かいじ (列車)
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かいじとは、東日本旅客鉄道(JR東日本)の主に中央本線新宿駅~甲府駅間を運行する特別急行列車の愛称。一部に東京駅発着や竜王駅発着も設定されている。
なお、ここでは横浜駅~甲府駅(~松本駅) 間を横浜線・中央本線(・篠ノ井線)経由で運行する臨時特別急行列車であるはまかいじなどかいじが名称に付く臨時特別急行列車についても記す。
目次 |
[編集] 運行概況
[編集] 運転区間
- 「かいじ」
- 「ビューかいじ」
- 「はまかいじ」(1996年4月26日~・毎週土曜休日運転)
[編集] 使用車両
[編集] 以前使用されていた車両
[編集] 停車駅
[編集] 停車駅パターン
- これ以外に臨時停車などがある場合もある。
- 「かいじ」は2004年10月16日現在、「ビューかいじ」・「はまかいじ」は2004年秋ダイヤのもの。はまかいじについては、鎌倉発着も含める。
- 「かいじ」
- (東京駅) - 新宿駅 - 三鷹駅 - 立川駅 - 八王子駅 - 大月駅 - 塩山駅 - 山梨市駅 - 石和温泉駅 - 甲府駅 - (竜王駅)
- 新宿駅 - 立川駅 - 八王子駅 - 大月駅 - 塩山駅 - 山梨市駅 - 石和温泉駅 - 甲府駅
- 東京駅 - 四ツ谷駅 - 新宿駅 - 立川駅 - 八王子駅 - 上野原駅 - 大月駅 - 塩山駅 - 山梨市駅 - 石和温泉駅 - 甲府駅(下りのみのパターン)
- 新宿駅 - 立川駅 - 八王子駅 - 上野原駅 - 大月駅 - 塩山駅 - 山梨市駅 - 石和温泉駅 - 甲府駅 - 竜王駅(上りのみのパターン)
- 東京駅 - 新宿駅 - 三鷹駅 - 立川駅 - 八王子駅 - 上野原駅 - 大月駅 - 塩山駅 - 山梨市駅 - 石和温泉駅 - 甲府駅 - 竜王駅(上りのみのパターン)
- 下りの一部の「かいじ」の竜王駅以西臨時延長運転の時の停車駅は次の通り(2006年12月現在)。
- 「ビューかいじ」
- 「はまかいじ」
- 鎌倉駅 - 北鎌倉駅 - 大船駅- 新杉田駅 - 磯子駅 - 石川町駅 - 関内駅 - 桜木町駅 - 横浜駅 - 新横浜駅 - 町田駅 - 橋本駅 - 八王子駅 - 大月駅 - 勝沼ぶどう郷駅 - 塩山駅 - 山梨市駅 - 石和温泉駅 - 甲府駅 - 韮崎駅 - 小淵沢駅 - 富士見駅 - 茅野駅 - 上諏訪駅 - 下諏訪駅 - 岡谷駅 - 塩尻駅 - 松本駅(下りのパターン)
- 鎌倉駅 - 北鎌倉駅 - 大船駅 - 新杉田駅 - 磯子駅 - 石川町駅 - 関内駅 - 桜木町駅 - 横浜駅 - 新横浜駅 - 町田駅 - 橋本駅 - 八王子駅 - 大月駅 - 勝沼ぶどう郷駅 - 塩山駅 - 山梨市駅 - 石和温泉駅 - 甲府駅 - 韮崎駅 - 小淵沢駅 - 茅野駅 - 上諏訪駅 - 岡谷駅 - 塩尻駅 - 松本駅(上りのパターン)
- なお、新宿~八王子間ノンストップの臨時のかいじも登場している。
- 「かいじ」の臨時停車駅は2006年12月現在までに時刻表で確認出来る限りでは勝沼ぶどう郷駅、甲斐大和駅が確認される。
[編集] 中央東線甲府駅以東区間優等列車沿革
(そのほかの中央東線のそれに関してはあずさを、中央西線はしなのを参照)
- 1961年(昭和36年)10月 「サンロクトオ」改正により、新宿駅~甲府駅間を中央本線経由で運行する準急列車として「かいじ」運行を開始。
- 1962年(昭和37年)12月 「かいじ」に富士急河口湖駅発着の準急列車「かわぐち」を新宿駅~大月駅増併結運転。
- 1965年(昭和40年)10月 準急「アルプス」に名称変更。一時廃止。
- 1965年(昭和40年)12月 新宿駅~松本駅間を中央本線・篠ノ井線経由で運行する急行列車として「かいじ」運行再開。基本的には、上り・下りとも甲府駅周辺と東京とを結ぶ様なダイヤ設定されていた。
- 1968年(昭和43年)10月 「ヨンサントオ」改正。「かいじ」新宿駅~甲府駅間を中央本線経由で運行する急行列車の名称となる。
- 定期列車は2往復・臨時列車として3往復を運行する。また、臨時列車の内2往復は毎日運行。また、毎日運行される列車には急行列車「かわぐち」を新宿駅~大月駅増併結運転を実施していた。
- 1970年(昭和45年)10月 下り1本を増便。しかし、近距離普通列車用の国鉄115系電車が使用される。
- 1973年(昭和48年)10月1日 下りは最終、上りは始発の「あずさ」として、初めて「かいじ」の源流と言うべき甲府発着の「あずさ」1往復設定。
- 1976年(昭和51年)11月 近郊形電車が使用された下り1本を快速列車に格下げ。
- 1978年(昭和53年)10月 「ゴーサントオ」改正。季節列車3往復を廃止。定期列車2往復のみの運行となる。
- 1982年(昭和57年)11月 「かいじ」・「かわぐち」定期列車1往復のみの運行となる。
- 1985年(昭和60年)3月 「かいじ」・「かわぐち」定期列車1往復を臨時列車化。
- 1986年(昭和61年)11月 新宿駅~松本駅間を中央本線・篠ノ井線経由で運行する昼行急行列車を全廃。
- その際、「かいじ」・「かわぐち」の列車名は廃止されたが、この列車自体は臨時快速列車として運行を行うようになる。新宿駅発着の「ホリデー快速河口湖」は「かわぐち」の名残である。
- 1988年(昭和63年)3月 特急「あずさ」の甲府駅発着便を分離し、「かいじ」の名称を与える。
- なお、指定席券発券時の誤記や誤乗車防止のため、列車名のあとの番号を「あずさ」は1号からとし、「かいじ」は101号からとした。
- 1996年(平成8年)4月 横浜駅発着の「はまかいじ」運行開始。
- 2000年(平成12年) 竜王駅改良工事完成に伴い、上り始発列車と下り最終列車を竜王駅まで乗り入れ。
- 2002年(平成14年)12月1日 この改正で、JR東日本はエル特急の呼称を廃止、「かいじ」も対象に。
- 2005年(平成17年)12月10日 かいじ123号(甲府行き最終)を新宿始発から東京始発へ変更。
- 2006年(平成18年)4月28日 - 「かいじ」・「はまかいじ」の指定席での車内改札を「スーパーあずさ」・「あずさ」と共に原則省略(事前に指定席券を購入し、かつ指定の座席を利用した場合に限る。自由席は引き続き車内改札を継続)。
[編集] その他
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