ウルトラマンメビウス
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『ウルトラマンメビウス』(Ultraman Mebius)は、円谷プロダクションが制作し、2006年(平成18年)4月8日からCBC・TBS系列で放送されている巨大変身ヒーロー特撮テレビ番組の作品名、もしくはその劇中で主人公が登場するヒーローの名前。
番組のキャッチコピーは「未来は無限大だ!(ミライはメビウスだ!)」。
また、2006年9月16日『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』のタイトルで劇場版が公開。テレビ本編とも連動しており、第24話以降はこの劇場版の後の話となっている。
目次 |
[編集] 放送データ
[編集] 本編
本作は『ウルトラマンマックス』と同じく、本編の間にCMが二回入る構成となっている。具体的には以下のとおり
- 番組タイトル→アバンタイトル→オープニング→CM→本編Aパート→CM→本編Bパート→CM→本編Cパート→次回予告→情報コーナー「メビナビ」(※)
(※)「メビナビ」の時間枠は第27話から第30話までの間、番組タイトルの前に歴代ウルトラマンの映像を使用したオープニングコーナーが入る代わりになくなっていたが、第31話より復活した(「メビナビ」自体は公式ページで「WEBメビナビ」として継続していた)。なお、遅れネット局では、プレゼントの告知等が入る場合は既に期限切れとなっていることから、「メビナビ」をカットして放送する場合もある。
[編集] 放送時間
※2006年11月時点のもの
地域 | 放送局 | 放送曜日/時間 | 放送日遅れ |
---|---|---|---|
中京広域圏 | 中部日本放送(CBC) | 土曜日 17:30~18:00 | 制作局 |
北海道 | 北海道放送(HBC) | 同時ネット | |
宮城県域 | 東北放送(TBC) | 〃 | |
新潟県域 | 新潟放送(BSN) | 〃 | |
関東広域圏 | 東京放送(TBS) | 〃 | |
近畿広域圏 | 毎日放送(MBS) | 〃 | |
福岡県域 | RKB毎日放送(RKB) | 〃 | |
鹿児島県域 | 南日本放送(MBC) | 〃 | |
青森県域 | 青森テレビ(ATV) | 日曜日 6:15~6:45 | 3ヶ月(※7月2日放送開始) |
秋田県域 | 秋田放送(ABS) (日本テレビ系) |
木曜日 15:55~16:25 | 4ヶ月(※8月3日放送開始) |
岩手県域 | IBC岩手放送(IBC) | 日曜日 5:45~6:15 | 8日 |
山形県域 | テレビユー山形(TUY) | 土曜日 6:00~6:30 | 7日 |
福島県域 | テレビユー福島(TUF) | 月~金曜日 10:50~11:20 | (※7月31日~8月25日まで 1話~20話を夏休み集中放送) |
富山県域 | チューリップテレビ(TUT) | 日曜日 5:45~6:15 | 15日 |
石川県域 | 北陸放送(MRO) | 土曜日 6:00~6:30 | 14日 |
長野県域 | 信越放送(SBC) | 日曜日 4:30~5:00 | 2ヶ月(※6月4日放送開始) |
山梨県域 | テレビ山梨(UTY) | 月~木曜日 9:55~10:55 (8月3日まで2話連続放送) 木曜日 5:00~5:30 (8月10日から) |
12日 (※7月24日~8月3日まで 1話~16話を夏休み集中放送) (17話から定期放送開始) |
静岡県域 | 静岡放送(SBS) | 金曜日 15:30~16:00 | 6日 |
鳥取・島根県域 | 山陰放送(BSS) | 日曜日 6:00~6:30 | 6ヶ月(※10月1日放送開始) |
岡山・香川県域 | 山陽放送(RSK) | 月~金曜日 10:53~11:23 (8月18日まで) 日曜日 4:30~5:00 (9月3日から) |
15日 (※7月24日~8月18日まで 1話~19話を夏休み集中放送) (20話から定期放送開始) |
広島県域 | 中国放送(RCC) | 木曜日 15:24~15:54 | 5日 |
愛媛県域 | あいテレビ(ITV) | 土曜日 6:00~6:30 | 7日 |
高知県域 | テレビ高知(KUTV) | 木曜日 16:24~16:54 | 12日 |
熊本県域 | 熊本放送(RKK) | 日曜日 5:30~6:00 | 8日 |
宮崎県域 | 宮崎放送(MRT) | 土曜日 5:15~5:45 | 3ヶ月(※7月1日放送開始) |
沖縄県域 | 琉球放送(RBC) | 日曜日 5:30~6:00 | 22日 |
現在23局で放送中。(前作『マックス』は28局ネット)1局(TUF)のみ夏休みの集中放送の後、現在は放送休止中。(放送再開時期は未定だが冬休み時期の可能性が濃厚)
今作は従来のシリーズのような全国同時刻ネット放送では無く、各局ごとに放送時間が異なる。この様な状況に至った経緯については別項“放送時間・同時ネット放送局縮小に関する背景”を設けて考察する。
[編集] 概要
本作はウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品である。
シリーズ16作目(※1)である本作が本放送される2006年は、『ウルトラQ』が放送されてから40周年にあたる。今作ではこれを記念し前作『ウルトラマンマックス』で好評だった昭和時代のウルトラマンシリーズへの“原点回帰”路線を更に押し進め、『ウルトラマン(初代)』から『ウルトラマン80』までのシリーズ(いわゆる“光の国/M78シリーズ”)と直接に世界観・時系列を繋げ『80』以降日本に怪獣が出現しなくなってから25年の歳月が経過し、若い世代達にとってウルトラマンや怪獣は親の世代からは伝えられているが実際には見た者の無い伝説の存在となった世界を舞台にした“ 四半世紀ぶりの続編 ”という体裁を採っている(※2)。
これにより、本作は単に過去の人気怪獣や歴代のウルトラマンが登場する(※3)というだけでは無く、過去のシリーズに登場した名セリフや各種設定などを随所に織り込んだ(現時点での)最新作ではあるが、どこか懐かしさのある独特の作品カラーを形成していることが最大の特徴であると言えるだろう(実際、昔リアルタイムでウルトラマンシリーズを見ていた親とその子が両方とも楽しんで視聴している、この番組を見て過去の作品に興味を持つ子供が増えたなどの声が上がっている)。
ただ、原点回帰・昭和懐古的な要素を盛り込みつつも、『ウルトラマンコスモス』以来となる従来の平成ウルトラマンタイプのマスク造型、「青いウルトラマン」ウルトラマンヒカリの存在やウルトラマンが姿を変えてパワーアップするタイプチェンジ、さらに後述する怪獣よりもむしろ人間ドラマを重視した展開など平成ウルトラシリーズで取り入れられた要素も随所に採用されている。
また、本作では主役であるウルトラマンメビウスを歴代のウルトラマン中最も若い「光の国のルーキー戦士」(宇宙警備隊の戦士では、テレビ放映順でいえば前述の通り「80」以来の25年ぶり、時代順でいうと「ネオス」以来7年ぶりの出現となる)と設定し、彼が人間として入隊する防衛隊・CREW GUYSも素人の寄せ集め集団とするなど、当初は頼りないウルトラマン・人類双方が物語を通じて「成長」していく様を描いていくのも特徴である。同時に、宇宙人である主人公のヒビノ・ミライ(※4)と人間のアイハラ・リュウの友情を軸に据え、「ウルトラマンと人類の交流」を過去作に比べてより綿密に描いていく構想でありその帰結が注目されている。第30話ではミライが自分がウルトラマンである事をCREW GUYSのメンバーに明かし、それ以後も仲間として共に戦い続けるというシリーズ初の演出が行われている。
- (※1)本作における“ウルトラマンシリーズ”の定義は、『Q』以降にTBS系列各局が製作に関わったテレビ実写シリーズのみを数えているので注意が必要である。
- (※2) このため、『ウルトラマンティガ』以降に『80』までと異なった世界観・時系列で制作された作品との繋がりはない。また、『80』以降にもM78星雲出身のウルトラマンを設定した作品は何作かあるが、それぞれの作品が『80』までのシリーズと異なった世界観・時系列で描かれているため、これらも『メビウス』本編での世界観の繋がりはない。ただし、海外製作の『ウルトラマングレート』と『ウルトラマンパワード』や劇場用作品の『ウルトラマンゼアス』のみ製作当時の関連書籍では、『80』までのシリーズと設定上の世界観・時系列繋がりが明確になってるが、現在のところ『メビウス』本編では繋がりが示唆されていない。
- (※3) 怪獣としては、『ウルトラマン』・『ウルトラセブン』の人気怪獣を登場させた前作『ウルトラマンマックス』に対して、本作では『帰ってきたウルトラマン』以降の“第2期ウルトラシリーズ”の人気怪獣(グドンやツインテール、バードンなど)が登場している(現在、過去の怪獣では帰ってきたウルトラマンの怪獣が最多で出演している)。また、歴代ウルトラマンでは第1話にウルトラの父が登場した。それ以降については放映リストを参照。今後も実体としての“ウルトラファミリー”登場が予定されている。
- (※4) メビウスはセブンやレオ、80などと同様に「地球人に変身したウルトラマン」であり、地球人ではない異星人としての立場で地球に関わることとなる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
M78星雲・光の国。宇宙警備隊大隊長・ウルトラの父は、一人の新人隊員に語りかける。「今より君はウルトラマンだ。行くが良い、掛け替えのない星、地球へ!」
「ウルトラマン」と呼ばれる光の巨人たちが、次々と現れる怪獣たちから人類を守って戦い続けた時代が終わってから、既に25年が経過していた。対怪獣防衛チーム「CREW GUYS(クルー・ガイズ)」は活動の機会を失って形骸化し、ウルトラマンの存在は伝説となりつつあった。
GUYSの隊員、アイハラ・リュウは、日課にしている「ウルトラ五つの誓い」を唱和している最中、ヒビノ・ミライと名乗る謎の青年と出会う。ほとんど知られていないはずのウルトラ五つの誓いを知っているミライに、リュウは不思議な感覚を覚える。軽い挨拶をして別れた二人だが、直後ミライの前に謎の女が現れる。不思議な力で攻撃を仕掛けてくる女をミライは追うが、すんでのところで逃げられてしまった。
そんな時、地球に25年ぶりの怪獣、宇宙斬鉄怪獣ディノゾールが飛来する。初の実戦となったGUYSは果敢に応戦するが、歯が立たない。隊長のセリザワもディノゾールに戦闘機ごと特攻して行方不明となり、GUYSはリュウただ一人を残して全滅した。たった一人で戦うリュウを意に介さず、ディノゾールは街を破壊し続ける。ミライは新たなる光の巨人・ウルトラマンメビウスに変身しディノゾールを倒すが、戦いの過程で都市を壊滅させてしまったため、リュウはメビウスを非難する。
尊敬する隊長を失って悲嘆にくれるリュウの前に、GUYSの隊員服を身にまとったミライが現れた。彼に連れられてリュウが向かったGUYS基地フェニックスネストには、セリザワに代わる新隊長、サコミズ・シンゴが待っていた。ここに新生CREW GUYSが誕生し、同時に光の国のルーキー戦士・メビウスが真の“ウルトラマン”となるための戦いが始まった。
[編集] 主な登場人物
[編集] CREW GUYS
- ヒビノ・ミライ / ウルトラマンメビウス
- 現GUYSの新入隊員第1号で、宇宙警備隊のルーキーであるウルトラマンメビウスが地球人に変身した姿(ミライの姿形は仲間を救うために自らを犠牲にした宇宙飛行士バン・ヒロトの姿を模した物である)。明るい好青年だが、地球に関する知識は充分に学びきれていなかったためか日常的な知識の面で疎いところがあり、言動の端々に異文化に対するカルチャーショックと戸惑い(例:パエリアが何であるのかを理解出来なかったり、ツーリングを釣りと本気で間違えたり、初めて食べたカレーライスに眼を輝かせたり、「(コーヒー)豆を買って来い」と言われて福豆を買ってきたり…)を覗かせる。また、うっかり正体をばらしかねない言動をしばしば取ってしまうなど(どうにかごまかしてはいたが)少々天然ボケの気もあり、同僚のマリナをして「不思議ちゃん」と言わしめる。
- 普段は腰が低いが「言うべきことは言う」タイプであり、その純粋さと真っ直ぐさで誰に対しても本音でぶつかっていくため、それが他のメンバーの心を動かすことも多く、実質的に新生GUYSのまとめ役になっている。
- マリナやコノミ、テッペイからは「ミライ君」と呼ばれ、地球に来てすぐに出会ったリュウとは「ウルトラ五つの誓い」を通じて意気投合し、弟分の様な存在となっている。
- インペライザーとの戦いにおいて、CREW GUYSの面々の前で変身することによって彼らに自らの素性を明かしている。以降は変身している時も「ミライ」「ミライ君」と人間時の名前で呼ばれることが多い。
- ウルトラマンメビウスとしての詳細は別項を参照。
- アイハラ・リュウ
- ディノゾールに壊滅させられた旧GUYSのメンバーで唯一生き残った、現GUYSの副隊長格である熱血隊員(マリナ曰く「熱血バカ」)。かつての上司であるセリザワ隊長から「ウルトラ五つの誓い」を教わっており、セリザワのことを尊敬(度が過ぎて少々依存しているように見られることも)していた。それ故にセリザワの身体を乗っ取ったツルギを激しく憎んだり、セリザワの後任であるサコミズを隊長とは呼ばずに「サコミズさん」と呼んだりしていたが、光の国に帰るウルトラマンヒカリ(=セリザワ)を見送った後はサコミズを「隊長」と呼ぶようになった。
- GUYSの仕事に誇りを持っており、「地球は人類がこの手で守らなければならない」が持論。それゆえ、ウルトラマンの活躍を快く思っていなかったこともあったが(敵視したりウルトラマンの加勢を拒みこそしないがウルトラマンに頼らず自分達の力で怪獣を倒そうとする)、後に仲間としてウルトラマンを認めるようになり、ミライの正体を知ってからは1番の理解者として彼を助ける。
- 現場の指揮は基本的に彼が執る。熱くなりやすい性格のため、自己主張が強い他のメンバー(特にジョージ)とぶつかることもあるが、徐々に彼らの実力を素直に認めつつある。
- サコミズ・シンゴ
- 現GUYS隊長。GUYSを再編・指揮するため隊長に就任した。常に飄々とした態度でミライ達部下を心から信頼しており、その時々に最適な言動で的確に彼らをフォローする。部下への信頼からか積極的に前線に出ることもないが(第20話まで出撃することは無かった)パイロットとしても優れた技量を持っており、第20話以降は自ら出撃することが多くなった。なお、現在もガンブースターやフライトモードのフェニックスネスト以外には乗っていない。
- 全てを見通したようなその言動には謎も多く、何故かミサキに代わってGUYS総監の言葉を伝えたり、ツルギがセリザワの身体を乗っ取って使っていたことも知っていたりする上、別任務や本部出勤等で姿を消していることが多い。また、第26話でベロクロンのミサイルが至近距離で爆発して重傷を負うも、数時間後には戦闘に復帰するという驚異的な回復力を見せている。
- 大好物はコーヒー(特にエスプレッソ)で、隊長席には多数のコーヒー豆が常備されており作戦室でもしばしば飲んでいる。
- ミライの素性を初めから知っていて、第30話でCREW GUYSメンバー全員にその素性が知られるまでは、彼の言動を1人で密かにフォローしていた。
- イカルガ・ジョージ
- ミライとリュウによって集められた現GUYS隊員。怪獣の攻撃を完全に見切るほどの超絶的な動体視力と空間認識能力を持ち、射撃手としての実力はリュウにも引けを取らない。ウルトラマンのようなみんなが憧れる人間になるのが夢。元プロサッカー選手で必殺の「流星シュート(名前の由来はウルトラマンジャックの技の1つ、流星キックとされる)」を武器にスペインリーグで3年連続得点王となった実績を持つが(そのせいか時々「アミーゴ」などのスペイン語を口にする)、先述の能力による自分の感性を周りに理解されなかった過去(本人は自分の能力から最適な判断を下しているだけなのだが、能力を理解できない周囲の人間にはスタンドプレーと誤解されていた)から仲間と呼べる存在がおらず、チームメイトからもマスコミからも白い目で見られていた。
- 怪我のため日本でリハビリ中だったが、ミライの説得に折れてスペインに戻ることをやめ、GUYSに入隊する(入隊後、何度か衝突を起こすものの他の隊員達を「仲間」と思っている)。
- 自分で自分の苗字(おそらく「斑鳩」)を漢字で書けないのがコンプレックスで、ゆえに苗字で呼ばれるのを嫌っている。また、海(当初は泳げないから苦手だと思われたが、実は海に行った時の思い出にろくなものがないことが原因となっている)や宇宙は苦手らしい。
- カザマ・マリナ
- ミライとリュウによって集められた現GUYS隊員。二輪ロードレースの女性ライダーで、女性ライダー初の世界選手権出場(なお、現実には何名か既に実在する)を目指していたが、ミライに感化されGUYSに入隊する。ジョージが視力に優れているのと対照的に聴力に優れており、怪獣の鳴き声に混じる特殊な波長を聞き分けその行動を予測できる。その聴力と合わせて射撃の腕はジョージと並ぶ(訓練では経験者のリュウ以上の腕前を見せた)ほど。さらに、元ライダーという経験もあってかマシンの操縦も得意で、マシンで出撃の際には機体の制御を担当することが多い。しかし、聴力がよすぎる故にマシンの不調も敏感に察知してしまうため、それから来る恐怖による挫折も経験している。
- 男勝りな性格と言動(かなりの毒舌)が特徴だが、クモが苦手という女性らしい一面も持つ。また、第23話で弟がいること、名前の表記が「風間マリナ」であることも分かった。
- ジョージに想いを寄せているような素振りを見せることもあるが、本人によると「サッカー選手時代のジョージのファンだった」とのこと。
- クゼ・テッペイ
- ミライとリュウによって集められた現GUYS隊員。大病院の御曹司で、両親の望み通り父の病院を継ごうとして医大に通っていたが、幼い頃に憧れていたGUYSへの夢を捨てきれず入隊を決心する。その後、過保護な母にはGUYSに入隊していたことを告げていなかったため反対もされたが、後に入隊を認めてもらうこととなった(その後の話では大学にも通っているため、「大学通学」を条件とした可能性もある)。
- 過去に出現した怪獣やウルトラマンなどに関してはどこかマニアックな部分もあるほど博識であり(「怪獣博士」と仲間内で呼ばれるほどで、過去に出現した怪獣が再登場した際はアーカイブを検索する前に名前や特徴を話してしまうことも多い。また、怪獣墓場を目の当たりにした時は誰よりも興奮した)、独学で学んだ宇宙語を話すことも出来る。主にデータ分析や対怪獣・宇宙人の作戦を立案することが多く基本的には基地内勤務だが、自ら立案した作戦を指揮するために前線に赴くことも。
- 隊員全員でのランニング中に最初にへばったところを見ると肉体派ではない。
- 姓の漢字表記は「久世」。
- ある意味で視聴対象層の父親から最も共感を得られる存在のキャラクターと言える。
- アマガイ・コノミ
- ミライとリュウによって集められた現GUYS隊員。保育士を目指して保育園でアルバイトをしていたが、ミライの誘いに乗ってGUYSに入隊(その後も非番の日には通っている)。主に基地内でのオペレートを担当する。
- 気弱で怖がりで泣き虫で戦いには向かないように見えるが、内に秘めた勇気は決して他のメンバーにも引けは取らない。第1話では、園児たちのペットであるウサギを助けるためディノゾールが接近する保育園へ駆けつけるという気丈な行動を見せ、結果的にこれが現GUYSメンバーを参集するきっかけとなった。優しい性格のためか、マケット怪獣達(ウインダム以外)には子供のように懐かれ、GUYSメンバーでただ一人ミクラスを自由に指揮できる。そのため、マケット怪獣出動の際は基地外での活動も行う。
- 隊員服はオペレートが主務のため一人だけミニスカートにオーバーニーソックス(+基地外での戦闘の際は膝当て付きのスパッツ)。
- 他の隊員からは主に「コノミちゃん」と呼ばれる(リュウからは「コノミ」、ミライからは「コノミさん」と呼ばれる)。
[編集] GUYS職員
- トリヤマ補佐官
- 何故か姿を現さない総監に代わってGUYSに指示を出す中間管理職(サコミズ隊長が不在の場合は、彼が出動命令を下す)。すなわちGUYS JAPANではナンバー3の地位となる。自らの保身が何より大切で、余計な任務が増えることを嫌うような言動は多いが、平和を守ろうという気持ち自体は本物であるため任務が成功するとうって変わって大喜びする。
- 典型的な石頭かつ風見鶏のような按配の人物で、若干タカ派よりな傾向はあるが(宇宙人はみな敵という認識をしがちであり、相手が友好的だと分かるまでは警戒を解かない)、基本的にはGUYSの面々を信頼しているようである。かつての防衛組織(特にMAT)に参謀職として参画していた人々とは極端に対照的な人柄で、隊員達からは時おり揶揄されることはあっても(マリナは陰で「トリピー」と呼んでいる)組織運営を左右するほどの対立などは一切なく、現場とのコミュニケーションはそれなりに良好なようである。自分の上司であるミサキには頭が上がらず、常に「ミサキ女史」と呼んでゴマをすっている(総監に1度でいいから会いたいという気持ちもあるようだ)。
- マケット怪獣は彼の発案によるもの。また、剣道の腕はかなりのもので、剣道着を着て気合を入れると日頃の三枚目じみた性格が一変し熱血漢となる。そのため、第16話では隊員達を叱咤激励する場面も見られた。
- 第30話以降もミライがメビウスであることは知らず、ヒカリがセリザワ前隊長と同化していることも本人に告げられるまで知らなかった。
- この作品におけるコメディリリーフでありトラブルメーカー(彼のミスが原因で非常事態に陥ったことが何度かある)。
- マル補佐官秘書
- トリヤマの秘書。トリヤマの立場を守るためにフォローに回るが、ノリがよく一言多い性格のため言わなくてもいいことを言って叱責されたり八つ当たりされることが多い。しかし、トリヤマを心から慕っており彼を案じて行動することもある。トリヤマと剣道をした際にすぐにへばってしまったことから、肉体派ではないと思われるがトリヤマ同様「やる時はやる」責任感の強さもあり、もともと頭もよく回る切れ者でもあるためGUYS隊員からの信頼も厚い。なお、トリヤマと同様メビウスやヒカリの正体は第30話以降も知らなかった。
- サコミズ隊長の指示に従ったり、セリザワ前隊長に敬語を使っているところを見ると地位は隊長より低いようである。
- ミサキ・ユキ
- GUYS総監代行。すなわちGUYS JAPANではナンバー2の地位となる。怪獣が出現した際には総監に代わって作戦を直接GUYSに説明することが多く、本部の意向をトリヤマやマルに伝えることもある女性。しかし、冷徹な性格というわけではなく、GUYSの面々には絶対的な信頼を寄せその意向を汲むことも。
- オフの時には買い物にも出歩くようなカジュアルな一面もあり、第28話ではミライやリュウに頼まれてコノミの服装をコーディネートした。ある程度の戦闘訓練は積んでいるようで、第24話では共に武器を取ってバキシムを攻撃した。
- アライソ整備長
- GUYSマシンのメンテナンスを担当する整備班チーフ。過去の防衛チーム(戦死者を出したり、全滅したMACは語られなかった。MAC全滅後も生存していることから、地球で基地に帰還不能になったマシンを修理する地球勤務班あるいはメカニックマン担当であった可能性も否めないが、忌まわしい過去なのであえて封印しているとも思われる)にメカニックとして携わってきた経歴を持つベテランであり、マシンに乗るパイロットの人命を誰よりも案じその腕を信頼している。しかし、一方ではマシンの整備が万全ではないからと出撃を止めるなどの頑固な一面もあり、それ故一本気なリュウとよくぶつかることもあるようだ。
- パイロットの安全のためにとメテオールの採用を進言した第一人者でもある。
[編集] その他
- セリザワ・カズヤ / ウルトラマンヒカリ(ハンターナイト ツルギ)
- GUYSの前隊長で、少年時代に友人から「ウルトラ五つの誓い」を教えてもらったらしい。ディノゾールに特攻し殉職したと思われた(トリヤマ及びマルは35話で再会するまで彼が死んだものと思っていた)が、ボガールへの復讐を誓うツルギに体を乗っ取られた形で再び姿を現した。ツルギが復讐を果たし倒れた後、ウルトラの母の手によってツルギ(ツルギは本来の姿・ウルトラマンヒカリに戻った)と共に復活し人間体時の意識も取り戻したが、その後もツルギとは分離せず地球に留まっていた(ヒカリに変身中、意識がどうなっているのかは不明。また、第35話でヒカリと共に一時的に地球に帰還した際にはセリザワの意識や記憶を残しているもののヒカリとの意識融合が進んでおり、完全に同一人物と言えるほどになっていることが伺える)。復活後はリュウ達現GUYSを陰ながら支えることを選んだが、第17話でリュウ達の成長を認めて地球を去る(セリザワもディノゾールとの戦いで既にその命は尽きていたのか、ヒカリと一心同体のまま地球を去っている)。
- ウルトラマンヒカリ(ハンターナイト ツルギ)の詳細は別項を参照。
- 謎の女(ボガールヒューマン) / 高次元捕食体ボガール
- 舌が異常に長い女性で、手から光弾を放ったり怪獣を呼び寄せたり出来る。また、異空間に出入りしたり、植物を急激成長させトゲで攻撃することや念動力等の使用も出来る。その正体は怪獣を食べる高次元捕食体ボガールで、地球に怪獣を呼び寄せていた張本人。かつて惑星アーブを滅ぼしたことでその星を科学者として観察していたツルギに仇として狙われており、メビウスやツルギと何度か激闘を繰り広げた後に倒される。
- カドクラ
- 以前マリナが所属していたレーシングチームの監督。第1話から登場。マリナのレーサーとしての才能を非常に高く買っており、またその挫折を知るよき理解者。GUYSにマリナが入隊した今でも、彼女の復帰を心底から願っている。
- クゼ・ケイコ
- テッペイの母親で、その過保護さゆえか息子がGUYSに入隊していることを知らされていなかった。第14話でそのことが発覚するが、テッペイや他のGUYS隊員の行動を見て入隊を認める。第1話から登場。
- クゼ・テツハル
- テッペイの父親で久世総合病院院長。リハビリ中のジョージの主治医。母親と違い、テッペイからGUYSに入隊していることを聞かされていた。第1話から登場。
- チサト
- みやま保育園のコノミの同僚だった保母。第1話から登場。ちなみに現時点で役名はクレジットされていないが、演じる岩佐まりのホームページに記述されている。
- モエ
- クゼ家に勤めるメイド。第3話から登場。
- バン・テツロウ
- かつて火星からスペシウム物質を運ぶ任務に就いていた宇宙船アランダスの艦長。ウルトラゾーンに故障した船が吸い込まれそうになった際、火星生まれの息子・ヒロトを失った過去を持つ。現在は退役しており、地球に辿り着いたメビウスが初めて地球で接触した際、ヒビノ・ミライと名乗るきっかけにもなった人物である。サコミズと旧知であり、ミライ=メビウスを彼に託す。
- 苗字の漢字表記は「伴」(劇中映像でテツロウの自宅の表札が明示されている)
- バン・ヒロト
- かつて火星からスペシウム物質を運ぶ任務に就いていた宇宙船アランダスの乗組員で、艦長であるテツロウの息子。母親をナメゴンによって失っている。火星生まれで1度も地球に来たことがないため地球に行くことを楽しみにしていたが、ウルトラゾーンに飲み込まれそうになったアランダスのコンテナを自ら操縦してシャトルから切り離し、命がけで船を救った。この場面に出くわしたメビウスは、彼を助けようとするものの果たすことは出来なかった。しかし、彼の行為に感銘し、その姿形を自分の人間体のモデルとしている(もしもメビウスが彼を助けることができていれば、彼と一体化していた可能性もある)。第21話に登場。
- 設定上ヒビノ・ミライ役の五十嵐隼士がメビウスとの1人2役で演じている。ただし、ヒロトを助けようとした際にはメビウスの姿であったため、特撮でよく用いられる別撮りシーンの合成というわけではない。
- フジサワ・アサミ博士
- 飛び級を繰り返し20歳で博士号を取得した優秀な異次元物理学者であり、対ヤプール用メテオール「リージョン・リストリクター」及び「ディメンショナル・ディゾルバー」の開発者。総監代行のミサキとは大の親友で(「ユッキー」と呼んでいる)、彼女のツテでGUYSへの技術援助も行うようになったという経歴を持つ。
- 科学者らしかならぬラテン系の軽い性格でスペインリーグに所属していたジョージとも非常に相性がいいが、彼とは正反対に海が大好きで休日にはダイビングや海中散歩などに行っているらしい。ちなみにコーヒーが大の苦手で、その口うるささにはサコミズ(「サコちゃん」と呼んでいる)ですらたじろいでしまうほど。
- 園長
- コノミが勤めていたみやま保育園の園長。名はアキコ。幼いころメイツ星人と共に過ごした良少年と出会って感銘を受け、人間も宇宙人も差別することなく、友好的に接することが出来る人物となった。憧れであったメイツ星人の息子であるビオと出会って感激し、自分達の育てた園児が大きくなるころには人間は今よりもやさしくなっているだろうと語った。
[編集] メビウス以外のウルトラマン
※名称横は初登場した話数(それ以外については放映リストを参照)
- ウルトラの父(第1話~)
- 宇宙警備隊大隊長。メビウスにメビウスブレスを授け彼を地球に送り出したが、第28話でメビウスに帰還命令を下し代わりにタロウを地球に派遣する。また、第27話ではここ3万年来無かった脇腹の古傷の痛みをウルトラの母に告げており(おそらくエンペラ星人(エンペラー星人)の襲来時に負ったもので、何かしらの脅威の予兆でもあるらしい)、メビウスへの帰還命令もその脅威に対抗する力をつけさせるためのものであった。
- ウルトラの母(第10話~)
- 銀十字軍隊長でウルトラの父の妻。ボガールモンスとの戦いでエネルギーを使い果たし息絶えたハンターナイト ツルギを復活させ、同時にアーブギアを消滅させた。
- ゾフィー(第15話~、劇場版)
- 宇宙警備隊隊長。第15話では戦いに疲弊し昏倒するヒカリの意識の中に現れ光の国へ帰る様に説得、第24話ではヤプールの復活を感知しメビウス援護のため単身地球へ向かおうとしていたタロウを制止した。また、本作でゾフィーの人間の姿が明かされる予定でもある(公式HPより)。
- なお、劇場版のエンドロールでは「ウルトラマンゾフィー」とクレジットされている。
- ウルトラマンタロウ(劇場版、第24話~)
- ウルトラの父と母の実子。かつて地球人・東光太郎と一心同体となり地球で戦ったウルトラマンで、現在は宇宙警備隊の教官として数々の生徒達を鍛え上げている。
- 劇場版と同様に、タロウの声は石丸博也が担当。石丸は以前『ウルトラマン物語』でもタロウを演じており、劇場版の監督を務めた小中和哉は、劇場版においてタロウ本編でタロウの人間体・東光太郎とタロウの声を演じた篠田三郎がスケジュールの都合で出演を断念(テレビ版でも登場していない)したため、『ウルトラマン物語』を踏襲して石丸を起用したという旨の発言を残している。そのためか、篠田による過去のタロウの音声バリエーションは一切使用されておらず、カラータイマーやストリウム光線等の効果音にライブラリーのものが使用されたにとどまった。
- ウルトラマンレオ / おゝとりゲン(第34話)
- 獅子座L77星出身の宇宙人。かつて「おゝとりゲン」と名乗り、地球を守るために戦ったウルトラマン。現在は宇宙警備隊員として任務のため宇宙を飛び回っている。リフレクト星人に敗れたメビウスの不甲斐無さに憤りを覚えた彼は、かつて自らが師であるウルトラセブン(モロボシ・ダン)に鍛え上げられたときのような厳しい態度でミライ達を叱咤激励し、ミライには自らの稽古着を託してさらなる鍛錬を促した。
- 『ウルトラマンレオ』本放映時と同様、真夏竜がレオの人間体・おゝとりゲン(クレジットおよび公式HPでの名前表記は「おおとりゲン」。また、劇中では変身前後共に「ウルトラマンレオ」と呼ばれていた)として登場。変身シーンは『レオ』本放送時のライブラリーのものが使われたが、変身後のレオの声や音声バリエーションはすべて真夏による新録音である(第1話冒頭の光の国でのシーンでは過去の声が当てられている)。第33話における予告編でミライと並んで変身ポーズをとるシーンが流されたが、本編では使用されなかった。
[編集] ウルトラマンメビウス
- 身長:ミクロ~49メートル / 51メートル(インフィニティー)
- 体重:3万5000トン(ノーマル及びブレイブ) / 3万6000トン(バーニングブレイブ) / 3万7000トン(インフィニティー)
- 活動時間:3分
- 飛行速度:マッハ10
[編集] データ
ウルトラの父の命を受けて地球にやって来た宇宙警備隊のルーキー戦士(※1)。普段は地球人の姿になり、ヒビノ・ミライとして生活している。変身時は左腕を立てて構えることでウルトラの父から授けられた変身アイテム・メビウスブレスを呼び出し、右手をクリスタルサークルにかざして起動、天に掲げ上げることでウルトラマンメビウスとなる(※2)。彼の放つ技のほとんどはこのメビウスブレスを介して発動されており、ウルフェス2006ではウルトラの父の「ウルトラホーン」に匹敵する超エネルギーを秘めていると言われているが、テレビ放映内で触れられるかは不明。ルーキー戦士ゆえにその戦いぶりは未熟で、特に初期は戦闘方法のまずさからリュウを始めとするGUYSメンバーの反感を買うこともしばしばあったが、彼らと協力・交流を重ねながら戦士として一人前に成長して行く。また、劇場版ではウルトラ6兄弟と一体化した特別な形態であるウルトラマンメビウス・インフィニティーが登場した(必殺技はコスモミラクルアタック)。
- (※1) PSP用ゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution0』や劇場版公式サイトによると、光の国では地球から帰還し後進の指導にあたっていたウルトラマンタロウの教え子の一人であるとの情報が公開されている。本編では、そのことが第24話で語られた。また、初期はタロウを「教官」と呼んでいたが、インペライザー戦を終えてからは「兄さん」と呼ぶようにもなった。
- (※2) 変身シーンの背景に無限大マーク(∞)が現われるなど、∞とメビウスの輪を同一視した表現がそこかしこに見られる。また、「ウルトラマンメビウス」という名は本名ではないらしく、ウルトラゾーンに飲み込まれつつあったバン・ヒロトがメビウス登場時に発生させる「∞」の形に似た光を「メビウスの環」と表現したことが由来のようである。その後、ミライ自身が呼称した「メビウス」の名がGUYSのレジストコード(認識名称)として採用されるに至っている。
[編集] 必殺技
- メビュームシュート(第1話~、劇場版)
- メビウスブレスのエネルギーを開放し、両手を十字に組んで放つ必殺光線。似た構えのスペシウム光線に比べ、左手のクロスがやや浅い。温度は約10万℃とされる。
- メビュームブレード(第2話~)
- メビウスブレスから現われる光の剣で、接近戦において使用する。敵の身体を一撃で真っ二つにするほどの切れ味を持つ。
- なお、当初はツルギの能力と被るため設定されておらず、映画でも登場していないが、原口智生監督の要望で無事登場することとなった。
- ライトニングカウンター・ゼロ(第15話~、劇場版)
- ライトニングカウンターを至近距離から放つプラズマ電撃パンチ。
[編集] その他の能力
- メビウスパンチ(第2話~)
- メビウスキック(第2話~)
- メビュームスラッシュ(第3話~、劇場版)
- メビウスブレスに右手を添え、右手を前に突き出して放つ光弾。威力は低く、主に牽制に使用される。また、ミライの姿でも使用可能である。
- ディフェンスサークル(第3話~)
- 両手を広げて形成する∞の形をしたバリア。強さには限度があり、強力な攻撃を防ぎきれないことも多い。
- ライトニングカウンター(第25話、劇場版)
- メビウスブレスのエネルギーをプラズマ電撃に変えて、左拳から放つ電撃光線。
- メビュームピンガー(劇場版)
- メビウスブレスに右手を添え、右手を前に突き出して放つ光線。敵の分身能力などを封じる技。
- ディフェンスドーム(劇場版)
- ドーム状のバリア。
- 身体のデータ化(第27話)
- GUYS基地のコンピューターシステム内で暴走するプロトマケット怪獣ゼットンと戦うため、自分をデジタル情報に変換して電脳空間へと突入した。過去(昭和直系のシリーズ)のウルトラマンが見せたことのない能力だが、同じ円谷プロ作品の『電光超人グリッドマン』の持つ能力と同様といえる。
- 流星キック(第27話)
- ウルトラマンジャックのものと同様。
- テレポーテーション(第28話)
- ウルトラマンのものと同様。
- きりもみ回転キック(正式名称不明)(第34話)
- 光線技の通じないリフレクト星人に対し、ウルトラマンレオのレオキックに匹敵する格闘技を編み出す特訓の末に生み出されたキック技。バーニングブレイブの状態でも使用可能。
- レオキックはレオの身体能力の高さがその破壊力を生み出すが、メビウスは体を高速回転(これはリュウが焚き火の火種を起こすのを見て得たヒントがもとになっている)させて炎を発生させることによりキックの威力を増加させている。また、回転時に発生する炎をまとうことにより、バーニングブレイブになることも可能。
[編集] メビウスブレイブのデータ
- メビウスがナイトブレスを用いてパワーアップした姿で第18話から登場。パワーアップする際は左腕を立てて構えることでヒカリから託されたナイトブレスを呼び出し、それをメビウスブレスと一つにして、ナイトメビウスブレスにすることでメビウスブレイブとなる。戦闘時には、ナイトメビウスブレスから現れる光の長剣・メビュームナイトブレードを使用しており、接近戦において直接それで怪獣を切り倒すこともある。第35話にてヒカリにナイトブレスを返還したため、今後この形態にはなれないと思われる。
[編集] メビュームナイトブレードを用いた光剣技
- メビュームナイトブレード・ブレードオーバーロード(第18話~)
- ナイトメビウスブレスのエネルギーを開放し、メビュームナイトブレードに集めて放つ必殺技。これを巨大な剣にして敵を∞の形に切り裂くものや、剣先から光線にして発射するもの(第20話)、∞の形にしたエネルギー波を放つもの(第25話)など幾つかのバリエーションが存在する。
- メビュームナイトブレード・アクティブレードアタック(第21話)
- 敵をすばやく∞の形に切り裂く必殺技。
- メビュームナイトブレード・バッシブレードアタック(第19話)
- メビュームナイトブレードで、敵の攻撃を跳ね返す防御技。
- メビュームナイトブレード・スピンブレードアタック(第19話)
- 自ら回転しながら敵に飛び掛り、そのまま敵の体を切り裂く必殺技。
- メビュームナイトブレード・ブレードスラッシュ(第34話)
- メビュームナイトブレードの剣先から半月状のカッター光線を放つ。
[編集] メビウスバーニングブレイブのデータ
メビウスがパワーアップした姿で第30話から登場。GUYSの面々からの思いを炎のエネルギーに変えて変身する強化モードで、胸と背にはリュウを筆頭に仲間達との間で結んだ絆の象徴としてファイヤーシンボルが描かれている(ガンフェニックスのペイントやリュウとミライのメモリーディスプレイと同様)。なお、名前には「ブレイブ」とついているがナイトブレスは装備していない。
[編集] 必殺技
- メビュームバースト(第30話~)
- メビウスブレスから発生した炎のエネルギーを胸の部分に集中させて敵に放つ必殺技。
[編集] ウルトラマンヒカリ / ハンターナイト ツルギ
- 身長:ミクロ~50メートル
- 体重:3万5000トン(ヒカリ) / 3万8000トン(ツルギ)
- 活動時間:不定
[編集] データ
セリザワ・カズヤが変身アイテム・ナイトブレス(※1)にナイトブレードを差し込むことで変身する“青いウルトラマン”(※2)。かつてはM78星雲の宇宙科学技術局に所属し、研究者として多くの功績を立てていた。「ヒカリ」という名はリュウが名付けた(※3)地球における名称(レジストコード)であり本名は不明。物語当初は「ハンターナイト ツルギ」(後述)として登場していた。
- (※1)後述の外伝『ヒカリサーガ』では、ウルトラマンキングから授けられたエピソードがSAGA1で描かれている(以降、“SAGA”と付いた記述はすべて外伝で語られた出来事)。
- (※2)青いウルトラマンは別名「ブルー族」とも言われ、設定自体は昭和シリーズにも存在した(主に児童誌などで作られた設定のため、その内容には様々な異聞がある)が、実際にM78星雲出身の青いウルトラマンが描かれたのは本作が初。なお、“光の国シリーズ”におけるウルトラマンの種族の詳細は別項を参照のこと。
- (※3)リュウとミライ以外のGUYSメンバーはこのネーミングにかなり難色を示していたが、リュウが強引に押し切って決めてしまった模様。制作の裏話になるが、この名前が付いた背景には『ヒカリサーガ』のバックスポンサーであるNTTフレッツ・光とのタイアップ絡みによるものである可能性が指摘されている。
- ハンターナイト ツルギ(第5話~第10話、第35話)
- ウルトラマンヒカリが「アーブギア」をまとった戦士。研究者時代に見守り心から愛していた「奇跡の惑星」アーブがボガールによって滅ぼされたため、アーブの知性体の怨念を鎧(アーブギア)として纏い(※)、復讐のためボガールを倒すことだけに生きると決意する(この時より「ハンターナイト ツルギ」となる)。その後、地球で自由に活動するための“入れ物”として、ディノゾールへ特攻後死亡寸前だったセリザワの意識と身体を乗っ取り、ボガールへの孤独な復讐戦を続けていた。しかし、セリザワの姿を戦場に見たリュウやミライ(メビウス)と接触、当初は地球のことなど一切考えていなかったものの、リュウやミライそしてセリザワの潜在意識の説得によって遂に“ウルトラの心”を取り戻す。ボガールモンスとの最終決戦ではメビウスと共闘し復讐を遂げるが、エネルギーを使い切ってしまい息絶えた(以降はヒカリの項を参照のこと)。但し、後にヒカリは自らの意志により勇者の鎧を装着し、“正しい心”のままこの姿に変身出来るようになっている。
- (※)アーブギアには、アーブの知性体の怨念から生まれた“復讐の鎧”(絶命前まで装着していたもの)と、再びアーブを訪れたヒカリの正しき心にアーブの大地が共鳴して生まれた“勇者の鎧”(SAGA3及びテレビ本編第35話以降に装着しているもの)の2種類が存在する(外見的な違いは見られないが、後者の方が防御力は高いようである)。
- ウルトラマンヒカリ(第11話~第17話、第35話)
- エネルギーを使い切ったツルギがウルトラの母によって復活した姿。その胸にはカラータイマーと突起状の勲章・スターマークが輝く(※1)。ツルギ時代の経験もあり戦闘能力自体はメビウスにもひけをとらないが、元々戦闘訓練を受けていない一般のウルトラ一族だった上アーブギアも失っているため、代償として一戦ごとに身体ダメージが急速に蓄積している模様(そのため、戦闘後昏倒してしまうこともあり、第15話ではゾフィーから光の国への帰還忠告を受けていた)。しかし、ボガール亡き後も頻出し続ける怪獣の脅威から地球を放って置けず戦い続け、第17話にてリュウやミライ(メビウス)の成長を認め、メビウスに自らの力の一部ともいえるナイトブレスを託し地球を去っていった(※2)。
- 第35話ではババルウ星人を追って再度地球に飛来。ババルウ星人がツルギに化け破壊活動を行い窮地に追い込まれるが(メビウスはこの時ナイトブレスをヒカリに返還した)、最終的にヒカリがニセツルギを倒して誤解は解け、一般の人々にも正式に“正義の味方”と認められた後、地球に迫る危機の原因を究明すべく再び宇宙へ旅立つ。
- (※1) この勲章はゾフィーの胸部にあることで広く知られているが、ゾフィーの場合は宇宙警備隊員としての武勲を、ヒカリの場合は研究者としての功績に対して与えられたものである。
- (※2)その後、SAGA2でベムスターと対決。ナイトブレス無しで倒した後(このことから、潜在的なパワーは通常のメビウスをも上回っている可能性がある)、ゾフィーに宇宙警備隊にスカウトされ、正式な宇宙警備隊員となる。
[編集] 必殺技
- ナイトシュート(第5話~)
- ナイトブレスのエネルギーを開放し、両手を十字(メビュームシュートとは逆に、右手が前になるように構える)に組んで放つ必殺光線(ナイトブレスなしでも発射出来るようである)。メビュームシュート以上の威力を持っており、ヒカリの姿に戻ってからは更に威力が上がっている。
- 勇者の鎧をまとったヒカリのものは、それまでの青色と違い虹色の光線である(ナイトブレスなしで放つものはそれまでと同じ青色)。また、以前のものを上回る威力を持つようである(第35話)。
- ベムスターを倒した光線(名称不明)(SAGA2)
- ナイトブレスをメビウスに託したヒカリが新たに使用した必殺光線で、ウルトラマングレートのバーニングプラズマのように両手を上下に広げて放つ。元々使えたかどうかは不明だがベムスターを倒すほどの光線が最初から使えたのなら、ウルトラマンキングからナイトブレスをもらう必要はないので、ベムスターとの戦いのさなかで使えるようになったとも推測される。
[編集] その他の能力
- ナイトビームブレード(第6話~)
- ナイトブレスから現われる光の剣で、メビュームブレード以上の切れ味を持つ。
- ブレードショット(第6話~)
- ナイトビームブレードの剣先から放つ光弾。セリザワの姿でも使用可能で、その時はナイトブレードから発射している。
[編集] GUYS / CREW GUYS
25年前、当時の防衛隊(『ウルトラマン80』に登場したUNDAあるいはUGMのことだと思われる)が解散した後、各国が協力して創設された新たな怪獣防衛隊。その名はGuards for UtilitY Situation(あらゆる状況のための防衛隊)の頭文字をとったもので「ガイズ」と読む。総本部はニューヨーク沖にあり、各国のGUYS本部には、それぞれ実戦部隊であるCREW GUYS(クルー・ガイズ)が配備されている。この他にも公海の防衛を担当するGUYS オーシャン、大気圏外の宇宙圏を防衛するGUYS スペーシー、南極圏を防衛するGUYS アンタクティカが存在する。
GUYSのライセンスは、16歳になれば誰でも試験を受けて取得出来るが、25年にわたって怪獣が出現しなかったことから、現在では「就学や就職などに便利な資格」程度にしか捉えられておらず、ライセンス取得後実際にGUYSに入隊する者はごくわずかである。
GUYSの隊員は命令を受けた際に、「了解」の意味で「GIG」という符丁を用いる。これは「GUYS IS GREEN」の略語で、『キャプテン・スカーレット』に登場する返答コール「SIG(SPECTRUM IS GREEN)」からの引用だと思われる。
GUYS総本部のデータベースには過去に活躍した特捜・防衛チームと戦った怪獣や宇宙人の情報が収められている。それらのデータは「アーカイブドキュメント」と呼ばれ、歴代チームの名を冠したドキュメントファイルに分類・保管されている(ドキュメントSSSP(Science-Speciel-Search-Party・科学特捜隊、読みは「スリーエスピー」)、ドキュメントUG(Uitra-Guard・ウルトラ警備隊)、ドキュメントMAT(読みは「エムエーティー」)など)。また、これとは別に、「アウト・オブ・ドキュメント」と呼ばれるドキュメントファイルが存在する。これには「ドキュメントSSSPへの分類以前(『ウルトラQ』の時期)」や「『ウルトラマンレオ』での防衛チームMACの全滅からウルトラマン80でのUGM設立までの5年間」などの防衛チームそのものが存在しない期間に出現した怪獣・宇宙人に関しての情報が保存されている。怪獣や宇宙人(ウルトラマン含む)が出現した際には「レジスト(レジステレーション)コード」と呼ばれる地球名をつける。また、アーカイブドキュメントに登録されている怪獣・宇宙人の場合は登録されている名前をそのままレジストコードとして使用する。
GUYS JAPANには本部であるGUYS JAPAN基地(フェニックスネスト)の他に、GUYS対怪獣研究所などの外部施設がある。GUYS対怪獣研究所では劇中の弁によると約1000種に及ぶ怪獣・宇宙人などの研究を行っており、またWebメビナビによればスピリット・セパレーターなどのメテオールの開発も行われている。(ただし、『Q』から『80』までの昭和シリーズに登場する怪獣・宇宙人は約500種にしか達しないため、ここでいう約1000種に何が含まれているのかは不明である。)
[編集] メカニック
現時点では地上車両は登場していない。第7話にGUYS隊員が地上で捜索活動を行った際マリナはバイクを使用していたが、これは入隊前の第1話でも乗っていた彼女の私物である。
- ガンクルセイダー(第1話)
- 25年ぶりに出現した怪獣ディノゾール迎撃のために出撃したGUYS戦闘機。セリザワとリュウが搭乗していた隊長機は炎のエンブレムが描かれていた。メテオールは搭載されておらずロケット砲やビーム砲でディノゾールに立ち向かったが全く歯が立たず、全機撃墜されてしまった。その後の回想シーンでもたびたび登場する。
- 撮影用ミニチュアは『マイティジャック』に登場したコンクルーダーの改造。
- フェニックスネスト(第1話~)
- GUYS JAPAN基地のシンボルで、GUYSマシンなどのメカは地下の基地本体に格納されている。地下の基地本体と分離することができ、飛行形態に変形することが可能。
- フェニックスネスト・フライトモード(第26話~)
- サコミズ隊長、及びミサキ総監代行の指令により起動するフェニックスネストの飛行形態。最大の武器は主砲のフェニックスキャノン。強力な火力を有するが、その存在はGUYS内でも一部の人間しか知らないといういわば最大の切り札。メテオールを発動することによって「ディメンショナル・ディゾルバー」の使用が可能。基地ごと飛行することが原因で基地内の固定されていなかったものは全て落下などするため、隊員達も司令室を整備することになるなど後始末が大変。
- ガンフェニックス(第1話~)
- ガンクルセイダーに代わり配備されたガンウィンガーとガンローダーに分離する大型戦闘機。第2話でミライたちによってガンクルセイダー隊長機にあった炎のエンブレムのペイントを描きこまれた「俺達の翼」。合体での運用は基本的に移動専用(但し合体しての攻撃及び分離しての出撃も可能)で、前線に到着すると分離して戦闘を開始する。
- GUYSメンバーの結束を象徴する機体のためか、被弾すると搭乗者が脱出して爆発炎上していた過去のウルトラシリーズの戦闘機と異なり、不時着及び墜落することはあっても完全に破壊されたことは今のところ無い。
- ガンフェニックストライカー(第21話~)
- ガンフェニックスとガンブースターが合体した大型戦闘機。ガンフェニックスに比べ戦闘力や機動力が大幅にアップしている他、宇宙空間へ行くことも可能。全砲門からビームを発射する「バリアントスマッシャー」が最大の武器。また、メテオールを発動することで機体に金色の粒子を纏わせて突撃、不死鳥のような形状のエネルギー波を放つ「インビンシブルフェニックス」という強力な技を使用することが出来る。
- ガンウィンガー(第2話~)
- 高速性に優れた攻撃戦闘機。主な武装は機首のビークバルカンと主翼のウイングレットブラスター。クルーズモードからマニューバモードに変形することで「ファンタム・アビエイション」という分身のような超機動(これは全GUYSマシン共通の能力)を行う。また、「スペシウム弾頭弾」の発射も可能になるが、ウルトラマンのスペシウム光線ほど強力でないため(理論上は同じ威力らしいのだが)、複数発を急所に直撃させなければ怪獣を倒すことは不可能。通常、先端色が「赤」のガンスピーダー1がコックピットとして使用される。
- ガンローダー(第2話~)
- 多様途に運用される重戦闘機。主な武装は機首のバリアブルパルサーと尾翼のダブルガンランチャー。クルーズモードからマニューバモードに変形することで、怪獣すら巻き上げる「ブリンガーファン」やそれを応用し霧や有毒ガスなどの気体を吹き飛ばす「ベンチレーション・ボルテクサー」の使用が可能になる。通常、先端色が「黄色」のガンスピーダー2がコックピットとして使用され、その後方に予備のガンスピーダー(通常はガンスピーダーEX)を搭載することもできる。
- ガンブースター(第15話~)
- 弾道飛行によりガンウィンガー以上のスピードで飛行する高速追跡戦闘機。主な武装は機首に装備された2門のビーム砲と両翼に装備された6門のビーム砲で、これを一斉発射する「ガトリングデトネイター」が最大の武器。クルーズモードからマニューバモードに変形することで、機体を高速回転させて敵の攻撃をはじき返す「スパイラルウォール」という防御技を使用することも可能。通常、先端色が「銀色」のガンスピーダー3がコックピットとして使用される(なお、初登場時はガンスピーダーEXが使用されていた)。ちなみにファイヤーシンボルは描かれていない。
- ガンスピーダー(第2話~)
- ガイズマシンのコックピットになる小型ポッドで、フェニックスネスト内部に格納されている。主な武装は機首のフォノンメーザーとミサイル。単独で飛行艇や潜水艇、地上車両としての運用も可能であり、もしもの際の脱出艇としての機能も兼ね備えると思われる。全部で三種類で、先端色が「赤」のガンスピーダー1、「黄色」のガンスピーダー2、「銀色」のガンスピーダー3とEXがある。ガンスピーダーEXは予備機として普段は使われていない。また、ガンローダーに2機のガンスピーダーを搭載して途中で片方を空中発進させることも可能。
[編集] 武器・装備
- メモリーディスプレイ(第1話~)
- GUYSの隊員証でもある小型モバイルパッドで、通信や映像解析に使用する。その他にも、マケット怪獣の実体化機能やトライガーショットとの連携機能、ガンスピーダーの起動認証機能など様々な用途で使用される。なお、リュウの物だけは炎のエンブレムが描かれている(第30話でリュウがミライにも同じ模様のものを手渡した)。また、コノミの物には「ミクラス」の写真(プリクラ)が貼ってある。
- トライガーショット(第1話~)
- 用途に応じ、「トリプルチェンバー」と呼ばれる三連シリンダーを回転させて使用するレーザービームガン。通常のハンディショット形態から、バレルを伸ばして威力を上げたロングショット形態に変形させることも可能。
- レッドチェンバー:「アキュートアロー」という赤いビームを発射出来る。
- イエローチェンバー:「バスターブレッド」という黄色い高エネルギー火球を発射出来る。
- ブルーチェンバー:様々な種類のメテオール弾を発射出来る。
- メテオールショット(第19話~)
- メモリーディスプレイを後部にセットする事でロックが解除され、初めて使用が可能になるメテオール弾専用の銃。詳細については別項を参照。
- GUYSタフブック(第24話~)
- ノートパソコン型ツール。ちなみにベースはパナソニック製のノートパソコン、『タフブック』である。詳細については別項を参照。
- 宇宙機雷ライトンR30マイン(第11話~)
- ディノゾールの群れに対し、GUYS スペーシーが配備した宇宙機雷。過去キングジョーの機能を停止させた“ライトンR30爆弾”がその原型である。効果は抜群で群れをほぼ全滅させるが、一匹だけ取り逃がしそれが後にディノゾールリバースとなる。第30話ではインペライザー破壊のため重力偏向板と共に配備されるが、宇宙空間に到達する前に瞬間移動で脱出され結局使われることはなかった。
- シルバーシャークG(第16話)
- GUYS スペーシーの自動衛星、そしてフェニックスネストに配備されていたビーム砲台。『ウルトラマンA』に登場する光線砲“シルバーシャーク”の拡大改良型で、彗星を一撃で粉々にするほどの威力を持っている。フェニックスネスト配備のものはマニュアル操作で動かす型で、オオシマ彗星の破片が地球に接近した際には、ザムシャーなどの飛来で駆動系が故障してしまう。そのため、本部内で配線を隊員達が自ら接続、テッペイ、マリナ、コノミがオペレートしながらリュウとジョージがトライガーショットで射撃のコントロールを行った。
- AZ2006(第31話)
- 地球に侵入した円盤迎撃のために展開した大型ミサイル。『ウルトラマンタロウ』においてムルロアを倒した“AZ1974爆弾”の改良型。しかし目標としていた円盤群が撤退したため使用されることはなかった。なお、画像は『ウルトラマンマックス』に登場した大型ミサイル“コスモ・ディーバ”の映像がほぼそのまま流用された。
[編集] 超絶科学メテオール
「Much Extreme Technology of Extraterrestrial ORigin(地球外生物起源の超絶技術)」通称“メテオール”。過去に宇宙人が残した宇宙船や兵器などを、GUYS総本部の研究により手に入れたオーバーテクノロジーの総称。使用すれば驚異的な力を発揮するが、未だ実態がつかめない部分も多いことからその使用は厳しく制限されており、緊急時を除いて上層部の許可の下に1分間しか使用することは出来ない。使用許可は当初トリヤマ補佐官が出していたが、第4話にてサコミズ隊長が補佐官を上手くおだて上げ、報告書の提出と引き換えにメテオールの発動承認権を委譲された。
- ガイズマシン(第2話~)
- 「ガンウィンガー」や「ガンローダー」、「ガンブースター」などのガイズマシンは、メテオールを発動することによりマニューバモードと呼ばれる形に形状変化し、飛行能力(UFOのような超絶飛行)や攻撃スタイルを強化することが可能。ただし、マニューバモードでの高速移動にはジョージの動体視力やマリナの聴力といった非凡な能力を必要とし、使用によるパイロットへの負荷も大きいため、仮にメテオールの使用制限がないとしても連続使用は難しい。また、マニューバモードになった際、金色の粒子をまとうことも特徴。
- トライガーショット(第3話~)
- トライガーショットはトリプルチェンバーのひとつ、「ブルーチェンバー」を選択することでメテオール弾の発射が可能。「キャプチャーキューブ」や「ニューロン・ニュートラライザー」を使用出来る(どちらも後述)。
- マケット怪獣(第4話~)
- GUYS総本部に蓄積されている過去の怪獣データをもとに再現した大型分子マケット。そのため生物ではなく、データに記録されている怪獣に似た容姿を再現して実体化、命令を実行する。この怪獣が実態を維持できるのは1分間で、さらに再使用のためのチャージには(リムエレキングを例外として)60分の時間が必要となる。また、第27話では戦力増強案の1つとしてアーカイブデータを元に開発された、試験用のプロトマケット怪獣と呼ばれるものも登場しており、グドンとメビウス(マケット戦士)とゼットンの3体が第27話でデータ内ではあるが実体として登場した(他にもエレキングやベムスターなど様々なものが登場している)。しかしこれらはゼットンの暴走事件などもあって見送りとなっている。
- なお、このマケット怪獣は『ウルトラセブン』に登場した「カプセル怪獣」の人類版と言える物で、(そのカプセル怪獣であった)ミクラスとウィンダムが採用されたのも人類に味方した怪獣であったことに由来している。
- メテオールショット(第19話~)
- メテオールショットは、GUYSメットで読み取った射撃手の脳の電気信号を元に敵の位置を捕捉し、自動追尾する性質のメテオール弾を撃つことが可能。また、「キャプチャーキューブ」(第21話)や「リージョン・リストリクター」(第25話)、「スピリット・セパレーター」(第33話)も使用出来る(全て後述)。さらに、「アメイジング・トリプル」という特殊な機能を持ち、3つの銃口から複数の敵を同時に攻撃することが可能だがこれはジョージにしか扱えない。
- GUYSタフブック(第24話~)
- GUYSタフブックは、メテオールのデータを状況に応じて様々にカスタマイズすることが可能で、主に複数の怪獣・宇宙人のデータを組み合わせることでそれを運用する。マケット怪獣に新たな能力を付加させることもでき、ウインダムに火を操る怪獣のデータを組み込みファイヤーウィンダムへとパワーアップさせた。また、第25話では同じ要領で催眠術などを駆使した宇宙人のデータから、自己催眠用のメテオール弾をフジサワ博士が作り出した。第27話ではGUYSタフブックに複数のマケットカプセルを装填し、仮想空間でのマケット怪獣の対戦が行われた。
- キャプチャーキューブ(第3話~)
- 過去に出現した宇宙人や怪獣のバリア能力を元に開発されたというメテオール弾。バリアの中に1分間敵を封じ込めたり、爆発の衝撃を抑え込むという性質がある。第10話ではガンローダーに搭載され、ボガールの爆風を遮るための磁場フィールドからメビウスとツルギを逃がす際、一時的にフィールドに穴を開けることに使用された。また、第3話ではメビュームシュート発射直後にバードンを覆い爆発の衝撃を防ぐ一方内部での破壊力を増強、第30話ではインペライザーの光線を閉鎖空間で乱反射させダメージを与えようとするなど、本来のバリア的能力とは違う使い方をすることも多く、汎用性、応用性に優れたメテオールと言える。
- 重力偏向板(第7話~)
- 地上にある物体を5Gの加速で大気圏外まで放り出すメテオール。高高度に固定し、外部から電力供給を行うことで起動する。第7話ではシーピン929を宇宙へ送るために使用し、第30話ではインペライザーを宇宙空間まで持ち上げてライトンR30マインで破壊するために使用した(しかし、このときは瞬間移動で逃げられている)。
- グロテスセル(第12話)
- 本来生命を持たない物体(無機物)に生命を与える液体状のメテオール(テッペイ曰く魚などの生物が飲み込んだ場合は胃で消化される)。ドキュメントMATに記録されているグロテス星人が使用していたもので、巨大ロボットへの応用を目指して研究されていたが制御方法が見つからず、廃棄処分が決定された。
- ニューロン・ニュートラライザー(第14話)
- 神経を伝う電気信号を相殺し、神経を麻痺させる性質を持つメテオール弾。
- リージョン・リストリクター(第25話、第26話)
- ヤプールの怨念が出現したことを受けて開発されたメテオール弾。超獣が出現、あるいは逃げる際に発生する異次元空間への扉を閉じる性能を持つ。
- ディメンショナル・ディゾルバー(第26話)
- ヤプールの怨念が出現したことを受けて開発されたメテオール。異次元空間の扉を半永久的に閉じる性質を持つ、いわばリージョン・リストリクターの強化版。しかし、強大なエネルギーを有するためか、フェニックスネスト・フライトモードしか扱うことは出来ない。使用の際はフェニックスキャノンから発射する。なお、開発に当たっては第24話でヤプールに憑依されたリュウに付着していた異次元物質のサンプルが大いに活かされた。
- スピリット・セパレーター(第33話)
- テッペイの開発したメテオール弾。ウルトラマンの光線に含まれるエネルギー素粒子との相互作用により、フェミゴンに憑依された人間からフェミゴンの本体を分離することが可能。
[編集] キャスト
[編集] 出演者
[編集] レギュラー
- ヒビノ・ミライ / ウルトラマンメビウス(声)、バン・ヒロト:五十嵐隼士
- アイハラ・リュウ:仁科克基
- サコミズ・シンゴ:田中実
- イカルガ・ジョージ:渡辺大輔
- クゼ・テッペイ:内野謙太
- カザマ・マリナ:斉川あい
- アマガイ・コノミ:平田弥里
[編集] セミレギュラー
- 謎の女(ボガールヒューマン) / 高次元捕食体ボガール(声):小山萌子(第1話~第10話)
- アバンナレーション:磯部弘(第27話~第30話)
[編集] ゲスト出演・声優
- 川津泰彦:ファントン星人の声(第7話)
- うえだ峻:平蔵役(第12話)
- 寉岡瑞希:由香役(第12話)
- 清水あすか:サワキ・リンコ役(第13話)
- 綿引勝彦:アライソ整備長役(第15話、第26話)
- 夏山剛一:宇宙剣豪ザムシャーの声&スーツアクター(第16話)
- 菅谷勇:マグマ星人(兄)の声(第16話)
- 稲田徹:マグマ星人(弟)の声(第16話)
- 神谷誠:バルキー星人の声(第16話)
- 野口雅弘 :オトワ主任技師(第20話)
- 平泉成:バン・テツロウ役(第21話、第22話)
- 大浦龍宇一:アンヘル星人トーリ役(第23話)
- 玄田哲章:異次元人ヤプールの声(第24話)
- 石橋けい:フジサワ・アサミ博士役(第25話、第26話)
- 河合龍之介:スザキ・ジュン役(第28話)
- 加藤厚成:ヒルカワ役(第28話)
- 江川央生:円盤生物ロベルガーの声(第31話)
- 須藤公一:ニュースキャスター役(第31話)
- 斉藤とも子:園長役(第32話)
- 吉田智則:メイツ星人ビオ役(第32話)
- 斉藤麻衣:タカムラ・ミサ役(第33話)
- 加藤厚史:タカムラ先輩役(第33話)
- 中村翼:タカムラの友人役(第33話)
- 稲垣浩子:トガワ・レイコ役(第33話)
- 中井理恵:看護士役(第33話)
- 小磯龍哉:ミサの恋人・ワダ役(第33話)
- 畑中友仁:作業員役(第33話)
- 赤星昇一郎:霊媒師役(第33話)
- 掛川裕彦:リフレクト星人の声(第34話)
- 清川元夢:ババルウ星人の声(第35話)
- 高宗歩未:サイコキノ星人カコ役(第36話)
- 五十嵐颯斗、川北純也、砂川政人、古澤美咲、坂井じゅの:サイコキノ星人役(第36話)
[編集] スーツアクター
- ウルトラマンメビウス:和田三四郎、山本諭
- ハンターナイト ツルギ / ウルトラマンヒカリ、ウルトラマンメビウス・メビウスブレイブ、ウルトラマンタロウ:岩田栄慶
- ウルトラの父、その他の怪獣:永田朋裕
- ウルトラの母、その他の怪獣:太田智美
- ゾフィー:不明
- ウルトラマンレオ:不明
- その他の怪獣:西村郎、岩崎晋弥、末永博志、相馬絢也、横尾和則、福田大助、丸山貢治、寺井大介
[編集] スタッフ
- 監修・製作:円谷一夫
- 製作統括:大岡新一
- 企画:加藤直次(1~22話)、岡崎剛之(23話~)(CBC) 、江藤直行(円谷プロダクション)、中村理一郎(電通)
- プロデューサー:岡崎剛之(1~22話)、岩佐芳弘(23話~)(CBC)、渋谷浩康(円谷プロダクション)、山西太平(電通)
- 制作プロデューサー:小山信行
- 監督:佐野智樹、村石宏實、高野敏幸、梶研吾、小原直樹、鈴木健二、北浦嗣巳、原口智生、アベユーイチ、小中和哉、八木毅
- 特技監督:原口智生、村石宏實、高野敏幸、菊地雄一、鈴木健二、北浦嗣巳、アベユーイチ、小中和哉、八木毅
- シリーズ構成:赤星政尚
- 脚本:赤星政尚、小林雄次、長谷川圭一、川上英幸、太田愛、谷崎あきら、朱川湊人
- 設定考証:谷崎あきら
- 音楽プロデューサー:玉川静
- 音楽:佐橋俊彦
- CGIモーションディレクター:板野一郎
- CGIスーパーバイザー:早川哲司(円谷CGI-ROOM)
- キャラクターデザイン:丸山浩、酉澤安施
- イメージボード:酉澤安施
- メカニック&アイテムデザイン:プレックス
- 制作協力:バンダイナムコホールディングス、電通
[編集] 放映リスト
本作のサブタイトルは12月20日現在まで、「○○の××」の形式となっている。また、表内の放送日はキー局の初回放送時のもので、登場ウルトラマンはメビウス以外のウルトラマン。
※各怪獣の詳細はウルトラマンメビウスの登場怪獣を参照。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人 | 登場ウルトラマン | スタッフ |
---|---|---|---|---|---|
2006/4/8 | 1 | 運命の出逢い | 宇宙斬鉄怪獣ディノゾール | ウルトラの父 | 監督-佐野智樹 特技監督-原口智生 脚本-赤星政尚 |
2006/4/15 | 2 | 俺達の翼 | 地底怪獣グドン | ― | |
2006/4/22 | 3 | ひとつきりの命 | 火山怪鳥バードン | ― | 監督-村石宏實 特技監督-村石宏實 脚本-赤星政尚 |
2006/4/29 | 4 | 傷だらけの絆 | 宇宙凶険怪獣ケルビム マケット怪獣ミクラス 宇宙斬鉄怪獣ディノゾール(ホログラム) |
― | 監督-村石宏實 特技監督-村石宏實 脚本-小林雄次 |
2006/5/6 | 5 | 逆転のシュート | 岩石怪獣サドラ(4体) 宇宙斬鉄怪獣ディノゾール(2体目) |
ハンターナイト ツルギ | 監督-髙野敏幸 特技監督-髙野敏幸 脚本-長谷川圭一 |
2006/5/13 | 6 | 深海の二人 | 古代怪獣ツインテール 高次元捕食体ボガール |
監督-髙野敏幸 特技監督-髙野敏幸 脚本-川上英幸 |
|
2006/5/20 | 7 | ファントンの落し物 | 高次元捕食体ボガール 健啖宇宙人ファントン星人 肥大糧食シーピン929 |
監督-梶研吾 特技監督-菊地雄一 脚本-赤星政尚 |
|
2006/5/27 | 8 | 戦慄の捕食者 | 高次元捕食体ボガール マケット怪獣エレキミクラス マケット怪獣リムエレキング |
監督-梶研吾 特技監督-菊地雄一 脚本-小林雄次 |
|
2006/6/3 | 9 | 復讐の鎧 | 高次元捕食体ボガールモンス 地底怪獣グドン(2体目) 古代怪獣ツインテール(2体目) マケット怪獣エレキミクラス |
監督-小原直樹 特技監督-菊地雄一 脚本-長谷川圭一 |
|
2006/6/10 | 10 | GUYSの誇り | 高次元捕食体ボガールモンス | ハンターナイト ツルギ ウルトラの母 |
監督-小原直樹 特技監督-菊地雄一 脚本-川上英幸 |
2006/6/17 | 11 | 母の奇跡 | 宇宙斬鉄怪獣ディノゾールリバース 宇宙斬鉄怪獣ディノゾール(複数) マケット怪獣ウインダム マケット怪獣リムエレキング |
ウルトラマンヒカリ ウルトラの母 |
監督-鈴木健二 特技監督-鈴木健二 脚本-赤星政尚 |
2006/6/24 | 12 | 初めてのお使い | 魔神怪獣コダイゴンジアザー | ウルトラマンヒカリ | 監督-鈴木健二 特技監督-鈴木健二 脚本-川上英幸 |
2006/7/1 | 13 | 風のマリナ | 百足怪獣ムカデンダー マケット怪獣エレキミクラス |
監督-村石宏實 特技監督-村石宏實 脚本-長谷川圭一 |
|
2006/7/8 | 14 | ひとつの道 | 昆虫型甲殻怪獣インセクタス(雄) 昆虫型甲殻怪獣インセクタス(雌) マケット怪獣ウインダム |
― | 監督-村石宏實 特技監督-村石宏實 脚本-太田愛 |
2006/7/15 | 15 | 不死鳥の砦 | 宇宙礫岩怪獣グロマイト マケット怪獣リムエレキング |
ウルトラマンヒカリ ゾフィー |
監督-北浦嗣巳 特技監督-北浦嗣巳 脚本-谷崎あきら |
2006/7/22 | 16 | 宇宙の剣豪 | 宇宙剣豪ザムシャー サーベル暴君マグマ星人(2体) 宇宙海人バルキー星人 |
ウルトラマンヒカリ | 監督-原口智生 特技監督-原口智生 脚本-赤星政尚 |
2006/7/29 | 17 | 誓いの フォーメーション |
再生怪獣サラマンドラ | 監督-佐野智樹 特技監督-北浦嗣巳 脚本-赤星政尚 |
|
2006/8/5 | 18 | ウルトラマンの重圧 | 宇宙大怪獣ベムスター マケット怪獣リムエレキング |
― | 監督-佐野智樹 特技監督-北浦嗣巳 脚本-川上英幸 |
2006/8/12 | 19 | 孤高の スタンドプレイヤー |
宇宙量子怪獣ディガルーグ | ― | 監督-小原直樹 特技監督-鈴木健二 脚本-太田愛 |
2006/8/19 | 20 | 総監の伝言 | 宇宙凶険怪獣ケルビム(2体目) 凶暴怪獣アーストロン マケット怪獣ウインダム マケット怪獣リムエレキング |
― | 監督-小原直樹 特技監督-鈴木健二 脚本-長谷川圭一 |
2006/8/26 | 21 | 虚空の呼び声 | 高次元捕食獣レッサーボガール(2体) マケット怪獣リムエレキング |
― | 監督-村石宏實 特技監督-村石宏實 脚本-谷崎あきら |
2006/9/2 | 22 | 日々の未来 | 高次元捕食獣レッサーボガール(3体) マケット怪獣リムエレキング |
― | 監督-村石宏實 特技監督-村石宏實 脚本-赤星政尚 |
2006/9/9 | 23 | 時の海鳴り | 時間怪獣クロノーム アンヘル星人トーリ |
― | 監督-アベユーイチ 特技監督-アベユーイチ 脚本-太田愛 |
2006/9/16 | 24 | 復活のヤプール | 一角超獣バキシム 異次元人ヤプール マケット怪獣ファイヤーウインダム マケット怪獣リムエレキング 百足怪獣ムカデンダー(ホログラム) 火山怪鳥バードン(ホログラム) |
ウルトラマンタロウ ゾフィー |
監督-アベユーイチ 特技監督-アベユーイチ 脚本-長谷川圭一 |
2006/9/23 | 25 | 毒蛾のプログラム | 蛾超獣ドラゴリー | ― | 監督-北浦嗣巳 特技監督-北浦嗣巳 脚本-川上英幸 |
2006/9/30 | 26 | 明日への飛翔 | ミサイル超獣ベロクロン マケット怪獣リムエレキング |
― | 監督-北浦嗣巳 特技監督-北浦嗣巳 脚本-小林雄次 |
2006/10/7 | 27 | 激闘の覇者 | プロトマケット怪獣ゼットン プロトマケット怪獣グドン プロトマケットメビウス マケット怪獣リムエレキング マケット怪獣ミクラス マケット怪獣ウインダム |
ウルトラの父 ウルトラの母 |
監督-小中和哉 特技監督-小中和哉 脚本-谷崎あきら |
2006/10/14 | 28 | コノミの宝物 | 円盤生物ノーバ マケットノーバ マケット怪獣ミクラス |
― | 監督-小中和哉 特技監督-小中和哉 脚本-長谷川圭一 |
2006/10/21 | 29 | 別れの日 | 無双鉄神インペライザー | ウルトラマンタロウ ウルトラの父 ウルトラの母 |
監督-佐野智樹 特技監督-鈴木健二 脚本-赤星政尚 |
2006/10/28 | 30 | 約束の炎 | 無双鉄神インペライザー マケット怪獣リムエレキング |
ウルトラマンタロウ | |
2006/11/4 | 31 | 仲間達の想い | 円盤生物ロベルガー マケット怪獣ファイヤーウインダム |
― | 監督-八木毅 特技監督-八木毅 脚本-川上秀幸 |
2006/11/11 | 32 | 怪獣使いの遺産 | 巨大魚怪獣ゾアムルチ 宇宙調査員メイツ星人ビオ |
― | 監督-八木毅 特技監督-八木毅 脚本-朱川湊人 |
2006/11/18 | 33 | 青い火の女 | 人魂怪獣フェミゴン(フェミゴンフレイム) | ― | 監督-小原直樹 特技監督-菊地雄一 脚本-長谷川圭一 |
2006/11/25 | 34 | 光波宇宙人リフレクト星人 | ウルトラマンレオ | 監督-小原直樹 特技監督-菊地雄一 脚本-赤星政尚 |
|
2006/12/2 | 35 | 群青の光と影 | 暗黒星人ババルウ星人 ニセハンターナイト ツルギ |
ウルトラマンヒカリ (ハンターナイト ツルギ) |
監督-村石宏實 特技監督-村石宏實 脚本-小林雄次 |
2006/12/16 | 36 | ミライの妹 | 土塊怪獣アングロス 念動宇宙人サイコキノ星人カコ 念動宇宙人サイコキノ星人(5体) マケット怪獣ミクラス |
― | 監督-村石宏實 特技監督-村石宏實 脚本-赤星政尚 |
[編集] 主題歌・挿入歌
- オープニングテーマ:『ウルトラマンメビウス』
- 挿入歌:『Run through!~ワンダバ「CREW GUYS」』
- 挿入歌:『Radiance~ウルトラマンヒカリのテーマ~』(第11話~)
-
- 作詞・作曲:高取ヒデアキ
- 編曲:籠島裕昌
- 歌:Project DMM
- 挿入歌:『誓いを君に』(第35話~)
-
- 作詞・作曲・編曲:大門一也
- 歌:Project DMM
[編集] ウルトラマンメビウス外伝 ヒカリサーガ
NTT東日本のフレッツユーザー向けコンテンツサイト「フレッツ・スクウェア」及びNTTグループのインターネットポータルサイトgooにて 「ウルトラマンメビウス外伝 ヒカリサーガ」のインターネットテレビ配信が2006年6月30日より2007年3月31日にかけて行われる。フレッツ・スクウェアでの配信はNTT東日本エリアのフレッツユーザーのみ利用可能で視聴料金は無料。gooではgooIDとgooらくらく決済に登録した上で料金を支払う必要がある。2006年10月24日に行われたAPT賞テレビグランプリ2006にて、『ヒカリサーガ』がデジタルコンテンツ賞奨励賞を受賞した。
[編集] エピソード
ウルトラマンヒカリを主人公としたオリジナル作品で、全三話構成。テレビシリーズ本編と連動した内容が描かれる。
- SAGA1 アーブの悲劇(6月30日公開)
- テレビ本編開始前のエピソード。ウルトラマンヒカリが惑星アーブにおいてハンターナイト ツルギとなった経緯を描く。
- 登場怪獣・宇宙人:アーブの民、高次元捕食体 ボガール、健啖宇宙人 ファントン星人
- ゲストウルトラマン:ウルトラマンキング(謎の老人)
- SAGA2 勇者の試練(8月7日公開)
- ウルトラマンヒカリが地球を去った後のエピソードで、テレビ本編第17話と第18話の間にあたる。ゾフィーと共にべムスターと戦う姿が描かれる。
- 登場怪獣・宇宙人:宇宙大怪獣 ベムスター(2体)
- ゲストウルトラマン:ゾフィー、ウルトラマンキング
- SAGA3 光の帰還(11月20日公開)
- ウルトラマンヒカリがテレビ本編第35話にて、1度地球に戻る前のエピソード。惑星アーブにおいて、ババルウ星人と戦う中再びツルギへ変身する経緯が描かれる。
[編集] 声の出演
- ウルトラマンヒカリ:難波圭一(テレビ版と同一)
- ウルトラマンキング、ババルウ星人:清川元夢(ババルウ星人はテレビ版と同一)
- ゾフィー:田中秀幸(テレビ版と同一)(SAGA2、SAGA3)
- ウルトラの父:西岡徳馬 (テレビ版と同一)(SAGA3)
- ウルトラの母:池田昌子(テレビ版と同一)(SAGA3)
- アーブの民:小倉優子(SAGA1、SAGA3)
- 謎の老人:外島孝一(SAGA1)
[編集] 主題歌
- テーマソング:『Radiance~ウルトラマンヒカリのテーマ~』
- 作詩・作曲・編曲:高取ヒデアキ
- 歌:Project DMM
[編集] ザ・ウルトラマンメビウス
テレビシリーズのDVDに毎回封入特典として収録されている赤星政尚著の書き下しイラストノベル。イラストは『ザ・ウルトラマン』の内山まもる。メビウスが地球に来る以前のエピソードを描く。
[編集] ストーリー
宇宙警備隊のルーキー、後のウルトラマンメビウスは、ある時、ゼットンに襲われてしまう。殺されると思ったその時、宇宙警備隊員なら誰でも知っている勇士、ウルトラマンに助けられる。ウルトラマンによれば、この場所でウルトラ兄弟と合流して地球に向かうところであり、ゼットンはそれを不意打ちするために現れたというが、その理由とは…?
[編集] 登場ウルトラマン
- ウルトラマンメビウス
- いつか、かけがえのない星地球に赴き、やがてはウルトラ兄弟に入ることを夢見る若き宇宙警備隊員。危険など全くないはずの宙域で、ゼットンに出会い、戦慄する。バット星人の襲撃の際に自分は戦うと言うが、震えて何もできず見ているだけであった。そのとき…?
- ウルトラマン
- 初めて地球に降り立ち、その星を守り抜いた勇士。「ウルトラマン」という名は本名ではないが、誰もが勇士としてそう呼ぶ。メビウスがゼットンに襲われそうになった時、颯爽と現れて打撃のみで倒した。メビウスを助けたのは偶然であり、兄弟達と合流するためこの宙域に赴いたのだという。
- ウルトラセブン
- ウルトラマンに次いで合流した兄弟の一人。もちろん「ウルトラセブン」という名も本名ではなく、かつて地球で共に戦った防衛チームによって名付けられた7番目の仲間という意味であるが、ウルトラマン達はこの名で呼ぶ。ウルトラマンに対してアイスラッガーをいたずらに投げかけるが、易々と受け止められた。バット星人の襲撃に既に気づいており、ウルトラマンと共に臨戦態勢を取る。
- ウルトラマンジャック
- かつて地球を守った際、もう一人のウルトラマンと同じ名前で呼ばれた兄弟の一人。バット星人の襲撃が始まろうとした際に合流し、3人でゼットンを次々と倒す。
[編集] 登場怪獣・宇宙人
- 宇宙恐竜 ゼットン
- かつてウルトラマンを倒したことは、ウルトラ兄弟にあこがれている者なら誰でも知っている恐るべき怪獣の同族。不意打ちをするために兄弟の合流場所に現れた。
- 触角宇宙人 バット星人
- かつてウルトラ兄弟達を裏切り者と呼び、「ウルトラ抹殺計画」を企てた宇宙人の同族。この一族はゼットンの養殖が宇宙一だといわれ、多数のゼットンをつれて兄弟の襲撃を開始した。
[編集] トピックス
[編集] 放送時間・同時ネット放送局縮小に関する背景
これまでTBS系で製作されたウルトラシリーズの本放送はすべて全国ネット同時刻放送だったが、『メビウス』ではJNN基幹局全てを含む全国8局以外は各局に放送時間の判断を任せるローカル放送形態となった。また放送する局自体も減り、遅れネットとなる地域の多くは土曜・日曜の早朝に編成されるなど、今までのシリーズに比べると放送展開状況が悪くなっている。これには以下の様な事情があったと推察されている。
メビウスの前作にあたる『マックス』は土曜朝7:30~8:00の枠で放送していた。この枠は1999年から7年間アニメと特撮を放送する児童向け作品の放送枠であり、過去には『星のカービィ』など、安定した視聴率(平均約5.2%)を取っていた作品もあったが、2003年秋から、特撮の枠に変更、しかしそれを機に視聴率などは低迷した(変更の際にスポンサーも裏のテレビ東京から移行した為、同局に今なお続く遊戯王の再放送をぶつけられたという要因もある)。『マックス』では多少持ち直しを見せたが、期待したほどの回復には繋がらなかった。
更に、TBS製作の早朝の報道番組とMBS製作の情報番組が好調な中、このCBC製作の朝7:30の枠は視聴率が落ち込んでいる状態が続いたため、是正しなければならない事情もあった。
最終的に制作を担当している中部日本放送(CBC)は『マックス』と同時期に、日曜朝7:00~7:30の全国ネット枠の『交響詩篇エウレカセブン』の放送終了時期を迎えていた毎日放送(MBS)が確保している同枠と、CBC製作の放送時間枠とを交換することを計画した。
しかし、ウルトラマンのスポンサー側やTBS系各局などは以下の理由を挙げ、日曜朝7:00枠での『メビウス』放送を見送ることをCBCに要望したと言われている。
- 『エウレカセブン』の視聴率・各種グッズ収益が当初予想よりも苦戦しており、次番組もアニメ・特撮枠にすることは難しい。
- 2006年第1クール(1月~3月)当時、日曜日朝7時台の民放各局ではTBS系・テレビ朝日系・テレビ東京系の3局でアニメ、特撮の番組を放送している激戦枠であった。今まではTBS系で放送していたアニメは他局の作品よりも高年齢を対象にしている作品だったため、さほど問題では無かったが、もしこの枠に他局作品と同様の対象年齢層の作品(『メビウス』)を放送した場合、全ての枠同士で視聴者を奪い合い、共倒れになってしまう危険性がある。
- 特にテレビ朝日で同時間(7:00~)に放送している『まじめにふまじめかいけつゾロリ』と『メビウス』は両方ともバンダイがメインスポンサーであり、同じ会社が関わる作品での戦いは避けるべきである。しかもテレビ東京系では『魔弾戦記リュウケンドー』が放送しているため、特撮番組同士での視聴率争いは避けるべきである。
以上の理由により、CBCはやむなく、それなりの視聴率が取れると判断した土曜日夕方5:30~6:00枠(※1)に「ウルトラマン」シリーズ放送時間の移動を実施(※2)。全国TBS系の主要な局では2006年4月よりMBS製作の夕方6:00~6:30のアニメ枠と合わせ、1時間のアニメ・特撮番組枠が生まれることになった。
しかし、この少々強引とも言える時間変更の結果、多くの地方局では諸般の事情で放送時間が変更(※3)もしくは全く放送されない地域が生じてしまうことになってしまった(※4)。ウルトラシリーズがネットされない系列局が出る事態はシリーズ40年の歴史の上で初めてのことであり(※5)、このことは全国各地域の新聞などでも取り上げられるほどであった。未放映地域でもグッズ展開やショー、映画は行われる予定であるが、この事実や『ネクサス』からの制作局がCBCに移ったいう事実(TBS系列で3番手の局)が今後のウルトラシリーズの行く末に良くない影響を及ぼす可能性があると懸念するファンの声は多い。実際、前作『マックス』よりも視聴率が悪い時もあり、この時間変更が効を奏したかどうかは、今しばらくの時間を要するだろう。
- (※1) この枠はMBSでは2006年3月まで『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の再放送(これもバンダイの提供枠だった)枠であり、TBSでは2004年3月まで『探偵学園Q』などのアニメが継続的に放送されていた枠であった。
- (※2) CBC土曜朝枠とMBS日曜朝枠の交換も行われたが、前述した理由により両方の枠とも、現在はアニメ・特撮枠では無くなり、一般層を対象とした番組が放送されている。(土曜朝枠は以前から放送されていたMBS製作の情報番組の放送時間拡大(これによって、土曜の朝は生放送番組が連続することになった。)、日曜朝枠はCBC製作の健康情報番組。ちなみにCBCの番組は当初TBSが企画していたものを譲り受けたもの)
- (※3) SBS・RCC以外の遅れネット局、また同時ネット局のうちMBCは、バンダイのスポンサードネットの対象からも外れたため、スポットCMのみ、またはローカルスポンサー(MRO・RKKはウルトラマンランド等円谷プロ関連施設、夏休み期間中のRSKはおもちゃ王国)を付けて“番販”扱いの放送となっている。未放送の系列局もスポンサードネット対象外である。SBS・RCCがスポンサードネットとなったのは土曜夕方6時台枠に長年安定した視聴率を取る番組を持っており、またいずれも系列新聞社が関係している報道・情報系番組であることから「JNNイブニング・ニュース」と続けて放送したい意向がある関係で“土6”枠作品が1週遅れて17:30~18:00に放送されていることや、昼間時間帯の放送であることに加え、いわゆる「五社連盟」に次ぐ準基幹地域と看做された事も関係あると思われる。
- (※4) 放送当初はウルトラシリーズ関係者ゆかりの地でウルトラマンの新作が見られない状況も生まれていた。代表的な地域としては下記の通り。
- 福島県 円谷プロ創始者・円谷英二の生誕地
- (TBS系局・TUFは自社制作番組放送を優先、未放送)
- 青森県 初代ウルトラマンの造型を手がけた成田亨が少年期を過ごした
- (TBS系局・ATVは同時間に『サザエさん』を放送しているため放送見送り。)
- 沖縄県 初期ウルトラシリーズの脚本家金城哲夫・上原正三の故郷。
- (TBS系局・RBCの同時間は、他系列局の放送枠のため同時刻放送を断念)
- その後、上記の局は上記にある通り放送が決まった。
- (※5) 各地域で時代ごとに事情が異なるが、概ね事実と言える。なお、各地域の詳細状況は本項のノートを参照のこと。
[編集] MBCの放送時間について
MBCが現在『メビウス』を放送している時間は2006年3月まではアニメ『BLOOD+』を全国ネット放送に1週遅れて放送していたが、『メビウス』放送前週(2006年4月1日)に『BLOOD+』を2話連続放送(17:00~18:00)し、『メビウス』の同時ネット放送に対応した(但し、番販購入扱いのためCMはスポットCMしか流れない)。この枠改編の副産物として『BLOOD+』は鹿児島圏域では2006年4月6日より全国同時ネット放送となり、鹿児島の『BLOOD+』ファンを喜ばせた。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
[編集] 制作局及び在京局での前後番組
CBC 土曜17時台後半(2006年4月以降) | ||
---|---|---|
前番組 | ウルトラマンメビウス | 次番組 |
サタデー生ワイド そらナビ ※30分繰り上げ |
- | |
TBS 土曜17時台後半(2006年4月以降) | ||
チャンネル☆ロック! ※30分繰り上げ |
ウルトラマンメビウス (CBC制作) |
- |
カテゴリ: 未完の作品 | ウルトラシリーズ | 中部日本放送のテレビドラマ