ロッテ
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿三丁目20番1号 |
設立 | 1948年6月 |
業種 | 製造業 |
事業内容 | 菓子食品の製造・販売 |
代表者 | 代表取締役社長 重光武雄(辛格浩) |
資本金 | グループ全体77億4700万円(2005年度) |
売上高 | 4207億6800万円(2005年度) |
総資産 | 6523億3700万円(2005年度) |
従業員数 | 3500人 |
主要子会社 | ロッテ商事 |
外部リンク | http://www.lotte.co.jp/ |
株式会社ロッテ(LOTTE)は、1948年(昭和23年)に重光武雄(本名:辛格浩・신격호)が設立した会社。ガム・チョコレートなどの菓子製品の製造と販売を手がける。本社は東京都新宿区西新宿にある(従来の新宿区百人町から移転)。工場は東京都新宿区(新宿工場)・埼玉県さいたま市南区(浦和工場)・埼玉県狭山市(狭山工場)・滋賀県蒲生郡安土町(滋賀工場)・福岡県筑後市(九州工場)にある。現在は非上場企業。
目次 |
[編集] 由来
- 社名はゲーテの『若きウェルテルの悩み』のヒロイン「シャルロッテ」から。
キャッチコピーの「お口の恋人・ロッテ」が有名である。日経BPコンサルティングによる「コーポレート・メッセージ調査」の「想起率」ランキングでは5年連続で1位となっている。
[編集] 歴史
当時輸入規制の対象であった天然チクルの輸入解禁を国に働きかけ、チクルを使用したチューインガムの製造販売を始めた。当時は社長自らリヤカーにガムを積んで移動販売をしていたらしい。そんな中、スペアミントガムと、それに続いて発売したグリーンガムが現在まで続く大ヒット商品となる。その後、工場を東京都新宿区の新大久保駅付近に移す(山手線・埼京線・西武新宿線の車窓から見える)。また埼玉県さいたま市・浦和工場の敷地内にロッテ浦和球場が隣接し、千葉ロッテマリーンズの選手の練習場及び2軍本拠地がありJR埼京線の武蔵浦和駅に近く、同線の他に東北・上越新幹線からも見える。
- 1964年、チョコレートの製造を開始。ガーナミルクチョコレート発売。
- 1969年、キャンディーの製造を開始。
以来現在まで数多くのヒット商品を作り出している。
[編集] 主な商品
- グリーンガム、クールミント、キシリトール、ブラックブラックなどのチューインガム
- ガーナミルク、クランキー、コアラのマーチ、トッポ、パイの実、ビックリマンなどのチョコレート
- のど飴、小梅などのキャンディ
- チョコパイなどのビスケット
- 雪見だいふく、クーリッシュ、モナ王、爽、レディーボーデンなどのアイスクリーム(ロッテスノーの製品もこのうちに入る)
- コラーゲン10000などの健康食品(ロッテ健康産業が担当)
- ホカロン(携帯用カイロ)などの健康雑貨(ロッテ健康産業が担当)
かつてはスナック菓子、米菓、メロンクリームソーダや猿王(烏龍茶)といった飲料も手掛けていた。
[編集] 現在及びかつて発売のチューインガム
- グリーンガム
- クールミント
- ミントブルー
- スペアミント
- フレッシュミント
- ベルガモットミント
- 梅
- ブルーベリー
- マンゴー
- スウィーティ
- サンタローザ
- サワーオレンジ
- ピオーネ
- コーヒー
- グレープフルーツ
- シナモン
- ジューシーフルーツ
- マンゴスチン
- マスカット
- ラ・フランス
- ジューシーメロン
- ストロベリー
- クイッククエンチ
- ブラックブラック
- フラボノ
- フリーゾーン
- ノータイム
- 甜茶ミント
- アシスト
- キシリトール
- キシリトールハローキッズ
- プラスX
- ピュアホワイト
- ACUO
- エアレスト
- フレッシュミスト
- 千葉ロッテマリーンズガム
- 阪神タイガースガム
- マジックバブルガム
- GUM’S
- BUB UP
- EVE
- LOV
- IQサプリガム
[編集] ビックリマンチョコ
ロッテで忘れてはならないのがかつて社会現象にまでなったビックリマンである。 ビックリマンの記事を参照のこと
[編集] 関連企業
- ロッテ商事
- 千葉ロッテマリーンズ - プロ野球パシフィック・リーグ所属球団。 旧名:ロッテオリオンズ。当初は毎日オリオンズ。
- ロッテ健康産業(ホカロン(携帯用カイロ)、コラーゲン10000。旧・ロッテ電子工業とロッテ本体の健康食品事業を統合)
- ロッテ冷菓
- ロッテスノー(旧:雪印乳業冷菓事業部)
- ロッテ物産
- ロッテリア(ファストフード)
などがある。
[編集] 韓国ロッテグループ
韓国には「ロッテ」の名前のついた社名が数多い。特にロッテ百貨店・ロッテホテルを中核としたサービス業を中心に(テーマパークであるロッテワールドは有名)事業分野は非常に多岐にわたりロッテ財閥を形成するまでになっている。それは重光武雄が、日本でロッテが大きな成功をあげ、1965年の日韓国交正常化を期に母国の韓国に進出し、韓国ロッテグループを日本以上の巨大企業グループにまで成長させた経緯があるからである。そうした経緯から、近年のCMのキャストは韓流スターが中心となっていたり、ロッテの韓国内のリゾートが日本国内の商品のキャンペーンにおける景品になっている。
- 主な関連会社(一部資本参加を含む)
[編集] ロッテは「楽天」?
- 中国ではロッテのことを「乐天(简体字)/樂天(繁體字)」(Lètiān, 楽天)と表記するが、同名のIT関連企業及びプロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスとは一切関係ない。また、ロッテは日本でも「楽天」の商標を一部の分野で登録している。
[編集] 関連項目
[編集] 歴代のCMモデル
など他多数
※荒川、安藤、村主はJOC選手強化キャンペーンの一環としてガーナミルクチョコレートのCMに出演した(ただし、荒川のみ2006年以降も出演中)。
[編集] スポンサー番組
※原則として一社提供のみ
[編集] テレビ
[編集] ラジオ
[編集] その他
- ロッテスノー
- ロッチ
- 小さな瞳
- ロッテ免税店
- ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
- シャルロッテ
- シャルロッテ・ブッフ(社名の由来の大元となっている人物)
- 若きウェルテルの悩み