霞ケ関駅 (東京都)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
霞ケ関駅(かすみがせきえき)は、東京都千代田区霞が関2丁目にある東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。なお、「ケ」は小書きではない(四ツ谷駅・市ケ谷駅なども同様に小書きではない)。
駅番号は丸ノ内線がM-15、日比谷線がH-06、千代田線がC-08である。
官庁街の中心のため、地下鉄サリン事件のターゲットにされた駅である。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
駅ホームは逆向きの「コ」の字に配置されており、北から反時計回りに丸ノ内線、日比谷線、千代田線の順である。
- 丸ノ内線は島式・対向式(JR山手線渋谷タイプ)の組み合わせの2面2線の地下駅である。改札は地下1階、ホームは地下2階にある。エレベータが地下1階~地下2階を結ぶ。なお丸ノ内線の駅は開業当時は島式1面2線であったが、1973年に現在の形になった。
- 日比谷線は島式1面2線の地下駅である。改札は地下1階、ホームは地下3階にある。
- 千代田線は島式1面2線の地下駅である。改札は地下2階、ホームは地下1階にある。つまりホームから地上に出るには一旦下の階に降りる必要がある(ホームから上階への階段はない)。旧海軍の地下防空壕跡を改築してその一部を利用した。エレベータが地下1階~地下2階を結ぶ。
- 丸ノ内線と千代田線の乗り換えには日比谷線ホームを経由する必要がある。東京メトロによれば5分かかるということになっている(丸ノ内線、千代田線を直接結ぶ改札内通路はない)。
- のりば
- ○丸ノ内線 新宿・荻窪方面
- ○丸ノ内線 銀座・池袋方面
- ○日比谷線 中目黒・菊名方面
- ○日比谷線 銀座・上野・北千住・東武動物公園方面
- ○千代田線 表参道・代々木上原・唐木田方面
- ○千代田線 大手町・綾瀬・我孫子・取手方面
- 日比谷線北千住方面からの電車と千代田線綾瀬方面からの電車は平日朝ラッシュ時に一部当駅止まりの設定があり、留置線に回送される。また、日比谷線北千住方面と千代田線綾瀬方面の始発電車が朝夕ラッシュ時に設定されている。
- 日比谷線は平日が早朝5時から10時半までに合計10本(北千住行4本、竹ノ塚行3本、南千住・北春日部・東武動物公園行各1本、夕方17時から18時半まで合計3本(北千住行2本、東武動物公園行1本)、土曜・休日が早朝5時北千住行1本の合計13本が設定されている。
- 千代田線は平日が6時から10時までに合計13本(綾瀬行7本、我孫子行4本、松戸行・取手行各1本)、夕方が17時から19時半まで合計5本(綾瀬・我孫子行各2本、取手行1本)、土曜・休日が6時16分我孫子行1本の合計14本が設定されている。
[編集] バス
「霞ケ関」と「経済産業省」停留所がある。
- ジェイアールバス関東・ジェイアール東海バス(高速バス)
- 西方面から東京駅へ向かうJR高速バスの上り便が停車する。最寄の入り口はC1。
[編集] 駅周辺
- 1号館 農林水産省など
- 2号館 国家公安委員会・警察庁など
- 3号館 国土交通省・海上保安庁
- 4号館 内閣府・内閣法制局・金融庁など
- 5号館 厚生労働省・環境省など
- 6号館 法務省・公正取引委員会・東京高等検察庁・東京地方検察庁など
- 7号館 建設中(現在丸の内に仮庁舎を構える文部科学省が入る予定)
- 裁判所合同庁舎
- 改札口
- A1~A7(丸ノ内線・日比谷線)
- A8~A10(日比谷線)
- A11~A13(千代田線)
- B1~B3(丸ノ内線)
- C1~C4(千代田線)
- 改札内でつながっているので他の路線の改札の利用が可能
[編集] 歴史
- 1958年10月15日 営団丸ノ内線(現・東京地下鉄丸ノ内線)西銀座(現・銀座)~霞ケ関間開業。
- 1964年3月25日 営団日比谷線(現・東京地下鉄日比谷線)霞ケ関~恵比寿間 開業。
- 1971年3月20日 営団千代田線(現・東京地下鉄千代田線)大手町~霞ケ関間 開業。
- 1995年3月20日 地下鉄サリン事件が起き、数日間営業停止。3路線のすべての電車が終日当駅を通過した。
- 2004年4月1日 営団民営化。丸ノ内線、日比谷線、千代田線は東京メトロに継承。
[編集] 隣の駅
- 東京地下鉄
- ○丸ノ内線
- ○日比谷線
- ○千代田線
- 国会議事堂前駅(C-07) - 霞ケ関駅(C-08) - 日比谷駅(C-09)