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フィンランド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

フィンランド共和国
Suomen Tasavalta (フィンランド語)
Republiken Finland (スウェーデン語)
フィンランドの国旗 フィンランドの国章
国旗 国章
国の標語 : なし
国歌 : 我等の地
フィンランドの位置
公用語 フィンランド語スウェーデン語
首都 ヘルシンキ
最大の都市 ヘルシンキ
大統領 タルヤ・ハロネン
首相 マッティ・ヴァンハネン
面積
 - 総計
 - 水面積率
世界第63位
390,919.55km²
9.4%
人口
 - 総計(2005年
 - 人口密度
世界第106位
5,225,000
17.1人/km²
GDP(自国通貨表示)
 - 合計(2005年

1,555億ユーロ ¹(EUR, €)
フィンランドのユーロ硬貨
GDPMER
 - 合計(2005年
世界第31位
2,043億ドル
GDPPPP
 - 合計(2004年
 - 1人当り
世界第48位
1,512億ドル
29,000ドル
独立
 - 宣言
ロシアより
1917年12月6日
通貨 ユーロ ¹(EUR, €)
フィンランドのユーロ硬貨 (EUR)
時間帯 UTC +2(DST: +3)
ccTLD .FI
国際電話番号 358
註1: 1999年以前はマルッカを使用。

フィンランド共和国(フィンランドきょうわこく)は、北ヨーロッパにある北欧諸国のひとつ。首都ヘルシンキ。西にスウェーデン、北にノルウェー、東にロシアと隣接する。サウナと民族叙事詩カレワラで有名な「森と湖の国」である。

目次

[編集] 国名

正式名称は、フィンランド語では Suomen Tasavalta(スオメン・タサワルタ)、通称 Suomiスオミ)。スウェーデン語では Republiken Finland(レプブリケン・フィンランド)、通称 Finlandフィンランド)。

公用語はフィンランド語とスウェーデン語。

公式の英語表記は Republic of Finland(リパブリック・オブ・フィンランド)、通称 Finland

日本語の表記は フィンランド共和国、通称 フィンランド。漢字による当て字では芬蘭(古くは芬蘭土とも)と表記し、と略す。また、インターネット上などでは スオミ と表記されることも多くなってきている。

[編集] 歴史

詳細はフィンランドの歴史を参照

通常は先史時代(~1155年)、スウェーデン時代(1155年1809年)、ロシアによる大公国時代(1809年1917年)、独立後の現代(1917年~)の四つの区分に分かれる。

フィンランドは「フィン人の国」という意味、スオミはフィン人の自称である。フィンとスオミの語源については多くの説が提唱されており定説はない。「フィン」についてはタキトゥスが残した「北方に住む貧しいフェンニ人」の記述が最古のものである。「スオミ」については古くはフィンランド南西端、バルト海沿岸にある都市トゥルクを中心とする限られた地域を指す単語であったのが、後に国土全体を指す単語に変容したことのみが知られている。そこに住んでいたスオミ族の言語名が、後にフィンランド語の名称になった。トゥルク周辺は現在では「本来のスオミ(Varsinais-Suomi)」と呼ばれている。

[編集] 概史

現在のフィンランドの土地には旧石器時代から人が居住した。南には農業や航海を生業とするウラル語族フィン人が居住し、後にトナカイの放牧狩猟をする、同じくウラル語族サーミ人が北方に生活を営むようになった。 400年代にインド・ヨーロッパ語族ノルマン人のスヴェーア人がフィンランド沿岸に移住を開始し、居住域を拡大していった。

1155年にはスウェーデン王エーリク9世は北方十字軍の名のもと、フィンランドを征服し、同時にキリスト教(カトリック)を広めた。1323年までにはスウェーデンによる支配が完了し、東方正教会ノブゴロド公国との間で国境線が画定したことで、名実ともにスウェーデン領になった。 16世紀の宗教改革でスウェーデンのグスタフ1世ルター派を受け入れたため、フィンランドもルター派が広まることになった。1527年にはアグリコラが聖書翻訳を進めたことでフィンランドは新教国としての性格を決定的にした。 1581年にはフィンランドの独立が模索された結果、フィンランド公国がスウェーデン王国を宗主国とする形で建国が宣言された。

1700年から始まった大北方戦争の結果の1721年ニスタット条約でフィンランドの一部(カレリア)をロシア帝国に割譲された。 ナポレオン戦争ではスウェーデンの敗北で、1809年アレクサンドル1世フィンランド大公国を建国し、フィンランド大公を兼任することになった。その後スウェーデンが戦勝国となったが、フィンランドはスウェーデンにもどらず、ロシアに留め置かれた。

19世紀の民族主義の高まりはフィンランドにも波及し、「カレワラ」の編纂など独自の歴史の探求が研究された。その一方でロシア帝国によるロシア語の強制などでフィンランド人の不満は高まった。 1899年にはニコライ2世がフィンランドの自治権を廃止を宣言したため暴動が発生。ロシア総督暗殺の惨事にいたり、ついに1905年には「自治権廃止」は撤回された。

1917年にはロシア革命の混乱に乗じてフィンランド領邦議会は独立を宣言した。その後マンネルヘイムが左翼の反乱を鎮圧し、1919年にはフィンランド共和国憲法が制定された。しかし、独立後の政情は不安定で1921年にスウェーデンと領土問題で争い(オーランド諸島)、さらに1939年から1940年ソ連との冬戦争では国土の10分の1を失った。第二次世界大戦継続戦争)ではソ連と対抗するために枢軸国側について戦ったが1944年にはソ連と休戦。国内駐留ドイツ軍と戦ったものの敗戦国として終戦を迎えた。

戦後はソ連の勢力下におかれ、ソ連の意向によりマーシャルプランを受けられず北大西洋条約機構にもECにも加盟しなかった。自由民主政体を維持し資本主義経済圏に属するかたわら外交・国防の面では社会主義陣営に近かったがワルシャワ条約機構には加盟しなかった(ノルディックバランス)。この微妙な舵取りのもと現在に至るまで独立と平和を維持した。ソ連崩壊後には西側陣営に接近し、1994年にはEU加盟に合意。2000年にはユーロを導入した。

[編集] 政治

エドゥスクンタ(Eduskunta)、フィンランドの議会
拡大
エドゥスクンタ(Eduskunta)、フィンランドの議会

詳細は北欧の政治を参照

国家元首である大統領は、内閣と共同して行政執行権を行使する。任期は6年で、国民の直接選挙によって選ばれる。前回投票は、2006年1月15日に行われたが、どの候補も過半数に満たなかったため、上位2名で1月29日に決選投票が行われ、フィンランド初の女性大統領が僅差ながらも再選を果たした。

独立以来、半大統領制とも言われる大統領と首相の二元政治であったが、1990年以降になって議院内閣制への移行を目的とした憲法改正が数度行われた。公式見解としては議会制民主主義国家であり議会が国権の最高機関である。

議会一院制でエドゥスクンタ(Eduskunta)と呼ばれる。200議席を、15の選挙区に分け、比例代表制選挙で選出する。任期は4年だが、途中で解散される場合もある。前回の投票は、2003年3月16日に行われた。政党別の獲得議席数は、次の通り。

  • 中央党(Kesk)55
  • 社会民主党(SDP)53
  • 国民連合党(Kok)40
  • 左翼同盟(VAS)19
  • 緑の党(VIHR)14
  • キリスト教民主同盟(KD)7
  • スウェーデン人民党(SFP)8
  • その他 4

行政府の長である首相は、副首相や閣僚と共に内閣を構成する。各大臣は議会に対して責任を負う。首相は、総選挙後に各党代表の交渉結果に従って大統領が首相候補者を指名し、議会で過半数の賛成を得た後、大統領による任命を経て就任する。他の大臣は、首相の選任に基づき大統領が任命する。

内政面においては先進的な北欧型の福祉国家という印象が強いが、戦後は賠償金などの支払いもあり労働者の権利拡充は後回しされ、労働無きコーポラティズムとして日本に近い社会であった。その後は急速に福祉国家建設へと邁進し北欧型の社会に近づく。

第二次世界大戦後、軍事勢力バランスの上でソビエト連邦の勢力圏に入りながら自由主義体制を維持するというジレンマに置かれたため、外交のみならず国内的にもソビエト批判をタブーとする空気に支配されるという"フィンランド化"状況が続いた。しかしながらその立場を逆用し、東西貿易の窓口として栄え、国民の生活水準は世界一にもなった。現在では北欧理事会を中心とする北欧主義(Nordicism)、EUを中心とする欧州への参加、国連を中心とする世界秩序の構築が国是となっている。

[編集] 国防

  • 常備軍 - 16,500人
    • 職業軍人 - 8,700人
  • 最大可能動員数 - 34,700人
  • 軍事費 - GDPの1.4%

三軍の他に国境警備隊(3,000人)があり、内務省の指揮下にあるが、有事の際には軍隊に統合される。

徴兵制。18歳以上の男子に対してのみ強制されている。女子は免除されている。兵役期間は6~12ヵ月。

冷戦時代にはMiG戦闘機AKライフルなどワルシャワ条約機構軍との共同作戦を想定した装備を有していた。冷戦後は西側からの調達が主となる。

冷戦期に中曽根首相(当時)が「国防努力を怠ればフィンランドのようになる」とフィンランド化について言及した発言を国会でおこない、当時の駐日フィンランド大使が遺憾の意を表明した。

[編集] 地方行政区画

フィンランドの州
フィンランドの地図

フィンランドは、6つの (lääni) に区分される。また南側の南・西・東スオミ州とオウル州はいくつかの (maakunnat) に分かれる。

  1. 南スオミ州 (Etelä-Suomen lääni)
    • 南カレリア県 (Etelä-Karjalan maakunta)
    • パイヤト=ハメ県 (Päijät-Hämeen maakunta)
    • カンタ=ハメ県 (Kanta-Hämeen maakunta)
    • ウーシマー県 (Uudenmaan maakunta)
    • 東ウーシマー県 (Itä-Uudenmaan maakunta)
    • キュメンラークソ県 (Kymenlaakson maakunta)
  2. 西スオミ州 (Länsi-Suomen lääni)
    • 南ポフヤンマー県 (Etelä-Pohjanmaan maakunta)
    • ポフヤンマー県 (Pohjanmaan maakunta)
    • ピルカンマー県 (Pirkanmaan maakunta)
    • サタクンタ県 (Satakunnan maakunta)
    • 中部ポフヤンマー県 (Keski-Pohjanmaan maakunta)
    • 中部スオミ県 (Keski-Suomen maakunta)
    • ヴァルシナイス=スオミ県 (Varsinais-Suomen maakunta)
  3. 東スオミ州 (Itä-Suomen lääni)
    • 北カレリア県 (Pohjois-Karjalan maakunta)
    • 北サヴォ県 (Pohjois-Savon maakunta)
    • 南サヴォ県 (Etelä-Savon maakunta)
  4. オウル州 (Oulun lääni)
    • 北ポフヤンマー県 (Pohjois-Pohjanmaan maakunta)
    • カイヌー県 (Kainuun maakunta)
  5. ラッピ州 (Lapin lääni)
  6. オーランド自治州 (Ålands län; Ahvenanmaan lääni)

[編集] 地理

北側はノルウェー、西側はスウェーデンと国境を接する。西はボスニア湾、南西はバルト海、南はフィンランド湾に面する。ボスニア湾の対岸はスウェーデン、フィンランド湾の対岸はエストニアである。東から南東にかけてはロシアと陸上で国境を接する。なお、スカンジナビア半島には含まれない。 国土の大半は平坦な地形で、氷河に削られて形成されたが無数に点在する。 植生はタイガ地衣類が多い。また森林には粘菌が多様に生息する。 首都ヘルシンキは国の最南部に位置し、フィンランド湾に面する。国土の大半が寒冷な気候であることから、ヘルシンキを初めとする規模の大きな都市はその多くが国の南部に偏在している。

フィンランドにある大きめの湖は以下の通り。

[編集] 経済

人口とGDPが日本の北海道とほぼ同じフィンランドは、1980年代以降、農業林業中心の経済体制から、携帯電話の生産量が世界1位になるなどのハイテク産業を基幹とする工業先進国へと著しい変化を遂げることに成功した。特に、日本の江戸時代からある老舗企業のノキア(NOKIA)やLinuxが有名である。高い教育水準なども影響した結果、ヨーロッパ内でも有数の経済大国となった。世界経済フォーラム(WEF)が毎年発表する国際経済競争力の順位では、2001年から2004年までと4年連続首位に輝き続け、世界の注目を集めている(2002年は一旦、2位と発表されたがその後の再評価で1位に修正された)。しかし、世界的にも高い競争力の裏で、高い自殺率とアルコール依存症率が社会問題となっている。

情報社会と福祉国家を両立させたフィンランド・モデルは、興味深い研究対象としてだけでなく、諸外国の規範となる可能性を秘めていると言えよう。

オフィシャルエアラインはフィンランド航空だが、政府は既に株式の半数以上を放棄している。

[編集] 国民

民族比率は、フィン人が93%、スウェーデン人スウェーデン系フィンランド人)が6%、サーミ人が0.1%、ロマ人が0.1%。

宗教は、福音ルーテル教会が89%、東方正教会が1%、無宗教9%。 福音ルーテル派は国教であり、政府から「教会税」として資金的援助を受けている。しかし、近年では国民の信仰心の低下や、政教分離の意見の高まりなどから、教会への支援は世論からの支持を受けなくなる傾向にあり、それにともない「教会税」も毎年、減少傾向にある。

使用されている言語は、フィンランド語が93.4%、スウェーデン語が5.9%で、この2つが公用語である。1919年に制定された。サーミ人は、サーミ語を使用し、1970年代にその地位は向上した。1999年の憲法改正により、準公用語と明記された。同時にロマ人その他の少数民族に対する配慮も加えられている。また、ロシア語を母語とするロシアからのいわゆる帰還者は最近増加しつつある。スウェーデン語は、すでにフィンランドに根を下ろしており、少数派とは言え、経済界、産業界で影響力を持ち、政界にも主要政党を持っているため、公用語問題は歴史的な問題であった。これに対しロシア語は1世紀にわたり支配社会の上層部にのみ影響をあたえただけで、庶民に浸透することはなかった。

学校教育ではフィンランド語、スウェーデン語が必修であり、その上で英語やその他言語を学ぶ「三ヶ国語教育」がなされており、ほぼ全国民がトリリンガルである。スウェーデン系国民は幼いころからテレビなどを通じて自然にフィンランド語を習得できるが、フィンランド系国民はスウェーデン語習得機会に乏しく、一部政党から「スウェーデン語教育」に反発がある。フィンランドの大学はすべて国立で、受験戦争はない。しかし、フィンランドの教育水準は世界トップで、教育における「フィンランドモデル」が注目を集めている。とはいえ、まったく競争がないわけではなく、学生は学校での成績によって優劣が評価される。

特徴的な事柄を挙げるとすれば、男女同権思想がある。生産性の低い土地に住んでいたためか、農業時代から女性も男性と同じくらい働き、発言権を持っていたという。フィンランドで普通選挙法が導入されたとき、ヨーロッパ初の女性参政権も当然のように付属していたのはフィンランドならではといえよう。今も女性の社会進出は世界最高レベルであるが、アファーマティヴ・アクション制やクォーター制のようなフェミニズムプログラム無しで達成している。現在、フィンランドの国会議員は定数の三分の一以上に当たる76人の女性議員がいる。しかし、一方で兵役は男子のみの義務であり、女子は一律に免除されており、男性差別構造が存在している。

また、俗説としてフィンランド人は「恥ずかしがりや」であり、サウナの様に集団で集まりやすい場を大切にし、顔を会わせずに会話の出来る電話や携帯電話の普及速度が速かったと言われる。ヨーロッパで「フィンランド人は無口で、話す時は独特の抑揚のない言語で不機嫌そうにしゃべる」というステレオタイプの印象が元になったと考えられる。

[編集] 文化

マリサカ(Mariska), はヒップホップ音楽家
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マリサカ(Mariska), はヒップホップ音楽家

[編集] 音楽

フィンランド人の音楽界での活躍は目覚しく、人口に比しても世界的な音楽家を数多く輩出している。

フィンランドの音楽と言えばジャン・シベリウスが世界的に有名であり、国民的英雄ともなっている。彼以後にもアーッレ・メリカント(1893-1958)、レーヴィ・マデトヤ(1887-1947)が現れ、国際的評価を得た。

その後も、カイヤ・サーリアホマグヌス・リンドベルイなどの作曲家が世界的な評価を得ているし、オペラ作品もエイノユハニ・ラウタヴァーラ、ヨーナス・コッコネン、アウリス・サッリネンなどの逸材が制作、上演に積極的である。21世紀に入っても、人材確保の為に政府が若手作曲家を必要以上に庇護する政策を取っており、やや現在の若手作曲家がこれに甘えているという批判も見られる。

クラシックの指揮者では、レイフ・セーゲルスタム、オスモ・ヴァンスカエサ=ペッカ・サロネン、ユッカ=ペッカ・サラステ、ミッコ・フランク、オペラ歌手のマッティ・サルミネン、ヨルマ・ヒュンニネン、モニカ・グロープ、カリタ・マッティラ、ピアニストのオッリ・ムストネン、バイオリンのクーシスト兄弟などがそうである。

また毎年夏に開催されるサヴォンリンナ・オペラ・フェスティバルは湖上の城で開催されるフィンランド夏の風物詩である。また、フィンランド国立オペラなども世界的評価を得て国内外での活動が活発である。野外コンサートや教会での演奏会が盛んでクフモ室内楽音楽祭、ナーンタリ、トゥルクの各音楽祭などでは、地元の教会や自然に囲まれた場所での演奏が行われている。

クラシック音楽のみならずジャズポップロックなどのポピュラー音楽でもフィンランド人アーティストは世界的に活躍している。ハノイ・ロックスは1980年代に人気を博したし、HIMナイトウィッシュザ・ラスマスロルディチルドレン・オブ・ボドムコルピクラーニといったバンドは欧米のみならず日本にも活躍の場を広げた。特にロックはフィンランドにおいて大きな人気を誇ると同時に非常にレベルも高く、“フィニッシュ・ロック Finnish rock”として国際的な人気や評価は高い。

他にもテクノ・バンドのボムファンクMC、ワールド・ミュージック分野でのヴァルッティナ、アコーディオンのキンモ・ポホヨイネンといったアーティストもヨーロッパでは高い人気を誇る。

最近では、エアギター世界選手権が行われた事も記憶に新しい。

[編集] スポーツ

他のヨーロッパ諸国と同様にサッカーが盛んである。しかしながら、隣国のスウェーデンデンマークに比べると、選手のレベルなどでは見劣りすると言わざるを得ない。野球をサッカー場や陸上競技場でもできるように改良されたペサパッロ(フィンランド野球)は国技である。また北国なのでウィンタースポーツも盛んでスキーではオリンピックなどで多くの選手が活躍。また最近ではスノーボードも人気が出てきた。アイスホッケーNHLにプロ選手を送り出すほどの選手層の厚さを誇る。トリノオリンピックでは歴史的に因縁あるスウェーデンと初の北欧対決を繰り広げ、惜敗。銀メダルを獲得している。 注目すべきはモータースポーツの分野で、F1では、ケケ・ロズベルグミカ・ハッキネンキミ・ライッコネンWRCでは、ユハ・カンクネントミ・マキネン、マーカス・グロンホルムなどの世界チャンピオンを何人も輩出しており、このように速いドライバーの事を「フライング・フィン」と呼ぶほどである。このフライング・フィンは、ドライバーのみならず、陸上競技などでも活躍したフィンランド人を指して言うことも多い。

[編集] 世界遺産

フィンランド国内には、ユネスコ世界遺産リストに登録された文化遺産が5件ある。詳細はフィンランドの世界遺産を参照。

[編集] 祝祭日

日付 日本語表記 フィンランド語表記 備考
1月1日 元日 Uudenvuodenpäivä
1月6日 公現祭 Loppiainen
移動祝祭日 聖金曜日 Pitkäperjantai
移動祝祭日 復活祭 Pääsiäispäivä
移動祝祭日 復活祭後の月曜日 Toinen Pääsiäispäivä
5月1日 メーデー Vappu
移動祝祭日 主の昇天 Helatorstai 復活祭から40日後
移動祝祭日 聖霊降臨祭 Helluntaipäivä 復活祭から50日後
移動祝祭日 夏至前夜祭 Juhannusaatto
移動祝祭日 夏至 Juhannuspäivä
移動祝祭日 諸聖人の日 Pyhäinpäivä
12月6日 独立記念日 Itsenäisyyspäivä
12月24日 クリスマス・イヴ Jouluaatto
12月25日 クリスマス Joulupäivä
12月26日 ボクシング・デー Tapaninpäivä

[編集] 著名なフィンランド人

フィンランド人の一覧スウェーデン系フィンランド人の一覧も参照。行頭の順位付けは、もっとも偉大なフィンランド人ランキングw:Suuret suomalaisetでの順位。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

  • ルミオ (ヘルシンキでの滞在を最高のものにしてくれる人気サイト。)

[編集] フィンランド公式

[編集] 日本公式


北欧理事会/Nordisk Råd/Nordiska rådet

加盟国 : アイスランド | スウェーデン | デンマーク | ノルウェー | フィンランド
準加盟 : オーランド諸島 | グリーンランド | フェロー諸島


このページはウィキプロジェクト 国のテンプレートを使用しています。

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