウィトゲンシュタインから道元へ--私説『正法眼蔵』』哲学書房、他多数:ウィトゲンシュタインの紹介およびその科学哲学・心の哲学への意義について主に論じてきた。次第に後期ウィトゲンシュタイン的立場からの仏教解釈を深めている。
  • 石黒ひで…主著『ライプニッツの哲学--論理と言語を中心に』岩波書店
  • 奥雅博…主著『ウィトゲンシュタインの夢』勁草書房:中期ウィトゲンシュタインを論じたものとして世界的にも貴重。
  • 丹治信治…主著『言語と認識のダイナミズム』勁草書房:後期ウィトゲンシュタインとクワインの比較及び言語の推移律の不成立を論じる。
  • 飯田隆…主著『言語哲学大全』全四巻、勁草書房、フレーゲからクリプキまで分析哲学史を詳細に論じた好著。
  • 野家啓一(主著『言語行為の現象学』『無根拠からの出発』勁草書房:分析哲学と現象学に架橋を試みる貴重な存在。
  • 野矢茂樹(主著『こころと他者』勁草書房、『哲学航海日誌』春秋社、『『論理哲学論考』を読む』哲学書房、他多数:他我問題を一人称特権の視点から読み解く、後期ウィトゲンシュタインの規則論とアスペクト論を読み重ねる、『論考』の非常に整合的で大胆な読解を提示するなど気鋭の哲学者。

ほかにも、元東京大学教授・東洋大学教授末木剛博(主著『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の研究I,II』公論社:日本語で読める『論考』のもっとも詳細な注釈書である)、元東京大学教授の黒田亘(主著『経験と言語』東京大学出版会、:後期ウィトゲンシュタイン哲学成立初期の推移を文献的精査に基づいて論じる)、東京都立大学名誉教授・創価大学教授野本和幸(主著『フレーゲの言語哲学』勁草書房:ダメットによるフレーゲ発掘という画期的業績を踏まえてのフレーゲ研究、『現代の論理的意味論--フレーゲからクリプキまで』岩波書店:コンパクトな難解専門書。表記の仕方が複雑なのが読解を困難にしている)などが重鎮といえよう。

また首都大学東京助教授神崎繁のように、分析哲学の手法を西洋古典学に導入したり、東北大学教授清水哲郎のように聖書やオッカムを分析哲学的に読解したり(『パウロの言語哲学』:パウロは、イエス・キリストが神を信じた信仰を救済根拠とするのであり、信徒たちの神もしくはキリストを信じる信仰は語られていないとする。『オッカムの言語哲学』勁草書房)、東京大学教授門脇俊介のようにフッサールハイデッガーを専門としつつ分析哲学的知見をとりこんだり、と、新鮮な越境的試みもなされつつある。

更には、純粋哲学の枠を超えて、法哲学社会学宗教哲学文学などの諸分野にも遅ればせながら応用が始まっている。   日本では分析哲学は、渡辺二郎東京大学名誉教授・元放送大学教授(放送大学教材『英米哲学入門』を参考のこと)ら、特にドイツ系哲学者及びマルクス主義者からの忌避もあって長らく不遇を囲っていた。しかし、大森シューレの開花とともに中堅・若手(三浦謙(お茶大)、古田智久(日大)、斉藤浩文(滋賀大)、関口浩喜(福岡大)、松坂陽一(首大)、大辻正晴(熊大)、中川大(北教大)、金杉武司(高千穂大)ら)からもつぎつぎに画期的業績が生産されている。いまや全盛期ということができる。

[編集] 外部リンク

[編集] 関連書

  • W.G.ライカン 荒磯敏文、川口由起子、鈴木生郎、峯島宏次 訳 『言語哲学』入門から中級まで 勁草書房 ISBN 4-326-10159-8
  • 飯田隆 『論理と言語』言語哲学大全 勁草書房 ISBN 4326152001
  • 服部裕幸 『言語哲学入門』勁草書房 ISBN 4326153695
  • 浅野裕一 『古代中国の言語哲学』 岩波書店 ISBN 4-00-022833-1
  • 清水哲郎 『パウロの言語哲学』岩波書店 ISBN 4-00-026581-4
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