粉 (粉末)
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粉(こな)とは、固体物質が非常に細かく砕けたものである。穀物等を砕き微細な粒状に加工した食品の意味でよく用いられる。
他にも、砂糖、鰹節、粉末スープなどの調味料の粉、骨粉、さなぎ粉など肥料、飼料の粉、カーボンブラック、酸化チタンなどの顔料の粉、染料の粉、医薬品の粉、金属の粉など、多くの物質が粉となりうる。
粉と、粒径が比較的大きい粒との境はあいまいであるが、一般的感覚で粉と感じられるのは、およそ直径0.1mm未満のものが多い。
穀物の粉は、通常そのまま食べる事はなく、様々に加工(調理)して食べる。調理した食品は、粉物、コナモン、粉食などと呼ばれる。
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[編集] 食用の粉一覧
[編集] 粉を加工した食品
[編集] 日本各地の粉物料理
- 北海道 札幌ラーメン
- 東北 粢餅(しとぎもち)、ひっつみ
- 岩手県 わんこそば、盛岡冷麺、盛岡じゃじゃ麺
- 秋田県 稲庭うどん
- 山形県 どんどん焼き、冷やしラーメン、米沢ラーメン
- 福島県 喜多方ラーメン
- 群馬県 焼きまんじゅう、おっきりこみ、館林うどんなどの上州うどん
- 栃木県 餃子、耳うどん
- 埼玉県 いがまんじゅう、加須うどん(加須市)
- 東京都 もんじゃ焼き、蕎麦(江戸そば)
- 新潟県 ぽっぽ焼き、へぎそば
- 福井県 越前おろしそば
- 山梨県 ほうとう、吉田うどん
- 長野県 お焼き(やきもち)、信州そば、ニラせんべい
- 愛知県 きしめん、味噌煮込みうどん
- 三重県 伊勢うどん
- 滋賀県 ミョウガ団子などの米扮団子
- 奈良県 ワラビ餅、三輪そうめん
- 大阪府 きつねうどん、たこ焼き、お好み焼き、いか焼き
- 兵庫県 そばめし、明石焼き
- 島根県 出雲そば
- 岡山県 だんご(きび、あわ)
- 広島県 お好み焼き
- 徳島県 たらいうどん
- 香川県 讃岐うどん
- 福岡県 博多ラーメン、博多うどん
- 長崎県 長崎ちゃんぽん、五島うどん、島原手延べ素麺
- 熊本県 いきなり団子、熊本ラーメン
- 大分県 団子汁
- 沖縄県 沖縄そば(ソーキソバなど)、ヒラヤーチー(沖縄風お好み焼き)、サーターアンダギー
[編集] 関連項目
[編集] 関連文献
- 安達巌著『日本の粉食民俗史』(『食の風俗民俗名著集成』第3巻)『東京書房社、1985年3月
- 柏企画編『粉物のすすめ 信濃は小麦粉消費大国』柏企画、2003年9月
- 熊谷真菜著『たこやき 大阪発おいしい粉物大研究』(『講談社文庫』)、講談社、1998年5月、ISBN 4062638002
- 向後紀代美ほか著『粉食文化と肉食文化』(『シリーズ食文化の発見』、『世界編』3)柴田書店、1981年3月
- 参考文献リスト: p285~308、叢書の編者: 日本観光文化研究所
- 総理府大臣官房審議室編『食生活(粉食)に関する世論調査 調査報告書』食生活改善協会、1955年
- 粉食栄養料理研究会編『めん類・粉食・パン食 栄養料理の献立』第一出版、1954年
- 粉食栄養料理研究会編『めん類・粉食・パン食 栄養料理の献立』第一出版、1958年
- 改訂版
- 『大麦めん 大麦と粉食化技術』食品出版社、1982年10月
- 『粉食の栞』生活科学化協会、1946年
- 『粉食文化のパイオニア 日本製粉』(『企業の現代史』46)、フジ・インターナショナル・コンサルタント出版部、1964年