グドン
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- 円谷プロが製作したテレビ番組『帰ってきたウルトラマン』および『ファイヤーマン』『レッドマン』『ウルトラマンメビウス』に登場した架空の怪獣の名前。本稿で詳述。
- 『キン肉マン』に登場したキャラクター(アニメ版のみ)。キン肉マンの登場人物参照。
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[編集] 特徴
それまで進化途上の角竜のようなアギラや、ディメトロドンの背鰭とトリケラトプスの三本角が細身にそつなくまとまったキングザウルス三世など、古生物を題材に実在感のあるデザインを世に送り出した池谷仙克によるデザインだが、あまりリアリティを重視せずに全身が刺々しい、これぞといった空想獣である。しかし、体表のひび割れた感じと、瞳がないのとは逆説的な赤い眼は生物感があり、池谷の面目躍如と云える。劇中では「三綺竜」という架空の分類単位に属するとされ、池谷のデッサン画が図鑑の1ページとして出ている。尚、池谷は同じ回にツインテールが出ると知らされずにそちらにも鞭を配してデザインし、後に狼狽したとの談がある。時代の大らかさを感じさせる逸話である。
『ウルトラマンメビウス』登場時に、特徴的な鞭状に進化した両腕は振動触腕と命名された。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 帰ってきたウルトラマンに登場したグドン
『帰ってきたウルトラマン』第5話「二大怪獣東京を襲撃」、第6話「決戦! 怪獣対マット」に登場。
- 身長:50メートル
- 体重:2万5千トン
中生代・ジュラ紀に棲息していたとされる古代生物の一種で、同時代に存在していた怪獣ツインテールを常食としているとされる。劇中では奥多摩の第2砕石場より出現した。怪力の持ち主で、両腕は長いムチ状になっていて、皮膚は MAT のMN爆弾も通用しないほど頑丈である。ツインテールとの共闘の末にウルトラマンを一度は倒し、その激戦の爪痕として東京を壊滅状態に陥れた。だが、2回戦では失明したツインテールにしっぽを噛まれて逆上し噛み殺した(よく誤解されることだが、劇中グドンはツインテールを殺しただけであり、食べてはいない。『ウルトラマンメビウス』でも劇中同様の誤りがあった)。元々、ウルトラマン劣勢の理由は多勢に無勢だった為で、1対1になった途端、スペシウム光線であっけなく倒された。
[編集] ファイヤーマンに登場したグドン
『ファイヤーマン』第9話「深海からの挑戦」に登場。
老化した (?) 個体が日本近海に生息していたが、血で染まった海面下で肉食剣竜ネロギラスに力で抗えず、投げ飛ばされた後、表皮を剥がされて捕食され、その後そのズタズタになった死体が海上で発見された(ネロギラスはその前に未知のロドグロスとステゴラスを捕食、その死体が登場した)。ファイヤーマンと戦うことはなかった。
- 着ぐるみは『帰ってきたウルトラマン』のものの流用。
[編集] レッドマンに登場したグドン
『レッドマン』第94話にレッドキラーとともに登場。以降、第95話ではゴモラ、第97話ではコダイゴンとドラキュラス、第98話ではドラキュラス、レッドキラー、ゴモラ、第101話ではペギラ、第103話ではジラース、第105話ではゴキネズラ、第106話ではペギラ、第107話ではジラース、ペギラ、レッドキラー、第108話ではザゴラス、第110話ではジラース、第111話ではシュガロン、第112話ではシュガロン、サドラ、第113話ではザゴラス、第117話ではザゴラス、サドラ、第118話ではザゴラス、イカルス星人、サドラ、第119話ではサドラ、シュガロン、イカルス星人、ザゴラスとともに、第115話では単独で登場した。
[編集] ウルトラマンメビウスに登場したグドン
『ウルトラマンメビウス』第2話「俺達の翼」、第9話「復讐の鎧」、第27話「激闘の覇者」に登場。
- 身長:50メートル
- 体重:2万5千トン
34年前に東京を襲ったグドン(『帰ってきたウルトラマン』に登場したもの)の別個体。ドキュメントMATに記録が残っている。形状は以前のグドンと同じ。夕闇迫る工事現場に出現し、両腕のムチ状の振動触腕で GUYS やメビウスを苦しめる。 GUYS の攻撃で右腕のムチを失いながらもメビウスと互角以上に渡り合うが、メビュームブレードの一撃を受けて爆発四散した。
第9話では、山中でボガールに呼び寄せられた個体が、同じく呼び出されたツインテールと交戦。しかしボガールが巨大化すると、抵抗を試みたが、結局はツインテールに先立って捕食された。
第27話ではGUYSによって作られたプロトマケット怪獣として登場。仮想戦場でゼットンと対戦するが、臨戦態勢に入る前にゼットンの火球を食らってあっさり敗れた。なお、マケット怪獣化は地底怪獣であるため、活動制限時間の1分間を地中で潰されては意味がないということで却下された。