南千住駅
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南千住駅(みなみせんじゅえき)は、東京都荒川区南千住4丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)及び東京地下鉄(東京メトロ)、首都圏新都市鉄道の駅である。東京地下鉄の駅番号はH-20、首都圏新都市鉄道の駅番号は04である。
これら3つの駅は別々の建物であり、乗り換えには改札を出て道路を渡る必要がある。駅構造を参照のこと。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 東京地下鉄(東京メトロ)
- 首都圏新都市鉄道
[編集] 駅構造
- 首都圏新都市鉄道の路線と駅舎の新設工事に伴い、JR駅舎は2005年(平成17年)に建て替えられバリアフリー対応となった。また地下鉄駅舎も、同年、バリアフリー対応と内外装の改修を目的としてリニューアルされている。つくばエクスプレスの駅舎は当初からバリアフリー対応がなされ、ホームドアシステムなどの安全設備が導入されている。
[編集] 東日本旅客鉄道
- 島式ホーム1面2線の高架駅。出口は1箇所で日比谷線の駅の北口に近い。
- のりば
- ■■常磐線(快速) 松戸・取手・成田・土浦・水戸方面
- ■■常磐線(快速) 日暮里・上野方面
- 当駅発の常磐線はすべて上野~取手間快速運転となる。常磐線綾瀬方面各駅停車は北千住で乗り換え。
[編集] 東京地下鉄
- 相対式ホーム2面2線の高架駅。出口は三ノ輪駅寄り(南口)と北千住駅寄り(北口)の2箇所で北口がJRの駅入口に近い。
のりば
- ○日比谷線 上野・銀座・中目黒・菊名方面
- ○日比谷線 北千住・東武動物公園方面
[編集] 首都圏新都市鉄道
- 相対式ホーム2面2線の地下駅。1階地上部(常磐線の高架下)にコンコースがあり、ホームは地下にある。出口・改札は1ヶ所。
のりば
[編集] 乗り換えに関する注意
- JR東日本・東京地下鉄・首都圏新都市鉄道の3路線とも同一の南千住駅の名称を用いるが、当時の営団地下鉄日比谷線開業に際して日本国有鉄道との連絡業務を行わなかったため、長らく同駅名であっても乗換駅として案内されないという状態になっていた。つくばエクスプレス線開業に際しても、つくばエクスプレス線では開業前にはJR・東京地下鉄への乗り換えが可能な案内を行っていたが、同線に乗り入れるために改修された隣の北千住駅での乗り換えの方が至便であることや、同線とJR・東京地下鉄との定期乗車券での連絡運輸を設定していないことから、開業後の現在でも連絡運輸については改善されていない。ただ、3社ともに乗り換えの車内アナウンスは流れている。
[編集] 利用状況
- JR東日本南千住駅の乗車人員は1日平均13,806人(2005年度)である。
- 東京地下鉄南千住駅の乗降客数は1日平均20,357人(2005年度)である。
- TX南千住駅の乗車人員は1日平均2,600人ほど(2006年1月度)である。
[編集] 路線バス
- 南千住駅東口 (駅東口交通広場)
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- 注:南千住駅東口~駅入口間は所要約18分のため、当駅より浅草・上野方面への乗車は南千住駅入口停留所の利用が便利である。
- 南千住駅西口
- 南千住 (駅南側貨物線歩道橋下・都営バス車庫前)
- 南千住駅入口 (南千住バス停から200m南)
- 都営バス
- <上46> 上野松坂屋前(吉原大門・浅草寿町経由)
- 都営バス
[編集] 駅周辺
- 旧日光街道(国道4号線)がこの駅の近くを走っている。また、隅田川が近く江戸四宿として栄えた千住宿は、この駅の付近と北千住駅の付近を総称して指しており、この辺りは小千住といっていた。また、江戸時代の刑場である小塚原の刑場、鼠小僧次郎吉の墓のある回向院はこの駅の近くにある。また、JR貨物の隅田川駅もこの駅の南側にあり、日比谷線の車両基地であった千住検車区もある。
[編集] 歴史
- 1896年(明治29年)12月25日 日本鉄道の駅として開業。
- 1906年(明治39年)11月1日 日本鉄道が買収され、官設鉄道の駅となる。
- 1961年(昭和36年)3月28日 営団日比谷線の駅が開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 2004年(平成16年)4月1日 営団民営化により東京地下鉄(東京メトロ)の駅となる。
- 2005年(平成17年)8月24日 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線の駅が開業。
[編集] 隣の駅
- 東京地下鉄
- ○日比谷線
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- 三ノ輪駅(H-19) - 南千住駅(H-20) - 北千住駅(H-21)
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- 首都圏新都市鉄道
- ■つくばエクスプレス線
- 快速・区間快速・普通
- 浅草駅(03) - 南千住駅(04) - 北千住駅(05)
- 快速・区間快速・普通