新松戸駅

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新松戸駅（しんまつどえき）は、千葉県松戸市にある東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅である。

新松戸駅入口(2003/6/10)

[編集] 利用可能な鉄道路線

東日本旅客鉄道（JR東日本）
- 常磐線（各駅停車）
- 武蔵野線

[編集] 駅構造

常磐線は複々線上の緩行線に島式1面2線の地上ホーム、武蔵野線は相対式2面2線の高架ホームで、武蔵野線は常磐線の上を直交してまたがる形で通っている。尚、常磐線のホームはカーブしているため、乗り降りの際には足元に注意が必要である（尚、ATOS導入後、一時期は電車到着時に「電車とホームの間が広く開いております。足元にご注意ください」という放送が流れていた）。また、車内でも車掌が注意を促すことがある。

改札口・出口は武蔵野線ホームの高架下（常磐線西側）にあり、ここ一箇所にのみ存在する。駅東側へは、一旦出口を出たあと、常磐線をくぐる通路を通る必要がある。

のりば

■常磐線（各駅停車）柏・我孫子・取手方面
■常磐線（各駅停車）松戸・北千住・代々木上原方面
■武蔵野線南越谷・南浦和・武蔵浦和・西国分寺・府中本町方面
■武蔵野線西船橋・海浜幕張・舞浜・東京方面

連絡階段、通路

常磐線ホームと武蔵野線ホームの間には、双方のホームを結ぶ階段、通路がある。構造上3番線、4番線はそれぞれ別の階段、通路になっており、常磐線ホームから武蔵野線ホームへ上がる際、方面を確認するなど注意が必要である（柏方が南船橋・東京行［4］、松戸方が府中本町方面行き［3］）。近年、新たな連絡通路（エスカレーター専用通路）が開設されている。
また、最近新たにエスカレーター、エレベーターの設置工事を開始している（今までは常磐線と武蔵野線の乗り換え用のエスカレーターがあったのみだったが、今回の工事では改札から常磐、武蔵野両線のホームへ行けるようにする）。この工事の影響で、売店「キヨスク」1軒が移動、そば屋2軒を1軒に、構内にあったコンビニエンスストア「NEWDAYS」は閉店した。今回の工事でエスカレーター8台、エレベーター2台、スロープ1つを設置。従前からの設備と合わせると、エスカレーターは12台にもなる。完成予定は2009年3月。2007年初頭からは仮囲い作業も行われ、本格的な工事が始まる予定である。
この他、常磐線ホームから改札口に至る通路が武蔵野線ホームへの連絡階段の真下にあるため、少々分かりにくい。

[編集] 東京駅への最短経路

武蔵野線には京葉線直通の武蔵野快速が存在するため、武蔵野線4番線の案内標識には、方面に「東京」とある。
勿論東京駅まで乗換がないため間違いではないが、実際は常磐線（松戸で特別快速・快速に乗り換え）→山手線・京浜東北線の経路の方が最短であり（京葉線経路では葛西臨海公園駅を超えると、運賃の逆転がある）、所要時間が短い（通勤時38分程度、データイムにおいては最速31分で行くことが出来る。ただし乗り換えが多い）。他に常磐線経由では常磐緩行線から千代田線直通で西日暮里接続の経路や、千代田線大手町・二重橋前まで乗車する経路が考えられる。（大手町・二重橋前駅はいずれも東京駅に程近い）
ちなみに、京葉線の東京駅（地下京葉ホーム）は、同駅のJR他路線乗り場とはかなり離れており、歩いて10分以上要するため注意が必要である。

[編集] 利用状況

2005年度の乗客数は1日平均37,630人である。（武蔵野線内では24駅中第5位。常磐緩行線内（除く綾瀬）では13駅中第6位、快速通過駅（除く綾瀬）では金町に次いで第2位。）

[編集] 駅名由来

新松戸駅の所在地は松戸市幸谷だが、総武流山電鉄幸谷駅は松戸市新松戸にある。駅名は1966年に認可になった駅周辺の「新松戸第一区画整理事業」（現在の新松戸1丁目及び2丁目にあたる部分）に由来する。国鉄の仮称は「北馬橋」で、松戸市は「南小金」を考えていたが、地元は新幹線の「新横浜」「新大阪」の発展を意識して土地区画事業の名称である「新松戸」を働きかけ、国鉄OB代議士を通じて「北馬橋」にこだわる国鉄、「南小金」を考えていた松戸市の譲歩を引き出した（改札前の高架の橋脚部にある「北馬橋ガード」の名称はその名残であろう）。
その他、「新所沢」などが新松戸より先に出来ている。又、東武野田線の新柏駅、野田線・新京成線・北総線の新鎌ヶ谷駅は当駅に倣って名付けた。なお、総武流山電鉄の幸谷駅は旧地名である「幸谷」が由来である。
なお、幸谷の集落自体は駅東にある。

[編集] 駅周辺

駅出入口のある西側は、田園地帯であったところを開発した住宅地（新松戸）である。東側は、畑と住宅と山林であったが、北小金寄りの山林は一部住宅開発されている。駅東側（幸谷）には出入口がなく、西側にある改札口を出てから、地下道で常磐線をくぐり、東側へ出る。

総武流山電鉄幸谷駅は、駅出入口前にある広場の向かい、そのわずか先（やや右奥の方）にあるが、ファストフード店など商店が建っていて非常に目立たない。しかし、双方の駅は、同じ駅と考えても良いほどの距離と言える。なお、偶然ではあるが、幸谷駅までの通路の大部分が武蔵野線高架下のため事実上屋根付き通路となっており、途中には、公衆トイレと赤色の鉄骨オブジェがある。