霞ヶ関駅 (埼玉県)
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霞ヶ関駅(かすみがせきえき)は、埼玉県川越市霞ケ関東1丁目1番4号にある、東武鉄道東上本線の駅である。
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[編集] 駅名の由来
その昔鎌倉街道にあったとされる『霞ヶ関』にちなみ、明治時代に市町村制が敷かれて『霞ヶ関村』となった。ところが駅は当初、川越藩の的場(その名の通り的を射る弓矢の練習場)があったとされた場所に作られたため『的場駅』だった。しかし、1929年(昭和4年)にゴルフ場霞ヶ関カンツリークラブができたことに伴い、1930年(昭和5年)に駅名を『霞ヶ関駅』に改称した(的場という駅名は、10年後の1940年(昭和15年)に開通した川越線の的場駅が再び使用している)。なお、東京地下鉄の霞ケ関駅とよく間違われるが、当駅の方が早くから霞ヶ関駅を名乗っている(営団地下鉄(当時)の霞ケ関駅は1958年(昭和33年)10月15日に開業した)。しかし間違えないように、住宅や商業広告には「東武霞ヶ関駅」と表現することがままある。ちなみに、東京地下鉄霞ケ関駅の「ケ」の字の正式表記は小文字ではなく大文字である。
[編集] 駅構造
- 島式ホーム1面2線を持つ。自動改札機・エスカレーター・定期券売場設置。
- 南改札は1ヶ所のみでスーパーを併設していた(平成18年1月末閉店)。平成17年11月16日より橋上駅舎の供用が開始され、平成18年7月15日には新たに北口が開設された。
- 案内板に表記されている言語が日本語、英語、韓国語の三つの言語を使用している。霞ヶ関駅の利用者が多い東京国際大学の学生や、利用する人を意識して三つの言語を使用したと思われる。
[編集] のりば
- ■東上線 坂戸、東松山、小川町、寄居方面
- ■東上線 川越、和光市、池袋、有楽町線 新木場、有楽町線新線 新線池袋方面
[編集] 利用状況
- 1日平均乗降人員 29,521人(2005年度)
- 高度経済成長が終わった後も成長はほとんど止まっておらず、利用者数も年々増え続けている。現在では川越駅(195,000人)・本川越駅(55,000人)・川越市駅(39,000人)に次いで市内第4位の乗降客数を誇っている。しかし2005年になり、初めて利用者が減った。
(注)川越駅乗降客数は、2002年度のJR川越線・東武東上線両駅合計数。
- 利用者には大学生や大学利用者も目立つ。またニュータウンの真ん中にあるため、朝夕の混雑はかなりのものである。