アクセリ・ガッレン・カッレラ
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アクセリ・ガッレン=カッレラ(Akseli Gallen-Kallela, 1865年4月26日 - 1931年5月7日)は、フィンランドで最も有名な画家の1人。同国の国民的叙事詩「カレワラ」に関連した絵画を数多く描いたことで知られている。また、同国出身の著名な作曲家ジャン・シベリウスと同年の生まれであり、彼同様、スウェーデン系フィンランド人の出自である。
フィンランド西部の湾岸都市ポリに生まれたアクセリは、11才になるとヘルシンキのグラマースクールに進学し、同時にフィンランド芸術教育の絵画教室に学んだ。
1884年から1889年にかけてパリに遊学した後、フィンランドに帰国。民族意識に目覚め、カレワラを題材とした絵画を描き始めた。
[編集] 主な作品
[編集] カレワラ関連
- 『アイノの物語』(The Aino triptych) (1891)
- 『サンポの鍛造』 (Sammon taonta) (1893)
- 『サンポの防衛』(Sammon puolustus) (1896)
- 『レンミンカイネンの母』Lemminkäinen's Mother (Lemminkäisen äiti)(1897)
- 『ヨウカハイネンの復讐』Joukahainen's Revenge (1897)
- 『クッレルヴォの呪い』Kullervo's Curse (Kullervon kirous)(1899)
- 『ワイナミョイネンの旅立ち』 (Väinämöisen lähtö) (1896-1906)
[編集] その他の作品
- 『ケイテレ湖』Lake Keitele(1905) ロンドン国立博物館蔵