擲弾兵
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擲弾兵(てきだんへい、Grenadier)は、ヨーロッパ各国の戦列歩兵(密集隊形による戦闘を行う)の一種で擲弾(手榴弾)を投擲するのが主な任務であり、歩兵の中ではエリートであった。
ナポレオン戦争の時代までは不安定な黒色火薬の爆薬を投擲するため、危険な任務でもあった。 ただし、18世紀中ごろ、フリードリヒ大王やマリア・テレジアが活躍した頃のプロイセンやオーストリアでは既に、擲弾兵と呼ばれる兵士達が実際に手榴弾を投擲することは少なくなっていたようだ。
ドイツ国防軍では、第二次世界大戦中の1943年3月、士気高揚のためプロイセン陸軍の伝統に倣って歩兵のことを擲弾兵(Grenadiere)と呼ぶようになった。 現代のドイツ連邦軍でもこの呼称を受け継ぎ、重装備の歩兵を擲弾兵、機械化歩兵を装甲擲弾兵と称している。
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