真・三國無双
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真・三國無双（しん・さんごくむそう）はコーエーから発売されたゲームソフトのシリーズ。ジャンルはアクションゲーム。中国三国時代の歴史書『三国志』（いわゆる「正史」）や、それらから派生した小説『三国志演義』をモチーフとするが、本シリーズ独自の設定が存在する。対応するハードはプレイステーション2、プレイステーション・ポータブル、Xbox、Xbox 360、ゲームボーイアドバンス、パーソナルコンピュータ (Windows) 。
目次 |
[編集] 作品解説
プレイステーションで発売された『三國無双』の続編として登場したが、1対1の対戦型格闘ゲームであった前作に対し本作からは複数の敵と戦う三人称視点の3Dアクションゲームとなった。一人の武将が多くの一般兵士、名だたる武将をなぎ倒していく爽快感がこのゲームの最大の売りである。架空の女性キャラも複数登場しアクションゲームとしては操作方法が比較的簡単なため女性ユーザも多い。
主なゲームモードとなる「無双モード」では魏、呉、蜀いずれかの勢力を選び他勢力と戦い、いくつかの戦いを勝ち抜いていくこととなる。これらの戦いの一つ一つがそれぞれ一つのステージとなる。それぞれのステージでは約1km四方の戦場で数百人規模の軍隊同士の戦いが繰り広げられる。この中でプレイヤーは一人の武将となり自軍の勝利を目指す。プレイヤーは味方の兵士たちから独立して自由に行動でき、プレイヤーの操作する武将と、数人の護衛兵のみで戦うことも多くなる。戦場内は、地形による制限を除き自由に移動できる。
敵兵との戦闘では、敵兵を攻撃し体力を0にすると撃破したことになる。逆に敵からの攻撃を受けると体力が減り、0になるとゲームオーバーとなる。
敵総大将を撃破するとステージクリアとなる（ほとんどのステージで敵総大将の撃破がクリア条件になっている）。一方、味方総大将が撃破されるとゲームオーバーとなってしまうため守りも考えなければならない。
ステージ中にアイテムを得ることで武将を強化育成したり、より強力な武器や装備アイテムを入手したり、コンボ(連続攻撃)を決めることでよりレベルの高いアイテムが入手できるなど、プレイヤーのやり込み要素は多い。
ステージ、プレーヤーが操作する武将を自由に選べる「フリーモード」もある。このモードでは無双モードでは関係しない戦いに参戦したり、本来とは逆の陣営で戦うという遊びかたもできる。
本シリーズのシステムを用い、日本の戦国時代を舞台にした『戦国無双』も制作されている。
[編集] 操作方法
真・三國無双シリーズの操作方法は他の格闘ゲーム・アクションゲームなどと違い、ほぼ各キャラ共通である上に技の数が少ないのが特徴である。技の数は作品によって違うが技自体の出し方はほぼシリーズ共通であり、□ボタンと△ボタン（プレイステーション2の場合）の組み合わせによって繰り出される。3を例にとると一番高度な技は□□□□□△（□ボタンを5回連続で押した後に△ボタンを押す）であり、ボタンの連打はゆっくりでよく、アクションゲームが苦手な者でも極めて容易にできる。端的にいうと□を連打した後に△を押すと何らかの技が出るようになっており、技が失敗することはほとんどない。その一方でコンボを決めると特典があるように設定されているので、アクションゲームが得意なものでもやり込める要素が含まれていると考えられる。なおコンボはボタンの連打だけでは難しく、それなりのテクニックが要求される。
[編集] シリーズ
( )内は対応ゲーム機を示す。PS2（プレイステーション2）、PSP（プレイステーション・ポータブル）、GBA（ゲームボーイアドバンス）、DS（ニンテンドーDS）。「猛将伝」は様々な追加要素を含んだ拡張ソフトであり単体でもプレイ可能だが、全ての要素をプレイするには無印版と猛将伝の両方のゲームディスクが必要となる（セーブデータのみでは不可）。
[編集] 真・三國無双
- 『真・三國無双』 (PS2)
[編集] 真・三國無双2
- 『真・三國無双2』 (PS2)
- 『真・三國無双2 猛将伝』 (PS2)
- 『真・三國無双2』 (Xbox)
- 2002年9月26日 発売
- PS2の真・三國無双2、真・三國無双2 猛将伝を（ほぼ）合わせた内容。
[編集] 真・三國無双3
- 『真・三國無双3』 (PS2)
- 2003年2月27日 発売
- 勢力ごとの無双モード（途中で武将を交代可）。攻撃アクションの追加。オリジナル武将エディット。武器成長システム(レベル)の導入。2003年3月、日本国内出荷本数100万本を記録。
- 『真・三國無双3』 (Xbox)
- 2003年9月4日 発売
- PS2の真・三國無双3、真・三國無双3 猛将伝を（ほぼ）合わせた内容。
- 『真・三國無双3 猛将伝』 (PS2)
- 2003年9月25日 発売
- 真・三國無双3 (PS2) の拡張。武将固有のシナリオ（1人1本）の列伝モード。シナリオが自動生成される修羅モード。
- 『真・三國無双3 Empires』 (PS2)
- 2004年3月18日 発売
- 政策実行、新拠点システムを導入した、新しいスタイルの真・三國無双。
- 『3』のシステムを流用した外伝的作品で、メインとなる「争覇」モードではプレイヤーが君主となって統治を行う戦略シミュレーションゲーム風の内政マップがあり、合戦は従来と同様のアクションゲームで解決する。
- 『真・三國無双3ハイパー』 (Windows)
- 2005年4月1日 発売
- 真・三國無双3 のWindows版。コーエーの海賊版対策として開発されたネットワーク認証システムが導入された最後のゲームソフト。ゲームをプレイするにはゲーム起動時に認証を行うためネットワークに接続されたパソコンにインストールする必要がある。パソコンが本作の動作環境を満たしているかを検証するためにベンチマークソフトを公式サイトから無料でダウンロードできる。
[編集] 真・三國無双4
- 『真・三國無双4』 (PS2)
- 2005年2月24日 発売
- 武将ごとのストーリーの無双モード。攻撃アクションの追加。護衛武将の導入。新しい拠点システムの導入。武器成長システムの廃止。武器に重量の概念が追加、エボリューション攻撃の追加で最大9回までの攻撃が可能となる。一人一人に固有エンディング、ストーリーがある。
- 『真・三國無双4』 (Xbox)
- 2005年8月25日 発売
- Xboxのマシンパワーを生かした高品質サウンドとハードディスクに対応し、ロード時間が大幅に短縮された。
- 『真・三國無双4 猛将伝』 (PS2)
- 2005年9月15日 発売
- 真・三國無双4 (PS2)の拡張。エディット武将を兵卒から成り上がらせる立志モード追加。
- 『真・三國無双4Special』 (Xbox360、Windows)
- 2005年12月22日 (Xbox360) と 2006年6月22日 (Windows) 発売
- Xbox360の性能を活かし、Xbox版からさらにグラフィックの強化&ハイビジョンテレビ向けのワイドスクリーン構成に再調整され、さらに「真・三國無双4 猛将伝」から外伝モード・修羅モードが追加された(立志・エディットモードは未収録)
- 『真・三國無双4 Empires』 (PS2、Xbox360)
- 2006年3月23日 2機種で同時発売
- 真・三國無双3 Empiresと同じく、「争覇」モードをメインに主人公を君主とし中国統一を目指す。今作では新たに年代を5つから選べるようになった。また、前作ではできなかった合戦の2人協力プレイも可能になった他、自軍に指示を出せるなど、戦略的要素が強まった。
[編集] 携帯用ゲーム機
- 『真・三國無双』 (PSP)
- 2004年12月16日 発売
- 無双モードは、戦場が小さいエリアに分割されエリア間の移動を指定するパートとエリア内での戦闘を行うパートを繰り返して進行する形式となり兵糧制度という時間制限を導入し従来の三国無双シリーズと違って戦術的要素も入っている。他にも武器は戦場内のみで成長したり、特殊能力を持つ副将を連れての戦いとなっている。ちなみに無双武将を除く副将には三國志シリーズの顔が個々の武将に表示され、戦国無双の武将も出演している。
- 『真・三國無双ADVANCE』 (GBA)
- 2005年3月24日 発売
- シリーズ初となる2Dでの戦いとなっている。無双モードはPSP版と同様に、戦場が小さいエリアに分割され移動のパートと戦闘のパートを繰り返して進行する形式になっている。ほかにも、戦闘のパートでは味方は登場せず一人で戦うように変更されている。使用できる武将数は一番少ないが武将が武器の種類を変更出来る。また真・三國無双ADVANCEは携帯電話向けアプリとして配信が予定されている。
- 『真・三國無双 2nd Evolution』 (PSP)
- 2006年3月23日発売
- PSP版第2作。第1作で不評だったシステムなど大幅に改良された。真・三國無双4が元になっており、戦場で共に戦う副将が300人以上用意され、コレクション要素や副将によるストーリーの変化もある。また、愛馬の育成システムも追加。弓システムは覚醒システムに変更された。
- 『真・三國無双DS』 (DS)
- 発売日未定
- 真・三國無双ADVANCEと同じく2Dでの戦いとなる。タッチペンを応用したゲームになる予定である。
[編集] その他
- 『雀・三國無双』 (PS2、PSP、DS)
- PS2版は2006年3月23日発売、PSP版とDS版は同年9月28日発売。
- 真・三國無双シリーズに登場するキャラクターと対戦する麻雀ゲームソフト。イカサマ技は存在しない本格派。
- 『真・三國無双BB』 (Windows)
- 2006年11月1日開始。
- Yahoo! BBとSoftBank ブロードバンド サービス利用者のみがプレイできるオンライン版。コーエーが開発をしてELEVEN-UPが運営する。千人ものプレイヤーが自分の分身キャラクターを作成して三國志世界の動乱に参加するMMORPG要素も含むアクションゲーム。2006年3月に募集した2万人のプレイヤーによるテクニカルテストを、同年5月31日～6月12日に実施、9月27日よりプレオープンを経て正式サービスが開始された。真・三國無双3ハイパーよりも高いスペックのパソコンを要求している。
[編集] シナリオ
基本的にシナリオは三国志の物語に沿って進行する。 三国志の幕開けとも言える黄巾の乱を皮切りに、
- …
といった具合に時代順に続いていく（使用する武将によって違いあり）。また、賊討伐などのオリジナルのステージや、許昌の戦いや白帝城の戦いといった架空の戦いを扱ったステージもある。
なお『Empires』シリーズの「争覇モード」では、シリーズの他作品と違い固定されたシナリオは存在せず、君主であるプレイヤーが内政マップから攻め込む国を選択する。
[編集] 使用可能なキャラクター
劉備、曹操などの実在の武将だけでなく、キャラクターデザインはシリーズを通してイラストレーターの諏訪原寛幸が担当している。
キャラクターの外見年齢はステージの年代に関係なく固定され、青年のキャラクターは常に青年で、老人のキャラクターは常に老人である。歴史上ではありえない対戦などもプレイ出来る。プレイヤー武将以外の武将は武将・軍師・荒将・頭巾将(黄巾賊)・蛮将(南蛮族)・大将の6種類のいずれかとなっている。
以下にプレイヤーとして使用可能な武将を示すが、特徴などはあくまで本作オリジナルのものであり、史実と合致しない部分もあることに注意すること。
[編集] 魏
- 夏侯惇 （三國無双より参戦）
- 武器：朴刀
- 声：中井和哉
- 曹操の従兄弟にして無二の腹心。曹操を「孟徳」と字で呼び、君臣を超えた篤い信頼関係がうかがい知れる。剛胆で精悍な性格であり、戦傷で左眼を無くしたハンディをまるで感じさせない武勇の持ち主である。
- 曹操が大いに賞賛している客将の関羽を苦々しく思い、強い対抗意識を燃やす一方、誰よりも好敵手として認めてもいる。
- 典韋 （三國無双より参戦）
- 武器：戦斧
- 声：中井和哉
- 凄まじい怪力の持ち主。曹操の護衛として活躍する。頭を剃りあげた厳つい風貌をしているが、人一倍忠節を尊重している。許褚は友人。曹操に殷の時代の豪傑「悪来」と呼ばれている。（設定資料集によると海外での人気が高い）
- 三国志演義においては2本の戟が得物として描かれているが、本作は斧で登場している。
- 許褚 （三國無双より参戦）
- 武器：砕棒
- 声：吉水孝宏
- 賊から村を守るために戦っていたが、後に曹操の家来となる。普段は呑気で武人らしくないが戦場では虎のように戦うので「虎痴」と呼ばれる。食いしん坊でかなりの肥満。訛りのある喋り方をしている。典韋とは戦友同士。
- 体力も攻撃力は高いが攻撃スピードが遅いため、使い勝手にやや難がある。
- 曹操 （三國無双より参戦）
- 武器：将剣
- 声：岸野幸正
- 魏の礎を築いた覇王。卓越した戦略で袁紹を初めとする群雄を次々と打ち破り、三国中最大の勢力を築いた。徹底した合理主義と大胆な行動力を併せ持つ。「乱世の奸雄」と恐れられているが、忠実な部下達には激励を欠かさず、一度は敵対した武将であろうと有能な人物は残らず招き容れる度量がある。恩義を返し劉備の元に返ろうとする関羽を引き止めず見送るなど、深い温情も兼ね備えている大器である。
- 天下統一に飽き足らず、時代そのものを変え「人の在り方」をも変革せんとする理想を持ち、「覇道」を以ってしなければ実現できないと考えている。劉備はその苛烈な手段を「仁徳が無い」と受け止めており、これが両者をして宿敵たらしめている理由となっている。
- モーション自体はオーソドックスだが、「2」では第四武器を装備した状態でのチャージ6攻撃が対武将戦において凶悪な威力を発揮する。
- 夏侯淵 （真・三國無双より参戦）
- 真・三國無双3より武器が大刀→砕棍に変化
- 声：徳山靖彦
- 夏侯惇の従兄弟にあたり、弓の腕前は神技の域。急襲が得意七日で千里を駆けるとも。陽気で気さくな性格で、曹操軍の盛り上げ役。何故か張郃と馬があっている。夏侯惇を「惇兄」と呼ぶ。
- 同じ弓の達人である蜀の黄忠に対しては「じじい」と挑発し、ライバル視している。
- 攻撃のモーションが黄忠とよく似ているが、『3』以降差別化が深まる。大きな違いは、無双終了時によろめかない所。
- 張遼 （真・三國無双より参戦）
- 武器：鉤鎌刀
- 声：木下尚紀（真・三國無双のみ）→田中大文（真・三國無双2以降）
- 元々呂布配下の武将だったが、その後曹操配下となる。戦場では冷静沈着で義を重んじる性格。敵に対しても礼節を忘れない好漢で、関羽とは敵味方を超えた信頼関係にある。カールした髭やフリルのついた衣装デザインが特徴的。
- 『2』での「邪魔だぁー！」という台詞が、「山田ぁー！」と聞こえるので、一部ユーザー達に根強い人気がある。
- 司馬懿 （真・三國無双より参戦）
- 真・三國無双2より武器が剣→燕扇（黒）に変化
- 声：滝下毅
- 曹操に才能を見出され配下となった軍師。激情家で自尊心が高いが、冷静な判断力も持っており、次代の覇権をねらう野心家でもある。「馬鹿めが！」の台詞が印象的。諸葛亮との知恵比べは司馬懿伝の名場面。曹丕からは「仲達」と呼ばれ、信頼の深さが伺い取れる。
- 諸葛亮同様にリーチは狭いがビーム攻撃で多少離れた敵にも攻撃が可能。また、高笑いを発しながらのダッシュ攻撃も特徴的。
- 徐晃 （真・三國無双2より参戦）
- 武器：大斧
- 声：山本圭一郎
- 根っからの武人。武の道を極めんとする求道者的な生き方をしている。関羽をはじめとした様々な名だたる武人と刃を交え武を極めていく。関羽とは旧知の仲で、互いに敬愛しつあう好敵手である。
- 張郃 （真・三國無双2より参戦）
- 武器：鉄鈎
- 声：幸野善之
- 最初に袁紹、後に曹操に仕えた。独特の美意識を持つナルシストで、外面だけでなく内面の美しさにも強い拘りを持つ。彼の部下は、彼の美意識に影響されている。街亭の戦いなどの発言には、知勇兼備と絶賛された名将ぶりの一端が再現されている。
- デザインおよび性格設定ともに某キャラクターとの類似性が多い。
- スピードと跳躍を生かしたトリッキーな攻撃が多い。
- 甄姫 （真・三國無双2より参戦）
- 武器：鉄笛
- 声：住友優子
- 肌は玉の如く、美貌は花の如しと称えられるほどの美女。袁煕の元妻だったが曹丕が見初め自分の妻とした。自らの美貌には絶大な自信を持っている。凛とした意思の強さを持ち、自ら戦場に出て夫を支える事を決意した。曹丕には「甄」と呼ばれている。
- 笛で相手を叩き付ける他に蹴りや平手打ち、笛を吹いての攻撃を使う。
- 曹仁 （真・三國無双3より参戦）
- 武器：牙壁・仕込み刀
- 声：江川央生
- 曹操の従兄弟。堅牢な甲冑に身を固め、質実剛健を絵に描いたような武将。
- 武芸百般に長じているが、争いを好まない温厚篤実の士でもある。常に最小の犠牲で戦乱を終わらせるという堅い信念を持っており、故に守勢こそ彼の真骨頂である。
- 戦闘のスリルを心から楽しむ甘寧とは決定的に相容れず、戦場では罵倒の応酬を演じた。樊城に籠城している自分達の救援の為、命を捨てようとする龐徳には強く心打たれた様子が描かれた。
- 小躯ながら重厚な攻撃が特徴的。
- 曹丕 （真・三國無双4より参戦）
- 武器：双刃剣（柄が繋げられ一つの剣として使えるタイプ）
- 声：神奈延年
- 曹操の息子。父以上の合理主義者で、その武勇、才覚ともに、魏の後継者たるにふさわしい力量を持っている。自尊心が高く、やや人を見下す態度を取る事が多い。司馬懿に対しては真意を知りながら利用している節があり、司馬懿もまた、魏を利用する算段でありながら、曹丕は従うに足る人物と認めているようだ。父の曹操には「子桓」と呼ばれている。
- 攻撃にはどれも癖がある為、使い勝手は微妙。
- 『2』では、まだ一般武将としての登場だったためか、「よくも、わが妻を」と発言した際には祝融に、「夫があっち（曹操）かと思った。」と間違われるなど損な役回りとなっていた。
- 龐徳 （真・三國無双4より参戦）
- 武器：双戟
- 声：森田成一
- 西涼の雄・馬騰・馬超父子に仕える寡黙な武将。中世西洋の鉄騎兵を髣髴とさせる重装備に身を包んだ上、双戟を軽々と振り回す膂力の持ち主。
- ただ信じた大義のため武を振るうことが士の身上と心得る男で、私怨や私憤から曹操と明日なき戦いを続ける馬超と袂を分かち、魏に降った。
- 新参の身ながら曹操から信頼を寄せられ、樊城の救援に抜擢される。同地で関羽に命を賭けた決戦を挑んだ。
- ゲーム内一の鈍足だが、抜群の破壊力と攻撃範囲でそれをカバー可能なキャラクター。騎乗攻撃は馬超と同じく片方に攻撃を集中させるタイプのため強力。
[編集] 呉
- 周瑜 （三國無双より参戦）
- 武器：鉄剣
- 声：吉水孝宏
- 孫策の義兄弟で幼い頃から親友の仲。音楽を好み、容姿端麗で「美周郎」の異名を持ち、柔らかな物腰をしている。劉備の軍師である諸葛亮の知略を危険視している。
- やや設定能力は低めだが、移動や攻撃速度に長けており、趙雲と並んで初期プレイで使いやすい。
- 陸遜 （三國無双より参戦）
- 武器：双剣
- 声：野島健児
- 呉の若き軍師。思慮深く誠実な将で周囲からの人望も篤い。呂蒙の後を継ぎ呉の天下を迎えるために活躍する。孫策の娘婿にあたる。（ちなみに3猛将伝の大喬伝では彼女と孫策の娘が後の大都督と結ばれたとされている）
- 移動速度は速いがモーションにやや癖があり、また打たれ弱いという性能を持つ。（しかし、2においてはユニーク武器を装備した場合のみ、武器特性によって反則的な強さを発揮した）
- 太史慈 （三國無双より参戦）
- 武器：双鞭
- 声：掛川裕彦
- 恩に報いる義理堅い性格の持ち主。孫策が彼の武に惚れ込み、以降配下として活躍するようになる。己の武を振るうのが自らの道と考えている勇将である。
- 一気に敵を遠くまで弾き飛ばすパワーが持ち味。しかし攻撃前後の隙とあいまって集団戦に弱い。
- 孫尚香 （三國無双より参戦）
- 武器：夏圏
- 声：宇和川恵美
- 孫堅の娘。命名は京劇での役名に由来する。明朗活発な女性で、戦場でも真っ先に敵陣へと乗り込む。「弓腰姫」と称される。劉備に嫁ぐが呉に帰国し後に戦い合う事になる。劉備との結婚はゲーム中で触れることは少なかったが、2猛将伝の南蛮夷平定戦で「劉備夫人」として登場した他、3猛将伝の列伝では劉備と二人で呉を出るシナリオがあった。いずれも猛将伝だけでの扱いであったが、4の孫尚香の章では劉備との出会いと別れがメインストーリーとなった。
- 夏圏（円月輪）を振り回して攻撃するため集団戦に強いが、非力なのが難点。
- 孫堅 （真・三國無双より参戦）
- 武器：牙剣
- 声：徳山靖彦
- 孫子の末裔とされる勇将。海賊退治、黄巾の乱で評価されて長沙の太守になる。孫策、孫権、孫尚香の父であり偉大な父としての顔も持つ。だが、勇を恃んで危機に瀕する事が多い。史実ではかなり早い段階で死亡しているが、3では呉の王としてストーリーを通じて登場していた。2や4においても、孫堅のストーリーでは後期の年代まで生き延びた。
- オーソドックスな長剣タイプで標準的な性能。
- 孫権 （真・三國無双より参戦）
- 武器：積刃剣
- 声：菅沼久義
- 兄の孫策から治国の才能を評価されるが、その一方で非常に激しやすい性格の持ち主。孫堅、孫策の跡を継ぎ孫呉の未来を迎えるため乱世を戦い抜く。常に自分を守ってくれる周泰に全幅の信頼を寄せる。父の敵として、黄祖を仇敵と狙う。
- 性能や攻撃モーションは父の孫堅と大差はないが、『4』では真・無双乱舞の締めの一撃が非常に強力になった。
- 呂蒙 （真・三國無双より参戦）
- 武器：断戟
- 声：堀之紀
- 孫策、孫権と二代に渡って仕えた荒ぶる武将。かつては武勇一辺倒で教養は皆無だったが、孫権に学問の必要性を論さるや、メキメキと学を身に付けた。元々努力家なのでその成長は著しい。無精髭を残した精悍な風貌。甘寧には「オッサン」と呼ばれている。
- 戟のリーチは見た目ほどではないが、そこそこ使いやすい。
- 甘寧 （真・三國無双より参戦）
- 武器：甲刀
- 声：北谷彰基（真・三國無双のみ）→三浦祥朗（真・三國無双2以降）
- 元は水賊の首領。初め黄祖に仕えるが後に孫権に身を寄せる。喧嘩っ早くて短気だが部下からは慕われる兄貴肌。常に鈴を付けて出陣するので「鈴甘寧」と呼ばれる。上半身を覆う大きな刺青が印象的。凌統からは父の仇として恨みを買っている。
- 総じてパラメータが高く、甲刀を構えて超高速で突っ走る無双乱舞も、癖が強く制御に慣れが必要だが高威力である。
- 黄蓋 （真・三國無双2より参戦）
- 武器：鉄鞭・爆弾
- 声：稲田徹
- 古参の勇将。常に最前線で戦う事を信条として来た。剛胆だが根は優しく、呉にとってはなくてはならない武将である。本来は黄忠のように老将として描かれることが多い彼だが、年齢の割に衣装の露出度は高く、その肉体の力強さを誇示しているように見える。
- 赤壁の戦いでの活躍からか、チャージ1攻撃で爆弾を投げる。その爆弾の威力は高く攻撃範囲もなかなかではあるが、味方や黄蓋自身が爆発に巻き込まれてしまうことも。しかし、その特性を逆手にとり、特定のイベントを見るために味方武将の体力をわざと減らす手段にも使える。
- 孫策 （真・三國無双2より参戦）
- 武器：旋棍
- 声：河内孝博
- 孫堅の長男で、孫堅亡き後は跡を継ぎ孫呉の天下を目指す。その勢いは凄まじく「小覇王」と言われた。優秀な人材を集め、孫呉の基盤を築き上げた。明朗快活な性格。
- 武器の性質上、リーチは極端に短いがラッシュ力は高い。
- 大喬 （真・三國無双2より参戦）
- 武器：扇
- 声：嶋方淳子
- 喬玄の娘で、孫策の妻となる。妹の小喬と「江東の花の二喬」と称えられるほどの美少女である。争いを好まない優しい性格。2の頃は小喬と大差ない性格だったが、3以降は比較的おしとやかな性格になった。
- 通常攻撃のリーチは短いが隙は少なく、技のリーチが長いため、初心者でも扱える。
- 小喬 （真・三國無双2より参戦）
- 周泰 （真・三國無双3より参戦）
- 武器：弧刀（抜刀）
- 声：石川英郎
- 元水賊。孫策の人柄に惚れて呉に帰順した。無口で必要な事以外話さないため近寄りがたい雰囲気を持つ。冷静沈着で状況を把握できる武将。左の瞼に傷がある。孫権に絶対の忠誠を誓い、彼の身を常に案じている。
- 居合抜きのような動きで戦う。技の隙も少なく、チャージラッシュ（チャージ3の状態で△ボタンを連射する攻撃）が使いやすい。騎乗攻撃は馬超と同じく片方に攻撃を集中させるタイプのため狙った敵を倒し易い。また台詞は必ず「･･･XXX･･･」（Xは台詞）のスタイルとなっている。
- 凌統 （真・三國無双4より参戦）
- 武器：両節棍
- 声：馬場圭介（プレイヤーキャラではない真・三國無双3の時）→松野太紀
- 右目の下にほくろがある。普段は斜に構えた態度を取るが、実は忠義に篤く信義を重んじる。戦で父を殺された為、甘寧を恨み続けるが、共に戦ううちに甘寧との関係に少しずつ変化を見せて行く。
- リーチは短いものの隙が少なく、チャージ攻撃における広い攻撃範囲が強力。
[編集] 蜀
- 趙雲 （三國無双より参戦）
- 武器：直槍
- 声：小野坂昌也
- 文武に優れ忠義に篤い若武者。性格は穏やかだか戦場では鬼神の如き戦いぶりを見せる。劉備の子、阿斗をかつて万軍の中より救い出し、命の恩人として慕われている。張飛の娘・星彩に武術と兵法を教えた師でもあり、戦場では彼女を気遣っている。後に「五虎将」に数えられ蜀を支えた。真・三國無双のコンセプトを体現したキャラクターと言える。
- 主人公格キャラというだけあって、長いリーチ・広い攻撃範囲・まずまずの攻撃速度と、初心者にうってつけのキャラである。
- 関羽 （三國無双より参戦）
- 武器：偃月刀
- 声：増谷康紀
- 「桃園の誓い」で劉備、張飛と義兄弟になり、後に「五虎将」にも挙げられた。義を重んじ文武に長けた英雄の一人。その誇り高い生き様は敵対する魏の武将徐晃・ 張遼達からも尊敬を受けている。 養子・関平とは実子以上の絆を持ち、彼の成長していく様を喜びつつ見守っている。騎乗馬は呂布と同じ『赤兎馬』。
- シリーズ毎によって使いやすさにばらつきがあるが、高い攻撃力と範囲の広い無双乱舞は共通である。敵として登場する時には、呂布同様に特別に強く設定されている事が多い。また、君主武将ではないが彼に対しての特殊な台詞が多いのも特徴である。（主な武将：夏候惇・曹操・張遼・徐晃・劉備・張飛・関平）
- 張飛 （三國無双より参戦）
- 武器：鉄矛
- 声：掛川裕彦
- 劉備、関羽と義兄弟になる。剛胆で豪放磊落な豪傑で武においては関羽を凌駕するほど。無類の酒好きで短気だが、信義を重んずる一本気な性格。そのため、傍若無人を極める呂布へは強い敵意を隠さない。初陣に臨む愛娘・星彩の前では子煩悩な父親の素顔を見せた。
- 通常攻撃は非常に癖があり、また足も非常に遅いために、やや「通」向けのキャラであった。しかし、シリーズを重ねるにつれて、使いやすさは徐々に改善されている。
- 諸葛亮 （三國無双より参戦）
- 武器：羽扇（白）
- 声：小野坂昌也
- 「臥龍」の異名を持つ天才軍師。劉備に仕え、蜀の建国に貢献した。礼と義を重んじる丁寧で穏やかな話し方が特徴。ライバル司馬懿とは好対照を為す。
- 攻撃範囲は狭く、隙もあるがビームで離れた相手にも攻撃ができる。「3」以降はビームの威力も高まったが、総じて上級者向けといえる。
- 劉備 （真・三國無双より参戦）
- 武器：尖剣
- 声：遠藤守哉
- 貧しい草鞋売りの家に生まれたが、前漢の中山請王の末裔で乱世に仁の道を切り開こうとする。情に深くて義に篤く、大徳と評される。その度量と人徳によって多くの名将、軍師を惹き付けた。その反面義弟たちの死に激怒しては暴走することも。使いやすさにおいては秀逸である。騎乗馬は主に的蘆。
- もともと劉備が持つ武器は『雌雄一対の剣』だが、本作では長剣一振りのみである。
- 馬超 （真・三國無双より参戦）
- 武器：鉄槍
- 声：服巻浩司
- 西涼の雄・馬騰の嫡男。情熱的な若武者で、見事な出で立ちと武者振りから「錦馬超」の異名を持つ。真っ直ぐな性格と正義感を持ち、己が信じる道の為に槍を振るう。父と弟達の仇である曹操への復讐戦に敗れ己を見失うが、劉備と出会い迎えられたことで大義に生きる意義を見出した。
- 騎乗時の隙の無いモーションが強力であり、騎乗した際の強さは群を抜いている。『3』では騎乗時のチャージ攻撃が強すぎたせいか、『4』では若干ではあるが下方修正されている。
- 黄忠 （真・三國無双より参戦）
- 武器：盤刀、弓矢
- 声：川津泰彦
- 老いて益々盛んな歴戦の猛将。劉備に感服し魏延と共に帰順する。老境にいる者が持つ独特の無邪気さと苛烈さを持っている。夏侯淵との戦いでは「じじい」と挑発されるが、逆に討ち取っている。
- 弓の名手で百発百中の腕を誇っただけあって、盤刀を使った攻撃のほかに弓矢を使った攻撃も多く、弓矢攻撃力も強い。ただし老いているためか攻撃後にふらつくことがある。
- 姜維 （真・三國無双より参戦）
- 武器：三尖槍
- 声：菅沼久義
- 元は魏将であったが、諸葛亮の策によって蜀に降った。敵味方から「麒麟児」と称えられる。諸葛亮の死後その意志を継ぎ、最後まで蜀を支え続ける。五丈原では司馬懿も驚嘆する程の知略を発揮するまでに成長した。
- 技の癖も少なく、初心者でも扱える。ただし「２」ではジャンプ攻撃が極端に下向きとなっているため、騎上武将を打ち落とすのが少々難しいという一面も持つ。
- 魏延 （真・三國無双2より参戦）
- 武器：長柄双刀
- 声：増谷康紀
- その強さ、常に被っている不気味な仮面、片言の言行（例「討チ取ッタ。」「ココマデカ。」等）により敵味方問わず恐れられる狂戦士。諸葛亮からは反骨の相ありと斬られかけたが、強いて受け入れてくれた劉備に対する恩に報いるため戦う。黄忠とは旧知の仲である。
- 攻撃範囲はソコソコだが、ややリーチが短い。モーションも癖があるが、隙が少なく意外と扱いやすい。
- 龐統 （真・三國無双2より参戦）
- 武器：幻杖
- 声：河内孝博
- 「鳳雛」と称され、諸葛亮と並ぶ者とされた天才軍師。容姿が悪く疎んじられたせいか、常に顔を隠し、斜に構えた物言いをする。飄々とした性格。ゲームの進行によっては途中で命を落とすこともあるので要注意。
- 自分の周囲を巻き込む無双乱舞は非常に強力だが、のらりくらりとした通常攻撃や癖の強いチャージ攻撃のため、上級者向け。
- 月英 （真・三國無双3より参戦）
- 武器：戦戈
- 声：笠原留美
- 諸葛亮の妻。黄月英とも。虎戦車や木牛などの兵器開発に携わり、夫の為に活躍する。諸葛亮の妻は不細工だったという説が有名だが、本作では「醜女は世を忍ぶための風説で、実際は美人だった」という異説の方を採用している。
- 女性陣の中ではやや攻撃の動きが鈍いが、武器の性質上リーチは長く攻撃範囲が広いので、初心者でも扱いやすい。
- 関平 （真・三國無双4より参戦）
- 武器：斬馬刀
- 声：中尾良平
- 関羽の養子。誠実で純粋な好青年。義父・関羽を強く尊敬し、彼の境地に少しでも近づけるよう日々休むことなく精進を重ねている。関羽の仇である陸遜と夷陵において因縁の対決に臨む。
- 張飛の娘・星彩とは幼馴染で、良き競争相手として、また異性としても意識し合っている様子がうかがえる。
- 武器は攻撃後に隙が出来るものの、遠距離・広範囲の敵を一掃できる長所を持っている。
- 星彩 （真・三國無双4より参戦）
- 武器：叉突矛+盾
- 声：野田順子
- 張飛の娘。冷静で才知に富み、武勇にも優れる端正な美少女。父親達の悲願のため、自ら戦場に立つことを選んだ。武術と兵法の師・趙雲を尊敬している。
- 劉禅の后・張皇后あるいは敬哀皇后がモデルと思われるが、ゲーム中では劉禅を守護する任務を「正直重い」と呟いたり、君臣のけじめを殊更強調したり彼への態度は多少よそよそしい。関平とは幼馴染であり、逞しく成長した彼を異性として意識している様子も伺える。
- 直線的なチャージ攻撃はやや使いにくいが、無双乱舞は一対一の対武将戦に非常に有効である。
[編集] 他の勢力
- 貂蝉 （三國無双より参戦）
- 武器：双錘
- 声：小松里歌
- 絶世の美女と謳われる、穏やかな物腰と母性的な優しさを持つ舞姫。養父・王允の董卓誅殺計画の為に呂布を誘惑するが、彼の真の姿に触れるうち本当に愛してしまう事になる。
- 三國無双の頃はロングスカートにゆったりとした袖で今と全く違う印象の外見であった。
- 攻撃力は低いが動きは軽快で、手数で押すタイプ。
- 呂布 （三國無双より参戦）
- 武器：鉄戟
- 声：稲田徹
- 愛馬の赤兎を駆り、武器の方天画戟を自在に操る天下無双の豪傑。力のみを信じ、強者と闘う事を至上の喜びとする信念を持つ。他者を「虫けら」と見下し、主君や恩人を裏切ることも厭わない凶状の為に群雄から忌み嫌われているが、自分に献身的な貂蝉には愛で応え、自分の武に憧れ右腕として仕える張遼には胸襟を開く。
- 高体力・高攻撃力・広攻撃範囲と、天下無双の名に恥じない最強レベルの戦闘能力を有し、敵として相対した場合は通常よりも能力が強化されて出現することも多い。
- ちなみに格闘ゲーム「三國無双」では最終ボスであり、隠しキャラクターでもあった。
- 董卓 （真・三國無双より参戦）
- 武器：獄刀
- 声：堀之紀
- 都の混乱に乗じて漢王朝を牛耳るのに成功した恐怖の暴君。大義や理想ではなく酒池肉林の欲望のためだけに戦う。下劣で狭量な悪党だが、宦官の仕業に見せかけ何進暗殺を謀るほか、戦場では的確な指示を飛ばすなどなかなかの切れ者である。彼の専横を阻むべく結集した諸侯の連合軍を打ち破り、野望を実現せんと目論む。
- 巨漢のため、作品によっては体重を利かした独特の攻撃方法を繰り出す。総じて移動力は低め。
- 袁紹 （真・三國無双より参戦）
- 武器：宝剣
- 声：龍谷修武
- 名門中の名門・袁家の頭領。華北に大軍勢を擁して曹操と対峙した。事あるごとに「名家」を誇る尊大な人物として描かれるが、どこか滑稽で憎めない男。興奮すると裏声が混じり、その裏声も絶妙なため、一部のファンに絶大な人気がある。
- 名族＝頭が固いという事なのか、頭突きを多用する。威力を高めたいのか兜もとがった形をしている。
- 張角 （真・三國無双より参戦）
- 真・三國無双2より武器が刀→妖杖に変化
- 声：川津泰彦
- 太平道の教祖。信徒を束ね黄巾の乱を指揮し、漢王朝を倒し黄天の世の到来させんと企てる。奇矯な言動と神がかった衣装から印象は非常に奇異。様々な神通力を駆使して討伐軍を迎え撃つ。
- 杖での打撃のほか、チャージ攻撃や無双乱舞では杖から炎を出した妖術を多用する。癖の強いトリッキーなキャラクターで、使いこなすには熟練を要求される。
- 孟獲 （真・三國無双2より参戦）
- 武器：蛮拳
- 声：幸野善之
- 南蛮（中国南西部）の大王にして最強の闘士。人間離れした腕力を誇るいかつい巨漢だが、族長や領民、果ては獣達までをも「家族」として愛し庇護する、度量と慈愛に満ちた好人物である。度重なる外敵の侵攻から南蛮の独立を守るため、愛妻・祝融達と共に戦い続ける。支配ではなく対等の友好を求める諸葛亮には好意を抱き、堅い友誼を結んだ。3以降は「喰う」という表現を多用する。
- 祝融 （真・三國無双2より参戦）
- 武器：投弧刃、飛刀
- 声：米本千珠
- 孟獲の夫人にして、南蛮一の女闘士。夫の大王としての器量に心底惚れ込んでいる。気風の良い姉御肌の女傑で、さすがの孟獲も彼女にだけは頭が上がらない。火の神の末裔を称する。そのため、線の細い美少年だが熱い闘志を持つ陸遜を、敵ながら気に入ったらしく「ボウヤ」と呼んでからかう場面も見られた。
- ブーメランを使った攻撃が多いが、無双乱舞では暗器械の飛刀を乱射する。
- 左慈 （真・三國無双4より参戦）
- 武器：呪符
- 声：佐藤正治
- 人智を超えた力を持つ稀代の神仙。護符を用いた様々な術を操る。戦乱を憂い、劉備の創ろうとする大徳の世の実現の為、彼を助けるべく曹操の覇道を阻むなど、歴史の裏で暗躍する。
- 仙人なだけに超然とした神秘的な存在だが、意味も無く最高の夫を決定する「朗君自慢戦」を主催するなど、別の意味でも常人には理解しがたい言動を行う。また、「二喬獲得戦」では喬玄の遺言に協力して、二喬の婿選びを手伝った。
- 武器は護符だが、攻撃のメインはむしろ妖術である。彼のリーチや攻撃範囲は優秀で、攻撃性能は呂布とも肩を並べるほどであり、特に無双乱舞やチャージ4の威力は反則的である。
[編集] その他のキャラクター
- 水鏡 （真・三國無双4から登場）
- 声：石川英郎
- 本名は司馬徽、字は徳操。水鏡先生とも呼ばれている。仕官してきた護衛武将の評価や立志モードでのEDIT武将の案内役をつとめる。
- 声：岸野幸正
- 張角の弟。次男。地公将軍。張角・張梁と共に妖術で討伐軍を翻弄する。
- 声：遠藤守哉
- 張角の弟。三男。人公将軍。張宝と張梁は喋り方も含めてコミカルな役回りとなっている。
- 劉禅 （真・三國無双3猛将伝から登場）
- 声：遠藤守哉
- 劉備の息子。幼名は阿斗。劉備の後継者として蜀の皇帝となるが、曹丕・陸遜・左慈等他の登場武将から、天下を争うに値しない暗君という辛辣な評価を受けている。
- 愛する星彩が関平と仲睦まじい事も、なお一層彼自身に己の惰弱さを痛感させ、劣等感を深める原因となっている。しかし、弱いながらも星彩を守るために奮起する場面も見られる。
[編集] 音楽
真・三國無双2でエンディングソングを中国語で一青窈が歌っている。その後一青窈の歌が大ヒットすることになり、中国語で歌っている「生路～CIRCUIT～」は後に本人が日本語訳して「生路～MAZE～」として発表している。真・三國無双ではM.O.V.Eが、真・三國無双3では小柳ゆきが、真・三國無双3 Empiresでは2HEARTS（立木文彦・森川智之）がエンディングソングを歌っている。真・三國無双4にはエンディングソングは入っていない。しかし、『4猛将伝』では、以前のステージソングなどが修羅モードなどで復活しており、『4EMPIRES』では、ほぼ全てのステージソングが復活している（『2ndEVORUITON』でも一部入っている）。また、『生路』も『2』とは異なるものを『4EMPIRES』のエンディングソングとして使用している。
[編集] トレーディングカードゲーム
2005年7月に、コーエーより本シリーズをテーマとしたトレーディングカードゲーム『真・三國無双4トレーディングカードゲーム』が発売されている。詳細は該当の記事を参照のこと。
[編集] パチンコ
2006年5月に、ビスティよりパチンコ機「CR真・三國無双」シリーズが発売。全国のパチンコ店に設置された。
[編集] アンソロジー
真・三國無双2からアンソロジーの4コマ漫画が発売されている。タイトルは「真・三國無双2 エキストラステージ」、「真・三國無双3 バトルイリュージョン」、「真・三國無双4 ワンダーエボリューション」である。また、ストーリー形式のものも発売されている。
[編集] 関連項目
[編集] 公式サイト
- 据置式ゲーム機
- 真・三國無双（製品案内）
- 真・三國無双2
- 真・三國無双2 猛将伝
- 真・三國無双3
- 真・三國無双3 猛将伝
- 真・三國無双3 Empires
- 真・三國無双4
- 真・三國無双4 猛将伝
- 真・三國無双4 Special
- 真・三國無双4 Empires
- 雀・三國無双
- 真・三國無双BB公式サイト
- 携帯ゲーム機
- その他
