CLASSICISTRANIERI HOME PAGE - YOUTUBE CHANNEL
SITEMAP
Audiobooks by Valerio Di Stefano: Single Download - Complete Download [TAR] [WIM] [ZIP] [RAR] - Alphabetical Download  [TAR] [WIM] [ZIP] [RAR] - Download Instructions

Make a donation: IBAN: IT36M0708677020000000008016 - BIC/SWIFT:  ICRAITRRU60 - VALERIO DI STEFANO or
Privacy Policy Cookie Policy Terms and Conditions
近衛兵 - Wikipedia

近衛兵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

近衛兵(このえへい)とは、君主を警衛する君主直属の軍人をいう。また、君主制が廃止された後も、歴史的経緯等から近衛兵と呼称されるものや、部隊の名誉称号として近衛・親衛が冠される場合もある。近衛府・御親兵・親衛隊・近衛師団・禁衛府・衛兵など、時代や国によって呼び方に差異がある。

日本語においては、一般に近衛とは主に世襲の元首を警衛するものを指し、世襲ではない元首を警衛するものには、近衛等の表記を充てないことが多い。しかしながら、英語においてGuardとは広く監守するものを指し、日本語にいう近衛兵は、英語にいうImperial guardに相当すると考えるのが一般的な使用方法である。

本記事においては、君主を警衛するもののほか、そこから派生したものと評価できる制度等を中心に記述する。また、軍と警察との峻別も必ずしも明確でないことから、軍に属する兵卒以外についても記述する。

目次

[編集] 日本

[編集] 令制以前

[編集] 連系氏族

元来、大君家と並ぶ氏族であった系豪族と違い、系の豪族は古代より大君家に仕えてきた譜代の氏族であって、大君家からの信頼も厚く、特に大伴氏物部氏などは近衛兵的な役割を担ってきたと考えられる。

[編集] 舎人

5世紀又は6世紀頃に舎人の制度が確立した。屯倉が集中し大君家の経済的・軍事的基盤となっていた東国の国造の子弟を中核として、大君家に従属する舎人は大伴氏・物部氏の軍よりも更に天皇親衛軍の側面が強かった。舎人は後に兵衛府(つはものとねり)に引き継がれる。

[編集] 門号氏族

靭負は西国の国造の子弟を中核として、宮城門の守衛に当たる軍である。

また、門部(かどべ)とは、宮城門を守衛する伴部のこと。宮城門にはその門の守衛を担う門部の名が冠せられてきたが、818年(弘仁9年)に殿門改号が行われて、唐風門号へ変更される。

  • 大伴門(おおとももん)→朱雀門(すざくもん)
    天忍日命の子孫とされる大伴氏が守衛する。
  • 若犬養門(わかいぬもん)→皇嘉門(こうかもん)
    若犬養連が守衛する。
  • 玉手門(たまてもん)→談天門(だんてんもん)
    壬生氏が守衛する。
  • 佐伯門(さえきもん)→藻壁門(そうへきもん)
    大伴氏と近親関係にある佐伯氏が守衛する。
  • 伊福部門(いふきべもん)→殷富門(いんぷもん・いんふくもん)
    伊福部氏が守衛する。
  • 海犬養門(あまいぬかいもん)→安嘉門(あんかもん)
    海犬養連が守衛する。
  • 猪使門(いかいもん)→偉鑒門(いかんもん)
    猪養氏が守衛する。
  • 丹治比門(たじひもん)→達智門(たっちもん)
    火明命の子孫とされる丹治比連(丹比氏)が守衛する。
  • 山部門(やまべもん)→陽明門(ようめいもん)
    山氏が守衛する。
  • 健部門(たけるべもん)→待賢門(たいけんもん)
    建部氏が守衛を担当する。
  • 的門(いくはもん)→郁芳門(いくほうもん)
    的氏が守衛する。
  • 壬生門(みぶもん)→美福門(びふくもん)
    壬生氏が守衛する。

[編集] 令制の五衛府

衛門府 (えもんふ・ゆげいのつかさ)
靫負の伝統を受け継ぐ門部を中核として併せて衛士も配属する。太古より宮城の門の警備を担ってきた氏族であることから、衛門府と称せられた。職掌は宮門を守衛し通行者を検察する。758年(天平宝字2年・淳仁天皇)に、藤原仲麻呂による官号の唐風化の一環として司門衛と改称したが、藤原仲麻呂失脚後の764年(称徳天皇)に再度、衛門府に改称される。808年(大同3年)に左右衛士府に統合された。

 職員は以下の通り

  • 督(従四位下相当)
  • 佐(従五位下相当)
  • 大尉(従六位下相当) 少尉(正七位上相当)
  • 大志(正八位下相当) 少志(従八位上相当)
  • 医師(正八位下相当)
  • 門部 宮門を守衛
  • 衛士 宮門を守衛
  • 物部 通行人を検察
  • 使部
  • 直丁
また衛士府に併合されるまでは被官として
  • 隼人司

を有した。(その後は兵部省に移管)

左右衛士府(えじふ)
衛士を中核とする。衛士は農民出身者によって構成されるため、人員が多い。大内裏の庁舎を警備し京内の夜間警衛を主な職掌とした。758年(天平宝字2・淳仁天皇)の官号の唐風化の一環として司左右勇士衛と改称されたが、764年に再度、左右衛士府となった。808年に廃止された衛門府を統合し、811年(弘仁2年)左右衛士府を左右衛門府と改称した。

職員は以下の通り

  • 督(従四位下相当・大宝令では
  • 佐(従五位下相当)
  • 大尉(従六位下相当) 少尉(正七位上相当)
  • 大志(正八位下相当) 少志(従八位上相当)
  • 医師(正八位下相当)
  • 衛士 京内の警備
  • 使部
  • 直丁
左右兵衛府(ひょうえふ・つはものとねり)
舎人の伝統を受け継ぐ。舎人は旧国造家の子弟からなるため、大君家直轄の軍事力として重視された。五衛府時代は天皇の最側近で警護する。令制では上級官人の子弟からとられた兵衛が中核であった。後世まで存続したが近衛府(後述)の成立で次第に重要性は低下した。

職員は以下の通り

  • 督(従五位上→従四位下相当)
  • 佐(正六位下→従五位上相当)
  • 大尉(正七位下→従六位上相当) 少尉(従七位上→正七位上相当)
  • 大志(従八位上→正八位下相当) 少志(従八位下→従八位上相当)
  • 医師(従八位上相当)
  • 兵衛 天皇近辺を守衛・後に宮城中郭を守衛・統括者を番長と呼ぶ。また当直者を吉上と呼ぶ(平安時代以降)
  • 府生 新設・他官庁の史生にあたる
  • 府掌 新設
  • 使部
  • 直丁

[編集] 令外官

令外官の三衛府は令制五衛府より官位が高かった。
授刀舎人寮・中衛府
707年(慶雲4年・元明天皇)に授刀舎人寮を置く。728年(神亀5年・聖武天皇)に中衛府と改組され、807年(大同2年)に右近衛府と改組・改称されたといわれる。(下記参照)藤原氏の権力強化の一環とされ、五衛府に比べて官位相当はやや高い。

中衛府の職員は以下の通り

  • 大将
  • 中将 少将
  • 将監
  • 将曹
  • 中衛舎人(授刀舎人を改称)
  • 医師
  • 使部
  • 直丁
授刀衛
746年(天平18年)に中衛府に設置されていた騎兵の騎舎人が授刀舎人と改称される。759年(天平宝字3年)に授刀衛を設置して授刀舎人を管轄させた。765年(天平神護元年)には授刀衛が近衛府に改組され、807年(大同2年)には左近衛府と改称された。(下記参照)
外衛府
765年(天平神護元年)2月に設置された。772年(宝亀3年)に外衛府を廃止して、近衛・中衛・左右兵衛に分配された。

[編集] 六衛府

左右近衛府(このえふ・おほきちかきまもりのつかさ)
六衛府中では天皇の最側近で警護した。授刀衛と中衛府が改組されて成立した。初期には警備機関としてその後は儀式・余興実施(相撲など)において重要となった。栄誉職として後世まで存続した。

職員は以下の通り(この他、儀礼進行役として人長や駕輿丁などがいる)

  • 大将(従四位上→従三位相当)
  • 中将(従四位下相当) 少将(正五位下相当)
  • 将監(従六位上相当)
  • 将曹(従七位下相当)
  • 医師(正八位下相当)
  • 近衛舎人 天皇の親衛 番長・番頭といった統括者がいた
  • 府生
  • 府掌
  • 使部
  • 直丁

 

左右兵衛府(ひょうえふ)
上記参照
左右衛門府(えもんふ)
左右衛士府を改組・改称して発足。宮城外郭を警備することが職掌。検非違使庁は当初衛門府内に設置され衛門府官人が兼務した。後に職掌は検非違使・武家に奪われる。

職員は以下の通り

  • 督(従四位下相当)
  • 佐(従五位上相当)
  • 大尉(従六位下相当) 少尉(正七位上相当)
  • 大志(正八位下相当) 少志(従八位上相当)
  • 医師(正八位下相当)
  • 衛士 宮城の警備・統括者として番長、当直として吉上が置かれる
  • 門部
  • 物部
  • 府生
  • 府掌
  • 使部
  • 直丁


[編集] 六衛府以外

隼人司
隼人の祖である火照命大君家の祖である彦火火出見尊に臣従(山幸彦と海幸彦)して以来、隼人は大君の警護に当たるものとされてきた。隼人司はこの任に当たる隼人を管理する。当初衛門府の被官であったがいったん廃止された後に兵部省の管轄に移る。ただし奈良時代以降は舞楽(隼人舞)の教習や竹製品の製作に重点が置かれ宮中警備に重用されなくなった。
内舎人
中務省に属する。
内豎省・内豎所
令外官。天皇の護衛
大内守護
滝口の武者を統括・指揮。
滝口
寛平年間に射芸に長じた者を選抜して創設。蔵人所に属して御所の警衛にあたる。

[編集] 武士等による御所警備

以下は御所を警備したが、近衛兵とはいえない。

[編集] 御親兵

1871年(明治4年)2月に出された御親兵召集の命令に応じて、鹿児島藩萩藩及び土佐藩から差し出された兵によって、政府直轄の御親兵が置かれる。この兵力を背景に、廃藩置県が行われる。1871年9月3日には、「兵部大少輔御親兵少佐以上ヘ勅語」が下され励精尽力が命ぜられる。

[編集] 近衛・近衛師団

1872年(明治5年)2月に近衛条例を制定して、天皇に直隷する近衛都督の下、壮兵からなる近衛兵を創設した。1873年1月に制定された徴兵令に基づく徴兵は鎮台にのみ配備されることとなり、近衛の壮兵制は維持された。1878年に近衛砲兵の一部が騒動を起こす(竹橋事件)。近衛都督は、初代が山県有朋、2代が西郷隆盛である。

明治13年10月5日達乙第62号による改正後の「近衛条例」によると、近衛兵は、専ら輦下を護衛し、特旨によらない限り、他の徴発に応じるものではない。上旨を奉戴し、千軍万馬の中といえども、整々独歩の勇を持ち、平常にあっては信義を本とし、先進を敬い、後進を教導し、全国諸兵の模範となることが求められた。

近衛の幕中には、参謀部副官、伝令使、文庫武庫主管及び会計部(計算課・糧食課・被服課)が置かれた。また、近衛諸隊として、歩兵2連隊騎兵1中隊砲兵1大隊工兵1中隊、輜重兵1小隊及び軍楽隊1隊が置かれた。

守衛隊は、概ね歩兵を以て充てられた。守衛隊司令は歩兵大隊長が日直で勤めた。守衛隊は、儀仗守衛(正門の守衛)と通常守衛(園庭厩園その他出入諸口の守衛)とに分けられた。

その後、明治23年3月25日に近衛司令部条例(明治23年3月25日勅令第46号)が制定され、原則として、近衛都督の職務権限は師団長と同一となった。更に、1891年(明治24年)12月12日に近衛も師団制を採用して近衛師団となる。近衛師団に改編後の詳細は近衛師団参照。

[編集] 禁衛府

禁衛府(1945年-1946年)を参照。

1945年(昭和20年)に近衛師団禁衛府皇宮衛士総隊に改組される。その際に皇宮警察も禁衛府皇宮警察部となる。

[編集] 皇宮警察

警視庁皇宮警察部(1947年-1948年)・皇宮警察本部(1954年-)を参照。

1946年(昭和21年)に禁衛府は解体されたものの、禁衛府皇宮警察部のみは皇宮警察署として分離して存続する。1946年末には宮内省から内務省に移管され、1947年(昭和22年)には警視庁皇宮警察部として移管される。旧警察法の施行に伴い、1948年3月に国家地方警察本部に移管され皇宮警察府とされたが、6月には皇宮警察局と再び改称される。1954年(昭和29年)に現在の警察法が施行されるに伴い、警察庁皇宮警察本部と改称される。1954年に警察庁の附属機関として皇宮警察が置かれる。英名は「Imperial Guard」である。皇宮警察の紋章は五三の桐である。

皇宮護衛官制服は、一般の警察官と同様のものを着用する(皇宮護衛官の服制に関する規則(昭和31年12月19日国家公安委員会規則第5号))。もっとも、制服の上衣、活動服及び防寒服の両襟部に皇宮護衛官章(円形とし、縁取りが金色、地が赤紫色の台に、金色の桐花及び桐葉を配する。)を着用する。また、それ以外に、宮殿で儀式が行われる場合等には特別の「儀礼服」を着用する。

[編集] 中国

[編集] 隋朝

  • 2代皇帝煬帝は近衛兵らによって殺害される。

[編集] 清朝

[編集] 満州国

[編集] 韓国

李氏朝鮮時代に内禁衛が置かれる。

李氏朝鮮時代に行われていた王宮守門軍の交代の儀式を再現したという王宮守門将交代儀式が、観光スポットとなっている。

大韓帝国時代の1907年12月20日に純宗の命により近衛歩兵隊及び近衛騎兵隊が置かれる。1909年7月30日に宮中に親衛府が設置される。近衛歩兵隊及び近衛騎兵隊は、日韓併合後も存続して朝鮮歩兵隊・朝鮮騎兵隊として1930年(昭和5年)まで韓国近衛兵の栄誉を守る。

[編集] 朝鮮歩兵隊・朝鮮騎兵隊

日韓併合後、旧韓国軍軍人でなお在職中の者は、「朝鮮軍人ニ関スル件」(明治44年勅令第36号)の定めるところにより、同階級の陸軍軍人に相当するものとされ、一般の朝鮮軍人は、朝鮮駐箚軍司令部附又は朝鮮駐箚憲兵隊司令部附とされた。

ところが、先に設けられていた韓国近衛歩兵隊及び近衛騎兵隊は、朝鮮駐箚軍司令部附又は朝鮮駐箚憲兵隊司令部附とされるのではなく、朝鮮歩兵隊朝鮮騎兵隊と改称されたのみで、そのまま李王家昌徳宮警護のために存続されることになった。これらの部隊は旧主の李王に忠誠を誓う朝鮮人のみによって構成されるもので、李王家の事実上の近衛兵である。但し、儀礼的な役割を担うものに過ぎないことや、同様の任務は一般の陸海軍及び朝鮮総督府警察によって充分に担えることから財政負担の軽減のため、1913年3月に朝鮮騎兵隊が廃止され、また朝鮮歩兵隊の規模を2個中隊324名の定員とする。1929年(昭和4年)に朝鮮歩兵隊を202名の定員とする。1930年(昭和5年)に朝鮮歩兵隊も廃止となる。

[編集] 英国

近衛騎兵第1連隊の儀式。2005年6月撮影。
拡大
近衛騎兵第1連隊の儀式。2005年6月撮影。
近衛アイルランド連隊兵士。赤い上衣に黒毛皮の帽子で有名。2005年6月12日撮影。
拡大
近衛アイルランド連隊兵士。赤い上衣に黒毛皮の帽子で有名。2005年6月12日撮影。
バッキンガム宮殿の衛兵交代式。2005年6月撮影。
拡大
バッキンガム宮殿の衛兵交代式。2005年6月撮影。

詳細は「イギリス陸軍#近衛部隊と儀仗任務」を参照。

現在でも、バッキンガム宮殿ウィンザー城等において英国陸軍の近衛兵が衛兵勤務に就いている。衛兵は直立不動の姿勢で警衛を行う。衛兵交代式は観光名所の一つである。部隊によって制服に差異があるが、赤い上着に熊の毛皮の帽子の部隊が有名。

近衛各連隊を総括するものとして近衛師団(Household Division)が置かれている。

  • 英国の近衛歩兵連隊のうち、近衛アイルランド連隊と近衛ウェールズ連隊は第1大隊(第2以下の大隊は廃統合された。)のみの3個中隊編制に軍楽隊を加えた編成である(英国の連隊参照)。
    近衛擲弾兵連隊と近衛コールドストリーム連隊、近衛スコットランド連隊には第1大隊、軍楽隊の他に第2大隊増強中隊(通年、ロンドン警備を実施している。)が置かれている。
    第2大隊増強中隊の名称は近衛擲弾兵連隊が第2大隊ナイメーヘン中隊、近衛コールドストリーム連隊が第2大隊第7中隊、近衛スコットランド連隊が第2大隊F中隊である。
    どの近衛歩兵連隊も第1大隊は3個ライフル中隊、支援中隊(偵察小隊、対戦車小隊、迫撃砲小隊、狙撃小隊で構成)、大隊本部中隊(輸送小隊、衛生班、通信小隊で構成)で構成されている。
  • 近衛騎兵第1連隊(Life Guard・ライフガード)
    清教徒革命によりオランダ亡命したチャールズ皇太子(後のチャールズ2世)の警護に当たった王党派が由来。1788年にライフガード第1連隊及び同第2連隊に再編されたが、1922年に現在の編成となる。
    3個中隊のうち交代で1個中隊バッキンガム宮殿やウインザー城の乗馬による衛兵警備を実施する。残りの2個中隊は訓練や機甲旅団に派遣され偵察部隊として、シミター装甲車を使用する偵察任務に就いている。
  • 近衛騎兵第2連隊(Blues and Royals・ブルーズアンドロイヤルズ
    1969年に2つの部隊が統合されて現在の名称となる。2006年4月にヘンリー王子が配属された。
  • 近衛擲弾兵連隊(Grenadier Guards・グレナディアガーズ)
    1656年にチャールズ2世が創設したRoyal Regiment of Guardsが起源。
    1993年までは第1大隊の3個中隊のうち交代で1個中隊がバッキンガム宮殿やウインザー城の衛兵警備を実施し、残りの2個中隊は訓練や機甲旅団に派遣され、ウォリアー装甲車による装甲歩兵中隊またはチャレンジャー戦車による戦車中隊の任務に就いていた。
    1993年からは第2大隊ナイメーヘン中隊が編成され、同中隊は通年、儀仗任務(王室警護)を行う。第1大隊は数年毎にローテーションで割り当てられるロンドン警備の際に交代で儀仗任務に就き、それ以外の期間は機甲部隊または空中強襲部隊に派遣される。ロンドン警備はイギリス陸軍の各歩兵連隊から3個大隊が数年毎のローテーション(期間は2年間)で、うち2個大隊が5個ある近衛歩兵連隊第1大隊から、残りの1個大隊が近衛連隊以外の歩兵連隊から割り当てられる。ロンドン警備に就いている3個大隊は近衛連隊でなくても儀仗任務(王室警護)に交代で就くことになる。またイギリス陸軍だけでなく、他のイギリス連邦に所属している国の歩兵部隊もロンドンに派遣され、儀仗任務に就くことがある。
    近衛歩兵連隊軍楽隊が機甲旅団に派遣される時は衛生兵としての任務に就く。そのため軍楽隊員には音楽訓練の他にメディックの訓練が行われる。
  • 近衛コールドストリーム連隊(Coldstream Guards)
    ピューリタン革命の際、議会派によって創設された部隊であるが、後に王党派に付くようになる。部隊名のコールドストリームは、この部隊が最初に宿営したスコットランドの町の名前。 湾岸戦争ではクウェートに派遣されている。
  • 近衛スコットランド連隊(Scottish Regiment of Foot Guards・スコッチ・ガーズ)
    1642年3月に、チャールズ1世によって創設されるが、清教徒革命後に解散させられる。1660年、チャールズ2世によって復活される。この連隊の軍楽隊は楽器にバグパイプを取り入れている。
  • 近衛アイルランド連隊(アイリッシュ・ガーズ)
    1900年にヴィクトリア女王により創設された。閲兵や分列行進のときに猟犬のウルフハウンドを連れている。 第二次世界大戦マーケット・ガーデン作戦の際、英第2軍の主力である第30軍団の最先鋒の任を担った。1999年にコソボにも派遣されている。1992年まで北アイルランド警備は他のアイルランド系の部隊と同様に免除されていたが、軍縮によりローテーションが厳しくなったため、北アイルランド警備のローテーションにも組み入られるようになった。
  • 近衛ウェールズ連隊(ウェルシュ・ガーズ)

また、イングランド国王ヘンリー7世によって1485年に設立されたヨーマン・ウォーダーも存在するが、現在では近衛兵としての実質はない。

[編集] ローマ教皇庁

ローマ教皇庁にはスイス衛兵が置かれている。スイス衛兵は、ローマ教皇ユリウス2世によって、1506年に創設される。1527年のローマ略奪に際して、スイス衛兵が自らを犠牲にして、教皇クレメンス7世を守護したことから、爾来ローマ教皇庁の衛兵はスイス人に限られることとなる。

スイス傭兵#バチカンのスイス衛兵隊参照。

[編集] フランス

フランス革命後は、皇帝となったナポレオンによって、皇帝親衛隊(Garde Impriale)が編成される。皇帝親衛隊の中でも、特にナポレオンに忠誠を誓う古参兵によって老親衛隊(Vieilles gardes)が編成される。ただし、これらは部隊名誉称号である。

現在でも、国家憲兵隊(Gendarmerie、ジャンダルムリー)によって、共和国親衛隊(Garde Rpublicaine、ギャルド・レピュブリケーヌ)が編成されている。共和国親衛隊第1連隊は大統領の警護を、共和国親衛隊第2連隊は国会議事堂や政府高官等の警備・警護に当たる。

[編集] スウェーデン王国

スウェーデン王国においても近衛兵が王宮を警護している。

18世紀のスウェーデン王グスタフ3世は、近衛連隊を用いクーデターを起こしている(1772年)。

[編集] ロシア連邦

詳細は親衛隊 (ソビエト)を参照。

ロシア連邦では、ソビエト連邦時代から、戦時に卓越した戦果を上げた部隊、平時の演習・訓練時に優れた成績を収めた部隊(艦艇)に対して、親衛(гвардейский)の称号が授与されている。ただし、これは部隊名誉称号でしかなく、制度上のいかなる優遇措置もないが、親衛部隊(艦艇)配属の将校の階級呼称には、「親衛」(гвардия)の文字が付く(例えば、親衛少佐(майор гвардии)等)。

ソ連崩壊後に行われた軍縮では、新参の部隊が廃止され、輝かしい戦歴を有する部隊が残される傾向が強く、必然的に現在のロシア連邦軍では、「親衛」部隊の割合が大きくなっている。

クレムリンの警備は、ロシア連邦警護庁大統領連隊(旧クレムリン連隊)が担当している。

[編集] 個別記事

下記には、国家を代表して儀仗を担う部隊と又はそれに加えて元首等の警護を平時の任務とする部隊とが含まれている。

[編集] 関連項目

Static Wikipedia 2008 (no images)

aa - ab - af - ak - als - am - an - ang - ar - arc - as - ast - av - ay - az - ba - bar - bat_smg - bcl - be - be_x_old - bg - bh - bi - bm - bn - bo - bpy - br - bs - bug - bxr - ca - cbk_zam - cdo - ce - ceb - ch - cho - chr - chy - co - cr - crh - cs - csb - cu - cv - cy - da - de - diq - dsb - dv - dz - ee - el - eml - en - eo - es - et - eu - ext - fa - ff - fi - fiu_vro - fj - fo - fr - frp - fur - fy - ga - gan - gd - gl - glk - gn - got - gu - gv - ha - hak - haw - he - hi - hif - ho - hr - hsb - ht - hu - hy - hz - ia - id - ie - ig - ii - ik - ilo - io - is - it - iu - ja - jbo - jv - ka - kaa - kab - kg - ki - kj - kk - kl - km - kn - ko - kr - ks - ksh - ku - kv - kw - ky - la - lad - lb - lbe - lg - li - lij - lmo - ln - lo - lt - lv - map_bms - mdf - mg - mh - mi - mk - ml - mn - mo - mr - mt - mus - my - myv - mzn - na - nah - nap - nds - nds_nl - ne - new - ng - nl - nn - no - nov - nrm - nv - ny - oc - om - or - os - pa - pag - pam - pap - pdc - pi - pih - pl - pms - ps - pt - qu - quality - rm - rmy - rn - ro - roa_rup - roa_tara - ru - rw - sa - sah - sc - scn - sco - sd - se - sg - sh - si - simple - sk - sl - sm - sn - so - sr - srn - ss - st - stq - su - sv - sw - szl - ta - te - tet - tg - th - ti - tk - tl - tlh - tn - to - tpi - tr - ts - tt - tum - tw - ty - udm - ug - uk - ur - uz - ve - vec - vi - vls - vo - wa - war - wo - wuu - xal - xh - yi - yo - za - zea - zh - zh_classical - zh_min_nan - zh_yue - zu -

Static Wikipedia 2007 (no images)

aa - ab - af - ak - als - am - an - ang - ar - arc - as - ast - av - ay - az - ba - bar - bat_smg - bcl - be - be_x_old - bg - bh - bi - bm - bn - bo - bpy - br - bs - bug - bxr - ca - cbk_zam - cdo - ce - ceb - ch - cho - chr - chy - co - cr - crh - cs - csb - cu - cv - cy - da - de - diq - dsb - dv - dz - ee - el - eml - en - eo - es - et - eu - ext - fa - ff - fi - fiu_vro - fj - fo - fr - frp - fur - fy - ga - gan - gd - gl - glk - gn - got - gu - gv - ha - hak - haw - he - hi - hif - ho - hr - hsb - ht - hu - hy - hz - ia - id - ie - ig - ii - ik - ilo - io - is - it - iu - ja - jbo - jv - ka - kaa - kab - kg - ki - kj - kk - kl - km - kn - ko - kr - ks - ksh - ku - kv - kw - ky - la - lad - lb - lbe - lg - li - lij - lmo - ln - lo - lt - lv - map_bms - mdf - mg - mh - mi - mk - ml - mn - mo - mr - mt - mus - my - myv - mzn - na - nah - nap - nds - nds_nl - ne - new - ng - nl - nn - no - nov - nrm - nv - ny - oc - om - or - os - pa - pag - pam - pap - pdc - pi - pih - pl - pms - ps - pt - qu - quality - rm - rmy - rn - ro - roa_rup - roa_tara - ru - rw - sa - sah - sc - scn - sco - sd - se - sg - sh - si - simple - sk - sl - sm - sn - so - sr - srn - ss - st - stq - su - sv - sw - szl - ta - te - tet - tg - th - ti - tk - tl - tlh - tn - to - tpi - tr - ts - tt - tum - tw - ty - udm - ug - uk - ur - uz - ve - vec - vi - vls - vo - wa - war - wo - wuu - xal - xh - yi - yo - za - zea - zh - zh_classical - zh_min_nan - zh_yue - zu -

Static Wikipedia 2006 (no images)

aa - ab - af - ak - als - am - an - ang - ar - arc - as - ast - av - ay - az - ba - bar - bat_smg - bcl - be - be_x_old - bg - bh - bi - bm - bn - bo - bpy - br - bs - bug - bxr - ca - cbk_zam - cdo - ce - ceb - ch - cho - chr - chy - co - cr - crh - cs - csb - cu - cv - cy - da - de - diq - dsb - dv - dz - ee - el - eml - eo - es - et - eu - ext - fa - ff - fi - fiu_vro - fj - fo - fr - frp - fur - fy - ga - gan - gd - gl - glk - gn - got - gu - gv - ha - hak - haw - he - hi - hif - ho - hr - hsb - ht - hu - hy - hz - ia - id - ie - ig - ii - ik - ilo - io - is - it - iu - ja - jbo - jv - ka - kaa - kab - kg - ki - kj - kk - kl - km - kn - ko - kr - ks - ksh - ku - kv - kw - ky - la - lad - lb - lbe - lg - li - lij - lmo - ln - lo - lt - lv - map_bms - mdf - mg - mh - mi - mk - ml - mn - mo - mr - mt - mus - my - myv - mzn - na - nah - nap - nds - nds_nl - ne - new - ng - nl - nn - no - nov - nrm - nv - ny - oc - om - or - os - pa - pag - pam - pap - pdc - pi - pih - pl - pms - ps - pt - qu - quality - rm - rmy - rn - ro - roa_rup - roa_tara - ru - rw - sa - sah - sc - scn - sco - sd - se - sg - sh - si - simple - sk - sl - sm - sn - so - sr - srn - ss - st - stq - su - sv - sw - szl - ta - te - tet - tg - th - ti - tk - tl - tlh - tn - to - tpi - tr - ts - tt - tum - tw - ty - udm - ug - uk - ur - uz - ve - vec - vi - vls - vo - wa - war - wo - wuu - xal - xh - yi - yo - za - zea - zh - zh_classical - zh_min_nan - zh_yue - zu -

Sub-domains

CDRoms - Magnatune - Librivox - Liber Liber - Encyclopaedia Britannica - Project Gutenberg - Wikipedia 2008 - Wikipedia 2007 - Wikipedia 2006 -

Other Domains

https://www.classicistranieri.it - https://www.ebooksgratis.com - https://www.gutenbergaustralia.com - https://www.englishwikipedia.com - https://www.wikipediazim.com - https://www.wikisourcezim.com - https://www.projectgutenberg.net - https://www.projectgutenberg.es - https://www.radioascolto.com - https://www.debitoformtivo.it - https://www.wikipediaforschools.org - https://www.projectgutenbergzim.com