三越前駅
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三越前駅（みつこしまええき）は、東京都中央区日本橋室町1丁目にある東京地下鉄（東京メトロ）の駅である。駅番号はG-12・Z-09である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
- 銀座線・半蔵門線とも島式1面2線ホームを持つ地下駅。両線は改札外連絡となり、乗り換えるためには一旦改札を出て連絡通路を3～5分ほど歩く必要がある。
- 銀座線とJR総武快速線の新日本橋駅も離れており、やはり乗り換えに5分程度かかる。
- 半蔵門線の三越前駅とJR総武快速線の新日本橋駅は、乗り換えるのに銀座線のホームの距離を歩かなければならず10分程度かかってしまう。このため半蔵門線と総武快速線の乗換は錦糸町駅が時間的に便利。（ただし、一度地上に出るために荒天時には濡れたりする可能性もある。この点では当駅の場合、地下通路で雨に濡れない利点はある）
- トイレは半蔵門線の改札内にしかなく、銀座線には改札内・外ともトイレがないので注意。2006年11月から銀座線ホームにトイレを設置する工事が進められている。
- のりば
[編集] 駅周辺
[編集] 路線バス
- 日本橋三越前、室町三丁目
- 地下鉄三越前駅 （A2出口付近）、三井記念美術館 （A8出口付近）
- 日本橋室町一丁目 （A4出口付近）
[編集] 歴史
- 1932年（昭和7年）4月29日 - 東京地下鉄道（現東京地下鉄銀座線）三越前駅開業。
- 1941年（昭和16年）9月1日 - 東京地下鉄道、路線を帝都高速度交通営団（営団地下鉄）に譲渡。
- 1972年（昭和47年）7月15日 - 国鉄総武快速線新日本橋駅開業。乗換業務を開始
- 1987年（昭和62年）4月1日 - 国鉄分割民営化。新日本橋駅は東日本旅客鉄道（JR東日本）の管轄となる。
- 1989年（平成元年）1月26日 - 半蔵門線開業。乗換駅となる。
- 2004年（平成16年）4月1日 - 営団地下鉄民営化。銀座線･半蔵門線は東京地下鉄（東京メトロ）に継承。
- 元々は、東京地下鉄銀座線の前身である「東京地下鉄道」が、資金難を理由に、駅の名称を近くの三越本店とするのを条件にして三越より資金提供を受け、開業させた駅である。駅の開業後三越は大いに賑わい、狙いは大当たりであったという。三越前駅を含め銀座線の上野広小路駅～銀座駅間には、このように百貨店より駅建設資金の提供を受けて建設されてきた駅もある（初例は松坂屋による上野広小路駅）ため、アナウンスには近くの著名なデパートの名前が今でも入っている。
- 上記のような経緯から銀座線の壁面にある駅名表示は他の駅と異なる独特のデザイン（赤い３本線）が用いられた。
- なお半蔵門線が三越前駅までの開業であった時代、日本橋に東急百貨店（1999年閉店、現在のCOREDO日本橋）を有していた東京急行電鉄は新玉川線（当時）・田園都市線と半蔵門線の直通運転を行っていた関係で、ライバル店「三越」の名前を行き先に表示させられることとなった。その為、自社線内では「渋谷方面」や「半蔵門線直通電車」等のアナウンスを行った。
- また国鉄の新日本橋駅が開業した際、当時の国鉄は三越に三越前の駅名を使うかどうかを打診したが、三越は営団が使っているため国鉄が使用することは無理と国鉄に通告したので、急遽、日本橋に「新」を追加して新日本橋駅とした。
- 当駅に於けるJR線への乗換案内では、異名駅という事情を配慮してか「JR総武快速線はのりかえ」と路線名までアナウンス（表示）する（他駅では基本的には「JR線」としか案内しない）。ちなみに、英語の案内・表示では「JR Sobu-kaisoku Line」となる。
