スクールランブルの登場人物

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スクールランブルの登場人物（スクールランブルのとうじょうじんぶつ）では、漫画『School Rumble』およびアニメ『スクールランブル』に登場するキャラクターについて説明する。

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注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

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目次 1 矢神学院高等学校 1.1 2年C組生徒 1.1.1 2年C組女子生徒 1.1.2 2年C組男子生徒 1.2 1年D組生徒 1.3 2年D組生徒 1.4 他の組の生徒 1.5 教員 1.6 イギリス本校からの交換留学生 2 その他 2.1 家族 2.2 バイト先や仕事先の関係者 2.3 芸能・報道関係者 2.4 その他 3 動物 4 アニメオリジナルキャラクター 5 はっちゃけバスケ団! （アニメオリジナル） 6 魔法少女☆マジカルマイ（アニメオリジナル）

矢神学院高等学校

私立高校。共学。イギリスに本校をもつ。1902年創立。1学年につきA～F組で構成されている。（平年の）修学旅行はイギリスへ。制服は、男子は黒地の詰め襟学生服、女子は襟なしブレザーを着用。リボンタイは2種類（紐と蝶）。校是は「航海しても後悔するな」。通知表は4段階評定で、優秀な順番から「龍」→「獅子」→「象」→「亀」で表される（烏丸は別）。

2年C組生徒

男子19人、女子18人構成で計37人。クラス担任は谷速人。個性豊か過ぎる生徒で構成されており、そのはじけっぷりは学校内でも有名。女子は学級の美人度が学校トップと言われている。

2年C組女子生徒

塚本天満（つかもと てんま）（声優：小清水亜美）

今作の主人公の一人。塚本八雲の姉。

クラスメイトの烏丸大路に片想いしているが、色々な障害が重なりなかなか告白できずにいる。

恋愛関係に関して鈍感で、いわく「鉄壁の鈍さ」を誇る「ザ・鈍感王」。勘違いや早とちりも多い。

スポーツ・家事・勉強全般が苦手だが、烏丸のためならば常人には不可能なこともやってのける。美術・スキー・スプーン曲げは得意。得意料理はカレー。時代劇と漫画が好きで、俳優・役舎丸広事の大ファン。上泉伊勢守秀綱といった剣豪の名前に詳しく、時代小説も好むようである。甘党で、辛い食べ物が苦手。酒にも弱い（原作のみ）。妹思いで、時々「お姉ちゃんパワー」が発動する。席は窓際の後ろから2番目で、烏丸の前。

家庭の事情により、日本家屋の一軒家で八雲と二人で暮らしている。家事や家計は八雲まかせ……のように思われているが、天満も少々の家事を担当している（特に食材の買い出しなど）。アルバイトもいつも何かしらやっているが、どれもあまり長続きしないらしい。

周囲からの呼ばれ方は八雲が「姉さん」、普段の播磨、美琴が「塚本」、妄想時の播磨・今鳥・嵯峨野が「天満ちゃん」、沢近・高野が「天満」（原作では最初「塚本さん」だった）、烏丸・一条・奈良が「塚本さん」。

見た目はかわいいのだが、バカな性格と幼児体型が災いして、あまり男子からはもてない。それでも播磨、奈良、天王寺、東郷の4人が天満に好意を寄せた例がある。

髪型はロングヘア。頭の両側で縛った髪が特徴（感情に合わせて動く、通称「ピコピコ髪」。一度九時を指したことがある）。身長154cm。体重43kg。リボンは紐。太りやすい体質らしい。

1巻の表紙などに登場。

11月30日生まれで射手座。B型。視力は両目とも2.4。

「塚本」はJR西日本東海道本線（JR神戸線）、「天満」はJR大阪環状線の駅名（いずれも大阪駅の隣の駅）で、ラジオでの作者コメントによれば名前の由来になっているらしい。

沢近愛理（さわちか えり）（声優：堀江由衣）

天満の仲良しグループの一人。

イギリス人の父（戸籍上は父ではない）と日本人の母を持つハーフ。英国からの帰国子女でお金持ちのお嬢様。プライドは山より高く、言葉はきついが、実は寂しがり。多少ファザコンの傾向があり、娘との触れ合いよりも仕事を優先しがちな父の態度に落ち込むことも。

京都生まれで、小・中学時代はイギリスで過ごした。英国ではマックスに「ハーフジャパニーズ」と蔑まされていたらしく、ハーフとしてはコンプレックスもある模様。帰国子女なので英語はネイティヴ並。反面、国語系は弱い。運動能力も高く、「シャイニングウィザード」をはじめ、その蹴りは播磨をダウンさせるほど強力。但し水泳は苦手。ピアノはかなりの腕前らしい。

デートの場数だけは多く、言い寄ってくる男のあしらいは上手いが、好きな相手へのアプローチは下手。播磨とは何かと縁があり、いろんな所で助けられ、恋心を持つようになる。播磨のことは「ヒゲ」と呼んでいる。

周囲からの呼ばれ方は天満が「愛理ちゃん」、播磨が「お嬢」、高野が「愛理」、美琴が「沢近」、八雲が「沢近先輩」、烏丸・冬木が「沢近さん」、中村が「愛理お嬢様」。

外見はほとんど西洋人に近く、金髪に鳶色の瞳の持ち主。基本的な髪型はツインテールだが、状況に応じてポニーテールにまとめたり、そのまま下ろしたりしている。身長は165cmくらい。リボンは紐。

3巻の表紙などに登場。

2月28日生まれで魚座。A型。

周防美琴（すおう　みこと）（声優：生天目仁美）

天満の仲良しグループの一人。

一人称は「私（アタシ）」。サバサバした面倒見のよい性格。姉御肌で気が強く口調も男っぽいが、料理を得意とするなどの家庭的な面も持つ。実家は工務店を経営。花井とは自宅が向かい同士の幼馴染で、少林寺拳法の同門。

趣味はカラオケ。かなりの大食漢でもある。勉強は苦手な方だが、古文だけは得意。脚力が強く、中学の時点で「カカト落とし」を習得し、ゲーセンのキック力測定マシンではチャンピオンの座に輝いている。運動能力がかなり高いにもかかわらず、水泳が苦手（ただし後に克服した）。

2歳年上の先輩に片想いをしていたが、夏休みに振られる形となった。女子バスケ部に入部した関係で、クラスメイトの麻生と接近したこともある。基本的に、恋に関することは苦手。

播磨のサングラスを外した顔を知る数少ない人物。

周囲からの呼ばれ方は天満や幼少時の花井、実家の関係者などからは「ミコちゃん（美コちゃん）」、沢近・高野が「美琴」、今鳥・ララが「ミコちん」、播磨・花井・麻生・菅が「周防」、奈良などが「周防さん」。天満と今鳥は最初「美琴ちゃん」と呼んでいた。

胸のサイズはDカップ以上。身長は170cmくらい。髪型はストレートのセミロング。アニメでは黒髪に青みがかっている。リボン結びが苦手なため、制服のリボンはしていない。

4巻の表紙などに登場。

7月26日生まれで獅子座。O型。

高野晶（たかの あきら）（声優：清水香里）

天満の仲良しグループの一人。

別名「姐さん」。茶道部部長。天満や美琴とは二年生になってからの仲だが、沢近とはその前から付き合いがある。茶道部員の八雲やサラを可愛がる一方、なぜか花井をいじめたがる傾向があり、「ち。」が時々の口癖。

無表情かつ冷静沈着で、言動が読めない性格。成績優秀で運動神経もいいが、上記の3人同様実は泳げない。本好きで脚本を書く才能もあり、修治や結城に頼まれて劇の脚本を書いたこともある。中学生の時は近所でも評判のお嬢様だった…らしい。

事実とも作り話とも判断のつかない話を想像することが多く、イタリアでマフィア抗争に巻き込まれた話（♭10）、花井が南の島で冒険した話（♯166）、京都の暴れカゴの伝説の話（♭40）などが描かれている。

「あの男」が好きらしい。告白経験はあるらしい（「あの男」に対してかは不明）が、「過去は振り返らない主義」のために詳細は不明。

周囲からの呼ばれ方は天満が「晶ちゃん」、沢近・美琴（時々）が「晶」、播磨・美琴が「高野」、花井が「高野君」、八雲・サラが「高野先輩」、修治が「晶ねーちゃん」。

髪型はショートカット。黒髪だが、アニメでは少し赤みがかかっている。リボンは紐。

未だにコミックスの表紙に登場していない（4巻のカバー裏などには登場）。

1月29日生まれで水瓶座。AB型。身長は160cmくらい。

ラジオでの作者コメントによると、名前の由来は高野山。

一条かれん（いちじょう かれん）（声優：南里侑香 ※1期・OVA→ MAKO ※二学期）

矢神高校中最強の少女。別名「武神」。

大人しく控えめな性格だが、それに似合わぬ怪力（林檎を片手で握りつぶせる。握力100kg）の持ち主。

母子家庭。9歳離れた弟がおり、特撮アニメごっこなどに付き合ってあげている。嵯峨野、結城とは中学からの同級生で仲が良い。

元々流されやすい性格で、中学時代は卓球部に所属していたが終始補欠だった。高校からはアマレス部に所属し、才能が開花する（ただし本番に弱いため、公式記録は無いらしい）。得意技は「カレリンズリフト（俵返し）」。ララからは同じアマレス選手としてライバル視される一方、ファーストフード店「ワスバーガー」で一緒にアルバイトしている親しい間柄でもある。

歌がうまく、文化祭のバンドではボーカルを担当。スケートも得意。

周囲からの呼ばれ方は播磨・美琴が「一条」、今鳥が「イチさん」、ララが「イチ・ジョー」、俵屋が「一条先輩」。天満から「カレリン」と呼ばれることについては、レスリングの神様アレクサンドル・カレリンを尊敬しているため当初は恐縮していたが、現在ではもう諦めている。

髪型はショートカット。黒髪だが、アニメでは緑がかかっている。リボンは紐。

5巻の表紙などに登場。

1月7日生まれで山羊座。A型。

嵯峨野恵（さがの めぐみ）（声優：洞内愛）

一条かれんの親友の一人。前髪の一部が跳ね上がっており、別名「とんがり帽子」。

他人の恋愛話には非常に敏感で、恋の仲人役を得意とする。

男子バスケ部マネージャー。中学時代は自身もバスケ部所属で、一年からレギュラーだった。足も速く、体育祭の代表リレーにも出るなど、「女版：影の実力者」と言える。

実家は定食屋「割烹さがの」で、よく店を手伝うなど親孝行である。

目立たないが、男子からの人気はそれなりに高い（脚線美らしい）。男の判断基準は「顔」（自称）。

周囲からの呼ばれ方は「嵯峨野」・「さがのん」など。

髪型はロングヘア。アニメの1期では黒髪だったが、2期では赤みがかっている。リボンは蝶。

8巻のカバー折込裏に登場。

8月2日生まれで獅子座。B型。

ラジオでの作者コメントによると、名前の由来は地名の嵯峨野。

結城つむぎ（ゆうき つむぎ）（声優：田所ちさ）

一条かれんの親友の一人。2年C組唯一の眼鏡っ娘。

二つに結った三つ編みと丸眼鏡がトレードマーク。外見のイメージ通り、成績はかなり良く、クラス委員である大塚舞のお手伝いなどもしている優等生。女子バスケ部設立時は、臨時マネージャーも兼任していた。

小学生の時に交通事故に遭遇。長期入院によって運動が苦手になったという過去がある。

文系だが天体に興味を持っており、天文部に所属。将来は宇宙に行きたいと思っている。

自転車で登校しており、下校中のとある出来事を機に、花井を意識し始める。

アニメの1期では黒髪だったが、2期では青みがかっている。リボンは紐。

8巻のカバー折込表に登場。

4月12日生まれで牡牛座。AB型。

名前の由来は結城紬（ゆうきつむぎ）と思われる。

大塚舞（おおつか まい）（声優：山﨑美智）

2年C組学級委員長。

花井と共に2年C組の仕切り役で、9年連続委員長の実績を持つ。結城や雪野と仲が良く、「舞ちゃん」と名前で呼ばれている間柄。西本とは幼稚園時代からの腐れ縁。

真面目なしっかり者だが、やや短気なのが玉に瑕。そのため、男子からは口うるさく思われている模様。クラス統括のために常にハリセンを持っている。

月に参考書を10冊買うほどの勉強家。ライバルは高野で、2人合わせて「理高・文大（理系の高野・文系の大塚）」と称される。父は遠洋漁業の漁師で、滅多に家に帰ってこない。

一本に結った三つ編みとソバカスがトレードマークで、スタイルはいいらしい（アニメでは隠れ巨乳が発覚）。アニメでは黒髪に緑がかかっている。

12巻の裏表紙に登場。

4月22日生まれで牡牛座。A型。リボンは紐。

城戸円（きど まどか）（声優：近江知永）

陸上部のエース。

梅津と交際中だが、サバイバルゲームで敵に回った梅津を躊躇なく撃ち、他校の生徒とカラオケに行くなど、最近の関係は微妙。梅津とスクラン初のキスシーンを見せたが、実は彼女からすればファーストキスではない。

バレンタインで梅津にチョコを渡すものの、中がギュウギュウになるほどのチョコが詰められた自分の鞄を、まるで梅津にワザと見せてるかのような位置に置き、梅津を不安がらせた。修学旅行では梅津の前で、行ったことのない平等院にさぞ「2人で行った」みたいな口ぶりで話し、梅津を困惑させた。嫉妬して貰いたいがためにワザとやっているのか？　それともただの天然なのか？　彼女の真意は不明。

同じ陸上部の鬼怒川と仲が良い。また意外にも沢近とも親交がある様子。陸上の成績が良かった（100m：12.6→12.1sec）ためか、2年生にして既に大学への推薦が取れている模様。

髪は茶髪に染めたショートカット。リボンは紐。

7巻のカバー折込裏に登場。

5月9日生まれで牡牛座。A型。

鬼怒川綾乃（きぬがわ あやの）（声優：花村怜美）

陸上部所属。

実家は銭湯「矢神湯」。そのため男の裸体は見慣れている。城戸と仲が良く、「陸上コンビ」と称される仲。

性格はクールでいつも無愛想。男子曰く幼児体型の貧乳、そしてかなりのドS。甘えた声は出さない女子。

斉藤に片想いをされてるが、気付いているのかいないのか、全く相手にしていない。

天満には「キヌちゃん」、クラス内では「おキヌ」と呼ばれている。作中で下の名前が呼ばれたことは一度も無い。

クラス1身長が低いが本人は特に気にしている様子は無い。髪型はショートカット（高野よりも短い）。髪は少し赤みがかった感じ。リボンは蝶。

7巻のカバー折込表に登場。

9月23日生まれで天秤座。血液型はB型。

某温泉と同じ名だが、『Treasure File』では「たぶん偶然」と解説されている。

（隣子）（りんこ）（声優：山本麻里安）

フルネーム不明。播磨の隣の席の女の子。

1巻の第3話から登場してる最古モブの女子。基本的に大人しい性格。だが、どこか少し変わっている。吉田山の髪型を必要以上に気にして、気になるあまり思わずペンで彼の髪を突っついたことがある。また同じモブの石山に対し「その他」と呼んでからかったことも。雪野と仲が良い。

演劇ではナレーターを担当し、サバゲーでは喫茶店チームに所属。

髪は明るい色のセミショート。リボンは紐。

9巻のカバー折込表に登場。

6月7日生まれで双子座。血液型はO型。

原作では未だに本名が明らかにされていない。だがファンサイト「スクールランブル2ch、分校」を中心に一部の読者から"隣子"と通称された。その影響か、アニメ「スクールランブル二学期」だと、この名前でクレジットされている。更に設定資料集『School Rumble Pleasure　File』でも（隣子）と記されていた（本名かどうかは不明）。

雪野美奈（ゆきの みな）（声優：茂木智子）

原作より先にアニメで本名が公開されたキャラ。

HRのソフトボールでサードを守っていた。サバゲーでは喫茶店チームに所属。

大塚、隣子と仲が良く、大塚を「舞ちゃん」と名前で呼んだり、またアニメ「スクールランブル二学期」では隣子に「美奈」と名前で呼ばれていた。

ウェービーヘアが特徴。茶髪に染めている。リボンは紐。

9巻のカバー折込裏に登場。

10月18日生まれで天秤座。血液型はO型。

永山朱鷺（ながやま とき）（声優：大谷美貴）

隠れていたダイヤの原石。

サバゲーでドサクサに紛れて田中からデートに誘われ、（吊り橋効果なのか）OKした。以後の仲は良好で、同じ大学への進学を目指し一緒に勉強している。修学旅行ではお互いの手を繋ぐほどの仲に。実は男子からの人気が高く、田中だけではなく石山にも片想いされていた。

長くまっすぐな黒髪が特徴。リボンは紐。

10巻のカバー折込表に登場。

2月29日（3月1日）生まれで魚座。血液型はAB型（RH－）。

ちなみに名前が判明したのは8巻だが、実は名前だけなら1巻の2話目ですでに確認済みで、半分しか映っていないものの、クラス替えの掲示板に"永山朱鷺"という名前が表記されている。

三原梢（みはら こずえ）（声優：秋田まどか）

2年C組のギャル。冴子と仲が良い。

遊び人っぽいイメージの生徒。今鳥とは遊び友達だが、恋愛意識もしているらしい。男子達からは軽い女だと思われがちだが、意外にそうでもないらしい。カラオケが苦手。足が速いのか、体育祭ではリレーの代表走者を務めた。

中学時代は実はデブだったが、ボディボードにハマッたことでみるみる内に痩せていき現在の姿に。その為、肌が日焼けしている。髪は脱色している。

11巻のカバー折込裏に登場。

12月2日生まれで射手座。血液型はA型。

冴子（さえこ）（声優：山本麻里安）

苗字は不明。2年C組のギャル。

文化祭の模擬店「喫茶Rumble」のナンバー1。生活指導の郡山を口説いて硬直させたこともある。一度狙った男は逃さないことから、「オトシの冴子」の異名を持つ。三原と仲が良く、城戸と一緒に遊ぶこともある模様。

クラスメイト達の個性を上手い具合に使った劇の脚本を書くなど、想像力は豊か。

11巻のカバー折込表に登場。

4月24日生まれで牡牛座。血液型はA型。

第3回人気投票では初エントリーながらにして19位に食い込んだ。

2年C組女子生徒A

特にこれといった特徴は無い普通の女子。

割と落ち着いた性格（だが最近はちょっとテンション高め）。意外に気配り上手。

サバゲーでは喫茶店チームに所属していた。そのサバゲで花井が「美コちゃ～～～ん!!!」と叫びクラス中に冷やかされていた時に、美琴に対して「周防さん!!早まっちゃダメ!!」と言っていた。

一番の友人は2年C組女子生徒Bで、いつも一緒にいる。その他の友人は隣子、雪野、鬼怒川など。リボンは紐と蝶。

12巻のカバー折込裏に登場。

2年C組女子生徒B

2年C組女子生徒Aと仲が良く、常に一緒にいる女子。だがサバゲー前のHRで最初、喫茶店希望の女子達と一緒にメイド服の話題で盛り上がっていた。それなのになぜか喫茶店チームに彼女の姿は無く、敵対する演劇チームの方に。さり気なく2年C組女子生徒Aを裏切っていた。

男子との経験が豊富だと思わせるような発言が何かと多い。

髪型は前髪が真ん中分け、後ろ髪が外ハネ。リボンは蝶。

12巻のカバー折込表に登場。

かおり

苗字は不明。喫茶店で女の子を選ぶメニュー表の中に「かおり」と彼女の名前が書かれていた。名前はあるものの、2-C女子の中では一番影が薄く目立たない。

ただし他のキャラと並ぶと女子生徒の中では意外にも身長が高い（10巻6P参照）。リボンは紐。

アニメ「スクールランブル」だとクラス替えの掲示板の中に"寄留野香織"という名前が書かれているが、しかしそれが彼女のことなのかは不明。

砺波順子（となみ　じゅんこ）

詳細は不明。クラス替えの掲示板の中に名前があった。出席番号は天満の次。

2年C組男子生徒

播磨拳児（はりま けんじ）（声優：高橋広樹）

もうひとりの主人公。

中学時代はケンカ無敗で警察に捕まるほどの有名な不良だったが、ある事件をきっかけに天満に恋心を抱くようになる。その時、天満に「変態」と誤解されたことから、再会時は髪形をオールバックに変え、さらにサングラスを掛けて髭を生やしていた（諸葛孔明っぽくしたかったらしい）。一本気で義理堅いが、早とちりが非常に多く慌て者で、「播磨拳児、バカ」がスクランの基本事項。天満同様、勘違いや誤解から暴走することが多い。教室の座席は天満の右隣。

中学時代に家出し、高校入学後も自活を志したがあえなく挫折。現在は従姉の刑部絃子のマンションに家賃折半で居候中（合鍵は持っていない）。

天満に想いを伝えるべく、ペンネーム「ハリマ☆ハリオ」で漫画を描いており、談講社週刊ジンガマ新人漫画賞佳作を受賞し、新人漫画家としてのデビューを果たす。何の因果か「二条 丈」（＝烏丸）の臨時アシスタントも担当。烏丸のことを漫画家としても男としてもライバル視している。

天満が烏丸に片想いしていることを知っているのだが、よくそのことを忘れて「天満が自分を意識している」といった勘違い（誇大妄想）をする（伊織が乗り移った天満と一日デートした経験があるなど、まるで無根拠な思い込みでもないが）。

好物はカレー。貝類と勉強が苦手。酒癖は悪い。趣味はバイク。俳優・役舎丸広事の大ファンで、サインをもらったこともある。三国志や世界の王侯、戦国武将など歴史モノには詳しい。ある事件をきっかけに動物に好かれるようになり、動物と心を通わせることができる。必殺技は「播拳蹴（ハリケーンキック）」「播拳龍襲（ハリケーンドラゴン）」。

周りからの呼称は天満・高野・烏丸・奈良が「播磨君」、沢近が「ヒゲ」（人前では「播磨君」）、花井・美琴が「播磨」、八雲・一条が「播磨さん」、絃子が「拳児君」、姉ヶ崎が「ハリオ」、大谷が「ポンチ絵（昔の漫画の別名）」。

現在播磨に好意を寄せているのは女性3人（八雲、沢近、姉ヶ崎）、男性1人（大谷）。である。この4人の内、播磨の素顔を見ているのは大谷、姉ヶ崎の2人。

身長180cm→181cm。体重79kg。背中には天満を守った際につけた傷跡がある（播磨曰く「愛のメモリー」）。また、前髪の毛の一本が跳ねている。天満の言葉次第で髭を伸ばしたり剃ったりするなど、その風貌は変わりやすい。若干色黒である。意外にもサングラスなしの素顔は男前。

6巻の表紙などに登場。

12月1日生まれで射手座。O型。

初期の設定では「京極誠」という名だった。

烏丸大路（からすま おおじ）（声優：小西大樹）

天満が片想いしている同級生。

無口で教室ではいつもボーっとしているが、その言動にはナゾが多い。周囲からは「カッコいいけどよくわからない人」と思われている。カレーが大好物で、何よりも食を優先させる傾向がある。

高校2年になって2日目、アメリカに転校する予定だったが、ある手紙（巻物）が元で1年後に延ばした。河童好きで、雨の日は河童セットを身に着け、葉の傘を差して外出している。播磨の蹴りを蜻蛉返りでかわしたり、正拳を片手で止めるなどその運動能力は間違いなく高い。

中学の時点で新人漫画賞を受賞しており、この年齢にして既にプロの漫画家。ペンネームは「二条 丈（にじょう じょう）」（由来は二条城であると思われる。作中では担当編集者が命名したという設定）。代表作は「元禄自衛隊」。談講社26階の「アメリカの間（ただし内部は純和風）」と呼ばれる部屋で漫画を描いており、〆切間近で学校を休むときは「アメリカに行っている」ことになっている。

天満のことをどう思っているのかはよく分からないが、烏丸にとっては普通に話せる数少ない人物で、最初と比べるとかなり接近している。

呼ばれ方は、天満・沢近などの女子が「烏丸君」、クラスメートの男子が「烏丸」、八雲が「烏丸さん」。

身長およそ175cm。

10月28日生まれで蠍座。A型。

レギュラーキャラの中では登場回数が極端に少なく、一度も登場していない巻もある。

名前の由来は烏丸通（旧・烏丸小路）と思われる。

花井春樹（はない はるき）（声優：川田紳司（幼少：伊藤実華））

メガネの学級委員長。

質実剛健、律儀で努力家。好きな言葉は「義を見てせざるは勇なきなり」。実家は「花井道場」という少林寺拳法道場で、自身も全国大会級の腕前だが、幼いときはいじめられっ子だったのを幼馴染の美琴に助けられるという過去がある。必殺技は「奥義 百花虎撃（フラワータイガー）」。

「真面目が服着て歩いているような」性格のうえ、思い込みが激しく思考と完全に一致した言動を取ることも多いため、求心力はあまり無い。ただし、真面目な性格というわりに海に旅行に行った時には飲酒していた（原作のみ）。

一度恋をすれば、その態度はあまりに一途で一方的。逆に、失恋に対するショックも凄まじい。

八雲にゾッコンだが、袴姿見たさに合気道部を設立したり、追いかけるように部を転々としたりとストーカーのような振る舞いのため敬遠されがちに。天敵は高野で、よくいじめられたりからかわれたりして、八雲から遠ざけられたりしている。高野・サラからの評価は「黙っていればカッコいい」。バレンタインは高野からチョコをもらった（というか服毒させられた）。

播磨とは、彼が美琴を襲ったと思い込み本気で怒るなど、様々な理由で対立している一方、利害が一致すれば行動を共にすることもしばしば。今では『悪友』『似たもの同士』という言葉がピタリ当てはまる関係。二人まとめて「バカ」と称されることも多い。また、D組委員長の東郷をライバル視している。

183cm。78kg。時々コンタクトレンズを着用することもある。

7巻の表紙などに登場。

5月7日生まれで牡牛座。A型。

今鳥恭介（いまどり きょうすけ）（声優：岸尾大輔）

軽薄でナンパ、節操なしのモテ系男子。第3のバカ。

容姿はそれなりの美形だが、ポリシーがないのがポリシーという性格。中2のときに初ナンパに成功。以後、人の道を踏み外し始める。巨乳好き（サイズはD）で、美琴をはじめ多くの女性に粉をかけている。見たり触ったりするだけで相手の胸のサイズを測ることができる「今鳥アイ」を持つ。西本軍団の五虎大将の一人で軍曹の地位。「ハミングバード」の異名をとり、西本とは「義兄弟の契り」を交わしている。ストーリーが進むにつれ、顔立ちが変化している（だんだんアホ系に）。

意外と子供っぽく、特撮番組「破天荒ロボ ドジビロン」の大ファン。実家は美容院「ナウバード」で、自身も手伝いをしている（美女限定）。10歳離れた姉がいる。

なぜか数学の成績はいい。しかも体育祭編では走者代表に選ばれるなど、スポーツもできる。バスケの才能あり（本人曰く「ジョーダンの上に立つ男」。ジョーダンシリーズのバッシュを履いていただけだが）。

5巻の裏などに登場。

4月14日生まれで牡牛座。B型。

麻生広義（あそう ひろよし）（声優：市来光弘）

2年C組 影の実力者。

目立つことは控える無愛想な性格。実家が「講楽」というラーメン屋で、料理もうまい。しかし、恋愛のことについてはかなり鈍い。女子からの人気はかなりのものだが、本人はまるで気づいていない。

後輩のサラとは中華料理店「茉莉（メーリー）飯店」のバイト仲間。

クラス内では実質上3番目の脚力を持つほどの運動神経があり、成績も良い。男子バスケ部に親友の菅と共に所属しており、来期のキャプテンに就任予定。

美琴のことを気にしているが、いろいろな事情から行き詰まっている。女子バスケ騒動の一件からレギュラー化。

播磨からは未だに顔と名前と存在を覚えられていない。

9巻の裏に登場。

6月27日生まれで蟹座。A型。

菅柳平（すが りゅうへい）（声優：保村真）

麻生の親友。

麻生のファンの女の子達を狙い続けていたり、実家の漬物屋「漬物すが」の名物である茄子漬と引き換えに好物のラーメンをたかって仕返しをされたりする、情けない男。しかし、友人想いな一面もあり、麻生の恋の手助け（？）をしている。男子バスケ部所属だが、麻生が目立っている為か、ほとんど活躍できない（2005年度の成績は0ゴール、1アシストであまり芳しくは無い）。リレーに選ばれるように足は速い。

かなりの登場回数を誇るが、決してレギャラーキャラにはなれない悲しい存在。西本軍団の一員でもあり、モテない者同士として、石山・斉藤ともつるんでいる。「恋人はラーメン」と語るほどのラーメン好き。左耳にピアスをしており、髪は赤色に染めている。ちなみに雑誌はヤンガマ（ヤングジンガマ）派である。

原作者、小林尽曰く「自分に一番似ている存在」「描いているときはいつもノリノリ」とラジオ内で発言している。

8巻のカラーページに登場。

7月11日生まれで蟹座。B型。

奈良健太郎（なら けんたろう）（声優：泰勇気）

本来ならラブコメの主人公的キャラ。

ごく普通の少年で播磨曰く「うらなり瓢箪」。西本軍団の下っ端で、階級は訓練兵。

一時天満にほのかな恋心を抱いていて、そのために邪魔な播磨を騙すこともあったが、二学期以降は天満への恋慕の描写が見られない。体育祭では、「奈良超進化（ブレイク）計画」を実行したが、あえなく撃沈。女の子にモテるためなら女装も厭わないが、それでも想いは成就せず。軽い妄想癖があり、それが原因でタイミングを逃すことも多い。

初登場回で名前が明らかとなり、なおかつそれから数話の間登場した、脇役としては異例な存在。「ドジビロン」のファン。サバゲー・文化祭以降、水着ずもうチームの一員として共に活躍した吉田山・西本と仲良くなり、クリスマスでは一緒にダンスを踊った。アニメでは以前から烏丸と面識があるらしく、第1期1話からモブとして登場。なお、作者は季刊エス8号（飛鳥新社）でのインタビューで、奈良は「思ったより動かなかった」と述べている。黒髪だが、アニメでは青みがかかっている。

水着ずもうチームとして12巻表紙に登場。

8月31日生まれ（しかし9月の体育大会ではまだ16歳だった）で乙女座。A型。

吉田山次郎（よしだやま じろう）（声優：長瀬博高（1期）→ 冨田真（OVA・2学期））

小心者の自称不良。

153cmの身長のみならず、あらゆる意味で周囲も呆れる程に小さい男。密かに「不良三国志天下統一計画」を進めており、播磨の舎弟を装いつつ下剋上を狙っているが、はなから全く相手にされていない。

密かに沢近に憧れているため、体育祭の後に播磨の机に播磨・沢近の相合傘を書く小さなイタズラも実行。

中学時代、地元ではいじめられっ子だったが、高校デビューを夢見つつ矢神高校に補欠で合格。身長をカバーするため、金髪を逆立てた髪型をしている。下ろしたときの髪は長く、今まで天満・沢近と間違えられた。西本軍団では伍長の地位。第2話で登場するなど、脇役キャラの中では最も早く登場しているが、名前が判明するのは6巻の時点である。

12巻表紙に水着ずもうチームで登場。

2月14日生まれで水瓶座。A型。

名前の由来は京都の吉田山と思われる。

西本願司（にしもと がんじ）（声優：高木俊）

2年C組の「エロソムリエ」。

温厚な性格の巨漢で、エロネタに造詣が深く、「西本会議（エロ・ミーティング）」を主宰し2－C男子の夢と希望を司っていることから、「仏の西本」の異名を持つ。「西本会議」での彼自身の地位は大将・隊長。彼の一言で、8割の男子は賛同し、10割の女子が眉をひそめる。

実家がビデオ屋「レンタルにし」であり、自分の部屋にはAV（参考書）が大量に保管されていたが、花井に全て没収されてしまった。大塚とは幼稚園から一緒で、中学時代の同級生。ちなみに中学生時代の彼は今より人相が悪い。口癖は「～ダス」。目が悪い（AVの見過ぎ）ため、席は一番前（女教師の体を観察するためでもあるが）。

水着ずもうチームとして12巻表紙に登場。

11月1日生まれで蠍座。AB型。

名前の由来は西本願寺と思われる。

冬木武一（ふゆき たけいち）（声優：吉野裕行）

2年C組のカメラマン。

カメラに情熱を（間違った方向で）燃やす少年。通称、エロカメラマン。運動神経はないが、逃げ足だけは速い。西本軍団の一員で、異名は「しらさぎ」。西本にはビデオ「三個の礼」で迎えられた。元は戦場カメラマン志望だったが、高校入学後に西本に無修正本を見せてもらい、女体の神秘に目覚める。

カメラのファインダー越しに人の恋心を見抜く能力を持つ（自称）。普通の写真を撮ることもあり、コンクールで受賞するほどの腕前。

数少ない烏丸の友達で、天満と烏丸を二人きりにしてあげるなど、結構他人に気を配れる性格。アニメでは奈良同様、1話からモブとして登場した。茶髪に染めている（初期と現在では微妙に髪型が異なる）。両親は共に学校の先生。文化祭のバンドではドラム担当。劇では撮影及びCG加工を務めた。

天文部を手伝う際、結城つむぎに軽くアプローチをかけるも一度流されている。

10月22日生まれで天秤座。O型。

梅津茂雄（うめづ しげお）（声優：本橋尚土（旧名・太田直人））

サワヤカ系男子（女子談）。

陸上部所属（しかしそんなに速くない）。恋愛に関してはかなりの奥手。二年の夏休み頃、同じクラスの城戸に告白されて、その後付き合い始めるようになる。だが、主導権は完全に彼女に握られている。そのうえ最近は微妙な雰囲気になっており、男子達にはそろそろ潮時かもしれないと思われている。

クラス内での呼称は「ウメ」。サバゲーでは演劇チーム所属。

10月17日生まれ（だが9月の体育祭では17歳になっていた）で天秤座。O型。

名前の由来は長嶋茂雄（誕生日が長嶋引退の日と同じことから）。

田中一也（たなか かずや）（声優：平川大輔）

サッカー部主将。ポジションはFWかMFと思われる。

サバゲーでは喫茶店チームに所属し、ドサクサに紛れて（吊り橋効果で）永山をデートに誘う。その後は永山と同じ大学を目指して一緒に勉強するなど、恋人同然の仲になった。ただし、告白はしていない。

兵隊の顔マネが得意。成績も優秀で、一番の得意科目は歴史。

10巻のカバー折込裏などに登場。

10月20日生まれで天秤座。A型。

名前の由来はアニメ「スクールランブル」音響監督のたなかかずやから。

石山広明（いしやま ひろあき）（声優：川原元幸）

通称「その他」。

団子鼻がトレードマーク。サッカー部所属で、田中、菅達と仲が良い。金髪に染めていたが、最近になって黒髪に戻した。西本軍団の一員でもある。サバゲーでは喫茶店チームに所属し、チームの斬り込み隊長として活躍した。兵隊の顔マネが得意。

永山のことが気になっていたが、不幸にも仲の良い友人である田中と親密な関係になってしまったため、潔く諦めている。

斉藤と一緒にいることが多いが（別に拒否られてるようには見えないのに）何故か鬼怒川に話しかけようと奮闘する斉藤に対し、「完璧拒否られてるよ」追い討ちをかける。

8巻のカラーページに登場。

名前の由来はアニメ「スクールランブル」のスタッフの名前。

三沢伸（みさわ しん）（声優：宮本克哉）

サバゲーでは喫茶店チームに所属。演技派な姿を見せた男。

当初は黒髪だった（2巻55P）が、体育祭あたりで茶髪に染めた。体育祭の時は麻生、菅とチームを組んで、周防騎の右補助を勤めた。強敵大食い３兄弟の騎馬を麻生達との連携プレーで見事に崩す(体当たりした時に一番痛い位置にいたのにも関わらず、割と平気そうだった)など意外にも身体能力は高い。

菅、石山達のグループに属すが、仮にも不良である播磨に対しなれなれしく用を言いつけたりするなど、2-C男子達の中では余裕が感じられる。ある意味影の影の実力者的存在。麻生、菅とよく一緒にいることが多い。

8巻のカラーページに登場。

名前の由来はアニメ「スクールランブル」のスタッフの名前。

斉藤（さいとう）

菅、石山達のグループと仲が良い男子。名前は不明。

Ｓ属性だと称される鬼怒川に密かに片想いしている男子。そのため、石山達からドＭと呼ばれる羽目に。ちなみに斉藤本人はなかなか鬼怒川と思うような会話が出来ず、苦戦しているようである。

冴子みたいな男に媚びるタイプは苦手。サバゲーでは演劇チームに所属していたため、あまり活躍することができなかった。しかしその後はちょくちょくモブとして登場していた。

とんがり頭が特徴。

2年C組男子生徒A（声優：鈴木考太）

坊主頭の男子。2-C男子の中では割と冷静。

サバゲーで喫茶店チームに所属していた男子の中で、唯一名前を明かさなかった男子。サバゲーマニア。開始前はご意見番のようにサバゲに関する知識をペラペラと喋っていた。だがしかしいざ実戦が始まると大して活躍出来ずニセ沢近に暗殺されてしまった。

体育祭で沢近騎の左補助を勤めながら、沢近と播磨の関係を密かに見抜いたこともあり、意外にするどい一面も。

アニメ「スクールランブル2学期」においては、「男子A」の名で表記された。

ニセ沢近に暗殺以降、モブとしても殆ど出番が無くなる。8巻のカラーページに登場。

2年C組男子生徒B

メッシュのかかったヘアが特徴。

プールホッケーの回（2巻51P）で驚愕＆解説要員として、すでにそれらしき人物が登場していた最古モブの男子。よく斉藤やストレートヘアの男子達と一緒にいることが多い。

文化祭の打ち上げで、雪野にやけに積極的な感じで話しかけている描写が1コマ見られた。だが彼が雪野狙いなのかと言うと、その辺の事情はまだ不明。

アニメでは彼らしい姿は見当たらなく、出番が無い。

2年C組男子生徒C

ストレートヘアが特徴。

よく石山達のグループと一緒にいる。地味で出番こそ少ないが、2-Cのバカ男子としてのノリは十分備わっている。文化祭では2-Cの模擬店「喫茶Rumble」の裏方として働き、主力の女子達がすべて「茶道部カフェ」に引き抜かれてしまった時は代理役としてのホストに石山、斉藤らと一緒に真っ先に名乗り出た。

名無し男子達の中では割と存在感がある。

しかしアニメだと、菅が彼の代わりを演じることが多く、やはり出番は無い。

2年C組男子生徒D

背の高さがトレードマーク。

常に適当な顔で書かれているモブ。そのため一応存在は確認されているものの、いるのかいないのかがよくわからない隠れキャラ。単独台詞が2-C生徒の中で唯一無い。

1年D組生徒

クラス担任は刑部絃子。

塚本八雲（つかもと やくも）（声優：能登麻美子）

天満の妹で、マガジンSPECIAL連載の「School Rumble 増刊号」における主人公。

しっかり者で、成績優秀かつ家事も得意な美少女。反面、大人しく人見知りする性格のため、学校での友達が少ない。高校でサラ・アディエマス（後述）と親友になって以来、交友範囲を広げつつある。

小学6年のときから「自分に好意を持つ男性の心が視える」という力を持っており（例外的に姉である天満だけは同性でも視える）、月齢周期でその力の強弱が変化する。男子生徒に絶大な人気があるにも拘わらず（人気があるからこそ「視えてしまう」のだが）、この能力のために男子とうまく話すことができない。ただ、喫茶「メルカド」でウエイトレスのアルバイトをしており、接客業はできるようである。

播磨拳児とは漫画を通じて仲良くなり、天満から恋人だと勘違いされていた時期もある。ちなみにアニメ「スクールランブル二学期」の最終話（アニメオリジナルエピソード）では彼に好意を抱いていることが幽霊の女の子との対話で描かれたが、現時点の原作ではまだそこまで進展していない。しかし、気になってはいると思わせる描写が所々に見られる。

意外と幼少期は短気で自尊心の強い性格だったようである。昔からずっと側にいてくれた姉を慕っており、天満の悪口を言う者は誰であろうと許さない（花井を投げ飛ばしたり、沢近を羽子板で負かしたりしている）。姉の世話が好きで、塚本家の夕飯も彼女が主に作っている。「姉想いパワー」は無限大（∞）らしい。ちなみに飼い猫の伊織からは、八雲の方が姉だと思われている。動物好きだが、野良犬だけは苦手。

他のキャラクターからの呼称は天満・沢近・高野・サラが「八雲」、播磨が「妹さん」、美琴・今鳥・冬木が「八雲ちゃん」、花井は「塚本君」・「八雲君」と呼ぶが時々「ヤクモン」に変わる。2年を含めた男子が「塚本」・「塚本さん」と苗字呼びするため、姉の天満と混同され、トラブルが発生したこともある。

身長166cm。きついツリ目に垂れがちの眉が特徴。瞳の色は濃い赤。髪型はカールがかったセミロングで、普段はそのまま下ろしているが家事の時などは後ろで結っている。

2巻の表紙などに登場。

3月23日生まれで牡羊座。AB型。

JR北海道函館本線には八雲という駅名が存在する。

サラ・アディエマス(Sarah Adiemus)（声優：福井裕佳梨）

イギリス出身の留学生で、教会のシスター。茶道部所属。

八雲の親友。明るく社交的な性格で友達も多く、後述の俵屋、稲葉、東郷妹らとも親しい。

イギリス育ちながら日本語は堪能で、中華料理も得意。バイト先は麻生と同じ中華料理店「茉莉飯店」。トレジャーファイルではこれを理由に麻生のファンの女子から妬まれていたことが判明したが、本人は気付いていなかった。

孤児であり、幼い頃からいくつかの孤児院を巡って育つ。ロンドン市内の、メアリという老シスターが院長を務める修道院で10年間暮らした後、日本の修道院がシスターを必要としていたことから日本の高校に留学する。幼少期はやんちゃで手の付けられない悪戯っ子だったが、メアリ院長との出会いで改心してシスターとなった模様。

現在のところ気になる相手はいないものの、アニメではラブレターを受け取る描写があるなど、人気はあるようである。

高校卒業後も日本で暮らす意志があるようで、将来の夢も看護師、秘書、保育士、婦警と沢山あるらしく、カトリック教徒としては還俗あるいは在俗する意図を窺わせる。

ちなみにサラは教会で懺悔（告解）を聞いていたこともあり、本来なら告解は司祭だけが行えるものであることを考えるなら、現実のカトリックとは微妙に異なる宗教を信仰しているのかもしれない。

友人からの呼称は「サラ」or「サラちゃん」。花井は「サラ君」。教会内では「シスター・アディエマス」。ちなみに麻生からはまだ「お前」と呼ばれるシーンしか描かれていない。

金髪で、髪型はイギリス結びの束髪。瞳の色はアイスブルー。黒ストッキングを愛用している。

名前は読者公募による命名である。

俵屋さつき（たわらや さつき）（声優：伊瀬茉莉也）

小柄なバスケ少女。

天満・美琴・一条・嵯峨野・ララと女子バスケットボール部を結成（顧問は姉ヶ崎）。プレッシャーに弱いという欠点がある。身長を伸ばすために大食いをしており、「マグマカレー大食い大会」で5連勝するほどの強さを誇る。アレン・アイバーソン並みの3ポイントシュートが得意。

女子バスケ部結成時には、ララにバスケや恋愛方面のことなどで支えられた経緯があり、それ以来良く慕っているようである。同級生の友人に八雲、サラ、稲葉、東郷妹がいる。愛称は「さっちゃん」。

麻生に恋心を抱いていたが、麻生が美琴を気にしていることを悟り、最終的には自ら身を引いた。

10巻のカラーページに登場。

5月25日生まれで双子座。A型。

稲葉美樹（いなば みき）（声優：大谷美貴）

噂好きの少女。聞きたがり屋でミーハー。

東郷妹と仲が良く、いつも一緒にいる。他にはサラやさつき、そしてサラを通じてか八雲とも親しい。八雲繋がりで、天満、沢近、美琴、高野ら四人娘達とも進んで交流している積極派。

サラには「ミキ」と名前で呼ばれており、八雲のことは当初「塚本さん」と呼んでいたのが、今では「八雲」と呼び捨てで呼ぶようになっている。

ハリーや花井のことを好評価している。沢近愛理の大ファン。

髪型はショートで目はツリ目。

比較的早くから登場し、名前（当時は苗字のみ）も判明していたにもかかわらず、未だに人気投票や設定資料集には登場していない。

東郷の妹（とうごう）

2-Dの東郷雅一の妹。名前は不明。天文部所属で、部活では結城の後輩になる。

性格が真面目なのか、激情家な兄とは馬が合わず、家では口喧嘩が絶えないらしい。

稲葉と仲が良く、最近ではサラやさつき、八雲とも親しい。ハリーのことを好評価している。

料理が得意で、家でも家事の手伝いをしている。

髪型はストレートロングで目はタレ目。

2年D組生徒

クラス担任は加藤先生。生徒の多くが留学生である。

ララ・ゴンザレス（LaLa Gonzalez）（声優：小林ゆう）

メキシコ出身の留学生。

メキシコ流プロレス、ルチャ・リブレの優勝者。得意技は「アイアンクロー」。元は他校にいたが、「一条かれん」という母と同じ名を持つ強敵と遭遇。一条と決着を着けるべく矢神学院高校に転入。一条と同じくアマチュア・レスリング部に所属。一条とはライバル（あくまで一方的な）だが客観的に見ると仲も良く、ファーストフード店「ワスバーガー」で一緒にバイトしたりしている。一条を「イチ・ジョー」と呼ぶ。

日本語はカタコトで話す。アパートに一人暮らし。今までに二回髪型を変えている。南国生まれのためかスケートは苦手。

後輩である俵屋の面倒を見ている内に親しくなり、彼女を気遣う様子が度々見られる。

11巻の裏などに登場。

8月31日生まれで乙女座。B型。今鳥曰く、胸のサイズはD。当然今鳥の的になっている。

ちなみにメキシコの公用語であるスペイン語ではGonzalezはゴンザレスではなくゴンサレスと発音した方が近い。

東郷雅一（とうごう まさかず）（声優：安元洋貴）

2年D組学級委員長。一つ下の妹が1年D組にいる。

ロシア・ドイツ・イギリスへの留学経験を持つ帰国子女。委員長（統率者）歴は通算11年目。

体育祭におけるC組対D組のライバル関係を作り上げた張本人。以後もC組を好敵手とみなし、なにかと勝負を挑んでくる。かなりのナルシストかつ自信家で、キザなセリフが特徴。その思考回路はかなりズレており、内容はいい加減。渡米経験もないのにアメリカでの武勇伝を語ったり、スペイン語の単語を使ったりする。

基本的に人は良く、優しい所もある。最近では主要メンバーとも絡む機会が多くなった。ハリーとは3日3晩殴りあった末の親友で、「相棒」と一方的に呼んでいる。

趣味は陶芸。恋愛面では、密かに天満狙い。父は防衛庁勤務。祖父は元帝国陸軍の軍人。

11巻の表紙に登場。

10月21日生まれで天秤座。AB型。ロングヘアで、普段は後ろで結んでいる。

ハリー・マッケンジー（Harry Mackenzie）（声優：檜山修之）

アメリカ出身の留学生。

金持ちでエリート（父母はともに亡くなっている）。その美貌と少し不良っぽい言動により、女子生徒から絶大な人気がある（当然吉田山等もてない男子からは敵視されている）。腕力も強く、播磨・花井などと何度か対決。母国では「赤い狼」と呼ばれ恐れられた。

第1話では名前のみが登場し、吉田山に「播磨拳児」と間違えられた（本人登場は5巻以降。ちなみに間違えた吉田山は播磨に殴られた）。

風貌や言動を見る限り、ガンダムシリーズのキャラクター、クワトロ・バジーナのパロディと思われる（さりげなく、誕生日も一緒）。

11月17日生まれで蠍座。B型。髪はブロンズ色。最初の頃の日本語はカタコト（“血”を“皿”と間違えていた）だったが、最近では直ってきている。

天王寺昇（てんのうじ のぼる）（声優：志村知幸）

播磨をライバル視し、何度か決闘を挑んでいる不良。

スキンヘッド。元々大柄な体型だが、体育祭ではダンプカー並みの巨体で再登場して大暴れし、播磨と沢近に倒された時に元の体格に戻った。

網元の息子なのに何故かフランスからの帰国子女という設定になっている。とても兄妹とは思えないかわいい妹、美緒がいる。

惚れっぽい性格。1巻6話でいきなり天満に告白するも見事に玉砕。その後諦めたかに思えたが、やはりまだ諦めていなかった。修学旅行中に安井金毘羅宮で塚本天馬×天王寺昇と書かれた札を貼ったと思われる形跡が見つかっている。

3月28日生まれで牡羊座。A型。

2年D組女子生徒A

騎馬戦で東郷と組んだ女子。運動部らしいが、どこの部なのか不明。

日本語の使い方が間違っている東郷とハリーに（心の中で）ツッコミを入れていた。

他の組の生徒

佐野（さの）（声優：泰勇気）

2-Aの生徒。沢近に告白するが玉砕した。その後は全く登場していない。

2年A組男子全員

体育祭の「騎馬戦」の際、C・D組に対抗するために「超激合身」（全員がピラミッドの体型になる、騎手は一番上）という反則ぎりぎりの離れ技をやってのけたクラス。だがハチマキは一条によりあっさりと取られ、そのままバランスを崩して、崩れ落ちてしまう。それでも一番上の騎手（女子）は男子全員が身を挺して守った。

ちなみにこのときの体育祭実行委員長は烏丸であり、彼以外が判断した場合、「超激合身」は反則とみなされる可能性が高い。

大食い三兄弟

2-Bの名物兄弟。本名不明。「騎馬戦」のために30kg増量したアホ兄弟。全員が同じ顔、体格、声をしている。恐らく三つ子。

言葉使いなどは古めかしい（「敵機」「八時の方向」など）が、割とエロ。

教員

刑部絃子（おさかべ いとこ）（声優：浅川悠）

播磨の従姉（母が播磨の父の姉）。矢神高校物理教諭。1年D組の担任で、茶道部顧問。

播磨を居候させているが、学校では隠しており、からかいつつも一応面倒は見てやっている。播磨が頭の上がらない数少ない人物である。実は播磨のファーストキスの相手。淡白な性格だが、播磨が八雲を自室に連れ込んだ時だけはひどく取り乱していた。

かなりの酒豪。くじ運は悪く、歌は下手。趣味は機械いじりとモデルガン収集（サバゲーにも参加しており、狙撃が得意。また、袖の内に小型拳銃を隠し持っている）。好きなものはプランク定数で、5桁×5桁の計算なら3秒以内に答えられる。嫌いなものは授業時間の延長で、生徒より帰宅が早い。機能性食品を好むとは本人談だが、実際はビールとジャンクフードをこよなく愛している。ちなみに播磨のバイクは彼女の所有物である。

かつてはバンド活動もしており、プロのギタリストになれるほどの実力を持っていた。知られたくない過去があるらしく、それを知っているのは笹倉のみ。2LDKのマンションに住んでいるが、元独り暮らしの部屋としてはかなり広く、過去に何かがあったらしいが詳細は不明。

播磨が「絃子は俺のイトコ（従妹）」と発言し、八雲や天満が誤解を招くことがある。播磨が「イトコ」と呼び捨てにすると怒る。

8巻の表紙などに登場。

8月18日生まれで獅子座。A型。身長168cm。学校では眼鏡を着用。2－C女子も惚れるほどのナイスバディの持ち主。

名前の由来は「播磨狐」に対して「刑部狐」か。

笹倉葉子（ささくら ようこ）（声優：くるまどあきこ（1期）→平野綾（2学期））

矢神高校美術教諭。

刑部の高校時代の後輩で、播磨とも知り合い。絵画は個展を開くほどの腕前で、金持ちからは絵描きとして誘われているが、全て断っている。

天然ボケな所がある。刑部と同じく、かなりの酒豪。刑部の大学のイベントの「奥さんにしたい女（ひと）選手権」では、1位に選ばれた。

刑部の弱点を握る唯一の人物。

ドライビング・テクニックに優れている。愛車は真紅のホンダ・NSX-R（なお、作中では左ハンドルになっているが、02年式NSXタイプRに左ハンドルは存在しない）。

7月18日生まれで蟹座。A型。

姉ヶ崎妙（あねがさき たえ）（声優：大原さやか）

矢神高校養護教諭で2学期から赴任。

おっとりした性格で、矢神高校男子にとって天使のような存在。女子バスケ部の顧問だが、バスケのルールは全く知らない。

矢神高校に赴任する前、播磨を居候させていたことがあり、その時の癖で播磨のことを「ハリオ」と呼ぶ。播磨への好意は本気半分からかい半分といったところ。大人な外見の裏腹に子供っぽい部分もあるが、沢近の播磨に対する複雑な心境を見抜き、大人の余裕を見せるという一面もある。

チャネルポイズンの香水を愛用しており、癒し系抱っこが得意。「兵法」の著者の孫子を女性と思っている（わざとボケてる可能性もあるが）。彼女が赴任した時や文化祭など、彼女の積極的なアプローチに播磨は何度も翻弄されている。

10巻の表紙などに登場。

3月3日生まれで魚座。B型。

谷速人（たに はやと）（声優：保村真）

矢神高校英語教諭。2年C組学級担任で、男子バスケ部の顧問。

個性派揃いの2年C組生徒達に振り回されっぱなしの様に見えるが、内心では彼らのことを自主性のあるしっかりした生徒達と高く評価しており、文化祭等は彼らの好きな様にやらせている。学校で1、2を争う問題児であった播磨のことも周りがなんと言っても普通に扱っている。そのため播磨も彼を深く信用ている。播磨とは映画を２人で見に行ったことも。

同僚の姉ヶ崎妙に好意を抱いているが、財布役として使われたりする一方であまり進展は無く、大抵オチで播磨にかっさらわれる（播磨にはその気無し）。

加藤先生と2年D組が苦手。大の恐竜好きで、恐竜の粘土細工を作り職員室の机に飾るという子供のような面もあり、キレると背景にティラノサウルスが現れる。ゲームボーイを職員室の机の上に置いているらしい。青森出身であり、実家は弟が継いでいる。英語教師だが留学経験はなく、日本を出たこともない。

13巻のカバー折込裏に登場。

7月20日生まれで蟹座。O型。

名前の元は風雲たけし城の谷隼人隊長と思われる（ときどき「速人」が「隼人」とされることがある）。

郡山（こおりやま）（声優：安元洋貴）

矢神高校体育教諭。生徒指導担当。

どこの学校にも1人はいそうな、常に竹刀を持ち歩いている怖い教師。生徒からの通称は「ゴリ山」。

アマレス部の顧問でもあり、一条の意外な才能に一目置いている。単行本9巻から、刑部にも影でゴリ山と言われているようである。

密かに刑部や姉ヶ崎に気がある様子。また、冴子のようなタイプの美女に迫られると弱いらしい。

修学旅行の際、自分の生徒には夜間の行動を厳しく制限しておきながら、理事長代理の権威で好き勝手をするイギリス本校の留学生については黙認するなど、相手によって態度を分けるような所がある。

加藤（かとう）（声優：上別府仁資）

2年D組学級担任。

嫌われ者の教師。遠回しにC組を見下している。集会の話がやたらと長い。酔うとなお長い。生徒からは通称「カトセン」と呼ばれているが、人気は全くない。モノが片付かないのが気になる性質らしい。

金崎（かねさき）

矢神高校生物教諭。

谷とは同期で親しい。飾らない性格で、思ったことをハッキリ言うタイプ。頭の良い女性が好みで、彼曰く姉ヶ崎は「生態系では捕食される側」らしい。

谷は彼の苗字を「かねさき」と発音しているが、理事長Jrからは「かねざき」と呼ばれていた。

名前の由来はアニメ「スクールランブル二学期」の監督、金﨑貴臣から。ちなみにこちらは字が「金﨑」であり、読みは「かなさき」である。

笠稔持（りゅう ねんじ）

矢神高校教諭。

普段は姿も見せないが、留年しそうな生徒の前に出現し、警告を発する。その警告に耳を貸さなかった生徒は必ず留年することから、通称「留年先生」と呼ばれている。

顔はかなりシブい。普段はいるかどうかさえ分からず、矢神高校の七不思議のひとつに数えられている。播磨、吉田山、天満などの前に登場。1巻では1コマだけ登場した。

イギリス本校からの交換留学生

マックス

留学生一団の表面上のボス的存在。

短髪で、両目に2本ずつ縦線状の傷跡がある。一度播磨に勝つほど喧嘩が強い。日本人を侮蔑するような言動を取る。口癖は「報われねぇな」。ちなみにモデルは北斗の拳に出てくるサウザーと思われる。

マックスが留学生達を統括しているようにも見えるが実はショーン達の手駒に過ぎなかった。貧乏で学校にも行けないような状態だったのを、ショーンに用心棒のような形で雇われたらしい。

播磨にボスに惚れてるんじゃないかと妙な誤解を受けてしまうが、本当に好きなのは沢近愛理の模様。

2度目は播磨に敗れるが、その闘争心は微塵も揺るがなかった。

ショーン

留学生一団の真のボス。

ハリーと並ぶ美男子で、長い金髪に青い瞳の持ち主。修学旅行先のホテルで、その美貌と爽やかな言動で女子の人気をかっさらった。その勢いで一条にも言い寄ろうとするが、途中から割り込んできた今鳥を一条は選び、あっさり振られてしまった。

紳士的な好青年といった印象である。

沢近愛理の婚約者らしい。名家の子息。

マックスを親友だと言っているものの格下に見るあたり相当の実力を具えていると思われる。

ウィリー

黒髪に眼鏡をかけた男。冷静沈着。

一見ショーンに従う忠実な部下という感じだが、素性は謎。だが意外にもノリは良い。

モデルはハリー・ポッターと思われる。

ミック

小柄で、出っ歯とそばかすが特徴。身のこなしが軽い。

見える小物臭さは吉田山と通じるところがある。素なのか、演技なのかは不明。

マックス同様、貧乏で学校にも行けないような状態だったのをショーンに用心棒のような形で雇われた。

サミュエルと仲が良く、まさに凸凹コンビのような感じ。よくいろんなコスプレを着て、登場する。

沢近を人質に取り播磨と戦うが、あっさりとやられてしまった。

サミュエル

髪型はアフロ。

熊のように大柄。その見た目どおり腕っ節が強い。だが日本へはお笑いの勉強のため留学したらしい。同じお笑い好きの天満とは仲良くなった。

吃音の癖があり、そのせいで天満から「ササミュエル」と間違えて呼ばれている。

やはりマックス同様貧乏で、学校にも行けないような状態だったのをショーンに用心棒のような形で雇われたらしい。

空太との戦いでボロボロになった花井を京都にまで送り届けてくれた。実は“いい人”と思われる。

その他

家族

播磨修治（はりま しゅうじ）（声優：三瓶由布子）

播磨拳児の弟。生意気な小学六年生。

八雲に憧れていて、矢神高校の茶道部に出入りしている。茶道部部長の高野とは馬が合うらしく、バレンタインでは密かにチョコを貰っていた。

生意気ではあるが、非常識な兄と比べればマトモな性格。だが、好きな人（八雲）に会いたいがために家出のフリをして塚本家に近づくなど、ストーカーまがいな行為は兄に少し似ている。

同級生の天王寺美緒に片想いされている。意外とモテてるあたりも兄と似ている。

11月30日生まれ（天満と同じ）で射手座。A型。

天王寺美緒（てんのうじ みお）（声優：矢作紗友里）

天王寺昇の妹。だが、兄とは全く似ていない。

同級生の播磨修治が好き。修治が塚本という女性が好きということを一応知っていたが、文化祭の時、姉の（マスクを被った）天満の方をその「塚本」だと勘違いしてしまう。一方、その時に偶然出会った八雲に憧れている。

階段から転げ落ちても上着を傷つけただけだったあたり、意外と頑丈な体の持ち主かもしれない。

一条康介（いちじょう こうすけ）（声優：佐藤利奈）

一条かれんの弟。腕白な小学二年生。

生まれた時は未熟児だった。しかし現在は健康。ちなみに姉と同じ部屋で生活している。

サッカーと「ドジビロン」が大好き。同じくドジビロン好きでチャット仲間であった今鳥を家に招待したこと（自称「オフ会」）もあり、それ以来すっかり親しくなっている。

8月29日生まれで乙女座。O型。

花井弥三郎（はない やざぶろう）（声優：速岳大）

花井春樹の父。花井道場の道場主。

妻・千鶴とは20歳の時に駆け落ち結婚。勘当後10年後にして実家に戻り、江戸時代から続く剣術道場を父・寅太郎（花井の祖父）との決闘の末、少林寺拳法の道場として新しく生まれ変わらせた。そこの当主になる。

花井家は江戸中期からの矢神藩の剣術指南役だったらしい。

花井千鶴（はない ちづる）

花井春樹の母。

少林寺拳法の道場の娘で、若い頃に弥三郎と駆け落ちして春樹を生む。

美琴からは「千鶴さん」と呼ばれている。美琴の母とはカラオケ仲間。

美琴の父（声優：西凛太朗）

「周防工務店」の親方。いかつい体格で、ヘアスタイルは角刈り。

何故か谷からは面談に来るのも拒まれるほど恐れられている。執事の中村を無理やり麻生だと間違えようとするお茶目な父。

美琴の母（声優：一木美名子）

美琴が25～30年老けたような顔をしている。

沢近の父（声優：井上和彦）

沢近愛理の父。イギリス人。

しかし戸籍上は沢近と親子の関係ではない。何か複雑な事情を持つ父親。

実業家で海外を忙しく飛び回っているため、娘と接する機会がなかなか無い。

沢近の母（声優：天野由梨）

沢近愛理の母。京都生まれ。

現在は京都で、娘とは離れて暮らしている。

中村（なかむら）（声優：前田剛 ※1期→ 岩崎征実 ※2学期）

沢近家の執事。元軍人。

謎だらけの男。左目に眼帯をしている。沢近が最初にヒゲと呼んだ男でもある。本編では「ナカムラ」と表記されることが多い。沢近の父親には大恩があるらしい。沢近の影のように付き添い、身の回りのお世話をしている。沢近の敵は全て消そうと考えているらしい、職務に忠実すぎる男。

サバゲーで女装（沢近に変装）して参戦。その実力は本物で、銃を初め、様々な戦術に精通している。

決め台詞は「アスタラビスタ」（スペイン語で「また会いましょう」の意。ターミネーターでは「地獄で会おう」と訳された）

サバゲーでは刑部絃子と一戦を交え、彼女のことは「戦場に咲く花」と評している。修学旅行編で登場した安井金毘羅宮には刑部絃子×中村（「中」の字は判読できず）と書かれた札が貼られていた。沢近を守るために京都までついてきていたのか、本当に彼が貼ったものなのかは謎。

スズキマサル（声優：安元洋貴）

沢近家のコック。しかしその姿はどう見てもメイド。

中村が軍人時代、南米のとある小国で行われた極秘作戦中に燃え盛る官邸の中で、当時子供だったマサルと出会う。怯えるあまり思わず中村を銃で撃ってしまったが、「生きて生きて生き延びるんだ!」と中村に論され、命を救われる。そしてその後は養子として中村に引き取られ、現在に。

母もメイド（沢近家のメイドではない）。憧れていたらしい。

ちなみに幼少時代は小柄で女顔だった。しかし今はどう見てもむさ苦しいただの大男に変化した。

目が悪いのか、時々沢近と同じ髪型の人間を沢近だと間違えることがある。

腕っ節は強い。人見知りな性格。会話能力に難がある。

ペドロ・ゴンザレス（声優：小原雅一）

ララの父。

元はプロレスの選手でリングネームはラ・ロッカ。若い頃はアマレスで活躍し、その後ルチャ・リブレ（メキシコのプロレス）に転向。マスクマンとなってメキシコ中にその名を馳せるほどの存在になった。ララの幼い頃ににプロレスとルチャのすべてを叩き込んだのもこの人。しかし腕の骨折が原因でプロレス界を引退。酒に溺れる毎日が続き、とうとう体を壊してしまう。

実は体育祭の日、娘を心配して日本に来日していた。

意外と非常識な性格。トラックの傍に置いてある物を落ちている物だと判断し、勝手に持ってきてしまう。

1月17日生まれで山羊座。O型。

カレン・ゴンザレス

ララの母。

得意料理はタコス。酒びたりになった夫に愛想を付かしたのか?ララが10歳の時に家を出て行ってしまった。

嵯峨野の祖母

「市立矢神病院」に入院している。

割烹さがので忙しかった両親に代わり、幼い頃から恵の面倒を見ていたお婆ちゃん。「恵の花嫁姿を見ること」が現在の夢。ちなみに彼女自身が17歳の頃は、夫とラブラブだったらしい。

ひょんなことから、一度心が伊織と入れ替わったことがある。しかしちょっと驚いたくらいで、その後は恵の学校での様子を調べる良いチャンスと思い、猫の姿を利用して矢神高校に潜入した適応能力が高い人。

皿に盛られたナス漬を見ただけで「それは漬物すがのナス漬じゃないか」と見抜く鋭い眼力の持ち主。

他人の恋に世話を焼くのが好きな性格は、孫娘にしっかりと遺伝している。

塚本姉妹の父

八雲の想像のシーンのみに登場。後ろ姿が少し播磨に似ていた模様。

バイト先や仕事先の関係者

三井雅顕（みつい まさあき）（声優：泰勇気）

談講社の「週刊少年ジンガマ」編集者。播磨、烏丸の担当。

国立大学の仏文学科を卒業した経歴を持つ、元文学青年。趣味でHPを運営し、連載小説みたいなことをやっている。文芸部（小説）志望で入社したが、新入社員は文芸部に配属されることは滅多にないということを入社後に知った。

適度に忘れっぽく、適度に調子がいい。仕事はいい加減。播磨のことをなぜか「田沢君」と間違えて呼んでいる。烏丸の原稿に播磨の漫画が描かれていた時はそのまま雑誌に載せてしまったことがある。

ある風俗嬢（シオンちゃん・本名真鍋詩織）にハマって給料の大半をソレにつぎ込んでいるらしい。

10月20日生まれで天秤座。A型。

名前の元ネタは、スクランの担当編集者4名から一文字ずつとったものだと思われる。

五島雄山（ごとう ゆうざん）（声優：石井康嗣）

談講社の「週刊少年ジンガマ」編集長。元漁師。

70年代に談講社に入社。以後30年以上に渡って漫画畑を歩み続ける。今ではベテラン作家でも震え上がる存在までになった。30年間1度も笑わなかったらしい。大の犬好き。尊敬漫画家は手塚治虫。

鬼哭丸船長：五島玄海の双子の弟（但し誕生日が違うので、玄海以外にも兄がいるのかもしれない）。しかし兄が新人漫画家だった時にケンカ別れをしてしまい、あまり仲は良くない。

兄をもはるかに凌駕する巨体。だが今の姿とは想像がつかないほど、昔は病弱だった。

唯一自分に対して怖がる素振りを見せなかった八雲のことを気に入り、談講社への入社を進めたことがある。

3月28日生まれで牡牛座。

五島玄海（ごとう げんかい）（声優：石井康嗣）

元漫画家。マグロ漁船「鬼哭丸（きこくまる）」の船長。及び同船の「ルール」。

かなりの巨体で圧倒的なオーラを漂わせている恐ろしい人物。胸に十字の胸毛がある。

父も漁船の船長。幼い頃は弟と共に漁港の町で育った。しかし「敷かれたレールを走りたくない」という理由で家を飛び出して上京する。「週刊少年ジンガマ」で新人漫画家としてデビューし、単行本を出すまでにはなった。だがヒットはしなかった。その後突然断筆を決意し、漁師の道へ戻ることに。デビュー作は「1,2のマグロ（読み切り）」。

播磨に「師匠」「オヤジ」と呼ばれ慕われている。好きな歌は「海の男はよ」。「週刊少年ジンガマ」編集長、五島雄山の双子の兄。尊敬する漫画家はちばてつや。

5月18日生まれで牡牛座。A型。

大谷鰯（おおたに いわし）（声優：前田剛）

漁船「鬼哭丸」幹部。魚と書かれたTシャツを着ている。漁師なのに泳げない。

趣味は新人いびり。時々度を越すようなイジメで船員仲間からも「恐ろしい人だ」と言われている。だが本当は照れ屋で（男に）惚れやすい性格。

新人の播磨に何かと因縁を付けてきた。播磨の漫画を馬鹿にし、もう2度と絵が書けないようにと手を潰そうとしたことがある。だが、それはすべて愛するが故の「照れ隠し」だった。播磨に対する呼称は「ポンチエ（昔の漫画の別名から）」。

別名「愛の海に生きる男」。時々言葉使いが女口調に変わる。

陳店長（ちん）

サラ、麻生がバイトしている中華料理店「茉莉飯店」の主人。

横浜中華街出身。最近、子供が生まれた。

お人よし。少々うっかり者な所がある。ちなみにこの人が作るラーメンより、サラの作るラーメンの方が美味しいとの噂。

井上店長（いのうえ）

「ワスバーガー 矢神店」の店長。一条、ララの上司。ちょび髭と帽子がトレードマーク。

ララのバイトぶりの酷さに日々迷惑してる。だが、余ったハンバーガーをいつもララに持ち帰らせてあげている"いい人"。

元々は「井上うどん」という寂れた定食屋を経営していた。

飯田橋店長（いいだばし）（声優：川原元幸）

天満たちがよく行く喫茶店「メルカド」のマスター。

耳に十字架のイヤリングをしている。女性っぽい言葉で話すちょっとそっち系の中年男性。コスプレが趣味らしく、ウエイトレスの八雲に様々な衣装を着せている（八雲以外の店員に何を着せているのかは不明）。

お勧め料理は「ハリケーンパフェ」。美琴のお勧めは「夏季限定 抹茶アイス入りサマージャンボ・ハリケーンパフェ」。

アニメでは店名が「エルカド」になっている。

芸能・報道関係者

役舎丸広事（やくしゃまる こうじ）（声優：藤原啓治）

日本映画界を代表する俳優。

スクランの劇中劇である、連続時代劇「三匹が斬られる!」において、主人公「万石」の役を演じる（時代劇『三匹が斬る!』で役所広司が演じた「千石」のパロディ）。重厚な役から始まって、コメディ色が強い役までこなす幅広い演技が評価されている。高校卒業後に上京。友人に誘われて見た大台辰雄主演の芝居「ズンドコ」に感激し、大台氏が主宰する劇団JKAに入団。「風呂敷戦隊センデンマン」のセンデンレッド役初主演を果たす。その後「三匹が斬られる!」の万石役に抜擢された。

修学旅行先の京都で天満は始めてこの人物と直に接触することになる。

1月11日生まれで山羊座。AB型。

高橋英鬼（たかはし ひでき）

劇中劇「三匹が斬られる!」で「上様」の役を演じる俳優。（時代劇『三匹が斬る!』で高橋英樹が演じた「殿様」のパロディ）。

秋風亭小夜（しゅうふうてい こよる）

劇中劇「三匹が斬られる!」で「イカ」の役を演じる俳優。怒りっぽい性格（時代劇『三匹が斬る!』で春風亭小朝が演じた「タコ」のパロディ）。

TVリポーター（声優：山本麻里安）

入局3年目のリポーター。本名不明。

矢神神社でライオンやらキリンが目撃されて話題になった時、TVクルー達を引き連れ、その現場にやってきたリポーター。自分の「取材力」を認めさせたいと願う野心家だが、しかし最後は播磨の涙を見て取材を中止させた優しい人。ツッコミも上手い。

その他

神津正弘（こうづ まさひろ）（声優：千葉進歩）

美琴の初恋の男性。

中学生時代、高校受験のための家庭教師として美琴に付いた。その後、美琴に花井道場への入門を勧められ、（美琴は冗談で言ったのに）本当に入門してしまう。努力家としての彼の姿に美琴が惚れたらしい。

前髪で隠されて、目だけが描かれない演出で登場するキャラクター。

神津の彼女（声優：那須めぐみ）

矢神学院高校を卒業した神津が、上京後に連れ帰ってきた彼女。それを見た美琴は、告白すらできないまま初恋の人に振られてしまった。

ジョルノ（声優：山本麻里安）

イタリアにいた少年。マフィアのボスの御曹司。

マフィアのレジーノに狙われるが、高野の助けでファミリーを守った。「あの男」に面影が似ているらしい。

ちなみに、この回の話は様々な解釈があり、高野の作り話という説、高野が作った同人ゲームの登場キャラという説（アニメ1期を受けた小説版での設定）、本当に高野と知り合いという説（アニメ二学期・CDドラマ）などがある。

幽霊の女のコ（声優：佐藤利奈）

遅い時間の校舎に時々現れることがある幽霊。八雲が2回遭遇している。

八雲のことを「ヤクモ」と呼ぶ。大人になれない子供の姿なので、異性を好きになるという行動が理解できないらしい。髪を自在に伸ばすことができる。

色々と謎が多く、実在の存在なのかどうかも定かではない。ただし八雲だけでなく、天満とも会話していることを臭わせる描写もあった。

百合っぺ（ゆりっぺ）（声優：洞内愛）

谷の地元の同級生。本名不明。

谷の思い出の中で、15倍美化された女性。得意料理は「どんぐりクッキー」。

高3の夏から付き合い始めたらしい（意外と短い）。仙台の専門学校に進んだために高校卒業と共に谷とは別れた。姉ヶ崎と雰囲気が少し似てるらしい。

2月13日生まれで水瓶座。A型。

伊東又吉（いとう またきち）（声優：上別府仁資）

花井の（自称）師匠である老人。

山籠もりすると出没する爺さん。チャイナ帽をかぶっている。一見デタラメだが、何だか説得力のあるような話をするのが得意。決め台詞は「オトすなら今じゃぞ」。ちなみに正体はただの農家の爺さん。ボケているように見えてボケてないらしい。バアさん一筋。美琴のことは「だいなまいとせくしー」として覚えていた。

5月5日生まれで牡牛座。O型。

明子（あきこ）（声優：清水香里）

伊東又吉の孫娘。

川合（かわい）

刑部の大学の同級生。増刊号で新郎として登場。新婦は刑部の高校の同級生。IT企業「講談商事」に勤めている。

吾郎（ごろう）

ハードボイルドタッチのDな男。

矢神湾岸道路でGファントム（漆黒のGTR）を操るドライバー……と思いきや、後部座席にいた。ゴルゴ13に似ている。免許は持っていない。

ドラキュラ

初来日（目的は合コン）の際に、間違えて矢神祭のお化け屋敷に来てしまったうっかり者のドラキュラ。友達にフランケンがいるらしい。

妖怪だが、恩をあだで返すような真似はしないとても紳士的な妖怪。クイ、ニンニク、十字架に極端に弱い。好物はトマトジュース。

メアリ院長

サラが10年間過ごしていたロンドンの修道院の院長。サラの恩師。

動物

伊織（いおり）

塚本家で飼われている黒猫。

額に×形の傷跡がある。心の声も「ニャーニャー」である。時々、不思議な能力を発揮する。天満や嵯峨野恵の祖母と入れ替わったことあり。一人称は「俺」であるが、東郷には「レディー」と呼ばれているため性別は不明。

父は「天下無双」だったらしい。座右の銘は「猫は所詮一匹」。

ピョートル（声優：かないみか）

播磨が以前飼っていたキリン。

刑部には「6番」と呼ばれていた。八雲のことが好きらしい。伊織と違い、心の声は人間の言葉だった。現在は動物園にいる。物忘れが激しく、播磨に飼われていたことさえ忘れている。

なお播磨が飼っていた動物の名前は歴史上の著名人から取られており、これはロマノフ朝ロシア帝国皇帝のピョートル1世からとられたと思われる。

ナポレオン（声優：清水香里）

播磨が現在も学校で飼っているブタ。

名前はフランス皇帝のナポレオン・ボナパルトから取られたと思われる。体育祭に乱入し、梅津をひき逃げした。最近は天満がトン汁好きだと知ったご主人様の播磨にトン汁にされることを怯えている。

播磨の動物で唯一動物園で飼われていない。その理由は刑部絃子曰く「君たち、動物園でブタ見たいか?」。

アレクサンダー

播磨が連れていた蛙。

名前はマケドニア国王のアレクサンダー大王からの命名と思われる。優秀らしい。

アナスタシア

播磨が飼っているペンギン。

名前はロシア帝国のアナスタシア皇女から取られたと思われる。イメージアルバム「塚本八雲」にしか出てこない。

空太（くうた）

「矢神動物園」のレッサーパンダ。

全長3m。直立の姿勢が人気を博した。花井と対戦し、引き分けに終わった。

アニメオリジナルキャラクター

船員F（せんいんエフ）（声優：小林尽）

漁船「鬼哭丸」の船員。ニット帽に「F」と書かれているのが目印。スクールランブル原作者の小林尽が必ず声優を担当している。

先生（せんせい）（声優：小林尽）

アニメ二学期第21話にて、漫画家として登場。下記のヨシ本に同じく、本人役に等しい。

ヨシ本編集（ヨシもとへんしゅう）（声優：吉本雅和）

スクランの担当編集者、吉本雅和が自ら出演。アニメ二学期第21話にて、本人役で先生（小林尽）にダメだしをしていた。

はっちゃけバスケ団! （アニメオリジナル）

『スクールランブル二学期』における、アニメ内の作中劇。人気バスケ漫画。天満も夢中になった。

ドライブ（声優：小林ゆう）

主人公。必殺技は「ギャラクティックボンバー（単なるダンクシュート）」。

マリっぺ（声優：清水香里）

ヒロイン。

ブドー（声優：安元洋貴）

巨漢のドライブの仲間。

電卓（声優：保村真）

計算に長けたドライブの仲間。

ニヒル

オカマのドライブの仲間。

キラー（声優：小西克幸）

敵。

デスゲート（声優：志村知幸）

敵のボス。

魔法少女☆マジカルマイ（アニメオリジナル）

スクールランブルのパロディの宝庫ともいえるぐらいいろいろなネタが入っている。 『スクールランブル二学期』における、セルフパロディ的なアニメ内アニメ。

大塚舞（おおつか まい）（声優：山崎美智）

主人公。高校2年生で、「魔法少女」ではないと酷評された。アダルト率は高い。

ポンチ絵大魔王に定年退職を勧められたが、マスク仮面に引き止められ今後も矢神市の平和を守ることになった。だが本人は年齢を気にしているらしく、マスク仮面との寿退社を狙っている。

変身の台詞は「チャームア～ップ（ハートマーク）マイ・舞・ドリーム☆」。登場時の決め台詞は「小さな悪事もきちっと成敗。魔法少女マジカルマイ、華麗に参上」。

パンツの色は白。生意気なガキが嫌いらしい。武器は魔法のステッキとハリセン。

ネコ（声優：冬馬由美）

喋るネコで、ケルベロスやルナのような存在。姿は伊織だが、翼が生えている。

天満（てんま）（声優：小清水亜美）

舞のライバル的存在でマシュマロ天満に変身する。姿は塚本天満。詰め物で巨乳を装う。昔は純粋だったらしい。烏丸が好き。

胸を大きくするパワーアップを施した為に金欠になり、ポンチ絵大魔王からの手紙を舞に届けるバイトをしている。

八雲（やくも）（声優：能登麻美子）

妖精。姿は塚本八雲。ティンカーベル的存在。

烏丸（からすま）（声優：小西大樹）

天満の憧れの人。姿は烏丸大路。

ポンチ絵大魔城の設計者。城の最終点検中に舞に出会い、抜け道を教える。

マスク仮面（マスクかめん）（声優：高木俊（変装時：檜山修之））

舞の憧れの人で、正義の戦士だが、その正体は西本。

舞がピンチになるとどこからともなく現れて舞を助け去っていく。

舞が引退するべきか悩んでいる時に、「いいじゃないか！ふりふりの服。いいじゃないか！女子高校生」と叫んで舞を励ますが、ポンチ絵大魔王に変態扱いされる。

ポンチ絵大魔王（ポンチえだいまおう）（声優：高橋広樹）

天満が好きらしく、「ご町内に魔法少女は2人もいらない」との理由でマスク仮面を捕まえ舞を誘き寄せた。意外と好漢。播磨拳児と同じサングラスをかけている。赤いふんどしを締めており、股からのアングルが多い。

自分も天満に告白できない辛さをしっているためか、マスク仮面を思う舞の気持ちに共感するなど漢らしい一面も。

恋が実るといわれているブルーダマスクローズを使って安易にマスク仮面の心を奪おうとする舞にたいして、「魔力で相手の心を捉えてもそれは本物じゃない」と発言するなど、恋愛に対しては意外に真剣に取り組んでいるようだ。

大塚の父（声優：安元洋貴）

筋肉馬鹿な舞の父。姿は東郷雅一。

実は魔法の国の王様。

大塚の母（声優：小林ゆう）

よく食べる舞の母。姿はララ・ゴンザレス。

実は魔法の国の御妃様。

少年奈良（しょうねんなら）（声優：泰勇気）

いじめられっ子で野比のび太的存在。姿は奈良健太郎。

少年今鳥（しょうねんいまどり）（声優：岸尾大輔）

いじめっ子でジャイアン的存在。姿は今鳥恭介。

「お前の物は俺の物、俺の物は俺の物」といった発言からも分かるように、ジャイアニズムの体現者でもある。

少年吉田山（しょうねんよしだやま）（声優：冨田真）

今鳥の後ろに金魚の分のようについてゆく、スネ夫的存在。姿は吉田山次郎。