イオンマルシェ

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イオンマルシェ（Aeon Marché Co., Ltd.）とは、ハイパーマーケットチェーンのカルフールを日本において運営する会社である。旧称をカルフールジャパン（Carrefour Japan Co., Ltd.）といい、フランスに本社を置く世界的スーパーマーケットチェーン・カルフールの日本法人であったが、2005年3月10日にカルフールが日本から撤退した際に日本法人の同社をイオングループに譲渡し、カルフールジャパンから社名を変更している。

店舗名はカルフールの名称のままでイオンマルシェが運営していく。

代表取締役社長は、カルフール出身のロイック・デュボワ（Loîc DOUBOIS）から、イオン株式会社の前専務執行役の平島福喜（ひらしま ふくのぶ）に交代した。

東京都港区赤坂2-17-22　赤坂ツインタワー東館18階に本社があったが、2005年9月26日に千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1　イオンタワー11階に本社を移転。商品部は既に2005年7月末より一部業務を開始している。

目次 1 概要 2 お客さま感謝デー 3 カルフールデー 4 店舗 5 トピック 6 外部リンク

[編集] 概要

2000年の日本進出当初は、総合小売業への外国資本の参入が珍しかったことや、卸を通さない直接取引を目指し、それが流通革命につながるとして注目を集め、「黒船襲来」と世間を賑わせた。

しかし、強いナショナルブランド志向や飽きっぽいなど日本人の特性をつかめなかったことや、日本企業も多数大型ショッピングセンターを開設しており、競争に打ち勝てなかったことなどから業績が思うように伸びず、進出当初の目標だった2003年までの13店舗の開業も果たせなかった。

また、カルフールの本社は、中国での事業が好調なことや、本国フランスで他のディスカウンター（安売り店）に押され、業績不振であることを打開するために投資が必要となった。その原資として不振が続く日本事業をイオンに売却。経営権を譲渡し、日本進出から4年で撤退し、イオンマルシェに社名変更となった。

現在、従来通りカルフールのブランド商品群他輸入食品を多く取り扱いながら、イオンのプライベートブランドであるトップバリュの取り扱いを始め、共同セールへの参加など、グループとしての活動も行っている。

[編集] お客さま感謝デー

• イオンカルフールカードまたはイオンカードの会員は、カルフール直営の店舗であれば毎月20日と30日（2月は27日）の買い物が現金払い（カード提示）、イオン商品券払い、カード払いの場合5パーセント引きになる。

[編集] カルフールデー

• 2006年2月10日はカルフール決算謝恩カルフールデーで下記の企画を行ったが、2006年3月10日から2006年12月10日までは毎月10日をカルフールデーとし、買い物客一律にレジにて5パーセント引き、イオンカルフールカード・イオンカード払いのときめきポイントを2倍付与とする。

[編集] 店舗

• カルフール幕張　（千葉県千葉市美浜区）
• カルフール南町田　（東京都町田市）
• カルフール光明池　（大阪府和泉市）
• カルフール狭山　（埼玉県狭山市）
• カルフール東大阪　（大阪府東大阪市）
• カルフール箕面　（大阪府箕面市）
• カルフール尼崎　（兵庫県尼崎市）
• カルフール明石　（兵庫県明石市）[2007年1月10日に閉店]

[編集] トピック

• 2004年3月：国産豚肉を米国産と偽って表示し、販売。農水省から改善指示を受ける。
• 2004年10月5日：ハムの販売に関連して農水省より厳重注意。
• 2004年10月12日：事業売却を行い、日本から撤退することを検討していると、アメリカのウォールストリート・ジャーナル紙が報道。
• 2005年3月9日：日本国内の8店舗をイオンに売却する見通しであると、アジア・ウォールストリート・ジャーナル紙が再度報道。
• 2005年3月10日：カルフールがカルフールジャパンの経営権と全株式をイオンに譲渡し、社名をイオンマルシェに変更。
• 2005年9月1日：カルフールシステム（P4<Pacific4>）からイオン新店舗システム（AIR<AEON Information Retail System>/MDBO<Merchandise Back Office System>）に変更。
• 2007年1月10日：黒字転換が困難だった、カルフール明石を閉店。

[編集] 外部リンク

• カルフールジャパン（現:イオンマルシェ株式会社）
• イオン株式会社